JP2015099550A - 商品認識装置及び商品認識プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品を認識できずに無反応状態になっていることをオペレータに知らしめる。【解決手段】商品認識装置は、撮像された画像からその画像に写し出された物体を検出し、物体の画像から当該物体の外観特徴量を抽出する。商品認識装置は、抽出された外観特徴量を、認識対象商品毎にその商品の表面情報を表す特徴量データが保存された辞書ファイルの特徴量データと照合して、外観特徴量が特徴量データに対してどの程度類似しているかを示す類似度を認識対象商品毎に算出する。そして商品認識装置は、算出された類似度に基づき物体が商品であるか否かを認識し、物体が商品であると認識されない場合に、操作者に対して物体の画像領域を報知する。【選択図】 図8

Description

本発明の実施形態は、撮像画像から商品を認識する商品認識装置及びコンピュータを当該商品認識装置にとして機能させるための商品認識プログラムに関する。
対象となる物品(オブジェクト)を撮像部で撮像して得られる画像データから当該物品の外観特徴量を抽出し、認識辞書ファイルに予め登録された各物品の基準画像の特徴量データと照合して特徴量の類似度を算出し、この類似度に応じて当該物品を認識する技術がある。このような技術は、一般物体認識(generic object recognition)と呼ばれており、下記の文献において各種認識技術が解説されている。
柳井 啓司,“一般物体認識の現状と今後”,情報処理学会論文誌,Vol.48,No.SIG16[平成22年8月10日検索],インターネット< URL: http://mm.cs.uec.ac.jp/IPSJ-TCVIM-Yanai.pdf >
また、画像をオブジェクト毎に領域分割することによって、一般物体認識を行う技術が、下記の文献において解説されている。
Jamie Shottonら,“Semantic Texton Forests for Image Categorization and Segmentation”,[平成22年8月10日検索],インターネット< URL: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.145.3036&rep=repl&type=pdf >
近年、例えば小売店の会計システム(POSシステム)において、顧客が買い上げる商品、特に、野菜、果物等のようにバーコードが付されていない商品の認識装置に、上述した一般物体認識の技術を適用することが提案されている。この場合、オペレータ(店員または客)は撮像部に向けて認識対象の商品を翳す。そうすると、商品認識装置では、撮像画像から商品が認識されて、認識結果を示す情報(例えば商品名)が表示部に表示される。
しかし、必ずしも商品が認識されるとは限らない。例えば、オペレータが手で商品を隠していたために商品が認識されない場合がある。あるいは、類似する特徴量データが認識辞書ファイルに登録されていないために商品が認識されない場合もある。また、商品認識プログラムがフリーズしたために商品が認識されない場合もある。
商品が認識されない場合、商品認識装置は無反応である。このため、商品を認識中であるのか認識できなかったのかの判断が難しく、多くのオペレータは、商品をかざす位置を変えたり、かざす向きを変えたりして試行していたため、ストレスを感じていた。
特開2013−089085号公報
一実施形態が解決しようとする課題は、商品を認識できずに無反応状態になっていることをオペレータに知らしめることができる商品認識装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、商品認識装置は、検出手段、抽出手段、算出手段、認識手段及び報知手段を含む。検出手段は、撮像された画像からその画像に写し出された物体を検出する。抽出手段は、検出手段で検出された物体の画像から当該物体の外観特徴量を抽出する。算出手段は、抽出手段で抽出された外観特徴量を、認識対象商品毎にその商品の表面情報を表す特徴量データが保存された辞書ファイルの特徴量データと照合して、外観特徴量が特徴量データに対してどの程度類似しているかを示す類似度を認識対象商品毎に算出する。認識手段は、算出手段で算出された類似度に基づき物体が商品であるか否かを認識する。報知手段は、認識手段で物体が商品であると認識されない場合に、操作者に対して物体の画像領域を報知する。
店舗会計システムの外観図。 スキャナ装置とPOS端末とのハードウェア構成を示すブロック図。 認識辞書ファイルに保存される商品別辞書データの構造を示す模式図。 スキャナ装置のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。 商品認識プログラムに従い、スキャナ装置のCPUが実行する主要な情報処理手順を示す流れ図。 商品の認識が行われたときのタッチパネルの画面例を示す模式図。 商品の認識が行われないときのタッチパネルの画面例を示す模式図。 物体が商品であると認識されない場合の報知画面の一例を示す模式図。 物体が商品であると認識されない場合の報知画面の他の例を示す模式図。 物体が商品であると認識されない場合の報知画面の他の例を示す模式図。
以下、商品認識装置の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、本実施形態は、野菜,果物等を商品として取扱う小売店の店舗会計システムを構築するスキャナ装置1に、商品認識装置としての機能を持たせた場合である。
図1は、店舗会計システムの外観図である。このシステムは、顧客が買い上げる商品を登録する登録部としてのスキャナ装置1と、顧客の代金支払いを処理する決済部としてのPOS(Point Of Sales)端末2とを含む。スキャナ装置1は、会計カウンタ3の上に取り付けられる。POS端末2は、レジ台4の上にドロワ5を介して設置される。スキャナ装置1とPOS端末2とは、通信ケーブル300(図2を参照)によって電気的に接続される。
スキャナ装置1は、キーボード11、商品の読取に必要なデバイスとしてタッチパネル12及び客用ディスプレイ13を備える。これらのデバイスは、スキャナ装置1の本体を構成する薄型矩形形状のハウジング1Aに取り付けられる。
ハウジング1Aには、撮像部14が内蔵される。また、矩形状の読取窓1Bが、ハウジング1Aの正面に形成される。撮像部14は、エリアイメージセンサであるCCD(Charge Coupled Device)撮像素子及びその駆動回路と、撮像領域の画像をCCD撮像素子に結像させるための撮像レンズとを備える。撮像領域とは、読取窓1Bから撮像レンズを通してCCD撮像素子のエリアに結像するフレーム画像の領域を指す。撮像部14は、撮像レンズを通ってCCD撮像素子に結像した撮像領域の画像を出力する。なお、撮像部14はCMOS(complementary metal oxide semiconductor)イメージセンサであってもよい。
POS端末2は、決済に必要なデバイスとしてキーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23及びレシートプリンタ24を備える。これらのデバイスのうち、キーボード21、オペレータ用ディスプレイ22及び客用ディスプレイ23は、POS端末2の本体を構成する筐体の上面に配置される。レシートプリンタ24は、上記筐体に内蔵され、このプリンタによって印字されたレシートが筐体正面に形成されるレシート発行口から発行される。
会計カウンタ3は、その奥側の顧客通路に沿って細長い形状である。レジ台4は、会計カウンタ3に沿って移動する顧客の移動方向に対して下流側の会計カウンタ3の端部手前側に、会計カウンタ3に対して略垂直に置かれる。そして、この会計カウンタ3の手前側とレジ台4の手前側が、会計担当の店員いわゆるキャッシャのスペースとなる。
会計カウンタ3の略中央には、スキャナ装置1のハウジング1Aが、キーボード11、タッチパネル12及び読取窓1Bをそれぞれ手前側のキャッシャ側に向けて立設される。スキャナ装置1の客用ディスプレイ13は、顧客通路側を向いてハウジング1Aに取り付けられる。
会計カウンタ3のスキャナ装置1を挟んで顧客移動方向上流側の荷受面は、買物客が購入する未登録の商品Mが入れられた買物カゴ6を置くためのスペースとなる。他方、下流側の荷受面は、スキャナ装置1により登録された商品Mを入れるための買物カゴ7を置くためのスペースとなる。
図2は、スキャナ装置1とPOS端末2とのハードウェア構成を示すブロック図である。スキャナ装置1は、スキャナ部101と操作・出力部102とを備える。スキャナ部101は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113及び接続インターフェース114を備える。そしてスキャナ部101は、アドレスバス,データバスを含むバスライン115により、上記CPU111と、ROM112,RAM113及び接続インターフェース114とを接続する。またスキャナ部101は、上記バスライン115に、図示しない入出力回路を介して前記撮像部14を接続する。
CPU111は、コンピュータの中枢部分に相当する。CPU111は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、スキャナ装置1としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
ROM112は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。ROM112は、上記のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。ROM112は、CPU111が各種の処理を実行する上で必要なデータを記憶する場合もある。
RAM113は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。RAM113は、CPU111が各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。またRAM113は、撮像部14で撮像されたフレーム画像を格納する等、CPU111が各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。
操作・出力部102は、接続インターフェース116を含む。そして操作・出力部102は、この接続インターフェース116にバスライン117を接続し、さらにこのバスライン117に、図示しない入出力回路を介して前記キーボード11、タッチパネル12及び客用ディスプレイ13を接続して、操作・出力部102としての機能を発揮する。タッチパネル12は、パネル型のディスプレイ12aと、このディスプレイ12aの画面上に重ねて配置されたタッチパネルセンサ12bとを備える。また操作・出力部102は、バスライン117に音声合成部118を接続する。音声合成部118は、バスライン117を介して入力されるコマンドに応じて音声信号をスピーカ17に出力する。スピーカ17は、音声信号を音声に変換して出力する。
スキャナ部101の接続インターフェース114と、操作・出力部102の接続インターフェース116とは、通信ケーブル300を介して接続される。この接続により、スキャナ部101からのデータ信号が操作・出力部102に与えられ、操作・出力部102の動作が制御される。
POS端末2も、制御部本体としてCPU201を搭載する。そしてこのCPU201に、バスライン202を介して、ROM203、RAM204、補助記憶部205、通信インターフェース206及び接続インターフェース207が接続される。また、バスライン202には、前記キーボード21、オペレータ用ディスプレイ22、客用ディスプレイ23、プリンタ24及びドロワ5の各部も、それぞれ入出力回路(不図示)を介して接続される。
通信インターフェース206は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、店舗の中枢を担う店舗サーバ(不図示)と接続される。この接続により、POS端末2は、店舗サーバとデータの送受信が可能となる。
接続インターフェース207は、通信ケーブル300を介して、スキャナ装置1の両接続インターフェース114,116と接続される。この接続により、POS端末2は、スキャナ装置1のスキャナ部101から情報を受信する。一方、スキャナ装置1は、POS端末2の補助記憶部205に保存されているデータファイルにアクセスする。
補助記憶部205は、例えばHDD(Hard Disk Drive)装置またはSSD(Solid State Drive)装置であって、種々のプログラムの他、認識辞書ファイル30、PLUファイル40等のデータファイルを保存する。
図3は、認識辞書ファイル30に保存される商品別辞書データの構造を示す模式図である。図3に示すように、認識辞書ファイル30には、認識対象である商品毎に、その商品を識別する商品ID及び商品名と関連付けて、複数の特徴量データが保存される。特徴量データは、対応する商品IDで識別される商品を撮影した基準画像から、その商品の表面情報(外観形状、色合い、模様、凹凸具合等)である外観上の特徴量を抽出し、この外観特徴量をパラメータで表わしたもので、1つの商品に対し、その商品を様々な方向から見たときの特徴量データ1〜Nがそれぞれ保存される。なお、1つの商品に対する特徴量データの数Nは、固定ではない。また、特徴量データの数Nは商品によって異なる。また、商品名は必ずしも商品別辞書データに含まれていなくてもよい。
PLUファイル40は、各商品の商品IDに関連付けて、その商品1点当たりの価格である単価等の商品データを保存する。CPU201は、スキャナ装置1において販売商品の商品IDが特定されると、この商品IDに関連付けられた単価をPLUファイル40から呼び出し、この単価で当該販売商品の売上げデータを登録処理する。なお、認識辞書ファイル30に保存される商品別辞書データとPLUファイル40に保存される商品別データとを統合して、1つのデータファイルで管理することも可能である。
かかる構成の店舗会計システムにおいて、スキャナ装置1の撮像部14は、操作者(店員)によって読取窓1Bにかざされた商品を撮像する撮像手段として機能する。タッチパネル12は、上記撮像手段(撮像部14)で撮像された画像を表示する表示手段として機能する。CPU111は、検出手段、抽出手段、算出手段、認識手段及び報知手段として機能する。
検出手段は、撮像部14で撮像された画像からその画像に写し出された物体を検出する。抽出手段は、撮像画像から検出された物体の画像を解析して、当該物体の外観特徴量を抽出する。算出手段は、物体画像から抽出された当該物体の外観特徴量を、認識辞書ファイル30に保存された認識対象商品毎の特徴量データと照合して、外観特徴量が特徴量データに対してどの程度類似しているかを示す類似度を認識対象商品毎に算出する。認識手段は、算出された認識対象商品毎の類似度に基づき、物体が商品であるか否かを認識する。報知手段は、物体が商品であると認識されない場合に、操作者に対して物体の画像領域を報知する。
これらの手段は、スキャナ装置1のCPU111が、商品認識プログラムに従って処理を実行することで実現される。商品認識プログラムは、例えばROM112に格納されている。また、この処理を実行するうえで必要なメモリエリアとしてスキャナ装置1は、図4に示すように、確定商品メモリ41、確認商品メモリ42及び候補商品メモリ43をRAM113に形成する。
各メモリ41,42,43は、いずれも商品IDと後述する類似度とを対について格納するエリアを有する。特に、確定商品メモリ41及び確認商品メモリ42は、商品IDと類似度とを一対だけ格納する。一方、候補商品メモリ43は、複数対の商品IDと類似度とを格納可能である。具体的には、確定商品メモリ41は、類似度が第1のしきい値Aを超える商品の商品IDとその類似度とを格納する。確認商品メモリ42は、類似度が第1のしきい値A以下であり、かつ該第1のしきい値Aより小さい第2のしきい値Bを超える商品の商品IDとその類似度とを格納する。候補商品メモリ43は、類似度が第2のしきい値B以下であり、かつ該第2のしきい値Bより小さい第3のしきい値Cを超える商品の商品IDとその類似度とを格納する。
商品認識プログラムが起動すると、CPU111は、図5の流れ図に示す手順を開始する。なお、図5に示すとともに以下に説明する処理の手順は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理手順を適宜に利用できる。
先ずCPU111は、撮像部14に対して撮像オン信号を出力する(Act1)。この撮像オン信号により、撮像部14は、撮像領域の撮像を開始する。撮像部14で撮像された撮像領域のフレーム画像は、RAM113に順次保存される。
撮像オン信号を出力したCPU111は、RAM113に保存されたフレーム画像を順に取り込み、ディスプレイ12aに表示させる(Act2)。そしてCPU111は、このフレーム画像からその画像に映し出されている物体を検出する(Act3:検出手段)。例えばCPU111は、フレーム画像を二値化した画像から輪郭線等を抽出する。そしてCPU111は、フレーム画像に映し出されている物体の輪郭抽出を試みる。物体の輪郭が抽出されると、CPU111は、フレーム画像から物体を検出できたとみなす(Act4)。
フレーム画像から物体を検出できなかった場合(Act4にてNO)、CPU111は、Act2の処理に戻る。すなわちCPU111は、次のフレーム画像を取り込む。そしてCPU111は、このフレーム画像から物体の検出を試みる。
フレーム画像から物体を検出できた場合(Act4にてYES)、CPU111は、その物体の輪郭を含む最小限の例えば矩形状の画像領域を、物体の画像領域として特定する(Act5)。そしてCPU111は、この領域内の画像から物体の形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の外観特徴量を抽出する(Act6:抽出手段)。
外観特徴量を抽出できたならば、CPU111は、接続インターフェース115を介してPOS端末2にアクセスする。そしてCPU111は、この外観特徴量を、認識辞書ファイル30に保存されている各認識対象商品の特徴量データと順次照合して、外観特徴量に対する類似度を認識対象商品毎に算出する(ST7:算出手段)。
このとき、前記第1のしきい値Aを超える類似度が算出された場合、CPU111は、その商品の商品IDと類似度とを、確定商品メモリ41に書き込む。なお、既に確定商品メモリ41にデータが書き込まれていた場合、CPU111は、類似度の大きい方を確定商品メモリ41に残す。
前記第1のしきい値A以下であるが、前記第2のしきい値Bを超える類似度が算出された場合には、CPU111は、その商品の商品IDと類似度とを、確認商品メモリ42に書き込む。この場合も、既に確認商品メモリ42にデータが書き込まれていた場合、CPU111は、類似度の大きい方を確認商品メモリ42に残す。
前記第2のしきい値B以下であるが、前記第3のしきい値Cを超える類似度が算出された場合、CPU111は、その商品の商品IDと類似度とを、候補商品メモリ43に書き込む。このとき、既に候補商品メモリ43にデータが書き込まれていた場合、CPU111は、候補商品メモリ43内のデータを、類似度の高い順にソートする。
CPU111は、第3のしきい値Cを超える類似度を算出できたか否かを確認する(Act8:認識手段)。確定商品メモリ41、確認商品メモリ42及び候補商品メモリ43のいずれにもデータが書き込まれていない場合、第3のしきい値Cを超える類似度は算出されていない。この場合(Act8にてNO)、CPU111は、操作者に対して物体の画像領域を報知する(Act9:報知手段)。
具体的には、CPU111は、ディスプレイ12aに表示されているフレーム画像を、操作者が物体の画像領域を特定可能な画像とすることで報知する。例えば、物体の画像領域を矩形状の枠線で囲った画像を表示させることで、操作者に物体の画像領域を特定させる。
しかる後、CPU111は、Act2の処理に戻り、次のフレーム画像を取り込む。そしてCPU111は、Act3以降の処理を再度実行する。
第3のしきい値Cを超える類似度が算出された場合(Act8にてYES)、CPU111は、Act9の処理で行った報知を停止する(Act10)。しかる後、CPU111は、確定処理を実行する(Act11)。確定処理は、確定商品メモリ41にデータが書き込まれている場合と、確認商品メモリ42にデータが書き込まれている場合と、候補商品メモリ43にデータが書き込まれている場合とで、処理内容が異なる。
確定商品メモリ41にデータが書き込まれている場合、CPU111は、その確定商品メモリ41に格納された商品IDで特定される商品を、読取窓1Bにかざされた商品として確定する。そしてCPU111は、スピーカ17から商品が確定したことを知らせる音を発生させる。
確認商品メモリ42にデータが書き込まれている場合、CPU111は、その確定商品メモリ41に格納された商品IDで特定される商品の名称をボタン枠内に表示した名称ボタンの画像をディスプレイ12aに表示させる。そしてCPU111は、その名称ボタンがタッチ操作されるのを待機する。タッチパネルセンサ12bで検出した信号により、名称ボタンがタッチ操作されたことを検知したならば、CPU111は、確認商品メモリ42に格納された商品IDで特定される商品を、読取窓1Bにかざされた商品として確定する。そしてCPU111は、スピーカ17から商品が確定したことを知らせる音を発生させる。これに対し、名称ボタン以外の画面領域がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU111は、名称ボタンの画像を消去する。このとき、商品は確定されない。
候補商品メモリ43にデータが書き込まれている場合、CPU111は、その候補商品メモリ43に格納された商品IDで特定される商品の名称をボタン枠内に表示した名称ボタンの画像をディスプレイ12aに表示させる。そしてCPU111は、いずれかの名称ボタンがタッチ操作されるのを待機する。タッチパネルセンサ12bで検出した信号により、いずれかの名称ボタンがタッチ操作されたことを検知したならば、CPU111は、その名称ボタンに表示された名称の商品を、読取窓1Bにかざされた商品として確定する。そしてCPU111は、スピーカ17から商品が確定したことを知らせる音を発生させる。これに対し、名称ボタン以外の領域がタッチ操作されたことを検知した場合には、CPU111は、名称ボタンの画像を消去する。このとき、商品は確定されない。
CPU111は、商品が確定された否かを判断する(Act12)。商品が確定されていない場合(Act12にてNO)、CPU111は、Act2の処理に戻り、次のフレーム画像を取り込む。そしてCPU111は、Act3以降の処理を再度実行する。
商品が確定された場合(Act12にてYES)、CPU111は、その確定された商品の商品IDを、接続インターフェース115を介してPOS端末2に出力する(Act13)。
今、図6に示すように、店員が物品M1を読取窓1Bにかざしたとする。そうすると、撮像部14では、物品M1の略全体が撮像される。そしてスキャナ装置1では、物品M1の外観特徴量が抽出され、認識辞書ファイル30に保存されている各商品の特徴量データと比較される。
ここで、認識辞書ファイル30に、商品「バナナ」の特徴量データとして、物品M1の外観特徴量との類似度が第1のしきい値Aを超える特徴量データが設定されていたとする。その場合、スキャナ装置1では、読取窓1Bにかざされた物品M1が商品「バナナ」であると確定され、商品「バナナ」の商品IDがPOS端末2に出力される。その結果、POS端末2では、商品「バナナ」の販売データが登録処理される。
また、商品「バナナ」の特徴量データと物品M1の外観特徴量との類似度が、第2のしきい値Bは超えるが第1のしきい値Aには達しない場合には、スキャナ装置1では、図6に示すように、商品「バナナ」のボタン画像N1がタッチパネル12に表示される。ここで、店員がボタン画像N1にタッチすると、商品「バナナ」の商品IDがPOS端末2に出力される。その結果、POS端末2では、商品「バナナ」の販売データが登録処理される。
一方、図7に示すように、店員が物品M2をほとんど手で隠した状態で、読取窓1Bにかざしたとする。そうすると、スキャナ装置1では、物品M2を含む手の甲全体が1つの物体として認識される。そしてこの物体の外観特徴量が抽出され、認識辞書ファイル30に保存されている各商品の特徴量データと比較される。
このとき、大抵は、物体の外観特徴量との類似度が第3のしきい値Cを超える特徴量データは、認識辞書ファイル30に設定されていない。この場合、従来は、タッチパネル12の画面に変化がなかった。また、スピーカから音が発せられることもなく、いわゆる無反応の状態であった。このため店員は、商品を認識中であるのか、認識できなかったのか判断がつかず、ストレスとなっていた。
これに対して本実施形態では、図8に示すように、物体の認識領域を囲うように矩形状の枠線L1がタッチパネル12に表示される。したがって、この枠線L1を確認することによって、店員は、認識できなかったことを容易に知ることができる。そしてこの場合、枠線L1で囲われた画像はその大部分が手の甲であるので、店員は、商品のかざし方に問題があって認識できなかったということを推定できる。また、枠線L1が表示されることによって、店員は、プログラムがフリーズしてはいないということも確信できる。
なお、本実施形態では、物体の画像領域を操作者が特定可能であるようにするために、物体の画像領域を枠線L1で囲うようにしたが、特定可能な画像は、枠線L1の表示に限定されるものではない。
例えば図9に示すように、物体の画像領域以外をグレイアウトすることで、物体の画像領域を際立たせて特定可能としてもよい。また、図10に示すように、物体の画像領域がタッチパネル12の画面のほぼ全域に表示されるように拡大表示することによって、物体の画像領域を特定可能としてもよい。
また、枠線L1を表示させる場合においても、枠線L1の形状は矩形に限定されるものではない。円形や楕円形でもよいし、ひし形などであってもよい。また、枠線L1を点滅させるなどして操作者に注意を喚起するようにしてもよい。
なお、商品認識装置の譲渡は一般に、商品認識プログラム等のプログラムがROM112に記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、コンピュータ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このコンピュータ装置とは個別に譲渡された商品認識プログラム等がユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。商品認識プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…スキャナ装置、1B…読取窓、2…POS端末、11…キーボード、12…タッチパネル、13…客用ディスプレイ、14…撮像部、30…認識辞書ファイル、40…PLUファイル、111…CPU。

Claims (6)

  1. 撮像された画像からその画像に写し出された物体を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出された前記物体の画像から当該物体の外観特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出された前記外観特徴量を、認識対象商品毎にその商品の表面情報を表す特徴量データが保存された辞書ファイルの前記特徴量データと照合して、前記外観特徴量が前記特徴量データに対してどの程度類似しているかを示す類似度を前記認識対象商品毎に算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された前記類似度に基づき前記物体が商品であるか否かを認識する認識手段と、
    前記認識手段で前記物体が商品であると認識されない場合に、操作者に対して前記物体の画像領域を報知する報知手段と、
    を具備したことを特徴とする商品認識装置。
  2. 操作者によって読取窓にかざされた商品を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された画像を表示する表示手段と、
    をさらに具備し、
    前記報知手段は、前記認識手段で前記物体が商品であると認識されない場合に、前記表示手段で表示される画像を、前記操作者が前記物体の画像領域を特定可能な画像とすることで報知することを特徴とする請求項1記載の商品認識装置。
  3. 前記操作者が前記物体の画像領域を特定可能な画像は、前記物体の画像領域を枠で囲った画像であることを特徴とする請求項2記載の商品認識装置。
  4. 前記操作者が前記物体の画像領域を特定可能な画像は、前記物体の画像領域以外をグレイアウトさせた画像であることを特徴とする請求項2記載の商品認識装置。
  5. 前記操作者が前記物体の画像領域を特定可能な画像は、前記物体の画像領域を画面フルサイズに拡大して表示する画像であることを特徴とする請求項2記載の商品認識装置。
  6. コンピュータに、
    撮像された画像からその画像に写し出された物体を検出する機能、
    検出された前記物体の画像から当該物体の外観特徴量を抽出する機能、
    抽出された前記外観特徴量を、認識対象商品毎にその商品の表面情報を表す特徴量データが保存された辞書ファイルの前記特徴量データと照合して、前記外観特徴量が前記特徴量データに対してどの程度類似しているかを示す類似度を前記認識対象商品毎に算出する機能、
    算出された前記類似度に基づき前記物体が商品であるか否かを認識する機能、及び
    前記物体が商品であると認識されない場合に、操作者に対して前記物体の画像領域を報知する機能、
    を実現させるための商品認識プログラム。
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