JP2013216088A - 装飾パネル及びその製造方法 - Google Patents

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Shinobu Okoshi
忍 大越
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SHINKO GLASS INDUSTRY CO Ltd
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Abstract

【課題】透明感に優れ、装飾価値の高い装飾パネル及びその製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】第1透明パネル体に金属箔を重ね合せ、又は貼り合せるステップと、前記金属箔のうち、意匠上残したい部分以外を除去するステップと、前記金属箔を除去する際に第1の透明パネル体の表面に生じた微細の凹凸からなるくもりを消失させるために前記第1の透明パネル体の表面に透明な接着剤で第2のパネル体を貼り合せたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属箔とガラス等の透明パネル体とを組み合せた装飾パネル及びその製造方法に関する。
金箔,銀箔及びプラチナ箔等の金属箔は、高級感があり、装飾用に広く用いられている。
しかし、この種の金属箔は、非常に薄く取り扱いが大変であり、デザイン,文字,図形等の装飾パターンに加工するのが困難であった。
特許文献1は、水性塗料で着色したシリコーン樹脂で模様パターンを形成し、この上から金属箔を箔押し、シリコーン樹脂と重合していない金属箔を取り除く装飾方法を開示する。
しかし、同公報に開示する装飾方法は、シリコーン樹脂と重合する模様を細かくするのが難しく、装飾パターンの繊細さに劣るものであり、また、表面に金属箔が露出したままでは耐久性に問題があった。
特許文献2は、薄く加工した金属を二枚のガラスの間に中間膜と挟んだ合せガラスを開示する。
しかし、金属箔のように非常に薄いものを図柄等に加工してガラスに貼り合せるのは現実的ではない。
特開2010−131769号公報 実開平6−47339号公報
本発明は透明感に優れ、装飾価値の高い装飾パネル及びその製造方法の提供を目的とする。
本発明者は、金属箔を精密で繊細なパターンに加工する方法を精意研究した結果、ガラス等の透明パネル体に金属箔を貼り合せた状態で、所定の装飾パターンにマスキングし、ショットブラストすればショット材の大きさや材質を選定することで、非常に正確なねらいとするパターンに仕上げることができた。
しかし、ショット材の噴射により、不要な部分の金属箔を容易に取り除くことはできたが、金属箔の除去とともに透明パネル体に微細な凹凸ができ、いわゆるスリガラス状の曇りが発生してしまった。
そこでさらに精意研究を重ねた結果、表面に微細な凹凸が形成されても、透明な接着剤層を介してパネル体を貼り合せることで、この曇りが消失することが判明し、本発明に至った。
また、金属箔を除去する手段にはショット材の噴射の他にレーザー光を用いるとプログラミングにより自由形状にかつ精密に除去でき、マスキングが不要になることも確認できた。
従って、本発明に係る装飾パネルの製造方法は、第1透明パネル体に金属箔を重ね合せ、又は貼り合せるステップと、前記金属箔のうち、意匠上残したい部分以外を除去するステップと、前記金属箔を除去する際に第1の透明パネル体の表面に生じた微細の凹凸からなるくもりを消失させるために前記第1の透明パネル体の表面に透明な接着剤で第2のパネル体を貼り合せたことを特徴とする。
この不要な金属箔の除去手段は、レーザー光を用いることができる。
また、第1の透明パネル体に金属箔を重ね合せ、又は貼り合わせるステップと、前記金属箔の上に残したい金属パターンをマスクしたマスキングシートを重ね合せるステップと、前記マスキングシートの上からショット材を噴射し、前記残したい金属パターン以外の部分の金属箔を除去するステップと、前記マスキングシートを取り除き、前記第1の透明パネル体と第2のパネル体とで残された金属箔を挟み込むように、意匠範囲全体を透明な接着剤で貼り合せてもよい。
ここで意匠範囲とは、装飾パネルとして外部から見える範囲をいい、この外部から見える範囲のショットブラストによる微細な凹凸を消失させる必要があるからである。
従って、残された金属箔の意匠部分及びショットブラストにより金属箔が取り除かれた意匠部分全体に接着層を設ける。
また、装飾パネルの大きさが比較的大きく、均一に接着層を形成するのが難しい場合には、第1の透明パネル体と第2のパネル体とをスペーサーを介して重ね合せることで接着剤の注入空間部を形成するステップと、当該注入空間部に液状接着剤を注入し硬化させるステップとを有するようにしても良い。
ここで第1の透明パネル体は、金属箔を貼り合せ、レーザー光で不要の金属箔を除去又はマスキングシートの上からショットブラスト処理し、金属箔を除去するためのものであり、この第1の透明パネル体を介して表面から金属箔のパターンが見えるようにするために、透明ガラスや透明樹脂パネル等の透明であることが必要である。
なお、透明であれば有色透明であってもよい。
これに対して、第2のパネル体は、必ずしも透明である必要はない。
例えば、木質の化粧板を第2のパネル体に採用すると、第1の透明パネル体側が表面側になり、金属箔の装飾パターンがこの木質の化粧板を背景にして出現するからである。
また、この第2のパネル体も無色又は有色の透明体にすると、表裏両面から金属箔の装飾パターンが現れることになる。
本発明に用いる金属箔は、レーザー光やショットブラストで不要部分が除去できるものであれば、その材質や厚みに限定はない。
例えば、金箔,銀箔,プラチナ箔,アルミ箔,銅箔が例として挙げられる。
また、マスキングもショットブラストに耐えるものであれば材質に制限はない。
例えば、樹脂シート,ゴムシート等が例として挙げられる。
また、マスキング用の樹脂塗料をスクリーン印刷等にて塗布及び乾燥させてもよい。
第1の透明パネル体に残された金属箔を内側にして第2のパネル体を貼り合せる接着層に用いる接着剤は、透明であれば特に限定はないが、レーザー光やショットブラストにより生じた微細な凹凸を消失させるのに液状の浸透性の高い接着剤が好ましく、アクリル樹脂系,ウレタン樹脂系,シリコーン樹脂系等の接着剤が例として挙げられる。
また、主剤と硬化剤とを組み合せた常温硬化型が好ましい。
さらには、接着剤は透明接着剤に限られず、有色系の接着剤でも良い。
接着層を形成する範囲は、装飾パネルとして外部から見える範囲が少なくとも含まれる必要がある。
第1の透明パネル体と第2のパネル体の間に接着層を形成する際に、第1の透明パネル体の表面にショットブラストにより凹凸が形成されているので、パネル体の大きさが比較的大きい場合は、気泡が出現しないよう貼り合わせるのが難しい場合があり、その場合は、第1の透明パネル体と第2のパネル体とをその周囲部で両面テープ等のスペーサーを介して貼り合せることで注入空間部を形成し、この部分に液体接着剤を注入するようにするのが良い。
本発明に係る製造方法は、金属箔を第1の透明パネル体に貼り合せた状態でレーザー光やショットブラストにより装飾パターンに加工するので、非常に精密で繊細な図柄,文字,図形等のデザインに仕上がる。
また、透明な接着層を介して第2のパネル体を貼り合せることで、レーザー光やショットブラストにより生じた曇りが消失し、透明度が高く、高級感に優れた装飾パネルとなる。
金属箔が二枚のパネル体に挟まれているので、耐久性にも優れる。
このような装飾パネルは、仏壇,家具あるいは各種建材等として広い分野に適用できる。
本発明に係る装飾パネルの例を示す。 第1の透明パネル体に金箔を貼り合せ、残した部分をマスキングした状態を示す。(a)は第1の透明パネル体、(b)は金箔を貼り合せた状態、(c)はマスキングした状態を示す。 マスキングした第1の透明パネル体にショットブラスト処理し、マスキングを外し、その後に第2のパネル体を接着層を介して貼り合せた状態を示す。(a)はショットブラストしている状態、(b)はマスキングを取り外した状態、(c)はパネル体の周囲部にスペーサーを介して2枚のパネル体を重ね合せ、スペーサーの内側に形成された空間部に接着剤を注入し硬化させた状態を示す。 2枚のパネル体の間に両面テープからなるスペーサーを枠状に介するように貼り合せて形成した注入空間部に接着剤を注入する工程を示す。(a)は注入針を用いた例で、(b)はパネルの上部を両側から引張り隙間を形成し、接着剤を注入する例を示す。
本発明に係る装飾パネルの製造例を以下図面に基づいて説明する。
図2に示すように透明な板ガラスからなる第1の透明パネル体11に金箔12を貼り合せた。
金箔12は、ガラスの表面に重ねて箔押しすることで貼り合せることができるが、透明な接着剤を薄く塗布して貼り合せてもよい。
レーザー光を用いるとプログラミングにより、直接不要な部分の金箔12を除去できる。
レーザー光により、第1の透明パネル体11の表面にできた微細な凹凸によるくもりは、透明な接着剤を塗ることで消失する。
本実施例は金箔の残したい部分にショット材が当たらないようにマスキングシート13を貼り合せた。
マスキングシート13は、図2(c)に示すように複数に分けて部分的にマスクしたものであってよく、必ずしも一枚のシートである必要はない。
マスキングシートもビニルシート等のカッターで切り出すことができるカッティングシートを貼り合せてデザイン模様を切り出してもよい。
また、光硬化性塗料等を塗り、金箔を除去したい部分に光(UV)が照射されないようにマスキング照射し、マスキングしたい部分のみ硬化させてマスキングシートを形成してもよい。
図3(a)に示すようにこの上からSUS球からなるショット材20をエアー等にて噴射し、ショットブラストした。
このようにショットブラストすると、マスキングされた部分以外の金箔が除去されるとともに、第1の透明体11の表面に微細な凹凸Sも現れ、曇りガラス状態になった。
次にマスキングシートを剥がし、残された金箔12a及び微細な凹凸部Sの部分が内側になるように配置するとともに、図4に示すようにパネル体の周囲部分を囲むようにスペーサーとしての両面テープ16を貼り、これに第2のパネル体15を貼り合せるように第1の透明パネル体11に重ねた。
図4(a)に示すように比較的小さいパネル体は、4辺の周囲全周に両面テープ16を用いて貼り合せ、下部に空気抜き針18を差し、上部から注入針17にて液状の接着剤を注入する。
また、図4(b)に示すように比較的大きなパネル体の場合は、上辺だけ片面に離型紙16aを残したまま吸着手段等にてパネル体の両側から引張り隙間を形成し、この隙間を利用して治具等を用いて接着剤を注入してもよい。
その後に常温で硬化させた。
本実施例では、第2のパネル体15にも透明な板ガラスを用いた。
これにより、図1に示すように表裏どちらから見ても透明で金箔のパターンがくっきり見える高級感の高い装飾パネル10が得られた。
なお、マスキング部分は本実施例のように図柄を表したものに限定されるものではなく、文字やキャラクター等でもよい。
また、上記実施例は、第1の透明パネル体と第2のパネル体とをスペーサーを介して重ね合せることで接着剤の注入空間部を形成した例であるが、第1の透明体11の表面にレーザー光やショットブラストにより形成される微細な凹凸Sの範囲が少なかったり、凹凸深さが小さい場合には、一方のパネル体に直接、接着剤を塗布し、貼り合わせても良い。
11 第1の透明パネル体
12a (残された)金箔
14 接着層
15 第2のパネル体

Claims (5)

  1. 第1透明パネル体に金属箔を重ね合せ、又は貼り合せるステップと、前記金属箔のうち、意匠上残したい部分以外を除去するステップと、前記金属箔を除去する際に第1の透明パネル体の表面に生じた微細の凹凸からなるくもりを消失させるために前記第1の透明パネル体の表面に透明な接着剤で第2のパネル体を貼り合せたことを特徴とする装飾パネルの製造方法。
  2. 前記金属箔の除去手段がレーザー光であることを特徴とする請求項1記載の装飾パネルの製造方法。
  3. 第1の透明パネル体に金属箔を重ね合せ、又は貼り合わせるステップと、
    前記金属箔の上に残したい金属パターンをマスクしたマスキングシートを重ね合せるステップと、
    前記マスキングシートの上からショット材を噴射し、前記残したい金属パターン以外の部分の金属箔を除去するステップと、
    前記マスキングシートを取り除き、ショット材の噴射により第1の透明パネル体の表面に生じた微細の凹凸からなるくもりを消失させるために、前記第1の透明パネル体と第2のパネル体とで残された金属箔を挟み込むように、意匠範囲全体を透明な接着剤で貼り合せたことを特徴とする装飾パネルの製造方法。
  4. 前記第1の透明パネル体と第2のパネル体とをスペーサーを介して重ね合せることで接着剤の注入空間部を形成するステップと、
    当該注入空間部に液状接着剤を注入し硬化させるステップとを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の装飾パネルの製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の方法で製造されたことを特徴とする装飾パネル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2020185736A (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 貴子 石黒 透かし彫り又は切り絵工芸品及びその製造方法

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