JP5619095B2 - 商品認識装置及び商品認識プログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、商品認識装置及び商品認識プログラムに関する。
対象となる物品(オブジェクト)を撮像部で撮像した画像データから当該物品の特徴量を抽出し、認識辞書ファイルに登録された特徴量データと照合して類似度を算出し、この類似度に応じて当該物品の種別等を認識する技術がある。このような画像中に含まれる物品を認識する技術は、一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれる。この一般物体認識の技術については、下記の文献において各種認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16[平成22年8月10日検索],インターネット< URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf >
また、画像をオブジェクト毎に領域分割することによって、一般物体認識を行う技術が、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”,[平成22年8月10日検索],インターネット< URL: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=repl&type=pdf >
近年、例えば小売店の会計システム(POSシステム)において、顧客が買い上げる商品、特に、野菜、果物等のようにバーコードが付されていない商品の認識装置に、一般物体認識の技術を適用することが提案されている。この場合、認識辞書ファイルには、認識対象商品の外観形状、色合い、模様、凹凸具合等の表面情報をパラメータで表わす特徴量データが保存される。商品認識装置は、撮像手段によって撮像された商品の画像データから当該商品の外観上の特徴量を抽出し、この特徴量を認識辞書ファイルに登録されている各商品の特徴量データと照合する。そして商品認識装置は、特徴量が類似している商品を認識商品候補として出力する。
特開2010−237886号公報
野菜や果物等は、同じ品種でも産地や収穫時期等の違いなどによって色合いが微妙に異なる。このため、一般物体認識の技術を野菜や果物等の商品の認識装置に適用した場合、予め用意されている認識辞書の特徴量データと、商品販売時に撮影した商品画像から得られる当該商品の外観上の特徴量との類似度にばらつきを生じ、認識精度が低下する懸念がある。
本発明が解決しようとする課題は、同じ品種でも産地の違いや時期の違いなどによって色合いが微妙に異なる商品の認識率を高め得ることにある。
一実施形態において、商品認識装置は、特徴量抽出手段、商品候補抽出手段、商品選択受付手段、補正データ生成手段、補正データ記憶手段補正手段及び基準補正生成手段を備える。特徴量抽出手段は、撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる商品の外観特徴量を抽出する。商品候補抽出手段は、特徴量抽出手段により抽出された外観特徴量のデータを、認識対象である商品毎にその商品の表面情報を表わす特徴量データが保存される認識辞書ファイルの特徴量データと照合して、画像に含まれる商品の候補を抽出する。商品選択受付手段は、商品候補抽出手段により複数の商品候補が抽出された場合、この複数の商品候補の中から画像に含まれる商品の選択入力を受け付ける。補正データ生成手段は、商品選択受付手段により選択入力を受け付けた商品の特徴量データと特徴量抽出手段により抽出された外観特徴量のデータとから補正データを生成する。補正データ記憶手段は、補正データ生成手段により生成された補正データを、選択入力を受け付けた商品を特定する商品識別データと関連付けて記憶部に記憶させる。補正手段は、記憶部に記憶された補正データで特徴量抽出手段により抽出された商品の外観特徴量を補正する。基準補正生成手段は、記記憶部で商品別に記憶される各補正データから基準補正データを生成する。そして、補正データ記憶手段は、記憶部で記憶される補正データの数が所定値を超えると、基準補正生成手段により生成される基準補正データを認識辞書ファイルに特徴量データが保存されている認識対象の商品に対する補正データとして記憶部に記憶させる。
本実施形態である店舗会計システムの外観図。 スキャナ装置とPOS端末とのハードウェア構成を示すブロック図。 認識辞書ファイルに保存される商品別辞書データの構造を示す模式図。 辞書データに含まれる特徴量データの概念図。 補正データファイルに保存される商品別補正データの構造を示す模式図。 第1の実施形態における商品認識装置の機能ブロック図。 商品認識プログラムに従って商品認識装置のCPUが実行する情報処理手順の要部を示す流れ図。 図7のステップST5で示される認識処理の手順を具体的に示す流れ図。 図7のステップST12で示される補正データ編集処理の手順を具体的に示す流れ図。 登録商品候補選択画面の一例を示す図。 第2の実施形態における商品認識装置の機能ブロック図。 第2の実施形態における補正データ編集処理の手順を具体的に示す流れ図。 第3の実施形態における商品認識装置の機能ブロック図。 第3の実施形態における補正データ編集処理の手順を具体的に示す流れ図。
以下、商品認識装置に係る実施形態を、図面を用いて説明する。なお、本実施形態は、野菜,果物等を商品として取扱う小売店の店舗会計システムを構築するスキャナ装置1とPOS(Point Of Sales)端末2とに、商品認識装置としての機能を持たせた場合である。
[第1の実施形態]
始めに、第1の実施形態について説明する。
図1は、店舗会計システムの外観図である。このシステムは、顧客が買い上げる商品を登録する登録部としてのスキャナ装置1と、顧客の代金支払いを処理する決済部としてのPOS(Point Of Sales)端末2とを含む。スキャナ装置1は、会計カウンタ3の上に取り付けられる。POS端末2は、レジ台4の上にドロワ5を介して設置される。スキャナ装置1とPOS端末2とは、通信ケーブル300(図2を参照)によって電気的に接続される。
スキャナ装置1は、キーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13を備える。これらの表示・操作デバイス(キーボード11、タッチパネル12、客用ディスプレイ13)は、スキャナ装置1の本体を構成する薄型矩形形状のハウジング1Aに取り付けられる。
ハウジング1Aには、撮像手段としての撮像部14が内蔵される。また、矩形状の読取窓1Bが、ハウジング1Aの正面に形成される。撮像部14は、エリアイメージセンサであるCCD(Charge Coupled Device)撮像素子及びその駆動回路と、撮像領域の画像をCCD撮像素子に結像させるための撮像レンズとを備える。撮像領域とは、読取窓1Bから撮像レンズを通してCCD撮像素子のエリアに結像するフレーム画像の領域を指す。撮像部14は、撮像レンズを通ってCCD撮像素子に結像した撮像領域の画像を出力する。
POS端末2は、決済に必要なデバイスとしてキーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23及びレシートプリンタ24を備える。
会計カウンタ3は、その奥側の顧客通路に沿って細長い形状である。レジ台4は、会計カウンタ3に沿って移動する顧客の移動方向に対して下流側の会計カウンタ3の端部手前側に、会計カウンタ3に対して略垂直に置かれる。そして、この会計カウンタ3の手前側とレジ台4の手前側が、会計担当の店員いわゆるキャッシャのスペースとなる。
会計カウンタ3の略中央には、スキャナ装置1のハウジング1Aが、キーボード11、タッチパネル12及び読取窓1Bをそれぞれ手前側のキャッシャ側に向けて立設される。スキャナ装置1の客用ディスプレイ13は、顧客通路側を向いてハウジング1Aに取り付けられる。
会計カウンタ3のスキャナ装置1を挟んで顧客移動方向上流側の荷受面は、買物客が購入する未登録の商品Mが入れられた買物カゴ6を置くためのスペースとなる。他方、下流側の荷受面は、スキャナ装置1により登録された商品Mを入れるための買物カゴ7を置くためのスペースとなる。
図2は、スキャナ装置1とPOS端末2とのハードウェア構成を示すブロック図である。スキャナ装置1は、スキャナ部101と操作・表示部102とを備える。スキャナ部101は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)111を搭載する。そしてこのCPU111に、アドレスバス,データバス等のバスライン112を介して、ROM(Read Only Memory)113とRAM(Random Access Memory)114とが接続される。ROM113には、CPU111によって実行されるプログラムが記憶される。
この他、バスライン112には、入出力回路(不図示)を介して前記撮像部14が接続される。また、接続インターフェース115及び接続インターフェース116を介して、前記キーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13が、バスライン112に接続される。タッチパネル12は、例えば液晶ディスプレイを用いたパネル表示部121と、この表示部の画面上に重ねて配置されたタッチパネルセンサ122とを備える。
前記接続インターフェース116と、前記キーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13とは、前記操作・表示部102を構成する。操作・表示部102を構成する各部は、スキャナ部101のCPU111のみならず、後述するPOS端末2のCPU201によってもコントロールされる。
POS端末2も、制御部本体としてCPU201を搭載する。そしてこのCPU201に、バスライン202を介して、ROM203、RAM204、補助記憶部205、通信インターフェース206及び接続インターフェース207が接続される。また、バスライン202には、前記キーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23、プリンタ24及びドロワ5の各部も、それぞれ入出力回路(不図示)を介して接続される。
通信インターフェース206は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、店舗の中枢を担う店舗サーバ(不図示)と接続される。この接続により、POS端末2は、店舗サーバとデータの送受信が可能となる。
接続インターフェース207は、通信ケーブル300を介して、スキャナ装置1の両接続インターフェース115,116と接続される。この接続により、POS端末2は、スキャナ装置1のスキャナ部101で読み取られた情報を受信する。また、POS端末2は、スキャナ装置1の操作・表示部102を構成するキーボード11、タッチパネル12、客用ディスプレイ13との間でデータ信号を送受信する。
補助記憶部205は、例えばHDD(Hard Disk Drive)装置またはSSD(Solid State Drive)装置であって、種々のプログラムの他、認識辞書ファイル30、補正データファイル40等のデータファイルを保存する。
図3は、認識辞書ファイル30に保存される商品別辞書データの構造を示す模式図である。図3に示すように、認識辞書ファイル30には、認識対象である商品毎に、その商品を識別する商品ID及び商品名と関連付けて、複数の特徴量データが保存される。特徴量データは、対応する商品IDで識別される商品の表面情報(外観形状、色合い、模様、凹凸具合等)である外観上の特徴量を、例えば図4に示すn個のパラメータで表わしたもので、1つの商品に対し、その商品を様々な方向から見たときの特徴量データ0〜Nがそれぞれ保存される。なお、1つの商品に対する特徴量データの数(N+1)は、固定ではない。また、特徴量データの数(N+1)は商品によって異なる。また、商品名は必ずしも商品別辞書データに含まれていなくてもよい。
図5は、補正データファイル40に保存される商品別補正データの構造を示す模式図である。図5に示すように、補正データファイル40には、認識対象である商品毎に、その商品を識別する商品ID及び商品名と関連付けて、補正フラグと補正データとが保存される。補正データは、撮像部14で撮像された画像から抽出される商品の表面情報である外観上の特徴量のうち、色合いを示すパラメータであるR(Red)値、G(Green)値、B(Blue)値を補正する。補正フラグは、対応する補正データによる補正を実行するか否かを識別する。なお、補正データの初期値は“0”とする。また、商品名は必ずしも商品別補正データに含まれていなくてもよい。
図6は、前記スキャナ装置1とPOS端末2とによって構成される商品認識装置としての機能を説明するためのブロック図である。この機能は、特徴量抽出手段51と、商品候補抽出手段52と、商品選択受付手段53と、補正データ生成手段54と、補正データ記憶手段55と、補正手段56と、補正有無判定手段57と、再実行手段58とを含む。
特徴量抽出手段51は、撮像部14により撮像された画像からその画像に含まれる商品の形状、表面の色合い、模様、凹凸具合等の外観上の特徴量(外観特徴量)を抽出する。商品候補抽出手段52は、特徴量抽出手段51により抽出された外観特徴量のデータを、認識辞書ファイル30に保存されている各商品の特徴量データと順次照合して、商品毎にデータの類似度を算出する。類似度の算出方法は、特に限定されるものではなく、例えば等しい文字数を持つ特徴量データどうしの対応する位置にある文字が異なっている数を計数する距離の手法を用いて類似度を算出してもよい。商品候補抽出手段52は、類似度が基準より高い商品を、画像に含まれる商品の候補として抽出する。なお、類似度は、例えば、一致する度合いを示す一致度(一致率)や、どの程度相関するかを示す相関値等であってもよい。すなわち類似度は、撮像部14により撮像された画像の特徴量と認識辞書ファイル30に記憶されている特徴量とを基に得られる値であればよい。
商品候補抽出手段52により複数の商品が画像に含まれる商品の候補として認識された場合、商品選択受付手段53は、この複数の商品の中から画像に含まれる商品の選択入力を、タッチパネル12を介して受け付ける。商品選択受付手段53により複数の商品の中からいずれか1商品の選択入力を受け付けると、補正データ生成手段54は、選択入力を受け付けた商品の認識辞書ファイル30に保存されている特徴量データと特徴量抽出手段51により抽出された外観特徴量のデータとから補正データを生成する。補正データ生成手段54により補正データが生成されると、補正データ記憶手段55は、選択入力を受け付けた商品を特定する商品識別データ(商品ID)と関連付けて、その補正データを記憶部である補正データファイル40に記憶させる。
補正手段56は、補正データファイル40に記憶された補正データで、特徴量抽出手段51により抽出された商品の外観特徴量のうち色合いに関するパラメータの値(R値、G値、B値)を補正する。補正有無判定手段57は、商品候補抽出手段52により画像に含まれる商品の候補として抽出された商品に対して補正データファイル40で補正データを記憶しているか否かを、当該補正データに付加される補正フラグを参照して判定する。この補正有無判定手段57により補正データが記憶されていると判定されると、再実行手段58は、補正手段56により補正された外観特徴量を用いて商品候補抽出手段52を再度実行させる。
図7は、商品認識プログラムに従って商品認識装置(スキャナ装置1、POS端末2)のCPU-X(CPU-Xは、CPU111またはCPU201を示す:以下同)が実行する情報処理手順の要部を示す流れ図である。
図7の処理が開始すると、CPU-Xは、撮像部14に対して撮像オン信号を出力する(ST1)。例えば、CPU201がCPU111に対して撮像オンを指令し、この指令を受けたCPU111が、撮像部14に対して撮像オン信号を出力する。この撮像オン信号により、撮像部14が撮像領域の撮像を開始する。撮像部14で撮像された撮像領域のフレーム画像は、RAM114に順次保存される。
CPU-Xは、RAM114に保存されたフレーム画像のデータを取り込む(ST2)。そしてCPU-Xは、このフレーム画像から商品が検出されるか否かを確認する(ST3)。具体的には、CPU-Xは、フレーム画像を二値化した画像から輪郭線等を抽出する。そしてCPU-Xは、フレーム画像に映し出されている物体の輪郭抽出を試みる。物体の輪郭が抽出されると、CPU-Xは、その輪郭内の画像を商品とみなす。
フレーム画像から商品が検出されない場合(ST3にてNO)、CPU-Xは、RAM114から次のフレーム画像を取り込む(ST2)。そしてCPU-Xは、このフレーム画像から商品が検出されるか否かを確認する(ST3)。
フレーム画像から商品が検出された場合には(ST3にてYES)、CPU-Xは、その輪郭内の画像から商品の形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の外観上の特徴量(外観特徴量)を抽出する(ST4:特徴量抽出手段51)。抽出された外観特徴量のデータは、RAM204のワークエリアに一時的に格納される。
特徴量を抽出し終えると、CPU-Xは、図8の流れ図により具体的に示される手順の認識処理を実行する(ST5:商品候補抽出手段52)。先ず、CPU-Xは、認識辞書ファイル30を検索する(ST21)。そしてCPU-Xは、認識辞書ファイル30から1商品の認識辞書データ(商品ID、商品名、複数の特徴量データ)を読み込む(ST22)。
認識辞書データを読み込めたならば、CPU-Xは、ステップST4の処理で抽出された外観特徴量のデータが、当該認識辞書データの特徴量データに対してどの程度類似しているかを示す類似度を算出する(ST23)。類似度は、値が大きいほど類似率が高いと言える。本実施形態では、類似度の上限を“100”として、商品毎に特徴量データの類似度が算出される。
CPU-Xは、類似度が所定の基準閾値より高いか否かを確認する(ST24)。基準閾値は、登録商品候補として残すべき商品の類似度の下限である。前述したように類似度の上限値を“100”とした場合、基準閾値は、例えばその1/5の“20”と設定する。類似度が基準閾値より高いレベルにある場合(ST24にてYES)、CPU-Xは、補正データファイル40を検索する(ST25)。そしてCPU-Xは、ステップST22の処理で認識辞書ファイル30から読み込んだ認識辞書データの商品IDを含む商品別補正データの補正フラグをチェックして、補正データの有無を判定する(ST26:補正有無判定手段57)。
補正フラグが“0”にリセットされていた場合、CPU-Xは、補正データ無しと判定する(ST26にてNO)。この場合、CPU-Xは、ステップST29の処理に進む。補正フラグが“1”にセットされていた場合、CPU-Xは、補正データ有りと判定する(ST26にてNO)。この場合、CPU-Xは、ステップST27,S8の処理を実行した後、ステップST29の処理に進む。
ステップST27では、CPU-Xは、ステップST4の処理で抽出された外観特徴量のデータのうち色合いを示すR値、G値、B値を、当該補正データで補正する(補正手段56)。
ステップST28では、CPU-Xは、ステップST23の処理と同様にして、補正後の外観特徴量のデータが、認識辞書ファイル30から読み込んだ認識辞書データの特徴量データに対してどの程度類似しているかを示す類似度を算出する(再実行手段58)。
ステップST29では、CPU-Xは、ステップST22の処理で認識辞書ファイル30から読み込んだ認識辞書データの商品ID及び商品名と、ステップST4の処理で抽出された外観特徴量のデータと、ステップST23またはステップST28の処理で算出された類似度とを、登録商品候補としてRAM204の所定エリアに格納する。なお、たとえステップST27の処理で外観特徴量のデータが補正されていたとしても、ステップST29の処理で格納される外観特徴量のデータは補正前のデータである。
ステップST29の処理が終了するか、ステップST24の処理にて類似度が基準閾値より低いレベルにある場合(ST24にてNO)、CPU-Xは、認識辞書ファイル30に未処理の認識辞書データが存在するか否かを確認する(ST30)。存在する場合(ST30にてYES)、CPU-Xは、ステップST22の処理に戻る。すなわちCPU-Xは、認識辞書ファイル30から未処理の認識辞書データをさらに読み込んで、前記ステップST23〜ST29の処理を実行する。
こうして、認識辞書ファイル30に保存されている全ての商品の認識辞書データについて、前記ステップST23〜ST29の処理が実行されると(ST30にてNO)、認識処理が終了する。認識処理が終了すると、CPU-Xは、登録商品候補の有無を確認する(ST6)。
RAM204の所定エリアに登録商品候補となる商品データ(商品コード,商品名,外観特徴量、類似度)が1つも格納されていない場合、登録商品候補はない(ST6にてNO)。この場合、CPU-Xは、ステップST2の処理に戻る。すなわちCPU-Xは、RAM114から次のフレーム画像データを取り込む。そしてCPU-Xは、この画像データについて、前記ステップST3〜ST6の処理を実行する。
一方、RAM204の所定エリアに登録商品候補となる商品データ(商品コード,商品名,外観特徴量、類似度)が1つでも格納されていた場合には、登録商品候補がある(ST6にてYES)。この場合、CPU-Xは、登録商品を確定できるか否かを確認する(ST7)。具体的には、CPU-Xは、登録商品候補となる商品データのなかで類似度が所定の確定閾値を超えるデータが1つのみ存在するか否かを確認する。確定閾値は、前記基準閾値よりも充分に大きい値であり、前述したように類似度の上限値を“100”とした場合、その半分より若干多い値、たとえば“60”と設定する。
登録商品候補の中で類似度が確定閾値を超える商品が1つのみ存在する場合、CPU-Xは、この商品を登録商品として確定する。それ以外、つまりは類似度が確定閾値を超える商品が1つも存在しないか2つ以上存在する場合には、登録商品は確定されない。登録商品が確定された場合(ST7にてYES)、CPU-Xは、ST10の処理に進む。これに対し、登録商品が確定されない場合には(ST7にてNO)、CPU-Xは、ステップST8,9の処理を実行した後、ST10の処理に進む。
ステップST8では、タッチパネル12に登録商品候補の選択画面60を表示させる(商品選択受付手段53)。
登録商品候補の選択画面60の一例を図10に示す。図示するように、選択画面60は、撮影画像表示領域61と、候補商品表示領域62とに区分される。また、「その他」ボタン63が選択画面60に表示される。撮影画像表示領域61には、ステップST2の処理で取り込んだフレーム画像が表示される。候補商品表示領域62は、さらに3つの領域621,622,623に細分化されており、画面の上から類似度の大きい順に登録商品候補となった商品のプリセット画像が表示される。プリセット画像は、各商品の商品IDと関連付けて商品名、価格等が設定される商品マスタファイルにおいて、商品ID別に保存されている。
因みに初期画面では、類似度が1位から3位までの商品のプリセット画像が候補商品表示領域62(621,622,623)に画面の上から順に表示される。この状態で、「その他」ボタン63がタッチ操作されると、候補商品表示領域62の画像は、類似度が4位から6位までの商品のプリセット画像に切り替わる。以後、「その他」ボタン63がタッチ操作される毎に、領域62の画像は、類似度がより下位の商品のプリセット画像に切り替わる。なお、「その他」ボタン63が1回タッチ操作されると、「戻る」ボタンの画像が選択画面60に表示される。そして、この「戻る」ボタンがタッチ操作されると、タッチパネル12の画面は、直前の選択画面60に戻る。
読取窓1Bに登録商品をかざしたユーザは、候補商品表示領域62のなかから登録商品を探す。そして、登録商品を見つけたならば、ユーザは、この商品のプリセット画像が表示されている領域621,622または623にタッチする。
CPU-Xは、ステップST9として候補商品表示領域62がタッチ操作されるのを待機する。候補商品表示領域62がタッチ操作されたならば(ST9にてYES)、CPU-Xは、そのタッチ領域にプリセット画像が表示されている商品を登録商品として確定する。そしてCPU-Xは、ステップST10の処理に進む。
ステップST10では、CPU-Xは、登録商品として確定された商品の価格を基に、商品販売データを登録処理する。登録処理が終了すると、CPU-Xは、登録商品候補の選択画面60から選択された商品が類似度1位以外の商品であるか否かを判定する(ST11)。そして、類似度1位の商品が選択された場合には(ST11にてNO)、今回の処理が終了する。また、ステップST7の処理にて登録商品が確定された場合にも、ステップST11の処理にて“NO”に進むので、今回の処理が終了する。
これに対し、類似度1位以外の商品が選択された場合には(ST11にてYES)、CPU-Xは、図9に具体的に示す補正データ編集処理を実行する(ST12)。
先ず、CPU-Xは、登録商品候補の中から選択された類似度が2位以下の商品の全特徴量データ1〜Nを認識辞書ファイル30から取得する。そして、ステップST4の処理で抽出された外観特徴量のデータと全特徴量データ1〜Nとを個々に比較し、当該外観特徴量のデータに最も近い特徴量データi(1≦i≦N)を選択する(ST41)。
次に、CPU-Xは、特徴量データiと外観特徴量のデータとについて、それぞれR値、G値、B値の色合いを示すパラメータについて差分を取り、補正データを作成する(ST42:補正データ生成手段)。例えば特徴量データiのR値、G値、B値の色合いを示すパラメータがそれぞれ「100」,「50」,「30」であり、外観特徴量のR値、G値、B値の色合いを示すパラメータがそれぞれ「90」,「50」,「40」であったとすると、補正データ[R値、G値、B値]は、[10、0、−10]となる。
こうして、補正データが作成されたならば、CPU-Xは、補正データファイル40を検索し、登録商品候補の中から選択された商品の商品IDに対応する補正データを、ステップST42の処理で生成された補正データに書き換える(ST43:補正データ記憶手段)。またCPU-Xは、当該商品IDに対応する補正フラグが“0”にリセットされていた場合には、“1”にセットする(ST44)。
以上で、補正データ編集処理は終了する。補正データ編集処理が終了すると、今回の処理が終了する。
このように、本実施形態の店舗会計システムにおいては、ユーザがスキャナ装置1の読取窓1Bに商品をかざすと、撮像部14によってこの商品が撮影される。そして、この商品の画像から抽出される当該商品の外観特徴量のデータと、認識辞書ファイル30に登録されている各商品の特徴量データとから、商品毎に特徴量の類似度が算出される。そして、類似度の高い順に登録商品候補が決定され、その選択画面60がタッチパネル12に表示される。そこでユーザは、登録商品候補の中から、会計する商品を選択する。そうすると、店舗会計システムでは、この選択された商品の販売データが登録処理される。
例えば今、タッチパネル12に図10に示す登録商品候補の選択画面60が表示されたとする。この場合、ユーザは商品「洋ナシ」のプリセット画像が表示されている領域622にタッチして商品「洋ナシ」を選択する。そうすると、POS端末2では、商品「洋ナシ」の販売データが登録処理される。
ここで、商品「洋ナシ」は、商品「リンゴ(王林)」よりも類似度が低い。この類似度の低さは、認識辞書ファイル30に特徴量データを登録するために使用した商品「洋ナシ」の画像と、撮像部14で撮影した商品「洋ナシ」の画像とで、商品「洋ナシ」の表面の色合いに違いがあるためと考えられる。商品「洋ナシ」のような果物や野菜は、産地や収穫時期の違い等によって、同じ品種でも表面の色合いが微妙に異なる。
そこで本実施形態では、類似度が1位以外の商品が選択された場合に、特徴量データの中の色合いに係るパラメータ(R値、G値、B値)について、認識辞書ファイル30のデータと撮影画像のデータとの間で差分を求め、補正データを生成する。そして、補正データが生成された商品については、以後、撮影画像から抽出された商品の外観特徴量の色合いに係るパラメータ(R値、G値、B値)を補正データで補正してから、認識辞書ファイル30の各商品の特徴量データと類似度を判定するようにしている。
通常、1回の仕入れで入荷される果物や野菜などの商品は、産地や収穫時期が同じである。このため、商品表面の色合いは、皆、似通っている。したがって、補正前は、類似度が2位以下であったとしても、補正によって以後は類似度が上昇し,1位となる可能性が高くなる。つまり、認識精度が高まる。また、図7のステップST7の処理にて登録商品が確定する比率も高くなるので、処理効率が向上する。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
図11は、第2の実施形態における商品認識装置の機能を説明するためのブロック図である。図6と図11とを対比すれば明らかなように、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、商品認識装置が基準補正生成手段71を追加した点である。基準補正生成手段71は、補正データファイル40で商品別に記憶される各補正データから基準補正データを生成する。例えば、各補正データのR値、G値、B値を補正するデータについてそれぞれ平均値を算出し、このR値補正データ平均値、G値補正データ平均値、B値補正データ平均値を基準補正データとする。
補正データ記憶手段55は、補正データファイル40で記憶される初期値以外の補正データの数が所定値N(N>1、例えば20)を超えると、基準補正生成手段71により生成される基準補正データを、補正データが初期値である他の商品の補正データとして補正データファイル40に格納する。
図12は、第2の実施形態における補正データ編集処理の手順を示す流れ図である。ステップST41〜ST44までの処理は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、CPU-Xは、ステップST44の後に、ステップST51〜ST55の処理を実行する。
ステップST51では、CPU-Xは、補正データファイル40を検索する。そしてCPU-Xは、補正フラグが“1”にセットされているレコードの数、つまりは初期値以外の補正データがセットされた商品の数を計数する。
ステップST52では、CPU-Xは、初期値以外の補正データがセットされた商品の数が前記所定値Nに達したか否かを判定する。商品数が所定値N未満の場合(ST52にてNO)、今回の補正データ編集処理は終了する。
これに対し、商品数が所定値N以上となった場合には(ST52にてYES)、CPU-Xは、補正データファイル40に保存されている各商品の補正データから基準補正データを生成する(ST53:基準補正生成手段71)。次いで、CPU-Xは、補正データファイル40の補正フラグが“0”にリセットされているレコードの補正データを、上記基準補正データに書き換える(ST54)。またCPU-Xは、補正データファイル40の補正フラグを全て“1”にセットする(ST55)。以上で、今回の補正データ編集処理は終了する。
前述したように、会計する商品の外観特徴量と認識辞書ファイル30に登録された当該商品の特徴量データとの類似度が2位以下となるのは、認識辞書ファイル30に特徴量データを登録するために使用した商品の画像と、撮像部14で撮影した会計商品の画像とで、色合いに違いがあるためと考えられる。その原因としては、第1の実施形態で説明したように実際に商品の表面の色合いが違っている場合も考えられるが、商品を撮像する環境、例えば撮影機器や光源等の違いも考えられる。撮影環境の違いの場合、商品の品種に係らず各商品に対して補正が必要となり、その傾向は似通ったものとなる。
そこで、第2の実施形態では、撮影環境の違いによると特定される所定値N、例えば20品目の商品に対して補正データが生成された場合、商品認識装置は、撮影環境の違いによる原因が大きいとみなす。そして商品認識装置は、各補正データのR値、G値、B値を補正するデータについてそれぞれ平均値を算出し、このR値補正データ平均値、G値補正データ平均値、B値補正データ平均値を基準補正データとする。商品認識装置は、未だ補正データが生成されていない商品についても上記基準補正データをセットする。こうすることにより、撮影環境との違いによる認識率の低下を改善でき、認識精度を高めることができる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態と共通する部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
図13は、第3の実施形態における商品認識装置の機能を説明するためのブロック図である。図11と図13とを対比すれば明らかなように、第3の実施形態が第2の実施形態と異なる点は、傾向判定手段72を追加した点である。傾向判定手段72は、補正データファイル40で商品別に記憶される各補正データの傾向が類似しているか否かを判定する。
図14は、第3の実施形態における補正データ編集処理の手順を示す流れ図である。第3の実施形態が第2の実施形態と異なる点は、ステップST52の判断処理において、初期値以外の補正データがセットされた商品の数が前記所定値Nに達した場合(ST52にてYES)、ステップST61及びST62の処理を実行する点にある。
ステップST61では、CPU-Xは、初期値以外の補正データを比較する。そしてCPU-Xは、ステップST62として補正データの傾向が類似しているか否かを判定する(傾向判定手段72)。撮影環境の違いによると特定される所定値N、例えば20品目の商品に対する補正データのうち8割の16品目の商品に対する補正データの補正値が近似しているとき、補正データの傾向が類似しているとみなす。たとえ7割の商品に対する補正データの補正値が近似していても、残りの3割の補正データの補正値が近似していなければ、補正データの傾向が類似しているとみなさない。なお、この類似しているか否かの基準について特に限定されないのは言うまでもないことである。
補正データの傾向が類似していない場合(ST62にてNO)、補正データ編集処理は終了する。これに対し、補正データの傾向が類似している場合には(ST62にてYES)、CPU-Xは、第2の実施形態のステップST53〜ST55の処理を実行する。すなわち、CPU-Xは、補正データファイル40に保存されている各商品の補正データから基準補正データを生成する(ST53:基準補正生成手段71)。次いで、CPU-Xは、補正データファイル40の補正フラグが“0”にリセットされているレコードの補正データを、上記基準補正データに書き換える(ST54)。またCPU-Xは、補正データファイル40の補正フラグを全て“1”にセットする(ST55)。以上で、今回の補正データ編集処理は終了する。
第2の実施形態で説明したように、認識辞書ファイル30に特徴量データを登録するために使用した商品の画像と、撮像部14で撮影した会計商品の画像とで、色合いに違いが生じる原因の1つに、撮影環境の違いがあり、その場合は補正の傾向が似通ったものとなる。
そこで、第3の実施形態では、補正データの傾向が似通っている場合のみ、商品認識装置は、撮影環境の違いによる誤差であるとみなす。そして商品認識装置は、各補正データのR値、G値、B値を補正するデータについてそれぞれ平均値を算出し、このR値補正データ平均値、G値補正データ平均値、B値補正データ平均値を基準補正データとする。商品認識装置は、未だ補正データが生成されていない商品についても上記基準補正データをセットする。こうすることにより、撮影環境との違いによる認識率の低下を確実に改善でき、認識精度を高めることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではない。
例えば前記実施形態では、商品認識装置が補正有無判定手段57と再実行手段58とを備えたが、別の手段により、補正された外観特徴量を用いて商品を認識することで、商品認識装置の認識率を高めることはできる。
また、前記実施形態では、色合いに関するパラメータの値を補正データとしたが、補正データはこれに限定されるものではない。例えば外観形状、模様、凹凸具合に関するパラメータの値を補正データに含めてもよい。
また、前記実施形態では、スキャナ装置1とPOS端末2とに、商品認識装置としての機能を持たせたが、スキャナ装置1またはPOS端末2の単体に商品認識装置としての機能を持たせてもよい。あるいは、スキャナ装置1がPOS端末2に組み込まれて一体となった装置に、商品認識装置の機能を持たせてもよい。スキャナ装置1がPOS端末2に組み込まれて一体となった装置の一例としては例えば、顧客自身で商品登録処理を実行するセルフチェックアウト端末等がある。また、据置型のスキャナ装置でなくてもよく、いわゆるハンディタイプのスキャナがPOS端末に接続された形態であってもよい。
なお、前記実施形態は、装置内部のプログラム記憶部である補助記憶部205に発明の機能を実現させる制御プログラムが予め記録されているものとした。しかしこれに限らず、同様のプログラムがネットワークから装置にダウンロードされてもよい。あるいは、記録媒体に記録された同様のプログラムが、装置にインストールされてもよい。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。また、本実施形態のプログラムを、通信機能を有する携帯電話やいわゆるPDAのような携帯情報端末に組み込んで、その機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…スキャナ装置、2…POS端末、12…タッチパネル、14…撮像部、30…認識辞書ファイル、40…補正データファイル、51…特徴量抽出手段、52…商品候補抽出手段、53…商品選択受付手段、54…補正データ生成手段、55…補正データ記憶手段、56…補正手段、57…補正有無判定手段、58…再実行手段、71…基準補正生成手段、72…傾向判定手段。

Claims (5)

  1. 撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる商品の外観特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    この特徴量抽出手段により抽出された前記外観特徴量のデータを、認識対象である商品毎にその商品の表面情報を表わす特徴量データが保存される認識辞書ファイルの前記特徴量データと照合して、前記画像に含まれる商品の候補を抽出する商品候補抽出手段と、
    この商品候補抽出手段により複数の商品候補が抽出された場合、この複数の商品候補の中から前記画像に含まれる商品の選択入力を受け付ける商品選択受付手段と、
    この商品選択受付手段により選択入力を受け付けた商品の前記特徴量データと前記特徴量抽出手段により抽出された前記外観特徴量のデータとから補正データを生成する補正データ生成手段と、
    この補正データ生成手段により生成された前記補正データを、前記選択入力を受け付けた商品を特定する商品識別データと関連付けて記憶部に記憶させる補正データ記憶手段と、
    前記記憶部に記憶された前記補正データで前記特徴量抽出手段により抽出された商品の外観特徴量を補正する補正手段と、
    前記記憶部で商品別に記憶される各補正データから基準補正データを生成する基準補正生成手段と、
    を具備し
    前記補正データ記憶手段は、前記記憶部で記憶される補正データの数が所定値を超えると、前記基準補正生成手段により生成される基準補正データを前記認識辞書ファイルに特徴量データが保存されている認識対象の商品に対する補正データとして前記記憶部に記憶させることを特徴とする商品認識装置。
  2. 前記商品候補抽出手段により前記画像に含まれる商品の候補として抽出された商品に対して前記補正データを前記記憶部で記憶しているか否かを判定する補正有無判定手段と、
    この補正有無判定手段により前記補正データが記憶されていると判定されると、前記補正手段により補正された前記外観特徴量を用いて前記商品候補抽出手段を再度実行させる再実行手段と、をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の商品認識装置。
  3. 前記補正データ生成手段は、前記商品選択受付手段により選択入力を受け付けた商品の前記認識辞書ファイルに保存される特徴量データと前記特徴量抽出手段により抽出された前記外観特徴量のデータとの類似度が、前記商品候補抽出手段により候補として抽出された他の商品の前記認識辞書ファイルに保存される特徴量データと前記特徴量抽出手段により抽出された外観特徴量のデータとの類似度と比較して最も高いときには実行せず、低いときに実行することを特徴とする請求項1または2記載の商品認識装置。
  4. 前記記憶部で商品別に記憶される各補正データの傾向が類似しているか否かを判定する傾向判定手段、をさらに具備し、
    前記補正データ記憶手段は、前記記憶部で記憶される補正データの数が所定値を超え、かつ、前記傾向判定手段により各補正データの傾向が類似していると判定されると、前記基準補正生成手段により生成される基準補正データを前記認識辞書ファイルに特徴量データが保存されている認識対象の商品に対する補正データとして前記記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1記載の商品認識装置。
  5. コンピュータを、
    撮像手段により撮像された画像からその画像に含まれる商品の外観特徴量を抽出する特徴量抽出手段、
    この特徴量抽出手段により抽出された前記外観特徴量のデータを、認識対象である商品毎にその商品の表面情報を表わす特徴量データが保存される認識辞書ファイルの前記特徴量データと照合して、前記画像に含まれる商品の候補を抽出する商品候補抽出手段、
    この商品候補抽出手段により複数の商品候補が抽出された場合、この複数の商品候補の中から前記画像に含まれる商品の選択入力を受け付ける商品選択受付手段、
    この商品選択受付手段により選択入力を受け付けた商品の前記特徴量データと前記特徴量抽出手段により抽出された前記外観特徴量のデータとから補正データを生成する補正データ生成手段、
    この補正データ生成手段により生成された前記補正データを、前記選択入力を受け付けた商品を特定する商品識別データと関連付けて記憶部に記憶させる補正データ記憶手段、
    前記記憶部で記憶した前記補正データにより、前記特徴量抽出手段により抽出された商品の外観特徴量を補正する補正手段、及び、
    前記記憶部で商品別に記憶される各補正データから基準補正データを生成する基準補正生成手段、
    として機能させ
    さらに前記補正データ記憶手段は、前記記憶部で記憶される補正データの数が所定値を超えると、前記基準補正生成手段により生成される基準補正データを前記認識辞書ファイルに特徴量データが保存されている認識対象の商品に対する補正データとして前記記憶部に記憶させるように機能させるための商品認識プログラム。
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