JP2013219301A - 電極形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲート抵抗の低減、寄生容量増大の回避、および機械強度の向上を同時に実現する微細ゲート電極を簡便に形成する。
【解決手段】SiO2膜3,5,7とSiN膜4,6,8とを交互に堆積した後、等方的なREI、異方的なREI、SiO2とSiNのエッチング選択性の有無を組み合わせて階段状の絶縁膜開口部を形成し、階段状の絶縁膜開口部に電極用金属10を堆積する。これにより、ゲート長の更なる短縮と、ゲート抵抗の低減、寄生容量増大の回避、および機械強度の向上を同時に実現する微細ゲート電極を簡便に形成することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、半導体素子の特性向上に資する電極構造を作製する技術に関する。
ゲート長を100nm以下に縮小したゲート電極の形成方法として、非特許文献1では、半導体上にSiO2絶縁膜を堆積し、露光感度の異なる電子線露光用レジストを三層積層し、ゲート電極の脚部を形成するための露光と、ゲート電極の頭部を形成するための露光を組み合わせることでオーバハング形状のレジストパタン形成を行い、ゲート電極の脚部を形成する役割を有する最下層のレジストをエッチングマスクとして絶縁膜の開口を行った後に当該開口部を介して半導体面へゲート電極用の金属を堆積し、これをリフトオフすることで、良好な埋め込み特性を有するT型の微細ゲート電極を形成し、寄生容量の低減と寄生抵抗の低減を両立してきた。この従来技術においては、最下層のレジスト開口寸法によって、作製される半導体素子のゲート長が決定される。
Tae-Woo Kim, et al., "60 nm Self-Aligned-Gate InGaAs HEMTs with Record High-Frequency Characteristics", TECHNICAL DIGEST, International Electron Devices Meeting (IEDM), 2010, p.696-699
しかしながら、非特許文献1の技術では、3種類の電子線露光用レジストを塗布することが必要となることに加えて、ゲート長を規定することとなる最下層のレジスト開口寸法を所望のものとするために、3種類のレジスト膜厚、2種類の電子線露光量、および3種類のレジスト現像条件の全てを最適化する必要がある。そのため、所望の形状を得るためのプロセス条件の検討に多くの時間とコストがかかるという問題があった。
素子特性に関しては、微細なレジスト開口寸法(=ゲート長)の実現が困難であり、30〜35nm程度の微細化が限界である。さらに、ゲート長の微細化を優先すると、レジスト膜厚に制限が生じ、T型ゲート電極の物理形状(とりわけT型ゲート電極の脚部高さ)の最適化が困難となる。結果として、ゲート抵抗や寄生容量の低減に限界が生じるという問題があった。また、脚部の幅が脚部高さ方向にわたって一定となるために微細化が進むほど電極の機械強度が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ゲート抵抗の低減、寄生容量増大の回避、および機械強度の向上を同時に実現する微細ゲート電極を簡便に形成することを目的とする。
本発明に係る電極形成方法は、半導体基板上にSiO2膜とSiN膜とを交互にそれぞれk回堆積する工程と、最上面となる第kのSiN膜上に開口部を有するレジストを形成する工程と、SiN膜とSiO2膜の双方に対してエッチングを異方的に進行させる第1の条件の反応性イオンエッチングにより、前記開口部の下のSiN膜とSiO2膜を除去する工程と、SiN膜のみ対してエッチングを等方的に進行させる第2の条件の反応性イオンエッチングにより、SiN膜を横方向に除去する工程と、前記第1、第2の条件の反応性イオンエッチングを交互に繰り返して前記半導体基板の表面を露出させ、絶縁膜開口部を形成する工程と、前記絶縁膜開口部に金属を堆積する工程と、を有することを特徴とする。
上記電極形成方法において、第1から第k−1のSiN膜と前記金属との間に空隙を設けるために、前記第2の条件の反応性イオンエッチングのエッチング量を増大させて、第1から第k−1のSiN膜それぞれについて、当該SiN膜それぞれの上に堆積したSiO2膜の開口寸法よりも当該SiN膜の開口寸法が広くなるようにSiN膜を横方向に除去することを特徴とする。
上記電極形成方法において、前記第1の条件の反応性イオンエッチングのエッチングガスにC26もしくはCF4が含まれていることを特徴とする。
上記電極形成方法において、前記第2の条件の反応性イオンエッチングのエッチングガスにSF6が含まれていることを特徴とする。
上記電極形成方法において、前記半導体基板は、ショットキ障壁層上にキャップ層を形成した電界効果型トランジスタ構造を有するものであって、前記絶縁膜開口部を形成した後、当該絶縁膜開口部を介して前記キャップ層をエッチングし、露出した前記ショットキ障壁層上に前記金属を堆積することを特徴とする。
上記電極形成方法において、前記半導体基板は、ショットキ障壁層上にキャップ層を形成した電界効果型トランジスタ構造を有するものであって、SiO2膜とSiN膜を堆積する前に、前記キャップ層をエッチングし、露出した前記ショットキ障壁層上にSiO2膜とSiN膜とを交互にそれぞれk回堆積し、前記絶縁膜開口部を形成した後、露出した前記ショットキ障壁層上に前記金属を堆積することを特徴とする。
上記電極形成方法において、前記絶縁膜開口部において露出した前記ショットキ障壁層に対してエッチングを行って薄層化した後に前記金属を堆積することを特徴とする。
本発明によれば、ゲート抵抗の低減、寄生容量増大の回避、および機械強度の向上を同時に実現する微細ゲート電極を簡便に形成することができる。
実施例1のゲート電極形成方法において、半導体基板に絶縁膜を堆積し、レジストを塗布してゲートパタンを転写する工程を示す図である。 実施例1のゲート電極形成方法において、第1,2のRIEを行う工程を示す図である。 実施例1のゲート電極形成方法において、第3,4のRIEを行う工程を示す図である。 実施例1のゲート電極形成方法において、第5,6のRIEを行う工程を示す図である。 実施例1のゲート電極形成方法において、レジストを除去し、電極用金属を堆積する工程を示す図である。 実施例2のゲート電極形成方法において、半導体基板に絶縁膜を堆積し、レジストを塗布してゲートパタンを転写する工程を示す図である。 実施例2のゲート電極形成方法において、第1,2のRIEを行う工程を示す図である。 実施例2のゲート電極形成方法において、第3,4のRIEを行う工程を示す図である。 実施例2のゲート電極形成方法において、第5,6のRIEを行う工程を示す図である。 実施例2のゲート電極形成方法において、レジストを除去し、電極用金属を堆積する工程を示す図である。
本発明に係るゲート電極形成方法について図面を参照しながら説明する。
〈実施例1〉
図1〜5を用いて実施例1のゲート電極形成方法について説明する。
まず、基板1上にエピタキシャル結晶成長された電界効果型トランジスタ(FET)構造2の上に、スパッタ法あるいはCVD法などにより、SiO2膜3,5,7とSiN膜4,6,8を交互にそれぞれ3回堆積する(図1(a))。SiO2膜3,5,7それぞれの膜厚を例えば10nmとし、SiN膜4,6,8それぞれの膜厚を例えば下から順に20,40,60nmとしておく。
続いて、SiN膜8上にレジスト9を塗布し、フォトリソグラフィ法もしくは電子線描画によりゲートパタンを転写する(図1(b))。このときのパタン寸法がゲート長を規定する。パタン寸法は例えば20nmとしておく。レジスト9に形成されたレジスト開口部9AからはSiN膜8が露出している。
次に、異方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の低い条件の第1の反応性イオンエッチング(RIE)を行い、レジスト開口部9A直下のSiN膜8とSiO2膜7を除去する(図2(a))。第1のRIEは異方性エッチングであるため垂直方向にのみエッチングが進行し、またエッチング選択比が低いためSiN膜8とSiO2膜7の双方においてエッチングが進行する。その結果、SiN膜8とSiO2膜7はレジスト開口寸法と同等の開口寸法で除去される。なお、異方的なエッチングを実現する手段としてC26もしくはCF4を含むエッチングガスを用いる。
続いて、等方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の高い条件の第2のRIEを行い、SiO2膜7のエッチングは進行させず、SiN膜8のみ横方向にエッチングを進行させる(図2(b))。その結果、SiN膜8はレジスト開口寸法よりも広く除去されて、SiN膜8が除去された領域直下のSiO2膜7の上面が露出する。なお、等方的なエッチングを実現する手段としてSF6を含むエッチングガスを用いる。
次に、異方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の低い条件の第3のRIEを行い、レジスト開口部9A直下のSiN膜6とSiO2膜5を除去する(図3(a))。第3のRIEは異方性エッチングであるため垂直方向にのみエッチングが進行し、またエッチング選択比が低いためSiN膜6とSiO2膜5の双方においてエッチングが進行する。その結果、SiN膜6とSiO2膜5はレジスト開口寸法と同等の寸法で除去される。また、SiO2膜7の上面が露出した領域7Aについては、レジスト開口部9A直下ではないものの、上面が露出していることから、異方性エッチングであってもエッチングが進行し、結果として、SiO2膜7の開口寸法はレジスト開口寸法より広くなる。
続いて、等方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の高い条件の第4のRIEを行い、SiO2膜5,7のエッチングは進行させず、SiN膜6,8のみ横方向にエッチングを進行させる(図3(b))。その結果、SiN膜8はさらに広く除去され、SiN膜6もレジスト開口寸法よりも広く除去されて、SiN膜6,8が除去された領域直下のSiO2膜5,7の上面が露出する。
次に、異方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の低い条件の第5のRIEを行い、レジスト開口部9A直下のSiN膜4とSiO2膜3を除去する(図4(a))。第5のRIEは異方性エッチングであるため垂直方向にのみエッチングが進行し、またエッチング選択比が低いためSiN膜4とSiO2膜3の双方においてエッチングが進行する。その結果、SiN膜4とSiO2膜3はレジスト開口寸法と同等の寸法で除去され、FET構造2が露出する。また、SiO2膜7の上面が露出した領域7B、SiO2膜5の上面が露出した領域5Cについては、レジスト開口部9A直下ではないものの、上面が露出していることから、異方性エッチングであってもエッチングが進行し、結果として、SiO2膜7の開口寸法はさらに広がり、SiO2膜5の開口寸法はレジスト開口寸法より広くなる。
続いて、等方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の高い条件の第6のRIEを行い、SiO2膜3,5,7のエッチングは進行させず、SiN膜4,6,8のみ横方向にエッチングを進行させる(図4(b))。その結果、SiN膜6,8はさらに広く除去され、SiN膜4もレジスト開口寸法よりも広く除去されて、SiN膜4,6,8が除去された領域直下のSiO2膜3,5,7の上面が露出する。
条件の異なるRIEを交互に繰り返してFET構造2を露出させるここまでの工程により、SiO2膜、SiN膜が交互に3回堆積された構造に対して、階段状の絶縁膜開口部を得ることができる。
その後、レジスト9を除去し(図5(a))、階段状の絶縁膜開口部に、例えば蒸着法により、電極用金属10を堆積してゲート電極を形成する(図5(b))。
〈実施例2〉
次に、図6〜10を用いて実施例2のゲート電極形成方法について説明する。実施例2は、実施例1とほぼ同様の工程を有するが、SiN膜を横方向にエッチングする際にエッチング時間を調整してSiN膜を横方向にさらに広く除去し、SiN膜上に堆積したSiO2膜の下面を露出させて、ゲート電極とSiN膜との間に空隙を設けることで、ゲート抵抗を増大させることなく、更に寄生容量の低減に資するゲート電極形成方法である。
まず、FET構造2上に、SiO2膜3,5,7とSiN膜4,6,8を交互にそれぞれ3回堆積し(図6(a))、SiN膜8上にレジスト9を塗布してゲートパタンを転写する(図6(b))。
次に、異方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の低い条件の第1のRIEを行って、レジスト開口部9A直下のSiN膜8とSiO2膜7を除去する(図7(a))。
続いて、等方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の高い条件の第2のRIEを行って、SiN膜8のみ横方向にエッチングを進行させる(図7(b))。
次に、異方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の低い条件の第3のRIEを行って、レジスト開口部9A直下のSiN膜6とSiO2膜5を除去する(図8(a))。SiO2膜7の上面が露出した領域7Aはエッチングが進行して開口寸法が広がる。
続いて、等方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の高い条件の第4のRIEを行って、SiN膜6,8のみ横方向にエッチングを進行させる(図8(b))。このとき、実施例2では、エッチング時間を適宜調整してSiN膜6,8のエッチング量を実施例1よりも増大させて、SiN膜6の開口寸法をSiN膜6上に堆積したSiO2膜7の開口寸法よりも広くする。
次に、異方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の低い条件の第5のRIEを行って、レジスト開口部9A直下のSiN膜4とSiO2膜3を除去する(図9(a))。SiO2膜5,7の上面が露出した領域5C,7Bもエッチングが進行して開口寸法が広がる。ただし、領域5C,7Bのうち、レジスト直下からの距離が遠い部分については、到達するエッチング用プラズマの密度が低いため、エッチングは進行しない。
続いて、等方的かつSiNとSiO2のエッチング選択比の高い条件の第6のRIEを行って、SiN膜4,6,8のみ横方向にエッチングを進行させる(図9(b))。このとき、実施例2では、エッチング時間を適宜調整してSiN膜4,6,8のエッチング量を実施例1よりも増大させて、SiN膜4の開口寸法をSiN膜4上に堆積したSiO2膜5の開口寸法よりも広くする。
その後、レジスト9を除去し(図10(a))、階段状の絶縁膜開口部に電極用金属10を堆積してゲート電極を形成する(図10(b))。実施例2では、SiN膜4,6は直上に堆積されるSiO2膜5,7よりも横方向に大きく除去されているので、SiO2膜5,7の下、つまり電極用金属10とSiN膜4,6との間に電極用金属10が堆積されない空隙10Aが生ずる。
以上の工程により、電極用金属10とSiN膜4,6との間に空隙10Aを有する階段状のゲート電極が形成される。
以上、ゲート長を20nmとしたゲート電極形成方法について説明した。発明の効果が得られるゲート長に上限はないが、発明の効果の実際上の有用性を考慮すると、ゲート長100nm程度が発明の効果を得られる上限と言える。ゲート長を短縮するにつれてゲート抵抗は増大することになるから、ゲート長を短縮すればするほど、発明の効果はより顕著になる。本発明の効果の及ぶ範囲という意味においては、ゲート長に下限は特に存在せず、下限は露光技術や、RIEにおけるパタン変換差によって決定される。また、各絶縁膜の厚みについては、ゲート長とのアスペクト比に電極用金属の開口部の埋め込み状況が依存することを勘案すると、可能な限り薄くすることが望ましいが、薄層化はゲート抵抗の低減に寄与する一方で寄生容量の増大を招くことから、想定されるゲート抵抗値と寄生容量値のバランスから膜厚を決定することが素子性能向上の観点から要求される。金属埋め込み技術の許す限り絶縁膜を厚くすることで寄生容量の低減が図れることから、ゲート抵抗に対する要求が緩和される場合は、各絶縁膜は厚い方がよい。
なお、上記の実施例では、RIEに用いるエッチングガスの種類を具体的に示しているが、これに限定するものではなく、上記の実施例で説明したものと同等のRIE特性が得られるガスであればよい。
また、上記の実施例では、SiO2膜とSiN膜4,6,8を交互に3回堆積しているが、これに限定するものではなく、任意の繰り返し数kでSiO2膜とSiN膜4,6,8を交互に堆積するものでもよい。
FET構造2がショットキ障壁層上に形成したキャップ層を有する場合、キャップ層上にSiO2膜とSiN膜を交互に堆積し、階段状の絶縁膜開口部を形成した後、階段状開口部を介してキャップ層をエッチングし、露出したショットキ障壁層上に電極用金属を堆積する。あるいは、キャップ層を適宜除去した後に、ショットキ障壁層上にSiO2膜とSiN膜を交互に堆積し、階段状の絶縁膜開口部を形成した後、露出したショットキ障壁層上に電極用金属を堆積してもよい。
さらに、階段状の絶縁膜開口部から露出したショットキ障壁層に対してエッチングを行って薄層化した後にゲート電極を形成する、いわゆるリセス構造に本発明を適用することもできる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、SiO2膜3,5,7とSiN膜4,6,8とを交互に堆積した後、等方的なREI、異方的なREI、SiO2とSiNのエッチング選択性の有無を組み合わせて階段状の絶縁膜開口部を形成し、階段状の絶縁膜開口部に電極用金属10を堆積することにより、絶縁膜を開口するために塗布するレジスト9は一種単層でよいため、レジスト9そのものの解像限界までの微細なパタン形成が可能となり、さらに、ゲート長を規定することとなるSiO2膜3の開口寸法は、そのレジストパタンにのみ決定されることから、堆積する各絶縁膜の膜厚の設計自由度が向上し、露光寸法と独立に絶縁膜の膜厚を決定できる。すなわち、ゲート電極の物理形状の設計自由度が向上する。その結果、ゲート抵抗の低減、寄生容量増大の回避、および機械強度の向上を同時に実現することができる。
また従来技術と比較して、レジスト9は一種単層であり、従来技術によるゲート電極形成では必要不可欠なオーバハングのような複雑なレジスト形状を形成する必要がないため、プロセス条件検討の時間とコスト短縮にも資する。素子作製時の露光時間も短縮できる。
1…基板
2…FET構造
3,5,7…SiO2
4,6,8…SiN膜
9…レジスト
10…電極用金属

Claims (7)

  1. 半導体基板上にSiO2膜とSiN膜とを交互にそれぞれk回堆積する工程と、
    最上面となる第kのSiN膜上に開口部を有するレジストを形成する工程と、
    SiN膜とSiO2膜の双方に対してエッチングを異方的に進行させる第1の条件の反応性イオンエッチングにより、前記開口部の下のSiN膜とSiO2膜を除去する工程と、
    SiN膜のみ対してエッチングを等方的に進行させる第2の条件の反応性イオンエッチングにより、SiN膜を横方向に除去する工程と、
    前記第1、第2の条件の反応性イオンエッチングを交互に繰り返して前記半導体基板の表面を露出させ、絶縁膜開口部を形成する工程と、
    前記絶縁膜開口部に金属を堆積する工程と、
    を有することを特徴とする電極形成方法。
  2. 第1から第k−1のSiN膜と前記金属との間に空隙を設けるために、前記第2の条件の反応性イオンエッチングのエッチング量を増大させて、第1から第k−1のSiN膜それぞれについて、当該SiN膜それぞれの上に堆積したSiO2膜の開口寸法よりも当該SiN膜の開口寸法が広くなるようにSiN膜を横方向に除去することを特徴とする請求項1記載の電極形成方法。
  3. 前記第1の条件の反応性イオンエッチングのエッチングガスにC26もしくはCF4が含まれていることを特徴とする請求項1又は2記載の電極形成方法。
  4. 前記第2の条件の反応性イオンエッチングのエッチングガスにSF6が含まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電極形成方法。
  5. 前記半導体基板は、ショットキ障壁層上にキャップ層を形成した電界効果型トランジスタ構造を有するものであって、
    前記絶縁膜開口部を形成した後、当該絶縁膜開口部を介して前記キャップ層をエッチングし、露出した前記ショットキ障壁層上に前記金属を堆積することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電極形成方法。
  6. 前記半導体基板は、ショットキ障壁層上にキャップ層を形成した電界効果型トランジスタ構造を有するものであって、
    SiO2膜とSiN膜を堆積する前に、前記キャップ層をエッチングし、露出した前記ショットキ障壁層上にSiO2膜とSiN膜とを交互にそれぞれk回堆積し、
    前記絶縁膜開口部を形成した後、露出した前記ショットキ障壁層上に前記金属を堆積することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電極形成方法。
  7. 前記絶縁膜開口部において露出した前記ショットキ障壁層に対してエッチングを行って薄層化した後に前記金属を堆積することを特徴とする請求項5又は6記載の電極形成方法。
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