JP2013218865A - 誘導加熱式炊飯器 - Google Patents
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Abstract
【課題】加熱コイルに高周波電力を供給して内鍋を誘導加熱制御する誘導加熱式炊飯器における雑音端子電圧を抑制する。
【解決手段】炊飯器と商用電源とを接続する電源入力部60と、加熱コイル50に高周波電力を供給して内鍋30を誘導加熱制御する制御部70とを接続配線する接続配線部80を少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成する。これによって、制御部と電源入力部間に少なくとも2つの略閉区間が形成される。隣接する略閉区間では加熱コイルによりもたらされる磁束変化による誘導起電力が互いに逆位相となり打ち消しあうため、加熱コイルにより発生する磁束変化により生じていた接続配線部での高周波雑音を低下させることができ、このことにより炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧の増加を抑制することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】炊飯器と商用電源とを接続する電源入力部60と、加熱コイル50に高周波電力を供給して内鍋30を誘導加熱制御する制御部70とを接続配線する接続配線部80を少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成する。これによって、制御部と電源入力部間に少なくとも2つの略閉区間が形成される。隣接する略閉区間では加熱コイルによりもたらされる磁束変化による誘導起電力が互いに逆位相となり打ち消しあうため、加熱コイルにより発生する磁束変化により生じていた接続配線部での高周波雑音を低下させることができ、このことにより炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧の増加を抑制することが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、一般家庭などで利用される加熱コイルに高周波電力を供給して内鍋を誘導加熱する誘導加熱式炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は図2に示すように構成していた(例えば、特許文献1参照)。
以下、その構成について説明する。
図2は、特許文献1に記載された従来の誘導加熱式炊飯器の前後方向要部断面図を示すものである。図2に示すように、上面が開口した炊飯器本体10と、炊飯器本体10の上面開口部を開閉自在に覆う蓋20と、炊飯器本体10内に着脱自在に収納される内鍋30と、炊飯器本体10内の内鍋30を収納する保護枠40と、保護枠40の底部に設置し内鍋30の底面および側面下部に沿うよう形成した加熱コイル50と、炊飯器本体10後方に配置され炊飯器と商用電源とを接続する電源入力部60と、炊飯器本体10前方に配置され加熱コイル50に高周波電力を供給して内鍋30を誘導加熱制御する制御部70と、電源入力部60と制御部70間を接続配線する接続配線部90とを備えており、磁束を通す金属を複数用いた積層体で構成されている内鍋30は加熱コイル50と電磁気的に結合しており、加熱コイル50に高周波電流が流れることで加熱コイル50に磁束が発生し、この磁束が内鍋30の金属を通過することで内鍋30に高周波電流が流れ、内鍋30は自身のもつ抵抗により発熱する。
しかしながら、このような従来の構成では、加熱コイル50で発生させる磁束が接続配線部90とも交差するため、加熱コイル50で発生させる磁束変化により接続配線部90で誘導起電力が発生し、この誘導起電力により接続配線部90で高周波雑音が発生してしまう。このことにより炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧が増加していた。
本発明は、上記課題を解決するもので、加熱コイルに高周波電力を供給して内鍋を誘導加熱制御する誘導加熱式炊飯器における雑音端子電圧を抑制することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、炊飯器と商用電源とを接続する電源入力部と、加熱コイルに高周波電力を供給して内鍋を誘導加熱制御する制御部とを接続配線する接続配線部を少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成したものである。
これによって、制御部と電源入力部間に少なくとも2つの略閉区間が形成される。隣接する略閉区間では加熱コイルによりもたらされる磁束変化による誘導起電力が互いに逆位相となり打ち消しあうため、加熱コイルにより発生する磁束変化により生じていた接続配線部での高周波雑音を低下させることができ、このことにより炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧の増加を抑制することが可能となる。
本発明の誘導加熱式炊飯器は、商用電源へ流出する高周波雑音を抑制することができるので雑音端子電圧を下げることが可能となる。
第1の発明は、上面が開口した炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される内鍋と、前記炊飯器本体内の前記内鍋を収納する保護枠と、前記保護枠の底部に設置し前記内鍋の底面および側面下部に沿うよう形成した加熱コイルと、商用電源に接続される電源入力部と、前記加熱コイルに高周波電力を供給して前記内鍋を誘導加熱制御する制御部と、前記電源入力部と前記制御部間を接続配線する接続配線部とを備え、前記接続配線部は少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成することにより、前記加熱コイルによる磁束変化で前記接続配線部に発生する高周波雑音を低下させることができ、炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧の増加を抑制することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、制御部が前記炊飯器本体前方に配置され、前記電源入力部が前記炊飯器本体後方に配置されるものである。
これによって、加熱コイルによる磁束変化で接続配線部に発生する高周波雑音を低下させることができることに加え、高周波雑音が、商用電源に接続される電源入力部に与える影響を抑制することができ、炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧の増加をさらに抑制することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明において、前記接続配線部の一部が前記加熱コイル近傍に配置されるものである。
これによって、制御部と電源入力部間に少なくとも2つの略閉区間が形成されており、隣接する略閉区間においては、加熱コイルから発生する磁束変化による誘導起電力は互いに逆位相となり打ち消しあうので、狭い空間での制御部と電源入力部間の配線を可能とすることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、加熱コイル近傍に配置される接続配線部の区間で少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成されるものである。
これによって、隣接する略閉区間においては加熱コイルから発生する磁束変化による誘導起電力は互いに逆位相となり打ち消しあうので、接続配線部の配線を簡素な構成とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における誘導加熱式炊飯器の前後方向要部断面図を示すものである。図1において、炊飯器本体10の上面には開口部があり、蓋20は炊飯器本体10の開口部を開閉自在に覆うものである。炊飯器本体10内には、ステンレス、鉄などの磁束を通す金属を複数用いた積層体で構成されている内鍋30を収納する保護枠40があり、この保護枠40の底部には内鍋30の底面および側面下部に沿うよう形成した加熱コイル50が設置されている。
図1は、本発明の実施の形態における誘導加熱式炊飯器の前後方向要部断面図を示すものである。図1において、炊飯器本体10の上面には開口部があり、蓋20は炊飯器本体10の開口部を開閉自在に覆うものである。炊飯器本体10内には、ステンレス、鉄などの磁束を通す金属を複数用いた積層体で構成されている内鍋30を収納する保護枠40があり、この保護枠40の底部には内鍋30の底面および側面下部に沿うよう形成した加熱コイル50が設置されている。
炊飯器本体10後方には炊飯器と商用電源とを接続する電源入力部60(例えばコードリールなど)が配置されている。一方、炊飯器本体10前方には加熱コイル50に高周波電力を供給して内鍋30を誘導加熱制御する制御部70が配置されている。
接続配線部80は電源入力部60と制御部70間を接続配線するもので、接続配線部80の一部区間は加熱コイル50近傍に配置されるとともに少なくとも加熱コイル50近傍に配置される区間において1回以上交差させてなるツイストペア線により構成されるものである。
内鍋30と加熱コイル50とは電磁気的に結合しており、加熱コイル50に高周波電流が流れることで加熱コイル50に磁束が発生し、この磁束が内鍋30の金属を通過することで内鍋30に高周波電流が流れ、内鍋30は自身のもつ抵抗により発熱し、内鍋30内の調理物(図示しない)を加熱調理する。調理物は、炊飯前の米と水又は炊き上がったご飯等である。
以上のように構成された誘導加熱式炊飯器について、以下その動作、作用を説明する。
誘導加熱式炊飯器では加熱コイル50に高周波電流を流すことで生じる磁束変化により、加熱コイル50と電磁気的に結合している内鍋30に高周波電流が流れ、内鍋30はこの高周波電流と自身がもつ抵抗により発熱する。
接続配線部80を含む加熱コイル50周辺部品も加熱コイル50とは電磁気的に結合しているため、加熱コイル50に高周波電流が流れることで生じる磁束変化による影響を受ける。接続配線部80は少なくとも加熱コイル50近傍に配置される区間において1回以上交差させてなるツイストペア線により、制御部と電源入力部間に少なくとも2つの略閉区間が形成されており、隣接する略閉区間においては加熱コイル50から発生する磁束変化による誘導起電力は互いに逆位相となり打ち消しあうように作用する。このため加熱コイル50から発生する磁束変化により生じていた接続配線部80での高周波雑音を低下させることができ、炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧の増加を抑制することが可能となる。
また、制御部が炊飯器本体前方に配置され、電源入力部が前記炊飯器本体後方に配置されれている。これによって、加熱コイルによる磁束変化で接続配線部に発生する高周波雑音を低下させることができることに加え、高周波雑音が直接に商用電源に接続される電源入力部に与える影響を抑制することができ、炊飯器から商用電源へ流出する雑音端子電圧の増加をさらに抑制することができる。
また、接続配線部の一部が前記加熱コイル近傍に配置されている。これによって、制御部と電源入力部間に少なくとも2つの略閉区間が形成されるので、隣接する略閉区間においては加熱コイル50から発生する磁束変化による誘導起電力は互いに逆位相となり打ち消しあうので、狭い空間での制御部と電源入力部間の配線を可能とすることができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、加熱コイル近傍に配置される接続配線部の区間で少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成されている。
これによって、隣接する略閉区間においては加熱コイルから発生する磁束変化による誘導起電力は互いに逆位相となり打ち消しあうので、接続配線部の配線を簡素な構成とすることができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱式炊飯器は、加熱コイルで発生させる磁束変化により商用電源へ流出する高周波雑音の抑制が可能となるので、誘導加熱を用いた他の熱利用機器にも適用できる。
10 炊飯器本体
20 蓋
30 内鍋
40 保護枠
50 加熱コイル
60 電源入力部
65 電源入力接続部
70 制御部
75 制御接続部
80、90 接続配線部
20 蓋
30 内鍋
40 保護枠
50 加熱コイル
60 電源入力部
65 電源入力接続部
70 制御部
75 制御接続部
80、90 接続配線部
Claims (4)
- 上面が開口した炊飯器本体と、前記炊飯器本体の上面開口部を開閉自在に覆う蓋と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される内鍋と、前記炊飯器本体内の前記内鍋を収納する保護枠と、前記保護枠の底部に設置し前記内鍋の底面および側面下部に沿うよう形成した加熱コイルと、商用電源に接続される電源入力部と、前記加熱コイルに高周波電力を供給して前記内鍋を誘導加熱制御する制御部と、前記電源入力部と前記制御部間を接続配線する接続配線部とを備え、前記接続配線部は少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成される炊飯器。
- 前記制御部が前記炊飯器本体前方に配置され、前記電源入力部が前記炊飯器本体後方に配置される請求項1に記載の炊飯器。
- 前記接続配線部の一部が前記加熱コイル近傍に配置される請求項2に記載の炊飯器。
- 前記加熱コイル近傍に配置される前記接続配線部の区間で少なくとも1回は交差させてなるツイストペア線により構成される請求項3に記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012088252A JP2013218865A (ja) | 2012-04-09 | 2012-04-09 | 誘導加熱式炊飯器 |
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Publications (1)
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Family
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JP2012088252A Pending JP2013218865A (ja) | 2012-04-09 | 2012-04-09 | 誘導加熱式炊飯器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105867450A (zh) * | 2016-04-12 | 2016-08-17 | 广东美的厨房电器制造有限公司 | 烹饪设备及其控制方法 |
CN109090980A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种接线端子安装结构及烹饪器具 |
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2012
- 2012-04-09 JP JP2012088252A patent/JP2013218865A/ja active Pending
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CN109090980A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-12-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种接线端子安装结构及烹饪器具 |
CN109090980B (zh) * | 2018-08-09 | 2021-02-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种接线端子安装结构及烹饪器具 |
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