JP2013214336A - 商品読取装置及び商品読取プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】バーコードが付されている商品と付されていない商品とで、操作手順が大きく代わることなく商品情報を読み取ることを可能とする。
【解決手段】商品読取装置は、撮像部で撮像された画像からその画像に含まれる商品を認識する機能と、同画像からその画像に含まれる商品に付されたデータコードを認識する機能とを有し、切替手段によって切替可能とする。商品読取装置は、商品認識処理により認識された商品の情報またはデータコード認識処理により認識されたデータコードの情報を、POS端末に出力する。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、撮像手段を用いた商品読取装置及びコンピュータを前記商品読取装置として機能させるための商品読取プログラムに関する。
データコードの一種にバーコードがある。スーパーマーケット等で販売される商品には、大抵、その商品固有の商品コードを示すバーコードが付されている。商品に付されたバーコードをスキャナでスキャニングすることにより、当該商品の商品コードを読み取る商品読取装置は広く普及している。また、CCDカメラ等の撮像手段によって撮影された商品の画像からその商品に付されたバーコードを認識することで、当該商品の商品コードを読み取る商品読取装置も開発されている。これらの商品読取装置によって読み取られた商品コードは、POS(Point Of Sales)端末に出力されて、当該商品の販売データ処理に供される。
ところで、全ての商品にバーコードが付されているとは限らない。例えば、ばら売りの野菜,果物,惣菜などには、バーコードが付されないことが多い。そこで、このようなバーコード無し商品にも対応するために、従来の商品読取装置は、一般に表示デバイスをタッチパネルとしている。そして、このタッチパネルの画面にバーコード無し商品の画像等を表示させ、オペレータのタッチ入力により商品が選択されると、商品読取装置からPOS端末に、選択された商品の商品コードを出力する。
特開2008−033640号公報
従来のこの種の商品読取装置を操作するオペレータ(店員または客)は、バーコードが付されている商品については、読取窓に商品のバーコード部分をかざす。しかし、バーコードが付されていない商品については、タッチパネルの画面から所望の商品を選択する。このように、バーコードが付されている商品と付されていない商品とで操作手順が大きく異なる。
本発明が解決しようとする課題は、バーコードが付されている商品と付されていない商品とで、操作手順が大きく代わることなく商品情報を読み取ることができる商品読取装置及び商品読取プログラムを提供しようとするものである。
一実施形態において、商品読取装置は、商品認識手段と、データコード認識手段と、切替手段と、出力手段とを備える。商品認識手段は、撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれる商品を認識する。データコード認識手段は、撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれる商品に付されたデータコードを認識する。切替手段は、商品認識手段による商品認識処理とデータコード認識手段によるデータコード認識処理のどちらの処理を有効にするかを切り替える。出力手段は、商品認識手段により認識された商品の情報またはデータコード認識手段により認識されたデータコードの情報を出力する。
第1の実施形態に係る店舗会計システムの外観図。 同システムに組み込まれる商品読取装置とPOS端末とのハードウェア構成を示すブロック図。 同システムで用いられる商品データファイルのデータ構造を示す模式図。 同システムの商品読取装置において、CPUが実現する機能構成を示す模式図。 同システムの商品読取装置において、CPUが商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 同システムの商品読取装置において、CPUが商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 同システムの商品読取装置において、タッチパネルに表示される登録画面の一例を示す平面図。 同システムの商品読取装置において、タッチパネルに表示される画像認識画面の一例を示す平面図。 同システムの商品読取装置において、タッチパネルに表示される商品確定画面の一例を示す平面図。 同システムの商品読取装置において、タッチパネルに表示される数量入力画面の一例を示す平面図。 第2の実施形態に係る商品読取装置において、CPUが商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 第2の実施形態に係る商品読取装置において、CPUが商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 第2の実施形態に係る商品読取装置において、タッチパネルに表示される画像認識画面の一例を示す平面図。 第3の実施形態に係る商品読取装置において、CPUが商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 第4の実施形態に係る商品読取装置において、CPUが商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 第5の実施形態に係る商品読取装置の外観斜視図。
以下、商品読取装置の実施形態について、図面を用いて説明する。この実施形態は、スーパーマーケット等の店舗に設けられた会計カウンタに立設される縦型の商品読取装置に適用した場合である。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態に係る店舗会計システムの外観図である。このシステムは、登録部としての商品読取装置1と、決済部としてのPOS(Point Of Sales)端末2とを含む。商品読取装置1は、会計カウンタ3の上に取り付けられる。POS端末2は、レジ台4の上にドロワ5を介して設置される。商品読取装置1とPOS端末2とは、図示しない通信ケーブルにより電気的に接続される。
商品読取装置1は、商品の登録に必要なデバイスとしてキーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13を備える。これらの表示・操作デバイス(キーボード11、タッチパネル12、客用ディスプレイ13)は、商品読取装置1の本体を構成する薄型矩形形状のハウジング1Aに取り付けられる。
ハウジング1Aには、撮像部14が内蔵される。また、矩形状の読取窓1Bが、ハウジング1Aの正面に形成される。撮像部14は、エリアイメージセンサであるCCD(Charge Coupled Device)撮像素子及びその駆動回路と、撮像領域の画像をCCD撮像素子に結像させるための撮像レンズとを備える。撮像領域とは、読取窓1Bから撮像レンズを通してCCD撮像素子のエリアに結像するフレーム画像の領域を指す。撮像部14は、撮像レンズを通ってCCD撮像素子に結像した撮像領域の画像を出力する。
POS端末2は、決済に必要なデバイスとしてキーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23及びレシートプリンタ24を備える。
会計カウンタ3は、その奥側の顧客通路に沿って細長い形状である。レジ台4は、会計カウンタ3に沿って移動する顧客の移動方向に対して下流側の会計カウンタ3の端部手前側に、会計カウンタ3に対して略垂直に置かれる。そして、この会計カウンタ3の手前側とレジ台4の手前側が、会計担当の店員いわゆるキャッシャのスペースとなる。
会計カウンタ3の略中央には、商品読取装置1のハウジング1Aが、キーボード11、タッチパネル12及び読取窓1Bをそれぞれ手前側のキャッシャ側に向けて立設される。商品読取装置1の客用ディスプレイ13は、顧客通路側を向いてハウジング1Aに取り付けられる。
会計カウンタ3の商品読取装置1を挟んで顧客移動方向上流側の荷受面は、買物客が購入する未登録の商品Mが入れられた買物カゴ6を置くためのスペースとなる。また、下流側の荷受面は、商品読取装置1により登録された商品Mを入れるための買物カゴ7を置くためのスペースとなる。
図2は、商品読取装置1とPOS端末2とのハードウェア構成を示すブロック図である。商品読取装置1は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)101を搭載する。そしてこのCPU101に、アドレスバス,データバス等のバスライン102を介して、ROM103とRAM104とが接続される。ROM103には、CPU101によって実行されるプログラムが記憶される。
この他、バスライン102には、入出力回路(不図示)を介して前記撮像部14が接続される。また、接続インターフェース105及び接続インターフェース106を介して、表示・操作デバイスであるキーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13が、バスライン102に接続される。タッチパネル12は、例えば液晶ディスプレイを用いたパネル表示部121と、この表示部の画面上に重ねて配置されたタッチパネルセンサ122とを備える。
POS端末2も、制御部本体としてCPU201を搭載する。そしてこのCPU201に、バスライン202を介して、ROM203、RAM204、HDD(Hard Disk Drive)装置205、通信インターフェース206及び接続インターフェース207が接続される。また、バスライン202には、前記キーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23、プリンタ24及びドロワ5の各部も、それぞれ入出力回路(不図示)を介して接続される。
通信インターフェース206は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、店舗の中枢を担うストアコンピュータSCと接続される。この接続により、POS端末2は、ストアコンピュータSCとデータの送受信が可能となる。例えばPOS端末2は、ストアコンピュータSCから商品データファイル8を受信する。受信した商品データファイル8は、HDD装置205に保存される。
接続インターフェース207は、通信ケーブルを介して、商品読取装置1の両接続インターフェース105,106と接続される。この接続により、POS端末2は、商品読取装置1とデータの送受信が可能となる。例えばPOS端末2は、商品読取装置1で読み取られた商品情報を受信する。またPOS端末2は、前記商品データファイル8のデータを商品読取装置1に送信する。
図3は、商品データファイル8のデータ構造を示す模式図である。図3に示すように、商品データファイル8には、各商品を識別する商品コードに関連付けて、その商品の属性(商品分類)、名称(商品名)、単価、外観特徴パラメータ等が記憶される。外観特徴パラメータは、商品の形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等のような商品の標準的な外観の特徴量を商品毎に数値化したものである。
かかる構成の商品読取装置1とPOS端末2とを含む店舗会計システムにおいて、商品読取装置1のCPU101は、図4に示すように、撮像手段である撮像部14が撮像した画像からその画像に含まれる商品を認識する商品認識手段31と、撮像部14が撮像した画像からその画像に含まれる商品に付されたデータコードを認識するデータコード認識手段32と、商品認識手段31による商品認識処理とデータコード認識手段32によるデータコード認識処理のどちらの処理を有効にするかを切り替える切替手段33と、商品認識手段31により認識された商品の情報またはデータコード認識手段32により認識されたデータコードの情報を出力する出力手段34としての機能を有する。これらの機能は、ROM103に格納された商品読取プログラムにしたがって実現される。
図5及び図6の流れ図を用いて上記CPU101の各機能について説明する。この流れ図は、前記商品読取プログラムにしたがってCPU101が実行する情報処理の要部手順を示すものである。
この処理は、例えばPOS端末2から接続インターフェース105を介して商品登録の開始を指令するコマンドが入力されると開始される。先ず、CPU101は、タッチパネル12のパネル表示部121に登録画面40を表示させる(ST1)。
登録画面40の一例を、図7に示す。図示するように登録画面40は、カレントエリア41と明細エリア42とを有する。カレントエリア41は、最新の登録商品の商品名、単価、数量、金額等を表示するための領域である。明細エリア42は、1商取引で登録された各商品の商品名、単価、数量、金額等を表示するための領域である。また、登録画面40には、[自動認識]ボタン43の画像も表示される。[自動認識]ボタン43の機能については、後述する。
次に、CPU101は、撮像部14に対して撮像オン信号を出力する(ST2)。この撮像オン信号により、撮像部14は撮像領域の撮像を開始する。撮像部14で撮像されたフレーム画像はRAM104に順次保存される。そこでCPU101は、RAM104に保存されたフレーム画像を取り込む(ST3)。
フレーム画像を取り込む毎に、CPU101は、その画像を解析してデータコードの一種であるバーコードを認識する(ST4)。画像解析によるバーコードの認識技術は、例えば特開2008−033640号公報に記載されている。
CPU101は、フレーム画像からバーコードを認識できたか否かを判定する(ST5)。バーコードを認識できない場合(ST5にてNO)、CPU101は、[自動認識]ボタン43の画像がタッチ操作されたか否かを判断する(ST6)。タッチ操作されていない場合(ST6にてNO)、CPU101は、RAM104から次のフレーム画像を取り込む(ST3)。
フレーム画像からバーコードを認識できた場合(ST5にてYES)、CPU101は、そのバーコードから2値のコード情報を読み取る(ST7)。そしてCPU101は、読み取ったコード情報を、接続インターフェース105を介してPOS端末2に出力する(ST8)。
POS端末2のCPU201は、商品読取装置1からコード情報を受信すると、そのコード情報で商品データファイル8を検索する。そして、当該コード情報に一致する商品コードを検出すると、この商品コードに関連付けられた商品名、単価等を読出す。そして、この商品コード、商品名及び単価と、販売点数、販売金額等とを含む商品販売データを、RAM204に登録処理する。また、商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等の登録商品情報を、接続インターフェース207を介して商品読取装置1に出力する。商品読取装置1に出力された登録商品情報は、接続インターフェース106を介してタッチパネル12に与えられ、パネル表示部121に表示されている登録画面40のカレントエリア41に表示される。
ステップST8にてコード情報をPOS端末2に出力した後、CPU101は、商品登録の終了を指令するコマンドが入力されたか否かを判断する(ST9)。終了指令コマンドが入力されていない場合(ST9にてNO)、CPU101は、RAM104から次のフレーム画像を取り込む(ST3)。
接続インターフェース105を介して終了指令コマンドが入力された場合には(ST9にてYES)、CPU101は、撮像部14に対して撮像オフ信号を出力する(ST10)。この撮像オフ信号により、撮像部14は撮像領域の撮像を終了する。
前記終了指令コマンドは、例えばキーボード11に配置された[合計]キーが入力操作されたことに応じて、POS端末2から商品読取装置1に出力される。すなわち、POS端末2のCPU201は、商品読取装置1から[合計]キーのキー信号が入力されると、終了指令コマンドを商品読取装置1に出力する。また、RAM204に登録された商品販売データに基づいて、1商取引の登録締め処理を実行する。
ステップST6にて[自動認識]ボタン43の画像がタッチ操作されたことを検知した場合(ST6にてYES)、CPU101は、パネル表示部121に画像認識画面50を表示させる。そして、撮像部14で撮像されたフレーム画像を画像認識画面50に表示させる(ST11)。
画像認識画面50の一例を、図8に示す。図示するように画像認識画面50は、フレーム画像の表示領域51を有しており、登録画面40の上に重ねてポップアップ表示される。このとき、登録画面40から[自動認識]ボタン43の画像は消去される。
CPU101は、RAM104から取り込んだフレーム画像、すなわち画像認識画面50の表示領域51に表示されるフレーム画像から、その画像に含まれる商品Mを認識する(ST12)。具体的には、CPU101は先ず、フレーム画像から、肌色領域の有無を検出する。肌色領域が検出された場合、すなわちオペレータの手の映り込みが検出された場合、CPU101は、フレーム画像を二値化した画像から輪郭線などを抽出する。これにより、CPU101は、オペレータの手が把持していると想定される商品Mの輪郭抽出を試みる。商品Mの輪郭が抽出されると、CPU101は、その輪郭内の画像から、商品の形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の特徴量を読み取る。これらの商品特徴量を読み取ることができたならば、CPU101は、商品Mを認識できたとみなす。CPU101は、商品Mを認識できるまで、表示領域51に表示されるフレーム画像の商品認識処理を繰り返す。
このような画像中に含まれる物体を認識する技術は、一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれる。この一般物体認識の技術については、下記の文献において各種認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16[平成22年8月10日検索],インターネット< URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf >
また、画像をオブジェクト毎に領域分割することによって、一般物体認識を行う技術が、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”,[平成22年8月10日検索],インターネット< URL: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=repl&type=pdf >
フレーム画像から商品Mを認識できたならば、CPU101は、認識された商品Mの特徴量データをPOS端末2に出力する(ST13)。
POS端末2のCPU201は、商品読取装置1から商品Mの特徴量データを入力すると、その特徴量データを、商品データファイル8に記憶されている各商品の商品別外観特徴パラメータと照合する。そして、商品Mの特徴量に最も類似した外観特徴パラメータを有する商品を、商品Mとして確定する。
商品Mが確定されると、CPU201は、商品データファイル8からこの商品Mの商品コード、商品名、単価等を読出す。また、販売点数を“1”として販売金額を算出する。そして商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等の確定商品情報を、接続インターフェース207を介して商品読取装置1に出力する。商品読取装置1に出力された確定商品情報は、接続インターフェース106を介してタッチパネル12に与えられ、パネル表示部121に表示されている登録画面40のカレントエリア41に表示される。
この時点における登録画面40の表示例を、図9に示す。図示するように登録画面40のカレントエリア41には、フレーム画像から認識された商品Mの名称、単価、点数、金額等が表示される。また、[OK]ボタン44と[数量]ボタン45と[キャンセル]ボタン46の画像も表示される。
ステップST13にて商品Mの特徴量データをPOS端末2に出力したCPU101は、確定商品情報を待機する(ST14)。そして、接続インターフェース105を介してPOS端末2から確定商品情報を受信したならば(ST14にてYES)、CPU101は、この確定商品情報をRAM104に格納する(ST15)。次いで、CPU101は、タッチパネル12の[OK]ボタン44、[数量]ボタン45または[キャンセル]ボタン46のいずれかのボタン画像がタッチ操作されるのを待機する(ST16,ST17,ST18)。
ここで、接続インターフェース105を介して入力されるタッチパネルセンサ122の信号により、[キャンセル]ボタン46の画像がタッチ操作されたと検知すると(ST18にてYES)、CPU101は、RAM104から次のフレーム画像を取り込む(ST3)。このとき、登録画面40には、[OK]ボタン44、[数量]ボタン45及び[キャンセル]ボタン46に代えて、[自動認識]ボタン43の画像が再度表示される。
また、接続インターフェース105を介して入力されるタッチパネルセンサ122の信号により、[数量]ボタン45の画像がタッチ操作されたと検知すると(ST17にてYES)、CPU101は、パネル表示部121に数量入力画面60を表示させる(ST19)。
数量入力画面60の一表示例を、図10に示す。図示するように数量入力画面60は、[0]〜[9]までの置数キーと[Enter]キーとを含み、登録画面40上に重ねてポップアップ表示される。
CPU101は、数量入力画面60から数量が入力されるのを待機する(ST20)。タッチパネルセンサ122の信号により、置数キーによる置数後に[Enter]キーが入力されたことを検知すると(ST20にてYES)、CPU101は、置数データを数量と認識する。そして、RAM104で記憶している販売点数のデータを置数された数量に変更する。また、販売金額のデータも単価に置数された数量を乗じた金額に変更する(ST21)。このとき、図10に示すようにカレントエリア41に表示されている販売点数及び販売金額も同様に変更される。しかる後、CPU101は、[OK]ボタン44、[数量]ボタン45または[キャンセル]ボタン46のいずれかのボタン画像がタッチ操作されるのを再度待機する(ST16,ST17,ST18)。
一方、タッチパネルセンサ122の信号により、[OK]ボタン44の画像がタッチ操作されたと検知した場合には(ST16にてYES)、CPU101は、RAM104で記憶している商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等の確定商品情報をPOS端末2に出力する(ST22)。
接続インターフェース207を介して商品読取装置1から確定商品情報を受信したPOS端末2のCPU201は、この確定商品情報を商品販売データとして、RAM204に登録処理する。
ステップST22にて確定商品情報をPOS端末2に出力した後、CPU101は、商品登録の終了を指令するコマンドが入力されたか否かを判断する(ST23)。終了指令コマンドが入力されていない場合(ST23にてNO)、CPU101は、RAM104から次のフレーム画像を取り込む(ST3)。このとき、登録画面40には、[OK]ボタン44、[数量]ボタン45及び[キャンセル]ボタン46に代えて、[自動認識]ボタン43の画像が再度表示される。
終了指令コマンドが入力された場合には(ST23にてYES)、CPU101は、撮像部14に対して撮像オフ信号を出力する(ST24)。この撮像オフ信号により、撮像部14は撮像を終了する。
このように、商品読取装置1は、商品読取プログラムにしたがってCPU101が実行する情報処理手順のステップST4の処理によりデータコード認識手段33を構成し、ステップST12の処理により商品認識手段31を構成し、ステップST6の処理により切替手段33を構成し、ステップST8またはST13の処理により出力手段34を構成する。
また、データコード認識手段32によるデータコード(バーコード)の認識処理は、商品登録の開始を指令するコマンドが入力された後であれば実行可能であるが、商品認識手段31による商品認識処理は、[自動認識]ボタン43の画像がタッチ操作されないと、実行されない。しかも、商品認識処理にて認識された1商品の情報がPOS端末2に出力されると、ステップST3の処理に戻る。すなわち、データコード認識手段32によるデータコードの認識処理が有効となる。
このように、商品読取装置1は、データコード認識手段32によるデータコードの認識処理をデフォルトの処理としている。そして、自動認識ボタン43の操作入力により切替が宣言されると、デフォルトでない処理、つまりは商品認識手段31による商品認識処理を有効にする。そして、このデフォルトでない商品認識処理は、1つの商品を認識すると終了し、デフォルトの処理であるデータコードの認識処理が再び有効になる。
また、商品読取装置1は、ステップST6にて[自動認識]ボタン43がタッチ操作されると、ステップST11にてパネル表示部121に画像認識画面50を表示させる。画像認識画面50が表示されると、商品読取装置1のオペレータは、デフォルトでない処理、つまりは商品認識手段31による商品認識処理が有効であると認識できる。すなわち商品読取装置1は、ステップST11の処理により、デフォルトでない処理が有効であることを報知する報知手段を構成する。
本実施形態の店舗会計システムが導入された店舗のキャッシャは、買物カゴ6から未登録の商品Mを取り出す毎に、その商品にバーコードが付されているか否かを判断する。そして、バーコードが付されている場合には、その商品のバーコードが付されている面を読取窓1Bにかざす。そうすると、図5に示される情報処理手順のステップST3,4,7,8の処理が順に実行されて、タッチパネル12に表示されている登録画面40のカレントエリア41に、当該商品Mの商品名、販売点数、単価、販売金額が表示される。また、当該商品Mの販売データがPOS端末2に登録処理される。
一方、バーコードが付されていない商品の場合には、タッチパネル12に表示されている[自動認識]ボタン43の画像にタッチした後、その商品を読取窓1Bにかざす。そうすると、同情報処理手順のステップST11,12,13,14,15の処理が順に実行されて、登録画面40のカレントエリア41に、当該商品Mの商品名、販売点数、単価、販売金額が表示される。
このとき、販売点数は“1”である。商品Mが複数ある場合、キャッシャは、[数量]ボタン45の画像にタッチする。そうすると、数量入力画面60が表示されるので、キャッシャは、商品Mの数量を入力する。そうすると、カレントエリア41の販売点数と販売金額が変更される。その後、キャッシャが[OK]ボタン47の画像にタッチすると、POS端末2では入力数量分の商品Mの販売データが登録処理される。
このように本実施形態の商品読取装置1であれば、バーコードが付されている商品と同様に、バーコードが付されていない商品についても、読取窓1Bに商品をかざすだけで商品情報を読み取らせることができる。したがって、バーコードが付されている商品と付されていない商品との間で、操作手順が大きく代わることはない。
しかも、商品読取装置1は、データコード認識手段32によるデータコード認識処理をデフォルトの処理としており、[自動認識]ボタン43の画像がタッチ操作されない限り、商品認識手段31による商品認識処理が有効にはならない。現状、スーパーマーケット等で販売される商品にはデータコードの一種としてバーコードが大抵付されており、バーコードが付されていない商品の方が少ない。したがって、オペレータは、登録商品のうちの大部分についてはその商品のバーコードを読取窓1Bにかざすだけであり、バーコードが付されていない一部の商品については[自動認識]ボタン43の画像にタッチしてからその商品を読取窓1Bにかざせばよいので、作業効率に優れた商品読取装置1を提供することができる。
また、商品認識手段31による商品認識処理によって1商品が認識されると、自動的にデータコード認識手段32によるデータコード認識処理に戻る。このためオペレータは、バーコードが付されていない商品を登録するときのみ[自動認識]ボタン43の画像にタッチすればよい。したがって、バーコードが付された商品の方が付されていない商品よりも多い店では、[自動認識]ボタン43にタッチする回数が少ないので、操作が煩雑にならず効率的である。
さらに、オペレータが[自動認識]ボタン43の画像にタッチすると、パネル表示部121に画像認識画面50が表示される。したがって、オペレータは、画像認識画面50が表示されたことから商品認識手段31による商品認識処理が有効であると容易に認識できる。すなわち、デフォルトでない処理が有効であることをオペレータに容易に認識させることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、デフォルトでない処理、すなわち商品認識手段31による商品認識処理は、1つの商品を認識すると終了する。そして、デフォルトの処理、すなわちデータコード認識手段32によるデータコード認識処理が再び有効になる。このため、バーコードが付されていない商品を登録する都度、[自動認識]ボタン43の画像にタッチする必要がある。第2の実施形態は、バーコードが付されていない商品を続けて登録する場合には、[自動認識]ボタン43の画像にタッチしないで処理できるようにしたものである。
この第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、商品読取プログラムにしたがってCPU201が実行する情報処理の一部であり、第2の実施形態における情報処理の要部手順を図11及び図12の流れ図で示す。なお、図5,図6に示した第1の実施形態の情報処理手順と同一部分には同一符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図11に示すように、第2の実施形態においても、ステップST6にて[自動認識]ボタン43の画像がタッチ操作されたことを検知すると(ST5にてYES)、CPU101は、パネル表示部121に画像認識画面50を表示させる。そして、撮像部14で撮像されたフレーム画像を画像認識画面50に表示させる(ST11)。
第2の実施形態における画像認識画面50の一例を、図13に示す。図示するように、画像認識画面50は、フレーム画像の表示領域51を有しており、登録画面40の上に重ねてポップアップ表示される。このとき、登録画面40から[自動認識]ボタン43の画像は消去され、代わりに[認識終了]ボタン47と[キャンセル]ボタン48の画像が表示される。
しかる後、CPU101は、画像認識画面50の表示領域51に表示されるフレーム画像から、その画像に含まれる商品Mを認識する(ST12)。またCPU101は、[認識終了]ボタン47または[キャンセル]ボタン48の画像がタッチ操作されたか否かも監視する(ST31,ST32)。そして、[キャンセル]ボタン48の画像がタッチ操作された場合には(ST32にてYES)、CPU101は、RAM104から次のフレーム画像を取り込む(ST33)。そして、ステップST12の処理に戻り、CPU101は、取り込んだフレーム画像から、その画像に含まれる商品Mを認識する(ST12)。
これに対し、[認識終了]ボタン47の画像がタッチ操作された場合には(ST31にてYES)、CPU101は、ステップST3の処理に戻る。そしてCPU101は、RAM104から次のフレーム画像を取り込み(ST3)、その画像を解析してデータコードの一種であるバーコードを認識する(ST4)。
[認識終了]ボタン47または[キャンセル]ボタン48の画像がタッチ操作されることなく、フレーム画像から商品Mを認識できたならば(ST31にてNO、ST32にてNO)、CPU101は、認識された商品Mの特徴量データをPOS端末2に出力する(ST13)。以後、CPU101は、第1の実施形態で説明したステップST14〜ST24の処理を実行する。
ただし第1の実施形態では、ステップST23の処理において終了指令コマンドが入力されていない場合(ST23にてNO)、CPU101は、ステップST3の処理に戻ったが、第2の実施形態では、前記ステップST33の処理を経てステップST12の処理に戻る。すなわち第1の実施形態では、終了指令コマンドが入力されていない場合に、CPU101は、RAM104から次のフレーム画像を取り込んでバーコードの認識処理を実行したが、第2の実施形態では、CPU101は、次のフレーム画像に対して商品認識処理を実行する。
このように、第2の実施形態の商品読取装置1においては、[自動認識]ボタン43の画像がタッチ操作されて、デフォルトでない商品認識処理に入ると、[認識終了]ボタン47がタッチ操作されるまで、デフォルトの処理であるデータコード認識処理に戻ることはない。換言すれば、デフォルトでない処理が有効になると、[認識終了]ボタン47のタッチ入力により終了が宣言されるまで有効状態を維持し、終了が宣言されると、デフォルトの処理を有効にする。ここに、[認識終了]ボタン47は、デフォルトでない処理の終了を宣言する宣言手段として機能する。
第2の実施形態の商品読取装置1であれば、バーコードが付されていない商品を続けて登録する場合に、都度、[自動認識]ボタン43の画像にタッチしなければならない面倒がなくなる。
(第3,第4の実施形態)
前記第1または第2の実施形態では、デフォルトの処理、すなわちデータコード認識手段32によるデータコード認識処理が有効な状態において、[自動認識]ボタン43の画像がタッチ操作されると(ST6にてYES)、デフォルトでない処理、すなわち商品認識手段31による商品認識処理が有効となる(ST12)。しかしながら、データコード認識手段32によるバーコードの認識精度と、商品認識手段31による商品の認識精度とを比較すると、認識精度はデータコード認識手段32の方が高い。このため、たとえ商品認識手段31による商品認識処理が有効となっても、画像からバーコードが認識できる場合にはデータコード認識手段32によるデータコード認識処理を実行した方がよい。
そこで次に、商品読取装置1が、切替手段33により有効となった認識処理を実行する前に、有効とならなかった認識処理を実行する割込手段をさらに備え、この割込手段により有効とならなかった認識処理を実行したが認識できなかったとき、有効となった認識処理を実行するようにした第3,第4の実施形態について説明する。因みに、第3の実施形態は、第1の実施形態に係る商品読取装置1に確認手段を設けたものであり、第4の実施形態は、第2の実施形態に係る商品読取装置1に確認手段を設けたものである。
第3の実施形態に係る商品読取装置1において、CPU101が商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を図14に示す。なお、第1の実施形態の同処理手順である図5と共通する処理ステップには同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
図5と図14とを対比すればわかるように、第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、ステップST11の画像認識画面表示処理の後に、ST41の判断処理を追加した点である。すなわちCPU101は、フレーム画像からバーコードを認識できたか否かを再度判定する(ST41)。そしてバーコードを認識できた場合には(ST41にてYES)、CPU101は、そのバーコードから2値のコード情報を読み取る(ST7)。バーコードを認識できなかった場合には(ST41にてNO)、CPU101は、フレーム画像から、その画像に含まれる商品Mを認識する(ST12)。
このように、第3の実施形態において、商品読取装置1は、CPU101が実行する情報処理手順のステップST41の処理により、割込手段を構成する。
次に、第4の実施形態に係る商品読取装置1において、CPU101が商品読取プログラムにしたがって実行する情報処理の要部手順を図15に示す。なお、第2の実施形態の同処理手順である図11と共通する処理ステップには同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
図11と図15とを対比すればわかるように、第4の実施形態が第2の実施形態と異なる点は、ステップST11の画像認識画面表示処理の後に、ST51の判断処理を追加した点である。すなわちCPU101は、フレーム画像からバーコードを認識できたか否かを再度判定する(ST51)。そしてバーコードを認識できた場合には(ST51にてYES)、CPU101は、そのバーコードから2値のコード情報を読み取る(ST7)。バーコードを認識できなかった場合には(ST51にてNO)、CPU101は、フレーム画像から、その画像に含まれる商品Mを認識する(ST12)。
このように、第4の実施形態において、商品読取装置1は、CPU101が実行する情報処理手順のステップST51の処理により、割込手段を構成する。
第3または第4の実施形態によれば、オペレータが[自動認識]ボタン43の画像にタッチした後も、商品読取装置1は、再度、デフォルトの処理であるデータコード認識処理を実行して、フレーム画像からバーコードを認識できるか否かを判定する。そして、バーコードを認識できなかった場合には、商品読取装置1は、デフォルトでない処理である商品認識処理を実行して、フレーム画像から商品を認識する。
これに対し、バーコードを認識できた場合には、商品読取装置1は、そのバーコード情報を読み取って、POS端末2に出力する。すなわち、オペレータが[自動認識]ボタン43の画像にタッチした後でも、商品読取装置1は、商品認識処理よりもデータコード認識処理を優先して実行するようにしている。したがって、商品認識手段31による商品認識処理が有効となっても、画像からバーコードが認識できる場合にはデータコード認識手段32によるデータコード認識処理が実行される。このため、誤操作で自動認識ボタン43が押された場合であっても、バーコード読取を行うことができる。
(第5の実施形態)
前記第1乃至第4実施形態では、切替手段33を動作させるスイッチとして[自動認識]ボタン43の画像を登録画面40上に表示させた。このため、図1に示す店舗会計システムにおいて、バーコードが付されていない商品を登録する際には、オペレータは、以下の手順で作業を進めることになる。
先ず、オペレータは、右手で買物カゴ6から未登録の商品Mを取り出す。そして、この商品Mにバーコードが付されているか否かを確認する。バーコードが付されていない場合、オペレータは左手で[自動認識]ボタン43の画像にタッチする。あるいは、商品Mを左手に持ち替えてから、右手で[自動認識]ボタン43の画像にタッチする。しかる後、オペレータは商品を読取窓1Bにかざす。これにより、商品が正しく認識されたならば、オペレータは商品を買物カゴ7に入れる。
読取窓1Bは、ハウジング1Aの中央部に形成されている。一方、登録画面40は、ハウジング1Aの上方に設けられたタッチパネル12に表示される。したがって、オペレータは、商品を持っていない方の手でタッチパネル12の[自動認識]ボタン43にタッチするか、商品を持った手を上げて[自動認識]ボタン43にタッチした後、手を下ろして読取窓1Bにかざすことになる。このように、[自動認識]ボタン43がタッチパネル12に設けられていると、オペレータの作業効率が低くなる。
そこで第5の実施形態では、切替手段33を動作させるスイッチとして、図16に示すように、商品読取装置1における読取窓1Bの周囲部近傍に接触式の操作子70を配置する。図16の例では、操作子70の配置場所を、読取窓1Bに向かって右側つまりは顧客移動方向上流側の側面とする。操作子70は、静電容量式のタッチスイッチである。
第5の実施形態では、オペレータは、以下の手順で商品登録作業を進める。先ず、オペレータは、右手で買物カゴ6から未登録の商品Mを取り出す。そして、この商品Mにバーコードが付されているか否かを確認する。バーコードが付されていない場合、オペレータは、商品を持った右手の指で操作子70にタッチする。次いで、オペレータは商品を読取窓1Bにかざす。これにより、商品が正しく認識されたならば、オペレータは商品を買物カゴ7に入れる。
このように、第5の実施形態によれば、オペレータは、商品読取装置1を挟んで顧客移動方向上流側の買物カゴ6から取り出した商品を下流側の買物カゴ6に移し入れるという一連の作業の中で、バーコードが付されている商品についてはそのバーコード部分を読取窓1Bにかざし、バーコードが付されていない商品については操作子70にタッチして切替手段33を動作させてから商品Mを読取窓1Bにかざすということが可能となる。したがって、バーコードが付された商品と付されていない商品とが混在している場合でも、スムーズに多くの商品を登録できるので、オペレータの作業負荷を軽減できる。
また、第5の実施形態において操作子70は、接触式のスイッチである。したがって、オペレータが操作子70にタッチしない限り、商品認識手段31による商品認識処理は有効にならない。仮に、非接触式のスイッチを適用した場合には、オペレータが商品を読取窓1Bにかざした際に商品認識手段31による商品認識処理が有効となり、バーコードが付されているにも拘らず、認識精度の低い商品認識処理が実行されてしまうが、第5の実施形態では、このような問題は起こり得ない。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば前記各実施形態は、キャッシャが対応する会計カウンタの商品読取装置1に適用したが、適用事例はこれに限定されるものではない。例えば、客自身が自ら会計を行うセルフチェックアウトシステムの商品読取装置に適用することも可能である。また、商品読取装置1がPOS端末2に組み込まれて一体として構成されていてもよい。要は、商品読取装置1とPOS端末2とからなるチェックアウトシステムに適用可能である。
また、前記第1〜第4の実施形態では、切替手段33を動作させる指令として[自動認識]ボタン43の画像を登録画面40上に表示させたが、切替手段33は、これに限定されるものではない。例えば、キーボード11に配置されているキーの1つを、[自動認識]ボタン43と同様の機能を有するキーとしてもよい。[OK]ボタン44、[数量]ボタン45、[認識終了]ボタン47、[キャンセル]ボタン46,48についても同様である。あるいは、キャッシャ(または客)の足元に備えられたフットスイッチによって、切替手段33を構成することも可能である。このようなフットスイッチを足で操作することによって、ユーザの操作性向上を図ることができる。
また、前記第5の実施形態では、切替手段33を動作させる指令としての操作子70の配置場所を読取窓1Bに向かって右側としたが、配置場所はここに限定されるものではない。例えば、読取窓1Bの周囲部における上側あるいは下側であってもよい。また、読取窓1Bに向かって右側だけでなく左側にも操作子70を設けてもよい。読取窓1bの周囲部左右に操作子70を設けることによって、顧客移動方向が読取窓に向かって右側から左側のレーンであっても、その逆の方向のレーンであっても対応できるメリットがある。
また、第2及び第4の実施形態において必要な[認識終了]ボタン47についても、その代わりに接触式の操作子を読取窓1Bの周囲部に設けてもよい。
また、前記実施形態では、画像認識画面50や数量入力画面60を登録画面40の上に重ねてポップアップ表示するようにしたが、ポップアップ表示ではなく、登録画面40に代えてパネル表示部121に表示させてもよい。
また、前記実施形態では、画像認識画面50を表示させることを報知手段としたが、報知手段はこれに限定されるものではなく、他の表示,音等の報知手段により、デフォルトでない処理が有効であることを報知するように構成することも可能である。
また、前記実施形態では、データコード認識手段32によるデータコード認識処理をデフォルトとしたが、商品認識手段31による商品認識処理をデフォルトとしてもよい。このような態様は、バーコード等のデータコードが付されている商品に対して付されていない商品の比率が大きくなればなるほど有効となる。なお、データコード認識手段32によって認識されるデータコードはバーコードに限定されるものではなく、例えば二次元コードであってもよい。
また、前記実施形態では、商品データファイル8に商品別の外観特徴パラメータを記憶したが、パラメータの代わりに標準的な外観を有する商品の画像情報を記憶しても、商品認識手段31によって商品を認識することは可能である。
また、前記実施形態は、装置内部のプログラム記憶部であるROM103に発明の機能を実現させる商品読取プログラムが予め記録されているものとした。しかしこれに限らず、同様のプログラムがネットワークから装置にダウンロードされてもよい。あるいは、記録媒体に記録された同様のプログラムが、装置にインストールされてもよい。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…商品読取装置、2…POS端末、8…商品データファイル、12…タッチパネル、14…撮像部、40…登録画面、43…自動認識ボタン、47…認識終了ボタン、50…画像認識画面、60…数量入力画面、70…操作子、101,201…CPU。
一実施形態において、商品読取装置は、商品認識手段と、データコード認識手段と、切替手段と、表示手段と、出力手段とを備える。商品認識手段は、撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれる商品を認識する。データコード認識手段は、撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれる商品に付されたデータコードを認識する。切替手段は、商品認識手段による商品認識処理とデータコード認識手段によるデータコード認識処理のどちらの処理を有効にするかを切り替える。表示手段は、切替手段によりデフォルトでない処理が有効な状態に切り替わったならば、前記撮像手段で撮像された画像を表示する。出力手段は、商品認識手段により認識された商品の情報またはデータコード認識手段により認識されたデータコードの情報を出力する。

Claims (9)

  1. 撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれる商品を認識する商品認識手段と、
    前記撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれるデータコードを認識するデータコード認識手段と、
    前記データコード認識手段によるデータコード認識処理をデフォルトの処理とし、前記商品認識手段による商品認識処理をデフォルトでない処理として、前記デフォルトの処理が有効な状態から前記デフォルトでない処理が有効な状態に切り替える切替手段と、
    前記有効な状態にある前記データコード認識処理または前記商品認識処理により認識されたデータコードの情報または商品の情報を出力する出力手段と、
    を具備したことを特徴とする商品読取装置。
  2. 前記デフォルトでない処理が有効になると、このデフォルトでない処理で1つの商品またはデータコードを認識した後に前記デフォルトの処理を有効にすることを特徴とする請求項1記載の商品読取装置。
  3. 前記デフォルトでない処理の終了を宣言する宣言手段、をさらに具備し、
    前記デフォルトでない処理が有効になると前記宣言手段により終了が宣言されるまで有効状態を維持し、前記宣言手段により終了が宣言されると前記デフォルトの処理を有効にすることを特徴とする請求項1記載の商品読取装置。
  4. 前記デフォルトでない処理が有効であることを報知する報知手段、をさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1記載の商品読取装置。
  5. 前記切替手段により有効となった前記デフォルトでない処理を実行する前に、前記デフォルトの処理を実行する割込手段、をさらに具備し、
    前記割込手段により前記デフォルトの処理を実行したが認識できなかったとき、前記デフォルトでない処理を実行することを特徴とする請求項1記載の商品読取装置。
  6. 前記デフォルトでない処理を実行して1つの商品またはデータコードを認識した後は、前記デフォルトの処理を有効にすることを特徴とする請求項5記載の商品読取装置。
  7. 前記切替手段は、前記撮像手段によって撮像される商品をかざすための読取窓の周囲部に配置された接触式操作子が入力されたか否かによって切り替えることを特徴とする請求項1記載の商品読取装置。
  8. 前記接触式操作子は、静電容量式のタッチスイッチであることを特徴とする請求項7記載の商品読取装置。
  9. コンピュータに、
    撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれる商品を認識する商品認識機能と、
    前記撮像手段が撮像した画像からその画像に含まれるデータコードを認識するデータコード認識機能と、
    前記データコード認識処理をデフォルトの処理とし、前記商品認識処理をデフォルトでない処理として、前記デフォルトの処理が有効な状態から前記デフォルトでない処理が有効な状態に切り替える切替機能と、
    前記有効な状態にある前記データコード認識処理または前記商品認識処理により認識されたデータコードの情報または商品の情報を出力する出力機能と、
    を実現させるための商品読取プログラム。
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