JP2013213404A - ダイヤル錠 - Google Patents

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Abstract

【課題】たとえ、解錠のための解錠符号列の全部または一部が崩されないまま放置されても、解錠符号列が第三者に容易に読み取られて記憶されることのないようにする。
【解決手段】ダイヤル錠1は、錠機構が組み込まれた胴体部10と、胴体部10の前面の開口部11に装着され縦並びの複数個のダイヤル13を施錠および解錠の各操作が可能なように外部に臨ませる前面プレート7とを有する。前記前面プレート7には、各ダイヤル13の符号が見えないように横並びの全てのダイヤル13を覆うことが可能な大きさの蓋板3が右開きと左開きのいずれにもなるように、両側端の上端部と下端部とがヒンジ機構4により回動可能に支持されることが可能なように形成されている。
【選択図】 図19

Description

この発明は、ロッカー、キャビネットなどに組み込まれる複数個のダイヤルをもつダイヤル錠に関し、特にこの発明は、解錠のための解錠符号列が第三者に容易に記憶されないようにしたダイヤル錠に関する。
一般にダイヤル錠は、予め決められた解錠符号列が記憶機構に記憶させてあり、例えばロッカー使用者は、ロッカーに荷を入れるに際して、複数個のダイヤルを回動操作し、解錠符号列を整列させて解錠状態にした後、扉を開くための摘み操作を行う。ロッカーに荷を入れ、扉を閉じるための摘み操作を行った後、再びダイヤルを回動操作し、解錠符号列を崩して施錠状態にする。
ロッカーより荷を取り出すときも、複数個のダイヤルを回動操作し、解錠符号列を整列させて解錠状態にした後、扉を開くための摘み操作を行う。ロッカーより荷を取り出し、扉を閉じるための摘み操作を行った後、ロッカーが空であっても、再びダイヤルを回動操作し、解錠符号列を崩して施錠状態にしておく。
典型的なダイヤル錠は、錠機構が組み込まれた胴体部の前面の開口部に前面プレートが装着された構造のものである。前面プレートにはダイヤル毎の窓孔が開設されており、各窓孔にダイヤルの外周部を臨ませ、施錠および解錠の各操作を可能としている。各ダイヤルの符号は外部より視認可能であり、特に解錠符号列が固定されている方式のダイヤル錠では、第三者に解錠符号列が記憶されると、防犯機能が果たせなくなる。そのため、ロッカーへ荷を入れるときもロッカーより荷を取り出すときも、扉を閉じた後、各ダイヤルを回動操作し、解錠符号列を崩して施錠状態にすることが必要である(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−37816号公報
しかし、特に、ロッカーより荷を取り出したとき、解錠符号列を崩す操作を忘れることがあり、その場合、解錠符号列が露わになった状態となり、第三者は解錠符号列を即座に読み取って記憶することができる。また、ロッカーへ荷を入れたとき、次の解錠操作の手数を軽減するため、複数個のダイヤルのうちの特定の1個のダイヤルのみを回動操作して解錠符号列を崩すようなことが行われている。仮に解錠符号列が4桁で構成されていると仮定すると、解錠符号列の3桁分は常に露わな状態になっており、第三者は解錠符号列の3桁分を読み取って記憶すれば、残りの1桁についてダイヤルを合わせれば簡単に解錠できるため、防犯機能が著しく低下する。
この発明は、上記の問題に着目してなされたもので、たとえ、解錠のための解錠符号列の全部または一部が崩されないまま放置されても、解錠符号列が第三者に即座に読み取られて記憶されるおそれのないダイヤル錠を提供することを目的とする。
この発明によるダイヤル錠は、錠機構が組み込まれた胴体部と、胴体部の前面の開口部に装着され縦並びの複数個のダイヤルを施錠および解錠の各操作が可能なように外部に臨ませる前面プレートとを有し、前記前面プレートには、各ダイヤルの符号が見えないように縦並びの全てのダイヤルを覆うことが可能な大きさの蓋板が右開きと左開きのいずれにもなるように、上下端の右側端部と左側端部とがヒンジ機構により回動可能に支持されることが可能なように形成されて成るものである。
上記したダイヤル錠では、蓋板によって全てのダイヤルが覆われて各ダイヤルの符号が見えないようになっているので、たとえ、解錠のための解錠符号列の全部または一部が崩されないまま放置されても、解錠符号列が第三者に即座に読み取られて記憶されるおそれはない。また、蓋板は右開きにも左開きにもなるので、ユーザーの好みやダイヤル錠の組込状態などに適宜対応させることができる。
この発明による他のダイヤル錠は、錠機構が組み込まれた胴体部と、胴体部の前面の開口部に装着され横並びの複数個のダイヤルを施錠および解錠の各操作が可能なように外部に臨ませる前面プレートとを有し、前記前面プレートには、各ダイヤルの符号が見えないように横並びの全てのダイヤルを覆うことが可能な大きさの蓋板が上開きと下開きのいずれにもなるように、両側端の上端部と下端部とがヒンジ機構により回動可能に支持されることが可能なように形成されて成るものである。
上記したダイヤル錠では、蓋板によって全てのダイヤルが覆われて各ダイヤルの符号が見えないようになっているので、たとえ、解錠のための解錠符号列の全部または一部が崩されないまま放置されても、解錠符号列が第三者に即座に読み取られて記憶されるおそれはない。また、蓋板は上開きにも下開きにもなるので、ユーザーの好みやダイヤル錠の組込状態などに適宜対応させることができる。
この発明の好ましい実施態様では、前記ヒンジ機構は、前面プレート上の全てのダイヤルを挟んで対向する位置に前面プレートと一体形成された軸受部と、各軸受部に対向させる蓋板の端部位置に開口する軸支穴と、前記軸支穴に回動不能かつスライド自由に支持され各軸支穴より突出する先端部が軸受部の軸受穴に回動自由に支持される枢軸と、各枢軸にバネ圧が作用するよう前記軸支穴内に設けられるバネとで構成されている。
この実施態様によると、各軸受部に対向させる蓋板の端部位置を支点として蓋板を回動させることで蓋板が開いて全てのダイヤルが露出するので、各ダイヤルによる解錠または施錠のための操作が可能となる。また、蓋板を逆方向へ回動させることで蓋板が閉じて全てのダイヤルが覆われるので、各ダイヤルの符号が即座に読み取られることはない。
この発明によれば、たとえ、解錠のための解錠符号列の全部または一部が崩されないまま放置されても、蓋板により全てのダイヤルが覆われるので、解錠符号列が第三者に即座に読み取られて記憶されるおそれがない。
また、請求項1の発明によれば、蓋板は右開きにも左開きにもなり、請求項2の発明の発明によれば、蓋板は上開きにも下開きにもなるので、ユーザーの好みやダイヤル錠の組込状態などに適宜対応させることができる。
実施例であるダイヤル錠を示す斜視図である。 蓋板を開いた状態のダイヤル錠の側面図である。 蓋板を閉じた状態のダイヤル錠の正面図である。 蓋板を閉じた状態のダイヤル錠の底面図である。 蓋板を閉じた状態のダイヤル錠の一部を断面した側面図である。 ダイヤル錠の前面プレートおよび蓋板を分解して示す斜視図である。 ヒンジ機構の構成を示す断面図である。 図7のA−A線に沿う断面図である。 図7のB−B線に沿う断面図である 軸受穴を正面から見た図である。 蓋板の開閉に伴って軸回動する枢軸と軸受穴との関わりを示す平面図である。 蓋板の開閉に伴って軸回動する枢軸の状態を示す側面図である。 他の実施例のダイヤル錠を示す斜視図である。 蓋板を開いた状態の図13の実施例の平面図である。 蓋板を閉じた状態の図13の実施例の正面図である。 他の実施例のダイヤル錠を示す斜視図である。 蓋板を開いた状態の図16の実施例の平面図である。 蓋板を閉じた状態の図16の実施例の正面図である。 この発明の実施例のダイヤル錠であって蓋板を右開きに設定した状態を示す斜視図である。 図19の実施例のダイヤル錠であって蓋板を左開きに設定した状態を示す斜視図である。 他の実施例のダイヤル錠を示す側面図である。 他の実施例のダイヤル錠を示す平面図である。 他の実施例のダイヤル錠を示す平面図である。 図23のC−C線に沿って一部を断面した側面図である。
図1〜図4は、蓋開閉機構2を有するダイヤル錠1の外観を示し、図1および図2に蓋板3が開かれた状態が、図3および図4に蓋板3が閉じられた状態が、それぞれ示してある。
図示のダイヤル錠1は、ロッカーなどの扉に取り付けられるもので、直方体をなす中空の胴体部10の内部に錠機構が組み込まれるとともに、図6に示すように、胴体部10の前面の開口部11に合成樹脂製の前面プレート7が装着されたものである。前面プレート7には、円形の開口部70と4個の矩形状の窓孔71とが開設され、開口部70には摘み12を、各窓孔71にはダイヤル13を、それぞれ臨ませてダイヤル操作部14を構成している。横並びの各ダイヤル13は、解錠および施錠に際して解錠符号列を揃えたり崩したりするのに操作されるもので、外周面に複数個の符号(例えば、0〜9の数字)が表されている。胴体部10の後面には摘み12と一体に回動するネジ軸15が突出し、このネジ軸15に図示しない掛け金具がナットにより取り付けられる。掛け金具はネジ軸15の正逆回動と一体に起伏動作し、ロッカーなどの筐体側に取り付けられた受け金具に係脱する。
ダイヤル錠1は解錠符号列が記憶機構に記憶されており、施錠に際して、ダイヤル操作部14の複数個のダイヤル13を回動操作して解錠符号列を整列させると、解錠状態となり、摘み12を回して掛け金具を回動させることができる。掛け金具を受け金具に係合させた後、ダイヤル13を回動操作して解錠符号列を崩すと、施錠状態になり、摘み12を回すことができなくなる。解錠に際して、ダイヤル13を回動操作して解錠符号列を整列させると、解錠状態になり、摘み12を回して掛け金具を前記と反対方向へ回動させ、受け金具との係合を外すことができる。
ダイヤル錠1のダイヤル操作部14上には、全てのダイヤル13を覆うことが可能な大きさの目隠しのための合成樹脂製の蓋板3が開閉可能に設けられている。なお、図示例の蓋板3は4個のダイヤル13のみを覆う構成のものであるが、図22に示すように、4個のダイヤル13と摘み12との両方を覆う構成のものであってもよい。蓋板3の下面には、上端縁に沿う筒状部31、下端縁に沿う突縁部32および摘み部33、前面プレート7の隣合う窓孔71,71間に突き当たるリブ34がそれぞれ一体形成されている。筒状部31は、図7および図8に示すように、内部が中空であり、長さ中央部に仕切壁35を有しており、仕切壁35を挟む両側に後述する軸支穴36a,36bが形成されている。なお、仕切壁35は各軸支穴36a,36bの穴底を構成している。
蓋板3は、筒状部31の両側端を支点として回動して前後方向へ起伏動作することにより開閉されるもので、筒状部31の両側端部がヒンジ機構4を介して前面プレート7に支持されている。この実施例の構成では、蓋板3は上開きとなる。なお、ヒンジ機構4は、図示していないが、蓋板3の下面に下端縁に沿う筒状部を形成してその両側端を支点として回動させるように構成してもよく、その場合は蓋板3は下開きとなる。また、後述する図13〜図18の実施例のように、蓋板3の下面に一側端縁に沿う筒状部を形成してその上下端を支点として回動させるように構成してもよく、その場合は蓋板3は右開きまたは左開きとなる。
ヒンジ機構4は、蓋板3の開き角度θが90度より大きい状態では蓋板3をさらに開放する方向へ付勢し、90度より小さい状態では蓋板3を閉じる方向へ付勢する機能を有しており、前面プレート7の上面の全てのダイヤル13を挟んで対向する位置に突設された左右の軸受部72a,72bと、蓋板3の筒状部31の両側端に開口する前記軸支穴36a,36b内にそれぞれ回動不能かつスライド自由に支持される左右の合成樹脂製の枢軸5a,5bと、各軸支穴36a,36b内の仕切壁35と枢軸5a,5bとの間に介装されるバネ6a,6bとで構成されている。各軸支穴36a,36bは、図9に示すように、径方向の断面が四角形状の角穴であり、一方、枢軸5a,5bの基端部は角穴に適合する断面形状の角軸部51になっている。なお、前記の各軸支穴36a,36b内の仕切壁35は必ずしも不可欠なものではなく、この仕切壁35をなくし、2個のバネ6a,6bを1個のバネに代えて、そのバネを枢軸5a,5b間に介装するようにしてもよい。
前記軸受部72a,72bは前面プレート7上に一体形成されており、各軸受部72a,72bに連なる側縁枠73a,73bと一体形成されている。各軸受部72a,72bの互いに対向する位置には、図10に示すように、有底の軸受穴74a,74bが形成されており、各軸受穴74a,74bに蓋板3の筒状部31の開口端より突出する枢軸5a,5bの先端部の丸軸部52が回動自由に支持される。
各枢軸5a,5bの丸軸部52の先端部は、図7および図8に示すように、反対方向を向くテーパ面53,53によって先細の形状に形成されており、先が尖った尖端縁54を頂部として各テーパ面53,53が軸周面に向けて裾拡がりになっている。一方、左右の各軸受穴74a,74bの穴底にはV字状の溝(以下「V溝」という。)75が形成されており、蓋板3が閉じた状態のときに前記丸軸部52の各テーパ面53,53はV溝75の対向する溝壁に、尖端縁54はV溝75の溝底部76に、それぞれ当接する。
図13〜図15は、他の実施例に係るダイヤル錠1の外観を示し、図13および図14に蓋板3が開かれた状態が、図15に蓋板3が閉じられた状態が、それぞれ示してある。
この実施例は、4個のダイヤル13が縦並びになっており、この縦並びの4個のダイヤル13に対して蓋板3が右開きとなるように、蓋板3の上下端の右側端部がヒンジ機構4により回動可能に支持されている。また、この実施例では、蓋板3を90度超えて開くとき、蓋板3の開き角度θがほぼ180度になるように、蓋板3の上面のヒンジ機構4に近い側に帯状のくぼみ部37が蓋板3の全長にわたって形成されている。このくぼみ部37の存在によって、蓋板3を90度超えて開いたとき、前面プレート7の側縁部分がくぼみ部37に入り込むことで、蓋板3が十分に開けるようになっている。
図16〜図18は、蓋板3を左開きとした実施例の外観を示し、図16および図17に蓋板3が開かれた状態が、図18に蓋板3が閉じられた状態が、それぞれ示してある。
この実施例は、縦並びの4個のダイヤル13に対して蓋板3が左開きとなるように、蓋板3の上下端の左側端部がヒンジ機構4により回動可能に支持されている。
なお、上記した図13〜図15の実施例および図16〜図18の実施例におけるヒンジ機構4は、図1〜図12の実施例のものと同様の構成であり、ここでは説明を省略する。
図19および図20は、縦並びのダイヤル13に対して蓋板3が右開きと左開きのいずれにもなるように構成されているこの発明の実施例を示す。図19に示すように、蓋板3を右開きとするときは、蓋板3の上下端の右側端部を上記の各実施例と同様の構成のヒンジ機構4により回動可能に支持し、また、図20に示すように、蓋板3を左開きとするときは、蓋板3の上下端の左側端部を上記の各実施例と同様の構成のヒンジ機構4により回動可能に支持するもので、前面プレート7上の全てのダイヤル13を挟んで対向する左右対称位置にそれぞれ軸受穴74a,74aおよび74b,74bが形成されている。
なお、前面プレート7の使用しない側の軸受穴74a,74b、すなわち、図19に示す右開きの蓋板3の場合は左端側の軸受穴74a,74b、図20に示す左開きの蓋板3の場合は右端側の軸受穴74a,74bは開口状態のままにしてもよいが、軸受穴74a,74b上に目隠しシートを貼設するなどして塞ぐようにしてもよい。
また、図示していないが、図19,20の実施例と同様、軸受穴74a,74bを適所に設けることにより、横並びのダイヤル13に対して蓋板3が上開きと下開きのいずれにもなるように構成することもできる。
上記の各実施例では、ヒンジ機構4は、蓋板3の長辺側に沿う両端位置、すなわち、4個のダイヤル13の並びを挟む蓋板3の両端位置に設けられているが、図21および図22に示す実施例のように、蓋板3の短辺側に沿う両端位置、すなわち、一方の端部のダイヤル13を挟む蓋板3の両端位置に設けることで、蓋板3を上記の各実施例の開放方向と直角をなす方向に開くように構成することもできる。
図23および図24は、蓋板3をスライド方式とした実施例を示している。図示のダイヤル錠1は、前面プレート7の上面の上下端縁にガイド部8,8を形成し、各ガイド部8の対向する内面に形成したガイド溝80に蓋板3の上下の各端縁をスライド自由に支持するよう構成したものである。蓋板3の上面には取っ手81が突設され、この取っ手81に指先を引っ掛けて蓋板3を左右方向へ往復動させて開閉動作させる。なお、ガイド部8は前面プレート7の上面の左右に形成することもでき、この場合、蓋板3は上下方向にスライドさせて開閉動作させる。
上記した図1〜図12に示す実施例のダイヤル錠1において、蓋板3が閉じた状態のとき、蓋板3によってダイヤル操作部14が覆われているので、各ダイヤル13の符号の並びを外部より視認できない。したがって、たとえ、解錠のための解錠符号列の全部または一部が崩されないまま放置されていても、解錠符号列が第三者に即座に読み取られて記憶されるおそれはない。
蓋板3が閉状態のとき、ヒンジ機構4は、図11(1)に示すように、左右の各軸受穴74a,74bの穴底のV溝75の溝壁に、左右の枢軸5a,5bの丸軸部52の各テーパ面53,53が当接するとともに、V溝75の溝底部76に丸軸部52の尖端縁54が当接することで閉状態が保持されている。なお、図12(1)は、蓋板3を閉じた状態のときの各枢軸5a,5bの丸軸部52の各テーパ面53,53および尖端縁54の向きを示している。
解錠に際して、蓋板3の摘み部33を持って開くと、左右の枢軸5a,5bの丸軸部52は左右の各軸受穴74a,74b内を軸回動しつつ丸軸部52の尖端縁54がV溝75の溝壁に沿って押し上げられる。蓋板3の開き角度θがほぼ90度に達すると、図11(2)および図12(2)に示すように、丸軸部52の尖端縁54はV溝75の溝底部76と直交して溝開口上に跨った状態となる。この状態では各枢軸5a,5bがバネ6a,6bを圧縮して軸支穴36a,36b内へ押し込んでいるので、バネ6a,6bが復帰しようとするバネ圧が各枢軸5a,5bに作用して丸軸部52の尖端縁54をV溝75の溝壁に押し付ける結果、丸軸部52の尖端縁54がV溝75の溝開口に跨った状態が保持され、蓋板3は開いた状態に保たれる。
蓋板3をさらに開いて蓋板3の開き角度θが90度を超えると、バネ6a,6bのバネ圧により蓋板3がさらに開放される方向へ付勢され、丸軸部52の各テーパ面53,53が各軸受穴74a,74bのV溝75に当接するに至るとき、蓋板3はほぼ180度開いた状態となる。この実施例では、図2に示すように、蓋板3の開き角度θがほぼ135度に達したとき、蓋板3がダイヤル錠1の胴体部10の前面開口縁に突き当たるので、蓋板3はほぼ135度開いた状態に保たれる。
図11(3)は、蓋板3が135度開いた状態のときの各枢軸5a,5bの丸軸部52とV溝75との関わり状態を、また、図12(3)は丸軸部52の各テーパ面53,53および尖端縁54の向きを、それぞれ示している。
上記したように、蓋板3の開き角度θが90度のときは蓋板3は90度開いた状態に保持され、さらに、開き角度θが90度を超えたときは蓋板3は135度で開いた状態で保持されるので、蓋板3から手を離してダイヤル操作を行うことができる。各ダイヤル13を回動操作して解錠符号列を揃えると、ダイヤル錠1は解錠状態となり、摘み12を回してネジ軸15を回動させて掛け金具を受け金具より外す。
施錠時は、解錠符号列を揃えた状態で摘み12を回してネジ軸15を回動させ、掛け金具を受け金具に係合させた後、ダイヤル13を回動操作して解錠符号列を崩すと、ダイヤル錠1は施錠状態となる。
その後、蓋板3の摘み部33を持って蓋板3を閉じるが、蓋板3の開き角度θが90度より小さくなると、バネ6a,6bのバネ圧により蓋板3が閉じる方向へ付勢され、丸軸部52の各テーパ面53,53が各軸受穴74a,74bのV溝75の溝壁に当接し、尖端縁54がV溝75の溝底部76に当接したとき、蓋板3は完全に閉じた状態で安定する。
なお、図13〜図20に示す各実施例についても、上記の図1〜図12の実施例と同様の機能を有し、同様の動作を行うものであり、ここではその説明を省略する。
1 ダイヤル錠
3 蓋板
4 ヒンジ機構
5a,5b 枢軸
6a,6b バネ
7 前面プレート
10 胴体部
11 開口部
72a,72b 軸受部
74a,74b 軸受穴

Claims (3)

  1. 錠機構が組み込まれた胴体部と、胴体部の前面の開口部に装着され縦並びの複数個のダイヤルを施錠および解錠の各操作が可能なように外部に臨ませる前面プレートとを有し、前記前面プレートには、各ダイヤルの符号が見えないように縦並びの全てのダイヤルを覆うことが可能な大きさの蓋板が右開きと左開きのいずれにもなるように、上下端の右側端部と左側端部とがヒンジ機構により回動可能に支持されることが可能なように形成されて成るダイヤル錠。
  2. 錠機構が組み込まれた胴体部と、胴体部の前面の開口部に装着され横並びの複数個のダイヤルを施錠および解錠の各操作が可能なように外部に臨ませる前面プレートとを有し、前記前面プレートには、各ダイヤルの符号が見えないように横並びの全てのダイヤルを覆うことが可能な大きさの蓋板が上開きと下開きのいずれにもなるように、両側端の上端部と下端部とがヒンジ機構により回動可能に支持されることが可能なように形成されて成るダイヤル錠。
  3. 請求項1または2に記載されたダイヤル錠であって、前記ヒンジ機構は、前面プレート上の全てのダイヤルを挟んで対向する位置に前面プレートと一体形成された軸受部と、各軸受部に対向させる蓋板の端部位置に開口する軸支穴と、前記軸支穴に回動不能かつスライド自由に支持され各軸支穴より突出する先端部が軸受部の軸受穴に回動自由に支持される枢軸と、各枢軸にバネ圧が作用するよう前記軸支穴内に設けられるバネとで構成されているダイヤル錠。
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