JP7086639B2 - 収納ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、収納ボックスに関する。
従来、ボックス本体と、開閉扉と、開閉扉に設けられる錠構造と、を備える宅配ボックス(収納ボックス)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の宅配ボックスにおいて、宅配ボックスの中に子供が閉じ込められた状態で施錠がされると、子供が宅配ボックスから出られなくなることになる。
特開2016-34404号公報
宅配ボックスにおいて、施錠された宅配ボックスの内部側から容易に開閉扉を開けることができれば、宅配ボックス(収納ボックス)の中に子供が閉じ込められても、宅配ボックスの中から子供は容易に外に出ることができる。また、宅配ボックス以外の金庫やロッカーなどの収納ボックスについても同様のことがいえる。
本発明は、施錠された収納ボックスの内部側から容易に開閉扉を開けることができる収納ボックスを提供することを目的とする。
本発明は、ボックス本体(例えば、後述のボックス本体2)と、前記ボックス本体に対して開閉可能に取り付けられ、厚さ方向に貫通する開口部(例えば、後述の開口部32)を有する開閉扉(例えば、後述の開閉扉3)と、錠構造(例えば、後述の錠構造4)と、を備え、前記錠構造は、前記開閉扉の外側から前記開口部に挿通して前記開閉扉に取り付けられる錠本体(例えば、後述の錠本体54)と、前記開閉扉の裏面側において前記錠本体を前記開閉扉に固定する錠固定部(例えば、後述の楔部7)と、前記開閉扉の裏面側において前記錠固定部を前記開閉扉に着脱可能に固定する固定部材(例えば、後述の楔固定部材9)と、を有する収納ボックス(例えば、後述の宅配ボックス1)に関する。
また、前記錠固定部は、楔状に形成され、前記開閉扉の裏面側において、前記開閉扉と前記錠本体との間にスライド移動させることで前記錠本体を前記開閉扉に固定し、前記固定部材は、前記ボックス本体の内部側において、前記錠固定部を前記開閉扉に着脱可能に固定することが好ましい。
また、前記開閉扉の裏面に固定され、前記開閉扉の裏面から離間する離間部分(例えば、後述の平面板812)を有する固定用補助部材(例えば、後述の固定用板部材8)を有し、前記固定部材は、前記錠固定部を前記固定用補助部材の前記離間部分に着脱可能に固定することで、前記固定用補助部材を介して前記錠固定部を前記開閉扉に着脱可能に固定することが好ましい。
また、前記錠固定部は、係合孔(例えば、後述の係合孔731)を有し、前記離間部分は、貫通孔(例えば、後述の円形貫通孔812a)を有し、前記固定部材は、前記貫通孔に貫通された状態で前記係合孔に係脱可能な突出係合部(例えば、後述の突出係合部94)を有し、前記固定部材は、前記突出係合部が前記貫通孔を貫通した状態で前記係合孔に係合した場合に、前記離間部分を前記貫通孔の周縁において前記錠固定部との間に挟み込んで固定することが好ましい。
本発明によれば、施錠された収納ボックスの内部側から容易に開閉扉を開けることができる収納ボックスを提供することができる。
本実施形態に係る宅配ボックスの全体を示す斜視図である。 開閉扉に取り付けられる錠構造を示す斜視図である。 錠構造を開閉扉の裏面側から見た斜視図である。 カバー部材の開状態を示す斜視図である。 図2のA-A線断面図である。 図2のB-B線断面図である。 カバー部材の蓋部に取り付けられる回転操作体及び操作時連結部材を示す分解斜視図である。 カバー部材の閉状態において形成される水抜き部を示す図である。 錠固定部を説明するための分解斜視図である。 楔固定部材を楔部に係合させる場合を示す分解斜視図である。 (a)は楔固定部材と楔部との非係合状態を示す図であり、(b)は楔固定部材と楔部との係合状態を示す図である。 変形形態の回転操作体55Aを示す斜視図である。 宅配業者が宅配ボックスに宅配物を収納する手順を示す図である。 受取人が宅配ボックスから宅配物を取り出す手順を示す図である。 宅配ボックスの内部側において楔部を取り外す手順を示す図であって、楔固定部材を取り外す場合を示す図である。 宅配ボックスの内部側において楔部を外す手順を示す図であって、楔部を移動させて錠本体を取り外して、開閉扉を開ける場合の手順を示す図である。
本発明の一実施形態に係る宅配ボックス1について説明する。図1は、本実施形態に係る宅配ボックス1の全体を示す斜視図である。図2は、開閉扉3に取り付けられる錠構造4を示す斜視図である。図3は、錠構造4を開閉扉3の裏面側から見た斜視図である。図4は、カバー部材51の開状態を示す斜視図である。図5は、図2のA-A線断面図である。図6は、図2のB-B線断面図である。図7は、カバー部材51の蓋部53に取り付けられる回転操作体55及び操作体連結部材56を示す分解斜視図である。図8は、カバー部材51の閉状態において形成される水抜き部536を示す図である。図9は、錠固定構造6を説明するための分解斜視図である。図10は、楔固定部材9を楔部7に係合させる場合を示す分解斜視図である。図11(a)は楔固定部材9と楔部7との非係合状態を示す図であり、図11(b)は楔固定部材9と楔部7との係合状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係る収納ボックスとしての宅配ボックス1は、図1に示すように、宅配物等の荷物を収納する荷受け箱であり、矩形箱状のボックス本体2と、ボックス本体2に対して開閉可能に取り付けられた開閉扉3と、開閉扉3を施錠/解錠するための錠構造4と、を備えて構成されている。なお、本実施形態においては、収納ボックスを、宅配ボックスを例に説明するが、これに限定されず、収納ボックスを、例えば、ロッカー、金庫などで構成してもよい。
開閉扉3は、図1に示すように、水平方向の一端側において、上下方向に延びる回転軸J1を中心にボックス本体2に対して開閉可能に接続されている。これにより、開閉扉3は、回転軸J1を中心に回転して、ボックス本体2の投入取出口21を開閉するように設けられている。なお、本実施形態の説明においては、開閉扉3の水平方向において、回転軸J1側を「一端側」ともいい、回転軸J1と反対側を「他端側」ともいう。また、開閉扉3には、水平方向の他端側における上下方向の中央部に、厚さ方向に貫通して形成される横長状の開口部32(図3、図9参照)が形成される。開口部32には、錠構造4が取り付けられる。
錠構造4は、図2~図6に示すように、開閉扉3を施錠及び解錠するための錠機構部5と、錠機構部5を開閉扉3に固定する錠固定構造6と、を備える。
錠機構部5は、カバー部材51と、錠本体54と、回転操作体55(操作部)と、操作体連結部材56と、バネ部材57(付勢部材)と、を有する。
カバー部材51は、図4に示すように、開閉扉3の水平方向の他端側において、開閉扉3の前面に配置されている。カバー部材51は、開閉扉3の前面に取り付けられるベース部52と、ベース部52に対して開閉可能に取り付けられる蓋部53と、を有する。ベース部52の内側に錠本体54を配置した状態で、蓋部53は、水平方向の一端部に形成される上下方向に延びる回転軸J2(図4参照)を中心にベース部52に対して開閉可能である。なお、本実施形態の説明においては、カバー部材51の水平方向において、回転軸J2側を「一端側」ともいい、回転軸J2と反対側を「他端側」ともいう。
カバー部材51は、開閉扉3の前面における水平方向の他端側の戸先に取り付けられ、蓋部53の一端側に設けられた回転軸J2を中心に開閉する。また、開閉扉3は、開閉扉3の一端側に設けられた回転軸J1を中心に開閉する。そのため、カバー部材51及び開閉扉3は、開く際に、両者共に水平方向の同じ側である他端側が開く。これにより、カバー部材51の蓋部53の開閉動作の際に、蓋部53が開閉扉3に挟まれることを防止できる。
ベース部52は、図4~図6に示すように、取付環状板521と、ベース側周壁板522と、ベース側手掛け部523(取っ手)と、ヒンジ部524と、ベース側係合突起525と、を有する。
取付環状板521は、開閉扉3の前面に取り付けられる。取付環状板521は、開閉扉3の表面に沿った平面状の板材により、方形環状に形成される。取付環状板521の中央には、横長状で略方形状のベース開口部521aが形成される。ベース開口部521aは、錠本体54の錠ケース部541の外形と略同じ大きさの横長状に形成される。ベース開口部521aには、錠本体54が配置される。
ベース側周壁板522は、取付環状板521の外周縁に沿って全周に形成され、取付環状板521の外周縁から、開閉扉3と反対側に立ち上がる。
ヒンジ部524は、図4及び図6に示すように、ベース側周壁板522の一端において、ベース側周壁板522の取付環状板521と反対側の端部から外側に突出する。ヒンジ部524は、図6に示すように、蓋部53のヒンジ収容係合部535に係合する。
ベース側係合突起525は、ベース部52の他端寄りにおいて、ベース側周壁板522上下方向の中央の内側の側面から内側の側方に突出する。ベース側係合突起525には、カバー部材51の閉状態において、蓋部53の蓋側係合板534の係合孔534a(後述)に係合する。
ベース側手掛け部523は、ベース側周壁板522の他端部、上端部及び下端部において、ベース側周壁板522の取付環状板521と反対側の端部から外側に突出する。ベース側手掛け部523は、開閉扉3の表面から離間して配置され、開閉扉3の表面に平行な板材により形成される。
ベース側手掛け部523は、開閉扉3の表面から離間して配置されることで、開閉扉3を開ける際に手を掛けることが可能な手掛かりとして構成される。ベース側手掛け部523がベース部52に設けられているため、ベース側手掛け部523に手を掛けてベース部52を手前に引くことで、ベース部52が固定された開閉扉3を開けることができる。これにより、カバー部材51のベース側手掛け部523は、開閉扉3を開閉する際の取っ手として構成される。ベース側手掛け部523を取っ手として開閉扉3を開ける場合には、カバー部材51のベース部52と蓋部53とが係合しているため、カバー部材51を閉状態のままで、開閉扉3を開けることができる。
蓋部53は、ベース部52に対して開閉可能に構成される。蓋部53は、図4~図7に示すように、前面板531と、蓋側周壁板532と、蓋側手掛け部533(凹部)と、蓋側係合板534と、ヒンジ収容係合部535と、を有する。
前面板531は、図7に示すように、カバー部材51の閉状態において、カバー部材51の外側の表面を構成する。前面板531には、表示窓531aと、回転操作体取付部531bと、が形成される。
表示窓531aは、図7に示すように、前面板531の中央付近において、方形状に形成され、厚さ方向に貫通する。表示窓531aには、前面板531の裏面側に配置される操作体連結部材56の表示板567(後述)により表示される第1表示Da又は第2表示Dbが表示される。詳細については後述するが、操作体連結部材56は、回転操作体55の回転操作に連動して回転する。これにより、表示板567を含んで構成される操作体連結部材56が回転されることで、表示窓531aにおいて表示される表示内容が変更される。
回転操作体取付部531bは、図7に示すように、カバー部材51の蓋部53の前面に形成される凹部531gに設けられる。凹部531gは、水平方向の中央よりも他端側において円形状に形成され、蓋部53の前面板531の前面から厚さ方向に窪む。回転操作体取付部531bは、中央挿通孔531cと、一対の円弧状スライド溝531dと、を有する。
中央挿通孔531cは、凹部531gの中央において、円形状に開口すると共に、蓋部53の前面板531を厚さ方向に貫通して形成される。
一対の円弧状スライド溝531dは、中央挿通孔531cを挟んで円弧状の溝状に開口すると共に、蓋部53の前面板531を厚さ方向に貫通して形成される。
蓋側周壁板532は、前面板531の外周縁に沿って全周に形成され、前面板531の外周縁から、開閉扉3側に立ち上がる。蓋側周壁板532は、図5に示すように、カバー部材51の閉状態において、蓋側周壁板532の外縁における開閉扉3側の面である蓋部側背面532bが、ベース部52のベース側手掛け部523の外側の端部における開閉扉3を向く面523bに対向して配置される。
また、蓋部53の外縁における開閉扉3側の面である蓋部側背面532bは、ベース側手掛け部523の開閉扉3側の面であるベース側背面523aよりも開閉扉3から離れる側に位置する。そのため、取っ手としてのベース側手掛け部523に手を掛けて開閉扉3を開ける際に、蓋部53の外縁における開閉扉3側の蓋部側背面532bに手が掛かることを抑制できる。これにより、ベース側手掛け部523で開閉扉3を開ける際に、カバー部材51の蓋部53を開けてしまうことを防止できる。
ヒンジ収容係合部535は、図6に示すように、蓋部53の一端側において、蓋側周壁板532の内側に開放する形状に形成される。ヒンジ収容係合部535には、ベース部52のヒンジ部524が収容された状態で係合する。
蓋側係合板534は、図4及び図6に示すように、蓋部53の他端寄りにおいて、前面板531の裏面側からベース部52側に突出する板状に形成される。蓋側係合板534の先端側には、係合孔534aが形成される。係合孔534aは、カバー部材51の閉状態において、ベース部52のベース側係合突起525に係合し、カバー部材51の開状態において、ベース部52のベース側係合突起525から外れる。
蓋側手掛け部533は、蓋部53の前面板531の他端の側面において、側方の内側に窪んだ凹部により形成される。蓋側手掛け部533は、蓋部53の他端の側面において、上下方向に延びる。蓋側手掛け部533は、ベース部52に対して蓋部53を開ける場合に手を掛けることが可能である。蓋側手掛け部533は、カバー部材51において、蓋部53を開ける場合に蓋部53の開放する側の端部に設けられている。そのため、蓋部53を開ける場合に、蓋側手掛け部533に指を掛けて蓋部53を手前に引くことで、蓋側係合板534の係合孔534aからベース部52のベース側係合突起525を外すことができ、ベース部52に対して、蓋部53を開けることができる。
カバー部材51の裏面側の下端部の水平方向の一端寄りの下部には、カバー部材51の閉状態において、図4及び図8に示すように、水抜き部536が形成される。水抜き部536は、閉状態のカバー部材51の内部に浸入した水を外部に排出する。水抜き部536は、ベース部52と蓋部53との間の隙間により構成される。
水抜き部536の詳細について説明する。カバー部材51の下部の水平方向の一端寄りにおいて、蓋部53の蓋側周壁板532における下側壁板532aの上方側には、内側壁板537の切り欠き部537aが形成されており、切り欠き部537aの近傍には、カバー部材51の閉状態において、ベース部52の角部52aが配置される。ベース部52の角部52aは、面取りがされた円弧状に形成される。ベース部52の角部52aは、水平方向において、切り欠き部537aの側方の空間を塞がない長さに形成される。水抜き部536は、蓋部53の蓋側周壁板532における下側壁板532aの上方であって切り欠き部537aの側方の空間において、ベース部52の角部52aが塞がないように配置されることで、閉状態のカバー部材51の内部と外部とを連通するように構成され、閉状態のカバー部材51の内部に浸入した水を外部に排出する。
錠本体54は、図3及び図4に示すように、開閉扉3の外側から開口部32に挿通して開閉扉3に取り付けられる。本実施形態においては、錠本体54は、例えば、防水及び防塵の対策が施されていない屋内用の錠である。錠本体54は、カバー部材51の内部に収容される。これにより、錠本体54は、カバー部材51に覆われて、防水及び防塵の対策が施されることになる。
錠本体54は、図3及び図4に示すように、水平方向に延びる錠ケース部541と、摘まみ部542と、暗証番号ダイヤル543と、施錠係止板544と、を有する。錠ケース部541は、錠ケース本体541aと、係合凹部541bと、フランジ部541cと、を有する。係合凹部541bは、錠ケース部541の長手方向の一端に形成される。施錠係止板544は、錠ケース部541の長手方向の他端に固定される。
フランジ部541cは、錠ケース本体541aが、開閉扉3の外側の前面側から、開閉扉3の開口部32に挿入されることで、開閉扉3の開口部32の前面側の周縁部に係止される。錠ケース部541は、開閉扉3の開口部32の前面側の周縁部においてフランジ部541cにより係止された状態で、ボックス本体2の内部側において、後述する錠固定構造6により、開閉扉3の開口部32に取り受けられる。
係合凹部541bは、図3に示すように、錠ケース部541の長手方向の一端において、錠ケース本体541aのフランジ部541c側の面から厚さ方向に窪んで形成される。係合凹部541bは、錠ケース部541が開閉扉3の開口部32に取り付けられた状態において、開口部32からボックス本体2の内部側に離間した位置に隙間を有して配置される。係合凹部541bと開閉扉3の開口部32との間の隙間には、開口部32の開口面積よりも大きい面積の楔部7(後述)の一対の突出板712(後述)が挿入される。これにより、一対の突出板712(後述)は、開口部32の周縁部と係合凹部541bとの間に係合して、錠本体54は開口部32に固定される。
摘まみ部542は、図4に示すように、錠ケース部541の前面に設けられる。摘まみ部542は、錠ケース部541の前面から突出して形成され、所定長さで直線状に延びる。本実施形態においては、摘まみ部542は、水平方向に延びる水平位置と、垂直方向に延びる垂直位置と、に回転可能である。摘まみ部542が回転操作されることに連動して、施錠係止板544は回転する。
施錠係止板544は、図3に示すように、一端側が、錠ケース部541の他端に固定される。施錠係止板544は、所定方向に延びる板状に形成される。施錠係止板544は、開閉扉3の他端側において、摘まみ部542の回転操作に連動して回転する。施錠係止板544は、一端を中心に回転可能に構成され、長手方向が水平方向と一致する水平位置(図3)と、長手方向が垂直方向と一致する垂直位置(図示せず)とに回転する。
施錠係止板544は、摘まみ部542が垂直位置(図4参照)に位置する場合において開閉扉3の側方の外側に突出する水平位置(図3参照)に配置され、摘まみ部542が水平位置に位置する場合において開閉扉3の裏面側に収容される垂直位置(図示せず)に配置される。施錠係止板544は、水平位置に位置する場合に、錠本体54の施錠係止板544がボックス本体2の内側の係止部22(図6参照)を係止して保持する施錠状態となる。また、施錠係止板544は、垂直位置に位置する場合に、錠本体54の施錠係止板544がボックス本体2の内側の係止部22(図6参照)に係止しない解錠状態となる。
暗証番号ダイヤル543は、図4に示すように、錠ケース部541の前面において、摘まみ部542の隣りに配置される。暗証番号ダイヤル543は、錠本体54のロック状態を解除する暗証番号を入力可能な操作部である。暗証番号ダイヤル543を操作して暗証番号を合わせることで、錠本体54のロック状態が解除され、摘まみ部542を回すことができる。また、錠本体54をロック状態にして施錠係止板544を施錠状態に操作する場合には、施錠係止板544の解錠状態において暗証番号ダイヤル543を暗証番号でない番号にずらした状態で、摘まみ部542を回すことで、錠本体54をロック状態で施錠係止板544により施錠できる。
回転操作体55は、図7に示すように、カバー部材51の蓋部53の前面板531の前面に形成される凹部531gに取り付けられる。回転操作体55は、正面円板部551と、筒状部552と、中央突出部553と、一対の回転ガイド突出部554と、を有する。中央突出部553及び一対の回転ガイド突出部554は、筒状部552の内側において、正面円板部551の裏面から突出して形成される。
正面円板部551は、図6及び図7に示すように、回転操作体55の最も前面側の表面に配置され、上下方向に延びる略平面状に形成される。正面円板部551は、前面側から見た場合に円形状に形成される。正面円板部551の表面には、施錠/解錠の状態の位置を示す施錠/解錠表示ライン551aが形成される。施錠/解錠表示ライン551aは、正面円板部551の外縁側において径方向に延び且つ筒状部552の周面を軸方向に延びて形成される。施錠/解錠表示ライン551aは、回転操作体55を回転操作することで、正面円板部551の表面において、開閉扉3が施錠状態の場合には、上方側の外縁に上下方向に延びるように配置され、開閉扉3が解錠状態の場合には、表示窓531a側の外縁に水平方向に延びるように配置される。
筒状部552は、円筒状に形成され、正面円板部551の裏面の外周縁からカバー部材51側に立ち上がる。
中央突出部553は、図5~図7に示すように、円筒状に形成され、正面円板部551の裏面の中央からカバー部材51側に突出する。中央突出部553は、蓋部53を回転操作体55と操作体連結部材56とで挟んだ状態で、カバー部材51の蓋部53の中央挿通孔531c及び操作体連結部材56の固定ネジ孔564に挿通される。中央突出部553は、カバー部材51の蓋部53の中央挿通孔531cにおいて回転可能に挿通され、操作体連結部材56の固定ネジ孔564に挿通された状態で、ネジ569により、操作体連結部材56に固定される。
一対の回転ガイド突出部554は、それぞれ、円柱状に形成され、回転操作体55の径方向において中央突出部553を挟んで配置される。一対の回転ガイド突出部554は、蓋部53を回転操作体55と操作体連結部材56とで挟んだ状態で、カバー部材51の蓋部53の円弧状スライド溝531dに挿通された状態で、操作体連結部材56の係止孔565に挿通される。一対の回転ガイド突出部554は、回転操作体55の回転操作に連動して、カバー部材51の蓋部53の円弧状スライド溝531dに沿って移動する。
操作体連結部材56は、図5~図7に示すように、蓋部53の裏面側において、蓋部53を挟んで回転操作体55に連結される。操作体連結部材56は、回転操作体55の回転操作に連動して、蓋部53に対して回転可能に構成される。具体的には、前述のように、蓋部53を回転操作体55と操作体連結部材56とで挟んだ状態で、回転操作体55の中央突出部553は、ネジ569により、操作体連結部材56に固定される。この状態においては、回転操作体55を回転操作することで、回転操作体55の回転操作に連動して、操作体連結部材56を回転させることができる。
操作体連結部材56は、図5及び図6に示すように、カバー部材51の閉状態において、錠本体54の摘まみ部542と係合する。これにより、回転操作体55に連結された操作体連結部材56は、カバー部材51の閉状態において、錠本体54の摘まみ部542と係合して、回転操作体55を回転操作することで、錠本体54の摘まみ部542を回転操作できる。操作体連結部材56は、連動係合部561と、表示板567(表示部)と、を有する。
連動係合部561は、図4及び図7に示すように、円筒部562と、中間部材563と、固定ネジ孔564と、一対の係止孔565と、径方向延在連結溝566と、を有する。
円筒部562は、蓋部53の裏面に交差する方向に延びる円筒状に形成される。中間部材563は、円筒部562の内部において円筒部562が延びる方向の中間に配置される。固定ネジ孔564は、中間部材563の中央において円筒部562の軸方向に貫通して形成される。一対の係止孔565は、固定ネジ孔564を挟んで固定ネジ孔564の径方向に離間して形成される。
径方向延在連結溝566は、図4に示すように、中間部材563におけるベース部52側において、円筒部562の内側に、円筒部562の径方向に延びる溝状に形成される。径方向延在連結溝566は、カバー部材51の閉状態において、錠本体54の摘まみ部542の向きが一致した場合に摘まみ部542に係合し、カバー部材51の開状態において、錠本体54の摘まみ部542との係合が外れる。
このように構成される連動係合部561は、カバー部材51の閉状態において、径方向延在連結溝566の向きが、錠本体54の摘まみ部542の向きと一致して、径方向延在連結溝566に摘まみ部542が係合している状態において、回転操作体55を回転操作することで、回転操作体55の回転操作に連動して操作体連結部材56が回転して、錠本体54の摘まみ部542を回転操作することができる。これにより、回転操作体55を操作することで、カバー部材51に収容された錠本体54をカバー部材51の外部から操作可能である。
表示板567は、図7に示すように、連動係合部561の円筒部562の周面から扇状に突出する板状に形成される。本実施形態の表示部567は、連動係合部561と一体に構成されている。表示板567は、回転操作体55の操作に連動して連動係合部561と一体に回転することで、蓋部53の表示窓531aを介して、第1表示Da又は第2表示Dbを表示する。
表示板567は、第1表示Daを表示する第1表示部567aと、第2表示Dbを表示する第2表示部567bと、を有する。第1表示部567a及び第2表示部567bは、錠本体54の施錠/解錠に応じて、操作体連結部材56が回転した場合に、カバー部材51の表示窓531aを介して宅配ボックス1の外部に、施錠/解錠の状態を表示可能に、表示板567の表面の所定位置に形成される。
第1表示部567aの第1表示Daは、例えば、ボックス本体2内に宅配物が収納されている施錠状態(例えば「使用中」、例えば「赤色」表示)の表示であり、第2表示部567bの第2表示Dbは、例えば、ボックス本体2内に宅配物が収納されていない解錠状態(例えば「受け取り可」、例えば「青色」表示)を表示する。
バネ部材57は、図4に示すように、蓋部53の前面板531の裏面の他端側の固定片531eと操作体連結部材56の表示板567の端部とを接続し、操作体連結部材56を蓋部53の固定片531e側に付勢する。本実施形態においては、バネ部材57は、第2表示Db(例えば「受け取り可」、例えば「青色」表示)を表示する側に表示板567を付勢する。
バネ部材57は、カバー部材51の閉状態において、操作体連結部材56の径方向延在連結溝566に錠本体54の摘まみ部542が係合した状態で、回転操作体55による回転操作により、錠本体54の摘まみ部542がロック状態に回転された場合に、操作体連結部材56が回転されて、操作体連結部材56の表示板567の端部が蓋部53の固定片531eから離れる側に引張される。また、蓋部53が開かれることにより、錠本体54の摘まみ部542と操作体連結部材56の連動係合部561との係合が外れることで、表示板567を含んで構成される操作体連結部材56は、バネ部材57の付勢力により、蓋部53の規制板531fに当接するまで回転する。
以上のように、表示板567がバネ部材57に付勢されるため、表示板567は、蓋部53が閉位置に位置して施錠状態の錠本体54の摘まみ部542に回転操作体55が係合する場合に、第1表示Daを表示し、蓋部53が開位置に位置して施錠状態の錠本体54の摘まみ部542との回転操作体55の係合が外れた場合に、バネ部材57の付勢力により、自動的に第2表示Dbに戻されて、第2表示Dbを表示する。
次に、錠固定構造6について説明する。錠固定構造6は、図3に示すように、開閉扉3の裏面側において、錠本体54を開閉扉3に固定する。
錠固定構造6は、図3及び図9に示すように、楔部7(錠固定部)と、固定用板部材8(固定用介在部材)と、楔固定部材9(固定部材)と、を備える。
楔部7は、段差状の板部材で形成される。楔部7は、開閉扉3の裏面側において、固定用板部材8のU字状部材81と開閉扉3の裏面との間の空間K(後述)に挿通された状態で、開閉扉3の開口部32に向かって、横方向にスライド可能に構成される。楔部7は、平面視略U字状のU字状係止板71と、中間立ち上がり板72と、延在固定板73と、手掛かり板74と、を有する。
U字状係止板71は、図9に示すように、楔状に形成される。U字状係止板71は、基板711と、一対の突出板712と、を有する。
基板711は、開閉扉3の裏面に平行な板状に形成される。
一対の突出板712は、それぞれ、基板711の上下方向の両端部において、基板711の錠本体54側の他端から水平方向に突出する。
一対の突出板712は、図9に示すように、錠本体54が開閉扉3の開口部32に取り付けられた状態で、錠ケース部541の係合凹部541bと開閉扉3の開口部32との間の隙間に挿入されて係合される。楔部7のU字状係止板71は、開閉扉3の裏面側において、開閉扉3と錠本体54との間にスライド移動させることで、錠ケース部541の係合凹部541bと開閉扉3の開口部32との間の隙間に楔部7が挿入されて、開口部32の周縁部で係止されて、錠本体54の錠ケース部541を開閉扉3に固定する。
中間立ち上がり板72は、U字状係止板71の基板711の一端から、開閉扉3と反対側に立ち上がる板状に形成される。
延在固定板73は、中間立ち上がり板72におけるU字状係止板71と反対側の端部から、U字状係止板71と反対側に延在する板状に形成される。延在固定板73は、U字状係止板71と平行に形成される。延在固定板73の略中央には、係合孔731が形成される。延在固定板73は、楔部7が錠本体54を固定する位置に配置されている場合に、開閉扉3の裏面側において、固定用板部材8のU字状部材81と開閉扉3の裏面との間の空間K(後述)において、固定用板部材8の平面板812の開閉扉3側の面に重なって配置される。
係合孔731は、図10に示すように、中央孔731aと、中央孔731aを挟んで中央孔731aに連続して形成される一対の扇状孔731bと、を有する。一対の扇状孔731bの周方向の間には、一対の扇状片731cが形成される。
手掛かり板74は、図9に示すように、延在固定板73における中間立ち上がり板72と反対側の端部において開閉扉3と反対側に突出する。手掛かり板74は、楔部7をスライド移動させる際に、人の手により把持される。
固定用板部材8は、図9に示すように、開閉扉3の裏面に固定される。固定用板部材8は、板部材により形成され、断面U字状のU字状部材81と、一対の固定板82と、を有する。
U字状部材81は、縦断面がU字形状に形成され、開放した側が開閉扉3に向いた状態で開閉扉3に固定される。U字状部材81は、開閉扉3の裏面から突出するように配置される。U字状部材81と開閉扉3の裏面との間には、開閉扉3の裏面に沿って水平方向に連通する空間Kが形成される。U字状部材81は、一対の立ち上がり板811と、開閉扉3の裏面に平行な平面板812(離間部分)と、を有する。
平面板812は、一対の立ち上がり板811における開閉扉3と反対側の端部同士を繋ぐ平面状に形成され、開閉扉3の裏面から離間して開閉扉3の裏面に平行に配置される。平面板812と開閉扉3との間の空間Kに楔部7がスライド移動されて挿入されることで、平面板812の開閉扉3側の面には、楔部7の延在固定板73が重なって配置される。
平面板812の中央には、円形状の円形貫通孔812a(貫通孔)が形成される。円形貫通孔812aは、楔固定部材9の突出係合部94を貫通させることができる径の大きさに形成されると共に、円形貫通孔812aの周縁が、楔固定部材9の突出押付部93の当接面931に当接することができる径の大きさに形成される。
一対の固定板82は、U字状部材81の上下方向の両端部からそれぞれ上側又は下側に延びる板状に形成される。一対の固定板82は、開閉扉3の裏面に平行な板状に形成され、開閉扉3の裏面に固定される。
楔固定部材9は、図3及び図9に示すように、ボックス本体2の内部側における開閉扉3の裏面側において、開閉扉3の裏面に固定される固定用板部材8に着脱可能に固定することで、固定用板部材8を介して、楔部7を、開閉扉3に着脱可能に固定する。楔固定部材9は、ボックス本体2の内部側から着脱操作が可能である。
楔固定部材9は、図9及び図10に示すように、操作時に表面に配置される操作表面91と、周囲壁92と、突出押付部93と、突出係合部94と、を有する。楔固定部材9は、例えば、樹脂材料で形成される。
操作表面91は、円形部分911と、円形部分911から先細りの形状で突出する突出部分912と、が一体に形成される。突出部分912の先端は、丸まった形状に形成される。
周囲壁92は、操作表面91の外周縁から開閉扉3側に立ち上がるように立設される。周囲壁92の外面は、楔固定部材9を楔部7に着脱する際に、人に把持される。
突出押付部93は、図10に示すように、周囲壁92の内側において、操作表面91の裏面から突出して形成される。突出押付部93は、楔固定部材9を楔部7に取り付ける際に、固定用板部材8の平面板812における円形貫通孔812aの周縁が当接する当接面931を有する。楔固定部材9は、突出係合部94が円形貫通孔812aを貫通した状態で係合孔731に係合した場合に、当接面931が固定用板部材8の平面板812の面に当接して平面板812を押し付けることで、平面板812を円形貫通孔812aの周縁において楔部7との間に挟み込んで固定する。
突出係合部94は、操作表面91の裏面に形成された突出押付部93から突出して形成される。突出係合部94は、固定用板部材8の円形貫通孔812aに貫通された状態で、楔部7の係合孔731に係脱可能である。突出係合部94は、中央突起941と、中央突起941を径方向に挟んで中央突起941に連続して形成される一対の扇状の係合突起942と、係合空間部943と、係合規制部944と、を有する。
中央突起941及び一対の扇状の係合突起942は、一体で形成されており、楔固定部材9の突出係合部94を楔部7の係合孔731に係合させる場合に、楔部7の係合孔731の中央孔731a及び一対の扇状孔731bに挿入される。
係合空間部943は、一対の扇状の係合突起942の基端側において一対の扇状の係合突起942の裏側に形成される空間である。係合空間部943は、楔部7の係合孔731の中央孔731a及び一対の扇状孔731bに中央突起941及び一対の扇状の係合突起942が挿入された場合に、楔固定部材9の回転を許容する空間である。
係合規制部944は、係合空間部943の端部に形成される。係合規制部944は、楔部7の係合孔731の中央孔731a及び一対の扇状孔731bに中央突起941及び一対の扇状の係合突起942が挿入された状態で、係合空間部943を回転された楔固定部材9の回転を規制する。
以上のように構成される楔固定部材9を用いて楔部7を開閉扉3に固定する場合には、固定用板部材8のU字状部材81と開閉扉3の裏面との間の空間Kに楔部7を配置した状態で、図10に示すように、楔固定部材9の突出係合部94の中央突起941及び一対の扇状の係合突起942を、固定用板部材8の円形貫通孔812aに貫通させて、図11(a)に示すように、楔部7の係合孔731の中央孔731a及び一対の扇状孔731bに挿入する。そして、楔固定部材9を時計回りにα°回転させることで、中央突起941及び一対の扇状の係合突起942が、それぞれ、楔部7の係合孔731の中央孔731a及び一対の扇状孔731bに挿入された状態から、一対の扇状片731cが一対の係合空間部943を移動されて、図11(b)に示すように、係合規制部944に規制された状態で係合する。
また、楔固定部材9を楔部7から外すことで楔部7を開閉扉3から取り外す場合には、図11(b)に示す状態において、楔固定部材9を反時計回りにα°回転させることで、楔固定部材9の突出係合部94の中央突起941及び一対の扇状の係合突起942を、それぞれ、係合規制部944に規制されて係合した状態から、楔固定部材9を反時計回りにα°回転させることで、楔部7の係合孔731の中央孔731a及び一対の扇状孔731bから外された状態に移動させる。そして、楔固定部材9の突出係合部94の中央突起941及び一対の扇状の係合突起942を、楔部7の係合孔731の中央孔731a及び一対の扇状孔731bから引き抜くことで、楔固定部材9を楔部7から外す。
上記のように着脱される楔固定部材9の回転操作において、楔固定部材9は、例えば、180°以下の回転操作で楔部7に着脱可能であることが好ましく、90°以下の回転操作で楔部7に着脱可能であることが更に好ましい。本実施形態においては、例えば、楔固定部材9は、図11(a)及び(b)に示すように、α°(例えば、本実施形態においては約60~70°)の回転操作で楔部7に着脱可能である。
次に、図2に示す回転操作体55の筒状部552の変形形態について説明する。前記実施形態では、図2に示す回転操作体55の筒状部552を円筒状に形成したが、これに限定されない。図12に示すように、変形形態の回転操作体55Aの筒状部552Aのように構成してもよい。図12は、変形形態の回転操作体55Aを示す斜視図である。
変形形態の筒状部552Aは、図12に示すように、筒状部552Aの周面において、対向して平面状に形成される一対の平面部552aと、一対の平面部552aの間に周方向に円弧状に形成される一対の円弧面部552bと、を有する。変形形態の回転操作体55Aは、対向する一対の平面部552aを挟んで摘まんで操作できるため、摘まみ易い形状である。
次に、上記のように構成した本実施形態の宅配ボックス1において、宅配業者が宅配ボックス1のボックス本体2内に宅配物を入れる際の操作について説明する。図13は、宅配業者が宅配ボックス1に宅配物を収納する手順を示す図である。
宅配業者が宅配ボックス1のボックス本体2内に宅配物を収納する際には、図13(a)に示すように、施錠されていない状態の開閉扉3において、表示窓531aには、表示板567の第2表示Db(例えば「受け取り可」、例えば「青色」表示)が表示されている。そして、施錠されていない状態の開閉扉3において、カバー部材51のベース部52に形成されるベース側手掛け部523に指を掛けて、図13(b)に示すように、カバー部材51を手前側に移動させて、開閉扉3を開ける。ここで、ベース側手掛け部523を取っ手として開閉扉3を開ける場合には、カバー部材51のベース部52と蓋部53とが係合しているため、カバー部材51を閉状態のままで、開閉扉3を開けることができる。そして、ボックス本体2内に宅配物を収納した後に、図13(b)に示すように、開閉扉3を閉める。
次に、図13(b)に示すように、開閉扉3を閉めた後に、宅配業者が開閉扉3のカバー部材51の前面に設けられた回転操作体55を反時計回りに回すと、図13(c)に示すように、回転操作体55と一体に回転する操作体連結部材56に係合した錠本体54の摘まみ部542(図4参照)が、この回転操作に連動して、施錠係止板544が垂直位置から水平位置に回転する。施錠係止板544の水平位置である施錠位置において、錠本体54の施錠係止板544がボックス本体2の内側の係止部22(図6参照)を係止して保持する。ここで、暗証番号ダイヤル543(図4参照)は、暗証番号がばらされた状態で施錠されるため、ロック状態となり、回転操作体55は回転できなくなり、開閉扉3が施錠される。また、操作体連結部材56と一体に構成される表示板567が回転され、表示窓531aには、表示板567の第1表示Da(例えば「使用中」、例えば「赤色」表示)が表示される。
次に、受取人が宅配ボックス1のボックス本体2内に収納された宅配物を取り出す際の操作について説明する。図14は、受取人が宅配ボックス1から宅配物を取り出す手順を示す図である。
受取人が宅配ボックス1のボックス本体2内に収納された宅配物を取り出す際には、図13(c)に示すように、施錠状態の開閉扉3において、表示窓531aの表示板567の第1表示Da(例えば「使用中」、例えば「赤色」表示)が表示されている。そして、受取人は、カバー部材51の蓋部53を開ける。蓋部53を開ける場合には、図13(c)に示すように、蓋側手掛け部533に指を掛けて手前に引くことで、図14(a)に示すように、ベース部52のベース側係合突起525から、蓋部53の蓋側係合板534の係合孔534aの係合が外れて、ベース部52に対して、蓋部53を開けることができる。
この操作がなされると、操作体連結部材56の連動係合部561と錠本体54の摘まみ部542との係合が外れ、表示板567を含んで構成される操作体連結部材56は、バネ部材57の付勢力により、図4に示すように、蓋部53の規制板531fまで回転して、表示板567の表示が第1表示Da(例えば「使用中」表示)から第2表示Db(例えば「受け取り可」表示)に変更される(図14(c)参照)。このように、ベース部52に対して蓋部53を開けるだけで、表示板567の表示は、バネ部材57の付勢力により、自動的に第2表示Dbに戻される。これにより、宅配物を受け取った後に、宅配物の受け取りの準備をするために、表示板567の表示を、第1表示Da(例えば「使用中」表示)から第2表示Db(例えば「受け取り可」表示)に戻さなくてもよい。
また、開閉扉3が施錠状態の場合に、蓋部53を一度開けた後に蓋部53を閉めようとしても、操作体連結部材56の連動係合部561は、錠本体54の摘まみ部542と係合しない回転位置に位置する。そのため、開閉扉3が施錠状態の場合には、一度開けたカバー部材51の蓋部53を閉めてしまうことを防止できる。
その後、図14(a)に示すように、カバー部材51の蓋部53が開いた状態で、暗証番号ダイヤル543の暗証番号を合わせて、錠本体54のロック状態を解除して、摘まみ部542を回転することで、図14(b)に示すように、施錠係止板544を、水平位置から垂直位置に回転させる。これにより、ボックス本体2の内側の係止部22(図6参照)から、錠本体54の施錠係止板544の係止を外すことで、開閉扉3は解錠される。
続けて、受取人は、図14(c)に示すように、カバー部材51の蓋部53を閉める。これにより、蓋部53の蓋側係合板534の係合孔534aは、ベース部52のベース側係合突起525に係合する。そして、受取人は、施錠されていない状態の開閉扉3において、カバー部材51のベース部52のベース側手掛け部523に指を掛けて、カバー部材51を手前側に移動させて、開閉扉3を開ける。これにより、受取人は、ボックス本体2の内部から宅配物を取り出すことができる。なお、受取人は、カバー部材51の蓋部53を閉めない開状態のままで、ベース側手掛け部523に指を掛けて、カバー部材51を手前側に移動させて、開閉扉3を開けてもよい。
次に、施錠された宅配ボックス1の内部側から開閉扉3を開ける手順について説明する。図15は、宅配ボックス1の内部側において楔部7を取り外す手順を示す図であって、楔固定部材9を取り外す場合を示す図である。図16は、宅配ボックス1の内部側において楔部7を外す手順を示す図であって、楔部7を移動させて錠本体54を取り外して、開閉扉3の開ける場合の外す手順を示す図である。
例えば、宅配ボックス1の開閉扉3が施錠された状態で、ボックス本体2の内部に、子供が閉じ込められる可能性がある。本実施形態においては、ボックス本体2の内部に子供が閉じ込められた場合に、子供自ら、又は、宅配ボックス1の外部にいる大人の口頭による指示などにより、宅配ボックス1のボックス本体2の内部側から子供が開閉扉3を開ける場合の操作について説明する。
まず、ボックス本体2の内部側において、楔固定部材9を、図15(a)に示す操作表面91の突出部分912の先端が下を向く位置から、反時計回りに、α°(例えば、本実施形態においては約60~70°)回転させる。これにより、楔固定部材9と楔部7との係合を外すことができる。そして、楔固定部材9を楔部7から引き抜くことで、図15(b)に示すように、楔固定部材9を楔部7から取り外すことができる。
楔固定部材9と楔部7との係合を外す場合には、図11(b)に示すように、楔固定部材9の突出係合部94が楔部7の係合孔731に係合している状態から、反時計回りに、α°(例えば、本実施形態においては約60~70°)回転することで、図11(a)に示すように、楔部7の係合孔731から楔固定部材9の突出係合部94の係合を外すことで、楔固定部材9と楔部7との係合を外すことができる。
次に、図16(a)に示すように、楔部7の手掛かり板74に指を掛けて、楔部7を錠本体54から離れる側にスライド移動させる。これにより、楔部7の一対の突出板712を錠本体54の係合凹部541bから外すことができる。この状態においては、錠ケース部541は、フランジ部541cにより、開閉扉3の前面側に係止されている。また、施錠係止板544は、ボックス本体2の内側の係止部22(図6参照)に係止されている。
続けて、図16(b)に示すように、開口部32において、錠本体54の水平方向における施錠係止板544と反対側の端部側を、ボックス本体2の内部から開口部32を介して外部に押し出す。これにより、錠本体54の施錠係止板544と反対側の端部側がボックス本体2の外部に押し出されることで、施錠係止板544を、ボックス本体2の内側の係止部22(図6参照)への係止を外すことができる。この状態においては、施錠係止板544のボックス本体2の内側の係止部22への係止が外れているため、開閉扉3を開けることができる。
以上説明した本実施形態の宅配ボックス1によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態においては、宅配ボックス1は、ボックス本体2と、ボックス本体2に対して開閉可能に取り付けられ、厚さ方向に貫通する開口部32を有する開閉扉3と、錠構造4と、を備え、錠構造4は、開閉扉3の外側から開口部32に挿通して開閉扉3に取り付けられる錠本体54と、開閉扉3の裏面側において錠本体54を開閉扉3に固定する楔部7と、開閉扉3の裏面側において楔部7を開閉扉3に着脱可能に固定する楔固定部材9と、を有する。そのため、楔固定部材9を取り外すだけで、施錠された収納ボックス1の内部側から容易に開閉扉3を開けることができる。
また、本実施形態においては、楔部7は、楔状に形成され、開閉扉3の裏面側において、開閉扉3と錠本体54との間にスライド移動させることで錠本体54を開閉扉3に固定し、楔固定部材9は、ボックス本体2の内部側において、楔部7を開閉扉3に着脱可能に固定する。そのため、錠本体54を開閉扉3に容易に固定することができる。
また、本実施形態においては、開閉扉3の裏面に固定され、開閉扉3の裏面から離間する平面板812を有する固定用板部材8を有し、楔固定部材9は、楔部7を固定用板部材8の平面板812に着脱可能に固定することで、固定用板部材8を介して楔部7を開閉扉3に着脱可能に固定する。これにより、固定用板部材8の平面板812が開閉扉3の裏面から離間して配置されるため、楔部7を平面板812に容易に固定することができる。
また、本実施形態においては、楔部7は、係合孔731を有し、平面板812は、円形貫通孔812aを有し、楔固定部材9は、円形貫通孔812aに貫通された状態で係合孔731に係脱可能な突出係合部94を有し、楔固定部材9は、突出係合部94が円形貫通孔812aを貫通した状態で係合孔731に係合した場合に、平面板812を円形貫通孔812aの周縁において楔部7との間に挟み込んで固定する。そのため、楔固定部材9は、楔部7に係合した状態で、平面板812を円形貫通孔812aの周縁において楔部7との間で挟み込んで固定できる。これにより、楔固定部材9は、固定用板部材8の平面板812を介して、楔部7を開閉扉3に容易に固定できる。
以上、本発明の宅配ボックス1の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、屋内用の錠本体54を用いたが、これに限定されず、屋外用の錠本体を用いてもよい。
また、前記実施形態では、カバー部材51において、蓋部53の開閉方向を、蓋部53を水平方向の一端部に形成される回転軸J2を中心にベース部52に対して横方向に開閉するように構成した。しかし、蓋部53の開閉方向は限定されない。例えば、蓋部53の開閉方向を、蓋部53を水平方向の他端部に形成される回転軸を中心にベース部52に対して横方向に開閉するように構成してもよいし、水平方向に延びる回転軸を中心にベース部52に対して縦方向に開閉するように構成してもよい。蓋部53の開閉方向を水平方向に延びる回転軸を中心にベース部52に対して縦方向に開閉する構成とする場合には、蓋部53の回転角度を規制する角度規制部材を設けることで、蓋部53が開閉扉3に挟まれることを防止できる。また、カバー部材51の開閉の構造を、例えば、ベース部及び蓋部のいずれかを上下方向又は横方向にスライドして開閉するスライド構造としてもよい。
また、前記実施形態では、蓋側手掛け部533を、凹部により構成したが、これに限定されず、例えば、凸部などの他の形状で構成してもよい。
また、前記実施形態では、楔固定部材9を、例えば、樹脂材料で形成したが、これに限定されない。また、前記実施形態の楔固定部材9の形状及び向きは限定されない。
また、前記実施形態における楔固定部材9を宅配ボックス1の内部で着脱することを考慮して、他の部材と区別するために、楔固定部材9に、色付処理を施したり、凹凸処理を施してもよい。これにより、例えば、宅配ボックス1の開閉扉3が施錠された状態で、ボックス本体2の内部に、子供が閉じ込められ場合に、楔固定部材9が、認識しやすい色に形成したり、手触りが異なる凹凸処理を施すことで、楔固定部材9を認識しやすくなる。これにより、楔固定部材9を取り外すことが容易になる。なお、宅配ボックス1のボックス本体2を構成する複数の部材を組み立てた場合に、部材間に隙間があれば、外部からの光がボックス本体2の内部に入射するため、楔固定部材9の色を識別しやすくなる。また、宅配ボックス1の内部を照らす照明装置を設けてもよい。この場合においても、楔固定部材9を認識しやすくなる。
1 宅配ボックス(収納ボックス)
2 ボックス本体
3 開閉扉
4 錠構造
7 楔部(錠固定部)
8 固定用板部材(固定用補助部材)
9 楔固定部材(固定部材)
32 開口部
54 錠本体
94 突出係合部
812 平面板(離間部分)
812a 円形貫通孔(貫通孔)
731 係合孔

Claims (5)

  1. ボックス本体と、
    前記ボックス本体に対して開閉可能に取り付けられ、厚さ方向に貫通する開口部を有する開閉扉と、
    錠構造と、を備え、
    前記錠構造は、前記開閉扉の外側から前記開口部に挿通して前記開閉扉に取り付けられる錠本体と、前記開閉扉の裏面側において前記錠本体を前記開閉扉に固定する錠固定部と、前記開閉扉の裏面側において前記錠固定部を前記開閉扉に着脱可能に固定する固定部材と、前記開閉扉の裏面に固定され前記開閉扉の裏面から離間する離間部分を有する固定用補助部材と、を有し、
    前記固定部材は、前記錠固定部を前記固定用補助部材の前記離間部分に着脱可能に固定することで、前記固定用補助部材を介して前記錠固定部を前記開閉扉に着脱可能に固定する収納ボックス。
  2. 前記錠固定部は、楔状に形成され、前記開閉扉の裏面側において、前記開閉扉と前記錠本体との間にスライド移動させることで前記錠本体を前記開閉扉に固定し、
    前記固定部材は、前記ボックス本体の内部側において、前記錠固定部を前記開閉扉に着脱可能に固定する請求項1に記載の収納ボックス。
  3. 前記錠固定部は、係合孔を有し、
    前記離間部分は、貫通孔を有し、
    前記固定部材は、前記貫通孔に貫通された状態で前記係合孔に係脱可能な突出係合部を有し、
    前記固定部材は、前記突出係合部が前記貫通孔を貫通した状態で前記係合孔に係合した場合に、前記離間部分を前記貫通孔の周縁において前記錠固定部との間に挟み込んで固定する請求項に記載の収納ボックス。
  4. 前記固定部材は、180°以下の回転操作で前記錠固定部に着脱可能である請求項1~のいずれかに記載の収納ボックス。
  5. 前記固定部材は、他の部材と区別するために、色付処理が施され、及び/又は、凹凸処理が施されている請求項1~のいずれかに記載の収納ボックス。
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