JP2013213568A - 車両用手動変速機 - Google Patents

車両用手動変速機 Download PDF

Info

Publication number
JP2013213568A
JP2013213568A JP2012085366A JP2012085366A JP2013213568A JP 2013213568 A JP2013213568 A JP 2013213568A JP 2012085366 A JP2012085366 A JP 2012085366A JP 2012085366 A JP2012085366 A JP 2012085366A JP 2013213568 A JP2013213568 A JP 2013213568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
gear
intermediate shaft
driven gear
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012085366A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuki Masui
勇樹 枡井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AI Co Ltd
Original Assignee
Aisin AI Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AI Co Ltd filed Critical Aisin AI Co Ltd
Priority to JP2012085366A priority Critical patent/JP2013213568A/ja
Priority to DE201310005644 priority patent/DE102013005644A1/de
Publication of JP2013213568A publication Critical patent/JP2013213568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
    • F16H3/087Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
    • F16H3/093Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears with two or more countershafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/02Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion
    • F16H3/08Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts
    • F16H3/087Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears
    • F16H3/093Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears with two or more countershafts
    • F16H2003/0931Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion without gears having orbital motion exclusively or essentially with continuously meshing gears, that can be disengaged from their shafts characterised by the disposition of the gears with two or more countershafts each countershaft having an output gear meshing with a single common gear on the output shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H2200/00Transmissions for multiple ratios
    • F16H2200/003Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds
    • F16H2200/0056Transmissions for multiple ratios characterised by the number of forward speeds the gear ratios comprising seven forward speeds

Abstract

【課題】入力軸、出力軸、第1、第2中間軸、及びアイドル軸の5本の軸を備えたタイプの7速M/Tにおいて、M/Tの全長を短くすることができるものを提供すること。
【解決手段】入力軸A1には、「2速及び3速の駆動ギヤを兼用する駆動ギヤG23i」、「1速の駆動ギヤG1i」、「4速及び5速の駆動ギヤを兼用する駆動ギヤG45i」、並びに、「6速及び7速の駆動ギヤを兼用する駆動ギヤG67i」が配置される。即ち、入力軸A1には、3つの「兼用駆動ギヤ」G23i、G45i、G67iが配置される。3つの「兼用駆動ギヤ」G23i、G45i、G67iはそれぞれ、「減速比が隣り合う2つの変速段」の駆動ギヤ(2速及び3速、4速及び5速、6速及び7速)を兼用する。後進用の第5切替機構M5がアイドル軸A5に関して設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用手動変速機に関し、特に、前進用に7つの変速段、後進用に1つの変速段を有するものに係わる。
従来より、前進用に複数の変速段、後進用に1つの変速段を備えた車両用手動変速機(以下、「M/T」と呼ぶ)として、特許文献1に記載されたものが知られている。このタイプのM/Tでは、エンジンの出力軸との間で動力伝達系統が形成される入力軸と、駆動輪との間で動力伝達系統が形成される出力軸と、2本の中間軸(第1中間軸及び第2中間軸)と、アイドル軸と、が互いに平行にハウジングに回転可能に支持されている。
特開2011−43180号公報
図12は、上述したタイプのM/Tのうち、前進用に6つの変速段(1速〜6速)を備えたもの(6速M/T)の一例である。図12に示す6速M/Tでは、入力軸A1には、エンジンE/Gに近い側から順に、1速用の駆動ギヤG1i、2速用の駆動ギヤG2i、「3速用及び5速用の駆動ギヤを兼用する第1兼用駆動ギヤG35i」、並びに、「4速用及び6速用の駆動ギヤを兼用する第2兼用駆動ギヤG46i」が相対回転不能に配置されている。第1中間軸A2には、E/Gに近い側から順に、第1最終駆動ギヤGfi1が相対回転不能に、「G1i、G2i、G35i、G46iとそれぞれ常時歯合する1速用、2速用、3速用、4速用の被動ギヤG1o、G2o、G3o、G4o」が相対回転可能に配置されている。第2中間軸A3には、E/Gに近い側から順に、第2最終駆動ギヤGfi2が相対回転不能に、後進用の被動ギヤGRo2が相対回転可能に、「G35i、G46iとそれぞれ常時歯合する5速用、6速用の被動ギヤG5o、G6o」が相対回転可能に配置されている。出力軸A4には、「Gfi1及びGfi2と常時歯合する最終被動ギヤGfo」が相対回転不能に配置されている。アイドル軸A5には、E/Gに近い側から順に、「G1iと常時歯合する後進用の第1駆動ギヤGRi」、及び、「GRiと一体回転する第2駆動ギヤGRo1」が相対回転可能に配置されている。
図12に示す6速M/Tでは、「A2に相対回転不能且つ軸方向に移動可能に配置されたスリーブS1」をG1o(G2o)と係合させることによって、1速(2速)用の動力伝達系統(A1→G1i(G2i)→G1o(G2o)→S1→A2→Gfi1→Gfo→A4)が実現される。「A2に相対回転不能且つ軸方向に移動可能に配置されたスリーブS2」をG3o(G4o)と係合させることによって、3速(4速)用の動力伝達系統(A1→G35i(G46i)→G3o(G4o)→S2→A2→Gfi1→Gfo→A4)が実現される。「A3に相対回転不能且つ軸方向に移動可能に配置されたスリーブS3」をG5o(G6o)と係合させることによって、5速(6速)用の動力伝達系統(A1→G35i(G46i)→G5o(G6o)→S3→A3→Gfi2→Gfo→A4)が実現される。「A3に相対回転不能且つ軸方向に移動可能に配置されたスリーブS4」をGRo2と係合させることによって、後進用の動力伝達系統(A1→G1i→GRi→GRo1→GRo2→S4→A3→Gfi2→Gfo→A4)が実現される。
上述のように、図12に示す6速M/Tでは、入力軸において、2つの「兼用駆動ギヤ」が設けられている。「兼用駆動ギヤ」とは、2つの変速段用の駆動ギヤを兼用する単一の駆動ギヤを指す。これにより、上述した「入力軸、第1、第2中間軸、出力軸、及び、アイドル軸を備えたタイプ」の6速M/Tのうちで軸方向の全長が短いものが得られる。なお、図12に示す例では、何れの兼用駆動ギヤも、「減速比が隣り合わない2つの変速段」用の駆動ギヤを兼用している。また、後進用の切替機構部(スリーブS4)が第2中間軸に関して設けられている。
一般に、エンジンが車両の前側に配置された前輪駆動車両(所謂、FF車両)では、通常、エンジン(の出力軸)が車両に対して横向きに配置される。M/Tの入力軸は、クラッチを介してエンジンの出力軸と同軸的に接続される。このため、M/Tは、M/Tの軸が車両に対して横向きになるようにクラッチを介してエンジンの横に配置される。即ち、エンジン・クラッチ・M/Tのアッセンブリは、車両のエンジンルーム内において比較的狭い左右のサイドフレーム間に横向きに配置される。従って、M/Tの軸方向の全長を短縮する要求度合いが非常に高い。以上より、図12に示す6速M/Tは、FF車両に適しているといえる。
ところで、近年、更なる燃費の向上等を目的として、6速から7速への手動変速機の多段化が検討されてきている。図13は、図12に示した6速M/Tに基づいて「6速から7速への多段化」を行った7速M/Tの一例を示す。図13に示す7速M/Tでは、図12に示した6速M/Tに対して、「入力軸A1に相対回転不能に配置された7速用(7速専用)の駆動ギヤG7i」と、「第2中間軸A3に相対回転可能に配置された7速用の被動ギヤG7o」と、が少なくとも追加されている。
図13に示す7速M/Tでは、「A3に相対回転不能且つ軸方向に移動可能に配置されたスリーブS4」をG7oと係合させることによって、7速用の動力伝達系統(A1→G7i→G7o→S4→A3→Gfi2→Gfo→A4)が実現され、スリーブS4をGRo2と係合させることによって、後進用の動力伝達系統(A1→GRi1→GRi2→GRo1→GRo2→S4→A3→Gfi2→Gfo→A4)が実現される。
このように、図13に示す7速M/Tでは、図12に示す6速M/Tと比べて、少なくとも入力軸に配置されたギヤの枚数が増加していることに大きく起因して、M/Tの軸方向の全長が不可避的に増加してしまう。更なる全長の短縮化が達成された7速M/Tの到来が望まれていたところである。
以上、本発明の目的は、上述したように入力軸、出力軸、及び第1、第2中間軸を備えたタイプの7速M/TにおいてM/Tの全長を短くすることができるものを提供することにある。
本発明に係る車両用手動変速機(7速M/T)は、上述した入力軸、出力軸、及び第1、第2中間軸を備えたタイプの7速M/Tである。本発明に係る車両用手動変速機の特徴は、「入力軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された前進用の1〜7速用の複数の駆動ギヤ」に関し、前進用の1〜7速のうちの3つのそれぞれのペアの変速段用の一対の駆動ギヤを「入力軸に対して同軸的且つ相対回転不能に配置された単一の駆動ギヤ」がそれぞれ兼用するように構成されたことにある。
このように、本発明に係る車両用手動変速機では、入力軸において、3つの「兼用駆動ギヤ」が設けられている。これにより、図12に示す6速M/Tと比べて「入力軸に配置されたギヤの枚数」が同じになるように、7速M/Tを構成することができる(図1、図11等を参照。詳細は後述)。この結果、図12に示す6速M/Tと同等の短い全長を有する7速M/Tが提供され得る。
この場合、前記それぞれのペアの変速段が、前記減速比が隣り合う2つの変速段であることが好適である。換言すれば、3つの「兼用駆動ギヤ」のそれぞれが、「減速比が隣り合う2つの変速段」用の駆動ギヤを兼用することが好適である。
一般に、「兼用駆動ギヤ」が「減速比が隣り合わない2つの変速段」用の駆動ギヤを兼用するように構成される場合、「兼用駆動ギヤ」と常時歯合する2つの被動ギヤの歯数(従って、直径)が大きく異なることに起因して、「入力軸・第1中間軸間の距離」と「入力軸・第2中間軸間の距離」との差が大きくなる。このことに起因して、「ギヤと軸との干渉が発生し易い」、「1速〜7速の減速比に関する設計の自由度が低下する」などの問題が発生し易い。この点、上記構成によれば、このような問題が発生し難くなる。
上記本発明に係る手動変速機においては、後進用の切替機構部(図13に示すスリーブS4に相当する機構部)がアイドル軸に関して設けられていることが好適である。この構成は、第1中間軸又は第2中間軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された「後進用の被動ギヤ」と、アイドル軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された「前進用の1〜7速用の複数の駆動ギヤのうちの何れかと常時歯合する後進用の第1駆動ギヤ」と、アイドル軸に同軸的且つ相対回転可能に配置された「後進用の被動ギヤと常時歯合する後進用の第2駆動ギヤ」と、を備えることで達成され得る。
これによれば、後進用の切替機構部(図13に示すスリーブS4に相当する機構部)がアイドル軸に関して設けられる。このことに起因して、後進用の切替機構部が中間軸に関して設けられる構成(図13を参照)と比べて、その中間軸の全長を短くすることができる。この結果、7速M/Tの全長をより一層短くすることができる。
本発明の実施形態に係る7速の手動変速機の主要断面を示すニュートラル状態におけるスケルトン図である。 7速の手動変速機におけるシフトレバーのシフトパターンの一例を示した図である。 1速状態における図1に対応するスケルトン図である。 2速状態における図1に対応するスケルトン図である。 3速状態における図1に対応するスケルトン図である。 4速状態における図1に対応するスケルトン図である。 5速状態における図1に対応するスケルトン図である。 6速状態における図1に対応するスケルトン図である。 7速状態における図1に対応するスケルトン図である。 リバース状態における図1に対応するスケルトン図である。 本発明の実施形態の変形例に係る7速の手動変速機における図1に対応するスケルトン図である。 従来の6速の手動変速機における図1に対応するスケルトン図である。 図12に示した6速の手動変速機に基づいて「6速から7速への多段化」を行った7速の手動変速機における図1に対応するスケルトン図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両用手動変速機について図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態に係る手動変速機M/Tは、前進用に7つ変速段(1速〜7速)、後進用に1つの変速段(リバース)を備えていて、特に、エンジン(の出力軸)が車両に対して横向きに配置されたFF車両に適用される。
(構成)
図1に示すように、本発明の実施形態に係るM/Tは、入力軸A1、第1中間軸A2、第2中間軸A3、出力軸A4、及びアイドル軸A5の5本の軸を備える。これら5本の軸が、互いに偏心し且つ平行となるように、ハウジングに固設された複数のベアリング(或いは、ブッシュ)等により回転可能にそれぞれ支持されている。入力軸A1は、クラッチを介してエンジンE/Gの出力軸と接続されている。出力軸A4は、図示しない接続機構を介して駆動輪(前2輪)と接続されている。このM/Tは、M/Tの軸が車両に対して横向きになるようにクラッチを介してエンジンE/Gの横に配置される。
入力軸A1には、エンジンE/G(クラッチ)に近い側から順に、2速及び3速の駆動ギヤを兼用する駆動ギヤG23i、1速の駆動ギヤG1i、4速及び5速の駆動ギヤを兼用する駆動ギヤG45i、6速及び7速の駆動ギヤを兼用する駆動ギヤG67iが同軸的且つ相対回転不能にそれぞれ固定されている。
第1中間軸A2には、エンジンE/Gに近い側から順に、2速の被動ギヤG2o、1速の被動ギヤG1o、5速の被動ギヤG5o、及び6速の被動ギヤG6oが同軸的且つ相対回転可能にそれぞれ配置されている。被動ギヤG2o、G1o、G5o、及びG6oはそれぞれ、駆動ギヤG23i、G1i、G45i、及びG67iと常時歯合している。また、第1中間軸A2には、G2oよりエンジンE/Gに近い側にて、第1最終駆動ギヤGfi1が同軸的且つ相対回転不能に固定されている。
第2中間軸A3には、エンジンE/Gに近い側から順に、3速の被動ギヤG3o、4速の被動ギヤG4o、及び、7速の被動ギヤG7oが同軸的且つ相対回転可能にそれぞれ配置されている。被動ギヤG3o、G4o、及びG7oはそれぞれ、駆動ギヤG23i、G45i、及びG67iと常時歯合している。また、第2中間軸A3には、G3oよりエンジンE/Gに近い側にて、第2最終駆動ギヤGf21が同軸的且つ相対回転不能に固定されている。また、第2中間軸A3には、G4oとG7oとの間において、リバースの被動ギヤGRo2が同軸的且つ相対回転不能に固定されている。
出力軸A4には、周知の構成の1つを有する差動歯車機構(ディファレンシャル)D/Fのハウジング(筺体)と一体化された最終被動ギヤGfoが同軸的に配置されている。Gfoは、Gfi1、Gfi2とそれぞれ常時歯合している。
アイドル軸A5には、エンジンE/Gに近い側から順に、リバースの第1駆動ギヤGRi、及び、リバースの第2駆動ギヤGRo1が同軸的に配置されている。GRiはA5に対して相対回転不能に配置され、且つ、入力軸A1に配置されたG1iと常時歯合している。GRo1はA5に対して相対回転可能に配置され、且つ、第2中間軸A3に配置されたGRo2と常時歯合している。
また、図1に示すように、M/Tは、第1〜第5切替機構M1〜M5を備えている。M/Tの変速段の切り替えは、第1〜第5切替機構M1〜M5が作動することで達成される。第1〜第5切替機構M1〜M5は、図示しないシフトレバーと第1〜第5切替機構M1〜M5とを繋ぐ図示しない複数のリンク機構を介して、シフトレバーの操作に応じて操作される。図2は、このM/Tに対して使用されるシフトレバーのシフトパターンの一例(所謂「H型」)を示す。
第1切替機構M1は、1速の被動ギヤG1oと2速の被動ギヤG2oとの間において、第1中間軸A2に対して配置されている。M1は、第1中間軸A2と同軸的に一体回転する連結ピース11と、被動ギヤG1oと同軸的に一体回転する連結ピース12と、被動ギヤG2oと同軸的に一体回転する連結ピース13と、第1中間軸A2の軸線方向に同軸的に移動可能に配設されたスリーブS1とを備える。スリーブS1は、上述したリンク機構を介してシフトレバーの操作に応じて操作される。
スリーブS1は、連結ピース11、12、13とスプライン嵌合可能となっている。スリーブS1が連結ピース11のみとスプライン嵌合する非接続状態(図1に示す位置)にある場合、被動ギヤG1o、G2oが共に第1中間軸A2と相対回転可能となる。スリーブS1が連結ピース11及び12とスプライン嵌合する1速状態(図1に示す位置から左へ移動した位置)にある場合、被動ギヤG2oが第1中間軸A2と相対回転可能である一方、被動ギヤG1oが第1中間軸A2と相対回転不能となる。スリーブS1が連結ピース11及び13とスプライン嵌合する2速状態(図1に示す位置から右へ移動した位置)にある場合、被動ギヤG1oが第1中間軸A2と相対回転可能である一方、被動ギヤG2oが第1中間軸A2と相対回転不能となる。以上、第1切替機構M1では、シフトレバー操作により操作されるスリーブS1の位置に応じて、非接続状態、1速状態、及び2速状態のうちの1つが選択的に採用される。
第2、第3切替機構M2,M3は、第1切替機構M1と類似の構成を有するので、これらの詳細な説明を省略する。第2切替機構M2は、5速の被動ギヤG5oと6速の被動ギヤG6oとの間において、第1中間軸A2に対して配置されている。第2切替機構M2は、連結ピース21、22、23、及びスリーブS2を備えていて、シフトレバー操作により操作されるスリーブS2の位置に応じて、非接続状態、5速状態、及び6速状態のうちの1つが選択的に採用される。
第3切替機構M3は、3速の被動ギヤG3oと4速の被動ギヤG4oとの間において、第2中間軸A3に対して配置されている。第3切替機構M3は、連結ピース31、32、33、及びスリーブS3を備えていて、シフトレバー操作により操作されるスリーブS3の位置に応じて、非接続状態、3速状態、及び4速状態のうちの1つが選択的に採用される。
第4切替機構M4は、7速の被動ギヤG7oとリバースの被動ギヤGRo2との間において、第2中間軸A3に対して配置されている。第4切替機構M4は、連結ピース41、42、及びスリーブS4を備えていて、シフトレバー操作により操作されるスリーブS4の位置に応じて、非接続状態、及び7速状態のうちの1つが選択的に採用される。
第5切替機構M5は、リバースの第1駆動ギヤGRiとリバースの第2駆動ギヤGRo1との間において、アイドル軸A5に対して配置されている。第5切替機構M5は、連結ピース51、52、及びスリーブS5を備えていて、シフトレバー操作により操作されるスリーブS5の位置に応じて、非接続状態、及びリバース状態のうちの1つが選択的に採用される。
(作動)
次に、上記のように構成されたM/Tの作動について説明する。以下、M/Tの各変速段について順に説明していく。
<1速>
シフトレバーが1速に対応する位置に操作されると、図3に示すように、スリーブS1のみが1速状態とされ、その他のスリーブS2〜S5は非接続状態とされる。これにより、図3に実線で示すように、M/T内において、(A1→G1i→G1o→12→S1→11→A2→Gfi1→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両前進時において、M/Tの減速比(=出力軸A4の回転速度に対する入力軸A1の回転速度の割合)が1速の減速比GT1に設定される。GT1は、((G1oの歯数)/(G1iの歯数))・GTf1で表わされる。ここで、GTf1は((Gfoの歯数)/(Gfi1の歯数))で表わされる。以下、GTf1を「第1最終減速比」と呼ぶ。
<2速>
シフトレバーが2速に対応する位置に操作されると、図4に示すように、スリーブS1のみが2速状態とされ、その他のスリーブS2〜S5は非接続状態とされる。これにより、図4に実線で示すように、M/T内において、(A1→G23i→G2o→13→S1→11→A2→Gfi1→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両前進時において、M/Tの減速比が2速の減速比GT2に設定される。GT2は、((G2oの歯数)/(G23iの歯数))・GTf1で表わされる。GT1>GT2の関係が成立する。
<3速>
シフトレバーが3速に対応する位置に操作されると、図5に示すように、スリーブS3のみが3速状態とされ、その他のスリーブS1〜S2、S4〜S5は非接続状態とされる。これにより、図5に実線で示すように、M/T内において、(A1→G23i→G3o→32→S3→31→A3→Gfi2→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両前進時において、M/Tの減速比が3速の減速比GT3に設定される。GT3は、((G3oの歯数)/(G23iの歯数))・GTf2で表わされる。ここで、GTf2は((Gfoの歯数)/(Gfi2の歯数))で表わされる。以下、GTf2を「第2最終減速比」と呼ぶ。GT2>GT3の関係が成立する。
<4速>
シフトレバーが4速に対応する位置に操作されると、図6に示すように、スリーブS3のみが4速状態とされ、その他のスリーブS1〜S2、S4〜S5は非接続状態とされる。これにより、図6に実線で示すように、M/T内において、(A1→G45i→G4o→33→S3→31→A3→Gfi2→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両前進時において、M/Tの減速比が4速の減速比GT4に設定される。GT4は、((G4oの歯数)/(G45iの歯数))・GTf2で表わされる。GT3>GT4の関係が成立する。
<5速>
シフトレバーが5速に対応する位置に操作されると、図7に示すように、スリーブS2のみが5速状態とされ、その他のスリーブS1、S3〜S5は非接続状態とされる。これにより、図7に実線で示すように、M/T内において、(A1→G45i→G5o→22→S2→21→A2→Gfi1→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両前進時において、M/Tの減速比が5速の減速比GT5に設定される。GT5は、((G5oの歯数)/(G45iの歯数))・GTf1で表わされる。GT4>GT5の関係が成立する。
<6速>
シフトレバーが6速に対応する位置に操作されると、図8に示すように、スリーブS2のみが6速状態とされ、その他のスリーブS1、S3〜S5は非接続状態とされる。これにより、図8に実線で示すように、M/T内において、(A1→G67i→G6o→23→S2→21→A2→Gfi1→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両前進時において、M/Tの減速比が6速の減速比GT6に設定される。GT6は、((G6oの歯数)/(G67iの歯数))・GTf1で表わされる。GT5>GT6の関係が成立する。
<7速>
シフトレバーが7速に対応する位置に操作されると、図9に示すように、スリーブS4のみが7速状態とされ、その他のスリーブS1〜S3、S5は非接続状態とされる。これにより、図9に実線で示すように、M/T内において、(A1→G67i→G7o→42→S4→41→A3→Gfi2→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両前進時において、M/Tの減速比が7速の減速比GT7に設定される。GT7は、((G7oの歯数)/(G67iの歯数))・GTf2で表わされる。GT6>GT7の関係が成立する。
<リバース>
シフトレバーがリバースに対応する位置に操作されると、図10に示すように、スリーブS5のみがリバース状態とされ、その他のスリーブS1〜S4は非接続状態とされる。これにより、図10に実線で示すように、M/T内において、(A1→G1i→GRi→A5→51→S5→52→GRo1→GRo2→A3→Gfi2→Gfo→A4)という動力伝達系統が形成される。この結果、車両後進時において、M/Tの減速比がリバースの減速比GTRに設定される。GTRは、((GRiの歯数)/(G1iの歯数))・((GRo2の歯数)/(GRo1の歯数))・GTf2で表わされる。
(作用・効果)
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係るM/Tの作用・効果について説明する。
第1に、このM/T(図1を参照)では、入力軸A1において、3つの「兼用駆動ギヤ」G23i、G45i、G67iが設けられている。これにより、図12に示す従来の6速M/Tと比べて「入力軸に配置されたギヤの枚数」が同じ4枚になるように、7速M/Tを構成することができる。この結果、図12に示す従来の6速M/Tと同等の短い全長を有する7速M/Tが提供され得る。
第2に、後進用の第5切替機構M5(図13に示すスリーブS4に相当する機構部)がアイドル軸A5に関して設けられる。このことに起因して、後進用の切替機構部が中間軸に関して設けられる構成(図13を参照)と比べて、その中間軸の全長を短くすることができる。この結果、7速M/Tの全長をより一層短くすることができる。
第3に、3つの「兼用駆動ギヤ」G23i、G45i、G67iがそれぞれ、「減速比が隣り合う2つの変速段」の駆動ギヤ(2速及び3速、4速及び5速、6速及び7速)を兼用している。一般に、「兼用駆動ギヤ」が「減速比が隣り合わない2つの変速段」の駆動ギヤを兼用するように構成される場合、「兼用駆動ギヤ」と常時歯合する2つの被動ギヤの歯数(従って、直径)が大きく異なることに起因して、「入力軸・第1中間軸間の距離」と「入力軸・第2中間軸間の距離」との差が大きくなる。このことに起因して、「ギヤと軸との干渉が発生し易い」、「1速〜7速の減速比に関する設計の自由度が低下する」などの問題が発生し易い。この点、本発明の実施形態に係るM/Tによれば、このような問題が発生し難くなる。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態では、第1中間軸A2の軸線方向において5速に関係する部材と6速に関係する部材とを逆に配置した図11に示した変形例が採用されてもよい。この場合、入力軸A1に配置される3つの「兼用駆動ギヤ」は、G23i(2速及び3速を兼用)、G46i(4速及び6速を兼用)、G57i(5速及び7速を兼用)となる。また、1速〜7速の減速比に関する設計が成立する限りにおいて、入力軸A1に配置される3つの「兼用駆動ギヤ」のそれぞれが兼用する変速段として、どのようなペアの変速段が採用されてもよい。
また、上記実施形態では、出力軸A4に、ディファレンシャルD/Fのハウジング(筺体)と一体化された最終被動ギヤGfoが同軸的に配置されているが、出力軸A4に、ディファレンシャルD/Fのハウジング(筺体)と一体化されていない最終被動ギヤGfoそのものが同軸的に直接固定されていてもよい。
M/T…手動変速機、E/G…エンジン、A1…入力軸、A2…第1中間軸、A3…第2中間軸、A4…出力軸、A5…アイドル軸、G1i,G23i,G45i,G67i,GRi,GRo1…駆動ギヤ、G1o,G2o,G3o,G4o,G5o,G6o,G7o、GRo2…被動ギヤ、M1〜M5…第1〜第5切替機構、Gfi1,Gfi2…第1、第2最終駆動ギヤ、Gfo…最終被動ギヤ

Claims (5)

  1. 車両のエンジンの出力軸と駆動輪とを結ぶ動力伝達系統に介装され、前進用に7つの変速段を有する車両用手動変速機であって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに回転可能に支持されるとともに前記エンジンの出力軸との間で動力伝達系統が形成される入力軸と、
    前記入力軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された、前進用の1〜7速用の複数の駆動ギヤと、
    前記入力軸から偏心した位置にて前記入力軸と平行に前記ハウジングに回転可能に支持される第1中間軸と、
    前記第1中間軸に同軸的且つ相対回転可能にそれぞれ配置された、前記前進用の1〜7速のうちの一部の変速段用の複数の駆動ギヤとそれぞれ常時歯合する前記一部の変速段用の複数の被動ギヤと、
    前記第1中間軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された第1最終駆動ギヤと、
    前記入力軸から偏心した位置にて前記入力軸と平行に前記ハウジングに回転可能に支持される第2中間軸と、
    前記第2中間軸に同軸的且つ相対回転可能にそれぞれ配置された、前記前進用の1〜7速のうちの残りの変速段用の複数の駆動ギヤとそれぞれ常時歯合する前記残りの変速段用の複数の被動ギヤと、
    前記第2中間軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された第2最終駆動ギヤと、
    前記入力軸から偏心した位置にて前記入力軸と平行に前記ハウジングに回転可能に支持されるとともに前記駆動輪との間で動力伝達系統が形成される出力軸と、
    前記出力軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された、前記第1、第2最終駆動ギヤとそれぞれ常時歯合する最終被動ギヤと、
    前記複数の変速段のうち選択された1つの変速段に対応する被動ギヤを前記第1、第2中間軸のうちその被動ギヤが配置されている中間軸に対して相対回転不能に固定することによって、前記出力軸の回転速度に対する前記入力軸の回転速度の割合である減速比を前記選択された1つの変速段に対応する減速比に設定する切替機構と、
    を備え、
    前記前進用の1〜7速のうちの3つのそれぞれのペアの変速段用の一対の駆動ギヤを、前記入力軸に対して同軸的且つ相対回転不能に配置された単一の駆動ギヤがそれぞれ兼用するように構成された、車両用手動変速機。
  2. 請求項1に記載の車両用手動変速機において、
    前記それぞれのペアの変速段が、前記減速比が隣り合う2つの変速段である、車両用手動変速機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用手動変速機において、
    後進用に1つの変速段を有し、
    前記第1中間軸又は前記第2中間軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された、前記後進用の被動ギヤと、
    前記入力軸から偏心した位置にて前記入力軸と平行に前記ハウジングに回転可能に支持されるアイドル軸と、
    前記アイドル軸に同軸的且つ相対回転不能に配置された、前記前進用の1〜7速用の複数の駆動ギヤのうちの何れかと常時歯合する後進用の第1駆動ギヤと、
    前記アイドル軸に同軸的且つ相対回転可能に配置された、前記後進用の被動ギヤと常時歯合する後進用の第2駆動ギヤと、
    を備え、
    前記切替機構は、
    前記後進用の第2駆動ギヤが前記アイドル軸に対して相対回転可能となる非接続状態、及び前記後進用の第2駆動ギヤが前記アイドル軸に対して相対回転不能となる後進状態、のうちの1つを選択的に採用可能な後進用切替機構部を備えた、車両用手動変速機。
  4. 請求項3に記載の車両用手動変速機において、
    前記入力軸には、前記入力軸の軸線方向の一方側から順に、前記2速用の駆動ギヤ及び前記3速用の駆動ギヤを兼用する第1兼用駆動ギヤ、前記1速用の駆動ギヤ、前記4速用の駆動ギヤ及び前記5速用の駆動ギヤを兼用する第2兼用駆動ギヤ、及び、前記6速用の駆動ギヤ及び前記7速用の駆動ギヤを兼用する第3兼用駆動ギヤが配置され、
    前記第1中間軸には、前記入力軸の軸線方向の一方側から順に、前記第1最終駆動ギヤ、前記2速用の被動ギヤ、前記1速用の被動ギヤ、前記5速用の被動ギヤ、及び、前記6速用の被動ギヤが配置され、
    前記第2中間軸には、前記入力軸の軸線方向の一方側から順に、前記第2最終駆動ギヤ、前記3速用の被動ギヤ、前記4速用の被動ギヤ、前記後進用の被動ギヤ、及び、前記7速用の被動ギヤが配置され、
    前記アイドル軸に配置された前記後進用の第1駆動ギヤは、前記入力軸に配置された前記1速用の駆動ギヤと常時歯合し、
    前記アイドル軸に配置された前記後進用の第2駆動ギヤは、前記第2中間軸に配置された前記後進用の被動ギヤと常時歯合し、
    前記切替機構は、
    前記1速用及び2速用の2つの被動ギヤが共に前記第1中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、前記1速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能且つ前記2速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能となる1速状態、及び前記1速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能且つ前記2速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能となる2速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記1速用及び2速用の2つの被動ギヤの間に配置された第1切替機構部と、
    前記5速用及び6速用の2つの被動ギヤが共に前記第1中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、前記5速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能且つ前記6速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能となる5速状態、及び前記5速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能且つ前記6速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能となる6速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記5速用及び6速用の2つの被動ギヤの間に配置された第2切替機構部と、
    前記3速用及び4速用の2つの被動ギヤが共に前記第2中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、前記3速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転不能且つ前記4速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転可能となる3速状態、及び前記3速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転可能且つ前記4速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転不能となる4速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記3速用及び4速用の2つの被動ギヤの間に配置された第3切替機構部と、
    前記7速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、及び前記7速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転不能となる7速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記7速用及び前記後進用の2つの被動ギヤの間に配置された第4切替機構部と、
    を備えた、車両用手動変速機。
  5. 請求項3に記載の車両用手動変速機において、
    前記入力軸には、前記入力軸の軸線方向の一方側から順に、前記2速用の駆動ギヤ及び前記3速用の駆動ギヤを兼用する第1兼用駆動ギヤ、前記1速用の駆動ギヤ、前記4速用の駆動ギヤ及び前記6速用の駆動ギヤを兼用する第2兼用駆動ギヤ、及び、前記5速用の駆動ギヤ及び前記7速用の駆動ギヤを兼用する第3兼用駆動ギヤが配置され、
    前記第1中間軸には、前記入力軸の軸線方向の一方側から順に、前記第1最終駆動ギヤ、前記2速用の被動ギヤ、前記1速用の被動ギヤ、前記6速用の被動ギヤ、及び、前記5速用の被動ギヤが配置され、
    前記第2中間軸には、前記入力軸の軸線方向の一方側から順に、前記第2最終駆動ギヤ、前記3速用の被動ギヤ、前記4速用の被動ギヤ、前記後進用の被動ギヤ、及び、前記7速用の被動ギヤが配置され、
    前記アイドル軸に配置された前記後進用の第1駆動ギヤは、前記入力軸に配置された前記1速用の駆動ギヤと常時歯合し、
    前記アイドル軸に配置された前記後進用の第2駆動ギヤは、前記第2中間軸に配置された前記後進用の被動ギヤと常時歯合し、
    前記切替機構は、
    前記1速用及び2速用の2つの被動ギヤが共に前記第1中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、前記1速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能且つ前記2速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能となる1速状態、及び前記1速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能且つ前記2速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能となる2速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記1速用及び2速用の2つの被動ギヤの間に配置された第1切替機構部と、
    前記5速用及び6速用の2つの被動ギヤが共に前記第1中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、前記5速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能且つ前記6速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能となる5速状態、及び前記5速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転可能且つ前記6速用の被動ギヤが前記第1中間軸に対して相対回転不能となる6速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記5速用及び6速用の2つの被動ギヤの間に配置された第2切替機構部と、
    前記3速用及び4速用の2つの被動ギヤが共に前記第2中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、前記3速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転不能且つ前記4速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転可能となる3速状態、及び前記3速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転可能且つ前記4速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転不能となる4速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記3速用及び4速用の2つの被動ギヤの間に配置された第3切替機構部と、
    前記7速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転可能となる非接続状態、及び前記7速用の被動ギヤが前記第2中間軸に対して相対回転不能となる7速状態、のうちの1つを選択的に採用可能な、前記7速用及び前記後進用の2つの被動ギヤの間に配置された第4切替機構部と、
    を備えた、車両用手動変速機。
JP2012085366A 2012-04-04 2012-04-04 車両用手動変速機 Pending JP2013213568A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085366A JP2013213568A (ja) 2012-04-04 2012-04-04 車両用手動変速機
DE201310005644 DE102013005644A1 (de) 2012-04-04 2013-04-02 Schaltgetriebe für Kraftfahrzeuge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085366A JP2013213568A (ja) 2012-04-04 2012-04-04 車両用手動変速機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013213568A true JP2013213568A (ja) 2013-10-17

Family

ID=49210019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012085366A Pending JP2013213568A (ja) 2012-04-04 2012-04-04 車両用手動変速機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013213568A (ja)
DE (1) DE102013005644A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014207286A1 (de) * 2014-04-16 2015-10-22 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Handschaltgetriebe

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5225950B2 (ja) 2009-08-19 2013-07-03 アイシン・エーアイ株式会社 車両用手動変速機

Also Published As

Publication number Publication date
DE102013005644A1 (de) 2013-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4855092B2 (ja) ダブルクラッチ型トランスミッション
JP5225950B2 (ja) 車両用手動変速機
JP5022810B2 (ja) 6組の前進変速ギヤ対を有する変速機
JP2004263708A (ja) ツインクラッチ式変速機
WO2010055905A1 (ja) トランスミッション
JP5277069B2 (ja) トランスミッション
JP2004263864A (ja) 6速又は7速の自動車変速機
JP4206312B2 (ja) 平行軸式変速機
JP2013213569A (ja) 車両用手動変速機
JP5276272B2 (ja) 産業車両用変速機
JP6205251B2 (ja) 車両用手動変速機
JP4877196B2 (ja) 変速機
JP5332735B2 (ja) ダブルクラッチ自動変速機
JP2009030753A (ja) 6組の前進変速ギヤ対を有する変速機
WO2017110806A1 (ja) 車両用手動変速機
JP5091514B2 (ja) 産業車両用変速機
WO2017110803A1 (ja) 車両用手動変速機
JP2013213568A (ja) 車両用手動変速機
JP2008291893A (ja) デュアルクラッチ式変速機
JP2013160282A (ja) ツインクラッチ式変速機
JP2015102226A (ja) 変速機
JP2010286059A (ja) 自動変速機
WO2017061503A1 (ja) 車両用手動変速機
JP2008298260A (ja) 変速機
JP6567775B2 (ja) 車両用変速機