JP2013212996A - 唇薄皮除去用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】唇の薄皮を取り除き、唇をつるつるにする唇薄皮除去用組成物において、唇に対する刺激が小さいにもかかわらず、唇の薄皮を取り除き、唇をつるつるにする効果が高い唇薄皮除去用組成物を提供する。
【解決手段】本発明は、20メッシュ(JIS規格)の篩を通過する粒度を有するスクラブ剤を含有する唇薄皮除去用組成物に関する。また、本発明は、水の非透過性材料で作製され、薬液出口の口径が30mm以下の薬剤容器と、該容器に充填された前記唇薄皮除去用組成物からなる唇薄皮除去用化粧品に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、スクラブ剤を含有する唇薄皮除去用組成物に関する。
スクラブ剤を含有しマッサージ効果を付与する化粧料や洗浄剤としては、種々のものが知られている。たとえば、エリスリトールをスクラブ剤として含有する皮膚洗浄剤組成物が知られているが(特許文献1)、ホディーシャンプーなどの洗浄料に関するものであって、スクラブ剤も比較的粗いものである。また、比較的粒径の細かいスクラブ剤を含有するマッサージ化粧料も知られているが(特許文献2)、たとえば入浴中に肌に擦りつけてマッサージし、血流促進効果や肌の滑らかさのために使用するものであって、軟膏基剤を必須成分として含有するものではない。
ところで、特に乾燥時には唇の薄皮が裂けるような症状となることがあり、裂けた唇の薄皮を取り除くためにスクラブ剤を配合した組成物を使用してマッサージにより取り除く方法が考えられる。しかしながら、前記皮膚洗浄剤組成物やマッサージ化粧料ではスクラブ効果は非常に高いものの、刺激が強すぎ唇にそのまま適用できるものではない。このように、唇の薄皮を取り除く効果が高いにもかかわらず、唇に対する刺激が小さい唇薄皮除去用組成物は知られていないのが現状である。
また、唇に適用する場合、唇のマッサージ後にスクラブが唇に残留すると不快となるため、スクラブ剤を拭き取るか、水で洗い流す必要がある。具体的には、拭き取りではハンカチやティッシュを用意する必要があるだけではなく、拭き取りにより唇が乾燥状態になりかさかさ感を感じたり、唇薄皮除去用組成物中に所望により配合した有効成分が損なわれ、有効成分に期待した効果(例えば、保湿効果等)が十分に得られない問題も生じる。また、洗い流す必要がある場合、水場の近くでなければ使用できず、クリーム自体も流れてしまうという問題も生じる。
特開2011−121891号公報 特開2001−151661号公報
本発明は、唇の薄皮を取り除き、唇をつるつるにする唇薄皮除去用組成物において、唇に対する刺激が小さいにもかかわらず、唇の薄皮を取り除き、唇をつるつるにする効果が高い唇薄皮除去用組成物を提供することを目的とする。さらには、マッサージ後に拭き取りや水での洗い流しの不要な唇薄皮除去用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、唇薄皮除去用組成物について種々検討を重ねた結果、スクラブ剤の粒度を制御すれば唇に対する刺激が小さいにもかかわらず、唇の薄皮を効果的に取り除くことができることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、JIS標準篩の20メッシュの篩を通過する粒度を有するスクラブ剤を含有する唇薄皮除去用組成物に関する。
スクラブ剤が糖類であることが好ましい。
スクラブ剤の平均粒子径が75〜600μmであることが好ましく、75〜250μmであることがより好ましい。
スクラブ剤の20℃の水に対する溶解度が100〜400g/100mlであることが好ましい。
スクラブ剤の37℃の水に対する溶解度が200g/100ml以上であることが好ましい。
スクラブ剤の、20℃の水に対する溶解度に対し、37℃の水に対する溶解度の割合が1.2以上であることが好ましい。
糖類が糖アルコールであることが好ましい。
糖類が、フルクトース、スクロース、ラクチトール、キシリトールまたはソルビトールであることが好ましい。
また、本発明は、水の非透過性材料で作製され、薬剤出口の口径が30mm以下の薬剤容器と、該容器に充填された前記唇薄皮除去用組成物からなる唇薄皮除去用化粧品に関する。
本発明の唇薄皮除去用組成物は、特定の粒度を有するスクラブ剤を含有するため、唇に対する刺激が小さいにもかかわらず、唇の薄皮を取り除き、唇をつるつるにする効果が高く、さらには使用後に拭き取りや水での洗い流しの不要な唇薄皮除去用組成物を提供することができる。
本発明の唇薄皮除去用組成物は、文字通り、唇の薄皮を除去するための化粧品に使用する組成物であって、具体的にはリップゴマージュ、リップスクラブ、スクラブ剤入りのリップクリームとして使用されるものである。該組成物は、JIS標準篩の20メッシュの篩を通過する粒度を有するスクラブ剤を含有する。
スクラブ剤の粒度は、好ましくはJIS標準篩(JIS Z8801−1)の20メッシュ(目開き850μm)、より好ましくはJIS標準篩の50メッシュ(目開き300μm)の篩を通過する粒度を有するものであることが好ましい。20メッシュを通過しない場合、粒子径が大きくなりすぎ、唇に対する刺激が強くなりすぎる傾向がある。また、好ましくはJIS標準篩の400メッシュ(目開き38μm)、より好ましくはJIS標準篩の250メッシュ(目開き63μm)の篩を通過しない粒度を有するものであることが好ましい。400メッシュを通過する場合、粒子径が小さくなりすぎ、空気中の水分によりスクラブ剤が溶解しやすくなり、容器内での安定性が低下するとともに、使用時にマッサージ感を損なう傾向がある。
なお、スクラブ効果を維持した上で、唇への刺激が大きく上昇しない範囲で、20メッシュの篩を通過しない粒度を有するスクラブ剤を含有していても良い。20メッシュの篩を通過しない粒度を有するものの含有量は、スクラブ剤中30重量%以下が好ましく、10重量%以下がより好ましい。
スクラブ剤の平均粒子径は、20メッシュの篩を通過する粒度を有するものとしては、平均粒子径が75μm〜600μmのものが好ましく、50メッシュの篩を通過する粒度を有するものとしては、平均粒子径が75μm〜250μmのものがより好ましい。
ここで、例えば、20メッシュ品としては20メッシュを通過し、50メッシュを通過しないものを市販品として入手することができ、この場合、平均粒子径は500μm程度である。また同様に、50メッシュ品としては50メッシュを通過し、100メッシュを通過しないものを市販品として入手することができ、この場合、平均粒子径は140μm程度である。さらに、100メッシュ品としては100メッシュを通過するものを市販品として入手することができ、この場合、平均粒子径は30μm程度である。
ここで、平均粒子径は、以下の方法によって求めることができる。試料6gを最上段の篩(JIS K 8801−1の標準篩(目開き2000〜75μmのものを組み合わせて使用))に乗せ、測定機器(RPS−85C、株式会社セイシン企業製)にて5分間分級する。各目開きの篩上に残った試料の重量を測定し、その重量を正規確立紙にプロットし、積算重量の全試料重量(6g)に対する比率(積算重量%)が、50%になる粒子径を平均粒子径とする。
スクラブ剤としては、特定の粒度を有していれば特に限定されないが、皮膚に対する刺激が小さく、安全性が高く、口に入っても問題がないという点で、糖類が好ましい。糖類としては、たとえば単糖、多糖、糖アルコールなどが挙げられる。スクラブ剤として塩化ナトリウムなどの塩類も挙げられるが、浸透圧が高く唇の水分を奪い、刺激性が高すぎる傾向がある。
単糖としては、グルコース、フルクトース、キシロース、マンノース、ガラクトースなどが挙げられ、溶解度の観点でフルクトースが好ましい。多糖としては、スクロース、トレハロース、ラクトース、マルトース、セルロースなどが挙げられ、溶解度の観点でスクロースが好ましい。糖アルコールとしては、ソルビトール、マルチトール、キシリトール、マンニトール、ラクチトール、エリスリトールなどが挙げられる。これら糖類の中では、後述するように20℃の水に対する溶解度に対する、37℃の水に対する溶解度の割合の観点から糖アルコールが好ましく、糖アルコールの中でもソルビトール、キシリトール、ラクチトールがより好ましい。
スクラブ剤としては、20℃の水に対する溶解度が100〜400g/100mlであり、37℃の水に対する溶解度が200g/100ml以上であることが好ましい。保管時の温度である20℃では水に対する溶解度が比較的低く、使用時の温度である37℃では水に対する溶解度が高いため、使用時に唇上でスクラブ剤が徐々に溶解し、拭き取りや水での洗い流しが不要となる。
スクラブ剤の20℃の水に対する溶解度の下限は、100g/100mlが好ましく、150g/100mlがより好ましい。100g/100ml未満の場合、唇上でスクラブ剤が溶解しにくくなる傾向がある。20℃の水に対する溶解度の上限は400g/100mlがより好ましい。400g/100mlを超える場合、容器内で空気中の水分によりスクラブ剤が溶解しやすくなり、容器内での安定性が低下する傾向がある。
スクラブ剤の37℃の水に対する溶解度の下限は、200g/100mlが好ましく、250g/100mlがより好ましく、330g/100ml以上が最も好ましい。200g/100ml未満の場合、唇上でスクラブ剤が溶解しにくくなる傾向がある。37℃の水に対する溶解度の上限は、500g/100mlが好ましい。500g/100mlを超える場合、容器内で空気中の水分によりスクラブ剤が溶解しやすくなり、容器内での保存安定性が低下する傾向がある。
スクラブ剤の、20℃の水に対する溶解度に対し、37℃の水に対する溶解度の割合は、1.2以上が好ましく、1.4以上がより好ましい。1.2未満の場合、保管時の温度と使用時の温度での溶解度差が小さく、スクラブ剤の保管時の安定性と、スクラブ剤の使用時の溶解性を両立することが難しくなる傾向がある。なお、溶解度の割合の観点からは、糖類の中でも糖アルコールが好ましい。
本発明の唇薄皮除去用組成物は、スクラブ剤以外に、非水系軟膏基材としてエステル油、高級アルコールやオリブ油、オレンジ油、カカオ脂、カルナウバロウ、軽質流動パラフィン、ケイヒ油、硬化油、サラシミツロウ、ステアリン酸、ステアリルアルコール、セタノール、ダイズ油、ナタネ油、ハッカ油、パラフィン、ヒマシ油、プロピレングリコール、マクロゴール、ミツロウ、ミリスチルアルコール、ユーカリ油、ラウロマクロゴール、ラッカセイ油、流動パラフィン、オレイン酸、コレステロール、チョウジ油、ポリエチレングリコール、綿実油、白色ワセリン、黄色ワセリン、シリコーン樹脂、ウルシロウ、エレミ樹脂、オウリキュウリロウ、オゾケライト、オパナックス樹脂、カウリガム、キャンデリラロウ、グアヤク樹脂、グアユーレ、グッタカチュウ、グッタハンカン、グッタペルカ、ゲイロウ、コパイババルサム、コーパル樹脂、ゴム、ゴム分解樹脂、コメヌカロウ、サトウキビロウ、サンダラック樹脂、シェラック、シェラックロウ、ジェルトン、ソルバ、タルク、ダンマル樹脂、チクル、ルヌー、低分子ゴム、ニガーグッタ、ニュウコウ、バラタ、ファーバルサム、粉末パルプ、粉末モミガラ、ベネズエラチクル、ベンゾインガム、ホホバロウ、マイクロクリスタリンワックス、マスチック、マッサランドチョコレート、マッサランドババラタ、ミルラ、モクロウ、モンタンロウ、油糧種子ロウ、ラノリン、レッチュデバカ、ロシディン、ロシンなどを配合することができる。任意成分として本発明の効果を損なわない範囲で保湿剤、抗炎症剤、ビタミン剤、抗菌剤、抗ウイルス剤、着色剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、安定剤、滑沢剤、嬌味剤、甘味剤、香料などを配合することもできる。
本発明の唇薄皮除去用組成物中において、スクラブ剤の配合量は、5〜60重量%が好ましく、5〜40重量%がより好ましい。5重量%未満の場合、スクラブ剤が少なく使用時にマッサージ感を感じにくい傾向となり、60重量%を超える場合、唇上でスクラブ剤が溶解しにくくなる傾向がある。
本発明の唇薄皮除去用組成物は水を積極的に配合するものではないが、水の含有量は5重量%以下とすることが好ましく、1重量%以下にすることがより好ましい。5重量%を超えると、スクラブ剤が水に溶解し、スクラブとならなくなる傾向にある。
本発明の唇薄皮除去用化粧品は、水の非透過性材料で作製され、薬液出口の口径が30mm以下の薬剤容器と、該容器に充填された前記唇薄皮除去用組成物からなる。容器の材質としては、特に限定されないが、水非透過性材料が好ましい。具体的にはアルミニウム、アルミニウム蒸着フィルム、アルミニウムラミネートフィルム、ガラス、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、酢酸セルロース、ナイロン、ポリカーボネート、ニトリル、アイオノマーなどが挙げられる。また、容器の口径についても特に限定されないが、使用時に空気中の水分が混入しやすいため、30mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。一方、口径が小さいとスクラブ剤が出にくくなるため、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましい。
具体的な容器の形態は特に限定されず、チューブ、ジャー、スティックなどが挙げられ、中でもチューブが好ましい。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
(実施例1〜7及び比較例1)
表1に記載の処方に従って、白色ワセリン(日興リカ(株)社製「サンホワイト」(登録商標))85重量%と、スクラブ剤15重量%を混合して、唇薄皮除去用組成物を得た。得られた唇薄皮除去用組成物を使用して、以下の評価を行った。
各実施例及び比較例にて使用したスクラブ剤の粒度を以下に示す。なお、使用したメッシュはJIS標準篩である。
実施例1:ソルビトール:(50メッシュパス、100メッシュオン)
実施例2:ソルビトール:(20メッシュパス、50メッシュオン)
実施例3:スクロース:(20メッシュパス、50メッシュオン)
実施例4:フルクトース:(20メッシュパス、50メッシュオン)
実施例5:トレハロース:(20メッシュパス、50メッシュオン)
実施例6:マルチトール:(20メッシュパス、50メッシュオン)
実施例7:ラクトース:(50メッシュパス、100メッシュオン)
比較例1:スクロース:(10メッシュパス、20メッシュオン)
官能試験方法
専門パネル女性10名にて表の組成の化粧料を用い、唇に塗布・マッサージを行った。
評価基準は下記のとおりとした
(唇への痛み)
1点:痛い、2点:やや痛い、3点:痛くない
という判定基準で評価してもらい、得られた点数をもとに平均値を算出し、以下の基準で評価した。
◎:平均点2.5以上
○:平均点1.5以上2.5未満
×:平均点1.0以上1.5未満
(薄皮のかきとり効果)
1点:不満、2点:やや不満、3点:どちらともいえない、4点:やや満足、5点:満足
という判定基準で評価してもらい、得られた点数をもとに平均値を算出し、以下の基準で評価した。
○:平均点3.0以上
△:平均点2.0以上3.0未満
×:平均点2.0未満
(マッサージ後の粒残り)
1点:不満、2点:やや不満、3点:どちらともいえない、4点:やや満足、5点:満足という判定基準で評価してもらい、得られた点数をもとに平均値を算出し、以下の基準で評価した。満足度が高いほど、粒残りが少ないことを示す。
○:平均点4.0以上
△:平均点2.0以上4.0未満
×:平均点2.0未満
Figure 2013212996
表1の結果から、JIS標準篩の20メッシュの篩を通過する粒度を有するスクラブ剤を含有する実施例の組成物では、唇の痛みがないにもかかわらず、薄皮のかきとり効果も高く、さらにマッサージ後の粒残りもない。一方、JIS標準篩の10メッシュ(目開き1.70mm)の篩を通過し、20メッシュを通過しないスクラブ剤を使用した比較例1では、粒子径が大きすぎるために、唇に対する刺激が強くなりすぎる傾向があることが分かった。
実施例1と2の比較から、同じソルビトールであっても粒度が細かいスクラブ剤を使用した方が、唇に対する痛みが改善されるだけでなく、粒度が細かいと溶解速度が速くなるためかマッサージ後の粒残りも少なくなる傾向がある。
実施例1と実施例7の比較、実施例2と実施例3〜6の比較から、同じ粒度であっても溶解度が高いスクラブ剤を使用した方が、マッサージ後の粒残りも少なくなる傾向がある。
実施例2と3の比較から、ソルビトールとスクロースは20℃での溶解度がほぼ等しいが、37℃での溶解度がソルビトールの方が高いため、マッサージ後の粒残りも少なくなる傾向がある。
なお、実施例では検討しなかったが、ラクチトールとキシリトールの溶解度は以下のとおりである。
ラクチトールの溶解度:125g/100ml(20℃)、220g/100ml(37℃)
キシリトールの溶解度:160g/100ml(20℃)、260g/100ml(37℃)
よって、これらの糖類でもソルビトールと同様にマッサージ後の粒残りは大きく改善できる。
本発明の唇薄皮除去用組成物は、唇の薄皮を取り除き、唇をつるつるにする効果が高く、また、拭き取りや水での洗い流しの不要であり、スクラブ入りのリップクリームやリップゴマージュとして好適に使用することができる。

Claims (10)

  1. JIS標準篩の20メッシュの篩を通過する粒度を有するスクラブ剤を含有する唇薄皮除去用組成物。
  2. スクラブ剤が糖類である請求項1記載の唇薄皮除去用組成物。
  3. スクラブ剤の平均粒子径が75〜600μmである請求項1または2記載の唇薄皮除去用組成物。
  4. スクラブ剤の平均粒子径が75〜250μmである請求項1または2記載の唇薄皮除去用組成物。
  5. スクラブ剤の20℃の水に対する溶解度が100〜400g/100mlである請求項1〜4のいずれかに記載の唇薄皮除去用組成物。
  6. スクラブ剤の37℃の水に対する溶解度が200g/100ml以上である請求項1〜5のいずれかに記載の唇薄皮除去用組成物。
  7. スクラブ剤の、20℃の水に対する溶解度に対し、37℃の水に対する溶解度の割合が1.2以上である請求項1〜6のいずれかに記載の唇薄皮除去用組成物。
  8. 糖類が糖アルコールである請求項2〜7のいずれかに記載の唇薄皮除去用組成物。
  9. 糖類がフルクトース、スクロース、ラクチトール、キシリトールまたはソルビトールである請求項2〜8のいずれかに記載の唇薄皮除去用組成物。
  10. 水の非透過性材料で作製され、薬剤出口の口径が30mm以下の薬剤容器と、該容器に充填された請求項1〜9のいずれかに記載の唇薄皮除去用組成物からなる唇薄皮除去用化粧品。
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