JP2004309563A - 湿式現像装置 - Google Patents
湿式現像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004309563A JP2004309563A JP2003099283A JP2003099283A JP2004309563A JP 2004309563 A JP2004309563 A JP 2004309563A JP 2003099283 A JP2003099283 A JP 2003099283A JP 2003099283 A JP2003099283 A JP 2003099283A JP 2004309563 A JP2004309563 A JP 2004309563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- liquid developer
- developing
- developing roller
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】現像ローラ21を収容する現像ケース20内で、かつ現像ローラの下側に現像ローラの下側部が全長にわたって入る現像剤溜り26を設け、この現像剤溜りに液体現像剤4を供給する供給口27を設けると共に、現像剤溜りの周壁に、この現像剤溜りに供給された液体現像剤を現像ケース内に溢れ出すための堰26aを設け、現像剤溜りの供給口に、少なくとも現像に必要な量より多い量の液体現像剤を供給する供給ポンプ29aを接続し、現像ケースの底部に排出口を設けた構成になっている。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、湿式電子写真装置において、液体現像剤を用いて潜像保持体上にトナー像を現像する湿式現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の湿式現像装置は、潜像保持体に接して回転する現像ローラの表面に液体現像剤を供給し、現像ローラの回転に従ってこの現像ローラにて上記潜像保持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像するようになっている。
【0003】
そしてこの現像ローラへの液体現像剤を供給する従来の手段としては例えば特許文献1に示すように図3あるいは図4に示された構成が知られている。
【0004】
図3に示すものは、潜像保持体である感光体ドラム1に転接する現像ローラ2は現像ケース3に収容された液体現像剤4に浸漬されていて、現像ローラ2の回転により、これの表面に付着した液体現像剤が感光体ドラム1の表面に移送されるようになっている。
【0005】
また、図4に示すものは、現像ローラ2を収容する現像ケース5に、先端が現像ローラ2に接触または近接するように傾斜して供給ブレード6を設け、この供給ブレード6の上端から液体現像剤4を流下させて現像ローラ2の表面に液体現像剤4を供給するようにしている。
【0006】
【特許文献】
特開2000−194197
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この種の湿式現像装置にあっては、現像ローラ2による液体現像剤の移送量は、現像ローラ2の回転速度、現像ローラ2と液体現像剤4との接触幅、すなわち現像ローラ2に対する液体現像剤面の高さなどによって決定されるため、液面高さを所定の位置に保持し続けなければならない。
【0008】
しかしながら上記従来の技術の前者にあっては、液体現像剤4は現像ケース5の液面の上方に設けたノズル7から流れ落ちるようにしており、余分の液体現像剤4は現像ケース5の底部に設けた現像剤回収路8よりこれの口径に応じた一定量にわたって回収するようにしているため、上記ノズル7へ液体現像剤4を供給するポンプの脈動や、流れ落ちる際の衝撃などにより現像時に液面が波打つことがあり、これにより、現像ローラ2と液体現像剤4との接触幅が変化し、現像濃度に影響を及ぼしてしまうという問題がある。
【0009】
一方、従来の技術の後者にあっても、上記前者のものと同様に、供給ブレード6を流下する液体現像剤4をポンプにて供給しているため、ポンプの脈動により液体現像剤4の供給量が変化した場合、供給ブレード6を流下する液体現像剤4の流下量が変化して現像ローラ2への液体現像剤4の付着量が変化してしまい、感光体ドラム1側への液体現像剤4の移送量が一定にならず、ポンプの脈動が現像濃度に影響を及ぼしてしまうという問題があった。
【0010】
本発明は上記のことに鑑みなされたもので、液体現像剤を供給するポンプに脈動があっても、現像ローラが浸漬する液体現像剤の液面の高さが変化することがなく、現像ローラからの液体現像剤の移送量を常に一定することができるようにした湿式現像装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る湿式現像装置は、潜像保持体に接して回転する現像ローラの表面に液体現像剤を供給し、現像ローラにて上記潜像保持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する湿式現像装置において、現像ローラを収容する現像ケース内で、かつ現像ローラの下側に現像ローラの下側部が全長にわたって入る現像剤溜りを設け、この現像剤溜りに液体現像剤を供給する供給口を設けると共に、現像剤溜りの周壁に、この現像剤溜りに供給された液体現像剤を現像ケース内に溢れ出すための堰を設け、現像剤溜りの供給口に、少なくとも現像に必要な量より多い量の液体現像剤を供給する供給ポンプを接続し、現像ケースの底部に排出口を設けた構成になっている。
【0012】
【作 用】
現像剤溜りに供給された液体現像剤の余剰分はこれの周壁に設けた堰より現像ケース内に溢れ落ちる。このため現像剤溜り内の液体現像剤の液面は供給ポンプの脈動に影響されることなく常に一定に維持される。従って、この現像剤溜りの液体現像剤に一部全長にわたって浸漬されている現像ローラから潜像保持体表面への液体現像剤の移送が均一に行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は本発明を適用しようとする湿式電子写真装置の一例を示すもので、図中11は用紙12に転接し、かつ用紙12の走行方向に回転する転写ローラ、13はこの転写ローラ11に転接して同一周方向に回転し、これの周面に現像されたトナー像を転写ローラ11に転写する潜像保持体となる感光体ドラムである。この感光体ドラム13は導電性基体の上に有機系もしくはアモルファスシリコン系の感光層を設けた構成になっていて、感光層に光を当てることによりこれの表面に静電潜像が形成されるようになっている。そしてこの感光体ドラム13の周面に、感光体ドラム13に静電位を一様に印加する帯電器14、感光体ドラム13の表面に潜像を形成するための露光器15及びこれを現像するための湿式現像装置16からなる第1・第2の画像形成部17a,17bが感光体ドラム13の回転方向に配置されていて、この両画像形成部17a,17bにて、例えばイエロー、マゼンタ(あるいはシアン、ブラック)等の2色の画像を形成するようになっている。18は感光体ドラム13表面の余分の溶剤を除去する溶剤絞り、19は感光体ドラム上に画像された画像を乾燥する乾燥機である。
【0014】
湿式現像装置16は図2に示すようになっていて、現像ケース20に支持される現像ローラ21と、スクィーズケース22に支持されたスクィーズローラ23を有しており、両ケース20,22は支点24にて図示しないフレーム側に揺動可能に支持されており、各ケース20,22を揺動してその姿勢を調節することにより、各ケース20,22に回転支持される各ローラ21,23の感光体ドラム13に対する対向間隔が調節されるようになっている。25はスクィーズローラ23に先端を当接して設けたドクタブレードである。現像ローラ21はこれの周面において感光体ドラム13と同一方向に回転するようになっており、またスクィーズローラ23は逆方向に回転するようになっている。
【0015】
現像ケース20内で、かつ現像ローラ21の下側に受け皿状の現像剤溜り26が設けてある。この現像剤溜り26は側壁に供給口27が、またこの側壁に溢れ出し堰26aが設けてあり、底壁に流出口28が設けてある。そして供給口27は供給ポンプ29aを介装した供給管路にて現像剤タンク30に接続されている。また流出口28は現像ケース20内に開口されており、現像ケース20の底部には、現像剤タンク30に回収ポンプ29bを介装した排出管路にて接続された排出口31が設けてある。またスクィーズケース22の底部にも上記排出管路を介して現像剤タンク30に接続する排出口32が設けてある。
【0016】
上記現像剤溜り26の供給口27からは、供給ポンプ29aにより現像ローラ21から感光体ドラム13の移送する量と、流出口28からの流出量を加えた量より多い量の液体現像剤4が供給されるようになっており、その余剰の液体現像剤4は現像剤溜り26の溢れ出し堰26aより現像ケース20内に溢れ出るようになっていて、液体現像剤4の液面が一定に保たれるようになっている。そしてこの現像剤溜り26での液体現像剤4の液面はこの中に現像ローラ21の円周方向の一部がこれの全長にわたって所定深さに浸漬する高さになっている。
【0017】
上記構成において、供給ポンプ29aの作動により液体現像剤4が現像剤溜り26へ、これの溢れ出し堰26aから溢れる状態になるように供給され、これの液面は一定に維持されている。そしてこの現像剤溜り26の液体現像剤4は、これに円周方向の一部がこれの全長にわたって浸漬されている現像ローラ21の回転により、これの表面に付着して感光体ドラム13の表面側へ移送される。
【0018】
このとき、現像剤溜り26の液面が水平で、かつ一定に維持されていることにより、回転する現像ローラ21に付着する液体現像剤4の量は一定となり、現像ローラ21による感光体ドラム13への液体現像剤4の移送が安定して行われる。
【0019】
そしてこのときに、現像剤溜り26の溢れ出し堰26aより溢れ出て現像ケース20に溜った液体現像剤4、及びスクィーズケース22に溜った液体現像剤4は回収ポンプ29bにて現像剤タンク30へ回収される。
【0020】
そして供給口27からの液体現像剤4の供給を停止した休止状態での現像剤溜り26の液体現像剤4はこれの底壁に設けられた流出口28から現像ケース20内に流下して現像剤溜り26内に滞留することがない。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、現像ローラへ供給される液体現像剤は現像ケース内に設けた現像剤溜りに、これから溢れ出る状態で供給されることにより液切れがなく、仮に液体現像剤を供給するポンプに脈動があっても、現像ローラが浸漬する液体現像剤の液面の高さが変化することがなく一定に維持することができて現像ローラからの液体現像剤の移送量を常に一定にすることができ、現像ローラの長手方向(幅方向)の濃度変化、ポンプの脈動に伴う濃度変化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用しようとする湿式電子写真装置の概略的な構成説明図である。
【図2】本発明の要部を示す概略的な構成説明図である。
【図3】従来の技術を示す概略的な構成説明図である。
【図4】他の従来の技術を示す概略的な構成説明図である。
【符号の説明】
1,13…感光体ドラム(潜像保持体)、2,21…現像ローラ、3,5,20…現像ケース、4…液体現像剤、6…供給ブレード、7…ノズル、8…現像剤回収路、11…転写ローラ、12…用紙、14…帯電器、15…露光器、16…湿式現像装置、17a,17b…画像形成部、18…溶剤絞り、19…乾燥機、22…スクィーズケース、23…スクィーズローラ、24…支点、25…ドクタブレード、26…現像剤溜り、26a…溢れ出し堰、27…供給口、28…流出口、29a,29b…ポンプ、30…現像剤タンク、31,32…排出口。
Claims (1)
- 潜像保持体に接して回転する現像ローラの表面に液体現像剤を供給し、現像ローラにて上記潜像保持体上に形成された静電潜像をトナー像に現像する湿式現像装置において、
現像ローラを収容する現像ケース内で、かつ現像ローラの下側に現像ローラの下側部が全長にわたって入る現像剤溜りを設け、
この現像剤溜りに液体現像剤を供給する供給口を設けると共に、現像剤溜りの周壁に、この現像剤溜りに供給された液体現像剤を現像ケース内に溢れ出すための堰を設け、
現像剤溜りの供給口に、少なくとも現像に必要な量より多い量の液体現像剤を供給する供給ポンプを接続し、
現像ケースの底部に排出口を設けた
ことを特徴とする湿式現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003099283A JP2004309563A (ja) | 2003-04-02 | 2003-04-02 | 湿式現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003099283A JP2004309563A (ja) | 2003-04-02 | 2003-04-02 | 湿式現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004309563A true JP2004309563A (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=33463800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003099283A Pending JP2004309563A (ja) | 2003-04-02 | 2003-04-02 | 湿式現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004309563A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013222208A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Oce Printing Systems Gmbh | 記録担体を印刷するためのデジタルプリンター |
CN111033390A (zh) * | 2017-10-31 | 2020-04-17 | 惠普深蓝有限责任公司 | 用于电记录打印机的设备 |
-
2003
- 2003-04-02 JP JP2003099283A patent/JP2004309563A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013222208A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Oce Printing Systems Gmbh | 記録担体を印刷するためのデジタルプリンター |
CN111033390A (zh) * | 2017-10-31 | 2020-04-17 | 惠普深蓝有限责任公司 | 用于电记录打印机的设备 |
CN111033390B (zh) * | 2017-10-31 | 2022-08-05 | 惠普深蓝有限责任公司 | 用于电记录打印机的设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009271245A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
KR100561416B1 (ko) | 습식 현상장치 | |
JP5739312B2 (ja) | 転写ローラクリーニング装置、電子写真印刷機 | |
JP2009002998A (ja) | 現像剤濃度調整装置、現像剤濃度調整方法、及び画像形成装置 | |
JP2004309563A (ja) | 湿式現像装置 | |
JP2001117372A (ja) | 湿式画像形成装置および電子写真装置 | |
JP2004279501A (ja) | 液体現像電子写真装置のトナー濃度調整装置およびその制御方法 | |
JP4468913B2 (ja) | 液体現像装置および湿式画像形成装置 | |
KR20030068329A (ko) | 습식 프린터의 감광드럼 클리닝장치 | |
JPH06222677A (ja) | 湿式現像装置 | |
JPH11194622A (ja) | 現像装置 | |
JP3535400B2 (ja) | 電子写真装置 | |
JP3373630B2 (ja) | 現像液供給装置 | |
JP3235888B2 (ja) | 湿式画像形成装置 | |
JP2001092258A (ja) | 湿式電子写真装置 | |
JPH1152738A (ja) | 液体トナー掻き取りブレード | |
JPH0850416A (ja) | 現像装置 | |
JP3056194B1 (ja) | 湿式画像形成装置および印刷装置 | |
JPH11202640A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
KR100440967B1 (ko) | 화상 형성 장치의 잉크 공급 구조체의 작동 방법 | |
KR200186334Y1 (ko) | 화상형성장치의 폐토너 회수장치 | |
JP2000330385A (ja) | 電子写真装置の液体現像装置 | |
JPH06149073A (ja) | 湿式現像装置 | |
JP2005010625A (ja) | 液体現像装置 | |
JP2007041363A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081015 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090325 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090521 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090715 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20091014 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20091020 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20091218 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20100208 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100208 |