JP2013212905A - エレベータのかご操作盤およびそのフェースプレートの取り外し方法 - Google Patents

エレベータのかご操作盤およびそのフェースプレートの取り外し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、フェースプレートの周面の裏面側角部を面取りし、フェースプレートと収納箱との固定を当該面取り部からの操作により解除可能な構造とし、フェースプレートの取り外し作業を簡略化できるとともに、フェースプレート表面から固定ねじや鍵を無くし、意匠性を高めることができるエレベータのかご操作盤を得る。
【解決手段】ストッパ28が、フェースプレート9の裏面に締着固定され、固定ピン19が折り曲げ片30に形成されたスリット32内に収容されている。ガイド溝27が折り曲げ片30と交差するようにガイド部26に形成されている。そして、面取り部33がフェースプレート9の下端面の裏面側角部を面取りして形成され、ガイド溝27の開口の臨む隙間を形成している。そこで、取り外し治具を隙間から差し込んでガイド溝27に押し込むことで、折り曲げ片30が押し曲げられ、固定ピン19による係止が解除される。
【選択図】図4

Description

この発明は、エレベータのかご操作盤およびそのフェースプレートの取り外し方法に関するものである。
従来のエレベータの運転操作盤は、一方に開口部を有する収納箱と、収納箱の開口部を閉塞するフェースプレートと、フェースプレートに設けられた開戸と、開戸の内側に設けられ、フェースプレートを収納箱に着脱自在とするねじ式固定手段と、収納箱内の所定位置に固定された係止部と、係止部より収納箱の厚さ方向奥側のフェースプレートに、係止部から所定距離離間して設けられ、フェースプレートの手前側への移動に伴い、係止部に係止される係止高さ位置と、係止部と干渉しない解放高さ位置との間で選択的に上下動されるストッパと、を備え、フェースプレート表面の固定ねじを廃止するとともに、悪戯によるフェースプレートの取り外しを防止していた(例えば、特許文献1参照)。
このように構成された従来のエレベータの運転操作盤において、フェースプレートを取り外すには、まず、開戸を開けて、ねじ式固定手段によるフェースプレートと収納箱との固定を解除する。ついで、フェースプレートを手前側に引っ張り、ストッパを係止部に係止させて、フェースプレートとかごの壁との間に隙間を形成する。ついで、その隙間から操作して、ストッパを解放高さ位置に動かす。そこで、フェースプレートを手前側に引っ張り、フェースプレートを取り外していた。
特許第2666649号公報
従来のエレベータの運転操作盤では、フェースプレートを取り外すには、開戸を解錠して開け、ねじ式固定手段によるフェースプレートと収納箱との固定を解除し、その後フェースプレートを手前側に引いて隙間を形成し、その隙間からストッパを解放高さ位置まで動かす必要があり、フェースプレートの取り外し作業が極めて煩雑となるという課題があった。また、ねじ式固定手段が開戸の内側に設けられているが、開戸を施錠する鍵がフェースプレートの意匠面にあり、意匠性が低下するという課題もあった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、フェースプレートの周面の裏面側角部を面取りし、フェースプレートと収納箱との固定を当該面取り部からの操作により解除可能な構造とし、フェースプレートの取り外し作業を簡略化できるとともに、フェースプレート表面から固定ねじや鍵を無くし、意匠性を高めることができるエレベータのかご操作盤およびそのフェースプレートの取り外し方法を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータのかご操作盤は、一面を開口とする箱状に形成された収納箱と、上記収納箱の開口を塞口するフェースプレートと、上記収納箱の所定位置に固定され、該収納箱の深さ方向と直交する係止面を有する係止部材と、上記フェースプレートの裏面に配設され、上記係止面から上記収納箱の深さ方向の奥側に所定距離離間する被係止部を有し、該フェースプレートの手前側への移動に伴って該被係止部が該係止面に係止され、該フェースプレートの該係止面と平行な方向への移動により該係止面による係止が解除される外れ止めと、上記収納箱の内周壁面の所定位置に該収納箱の深さ方向と直交するように立設された固定ピンと、弾性を有する金属板を基部、折り曲げ部および折り曲げ片からなるくの字状に成形して構成され、スリットが該折り曲げ部の延在方向と直交して該基部側から該折り曲げ部を超えて該折り曲げ片側に延設され、該折り曲げ部を外方に向けて、かつ上記固定ピンを該スリット内に収納するように、該基部を上記フェースプレートの裏面に固着して配設され、該フェースプレートの手前側への移動に伴って該スリットの底部が該固定ピンに当接して係止され、該折り曲げ片を該折り曲げ部を中心として該基部側に弾性変形して該固定ピンを該スリットから引き出して該固定ピンによる係止が解除されるストッパと、上記折り曲げ部の延在方向と直交し、かつ上記折り曲げ片と交差するように上記フェースプレートの裏面に配設され、ガイド溝が該折り曲げ部の延在方向から見て該折り曲げ部の外側に開口し、該折り曲げ片と交差して上記基部と上記折り曲げ片との間の領域に延在するように形成されたガイド部と、上記フェースプレートの周面の裏面側角部を面取りして形成され、上記ガイド溝の開口に臨む隙間を構成する面取り部と、を備えている。
この発明によれば、フェースプレートの手前側の移動時に、ストッパに形成されたスリットの底部が固定ピンに当接し、かつ外れ止めの被係止部が係止部材の係止面に当接し、フェースプレートの手前側の移動が阻止される。そこで、固定用ねじや固定用ねじを収容する開戸が不要となり、フェースプレート表面から固定ねじや鍵を無くし、意匠性を高めることができる。さらに、フェースプレートの取り付け/取り外し時に、固定ねじの着脱や開戸の施錠/解錠が不要となり、フェースプレートの取り付け/取り外し作業が簡易となる。
フェースプレートの周面の裏面側角部を面取りしてガイド溝の開口に臨む隙間を形成しているので、当該隙間から取り外し治具を差し込んでガイド溝に押し込むことで、ストッパの折り曲げ片を弾性変形させ、固定ピンによる係止を解除することができる。したがって、フェースプレートを簡易に取り外すことができる。
この発明の一実施の形態に係るエレベータのかご室の出入り口をかご室の内側から見た図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータのかご操作盤を示す正面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 図2のIV−IV矢視断面図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータのかご操作盤における固定構造を説明する図である。 この発明の一実施の形態に係るエレベータのかご操作盤におけるフェースプレートの取り外し方法を説明する工程断面図である。
以下、本発明のエレベータのかご操作盤およびそのフェースプレートの取り外し方法の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るエレベータのかご室の出入り口をかご室の内側から見た図、図2はこの発明の一実施の形態に係るエレベータのかご操作盤を示す正面図、図3は図2のIII−III矢視断面図、図4は図2のIV−IV矢視断面図である。図5はこの発明の一実施の形態に係るエレベータのかご操作盤における固定構造を説明する図であり、図5の(a)はガイド部材を示し、図5の(b)はストッパを示し、図5の(c)はガイド部材とストッパの組み立て状態を示している。図6はこの発明の一実施の形態に係るエレベータのかご操作盤におけるフェースプレートの取り外し方法を説明する工程断面図である。なお、図2、図3および図6では、説明の便宜上、フェースプレートに配設されている釦類を省略している。
図1において、かご室1は、かご床2と、かご床2上の三方に立設され、かご室1内を昇降路に対して隔離する側壁3と、側壁3の上部を塞口する天井4と、乗り場との間で利用者の乗降を行う出入り口の戸5と、出入り口の側部に設けられた袖壁6と、出入り口の上部に設けられた上板7と、袖壁6に設けられたかご操作盤8と、を備えている。かご操作盤8のフェースプレート9には、かごの行先階表示部10、行先階釦11、非常時に使用する非常釦12などが配設されている。
つぎに、かご操作盤8の構造について図2乃至図5を参照しつつ説明する。
かご操作盤8は、図2に示されるように、直方体の一面を開口とする収納箱15と、収納箱15の開口より大きい、所定厚みを有する矩形平板状に作製され、開口を塞口するように収納箱15に取り付けられるフェースプレート9と、を備える。
収納箱15は、図3に示されるように、開口をかご室1内に向けて袖壁6の開口部に挿入され、開口縁部が袖壁6の表面と面一となるように袖壁6に固着されている。係止部材としての折り返し片17が、収納箱15の上板16aの縁部の幅方向中央部から直角に下方に所定長さ延出させて形成されている。折り返し片17の底板16d側に面する面が係止面となる。支持ピン18が、軸方向を幅方向として、収納箱15の相対する2つの側板16bのそれぞれの内壁面に相対するように立設されている。具体的には、支持ピン18は、各側板16bの上部側および下部側の深さ方向中央に立設されている。3つの固定ピン19が、軸方向を上下方向として、収納箱15の下板16cの内壁面の幅方向の中央およびその両側の深さ方向中央に立設されている。なお、収納箱15における幅方向は図2中左右方向(収納箱15の矩形の開口の短手方向)であり、上下方向は図2中上下方向(収納箱15の矩形の開口の長手方向)であり、深さ方向は図3中左右方向である。
外れ止め20は、図3に示されるように、矩形平板状の鋼板に塑性変形の曲げ加工を施し、一対の折り曲げ片20b、20cが基部20aの両端から直角に、かつ逆側に延出する略Z状に作製されている。外れ止め20は、折り曲げ片20cが基部20aから上方に延出するように、折り曲げ片20bを固定具35により締着固定されてフェースプレート9の裏面の上部側の幅方向中央部に取り付けられている。なお、外れ止め20は、フェースプレート9を収納箱15に取り付けた際に、折り曲げ片20cが折り返し片17と収納箱15の深さ方向の奥側に所定距離離間するようにフェースプレート9の裏面に取り付けられている。折り曲げ片20cが被係合部となる。また、フェースプレート9における幅方向は図2中左右方向(フェースプレート9の矩形平板状の短手方向)であり、上下方向は図2中上下方向(フェースプレート9の矩形平板状の長手方向)である。
押さえ板22は、図2および図3に示されるように、矩形平板状の鋼板に塑性変形の曲げ加工を施し、折り曲げ片22bが基部22aの一端から直角に延出するL字状に作製されている。そして、案内溝23が溝方向を折り曲げ片22bの延出方向として折り曲げ片22bの延出端に開口するように形成されている。そして、押さえ板22は、折り曲げ片22bを外側に向けて、基部22aを固定具35により締着固定されて、フェースプレート9の裏面の幅方向両側の上部側および下部側に取り付けられている。
なお、押さえ板22は、フェースプレート9を収納箱15に取り付けた際に、折り曲げ片22bが側板16bに接近し、支持ピン18が案内溝23内に収納されるようにフェースプレート9の裏面に取り付けられている。また、押さえ板22は、外れ止め20の折り曲げ片20cが折り返し片17に接したときに、支持ピン18が案内溝23から抜け出るように形成されている。
そして、固定用ばね21が、図3に示されるように、端部21aを基部22aとフェースプレート9との間に締着固定され、その先端側の断面略くの字状の支持部21bを案内溝23に沿わせてフェースプレート9の裏面に取り付けられている。押さえ板22と固定用ばね21は、フェースプレート9を収納箱15に取り付けた際に、案内溝23内に収納された支持ピン18を案内溝23の内壁面と支持部21bとの間に挟み込んで弾性固定できるように構成されている。なお、固定用ばね21および押さえ板22がばね式固定部材を構成する。
ガイド部材24は、図5の(a)に示されるように、矩形平板状の基部25と、基部25の表面の長手方向中央に直角に立設され、基部25の短手方向の一端から他端を超えて延在するガイド部26と、を備える。ガイド溝27が、ガイド部26の基部25からの延出部の基部25側の側面に開口し、基部25から離れるに従い基部25の短手方向の一端側に変位するように形成されている。
ストッパ28は、図5の(b)に示されるように、矩形平板状のばね鋼板に塑性変形の曲げ加工を施し、基部29と、基部29の端部から鋭角に曲げられた折り曲げ片30と、からなる断面くの字状に作製されている。3つのスリット32が、それぞれ、溝方向を基部29と折り曲げ片30との間の折り曲げ部31の延在方向と直交するように、基部29から折り曲げ部31を超えて折り曲げ片30の先端側に至るように形成されて、折り曲げ部31の延在方向に配列されている。
ガイド部材24とストッパ28は、図5の(c)に示されるように、ガイド部26の基部25からの延出部が中央のスリット32内に挿入されるように基部25と基部29とを重ねられ、図4に示されるように固定具35により締着固定されて、フェースプレート9の裏面の下部側の幅方向中央に取り付けられている。そして、図4に示されるように、基部29と折り返し片30とのなす角度βが、基部25の表面とガイド溝27とのなす角度αより大きくなっており、折り曲げ部31の延在方向の外方から見て、ガイド溝27と折り返し片30とが交差している。
ここで、ガイド部材24とストッパ28は、フェースプレート9を収納箱15に取り付けた際に、固定ピン19がそれぞれスリット32内に挿入されるようにフェースプレート9の裏面に取り付けられている。また、固定ピン19とスリット32は、フェースプレート9を収納箱15の深さ方向の開口側に移動させた際に、固定ピン19がスリット32の底部に当たり、フェースプレート9のそれ以上の移動を阻止し、折り曲げ片30を折り曲げ部31を中心として基部29側に弾性変形させた際に、固定ピン19がスリット32から抜け、固定ピン19によるストッパ28の係止を解除できるように構成されている。
面取り部33が、フェースプレート9の周面である下端面の裏面側角部の幅方向中央部を面取りして形成されている。この面取り部33は、幅方向に関し、ストッパ28の中央のスリット32を内包する大きさを有している。また、面取り部33の裏面側端部が収納箱15の下板16cより上方に位置し、収納箱15の開口に臨む微小な隙間を形成している。そして、ガイド溝27が面取り部33の傾斜面の延長線上に位置している。
このように構成されたがご操作盤8においては、フェースプレート9を取り付けるには、外れ止め20の折り曲げ片20cを折り返し片17の下を通して収納箱15内に入れて、フェースプレート9を収納箱15の開口を塞ぐように袖壁6に押し付ける。
そこで、固定用ばね21は、支持ピン18により支持部21bを押し広げられながら収納箱15の底板16d側に移動し、支持ピン18が案内溝23内に挿入される。そして、支持ピン18がくの字状の支持部21bの屈曲部を乗り越えると、押し広げられていた支持部21bが復元し、支持ピン18がフェースプレート9側に引きつけられる。これにより、支持ピン18が支持部21bと案内溝23の内壁面との間に弾性固定され、フェースプレート9の裏面が袖壁6に押し付けられ、収納箱15の開口が隙間無く塞口される。
一方、ストッパ28は、固定ピン19により折り曲げ片30を弾性変形されられながら収納箱15の底板16d側に移動する。そして、固定ピン19が、スリット32の底部に到達すると、折り曲げ片30が復元する。これにより、固定ピン19がスリット32内に挿入される。
このように収納箱15に取り付けられたフェースプレート9は、支持ピン18が支持部21bと案内溝23の内壁面との間に挟み込まれて弾性固定されているので、フェースプレート9の上下方向に移動が規制される。押さえ板22が折り曲げ片22bを一対の側板16bのそれぞれに近接させてフェースプレート9の裏面に固定されているので、フェースプレート9の左右方向に移動が規制される。断面略くの字状に形成された支持部21bの復元力が支持ピン18をフェースプレート9側に引きつけるように作用するので、フェースプレート9が袖壁6に押し付けられ、フェースプレート9と袖壁6との間の隙間がなくなる。フェースプレート9を手前側に引っ張ると、上部側では、外れ止め20の折り曲げ片20cが折り返し片17に当たり、下部側では、スリット32の底部が固定ピン19に当たり、悪戯によるフェースプレート9の取り外しが阻止される。
つぎに、フェースプレート9を収納箱15から取り外す方法について図6を参照しつつ説明する。図6において、取り外し治具36は、薄い鋼板に塑性変形の折り曲げ加工を施し、J字状の取っ手37と、矩形平板状の差し込み部38と、を備える。
まず、図6の(a)に示されるように、取っ手37を把持し、差し込み部38を面取り部33の傾斜面に沿って収納箱15の開口に臨む微小な隙間に差し込む。そして、図6の(b)に示されるように、差し込み部38を面取り部33の傾斜面上を摺動させつつ矢印Aの方向に押し込む。差し込み部38はガイド溝27内に入り込み、折り曲げ片30を押し上げつつガイド溝27の底部側に押し込まれる。これにより、折り曲げ片30は、折り曲げ部31を中心として矢印B方向に押し曲げられ、スリット32の底部の高さ位置が固定ピン19の頭部より高くなり、固定ピン19によるストッパ28の係留が解除される。
ついで、図6の(c)に示されるように、取り外し治具36をフェースプレート9とともに矢印C方向に引き、外れ止め20の折り曲げ片20cが折り返し片17に当たるまでフェースプレート9を手前側に移動させる。これにより、固定用ばね21と押さえ板22とによる支持ピン18の弾性固定が解除され、支持ピン18が案内溝23から抜け出る。そこで、外れ止め20の折り曲げ片20cが折り返し片17より低くなるまで取り外し治具36をフェースプレート9とともに下げ、その後取り外し治具36をフェースプレート9とともに手前側に引いて、フェースプレート9を取り外す。
このように、かご操作盤8は、固定用ねじを用いることなく、悪戯によりフェースプレート9の取り外しを阻止することができる。そこで、固定用ねじをフェースプレート9の意匠面に設ける必要が無く、固定用ねじを隠すための開戸をフェースプレート9に設ける必要が無く、意匠性に優れたかご操作盤8を実現できる。
固定用ねじや開戸が無いので、フェースプレート9の取り付け/取り外し作業に、ねじの着脱作業や開戸の施錠/解錠作業が不要となり、フェースプレート9の取り付け/取り外し作業が簡易となる。
くの字状のストッパ28が、折り曲げ部31を下方に向けて基部29をフェースプレート9の裏面下端側に締着固定して取り付けられ、収納箱15の下板16cの内壁面から上下方向に立設された固定ピン19が折り曲げ片30に形成されたスリット32内に挿入されている。そして、フェースプレート9の収納箱15の深さ方向の手前側への移動が、固定ピン19がスリット32の底部に当接して規制される。また、折り曲げ片30を折り曲げ部31を中心として基部29側に曲げると、固定ピン19がスリット32から抜け出し、フェースプレート9の収納箱15の深さ方向の手前側への移動が可能となる。
ガイド部材24が、平板状のガイド部26を折り曲げ部31の延在方向と直交させ、かつ折り曲げ片30と交差させて、基部25をフェースプレート9の裏面に締着固定して取り付けられる。ガイド溝27が、折り曲げ部31の下方でフェースプレート9側に開口し、折り曲げ部31の延在方向から見て、その開口から基部29と折り曲げ片30との間の領域に至る直線状の溝形状にガイド部26に形成されている。さらに、面取り部33がフェースプレート9の下端の裏面側角部を面取りして形成され、ガイド溝27の開口に臨む隙間が構成される。
そこで、取っ手37の差し込み部38を面取り部33により形成された隙間からガイド溝27内に押し込むだけで、固定ピン19による係止を解除でき、フェースプレート9の取り外し作業が簡易となる。
さらに、ガイド溝27が面取り部33の傾斜面の延長線上に位置しているので、差し込み部38を面取り部33の傾斜面上を摺動させつつ差し込むだけで、差し込み部38をガイド溝27内に確実に押し込むことができ、フェースプレート9の取り外し作業がより簡易となる。
なお、上記実施の形態では、外れ止め、固定用ばね、押さえ板、ガイド部材、ストッパを固定具によりフェースプレートの裏面に締着固定するものとしているが、これらの部材のフェースプレートへの固定手段はこれに限定されず、例えば溶接でもよい。
また、上記実施の形態では、フェースプレートを下方に下げて折り返し片と外れ止めの折り曲げ片との係合を解除するものとしているが、折り返し片と折り曲げ片との係合を解除させるためのフェースプレートの移動方向は下方に限定されず、折り曲げ片が当接する折り返し片の係止面と平行な方向であればよい。
また、上記実施の形態では、収納箱の上板の縁部から下方に延在させた折り返し片を係止部材としているが、係止部材はこれに限定されず、例えば収納箱の底板から開口側に延出させ、その後折り曲げて下方に延在させて係止部材としてもよい。
また、上記実施の形態では、収納箱の上板の縁部から下方に延在させて折り返し片を形成するものとしているが、折り返し片の形成位置はこれに限定されず、収納箱の一方の側板の縁部から他方の側板側に延在させて折り返し片を形成してもよい。
また、上記実施の形態では、支持ピンを収納箱の側板の内壁面に収納箱の深さ方向と直交するように立設するものとしているが、支持ピンは上板および下板の内壁面に収納箱の深さ方向と直交するように立設してもよい。
また、上記実施の形態では、固定ピンを収納箱の下板の内壁面に収納箱の深さ方向と直交するように立設するものとしているが、固定ピンは側板の内壁面に収納箱の深さ方向と直交するように立設してもよい。
9 フェースプレート、15 収納箱、17 折り返し片(係止部材)、18 支持ピン、19 固定ピン、20 外れ止め、20c 折り曲げ片(被係止部)、21 固定用ばね(ばね式固定部材)、22 押さえ板(ばね式固定部材)、26 ガイド部、27 ガイド溝、28 ストッパ、29 基部、30 折り返し片、31 折り返し部、32 スリット、33 面取り部、36 取り外し治具、38 差し込み部。

Claims (4)

  1. 一面を開口とする箱状に形成された収納箱と、
    上記収納箱の開口を塞口するフェースプレートと、
    上記収納箱の所定位置に固定され、該収納箱の深さ方向と直交する係止面を有する係止部材と、
    上記フェースプレートの裏面に配設され、上記係止面から上記収納箱の深さ方向の奥側に所定距離離間する被係止部を有し、該フェースプレートの手前側への移動に伴って該被係止部が該係止面に係止され、該フェースプレートの該係止面と平行な方向への移動により該係止面による係止が解除される外れ止めと、
    上記収納箱の内周壁面の所定位置に該収納箱の深さ方向と直交するように立設された固定ピンと、
    弾性を有する金属板を基部、折り曲げ部および折り曲げ片からなるくの字状に成形して構成され、スリットが該折り曲げ部の延在方向と直交して該基部側から該折り曲げ部を超えて該折り曲げ片側に延設され、該折り曲げ部を外方に向けて、かつ上記固定ピンを該スリット内に収納するように、該基部を上記フェースプレートの裏面に固着して配設され、該フェースプレートの手前側への移動に伴って該スリットの底部が該固定ピンに当接して係止され、該折り曲げ片を該折り曲げ部を中心として該基部側に弾性変形して該固定ピンを該スリットから引き出して該固定ピンによる係止が解除されるストッパと、
    上記折り曲げ部の延在方向と直交し、かつ上記折り曲げ片と交差するように上記フェースプレートの裏面に配設され、ガイド溝が該折り曲げ部の延在方向から見て該折り曲げ部の外側に開口し、該折り曲げ片と交差して上記基部と上記折り曲げ片との間の領域に延在するように形成されたガイド部と、
    上記フェースプレートの周面の裏面側角部を面取りして形成され、上記ガイド溝の開口に臨む隙間を構成する面取り部と、を備えていることを特徴とするエレベータのかご操作盤。
  2. 上記ガイド溝が、上記面取り部の傾斜面の延長線上に位置していることを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご操作盤。
  3. 上記収納箱の内周壁面の所定位置に該収納箱の深さ方向と直交するように立設された支持ピンと、
    上記フェースプレートの裏面に配設され、上記支持ピンを挟み込み、該フェースプレートの手前側の移動を弾性的に規制するばね式固定部材と、を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータのかご操作盤。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベータのかご操作盤のフェースプレートの取り外し方法において、
    取り外し治具の平板状の差し込み部を上記面取り部により形成された上記隙間から差し込んで上記ガイド溝の開口から該ガイド溝内に押し込み、上記折り曲げ片を上記基部側に弾性変形させて上記固定ピンを上記スリットから引き出し、該固定ピンによる係止を解除することを特徴とするエレベータのかご操作盤のフェースプレートの取り外し方法。
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