JP2013218148A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体の表面の同一位置の特定を待たずに画像濃度検知を先行して開始することでダウンタイムを削減する。
【解決手段】1周目の位置特定用下地サンプリングの開始後、濃度調整制御用の下地サンプリングを開始し、その後、濃度調整用パターン203を形成し、さらに2周目の位置特定用下地サンプリングを開始する。CPU1201は、中間転写ベルト200の表面の第1の基準点P1とそれより後の周回における第2の基準点P2とを回転方向における同一位置として特定し、濃度調整用下地サンプリングのデータのうち第1の基準点P1から時間T経過後からの1000データ分を、濃度調整用パッチサンプリングのデータと対応付け、その結果に基づいて画像の濃度を制御する。1周目の濃度調整制御用の下地サンプリングは基準点P1、P2を同一位置として特定する前に開始する。
【選択図】図9

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置において画像の濃度を制御する技術に関する。
従来、独立した像担持体を持つカラー画像形成装置では、正確な色再現性や色味安定性を実現するため、自動で画像濃度を制御する機能を有していることが一般的となっている。
画像濃度制御では一般に、回転体である中間転写体上に作像条件を変えながら複数の測定用画像(パッチ)を形成する。そして、これを画像形成装置内に設けられた画像濃度検知器で検知して、検知結果に基づきトナー付着量を算出し、算出結果を基に最適な作像条件を決定する。
また、複数種類の作像条件に対してそれぞれの最適値を求めるため、複数種類の画像濃度制御を実行することも一般的に行われている。ここで作像条件の種類としては、帯電電圧、露光強度及び現像電圧等の条件や、ハーフトーン画像を形成する際のホスト側からの入力信号を出力画像データへ変換する際のルックアップテーブル設定等がある。使用する環境の変化や各種消耗品の使用履歴などにより色味は変動するため、常に色味を安定させるために、定期的にこの画像濃度制御を実行する必要がある。
光学式画像濃度検知器における検知原理は、発光素子から照射された光に対するパッチや中間転写体自体からの反射光を受光素子で取得し、その結果を基に、当該パッチのトナー付着量を演算するというものである。実際のトナー付着量への換算は、中間転写体上にパッチがある時の受光素子の出力と中間転写体上にパッチがない時の受光素子の出力との関係を基に実行される。これはパッチからの反射光が、トナー付着量のみでなく中間転写体表面の反射率の影響も受けてしまうためである。
中間転写体表面の反射率は、中間転写体の表面の位置によって異なる。よって、精度よくトナー付着量を演算するためには、中間転写体上の同一の位置で、パッチがある場合及びパッチがない場合の出力を取得する必要がある。そこで一般的には、パッチが無い時の受光素子の下地出力VBを特定の位置で取得した後、中間転写体を少なくとも1周させ、同一の位置にパッチを作成して、受光素子のパッチ出力VPを取得する。下地出力VBは、中間転写体の下地からの反射光に対応し、パッチ出力VPはパッチからの反射光に対応している。
なお、中間転写体における同一の位置を特定するには、基準となるマークを設けてこれを検出する方法と、中間転写体の周長を検知する方法とがある。中間転写体の周長を検知する方法では、周長を中間転写体の周速度(プロセススピード)で除算することで、中間転写体上の特定位置が一周するのに要する時間を得られる。そのため、回転中にこの時間をカウントして、再び同一の位置がくるタイミングを特定する。
中間転写体上の同一位置を検出する場合、中間転写体の周長部品のバラツキ、画像形成装置の雰囲気環境などにより周長が変化してしまうことが課題となる。即ち、周長を固定値として取り扱えば、位置の特定に誤差が生じてしまう。そこで位置の誤差が許容範囲内となるよう、基準となるマークもしくは周長に関わる情報を定期的に測定する必要がある。
特許文献1によれば、光学式濃度検知器を用いて、中間転写体を回転させながら中間転写体表面からの反射光を検知して波形データを取得する。そして、1周目に検知した波形データと2周目に検知した波形データをマッチングさせることで、同一の位置を特定して周長に関わる情報を算出している。
特開2010−9018号公報
しかしながら、従来技術においては、周長検知直後に濃度調整制御を実行する場合、周長検知において波形データを取得するために少なくとも1周以上、中間転写体を回転させる必要がある。さらにその後、画像濃度検知として、パッチがある場合とパッチが無い場合の出力を得るためにさらに少なくとも1周以上、中間転写体を回転させる必要があった。即ち、少なくとも中間転写体を2周以上回転させるだけの時間がかかってしまうという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転体の表面の同一位置の特定を待たずに画像濃度検知を先行して開始することでダウンタイムを削減することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、像形成に使用されるかまたは記録材を担持する回転体と、前記回転体の表面からの光を検出する検出手段と、前記回転体の表面に測定用画像を形成する形成手段と、前記検出手段による検出に基づき取得される前記回転体の表面についての第1波形データと、前記第1波形データの取得の際に検出対象とされた前記回転体の表面の少なくとも一部を検出対象にして前記検出手段による検出に基づき取得される第2波形データとをマッチングすることで、前記回転体の表面の第1の基準点と該第1の基準点より後の周回における第2の基準点とを、前記回転体の回転方向における同一位置として特定する特定手段と、前記第1の基準点及び前記第2の基準点を基準として、前記形成手段により形成される前記測定用画像の形成範囲に対応する前記回転体の表面における下地の前記検出手段による検出結果と前記測定用画像の前記検出手段による検出結果とを対応付け、その対応付けの結果に基づいて画像の濃度を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記測定用画像の形成範囲に対応する前記回転体の表面における下地の前記検出手段による検出結果の取得を、前記特定手段による前記同一位置としての特定の実行中に開始することを特徴とする。
本発明によれば、回転体の表面の同一位置の特定を待たずに画像濃度検知を先行して開始することでダウンタイムを削減することができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。 中間転写ベルト及び関連構成要素を下方からみた斜視図である。 フォトセンサの一例を示す図である。 中間転写ベルト上の複数の位置における下地出力の変動とパッチ出力の変動とを例示した図である。 2つの波形データについて、各サンプリングポイントとセンサ出力値との関係の一例を示す図である。 センサ出力とサンプリングポイントとの関係、ずらし量と積算値との関係を示す図である。 中間転写ベルト上の検知範囲を時系列的に示した図である。 周長が最も短くなった場合と長くなった場合とについて、1周目と2周目の検知タイミングの関係を示す図である。 位置特定のための検知と濃度調整のための検知を実行する場合のサンプリングタイミングの従来例と本実施の形態の例を示す図である。 第1、第2の基準点を一致させて1周目及び2周目の検知範囲を示す図である。 濃度調整用パッチサンプリングのタイミングの例を示す図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 濃度調整制御のフローチャートである。 濃度調整制御の図13の続きのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の構成を示す断面図である。
この画像形成装置は、複数の画像形成部を並列に配した電子写真方式のカラー画像形成装置である。
この電子写真カラー画像形成装置は、画像読取部1Rと画像出力部1Pとで構成される。画像読取部1Rは、原稿画像を光学的に読み取り、電気信号に変換して画像出力部1Pに送信する。画像出力部1Pは、複数(本実施の形態では4つ)並設された画像形成手段としての画像形成部10(10a〜10d)と、給紙ユニット20と、回転体としての中間転写ベルト200と、定着ユニット40と、クリーニングユニット50、70とを有する。画像出力部1Pはさらに、検出手段としてのフォトセンサ60を有すると共に、特定手段及び制御手段としての制御ユニット80を有する。
画像形成部10は次に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a〜11dがその中心で回転自在に軸支され、矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向に一次帯電器12a〜12d、レーザスキャナユニット13a〜13d、現像装置14a〜14d、クリーニング装置15a〜15d、及び折り返しミラー16a〜16dが配置されている。
一次帯電器12a〜12dは各々、感光ドラム11a〜11dの各表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いでレーザスキャナユニット13a〜13dにより、画像読取部1Rからの記録画像信号に応じて変調されたレーザビームなどの光線を折り返しミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に露光させる。これによって、感光ドラム11a〜11dの表面に静電潜像を形成する。
次に、上記形成した静電潜像に現像装置14a〜14dによって現像剤を付着させて可視像を形成する。形成された可視像は、給紙ユニット20を介して感光ドラム11a〜11dに供給された転写材Pに中間転写ベルト200によって転写される。その後、転写材Pは定着ユニット40に搬送され、加熱及び加圧されて可視像が定着される。可視像が定着された転写材Pは装置外部に排出され、画像形成が終了する。
フォトセンサ60は、中間転写ベルト200上に形成される測定用画像である濃度調整用パターン203(図2で後述)を検出するべく、中間転写ベルト200の上方に配置されている。フォトセンサ60は、中間転写ベルト200の回転方向における同一位置の特定(後述する第1の基準点P1と次の周回における第2の基準点P2とを同一位置として特定すること)及び濃度検知を行う。
中間転写ベルト200は、テンションローラ33、駆動ローラ32、及び対向ローラ34に掛け渡して支持される。中間転写ベルト200は、各感光ドラム11と接触しながら、駆動ローラ32に駆動されて所定のプロセススピードで矢印B方向に回転する。
図2は、中間転写ベルト200及び関連構成要素を下方からみた斜視図である。
中間転写ベルト200に光を照射し、中間転写ベルト200の表面(下地)、もしくは感光ドラム11によって中間転写ベルト200上に形成した濃度調整用パターン203からの反射光をフォトセンサ60が検出する。それによって、中間転写ベルト200上の同一位置の特定や濃度情報の取得を行う。
図3は、フォトセンサ60の一例を示す図である。フォトセンサ60は、LEDなどの発光素子301、フォトダイオード等の2つの受光素子302、303及びホルダーを備えている。発光素子301は、例えば、中間転写ベルト200上の濃度調整用パターン203(以下、単に「パッチ」とも略記する)や下地に赤外光(波長950nm)を照射する。受光素子302、303は、そこからの反射光量を測定する。
パッチや下地からの反射光には正反射成分と乱反射成分が含まれている。受光素子302は、正反射成分と乱反射成分の両方を検出し、受光素子303は、乱反射成分のみを検出する。中間転写ベルト200上にトナーが付着すると、トナーによって光が遮断されるため、正反射光は減少し、受光素子302の出力は低下する。
一方、本実施の形態で使用した950nmの赤外光を、黒トナーは吸収し、イエロー、マゼンタ、シアンのトナーは乱反射させる。よって、中間転写ベルト200上のトナー付着量が増大すると、イエロー、マゼンタ、シアンに関しては、受光素子303の出力が大きくなる。受光素子302も、トナー付着量が増大したことによる影響を受ける。即ち、イエロー、マゼンタ、シアンに関しては、トナーで中間転写ベルト200を完全に遮断したとしても、受光素子302の出力は0にはならない。
本実施の形態において、発光素子301の照射角度を15°、受光素子302の受光角度を15°、受光素子303の受光角度を45°に設定してある。これらの角度は、中間転写ベルト200の垂線と光軸とのなす角度である。なお、受光素子302のアパーチャ径(aperture diameter)は、受光素子303のアパーチャ径よりも小さくしてある。これは、乱反射成分の影響をできるだけ小さくするためである。例えば、発光素子301のアパーチャ径は0.7mm、受光素子302のアパーチャ径は、1.5mm、受光素子303のアパーチャ径は、2.9mmである。
以下に画像の濃度調整制御について説明する。
濃度調整制御は、常に正確な色再現性が得られるようにするため、非画像形成状態において、作像条件を変えながら複数のパッチ(トナー像)である濃度調整用パターン203を試験的に形成し、それらの濃度をフォトセンサ60で検知することで行う。なお、ここでの非画像形成状態とは、通常のユーザの要求による画像形成をしていない状態を指す。画像濃度の変動や色再現性の変化は、消耗品の交換、環境の変化(温度、湿度、装置の劣化など)、印刷枚数等の諸条件によって、各ユニットや記録材の電気特性やトナーに対する付着力が変化することで顕在化する。そのため、所定のタイミングで濃度調整制御が必要となる。画像濃度に影響を与える因子としては、帯電バイアス、現像バイアス、露光強度、ルックアップテーブル等があり、濃度調整制御では、フォトセンサ60の検知結果を基にこれらの因子の一部を補正することで画像形成条件を調整する。本実施の形態では、一例としてルックアップテーブルの補正により画像形成条件を調整する例を説明する。濃度調整制御の具体的な動作については後述する。
中間転写ベルト200上の同一位置の特定が必要な理由について図4を用いて説明する。図4は、中間転写ベルト200上の複数の位置における下地出力の変動とパッチ出力の変動とを例示した図である。
各パッチは、同一のハーフトーン濃度で形成されたトナー像である。下地出力は、中間転写ベルト200にパッチが形成されていないときに受光素子302によって検出された反射光の光量である。また、パッチ出力は、中間転写ベルト200に形成されたパッチについて受光素子302によって検出された反射光の光量である。図4に示すように受光素子302の出力は、中間転写ベルト200の表面反射率の影響を受ける。そのため、同一の濃度でパッチを形成したにもかかわらず、場所によってパッチ出力の値が異なっている。受光素子303に関しても同様である。
中間転写ベルト200の下地の反射率の影響を受けた状態で画像濃度制御を実行すると、印刷したハーフトーンの濃度データと受光素子302、303の出力との相関が小さくなる。よって、濃度調整制御の精度が低下してしまう。中間転写ベルト200の表面の反射率の影響をキャンセルするには、中間転写ベルト200における同一の位置でのトナーの有り無しに対応した受光素子302、303の反射光を測定する必要がある。
一方で、中間転写ベルト200は、製造公差、環境や通紙耐久(装置の長時間稼動)により周長が変動してしまう。中間転写ベルト200の同一位置でトナー有り無しのそれぞれに対応した反射光を測定するためには、中間転写ベルト200の同一位置を正確に特定する必要がある。
中間転写ベルト200の同一位置の特定方法の一例について図5を用いて説明する。同一位置の特定は、中間転写ベルト200を回転駆動させた時のフォトセンサ60の出力をサンプリングして行う。すなわち、中間転写ベルト200の1周目の波形プロファイルの一部(第1波形データ)とそれより後の周回(例えば次の周回である2周目)の波形プロファイルの一部(第1波形データ)の2つの波形データのパターンをマッチングさせることで行う。図5(a)〜(c)は、2つの波形データについて、各サンプリングポイントとセンサ出力値との関係の一例を示す図である。
波形データのマッチング判断は、1周目の波形データ(第1波形データ)を基準とし、2周目の波形データ(第2波形データ)のサンプリングポイントをずらしながら繰り返し行う。このずらし量をXとすると、図5(a)、(c)に示すように、X=0、X=100では波形データがマッチングしていない。しかし図5(b)に示すように、X=40では波形データがマッチングしている。
1周目の波形データと2周目の波形データがマッチングしているか否かは、具体的には以下の数式1に基づいて判定する。
Figure 2013218148
ここで、V1周目(i)は1周目のポイントiにおけるセンサ出力値を示している。V2周目(i+X)は2周目のポイントi+Xにおけるセンサ出力値を示している。I(X)は、1周目の波形データと2周目の波形データの差分の絶対値を積算した値を示している。積算値I(X)は1周目の波形データと2周目の波形データの差を示しており、波形データがマッチングしている時に値が最小となる。
波形データがマッチングしている時及びマッチングしていない時のセンサ出力とサンプリングポイントとの関係、及びずらし量Xと積算値I(X)との関係を図6に示す。I(X)をX=0,1,2,…と演算していき、全ての演算終了時にI(X)が最も小さい値になったずらし量Xを抽出することで、1周目と2周目でずらし量Xをいくつに設定すれば同一位置を検知できるかを知ることができる。
1周目、2周目の波形サンプリングタイミングの一例を図7に示す。図7は、中間転写ベルト200上の検知範囲を時系列的に示した図である。1周目の波形サンプリングは、例えば0.1mm周期で、1000データを取得する。これは長さ100mmに相当し、公称の周長が約1000mmであるとすると、全体の約1/10の長さとなる。プロセススピード(中間転写ベルト200の周速)を100mm/sとし、100mmの検知範囲は時間に換算すると1000msである。このデータ数は位置特定の精度に影響する。データ数が多いほどマッチングの精度が高くなる一方、データ取得時間も長くなりダウンタイムの増加につながるため、中間転写ベルト200の表面の反射率特性を鑑みて十分な精度が得られる最小の長さに設定されている。なお、1周目の測定開始タイミングは、任意のタイミングである。
2周目のサンプリングを開始するタイミングは、1周目のサンプリング開始位置を基準として中間転写ベルト200が周長の公称値1000mm進んだタイミングから、周長変動分の半分の距離に相当する5mm手前のタイミングである。この開始タイミングは、周長が変動し最も短くなった場合でも、1周目の波形データと2周目の波形データの検出対象の範囲が一致するように設定されている。同様に、2周目のサンプリング終了位置は、1周目のサンプリング終了位置から周長の公称値1000mmに加え、周長変動分の半分の距離に相当する5mm進んだタイミングである。
図8(a)、(b)に、周長が最も短くなった場合と長くなった場合とについて、1周目と2周目の検知タイミングの関係を示す。2周目のサンプリング時間を長く設け、前後に5mmの余裕をとっているので、周長が最も大きく変動したとしても、1周目の波形データに対して2周目の波形データが必ず重なるようになっている。
このように、第2波形データの取得においては、第1波形データの取得の際に検出対象とされた中間転写ベルト200の表面の少なくとも一部が検出対象となるようにする。例えば、サンプリングデータは、第1波形データの取得の際には1000データ分で、第2波形データの取得の際にはその範囲を包含するような1100データ分とする。
位置特定のための検知と濃度調整のための検知を実行する場合のサンプリングタイミングについて図9を用いて説明する。図9の上側が従来例の手法、下側が本実施の形態の手法を示す。
従来例においては、濃度調整の検知は、位置特定の検知が終了した後に実行される。すなわち、位置特定の検知結果から算出される中間転写ベルト200の周長に関わる情報を用いて濃度調整の検知のためのパッチサンプリングタイミングが決定され、実行されている。具体的には、位置特定の検知により、中間転写ベルト200を回転駆動した時に同一位置を検知するまでの時間を取得し、その情報を、濃度検知において下地出力とパッチ出力とを一致させるために使用している。
この場合、図9に示すように位置特定の検知において波形データを取得するために少なくとも1周以上、中間転写ベルト200を回転駆動させる必要がある。その後、画像濃度検知として、パッチが無い場合とパッチがある場合の出力を得るために、さらに少なくとも1周以上、中間転写ベルト200を回転駆動させる必要がある。即ち、中間転写ベルト200を少なくとも2周以上回転させるだけの時間が必ずかかってしまうことになる。
本実施の形態では、図9の点線で示した矢印のように、濃度調整検知の開始タイミングを早め、位置特定の検知が終了する前に濃度調整検知の下地サンプリングを開始することで調整時間を削減する。以下に本発明の特徴について説明する。
位置特定の検知と濃度調整検知を同時に実行する場合、必ずしも周長に関わる情報を算出する必要はなく、1周目とそれより後の周回(例えば次の周回である2周目)とで同一位置とされる基準点を特定することができればよい。1周目の基準点を「第1の基準点P1」、2周目の基準点を「第2の基準点P2」と呼称する。中間転写ベルト200の表面において、第1の基準点P1と第2の基準点P2とを同一位置として特定・確定することで、中間転写ベルト200の回転方向における表面の位置を特定したことになる。
濃度調整検知に関し、「第1の基準点P1から検知開始までの時間」と「第2の基準点P2から検知開始までの時間」を等しくすれば、1周目と2周目の検知位置のずれをなくすことができる。これら等しい時間を「時間T」とする。さらに、ずらし量Xも予め見込んで下地の波形サンプリング数を多めに取得しておく。すなわち、パッチの形成範囲よりも広くなるような所定範囲の下地を検出しておく。
従って、第2の基準点P2が確定する前に濃度調整用の下地データを取得し、第2の基準点P2の確定後に、演算により、必要な部分、即ち同一範囲となる領域のデータのみを使用する。すなわち、所定範囲の下地のうち第1の基準点P1及び第2の基準点P2を基準として定まる範囲の下地の検出結果を、パッチの形成範囲に対応する下地の検出結果として取得する。
1周目の位置特定用下地サンプリングにより、第2の基準点P2を算出するための第1波形データを取得しておき、第2の基準点P2が確定する前に濃度検知用下地サンプリングを行う。その後、2周目の位置特定用下地サンプリングを行って第2波形データを取得し、1周目の第1波形データと合わせて演算することで、第2の基準点P2を算出・確定することができる。
なお、基準点P1、P2としては、第1、第2波形データがマッチングする領域内の位置であればどの位置を採用してもよい。具体的な一例を図10に示す。
図10は、基準点P1、P2を一致させて1周目及び2周目の検知範囲を示す図である。
図10では、一例として、2周目の位置特定用下地サンプリングの開始タイミングから、ずらし量Xに相当する時間分と1周目の位置特定用下地サンプリング時間分とが経過したタイミングを2周目の第2の基準点P2としている。これに対応する1周目における第1の基準点P1は、1周目の位置特定用下地サンプリングが終了したタイミングである。ただし、第2の基準点P2の決定に際し、ずらし量Xに相当する時間分に加える値は、1周目の位置特定用下地サンプリング時間分に限定されるものではなく、所定の時間としてもよい。2周目における濃度調整用パッチサンプリングの開始タイミングは、後述するように、パッチが検知されたタイミングである(図14のステップS117)。
タイマにより時間をカウントしておき、第2の基準点P2から濃度調整用パッチサンプリングの開始タイミング(パッチを検知するタイミング)までの時間Tを求める。第1の基準点P1から時間T経過後からの1000データ分の濃度調整用下地サンプリングの値が、濃度調整用パッチサンプリングの1000データ分の値と対応することになる。すなわち、同じ領域同士のサンプリングの値の対応付けを行えることになり、1周目と2周目のサンプリングデータを検知位置のずれ無く、対応付けることができる。
濃度調整用の検知のタイミングは、位置特定用の検知タイミングと重ならないように設定する必要がある。位置特定の検知も濃度調整検知も1周目では下地出力を検知するが、2周目の位置特定の検知は下地を検知するのに対し、2周目の濃度調整検知はパッチを検知する必要がある。よって同時に検知することはできず、時間をずらして検知を行う。
1周目の濃度調整用下地サンプリングは、所定範囲として、0.1mm周期で1120データ分取得する。これは、パッチを検知するのに必要なデータを1000データ(100mm)、周長変動分を100データ(10mm)、画像形成のレーザ書き出し位置のずれを20データ(2mm)として設定したことに基づく。一方、パッチ形成時には、画像形成のレーザ書き出し位置のずれの影響により、公称値からずれた位置にパッチが形成される可能性がある。そのため、1周目の濃度調整検知用の下地サンプリングはこの位置ずれの値を考慮し、時間を長めに設定する必要がある。
濃度調整用パッチサンプリングのタイミングの例を説明する。図11(a)は、タイミングが最も早い場合の例、図11(b)は、タイミングが最も遅い場合の例を示す図である。
中間転写ベルト200の周長が最も短くなり、且つ画像形成のレーザ書き出し位置が回転方向進行側に最も大きくずれた場合、パッチサンプリングタイミングは最も早くなる。一方、周長が最も長くなり、且つ画像形成のレーザ書き出し位置が回転方向後退側に最も大きくずれた場合、パッチサンプリングタイミングは最も遅くなる。
これらのどちらの場合でも、濃度調整用下地サンプリングと濃度調整用パッチサンプリングとの範囲を合致させる必要がある。そのため、下地サンプリング区間は、最大周長変動分10mmとレーザ書き出し位置最大ずれ分2mmを考慮して、パッチサンプリング区間よりも12mm長く設定されている。
図12は、制御ユニット80の内部構成を示すブロック図である。
制御ユニット80に実装されたCPU1201は、画像形成や濃度調整制御等の実行時にASIC1202及び駆動制御回路1208を介してモータ1209を駆動し、中間転写ベルト200を回転させる。中間転写ベルト200上の位置特定や濃度調整制御時には、CPU1201がASIC1202及びセンサ駆動回路1205を介してフォトセンサ60へ信号を送信する。すると、フォトセンサ60が信号に応じて光を照射して、中間転写ベルト200の下地もしくは濃度調整用パターン203からの反射光を検出する。フォトセンサ60の検出光はI−V変換され、センサ出力検知回路1204はその信号をCPU1201のA/Dコンバータ1203に送信する。A/Dコンバータ1203はセンサ出力検知回路1204からの信号を時系列に取り込む。
CPU1201がROM1206に予め記憶された演算式により、A/D変換された情報を基に演算を行うことで中間転写ベルト200上の同一位置の特定や濃度補正情報の算出を行う。CPU1201は算出した濃度補正情報に基づき、ルックアップテーブルの設定値を決定し、予めRAM1207に格納されている値を上書き(更新)する。画像形成時にはCPU1201がRAM1207からルックアップテーブルの値を読み出し、設定に応じた条件でレーザスキャナユニット13へ信号を送信し、画像形成が実行される。
次に、図13、図14を参照して、CPU1201による画像濃度の調整制御動作を説明する。図13、図14は、濃度調整制御のフローチャートである。
CPU1201は、濃度調整制御が開始されると、フォトセンサ60へ信号を送信し、フォトセンサ60から光を照射させる(ステップS100)。続いてCPU1201は、モータ1209へ信号を送信し、中間転写ベルト200を回転させる(ステップS101)。次に、CPU1201は自身が有するタイマのカウントをスタートし(ステップS102)、中間転写ベルト200の1周目の1000データ分の位置特定用下地サンプリングを開始する(ステップS103)。各サンプリングポイントにおけるセンサ出力値は1周目の波形プロファイル(第1波形データ)としてRAM1207に格納される。
位置特定用下地サンプリングの開始後、タイマにて1100msカウントされた後に(ステップS104)、CPU1201は、所定範囲に相当する1120データ分の濃度調整制御用の下地サンプリングを開始する(ステップS105)。これにより、パッチの形成範囲に対応する中間転写ベルト200の表面における下地の検出結果の取得が、基準点P1、P2の同一位置としての特定の実行中に開始されることになる。ここで1000msではなく1100msのカウントを待って濃度調整制御用の下地サンプリングを開始するのは、位置特定の検出タイミングと濃度調整制御の検出タイミングとが確実に重ならないようにするためである。
続いてパッチの形成を開始するタイミングは、濃度調整用下地サンプリングを行った領域(範囲)が、画像形成位置、即ち感光ドラム11の転写位置にきた時である。これは中間転写ベルト200がフォトセンサ60の検知位置から感光ドラム11の転写位置まで進むのに必要な時間から算出できる。この距離を600mmとすると、プロセススピードが100mm/sであることから6000msとなる。この値に、濃度調整用下地サンプリングを開始するまでのカウント値1100msと、レーザ書き出し位置の最大ずれ量の半分に相当する10msとを加えた7110msになった時がパッチ形成開始タイミングである。
従って、CPU1201は、7110msが経過した時点(ステップS106)で、1000データ分の濃度調整用パターン203の形成を開始するよう画像形成部10を制御する(ステップS107)。
2周目の1100データ分の位置特定用下地サンプリングは、1周目の位置特定用下地サンプリングから中間転写ベルト200の周長相当時間の経過時点から開始する。すなわち、CPU1201は、1周目の位置特定用下地サンプリングの開始から、公称値の5mm手前に相当する9950msが経過した時点で(ステップS108)、2周目の位置特定用下地サンプリングを開始する(ステップS109)。各サンプリングポイントにおけるセンサ出力値は2周目の波形プロファイル(第2波形データ)としてRAM1207に格納される。
続く図14のステップS110〜S116では、CPU1201は、中間転写ベルト200の表面の第1の基準点P1とそれより後の周回における第2の基準点P2とを、回転方向における同一位置として特定する処理を実行する。
まず、CPU1201は、ずらし量Xを0にリセットする(ステップS110)。次に、CPU1201は、上記数式1により、位置特定用下地サンプリングの1周目と2周目の差分の絶対値の積算を実行して積算値I(X)を算出し(ステップS111)、算出した積算値I(X)をRAM1207に格納(保存)する(ステップS112)。
次に、CPU1201は、ずらし量Xの値を1つ増分して(ステップS113)、ずらし量Xが最大ずらし量である100になったか(X=100となったか)否かを判別する(ステップS114)。CPU1201は、X=100となるまで、ステップS111〜S114の処理を繰り返し、X値が100となるまですべてのXに対する積算値I(X)を演算する。
そしてずらし量Xが100になった場合は、CPU1201は、複数の積算値I(X)のうち積算値I(X)が最小値となるようなずらし量Xを決定(抽出)する(ステップS115)。このずらし量Xが、第1、第2波形データがマッチングするときのずらし量の値である。
次に、CPU1201は、第1、第2波形データがマッチングするときのずらし量Xを基に、1周目及び2周目の各基準点P1、P2を特定する(ステップS116)。ここで前述のように、第2の基準点P2は、位置特定用下地サンプリングの開始タイミングから、ずらし量Xに相当する時間と1周目の位置特定用下地サンプリング時間(1000ms)とが経過したタイミングとして特定する。第1の基準点P1は、1周目の位置特定用下地サンプリングが終了したタイミングであり、第1の基準点P1及び第2の基準点P2が同一位置として特定される。
次に、CPU1201は、パッチが検出されたか否かを、フォトセンサ60の出力が所定値以下となった否かにより判別する(ステップS117)。そして、パッチが検出されると、CPU1201は、1000データ分の濃度調整用パッチサンプリングを開始する(ステップS118)。
ステップS119以降では、CPU1201は、第1の基準点P1及び第2の基準点P2を基準として、パッチの形成範囲に対応する範囲の下地の検出結果とパッチの検出結果とを対応付け、その対応付けの結果に基づいて画像の濃度を制御する。
すなわちまず、CPU1201は、1120データ分の濃度調整用下地サンプリングのデータのうち、第1の基準点P1から時間T経過後からの1000データ分を、濃度調整用パッチサンプリングのデータと対応付ける(ステップS119)。そして、その対応付けの結果に基づいて、予めROM1206に格納された算出式に基づき、ルックアップテーブル(LUT)の設定値を算出する(ステップS120)。
次に、CPU1201は、算出した設定値にてRAM1207のルックアップテーブルを設定する(ステップS121)。すなわち、各色において、各階調の検出結果のトナー付着相当量或いはトナー付着量又は画像濃度への換算結果が、本来の各諧調に対応した値となるようルックアップテーブルを更新する。このルックアップテーブルの更新により、記録材に設定通りの画像濃度を形成することが可能となる。その後、CPU1201は、図13、図14の処理を終了させる。
その後の画像形成時には、CPU1201は、RAM1207からルックアップテーブルの値を読み出し、設定値に応じた条件でレーザスキャナユニット13へ信号を送信し、画像形成を実行させることで画像の濃度を制御する。
本実施の形態によれば、中間転写ベルト200の表面の同一位置の特定を待たずに画像濃度検知を先行して開始するので、濃度調整制御の完了が従来よりも早まる。特に、第2波形データを、中間転写ベルト200の周回のうち第1波形データが取得された次の周回において取得する。これにより、濃度調整用下地サンプリングデータと濃度調整用パッチサンプリングデータとの対応付けが、中間転写ベルト200を2周させる前に実行可能となる。よって、濃度調整制御に要するダウンタイムを削減することができる。
なお、フォトセンサ60による検出対象となる回転体として中間転写ベルト200を例示したがこれに限られず、像形成に使用されるかまたは記録材を担持する回転体であればよい。従って、感光ドラム11であってもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
10 画像形成部
60 フォトセンサ
80 制御ユニット
200 中間転写ベルト
203 濃度調整用パターン
1201 CPU

Claims (4)

  1. 像形成に使用されるかまたは記録材を担持する回転体と、
    前記回転体の表面からの光を検出する検出手段と、
    前記回転体の表面に測定用画像を形成する形成手段と、
    前記検出手段による検出に基づき取得される前記回転体の表面についての第1波形データと、前記第1波形データの取得の際に検出対象とされた前記回転体の表面の少なくとも一部を検出対象にして前記検出手段による検出に基づき取得される第2波形データとをマッチングすることで、前記回転体の表面の第1の基準点と該第1の基準点より後の周回における第2の基準点とを、前記回転体の回転方向における同一位置として特定する特定手段と、
    前記第1の基準点及び前記第2の基準点を基準として、前記形成手段により形成される前記測定用画像の形成範囲に対応する前記回転体の表面における下地の前記検出手段による検出結果と前記測定用画像の前記検出手段による検出結果とを対応付け、その対応付けの結果に基づいて画像の濃度を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記測定用画像の形成範囲に対応する前記回転体の表面における下地の前記検出手段による検出結果の取得を、前記特定手段による前記同一位置としての特定の実行中に開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2波形データは、前記回転体の周回のうち前記第1波形データが取得された次の周回において取得されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段は、前記測定用画像が形成される前に前記回転体の表面における所定範囲の下地を検出し、前記制御手段は、前記測定用画像が形成された後に、前記所定範囲の下地のうち前記第1の基準点及び前記第2の基準点を基準として定まる範囲の下地の検出結果を、前記測定用画像の形成範囲に対応する下地の検出結果として、前記測定用画像の前記検出手段による検出結果との対応付けに用いることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記回転体の表面における前記所定範囲の下地が前記検出手段により検出された後であって、前記第2波形データを取得する前に、前記測定用画像を形成するよう前記形成手段を制御することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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