JP2013213408A - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結ピンを移動する電磁ソレノイドをデューティ制御して電磁ソレノイドの消費電力を低く抑えるとともに、打音の発生を防止する内燃機関の可変動弁機構を供する。
【解決手段】制御手段(70)により電磁ソレノイド(60)が励磁され可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、制御手段(70)は、電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して可動鉄心部材(61,62)を駆動する内燃機関の可変動弁機構。
【選択図】図9

Description

本発明は、内燃機関の可変動弁機構に関する。
同軸に軸支され互いに隣接したロッカアームが連結ピンの移動により連結したり連結が解除されたりして吸気弁のリフト量や開閉タイミングを変更できる可変動弁機構において、連結ピンを移動するアクチュエータとして電磁ソレノイドを使用した例が、同じ出願人に係る先願にある(特許文献1参照)。
特開2012−036877号公報
特許文献1に開示された可変動弁機構では、互いに隣接したロッカアームを連結する連結ピンは、一方からスプリングで付勢され、他方から電磁ソレノイドの可動鉄心により押される構造である。
電磁ソレノイドが励磁されると、可動鉄心が突出して連結ピンをスプリングに抗して移動して両ロッカアームを連結し、電磁ソレノイドが消磁されると、スプリングにより連結ピンが押し戻され連結が解除される。
特許文献1では、電磁ソレノイドは上記のように制御されること以上の制御は、開示されていない。
両ロッカアームを連結しているとき、連結ピンをスプリングに抗して移動して維持しなければならないため、電磁ソレノイドに常に電圧を印加して消費電力が大きく、バッテリの大型化を招いてしまう。
なお、油圧と異なり押圧力が小さいため連結状態を確保し続けるために、さらに消費電力が増加していた。
また、電磁ソレノイドが消磁され、両ロッカアームの連結が解除されるとき、電磁ソレノイドの消磁により連結ピンと可動鉄心がスプリングの付勢力により勢いよく押し戻されるので、特に可動鉄心が連結ピンから離れて、なお慣性により移動することで電磁ソレノイド内のストッパ相当部に衝接して打音を発生することがある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、連結ピンを移動する電磁ソレノイドをデューティ制御して電磁ソレノイドの消費電力を低く抑え、かつ電磁ソレノイドの温度上昇を防止するとともに、打音の発生を防止する内燃機関の可変動弁機構を供する点にある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、
同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構である。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、
前記連結ピン(56)が前記他方の穴部(52h)に嵌入して前記両ロッカアーム(51,52)が互いに独立に揺動可能とした連結解除状態で前記電磁ソレノイド(60)が消磁しているときから、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に、前記移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して、前記連結ピン(56)を前記一方の穴部(51h)に押込み双方の穴部(51h,52h)に跨らせて両ロッカアーム(51,52)を連結することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に前記連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構において、
内燃機関(10)の潤滑油の温度を検出する油温検出手段(27)を備え、
前記制御手段(70)は、
油温が概ね60℃から80℃までの間で所定油温範囲を予め設定しておき、
前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲外にあるときは、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する標準移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に前記標準移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返し、
前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲内にあるときは、前記標準移動開始デューティ比(a)より小さく前記連結維持デューティ比(b)より大きい特別移動開始デューティ比(a´)で前記連結ピン(56)を移動制御した後に前記連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記所定油温範囲は、シリンダヘッドに発生する振動が他の領域より大きくなる温度範囲であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、
請求項4および請求項5記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記標準移動開始デューティ比(a)および特別移動開始デューティ比(a´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、前記連結ピン(56)を前記双方の穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)から段階的にデューティ比を小さく制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を調整して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、
請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記制御手段(70)は、前記連結ピン(56)を前記双方の穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)からデューティ比を0とした後に所定タイミングでブレーキデューティ比(b´)に制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、
請求項8記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記ブレーキデューティ比(b´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、
請求項8記載の内燃機関の可変動弁機構において、
前記可動鉄心部材(61,62)の位置を位置センサによって検出し、所定位置において前記ブレーキデューティ比(b´)に制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする。
請求項1記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、制御手段(70)は、電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して可動鉄心部材(61,62)を駆動するので、連結維持するときもデューティ制御をすることで、電磁ソレノイド(60)の消費電力を低く抑えることができる。
また、可動鉄心部材(61,62)の停止前の移動速度を低く抑えて可動鉄心部材(61,62)がストッパ相当部に衝接して打音を発生するのを防止することができる。
請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、電磁ソレノイド(60)が消磁しているときから、連結ピン(56)をスプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する移動開始デューティ比(a)で電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に、移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して電磁ソレノイド(60)をデューティ制御するので、連結ピン(56)の移動開始時の移動開始デューティ比(a)の大きい押圧力により連結ピン(56)を一方の穴部(51h)に押込み双方の穴部(51h,52h)に跨らせて連結することができ、その後、移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して連結状態を維持することができ、電磁ソレノイドの消費電力を低く抑えることができるとともに、連結ピン(56)の移動速度を調整して停止するときにスプリング(54)を最後まで押し込んで振動を発生させるようなことは回避することができる。
請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、移動開始デューティ比(a)で電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に連結維持デューティ比(b)に変更して電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことで、仮に連結ピン(56)が一方の穴部(51h)から抜けるようなことが発生しても、繰り返し移動開始デューティ比(a)でデューティ制御され連結ピン(56)を穴部(51h)に挿入しようとして確実に連結状態にすることができるとともに、最終的に小さい連結維持デューティ比(b)により連結維持され、電磁ソレノイドの消費電力も低減できる。
請求項4記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、内燃機関の機関温度(油温)が上昇し、潤滑油の温度が約60℃を越えると、連結ピン(56)の摺動を潤滑する潤滑油の粘性が低くなり、かつ約80℃未満では電磁ソレノイドのコイル抵抗が小さくコイル電流が流れ易く可動鉄心部材(61,62)の突出力が増しており、よって概ね60℃から80℃までの油温範囲で電磁ソレノイドの励磁のときに連結ピン(56)の移動速度が速くなり易く円滑に停止せず振動の発生の可能性が高くなることから、油温が概ね60℃から80℃までの間で所定油温範囲を予め設定しておき、所定油温範囲の内外で電磁ソレノイド(60)のデューティ制御を変えている。
すなわち、油温が所定油温範囲外にあるときは、標準移動開始デューティ比(a)で電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に、移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返することで、連結ピン(56)の移動開始時の標準移動開始デューティ比(a)の大きい押圧力による移動速度の増加を連結維持デューティ比(b)のより小さい押圧力に変更することを繰り返すことで、移動速度を調整して連結ピン(56)を双方の穴部(51h,52h)に跨らせて停止させることができ、スプリング(54)を最後まで押し込んで振動を発生させるようなことは回避することができる。
油温が所定油温範囲内にあるときは、連結ピン(56)の移動速度が速くなり易いので、標準移動開始デューティ比(a)より小さく連結維持デューティ比(b)より大きい特別移動開始デューティ比(a´)で電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に特別移動開始デューティ比(a´)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことで、連結ピン(56)の移動開始時の特別移動開始デューティ比(a´)の標準より小さい押圧力から連結維持デューティ比(b)のより小さい押圧力に変更することを繰り返すことになり、所定油温範囲内の油温に適した移動速度に調整して連結ピン(56)を双方の穴部(51h,52h)に跨らせて停止させることができる。
油温が所定油温範囲の内外いずれにある場合も、最終的に小さい連結維持デューティ比(b)により連結維持され、電磁ソレノイドの消費電力も低減できる。
また、仮に連結ピン(56)が1回目に入らず連結しなかったとしても、繰り返し標準移動開始デューティ比(a)または特別移動開始デューティ比(a´)でデューティ制御され連結ピン(56)を穴部(51h)に挿入しようとして確実に連結状態にすることができる。
請求項5記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、前記所定油温範囲は、シリンダヘッドに発生する振動が他の領域より大きくなる温度範囲であるので、油温による連結ピン(56)の速度に応じた進入デューティを与えることで発生する打音を抑制する。
請求項6記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、前記標準移動開始デューティ比(a)および特別移動開始デューティ比(a´)は、油温値と相関するマップから決められるので、内燃機関の温度状態(すなわち温度による電磁ソレノイドの抵抗変化、または潤滑オイルの粘性変化)に応じて適切に可動鉄心部材(61,62)の速度を変更して打音発生を抑制する。
請求項7記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、前記制御手段(70)は、連結ピン(56)を双方の穴部(51h,52h)に跨らせて両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)から段階的にデューティ比を小さく制御して可動鉄心部材(61,62)の移動速度を調整して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除するので、可動鉄心部材(61,62)の停止直前の移動速度を低く抑えることが容易にでき、打音の発生を防止することができる。
請求項8記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、前記制御手段(70)は、連結ピン(56)を双方の穴部(51h,52h)に跨らせて両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)からデューティ比を0とした後に所定タイミングでブレーキデューティ比(b´)に制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除するので、ブレーキデューティ比(b´)によるデューティ制御により可動鉄心部材(61,62)の移動速度が抑制されて停止直前には移動速度を低く抑えることが容易にでき、打音の発生を防止することができる。
請求項9記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、前記ブレーキデューティ比(b´)が、油温値と相関するマップから決められるので、内燃機関の温度状態(すなわち温度による電磁ソレノイドの抵抗変化、または潤滑オイルの粘性変化)に応じて適切に可動鉄心部材(61,62)にブレーキを掛け、打音発生を抑制する。
請求項10記載の内燃機関の可変動弁機構によれば、可動鉄心部材(61,62)の位置を位置センサによって検出し、所定位置において前記ブレーキデューティ比(b´)で制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除するので、適切に可動鉄心部材(61,62)にブレーキを掛け、打音発生を抑制する。
本発明の一実施形態に係る内燃機関を搭載した自動二輪車の部分側面図である。 同内燃機関の縦断面図である。 同内燃機関の動弁機構を示すシリンダヘッドの上面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 電磁ソレノイドのメイン制御ルーチンのフローチャートである。 連結解除制御ルーチンのフローチャートである。 別の連結解除制御ルーチンのフローチャートである。 連結制御ルーチンのフローチャートである。 連結解除制御における電磁ソレノイドの電圧デューティ制御の変化を示す図である。 連結制御における電磁ソレノイドの電圧デューティ制御の変化を示す図である。
以下、本発明に係る一実施形態について図1ないし図10に基づいて説明する。
本実施形態に係る内燃機関10を搭載した自動二輪車1の部分側面図を図1に示す。
自動二輪車1は、ヘッドパイプ2から後方に延出し途中で斜め下方に屈曲した左右一対のメインフレーム3,3と、ヘッドパイプ2から斜め後下方に延出したダウンフレーム4,4とに取付部材を介して内燃機関10が懸架されている。
内燃機関10は、SOHC型2バルブの空冷式単気筒4ストローク内燃機関10であり、クランク軸25を軸支するクランクケース11の上にシリンダブロック12,シリンダヘッド13,シリンダヘッドカバー14が順次重ねられ前傾した姿勢で立設されている。
シリンダヘッド13の後面からは連結管15cを介して吸気管15が延出し、スロットルボディ16を介してエアクリーナ17に接続されている。
吸気管15には燃料噴射弁20が付設されている(図2参照)。
シリンダヘッド13の前面から延出した排気管18は、下方に屈曲してクランクケース11の前面から下面に沿って後方に延びてマフラー19に接続されている。
図2を参照して、内燃機関10のシリンダブロック12のシリンダボア12b内にピストン20が往復摺動自在に嵌合され、ピストン21はコンロッド22によりクランク軸25と連接されてクランク機構が構成されている。
シリンダヘッド13には、シリンダボア12bに対応して、ピストン20に対向して燃焼室30が構成され、該燃焼室30から後方に吸気ポート31が延出し、燃焼室30から前方に排気ポート32が延出しており(図2参照)、吸気ポート31に吸気管15が連結され、排気ポート32に排気管18が連結される。
燃焼室30の天井壁には点火プラグ26が先端を燃焼室30に臨ませて取り付けられる(図4参照)。
図2に示すように、シリンダヘッド13に一体に嵌着された弁ガイドにそれぞれ摺動可能に支持される吸気弁33および排気弁34は、それぞれ吸気バルブスプリング35および排気バルブスプリング36により上方に付勢されて燃焼室30に臨む吸気ポート31の吸気弁開口および排気ポート32の排気弁開口を閉じており、シリンダヘッド13の上に構成される可変動弁機構25によりクランク軸25の回転に同期して吸気弁33および排気弁34が上から押えられて開弁する。
可変動弁機構40は、シリンダヘッド13の外周壁13aに囲まれた内側のカム室底壁13bの上面に左右に対向してカム軸受壁13L,13Rが上方に突出して形成され、左右カム軸受壁13L,13Rにカム軸41が左右方向に指向してベアリング42,43を介して回転自在に軸支されている。
カム軸41は左側カム軸受壁13Lを左方に貫通して突出しており、その突出部にチェーンスプロケット44が取り付けられている。
このチェーンスプロケット44とクランク軸25に嵌着されたチェーンスプロケット(図示せず)とにチェーン45が架渡され、クランク軸25の回転速度の2分の1の回転速度でカム軸41が回転する。
左側カム軸受壁13Lの左側にカム室底壁13bを貫通してチェーン開口13hが形成されて、チェーンスプロケット44に巻き掛けられたチェーン45がチェーン開口13hを通って下方に延びてシリンダブロック12のチェーン室12hを経てクランクケース11内のクランク軸25に嵌着されたチェーンスプロケットに巻き掛けられる。
なお、図3に示すように、シリンダヘッド13のカム室底壁13bにおけるチェーン開口13hの後方に下方に凹んだオイル溜り凹部13dが形成されていて、シリンダヘッド13の外周壁13aの後側壁に外側から装着された油温センサ27の先端の検出部27sがオイル溜り凹部13dに突出しており、オイル溜り凹部13dに溜まった潤滑油の温度を油温センサ27が検出することができる。
左右軸受壁13a,13bの間には、カム軸41より上方で斜め後方に吸気ロッカアームシャフト47が架設され、カム軸41より上方で斜め前方に排気ロッカアームシャフト48が架設され、吸気ロッカアームシャフト47には第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52が互いに隣接して揺動自在に軸支され、排気ロッカアームシャフト48には排気ロッカアーム53が揺動自在に軸支される。
第1吸気ロッカアーム51は、カム軸41側の端部のローラ51rがカム軸41の第1吸気カムロブ41iに接し、他端部の調整ねじ51sが吸気弁33のバルブステムの上端に接している。
第2吸気ロッカアーム52は、カム軸41側の端部のローラ52rがカム軸41の第2吸気カムロブ41iiに接し、他端部52aはカム室底壁13bに形成された収容凹部13bdに収容されてコイルスプリング37により付勢されたリフタ38の上端に接している(図2参照)。
第1吸気カムロブ41iと第2吸気カムロブ41iiは、プロファイルを異にし、低負荷運転領域用の第1吸気カムロブ41iよりも高負荷運転領域用の第2吸気カムロブ41iiの方が、同径のベース円から同方向に突出するカムノーズが高く、カム作動角も大きい。
一方、排気ロッカアーム53は、カム軸41側の端部のローラ53rがカム軸41の排気カムロブ41eに接し、他端部の調整ねじ53sが排気弁34のバルブステムの上端に接している。
そして、第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52は、ともに上方に突出した突出部51a,52aを有し、同突出部51a,52aには互いの隣接面に開口した同径円穴の凹部51h,52hがそれぞれに形成されている。
左側の第1吸気ロッカアーム51の凹部51hには、スプリング54を介装して有底円筒状のプランジャ55が挿入されており、スプリング54によりプランジャ55が右方向の第2吸気ロッカアーム52の突出部52aに向けて付勢されている。
右側の第2吸気ロッカアーム52の凹部52hは、右側壁にあたる底壁に円孔が穿孔されていて、凹部52hに連結ピン56が嵌挿され、連結ピン56の右方に延出した延出ロッド部56bが凹部52hの底壁の円孔を貫通して突出している。
図3および図4に示すように、スプリング54に付勢されてプランジャ55に押されて連結ピン56が凹部52hに完全に嵌挿されると、連結ピン56の左端面は、第1,第2吸気ロッカアーム51,52の突出部51a,52aの互いの隣接面と同一面をなし、このとき連結ピン56は凹部52hにのみ嵌挿されているため、第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52は互いに独立に揺動することができる。
なお、第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52が独立に揺動している間で、双方の凹部51h,52hが同軸となったときは、図3および図4に示すように、スプリング54に付勢されて連結ピン56が凹部52hにのみ嵌挿され、その左端面が突出部51a,52aの互いの隣接面と同一面を維持し、双方の凹部51h,52hが同軸を外れたときも連結ピン56の左端面は第1吸気ロッカアーム51の突出部51aの隣接面に接して隣接面と同一面に維持される。
スプリング54に付勢されてプランジャ55も第2吸気ロッカアーム52の突出部52aの隣接面に接して隣接面と同一面に維持される。
シリンダヘッド13とシリンダヘッドカバー14は、それぞれの外周壁13a,14aのどうしが合わされて合体され、外周壁13a,14aのうち右側壁の合せ面の高さ位置に電磁ソレノイド60が外側から取り付けられている。
電磁ソレノイド60の可動鉄心であるプッシュロッド61が外周壁13a,14aのうち右側壁の合せ面のところを左方に貫通してカム室に突出しており、プッシュロッド61の先端には金属製の押圧体62が取り付けられている。
プッシュロッド61は、第2吸気ロッカアーム52の突出部52aに向かって突出しており、プッシュロッド61の先端の押圧体62の末広がりに拡径した先端拡径部62bの端面に第2吸気ロッカアーム52の突出部52aから突出した連結ピン56の延出ロッド部56bの右端が接している。
電磁ソレノイド60が消磁された状態では、図3および図4に実線で示すように、スプリング54に付勢されて連結ピン56は凹部52hにのみ嵌挿されて第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52は互いに独立に揺動する。
電磁ソレノイド60が励磁されると、プッシュロッド61に左方への突出力が作用し押圧体62を介して連結ピン56を左方に押すので、第1,第2吸気ロッカアーム51,52の突出部51a,52aの凹部51h,52hが同軸となったときに、スプリング54の付勢力に抗してプランジャ55を第1吸気ロッカアーム51の凹部51hに押し込みながら連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がって位置し(図3,図4の2点鎖線参照)、よって連結ピン56により第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52とが連結されて一体に揺動させる。
内燃機関が低負荷運転状態にあるときは、電磁ソレノイド60は消磁されて連結ピン56は凹部52hにのみ嵌挿されて第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52は互いに独立に揺動するので、カム作動角が小さくカムノーズが低い低負荷運転領域用の第1吸気カムロブ41iにより第1吸気ロッカアーム51が揺動し、この第1吸気カムロブ41iに基づく第1吸気ロッカアーム51の揺動により吸気弁33が低負荷運転の短い開弁時間で小さいリフト量の開閉駆動がなされる。
内燃機関が高負荷運転状態になると、電磁ソレノイド60が励磁され、プッシュロッド61が連結ピン56を押してスプリング54の付勢力に抗して連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がって第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52とを一体に連結するので、カム作動角が大きくカムノーズが高い高負荷運転領域用の第2吸気カムロブ41iiにより揺動する第2吸気ロッカアーム52と一体に第1吸気ロッカアーム51が揺動し、この第2吸気カムロブ41iiに基づく第1吸気ロッカアーム51の揺動により吸気弁33が高負荷運転の長い開弁時間で大きいリフト量の開閉駆動がなされる。
電磁ソレノイド60は、機関制御コンピュータであるECU70により制御され(図3参照)、連結ピン56による連結時および連結解除時にプッシュロッド61の移動を制御して、プッシュロッド61が停止するときに打音が発生しないように電磁ソレノイド60の印加電圧がデューティ制御されている。
以下、この電磁ソレノイド60の制御について、図5ないし図8に示す制御フローチャートおよび図9,図10に示す電磁ソレノイド60のデューティ制御電圧に基づき説明する。
ECU70は、内燃機関10の運転状態を、機関回転数、スロットル開度や車速等および前記油温センサ27が検出する潤滑油の温度に相当する機関温度から判断し、運転状態が低負荷状態から高負荷状態に移行するときに電磁ソレノイド60の連結制御を行い、逆に高負荷状態から低負荷状態に移行するときに電磁ソレノイド60の連結解除制御を行う。
電磁ソレノイド60のメイン制御ルーチンである図5のフローチャートを参照して、まずステップ1で内燃機関10が低負荷状態にあるか否かを判断して、低負荷状態にあればステップ2に進み、連結フラグFが「1」か否かを判別し、「1」ならばステップ3に進んで計時を開始してステップ4の連結解除制御ルーチンに入るが、「1」でなく「0」ならばステップ3を飛び越えてステップ4の連結解除制御ルーチンに入る。
一度でも、連結解除制御ルーチンに入れば、ステップ5で連結フラグFを「0」とする。
すなわち、高負荷状態から低負荷状態に移行した時に、連結フラグFが「1」となっており、ステップ3の計時を開始して連結解除制御ルーチンに入り、その後は連結フラグFが「0」となってステップ3を飛び越えて計時は続行されたまま連結解除制御ルーチンを継続する。
また、ステップ1で低負荷状態でない、すなわち高負荷状態であると判断されたときは、ステップ6に飛び、連結フラグFが「0」か否かを判別し、「0」ならばステップ7に進んで計時を開始してステップ8の連結制御ルーチンに入るが、「0」でなく「1」ならばステップ7を飛び越えてステップ8の連結制御ルーチンに入る。
一度でも、連結制御ルーチンに入れば、ステップ9で連結フラグFを「1」とする。
すなわち、低負荷状態から高負荷状態に移行した時に、連結フラグFが「0」となっており、ステップ7の計時を開始して連結制御ルーチンに入り、その後は連結フラグFが「1」となってステップ7を飛び越えて計時は続行されたまま連結制御ルーチンを継続する。
ここに、電磁ソレノイド60はPWMのデューティ制御がなされ、連結が解除されているときは、消磁状態でデューティ比Rdは0%である。
スプリング54の付勢力に抗して連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がっている連結状態を維持するデューティ比Rdを連結維持デューティ比b%(例えば、70%)とする。
ステップ4の連結解除制御ルーチンについて、一例を図6のフローチャートに示し、図9(1)に電圧デューティ制御を示し説明する。
高負荷状態から低負荷状態に移行するときに、連結解除制御ルーチンに入るが、連結解除制御ルーチンに入る直前では、デューティ比Rdはb%で連結状態にある。
計時が開始され(ステップ3)、連結解除制御ルーチンに入ると(ステップ4)、図6のステップ11で計時時間tがt3に達したか、ステップ12で計時時間tがt2(<t3)時点に達したかを判断し、当初計時時間tはt3時点はもとよりt2時点にも達していないので、ステップ13に進み、デューティ比Rdをc%(<b%、例えば50%)とし、実質電圧を下げてはデューティ比Rdをc%で電磁ソレノイド60をデューティ制御する。
そして、計時時間tがt2時点に達すると、ステップ12からステップ14に進み、デューティ比Rdをd%(<c%、例えば30%)とし、実質電圧をさらに下げてはデューティ比Rdをd%で電磁ソレノイド60をデューティ制御する。
その後、計時時間tがt3時点に達すると、ステップ11からステップ15に進み、デューティ比Rdを0とし、電磁ソレノイド60を消磁した状態とする。
以上の連結解除制御における電磁ソレノイド60の電圧デューティ制御の変化を図9(1)に示す。
高負荷状態で連結維持デューティ比b%で電磁ソレノイド60がデューティ制御されて連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がって第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52とを一体に連結された状態にある時から内燃機関10が低負荷状態に移行するt1時点(計時を開始する時点t=0に相当)で、デューティ比Rdをc%に下げ、計時時間tがt2時点に達すると、デューティ比Rdをd%にさらに下げ、計時時間tがt3時点に達すると、デューティ比Rdを0%としているので、破線で示す実質電圧は連結維持電圧から段階的に低下して0となっている。
したがって、連結ピン56を凹部51hに挿入する押圧力が段階的に減少することから、スプリング54の付勢力により連結ピン56およびプッシュロッド61が速度を抑制されて移動し、連結ピン56が凹部51hから抜けて連結解除する。
連結ピン56が凹部51hから完全に抜けるのは、t3時点の前後であるので、プッシュロッド61の停止直前の移動速度を低く抑えることが容易にでき、打音の発生を防止することができる。
また、別の連結解除制御の例を、図7のフローチャートに示す。
連結状態にあって高負荷状態の内燃機関10が低負荷状態に移行すると、計時が開始され(ステップ3)、ステップ21で計時時間tがt3に達したか、ステップ22で計時時間tがt2(<t3)時点に達したかを判断し、当初計時時間tはt3時点はもとよりt2時点にも達していないので、ステップ23に進み、デューティ比Rdを0%として電磁ソレノイド60を消磁し、その後、計時時間tが連結ピン56が凹部51hから抜ける相当程度手前の時点t2に達すると、ステップ22からステップ24に進み、デューティ比Rdをブレーキデューティ比b´%(例えば60%)として励磁して連結ピン56とプッシュロッド61の移動にブレーキをかけ、その後、計時時間tがt3時点に達すると、ステップ11からステップ15に進み、デューティ比Rdを0とし、電磁ソレノイド60を消磁した状態とする。
以上の連結解除制御における電磁ソレノイド60の電圧デューティ制御の変化を図9(2)に示す。
高負荷状態で連結ピン56が凹部51hに挿入されて双方の凹部51h,52hに跨がって第1吸気ロッカアーム51と第2吸気ロッカアーム52とを一体に連結された状態にある時から内燃機関10が低負荷状態に移行するt1時点(計時を開始する時点t=0に相当)で、デューティ比Rdを0として電磁ソレノイド60を消磁するので、スプリング54の付勢力により連結ピン56およびプッシュロッド61が勢いよく移動するが、t2時点で電磁ソレノイド60がブレーキデューティ比b´%で励磁されるので、連結ピン56およびプッシュロッド61の移動にブレーキが掛かり、ブレーキ制御を終えるt3時点の前後で連結ピン56が凹部51hから抜けるように設定しておくことで、連結ピン56およびプッシュロッド61の停止直前には移動速度を低く抑えることが容易にでき、打音の発生を防止することができる。
ブレーキデューティ比b´%で励磁を開始するt2時点およびブレーキデューティ比b´%は、予め適切なt2時点とブレーキデューティ比b´%を決めていたが、油温に対応して最適なt2時点およびブレーキデューティ比b´%を予め求めてマップにしておくことで、油温に応じた最適なt2時点で最適なブレーキデューティ比b´%でブレーキ制御ができ、プッシュロッド61の停止直前の移動速度をより低く抑えることができ、打音の発生を防止することができる。
さらに、ブレーキデューティ比b´%で励磁を開始しブレーキを掛けるt2時点については、スプリング54の付勢力により戻るプッシュロッド61の位置を位置センサで検出し、ブレーキを掛ける最適位置にプッシュロッド61が戻った時を検知し、この時点をt2時点としてブレーキデューティ比b´%で電磁ソレノイド60を励磁するようにしてもよい。
前記ブレーキデューティ比(b´)の油温との相関関係を予め求め、マップ化しておくことで、同マップから内燃機関の温度状態(すなわち温度による電磁ソレノイドの抵抗変化、または潤滑オイルの粘性変化)に応じて適切に可動鉄心部材(61,62)にブレーキを掛け、打音発生を抑制することができる。
次に、連結制御ルーチンについて、一例を図8のフローチャートに示し、図10に電圧デューティ制御を示し説明する。
低負荷状態から高負荷状態に移行するときに、連結制御ルーチンに入るが、連結制御ルーチンに入る直前では、デューティ比Rdは0%で連結解除状態にある。
計時が開始され(ステップ7)、連結制御ルーチンに入ると(ステップ8)、図8のステップ31で、前記油温センサ27が検出した潤滑油の温度(油温)Ytが予め設定された所定油温範囲内にあるか否かが判定される。
油温が約60℃を越えると、連結ピン56の摺動を潤滑する潤滑油の粘性が低くなり、かつ油温が約80℃未満では電磁ソレノイドのコイル抵抗が小さくコイル電流が流れ易く、同じ印加電圧でも可動鉄心部材(61,62)の突出力が増しており、よって概ね60℃から80℃までの油温範囲で電磁ソレノイドの励磁のときに連結ピン(56)の移動速度が速くなり易く打音の可能性が高くなることから、油温が概ね60℃から80℃までの間で移動速度が速くなり易い所定油温範囲を予め設定しておき、所定油温範囲の内外で電磁ソレノイド(60)のデューティ制御を変えている。
本実施の形態では、所定油温範囲を60℃<Yt<80℃と設定している。
この所定油温範囲は、シリンダヘッドに発生する振動が他の領域より大きくなる温度範囲である。
ステップ31で、油温Ytが所定油温範囲内(60℃<Yt<80℃)にあるか否かが判定され、所定油温範囲外(Yt≦60℃,80℃≦Yt)と判定されると、ステップ32に進み、計時時間tが連結完了するに十分な所定時間Tに達したか否かを判別し、当初所定時間Tに達していないので、ステップ33に進み、減算カウント値iが0か否かが判別され、0となっていなければ、ステップ34に進んでデューティ比Rdを連結ピン56の移動開始時の標準移動開始デューティ比a%(例えば90%)として連結維持デューティ比b%より大きいデューティ比a%で電磁ソレノイド60をデューティ制御を開始し励磁し、プッシュロッド61が連結解除位置にある連結ピン56を押圧する。
そして、ステップ35で減算カウント値iを1減算する。
減算カウント値iは、当初初期値Iに設定されており(ステップ39,41)、ステップ31,32,33,34,35が繰り返されて標準移動開始デューティ比a%でデューティ制御されているうちに減算カウント値iが0となると、ステップ33からステップ36に飛び、今度は別の減算カウント値jが0か否かが判別される。
減算カウント値jが0となっていなければ、ステップ37に進んでデューティ比Rdを連結維持デューティ比b%としてデューティ制御し、次のステップ38で減算カウント値jを1減算する。
減算カウント値jは、当初初期値Jに設定されており(ステップ39,41)、ステップ31,32,33,36,37,38が繰り返されて連結維持デューティ比b%でデューティ制御されているうちに減算カウント値jが0となると、ステップ36からステップ39に飛び、減算カウント値i,jをそれぞれ初期値I,Jに設定する。
ここで、計時時間tが未だ所定時間Tに達していなければ、ステップ32からステップ33に入り、標準移動開始デューティ比a%でのデューティ制御と連結維持デューティ比b%でのデューティ制御が実行され、計時時間tが所定時間Tに達するまで複数回繰り返される。
そのうち、計時時間tが所定時間Tに達すると、ステップ32からステップ40に飛んで、デューティ比Rdを連結維持デューティ比b%としてデューティ制御に固定し、次のステップ41で減算カウント値i,jをそれぞれ初期値I,Jに確実に設定しておく。
以上の連結制御における電磁ソレノイド60の電圧デューティ制御の変化を図10(1)に示す。
低負荷状態でデューティ比0%で電磁ソレノイド60が消磁され、連結ピン56が凹部51hから抜けた連結解除状態にある時から内燃機関10が高負荷状態に移行するt1時点(計時を開始する時点t=0に相当)で、デューティ比Rdを標準移動開始デューティ比a%で
電磁ソレノイド60を電圧デューティ制御して励磁を開始し、プッシュロッド61が連結ピン56に大きい押圧力を作用し、減算カウント値iが0となるt2時点でデューティ比Rdを連結維持デューティ比b%に下げ、減算カウント値jが0となるt3時点でデューティ比Rdを再び標準移動開始デューティ比a%に上げ、この標準移動開始デューティ比a%と連結維持デューティ比b%のデューティ制御を所定時間Tまで繰り返すので、実質電圧は図10(1)に破線で示すように、標準移動開始電圧と連結維持電圧とを繰り返し、所定時間Tで連結維持電圧に固定される。
したがって、連結ピン56の移動開始時の標準移動開始デューティ比a%の大きい押圧力による移動速度の増加を連結維持デューティ比b%のより小さい押圧力に変更することを繰り返すことで、移動速度を調整して連結ピン56を双方の凹部51h,52hに跨らせて停止させることができ、スプリング54を最後まで押し込んで振動を発生させるようなことは回避することができる。
また、標準移動開始デューティ比a%でデューティ制御して連結ピン56を凹部51hに挿入して連結し、連結維持デューティ比b%でデューティ制御して連結を維持するので、電磁ソレノイド60の消費電力を低減することができる。
一方、ステップ31で、油温Ytが所定油温範囲内(60℃<Yt<80℃)にあると判定されると、ステップ42に進む。
ステップ42からステップ51までの各ステップは、前述のステップ32からステップ41までの各ステップとそれぞれ対応しており、ステップ44で設定するデューティ比Rdを標準移動開始デューティ比aより小さく連結維持デューティ比bより大きい特別移動開始デューティ比a´(例えば80%)とする点が異なるだけで、他のステップは同じである。
油温Ytが所定油温範囲内(60℃<Yt<80℃)にあるときは、連結ピン56の移動速度が速くなり易いので、図10(2)を参照して、標準移動開始デューティ比a%より小さく連結維持デューティ比b%より大きい特別移動開始デューティ比a´%で電磁ソレノイド60を励磁して連結ピン56を移動制御した後に特別移動開始デューティ比a´%より小さい連結維持デューティ比bに変更する制御を複数回繰り返して電磁ソレノイド60を駆動することで、連結ピン56の移動開始時の特別移動開始デューティ比a´%の標準より小さい押圧力から連結維持デューティ比b%のより小さい押圧力に変更することを繰り返すことで、所定油温範囲内(60℃<Yt<80℃)の油温に適した移動速度に調整して連結ピン56を双方の凹部51h,52hに跨らせて停止させることができ、スプリング54を最後まで押し込んで音を発生させるようなことは回避できる。
また、特別移動開始デューティ比a´%でデューティ制御して連結ピン56を凹部51hに挿入して連結し、連結維持デューティ比b%でデューティ制御して連結を維持するので、電磁ソレノイド60の消費電力を低減することができる。
また、油温Ytが所定油温範囲の内外いずれにある場合も、仮に連結ピン56が一方の凹部51hから抜けるようなことが発生しても、繰り返し標準移動開始デューティ比a%または特別移動開始デューティ比a´%でデューティ制御され連結ピン56を凹部51hに挿入しようとするので、確実に連結状態にすることができる。
本実施の形態では、所定油温範囲を60℃<Yt<80℃と設定しており、この範囲が良好な範囲であるが、下限は60℃に限定されず60℃前後の油温と、上限も80℃に限定されず80℃前後の油温に設定することができる。
なお、特別移動開始デューティ比a´%は、標準移動開始デューティ比a%より小さく連結維持デューティ比b%より大きい連結ピン56を移動開始できるデューティ比Rdとして、予め決められた一定値としたが、油温に対応して最適な特別移動開始デューティ比a´%を予め求めてマップ(油温が高い程、特別移動開始デューティ比a´%は小さいマップ)にしておくことで、油温に応じて特別移動開始デューティ比a´%を決定することで、より油温に適した移動速度に調整して連結ピン56を連結位置に停止させることができる。
なお、標準移動開始デューティ比aおよび特別移動開始デューティ比a´%の油温との相関関係を予め求め、マップ化しておくことで、同マップから、内燃機関の温度状態(すなわち温度による電磁ソレノイドの抵抗変化、または潤滑オイルの粘性変化)に応じてより適切に可動鉄心部材(61,62)の速度を変更して打音発生を抑制することができる。
1…自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…メインフレーム、4…ダウンフレーム、
10…内燃機関、11…クランクケース、12…シリンダブロック、13…シリンダヘッド、14…シリンダヘッドカバー、15…吸気管、16…スロットルボディ、17…エアクリーナ、18…排気管、19…マフラー、
20…燃料噴射弁、21…ピストン、22…コンロッド、25…クランク軸、26…点火プラグ、27…油温センサ、
30…燃焼室、31…吸気ポート、32…排気ポート、33…吸気弁、34…排気弁、35…吸気バルブスプリング、36…排気バルブスプリング、37…コイルスプリング、38…リフタ、
40…可変動弁機構、41…カム軸、42,43…ベアリング、44…チェーンスプロケット、45…、46…、47…吸気ロッカアームシャフト、48…排気ロッカアームシャフト、49…、
50…、51…第1吸気ロッカアーム、52…第2吸気ロッカアーム、53…排気ロッカアーム、54…スプリング、55…プランジャ、56…連結ピン、
60…電磁ソレノイド、61…プッシュロッド、62…押圧体、
70…ECU。

Claims (10)

  1. 同軸に軸支され互いに隣接したロッカアーム(51,52)が、それぞれカム軸のプロファイルの異なるカムロブ(41i,41ii)に接して揺動し一方のロッカアーム(51)の揺動で吸気弁(33)を開閉し、
    スプリング(54)により付勢された連結ピン(56)が両ロッカアーム(51,52)に形成された穴部(51h,52h)間を移動することにより互いのロッカアーム(51,52)を連結可能とし、
    前記連結ピン(56)を電磁ソレノイド(60)の可動鉄心部材(61,62)の進退により移動し、
    制御手段(70)により前記電磁ソレノイド(60)が励磁され前記可動鉄心部材(61,62)が突出することで、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動して両ロッカアーム(51,52)を連結して一体に揺動させる内燃機関の可変動弁機構において、
    前記制御手段(70)は、前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して前記可動鉄心部材(61,62)を駆動することを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。
  2. 前記制御手段(70)は、
    前記連結ピン(56)が前記他方の穴部(52h)に嵌入して前記両ロッカアーム(51,52)が互いに独立に揺動可能とした連結解除状態で前記電磁ソレノイド(60)が消磁しているときから、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に、前記移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御して、前記連結ピン(56)を前記一方の穴部(51h)に押込み双方の穴部(51h,52h)に跨らせて両ロッカアーム(51,52)を連結することを特徴とする請求項1項記載の内燃機関の可変動弁機構。
  3. 前記移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に前記連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁機構。
  4. 内燃機関(10)の潤滑油の温度を検出する油温検出手段(27)を備え、
    前記制御手段(70)は、
    油温が概ね60℃から80℃までの間で所定油温範囲を予め設定しておき、
    前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲外にあるときは、前記連結ピン(56)を前記スプリング(54)の付勢力に抗して移動を開始する標準移動開始デューティ比(a)で前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御した後に前記標準移動開始デューティ比(a)より小さい連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返し、
    前記油温検出手段(27)が検出する油温が所定油温範囲内にあるときは、前記標準移動開始デューティ比(a)より小さく前記連結維持デューティ比(b)より大きい特別移動開始デューティ比(a´)で前記連結ピン(56)を移動制御した後に前記連結維持デューティ比(b)に変更して前記電磁ソレノイド(60)をデューティ制御することを複数回繰り返すことを特徴とする請求項3記載の内燃機関の可変動弁機構。
  5. 前記所定油温範囲は、シリンダヘッドに発生する振動が他の領域より大きくなる温度範囲であることを特徴とする請求項4記載の内燃機関の可変動弁機構。
  6. 前記標準移動開始デューティ比(a)および特別移動開始デューティ比(a´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする請求項4および請求項5記載の内燃機関の可変動弁機構。
  7. 前記制御手段(70)は、前記連結ピン(56)を前記双方の穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)から段階的にデューティ比を小さく制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を調整して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の内燃機関の可変動弁機構。
  8. 前記制御手段(70)は、前記連結ピン(56)を前記双方の穴部(51h,52h)に跨らせて前記両ロッカアーム(51,52)を連結した状態を維持する連結維持デューティ比(b)からデューティ比を0とした後に所定タイミングでブレーキデューティ比(b´)に制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の内燃機関の可変動弁機構。
  9. 前記ブレーキデューティ比(b´)は、油温値と相関するマップから決められることを特徴とする請求項8記載の内燃機関の可変動弁機構。
  10. 前記可動鉄心部材(61,62)の位置を位置センサによって検出し、所定位置において前記ブレーキデューティ比(b´)で制御して前記可動鉄心部材(61,62)の移動速度を抑制して同可動鉄心部材(61,62)を停止させ連結を解除することを特徴とする請求項8記載の内燃機関の可変動弁機構。
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