JPH01175919A - 顆粒配合化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は顆粒を配合したマツサージ化粧料あるいはスク
ラブ化粧料に間する。さらに詳しくは、使用後顆粒をす
みやかに除去あるいは消失させる事ができる顆粒配合化
粧料に間する。

〔従来の技術〕

従来より、マツサージ効果を高め、あるいは老化した角
質を除去する目的で、顆粒を配合した化粧料が作られて
いる。

すなわち、塗擦時に顆粒による物理刺激から血行促進効
果を得るマツサージ化粧料や、老化した角質を除去する
ことにより新陳代謝を高めるスクラブ化粧料がある。

通常これらに使用される顆粒として、アプリコツト等植
物の粉砕物、＄温で固体の油剤の顆粒化物、ポリエチレ
ン等合成樹脂の顆粒化物等が挙げられる。これらの顆粒
は、その安定性を確保するために互いに溶解性のない基
剤に配合される必要がある。一般に使用後の除去のしや
すさから、基剤は親水性であり、したがって配合される
顆粒は水に不溶性である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このために、使用中は良好な効果が得ら
れても使用後の処理に難点がある。

すなわち、これらの顆粒は皮膚に対して本質的に異物で
あるため、不必要な刺激を避けるために使用後は完全に
除去する事が好ましいが、水に不溶性のため、濡れタオ
ル等でふきとった際、そのタオルに顆粒が入り込み、洗
い落としにくい、また、洗顔時等にあやまって顆粒を目
に入れてしまった場合危険である。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らはかかる事情に鑑がみ鋭意研究した結果、ｗ
ｉ類あるいは糖アルコール類の結晶物が良好なマツサー
ジ効果及び角質除去効果を持つ事。

親水性非水系ゲル中に配合する事により安定性が確保さ
れる事、さらに、洗い落としが容易であるばかりか、ふ
きとり用の化粧水等との接触により顆粒がすみやかに消
失する事を見いだし、本発明を完成するに至った。

すなわち本発明は、水に易溶性の顆粒を親水性基剤に配
合してなる、安全性、使用性、安定性に優れた顆粒配合
化粧料を提供するものである。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明で使用される顆粒は、マルトース、シヨ糖、ブド
ウ糖、ソルビタン等の糖類段Ｕ、マンニトール、キシリ
トール、ソルビトール、ペンタエリスリトール等の糖ア
ルコール類の一般的な製法による結晶物であり、水に易
溶性である。その平均粒径は０．０５〜１．０ａ＊で、
好ましくは０．１〜０．２Ｎである。　Ｏ，ＯＳ−以下
のものは角質剥離効果やマツサージ効果など本発明の目
的とする効果が発揮されない、また、粒径が１−を越え
ると使用時に違和感を生じる。

本発明において配合される顆粒は、配合してなる化粧料
の０．５〜２０．０１Ｅ量％であり、好ましくは１．０
〜５．０％である。０．５重量％未溝では、微小平均粒
径物の場合と同様に、その効果が発揮されず、また２０
．０重量％以上の場合は違和感を生じる。

一方基剤となる親水性非水系ゲルは、ＨＬＢ９以上の非
イオン界面活性剤と、分子内に２個以上の水酸基を有す
る多価アルコール及び油剤からなる水を全く含まないゲ
ルであり、水との接触により容易に乳化する０本発明で
用いられる非イオン界面活性剤として、ポリグリセリン
高級脂肪酸エステル、ショ糖高級脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油等が挙げられる。また、多価アルコールは
、アルキレングリコール、ポリアルキレングリコール、
グリセリン等である。油剤は、炭化水素類、動植物油、
エステル類等から任意に選択する。

〔実施例〕

次に実施例を示すが、本発明がこの実施例により限定さ
れるものではない。

実施例１　マツサージ及びスクラブ料 ａ　デカグリセリンモノオレエート　　　５．Ｏｂ　グ
リセリン　　　　　　　　　　　　５．ＯＣスクワラン
　　　　　　　　　　　８８．Ｏｄ　無水結晶マルトー
ス　　　　　　　　２．０（１１法） ａとｂを混合後Ｃを徐々に加え攪はんし、ゲル化物をつ
くる。これにｄを分散混合する。

実施例２ ａ　ポリオキシエチレン（４０Ｅ、０．）硬化ヒマシ油
１２．０ ｂ　グリセリン　　　　　　　　　　　２４．ＯＣ２−
エチルヘキサン酸トリグリセリド６０．８ ｄ　香料　　　　　　　　　　　　　　　　０．２ｅ　
ショ＄１！　　　　　　　　　　　　　　　　　　３．
０（１１法） ａにｂを混合後、ｃ、ｄを徐々に加えて攪はんしゲル化
物をつくる。これにｅを分散混合する。

実施例３ ａ　デカグリセリンモノステアレー）　　　１０．Ｏｂ
　グリセリン　　　　　　　　　　　２０．ＯＣ流動パ
ラフィン　　　　　　　　　　６３．Ｏｄ　ブドウ糖　
　　　　　　　　　　　　　７．０製法については実施
例１と同様である。

実施例４ ａ　ポリオキシエチレン七チルエーテル　　５．Ｏｂｌ
、３−ブチレングリコール　　　　　５．ＯＣスクワラ
ン　　　　　　　　　　　８９．０ｄ　ブドウ糖　　　
　　　　　　　　　　　１．０製法については実施例１
と同様である。

実施例２〜４についても実施例１と同様に良好なマツサ
ージ効果、角質除去効果を示し、また、その顆粒は除去
しやすかった。

〔発明の効果〕

本発明によって提供する化粧料は水に易溶性の顆粒を親
水性基剤に配合するもので、良好なマツサージ効果、角
質除去効果の他、使用後濡れタオル等でふきとった際に
除去が容易である事、ふきとり用化粧水等の接触により
顆粒がすみやかに消失する事、あやまって顆粒を目に入
れてしまった場合でもその水溶性により安全である事等
の特長を有する。

本発明化粧料の効果を明らかにするため、下記の使用試
験を行った。実施例１に示されるマツサージ料とアプリ
コツトの粉砕物あるいはポリビニールの顆粒化物をクリ
ームに分散させた従来のマツサージ料（比較例１，２）
を用い、年齢２５〜５０才の一般女性３０名を対象とし
て１力月の使用試験を行った結果を表１に示した。

比較例１ （製法） ＡとＢをそれぞれ８０〜８５℃に加温し、ＢｆｔＡに加
えて乳化し、３５℃まで冷却した後Ｃを均一に分散させ
る。

比較例２ 比較例１におけるアプリコツト粉砕物をポリビニール顆
粒化物に置き換えた物とした。

評価項目としては〜、マツサージ効果、スクラブ効果く
角質除去効果）、皮膚刺激性、違和感、使用後の顆粒の
除去しやすさをもって行い、下記の評価基準に従って評
価した。

良いと答えた人が２０名以上　　　Ｏ 良いと答えた人が１０〜１９名　　△ 良いと答えた人が９名以下　　　　ｘ 表１に示した結果より、本発明化粧料はマツサージ効果
、角質除去効果ににおいては従来品と比較して遜色なく
、また水溶性の顆粒を配合することにより特に使用後の
除去について優れており、これまでにない新しい使用感
が得られる化粧料であると評価された。

表１

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）糖類または糖アルコール類の結晶物である顆粒を
   親水性非水系ゲル中に分散してなる顆粒配合化粧料
2. （２）親水性非水系ゲルが、ＨＬＢ９以上の非イオン界
   面活性剤と、分子内に２個以上の水酸基を有する多価ア
   ルコール及び油剤からなる水を全く含まないゲルである
   特許請求の範囲（１）の顆粒配合化粧料