JP2013217047A - 建設機械のアタッチメント用架台及び同支持装置 - Google Patents

建設機械のアタッチメント用架台及び同支持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一つで幅寸法が異なる複数種類のアタッチメント部材に共用できるようにする。
【解決手段】アタッチメント部材の幅方向に間隔を置いて地上に並置される一対の支持部材S1,S2と、両支持部材S1,S2の複数通りの相対位置関係において両支持部材S1,S2同士を接続するつなぎ部材8とによって幅調節可能な架台A1,A2を構成し、この架台A1,A2を、縦軸23,23まわりに回動可能に取付けた連結部材21,21により連結してアタッチメント部材を前後両側で支持する支持装置を構成した。
【選択図】図5

Description

本発明はショベルや解体機等の作業アタッチメントを構成するアタッチメント部材をアタッチメント組立・分解時等に地上に支持する建設機械のアタッチメント用架台及び同支持装置に関するものである。
高層建造物の解体に使用される超ロングアタッチメント付きの解体機を例にとって背景技術を説明する。
この解体機は、図17に示すクローラ式の下部走行体1と、この下部走行体1上に垂直軸まわりに旋回自在に搭載された上部旋回体2とから成るベースマシン3の前部に作業アタッチメントが装着されて構成される。
作業アタッチメントは、ベースマシン3(上部旋回体2)に起伏自在に取付けられたブームの先端にインターブーム、アーム、作業装置(図示しない)を順次取付けて構成される。
ブームは、図17に示すように、上部旋回体2に取付けられるメインブーム4の先端に、複数段のフロントブーム体によって構成されるフロントブーム(図では最下段のフロントブーム体5のみを示す)が着脱自在に連結されて構成される。
このような超ロングアタッチメント付きの解体機においては、作業アタッチメントの組立・分解時に、その構成部材である各アタッチメント部材を架台によって地上に水平に支持し、この状態で隣り合う部材同士の連結・分離を行う。
図17,18は一例として、アタッチメント組立時に、最下段のフロントブーム体5をその長さ方向の両側(以下、ブーム長さ方向を前後方向、幅方向を左右方向という)で架台6,6によって水平に支持した状態を示し、この状態でベースマシン3の自走機能とメインブーム4の起伏機能によってメインブーム4とフロントブーム体5の位置合わせ、ピン連結操作が行われる。
ここで、従来の架台6は、図18に示すように支持対象であるアタッチメント部材(たとえばフロントブーム体5)に応じた幅寸法を備えた、幅一定の専用架台として構成され、支持対象ごとに幅寸法が異なる複数種類のものを製作し、使い分けるようにしている。
なお、専用架台方式において、前後両側架台6,6を連結・一体化してアタッチメント用支持装置を構成する技術が特許文献1に示されている。
特開平11−193543号公報
従来の架台及び支持装置によると、上記のようにアタッチメント部材ごとに複数種類のものを製作し、使い分けなければならないため、コストが高くつくとともに、保管等、取り扱いに不便となっていた。
そこで本発明は、一つで幅寸法が異なる複数種類のアタッチメント部材に共用することができる建設機械のアタッチメント用架台及び同支持装置を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明(アタッチメント用架台)においては、作業アタッチメントを構成するアタッチメント部材を支持する建設機械のアタッチメント用架台であって、上記アタッチメント部材の幅方向に間隔を置いてかつ上記間隔を調節し得るように幅方向の相対位置関係が複数通りに可変となる状態で地上に並置される一対の支持部材と、上記両支持部材の複数通りの相対位置関係において上記両支持部材同士を接続するつなぎ部材とによって幅調節可能な可変架台として構成したものである(請求項1〜4)。
この架台によれば、架台を左右に分割した形態の一対の支持部材を構成し、この両支持部材をつなぎ部材により接続して幅調節可能な可変架台として構成したから、一つの架台を、たとえばフロントブームの複数段のブーム体といった、幅寸法が異なる複数種類のアタッチメント部材に共用することができる。
従って、従来のようにアタッチメント部材ごとに幅が異なる複数種類の専用架台を製作し、使い分ける必要がないため、コストが安くなるとともに、保管等の取り扱いに便利となる。
この場合、上記両支持部材に設けられた取付穴と、一つの上記取付穴につき上記つなぎ部材の長さ方向に間隔を置いて複数ずつ設けられたピン穴と、上記取付穴と上記複数のうちから選択されたピン穴とに跨って挿入されるピンとによって、上記つなぎ部材を、両支持部材の複数通りの相対位置関係において上記両支持部材に取付けるように構成するのが望ましい(請求項2)。
この構成によれば、ボルト、ナットを用いた場合のような締め付け操作が不要なため、架台幅調節作業が簡単となる。また、取付穴とピン穴の一方を長穴とし、この長穴の範囲で幅調節する構成とした場合と比べて、安定した固定状態が得られる。
一方、上記両支持部材の下端部に車輪を、上記アタッチメント部材の幅方向に向けて、かつ、支持部材を上記アタッチメント部材の幅方向に傾けた状態でのみ接地する状態で設けるのが望ましい(請求項3,4)。
この構成によれば、支持部材を車輪によって少ない力で簡単かつスピーディに運搬することができる。このため、現場への架台の設置、撤去、トラックへの積み下ろし等に便利となる。
しかも、車輪は、支持部材を傾けた状態でのみ接地して機能するため、たとえば傾斜地での使用時に車輪によって支持部材が勝手に動くおそれがない。また、負荷が車輪にかからないため、車輪及びその回転支持構造が小型かつ簡単ですむ。
この場合、車輪を、上記アタッチメント部材の幅方向であって上記両支持部材の相対向する面側に設けるのが望ましい(請求項4)。
このように、車輪を両支持部材の相対向する面側、つまり架台内側に設けることにより、車輪が外側に飛び出て作業の邪魔になるおそれがない。また、両支持部材を架台内側に倒して車輪を接地させ、外側に引っ張って移動させる動きとなるため、逆の場合と比べて運搬操作がやり易くなる。
本発明(アタッチメント用支持装置)においては、一対の架台を、作業アタッチメントを構成するアタッチメント部材の長さ方向に間隔を置いて地上に並置し、上記アタッチメント部材を長さ方向の両側で上記架台によって支持する建設機械のアタッチメント用支持装置において、請求項1〜4のいずれか1項に記載の幅調節可能な可変架台を上記両側架台の少なくとも一方として用い、上記両側架台を連結部材により連結したものである(請求項5〜9)。
このように、アタッチメント部材長さ方向(前後方向)の両側に設置した架台を連結部材で連結するため、アタッチメント組立・分解時に、たとえばメインブームからの力によって架台が転倒するおそれがなく、支持装置の自立安定性を高めることができる。
この場合、上記両側架台として上記可変架台を用い、上記両支持部材ごとに別々の連結部材によって連結するのが望ましい(請求項6)。
こうすれば、両側架台とも幅調節できるため、多様なアタッチメント部材に適用することができる。
また、両側架台を連結部材で連結した状態での両側架台の幅調節が可能となるため、たとえば、おおまかに架台幅を調節して連結部材で連結した上で、アタッチメント部材を載せる段階で微調節する手順をとることができる等、アタッチメント部材のセット作業に便利となる。
また、上記連結部材を、幅調節される可変架台と反対側の架台に対する連結点を支点として架台幅方向に回動し得る状態で上記両側架台間に架け渡すのが望ましい(請求項7,8)。
この構成によれば、可変架台の幅調節に応じた連結部材の移動(追従)を回動操作により少ない労力で簡単かつ迅速に行うことができる。
この場合、上記連結部材を、地面に対し垂直となる縦軸によって、上記縦軸が上記支点となる状態で上記両側架台に取付けるのが望ましい(請求項8)。
こうすれば、連結部材を両側架台に回動可能に軸連結する他の構成として、たとえば架台側に連結軸よりも大径の所謂「ばか穴」または左右に長い長穴を設け、左右方向の水平軸をこの穴に遊挿させる構成をとった場合と比べて、連結部材をスムーズに回動させることができるとともに、ばか穴または長穴による連結部材の余分なガタが生じない。
あるいは、別の連結構造として、上記連結部材を、少なくとも一方の架台に上記アタッチメント部材の長さ方向に沿って取付けた筒体と、少なくとも一方の端部が上記筒体に対しアタッチメント部材の幅方向に移動可能に遊挿された状態で上記両側架台間に架け渡した連結部材本体とによって構成してもよい(請求項9)。
この構成によると、筒体と連結部材の相対的な横移動によって連結部材を架台幅の調節に応じて移動(追従)させることができる。
この場合、連結部材と筒体は左右方向の横ピンによって、この横ピンに沿って相対移動可能な状態で連結してもよいし、連結しなくてもよい。
前者の連結タイプとすれば、横ピンによって連結部材の筒体に対する抜け止め機能を得ることができる。
後者の非連結タイプによると、連結部材を筒体に連結しない分、支持装置の組立・分解が容易となる。しかも、架台が転倒方向に傾こうとしたときに、連結部材が筒体内の上面または下面に接触して突っ張ることによって架台転倒防止効果を確保することができる。
本発明によると、一つで幅寸法が異なる複数種類のアタッチメント部材に共用することができる。このため、架台コストが安くなるとともに、架台の保管等、取り扱いに便利となる。
本発明の第1実施形態に係るアタッチメント支持装置を構成する架台の組立前の斜視図である。 同、組立状態の斜視図である。 同架台の組立前の正面図である。 (a)(b)(c)(d)は架台幅調節作用を説明するための正面図である。 前後両側の架台と連結部材によってアタッチメント支持装置を構成した状態の斜視図である。 同支持装置にアタッチメント部材を載置支持した状態の斜視図である。 同側面図である。 (a)(b)は幅調節作用を説明するための支持装置の平面図である。 架台に対する連結部材の取付手順を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るアタッチメント支持装置の斜視図である。 同支持装置にアタッチメント部材を載置支持した状態の側面図である。 図11のXII−XII線に沿う部分拡大断面図である。 同支持装置の正面図である。 同支持装置の筒体付き架台の部分拡大斜視図である。 同架台に連結部材を挿入した状態の図14相当図である。 本発明の第3実施形態に係るアタッチメント支持装置のアタッチメント部材支持状態の側面図である。 超ロングアタッチメント付き解体機の組立状況を示す概略側面図である。 同正面図である。
本発明の実施形態を図1〜図16によって説明する。
以下の各実施形態は、超ロングアタッチメント付きの解体機の組立・分解時に、図17,18に示す最下段のフロントブーム体5を含む、幅寸法が異なる複数種類のフロントブーム体や他のアタッチメント構成部材を支持する架台及びアタッチメント支持装置を適用対象としている。以下、支持対象であるアタッチメント構成部材を「アタッチメント部材」と総称し、符号「7」を付して示す。
第1実施形態(図1〜図9参照)
図1〜図4に、第1実施形態に係るアタッチメント支持装置を構成する架台Aを示す。
この架台Aは、左右一対の支持部材S1,S2をつなぎ部材8で接続して構成される。
両支持部材S1,S2は、四角パイプを組み合わせたパイプ構造体として同一の形状及び構成を有し、左右方向(図6,7に示すアタッチメント部材7の幅方向)に間隔を置いて、かつ、この間隔を調節し得るように幅方向の相対位置関係が複数通りに可変となる状態で地上に対称に並置されて、アタッチメント部材7を幅方向両側で支持する。
両支持部材S1,S2は、上から見てT字形のベース9と、このベース9に立設された支柱10と、この支柱10の前後両側面とベース9との間に斜めに架け渡された前後の側柱11,11と、支柱10の左右外側面とベース9との間に斜めに架け渡された外側柱12とによって構成されている。
この両支持部材S1,S2には、ベース9の内側面(架台幅方向の内側面)の前後両側に回転自在な車輪13,13が架台幅方向の内向きに、かつ、図3に示すように支持部材S1,S2が架台幅方向の内側にある角度以上傾けられたときにのみ接地する状態で設けられている。
また、ベース9の上面に四角板状の一対の連結部材取付座14が設けられるとともに、支柱10の上端に受け部15、支柱上部におけるこの受け部15の下方に前後方向に貫通する取付穴16がそれぞれ設けられている。
受け部15は、側面から見てU字形に形成され、図6,7に示すようにアタッチメント部材7の左右両側面に突設された支持軸17がこの受け部15に上から係合して支持される。図6,7中、18は支持軸17の抜け止め用のピンである。
つなぎ部材8の左右両側には、図4に示すように支持部材S1,S2の取付穴16に対応するピン穴19が設けられ、つなぎ部材8を両支持部材S1,S2の支柱10,10間に架け渡した状態で、左右両側において取付穴16とピン穴19とに跨って接続ピン20,20が差し込まれることにより、つなぎ部材8が両支持部材S1,S2に取付けられる。すなわち、両支持部材S1,S2がつなぎ部材8によって接続される。
ここで、つなぎ部材8の両側ピン穴19は、図4に示すように間隔を置いて左右(内外)二つずつ、しかも左右両側で間隔を異ならせて設けられ、両支持部材S1,S2の設置間隔に応じてこの二つのピン穴19,19のうちから選択されるように構成されている。
すなわち、両支持部材S1,S2の間隔(架台幅)を四通りに調節できるように構成されている。
図4はこの幅調節による両支持部材S1,S2の間隔の変化を示し、同図(a)は最大の間隔W1を置いた状態、(b)は二番面に大きな間隔W2を置いた状態、(c)は三番目の間隔W3を置いた状態、(d)は最小の間隔W4を置いた状態をそれぞれ示す。
なお、つなぎ部材8として図例では四角パイプ材を用いた場合を例示しているが、丸パイプ材や帯板材等を用いてもよい。
図5〜図8は二つの上記架台(枝符号付きの符号「A1」「A2」を付している)をアタッチメント部材7の長さ方向(前後方向)の両側に設置し、この両架台A1,A2を互いの支持部材S1,S2ごとに四角パイプ構造の連結部材21,21で連結することによってアタッチメント支持装置を構成した状態を示している。
なお、図5〜図8において、図の複雑化を避けるために両側架台A1,A2について支持部材S1,S2、受け部15、つなぎ部材8にのみ符号を付しており、他の部分の符号については図1〜図4を引用するものとする。
連結部材21と架台A1,A2の連結構造を図9によって説明する。
連結部材21の長さ方向の両端部に上下方向に貫通する連結穴22が設けられている。
一方、架台A1,A2を構成する両支持部材S1,S2のベース9に、連結部材取付座14を介して縦軸23が地面に対して垂直となる状態で上向きに取付けられ、図9の上から二段目〜最下段に示すようにこの縦軸23が連結穴22に下から挿入される状態で連結部材21が両側架台A1,A2の支持部材S1,S2間に掛け渡される。
これにより、連結部材21が、幅調節される架台A1またはA2と反対側の架台A2またはA1に対する連結点(縦軸23)を支点として架台幅方向に回動し得る状態で両側架台A1,A2間に架け渡され、この連結部材21によって両側架台A1,A2が連結されて転倒が防止される。
図8は架台幅に応じた連結部材21の取付状況を示し、(a)は両側架台A1,A2を同一幅に設定した場合、同(b)は図右側の架台幅を左側よりも広く設定した場合である。
この場合、基本的には、架台幅を調節した後、連結部材21を架台幅に応じた回動状態で両側架台間に取付ける手法がとられるが、連結部材21を両側架台間に取付けた状態で幅調節される架台とともに連結部材21を回動させる手法をとることもできる。
なお、連結部材21の回動操作を容易にするために連結部材21の前後両側に取手25が設けられている。
上記架台A(A1,A2)によると、次の効果を得ることができる。
(i) 架台を左右に分割した形態の一対の支持部材S1,A2を構成し、この両支持部材S1,S2をつなぎ部材8により接続して幅調節可能な可変架台として構成したから、一つの架台Aを、たとえばフロントブームの複数段のブーム体といった、幅寸法が異なる複数種類のアタッチメント部材7に共用することができる。
従って、従来のようにアタッチメント部材ごとに幅が異なる複数種類の専用架台を製作し、使い分ける必要がないため、コストが安くなるとともに、保管等の取り扱いに便利となる。
(ii) 両支持部材S1,S2に設けられた取付穴16と、一つの取付穴16につきつなぎ部材長さ方向に間隔を置いて二つずつ設けられたピン穴19,19と、取付穴16と複数のうちから選択された上記ピン穴19とに跨って挿入されるピン20とによって、つなぎ部材8を両支持部材S1,S2の複数通りの相対位置関係において支持部材S1,S2に取付ける構成としたから、ボルト、ナットを用いた場合のような締め付け操作が不要なことから架台幅調節作業が簡単となる。また、取付穴16とピン穴19の一方を長穴とし、この長穴の範囲で幅調節する構成とした場合と比べて、安定した固定状態が得られる。
(iii) 両支持部材S1,S2の下端部に車輪13を、アタッチメント部材7の幅方向に向けて、かつ、支持部材S1,S2をアタッチメント部材7の幅方向に傾けた状態でのみ接地する状態で設けているため、支持部材S1,S2を、単独状態で、車輪13によって少ない力で簡単かつスピーディに運搬することができる。このため、現場への架台の設置、撤去、トラックへの積み下ろし等に便利となる。
しかも、車輪13は、支持部材S1,S2を傾けた状態でのみ接地して機能するため、たとえば傾斜地での使用時に車輪13によって支持部材S1,S2が勝手に動くおそれがない。また、負荷が車輪13にかからないため、車輪13及びその回転支持構造が小型かつ簡単ですむ。
加えて、車輪13を両支持部材S1,S2の相対向する内側面に設けているため、車輪13が外側に飛び出て作業の邪魔になるおそれがない。
また、図3に示すように、両支持部材S1,S2を架台内側に倒して車輪13を接地させ、外側(図3の右側架台S2の場合は右側)に引っ張って移動させる動きとなるため、逆の場合と比べて運搬操作がやり易くなる。
一方、二つの架台A1,A2を用いて構成されるアタッチメント支持装置によると、上記架台そのものによる効果に加えて次の効果を得ることができる。
(I) アタッチメント部材長さ方向(前後方向)の両側に設置した架台A1,A2を連結部材21で連結するため、アタッチメント組立・分解時に、たとえば図7矢印方向の力によって架台A1,A2が転倒するおそれがなく、支持装置の自立安定性を高めることができる。
(II) 両側架台A1,A2とも幅調節可能な可変架台を用い、両支持部材S1,S2ごとに別々の連結部材21によって連結しているため、多様なアタッチメント部材に適用することができる。
また、両側架台A1,A2を連結部材21で連結した状態での両側架台A1,A2の幅調節が可能となるため、たとえば、おおまかに架台幅を調節して連結部材21で連結した上で、アタッチメント部材7を載せる段階で微調節する手順をとることができる等、アタッチメント部材のセット作業に便利となる。
(III) 連結部材21は、架台幅調節時に、幅調節される架台A1またはA2と反対側の架台A2またはA1に対する連結点を支点として架台幅方向に回動し得るため、架台幅に応じた連結部材21の移動を少ない労力で簡単かつ迅速に行うことができる。
しかも、連結部材21は、地面に対し垂直な縦軸23によって、この縦軸23が支点となる状態で連結しているため、連結部材21を両側架台A1,A2に回動可能に軸連結する他の構成として、たとえば架台側に連結軸よりも大径の所謂「ばか穴」または左右に長い長穴を設け、左右方向の水平軸をこの穴に遊挿させる構成をとった場合と比べて、連結部材21をスムーズに回動させることができるとともに、ばか穴または長穴による連結部材の余分なガタが生じない。
第2実施形態(図10〜図15参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、重複説明を省略する。
第2実施形態においては、連結部材26が、四角パイプ製の連結部材本体(以下、単に本体という)27と、この本体27の一端部が挿入される四角パイプ製の筒体28によって構成される。
筒体28は、相連結される両側架台A1,A2の一方(図例では前側架台A1。この例で説明する)における両支持部材S1,S2にたとえば溶接によって固定状態で取付けられる。
この筒体28の内幅寸法X1(図12参照)は本体26の幅寸法X2よりも大きく設定されている。
一方、本体27は、前端部が筒体28に遊挿され、かつ、左右方向の横ピン29によって抜け止めされた状態で、後端部が、後側架台A2における両支持部材S1,S2(具体的には両側柱11,11。図1〜図4を引用するものとして図10〜図15では符号省略)に前後二本の左右方向の取付ピン30,30によって取付けられる。
これにより、筒体28内に上記幅寸法X1,X2の差分の余剰空間が形成され、この余剰空間で本体26と筒体28が横ピン29に沿って架台幅方向に相対移動可能となる。
すなわち、両側架台A1,A2の幅調節に応じて連結部材26を横移動させ得るように構成されている。
図12は、一つの状態として、本体27が筒体28内の最も幅方向内側に位置した状態を示し、この状態からたとえば図左側の架台A1の幅を縮小させると、本体27が筒体28内で外側に移動する。また、図右側の架台A2の幅を増加させたときも同じとなる。
この第2実施形態によっても、連結部材26の動き(左右移動)が第1実施形態の連結部材21の動き(回動)と異なる点を除き、第1実施形態と基本的に同じ作用効果を得ることができる。
第3実施形態(図16参照)
第3実施形態は、第2実施形態のバリエーションとして、連結部材26の本体27を筒体28に遊挿するのみで、第2実施形態の横ピン29による抜け止めを行わない構成がとられている。
この構成によると、連結部材26を筒体28に連結しない分、支持装置の組立・分解が容易となる。
しかも、架台A1,A2が転倒方向に傾こうとしたときに、本体27が筒体28内の上面または下面に接触して突っ張ることによって架台転倒防止効果を確保することができる。
他の実施形態
(1) つなぎ部材8に関して
上記各実施形態では、支持部材S1,S2に取付穴16、つなぎ部材8の左右両側に二つずつのピン穴19,19をそれぞれ設け、取付穴16と、選択されたピン穴19に接続ピン20を差し込むことによってつなぎ部材8を両支持部材S1,S2に取付ける構成をとったが、上記接続ピン20に代えてボルト、ナットを用いてもよい。
また、ピン穴19,19に代えて左右に長い長穴を設け、架台幅調節状態でこの長穴と取付穴16に跨って挿入したボルト及びナットによってつなぎ部材8を固定する構成をとってもよい。
あるいは、つなぎ部材8をテレスコープ状に伸縮可能でかつ任意の長さ状態で固定可能に構成し、このつなぎ部材8の両端部を両支持部材S1,S2に取付ける構成をとってもよい。
(2) 架台に関して
上記実施形態では、前後二つの架台A1,A2を連結部材21,26により連結して支持装置を構成し、この支持装置によって一つのアタッチメント部材7を支持する場合のみについて説明したが、アタッチメント部材7の長さによっては一つの架台のみによって支持することも可能である。
(3) 支持装置に関して
第1実施形態における両側架台A1,A2に対する連結部材21の取付構造のバリエーションとして、連結部材21の両端部を、縦軸23に代えて、左右方向の横ピンと、この横ピンよりも大径のばか穴または左右方向に長い長穴によって両側架台A1,A2に回動可能に取付けてもよい。
また、第2、第3実施形態のバリエーションとして、両側架台A1,A2に筒体28を設け、本体27の両端部を筒体28に遊挿する構成をとってもよい。
さらに、上記各実施形態では、両側架台A1,A2とも可変架台として構成したが、一方のみが幅調節可能であればよい場合には、その一方のみを可変架台とし、他方は幅固定の固定架台を用いてもよい。
A(A1,A2) 架台
S1,S2 架台を構成する支持部材
7 アタッチメント部材
8 つなぎ部材
13 車輪
15 架台の受け部
16 取付穴
19 架台のピン穴
19 つなぎ部材の両側ピン穴
21 連結部材
22 連結穴
23 縦軸
26 連結部材
27 連結部材の本体
28 同、筒体
29 横ピン
30 取付ピン

Claims (9)

  1. 作業アタッチメントを構成するアタッチメント部材を支持する建設機械のアタッチメント用架台であって、上記アタッチメント部材の幅方向に間隔を置いてかつ上記間隔を調節し得るように幅方向の相対位置関係が複数通りに可変となる状態で地上に並置される一対の支持部材と、上記両支持部材の複数通りの相対位置関係において上記両支持部材同士を接続するつなぎ部材とによって幅調節可能な可変架台として構成したことを特徴とする建設機械のアタッチメント用架台。
  2. 上記両支持部材に設けられた取付穴と、一つの上記取付穴につきつなぎ部材の長さ方向に間隔を置いて複数ずつ設けられたピン穴と、上記取付穴と上記複数のうちから選択されたピン穴とに跨って挿入されるピンとによって、上記つなぎ部材を、両支持部材の複数通りの相対位置関係において上記両支持部材に取付けるように構成したことを特徴とする請求項1記載の建設機械のアタッチメント用架台。
  3. 上記両支持部材の下端部に車輪を、上記アタッチメント部材の幅方向に向けて、かつ、支持部材を上記アタッチメント部材の幅方向に傾けた状態でのみ接地する状態で設けたことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械のアタッチメント用架台。
  4. 上記車輪を、上記アタッチメント部材の幅方向であって上記両支持部材の相対向する面側に設けたことを特徴とする請求項3記載の建設機械のアタッチメント用架台。
  5. 一対の架台を、作業アタッチメントを構成するアタッチメント部材の長さ方向に間隔を置いて地上に並置し、上記アタッチメント部材を長さ方向の両側で上記架台によって支持する建設機械のアタッチメント用支持装置において、請求項1〜4のいずれか1項に記載の幅調節可能な可変架台を上記両側架台の少なくとも一方として用い、上記両側架台を連結部材により連結したことを特徴とする建設機械のアタッチメント支持装置。
  6. 上記両側架台として上記可変架台を用い、上記両支持部材ごとに別々の連結部材によって連結したことを特徴とする請求項5記載の建設機械のアタッチメント支持装置。
  7. 上記連結部材を、幅調節される可変架台と反対側の架台に対する連結点を支点として架台幅方向に回動し得る状態で上記両側架台間に架け渡したことを特徴とする請求項5または6記載の建設機械のアタッチメント支持装置。
  8. 上記連結部材を、地面に対し垂直となる縦軸によって、上記縦軸が上記支点となる状態で上記両側架台に取付けたことを特徴とする請求項7記載の建設機械のアタッチメント支持装置。
  9. 上記連結部材を、少なくとも一方の架台に上記アタッチメント部材の長さ方向に沿って取付けた筒体と、少なくとも一方の端部が上記筒体に対しアタッチメント部材の幅方向に移動可能に遊挿された状態で上記両側架台間に架け渡した連結部材本体とによって構成したことを特徴とする請求項5または6記載の建設機械のアタッチメント支持装置。
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