JP4468913B2 - 液体現像装置および湿式画像形成装置 - Google Patents

液体現像装置および湿式画像形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、感光体ドラムに、トナー粒子をキャリア液内に分散させた液体トナーを供給して静電潜像を現像する液体現像装置、および、この液体現像装置が備えられた湿式画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、粉体トナーを用いて、感光体ドラムの静電潜像の現像を行うことが主流であるが、トナー粒子をキャリア液内に分散させた液体トナーを用いて静電潜像を現像する液体現像装置が提案されている(たとえば特許文献1)。
この種の液体現像装置として、たとえば、液体トナーを担持させた現像ローラを感光体ドラムの周面に接触させて現像が行うものが知られている。画像安定のため、現像後には、現像ローラ上に残留している液体トナーは回収されるが、現像ローラに供給される液体トナーの大半が消費されず残留するので、回収トナーは廃棄せずに、再度現像に用いることが一般的である。回収トナーは、現像時の蒸発・乾燥のために、現像ローラに供給される液体トナーと比べると高濃度かつ高粘度となっていて、トナー粒子の分散も均一でない。このため、再度現像ローラに与える前にトナー濃度を調整する必要があるが、このとき、回収トナーの濃度を、たとえば光学センサで測定し、この測定値に基づいてキャリア液やトナー粒子の補給を行うものが知られている(特許文献1参照)。
特開2005−10625号公報
しかしながら、上述のように回収槽に回収される液体トナーは高濃度かつ高粘度である。回収トナーのトナー濃度があまりにも高いと、光学センサ等を用いて濃度検出を行っても、安定した検出値を得ることができない。
回収トナーのトナー濃度が適切に検出できないと、その検出値に基づいて調整される再利用の液体トナーの濃度調整が正確に行われず、このために、画像に濃度ムラが生じてしまうおそれがある。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、回収トナーのトナー濃度を良好に測定することができる液体現像装置を提供することを目的とする。
さらに、この発明は、良好な画像を安定的に得ることができる湿式画像形成装置を提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、トナー粒子をキャリア液内に分散した液体トナーを用いて静電潜像を現像する液体現像装置(6)において、感光体ドラム(2)の表面(2a)に接触して、感光体ドラムに液体トナーを供給する液体トナー担持体(17)と、上記液体トナー担持体に供給されるべき液体トナーを貯留する現像槽(4)と、上記液体トナー担持体に現像後に残留する液体トナーを回収するためのトナー回収手段(20,50)と、上記トナー回収手段により回収された回収トナーを貯留することができる回収トナー貯留槽(29,29A)と、予め定めるトナー濃度の新規液体トナーを貯留する新規液体トナー貯留槽(26)と、上記トナー回収手段により回収された回収トナーを上記回収トナー貯留槽に供給するための回収トナー供給手段(28,30)と、上記新規液体トナー貯留槽に貯留される新規液体トナーを、上記回収トナー貯留槽に供給する新規液体トナー供給手段(33,34)と、上記回収トナー貯留槽に貯留される液体トナーのトナー濃度を検出する濃度検出手段(31)とを含み、上記回収トナー貯留槽において、上記回収トナーと上記新規液体トナーとが混合されるようになっており、上記液体現像装置は、上記回収トナー貯留槽に貯留される液体トナーを、上記現像槽に供給する手段(38,39,40)と、上記回収トナー貯留槽に対してキャリア液を供給するキャリア液供給手段(35,36,37)とをさらに含み、上記濃度検出手段により検出される濃度が予め定める濃度になるように、上記回収トナー貯留槽に対して供給されるキャリア液の量が調整されるようになっていることを特徴とする液体現像装置である。
なお、括弧内の数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
請求項2記載の発明は、トナー粒子をキャリア液内に分散した液体トナーを用いて静電潜像を現像する液体現像装置(6)において、感光体ドラム(2)の表面(2a)に接触して、感光体ドラムに液体トナーを供給する液体トナー担持体と(17)、上記液体トナー担持体に供給されるべき液体トナーを貯留する現像槽(14)と、上記液体トナー担持体に現像後に残留する液体トナーを回収するためのトナー回収手段(20,50)と、上記トナー回収手段により回収された回収トナーを、静電潜像の現像に再度用いるために貯留する回収トナー貯留槽(29,29A)と、予め定めるトナー濃度の新規液体トナーを貯留する新規液体トナー貯留槽(26)と、回収トナーと新規液体トナーとを混合する混合槽(44)と、上記新規液体トナー貯留槽に貯留される新規液体トナーを、上記混合槽に供給する新規液体トナー供給手段(48,49)と、上記回収トナー貯留槽に貯留される回収トナーを、上記混合槽に供給する回収トナー供給手段(46,47)と、上記混合槽に貯留される液体トナーのトナー濃度を検出する濃度検出手段(45)と、上記混合槽に貯留される液体トナーを、上記現像槽に供給する手段(24,25)と、上記混合槽に対してキャリア液を供給するキャリア液供給手段(36A,37A)とを含み、上記濃度検出手段により検出される濃度が予め定める濃度になるように、上記混合槽に対して供給されるキャリア液の量が調整されるようになっていることを特徴とする液体現像装置である。
請求項3記載の発明は、感光体ドラムと、この感光体ドラムに液体トナーを供給する請求項1または2記載の液体現像装置と、を含むことを特徴とする湿式画像形成装置である。
請求項1または2記載の発明によれば、回収トナー貯留槽または混合槽において、回収トナーに新規液体トナーを混ぜて、液体トナーのトナー濃度を低下した後に濃度検出が行われるので、回収トナー貯留槽または混合槽に貯留されている液体トナーのトナー濃度を正確に検出することができる。これにより、感光体ドラムに供給する液体トナーを、適切なトナー濃度に保つことができる。
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載の液体現像装置が採用されているから、トナー濃度が常に適正値に保たれた液体トナーが感光体ドラムに与えられ、これにより、良好な画像を安定的に得ることができる湿式画像形成装置を提供することができる。
以下では、図面を参照して、この発明の実施形態を、具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る湿式画像形成装置に備えられる画像形成機構の構成を示す概略図である。
図1を参照して、画像形成機構1は、円筒状の感光体ドラム2と、感光体ドラム2の表面2aを帯電させるための帯電器3と、帯電器3により帯電された感光体ドラム2の表面2aを、作成する画像に対応して露光するための露光器4と、感光体ドラム2の表面2aにトナー粒子をキャリア液内に分散させた液体トナーを供給して、露光により形成された静電潜像を現像する液体現像装置6と、トナー画像が中間転写ベルト10に転写された後の感光体ドラム2の表面2aに残留する液体トナーを除去するためのクリーニング装置7と、トナー画像が転写された後の感光体ドラム2の表面を除電するための除電器8と、を備えている。これら帯電器3、露光器4、液体現像装置6、クリーニング装置7、および除電器8は、感光体ドラム2の回転方向(矢印9で示す方向)に沿って順に配置されている。
画像形成機構1は、さらに、感光体ドラム2の表面2aに現像されたトナー画像が一時的に転写される、無端状の中間転写ベルト10と、中間転写ベルト10を駆動するための駆動ローラ11と、中間転写ベルト10に張力を付与するためのテンションローラ12と、中間転写ベルト10に一時的に転写されたトナー画像を用紙Pに転写するための二次転写ローラ13と、を備えている。
用紙Pは、図1において上向き矢印で示すラインに沿って搬送され、中間転写ベルト10と二次転写ローラ13との間を通る際に、用紙Pの表面にトナー画像が転写される。トナー画像が転写された用紙Pは、図示しない定着装置によって加熱および加圧され、これによって、トナー画像が用紙P上に定着される。
図2は、液体現像装置6の構成を模式的に示す図である。
液体現像装置6は、液体トナーが貯留された現像槽14と、現像槽14から液体トナーを汲み取る汲取りローラ15と、汲取りローラ15の周面と接触して、汲取りローラ15によって汲み取られた液体トナーを現像ローラ17の周面に塗布する塗布ローラ16と、感光体ドラム2の表面2aに接触して、液体トナーを感光体ドラム2の表面2aに供給する液体トナー担持体としての現像ローラ17とを備えている。
汲取りローラ15は、現像槽14内に入り込んで、現像槽14内の液体トナーに浸されている。現像槽14内の液体トナーは表面張力が高く、このため、液体トナーは汲み取りローラ15の回転によって汲み取られ、塗布ローラ16および現像ローラ17を介して、感光体ドラム2の表面2aに与えられる。現像ローラ17には、感光体ドラム2の表面2aに画像を形成した後の現像ローラ17の表面に残留する液体トナーを掻き取るクリーニングブレード20が配置されている。
クリーニングブレード20によって掻き取られた液体トナーは、トナー回収経路(回収トナー供給手段)28を介して接続された回収トナー貯留槽29に回収され、貯留される。この液体現像装置6においては、回収トナー貯留槽29に回収した回収トナー液を再度現像に用いている。なお、30は、トナー回収経路28の途中部に介装された弁(回収トナー供給手段)である。
現像槽14には、新規液体トナー貯留槽26から新規液体トナーが供給される。また、現像槽14には、回収トナー貯留槽29に回収された回収トナーを濃度調整して得られた再利用の液体トナーも供給される。なお、19は、現像槽14に貯留されている液体トナーを攪拌する攪拌羽根であり、23は、現像槽14に貯留されている液体トナーの量が一定量を超えないように監視する液面センサである。
新規液体トナー貯留槽26は、液体現像装置6に着脱可能に装着されたトナーカートリッジ(図示しない)およびキャリア液カートリッジ(図示しない)に接続されており、これらカートリッジから高濃度トナー液およびキャリア液がそれぞれ供給されている。新規液体トナー貯留槽26に貯留されている液体トナーは、そのトナー濃度が予め定める濃度(感光体ドラム2への供給に適した濃度)に保たれていて、新規液体トナーのトナー濃度に偏りがないように攪拌羽根27によって攪拌されている。液体トナー供給経路25にはその途中部に2個の弁24が介装されていて、これらの弁24が開成されると、新規液体トナー貯留槽26の新規液体トナーが液体トナー供給経路25を通って現像槽14に供給される。
次に、回収トナー貯留槽29について説明する。回収トナー貯留槽29に回収される回収トナーは、現像時の蒸発・乾燥のために、現像ローラ17に供給される液体トナーと比べると高濃度かつ高粘度となっている。回収トナー貯留槽29には、貯留されている液体トナーのトナー濃度を検出するための濃度検出機構31、および、液体トナーを攪拌する攪拌羽根32が設けられている。この実施形態では、回収トナー貯留槽29において、回収トナーを貯留するだけでなく、上記回収トナー貯留槽29の回収トナーを再利用できるように、液体トナーのトナー濃度調整も行われている。この実施形態では、回収トナー貯留槽29において再利用の液体トナーのトナー濃度調整が行われるので、別にトナー濃度調整用の槽を設ける場合と比較して、液体現像装置6の小型化を図ることができる。
回収トナー貯留槽29は、新規液体トナー貯留槽26と、連通経路(新規液体トナー供給手段)33を介して接続されている。連通経路33の途中部には弁(新規液体トナー供給手段)34が介装されている。弁34が開成されると、新規液体トナー貯留槽26の新規液体トナーが連通経路33を通って回収トナー貯留槽29に供給される。
回収トナー貯留槽29には、キャリア液供給経路(キャリア液供給手段)35を介して、キャリア液貯留槽36が接続されていて、キャリア液供給経路35の途中部に介装された弁(キャリア液供給手段)37が開成されると、キャリア液貯留槽(キャリア液供給手段)36からキャリア液が供給される。キャリア液の供給量は、濃度検出機構31の検出値に基づいて調整されている。
回収トナー貯留槽29への新規液体トナーの供給は、たとえば装置の電源オン時に行われる。回収トナーが回収されるときには、既に回収トナー貯留槽29に新規液体トナーが貯留されている。回収トナー貯留槽29に回収された回収トナーは、攪拌羽根32の攪拌により回収トナーが新規液体トナーと混ぜられ、回収トナーのトナー濃度が下げられる。回収トナーのトナー濃度が十分に低下した後に濃度検出機構31による濃度検出が行われる。このため、回収トナー貯留槽29に貯留されている液体トナーのトナー濃度が正確に検出される。
また、回収トナーが新規液体トナーと混ぜられることで、液体トナーのトナー粘度が下がり、これにより、回収トナーが後述するリサイクルトナー経路(回収トナー貯留槽に貯留される液体トナーを現像槽に供給する手段)38をスムーズに流通するようになる。
その後、濃度検出機構31の検出値に基づいてキャリア液が供給され、回収トナー貯留槽29内の液体トナーが新規液体トナーと同じ予め定める濃度に設定される。
電源オン時には、回収トナーのトナー濃度を下げるために、新規液体トナーの供給が必要であるが、回収トナー貯留槽29にキャリア液が供給され濃度が一旦所定に保たれた後は、その後も適宜キャリア液が供給されるので、新規液体トナーの供給の必要がない。したがって、新規液体トナーの供給は、装置の電源オン時だけに行われ、その後は行われない。
回収トナー貯留槽29には、液体トナー供給経路25の途中部に介装された弁(回収トナー貯留槽に貯留される液体トナーを現像槽に供給する手段)39に、リサイクルトナー供給経路38を介して接続されている。言い換えれば、リサイクルトナー供給経路38が、液体トナー供給経路25に合流している。リサイクルトナー供給経路38の途中部には弁(回収トナー貯留槽に貯留される液体トナーを現像槽に供給する手段)40が介装されている。この弁40が開成されると、回収トナー貯留槽29の再利用の液体トナーが、リサイクルトナー供給経路38、液体トナー供給経路25を順に通って、現像槽14に供給される。現像槽14に供給された再利用の液体トナーは、再度現像に用いられる。なお、リサイクルトナー供給経路38は、液体トナー供給経路25に合流するものとして説明したが、液体トナー供給経路25と合流せずに、現像槽14に別に接続されていてもよい。
図3は、図2のA−Aに沿う切断面断面図であり、回収トナー貯留槽29の構成を模式的に示す図である。
回収トナー貯留槽29は、有底円筒状の槽本体29Aと、その槽本体29Aから外方に張り出した循環経路である濃度検出用循環経路42とを備えている。この濃度検出用循環経路42には、途中部に、流路が拡張された検出路42Aが備えられていて、その検出路42Aに対向して、たとえば光学センサからなるトナー濃度センサ42Bが配置されている。検出路42Aとトナー濃度センサ42Bとで濃度検出機構31が構成されている。濃度センサ42Bは、検出路42Aの窓部42Cを通して入光した反射光の光量に基づいて、検出路42A内を流通する液体トナーのトナー濃度を検出する。槽本体29Aから張り出した循環経路42内で濃度検出を行うので、回収トナー貯留槽29内の液揺動(攪拌など)の影響を受けにくく、これにより、トナー濃度を正確に検出することができる。
図4は、この発明の他の実施形態に係る液体現像装置の構成概要図である。図4において、図2と同一の構成要素については、同一の番号を付している。
図4の実施形態の特徴は、再利用の液体トナーのトナー濃度を調整する濃度調整槽(混合槽)44を、回収トナー貯留槽29と別に設けた点にある。
濃度調整槽44は連通経路(回収トナー供給手段)46を介して回収トナー貯留槽29と接続されており、連通経路46の途中部に介装された弁(回収トナー供給手段)47が開成されると、回収トナー貯留槽29に貯留されている液体トナー(トナー濃度が下げられた回収トナー)が濃度調整槽44に与えられる。濃度調整槽44には、弁(回収トナー供給手段)37Aを介してキャリア液貯留槽(回収トナー供給手段)36Aが接続されていて、濃度調整槽44にキャリア液が供給される。
また、この濃度調整槽44は、新規液体トナー貯留槽26と連通経路(新規液体トナー供給手段)48を介して接続されている。連通経路48の途中部には弁49が介装されている。この弁(新規液体トナー供給手段)49が開成されると、新規液体トナー貯留槽26の新規液体トナーが現像槽14に与えられる。言い換えれば、新規液体トナー貯留槽26に貯留されている新規液体トナーは、直接現像槽14に与えられず、一旦、濃度調整槽44に与えられる。再利用の液体トナーだけでなく、新規液体トナーも、濃度調整槽44に一旦貯留され、トナー濃度を調整された後、液体トナー供給経路(混合槽に貯留される液体トナーを、現像槽に供給する手段)25を通って現像槽14に与えられる。
濃度調整槽44には、液体トナーのトナー濃度を検出するための濃度センサ4が配置されており、この濃度センサ4の検出値に基づいて、新規液体トナーの供給量やキャリア液の供給量が決定されている。
現像ローラ17から回収される回収トナーの量は、形成する画像によって大きく変化することが考えられるが、この図4の実施形態では、液体トナーのトナー濃度を調整する濃度調整槽44を回収トナー貯留槽29とは別に設けたので、トナー濃度の調整を回収トナーの量に左右されずに行うことができる。
図4の実施形態では、図2の実施形態のように、回収トナー貯留槽29にキャリア液が与えられてはいないので、回収トナー貯留槽29内の液体トナーの濃度を下げるために、新規液体トナー貯留槽26からの新規液体トナーの供給は断続的に行う必要がある。
また、この実施形態では、回収トナー貯留槽29に貯留されている液体トナーの濃度を検出する濃度検出機構31Aが、回収トナー貯留槽29ではなく、出力経路である連通経路46に配置されており、連通経路46内を流通する液体トナーの濃度を検出している。
回収トナー貯留槽29の出力経路である連通経路46に濃度検出機構31Aが配置されているので、回収トナー貯留槽29から濃度調整槽44に供給される液体トナーの濃度が直接検出される。このため、回収トナー貯留槽29から濃度調整槽44への供給量を厳密に調整することができる。
さらに、連通経路46中に濃度検出機構31Aが配置されているので、攪拌などの液揺動の影響を受けることがなく、正確なトナー濃度の検出を行うことができる。このため、図4の実施形態では、図3の濃度検出機構31の濃度検出用循環経路42のように、濃度検出のための経路を別途設ける必要がない。
新規液体トナー貯留槽26は濃度調整槽44に接続されているとして説明したが、濃度調整槽44に接続されずに、直接現像槽14に接続されていてもよい。また、トナー供給経路25に、濃度調整槽44からみて下流側で合流していてもよい。
図5は、この発明のさらに他の実施形態にかかる液体現像装置の要部を示す図である。図5において、図2と同一の構成要素については、同一の番号を付している。この図5の実施形態では、回収トナー貯留槽29Aは、クリーニングブレード20の下端部を覆うように配置されている。クリーニングブレード20の上方には、回転可能な断面楕円形状の掻出し部材50が配置されている。クリーニングブレード20は現像ローラ17の回転方向と順方向に回転しており、現像ローラ17とクリーニングブレード20との接点付近に、断面楕円形の掻出し部材50の頂部が現像ローラ17の周面と接触する。現像ローラ17に残留している液体トナーは流動性が低く、このため、掻出し部材50が液体トナーを直接押し出して、新規液体トナーが貯留されている回収トナー貯留槽29Aに送り込むようにしている。この図5の実施形態では、回収トナー貯留槽29Aを現像ローラ17に近づけて配置し、現像ローラ17上の残留トナーを直接回収するようにしたので、流通性が悪くなっている回収トナーであっても、確実に回収することができる。
この発明は、以上説明した各実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係る湿式画像形成装置に備えられる画像形成機構の構成を示す概略図である。 液体現像装置の構成を模式的に示す図である。 図2のA−Aに沿う切断面断面図であり、回収トナー貯留槽の構成を模式的に示す図である。 この発明の他の実施形態に係る液体現像装置の構成概要図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる液体現像装置の要部を示す図である。
符号の説明
1 湿式画像形成機構
6 液体現像装置
14 現像槽
17 現像ローラ(液体トナー担持体)
20 掻出し部材(トナー回収手段 )
50 掻き出し部材(トナー回収手段)
26 新規液体トナー貯留槽
28 トナー回収経路
29,29A 回収トナー貯留槽
31 濃度検出機構
33 連通経路(新規液体トナー供給手段)
34 弁(新規液体トナー供給手段)
42 濃度検出用循環経路

Claims (3)

  1. トナー粒子をキャリア液内に分散した液体トナーを用いて静電潜像を現像する液体現像装置において、
    感光体ドラムの表面に接触して、感光体ドラムに液体トナーを供給する液体トナー担持体と、
    上記液体トナー担持体に供給されるべき液体トナーを貯留する現像槽と、
    上記液体トナー担持体に現像後に残留する液体トナーを回収するためのトナー回収手段と、
    上記トナー回収手段により回収された回収トナーを貯留することができる回収トナー貯留槽と、
    予め定めるトナー濃度の新規液体トナーを貯留する新規液体トナー貯留槽と、
    上記トナー回収手段により回収された回収トナーを上記回収トナー貯留槽に供給するための回収トナー供給手段と、
    上記新規液体トナー貯留槽に貯留される新規液体トナーを、上記回収トナー貯留槽に供給する新規液体トナー供給手段と、
    上記回収トナー貯留槽に貯留される液体トナーのトナー濃度を検出する濃度検出手段とを含み、
    上記回収トナー貯留槽において、上記回収トナーと上記新規液体トナーとが混合されるようになっており、
    上記液体現像装置は、上記回収トナー貯留槽に貯留される液体トナーを、上記現像槽に供給する手段と、
    上記回収トナー貯留槽に対してキャリア液を供給するキャリア液供給手段とをさらに含み、
    上記濃度検出手段により検出される濃度が予め定める濃度になるように、上記回収トナー貯留槽に対して供給されるキャリア液の量が調整されるようになっていることを特徴とする液体現像装置。
  2. トナー粒子をキャリア液内に分散した液体トナーを用いて静電潜像を現像する液体現像装置において、
    感光体ドラムの表面に接触して、感光体ドラムに液体トナーを供給する液体トナー担持体と、
    上記液体トナー担持体に供給されるべき液体トナーを貯留する現像槽と、
    上記液体トナー担持体に現像後に残留する液体トナーを回収するためのトナー回収手段と、
    上記トナー回収手段により回収された回収トナーを、静電潜像の現像に再度用いるために貯留する回収トナー貯留槽と、
    予め定めるトナー濃度の新規液体トナーを貯留する新規液体トナー貯留槽と、
    回収トナーと新規液体トナーとを混合する混合槽と、
    上記新規液体トナー貯留槽に貯留される新規液体トナーを、上記混合槽に供給する新規液体トナー供給手段と、
    上記回収トナー貯留槽に貯留される回収トナーを、上記混合槽に供給する回収トナー供給手段と、
    上記混合槽に貯留される液体トナーのトナー濃度を検出する濃度検出手段と、
    上記混合槽に貯留される液体トナーを、上記現像槽に供給する手段と、
    上記混合槽に対してキャリア液を供給するキャリア液供給手段とをさらに含み、
    上記濃度検出手段により検出される濃度が予め定める濃度になるように、上記混合槽に対して供給されるキャリア液の量が調整されるようになっていることを特徴とする液体現像装置。
  3. 感光体ドラムと、
    この感光体ドラムに液体トナーを供給する請求項1または2記載の液体現像装置と、を含むことを特徴とする湿式画像形成装置。
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