JP2014009072A - 操作盤プレートの取り外し方法、操作盤取り外し治具及び操作盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの乗り場操作盤の操作盤プレートを容易に取り外すことができ、保守作業を効率的に行えるようにする。
【解決手段】エレベータ乗り場10の建屋壁1に操作盤ケース4が設置され、当該操作盤ケース4の建屋壁1の表面側が操作盤プレート4によって蓋され、当該操作盤プレート4が操作盤ケース4内で板バネ41a,41bにより弾性的に保持されたエレベータ操作盤3の操作盤プレート4を取り外し方法であって、予め操作盤プレート4の端縁(下端31c)の建屋壁1側の面に切欠き31aを形成しておき、切欠き31aに取り外し治具7の操作用突起72を引っ掛け、当該操作用突起72を引っ掛けた状態で当該治具7を引っ張り、操作盤プレート4を板バネ41a,41bの保持力から開放して操作盤ケース4から取り外すようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、エレベータの乗り場操作盤の操作盤プレートの取り外し方法、操作盤取り外し治具及び操作盤に係り、特に、エレベータの乗り場に設置され、ユーザが操作するための操作盤プレートの取り外し方法、この方法を実施する際に使用される操作盤取り外し治具、及び当該治具によって取り外される操作盤に関する。
近年、機械室レスエレベータが主流となっている。このような機械室レスエレベータにおいて、ブレーキなどのエレベータ機器の保守点検を行う場合、作業者の安全を確保するため昇降路外から機器の状態を確認する点検作業が増えている。他方、昇降路内の制御盤から敷設される保全用の専用ケーブルは、乗り場近傍に設けられた操作盤プレート奥に設置される操作盤ケース内部に収納されており、点検作業では、前記保全用ケーブルを用いて特殊な運転を行い、あるいはエレベータ制御回路の短絡、さらには保全端末の操作を行う。その際、点検作業者は操作盤プレートを取り外し、操作盤ケース内部の保全用ケーブルに前記保全端末を接続し、当該保全端末を操作することが必要になる。
このような取り外しの技術としては、エレベータの乗り場操作盤を取り外すためのものではないが、特開平7−124872号公報(特許文献1)に記載された発明が知られている。この発明は、多数のモジュールが隣接して取り付けられる場合において、モジュールの取り外しを容易に行えるようにすることを目的とし、モジュールに引っ掛けるためモジュール取り外し治具の先端を細くし、湾曲させた引っ掛け部を設け、他端を大きい湾曲を有する引出し部として形成し、引っ掛け部をモジュールの側壁の開口に引っ掛けて取り外し方向に力を加えることによってモジュールを容易に引き出すことができるようにしたものである。具体的には、先端が細く形成された平板状部材であって、先端を少なくとも90°曲げた引っ掛け部と、他端を少なくとも90°以上曲げて構成した引出し部と、を有するモジュール取り外し治具が提案されている。
特開平7−124872号公報
エレベータの乗り場側の操作盤は、乗り場の表側に面した操作盤プレートと建屋壁に埋設された操作盤ケースとから構成されている。操作盤プレートは、当該操作盤プレートに設けられた板状の爪部を弾性変形させて容易には開けることのできない板バネで操作盤ケースに保持されている。このような構成で、エレベータの保全作業を安全かつ容易に実施するために、エレベータ乗り場側の操作盤ケース内部に収納された保全用ケーブルに保全端末を接続して特殊な運転を行わせ、あるいはエレベータ制御回路を短絡させ、その他の保全作業のために保全端末を操作するが、そのためには、乗り場側の操作盤プレートを取り外す必要がある。
前述のように操作盤プレートは板バネからなる爪部によって操作盤ケースに弾性的に保持されていること、操作盤プレートの厚さ数mmであり、操作盤プレートの表面は前記厚さ分しか突出していないこと、などから、エレベータの保守員が保守作業のために操作盤プレートを開ける作業を行う場合、操作盤プレートと建屋壁との僅かな隙間にドライバを差し込んでこじ開けるようにしていた。このようにドライバを使用してこじ開けると、建屋壁あるいは操作盤ケースの縁部を傷付けることがあった。
他方、前述の公知例では、モジュール取り外し治具によってモジュールの取り外しを容易に行えるように意図されているが、取り外し対象がスナップフィットによってベース上に取り付けられているモジュールであって、しかもモジュールの側壁に設けられた開口の縁部の前記側壁を挟み込むようにして引っ掛け、側壁と平行な方向に引き出すように構成されている。そのため、エレベータの乗り場側の操作盤のように建屋壁との間に先端を挿入し、操作盤を操作盤表面と直交する方向に引き出すことは難しかった。
このようなことから、保守員が手の指先だけで操作盤プレートを開けることも行われているが、指先のみの力で開けることとなるので開けるのは容易ではなかった。また、開ける際に指先を痛めることも想定され、操作盤プレート部の周囲の建屋壁との壁際を汚してしまうことも考えられた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、エレベータの乗り場操作盤の操作盤プレートを容易に取り外すことができ、保守作業を効率的に行えるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、エレベータ乗り場の壁面に操作盤ケースが設置され、当該操作盤ケースの前記壁面の表面側が操作盤プレートによって蓋され、当該操作盤プレートが前記操作盤ケース内で保持手段により弾性的に保持されたエレベータ操作盤の前記操作盤プレートを取り外す操作盤プレートの取り外し方法であって、予め前記操作盤プレートの端縁の前記壁面側に位置する裏側の面に被係合部を形成しておき、前記被係合部に取り外し治具の係合部を引っ掛け、前記係合部を引っ掛けた状態で前記操作盤プレートの表面に対して垂直な方向に力を加え、前記操作盤プレートを前記保持手段の保持力から開放して前記操作盤ケースから取り外すことを特徴とする。
本発明によれば、治具を使用してエレベータの乗り場操作盤の操作盤プレートを容易に取り外すことが可能となり、保守作業を効率的に行うことができる。
前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかになる。
操作盤が建屋壁に設けられた一般的なエレベータ乗り場の構成を示す図である。 図1における操作盤のA−A線断面図である。 図1における操作盤のB−B線断面図である。 図2における操作盤の下部の状態を示す要部断面図である。 本発明の実施形態に係る操作盤プレートを引き出す治具の正面図である。 図5に示した治具の平面図である。 図5に示した治具の操作盤プレートを引き出す操作用突起の部分を拡大して示す右側面図である。 図5に示した治具を使用して操作盤プレートを引き出すときの動作を示す動作説明図である。
本発明は、エレベータ乗り場に設置されるエレベータ操作盤の操作盤プレートを、治具を使用して開放し、保守作業を効率よく実施するための操作盤の取り外し方法、及びこの方法を実施するための治具及び操作盤の構造を提案するものである。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は一般的なエレベータ乗り場の状態を示す正面図である。同図において、エレベータ乗り場10には、正面に建屋壁1の開口部1aが設けられ、この開口部1aの奥側にエレベータの乗り場ドア2が開閉可能に設置されている。開口部1aの図において右側の建屋壁1には、エレベータに乗る乗客がエレベータを呼ぶための操作盤(エレベータ操作盤)3が設けられている。
図2は図1における操作盤のA−A線断面図、図3は図1における操作盤のB−B線断面図である。これらの図において、操作盤3はケース(以下、操作盤ケースと称す)4及び操作盤プレート31を含み、操作盤プレート31の裏面側には第1及び第2の一対の爪部34a,34bが設けられている。第1及び第2の爪部34a,34bは板状であり、操作盤プレート31の裏面から垂直に、前記操作盤ケース4の垂直方向の側壁4aに沿うことが可能な位置に設けられている。
乗り場10の建屋壁1の乗り場ドア2の付近の壁面には、操作盤ケース4の装着部1aが開口し、その開口した装着部1aに操作盤ケース4が装着され、建屋壁1の壁面に固定されている。
乗り場操作盤プレート31は図3に示すように操作盤ケース4の裏面側から側面に延びる第1及び第2の板バネ41a,41bと、操作盤ケース4の側壁4aとの間に差し込まれる。これにより第1及び第2の爪部34a,34bは第1及び第2の板バネ41a,41と側壁4aとの間で挟み込まれ、弾性的に押圧された状態で固定される。また、操作盤プレート31には、エレベータのかごの位置を表示する表示基盤32及び操作ボタン33が実装され、表面には表示基盤32を保護する表示カバー35が設けられている。また、操作盤プレート31の表示基盤32には、昇降路内から敷設される制御ケーブル5の操作基盤用ケーブル51がコネクタ接続され、表示基盤32と操作ボタン33は接続ケーブル6で接続されている。
乗客はこの操作盤3の上下いずれかのボタンを押し、エレベータを乗客が位置している階に呼ぶと共に、自分が行きたい方向が上か下かを指示する。なお、図1は最下階のエレベータ乗り場を示しているので、操作ボタン33は上方向のみが図示されている。また、この最下階の乗り場の操作盤3の操作盤ケース4の内部には、エレベータを保全するのに必要な保守用コネクタ52が昇降路内から引き込まれて実装されている。
図4は図2の断面の操作盤プレート31の下部を拡大して示す図である。同図から分かるように操作盤プレート31の下部中央には、切欠き31aが設けられている。この切欠き31aは後述の治具7を使用して操作盤プレート31を開くためのもので、治具7の操作用突起72が挿入され、切欠き31aに引っ掛かり、切欠き31aの近傍の建屋壁1と干渉することなく操作盤プレート31を操作盤ケース4から引き離すことができるだけの幅寸法及び長さ寸法を備えていればよい。
図5ないし図7は本実施形態における操作盤プレートを引き出す治具を説明するためのものである。図5は正面図、図6は平面図、図7は操作用突起の部分を拡大して示す図5の右側面図である。
図5及び図6に示すように、治具7は操作用突起72、操作部73及び直線状の突出部74からなり、丸棒を成形することにより一体に形成されている。操作部73は丸棒がコイル状に複数回巻かれ、保守作業員の指が入るように意図されたリング状部71を備えている。操作用突起72は前記リング状部71の一端がリング状部71の中心と推定される部分から外側に放射状かつ直線状に突出した突出部74の先端に設けられている。操作用突起72は図5から分かるように突出部74の先端側が正面視L字状に折り曲げられ、折り曲げられた部分が前記切欠き31に引っ掛かることができるようになっている。
前記丸棒は銅あるいは樹脂材からなり、直径3mm程度(=φB)の線材である。リング状部71は内径30mm程度の径(φA)となっている。リング状部71の径φAは、保守作業員の指が入る程度の径として内径30mm程度に設定されているが、保守作業員の指が入り、リング状部71に指を引っ掛けて操作することができればよいので、前記内径に限定されるものではない。なお、丸棒は複数回(図示上は2.5巻き)コイル状に巻かれている。これは複数回巻きかけることにより、治具7を指で引っ掛けて操作する際に、保守作業員の指に掛かる力を分散させるためである。
操作用突起72は図5に示すように高さ方向の寸法(以下、「高さ寸法」と称す。)をL1、厚さ方向の寸法(以下、「厚さ寸法」と称す。)をL2としたとき、高さ寸法L1は図4に示すように下部切欠きの図において上下方向(操作用突起72の挿入方向)の寸法La以下に設定されている。厚さ寸法L2は図4に示すように切欠きの厚さ方向の寸法Lb以下に設定されている。これにより、図4の操作盤プレート31の下部に設けられた、操作盤プレート下部切欠き31aに治具7の操作用突起72が確実に入り込むことができる。
操作用突起72は、図6に示すように丸棒を先端が平らになるように成形され、突出部74も操作用突起72と繋がる部分は平らで幅広に形成され、突出部74のリング状部71側で丸棒の形状が残るように成形されている。言い換えれば、丸棒部分から徐々に平らになるように形成され、その後、前記操作盤プレート下部切欠き31aと建屋壁1との間の空隙に入るように先端が折り曲げられた形状となっている。この形状は、図7の操作用突起72の先端部の形状からも明らかである。
図6及び図7から分かるように、操作用突起72の幅方向の寸法(以下、「幅寸法」と称す。)L3は、操作盤プレート下部の切欠き31aの横幅方向の寸法(図4において紙面に垂直な方向)より狭くなっている。さらには折り曲げられた操作用突起72の先端部72aは半径R1の円弧状とし、エッジを極力なくすようにしている。これにより操作盤プレート下部切欠き31aに治具7の操作用突起72を挿入する際、乗り場の建屋壁1に触れた場合でも、壁に対して傷を付けることのないようにしている。
図8は操作盤プレート31をケース4から取り外すときの作業工程を示す動作説明である。操作盤プレート31をケース4から取り外す場合、
1.まず、第1工程で、保守作業員は治具7のリング状部71の中に指8を挿入する。
2.第2工程で、操作盤プレート下部の切欠き31aの内側に治具7の操作用突起72を挿入する(図8(a))。このとき、図2及び図3に示したように操作盤プレート31は第1及び第2の板バネ41a,41bによって操作盤ケース4の側壁4aに押し付けられ、第1及び第2の板バネ41a,41bの弾性力によって操作盤ケース4に保持されている。
3.第3工程で、図8(b)に示すように保守作業員は指8によって治具7を略水平方向に、かつ自分の体の方向(操作盤プレート31の表面に対して略垂直な方向:矢印D1方向)に引く。これにより操作盤プレート31は第1及び第2の板バネ41a,41bの弾性力に抗して引き出され、操作盤プレート31を開放することができる。
その際、操作用突起72のL字状に折り曲げられた部分は、操作盤下部切欠き31aの傾斜面31bに沿った角度に設定することが好ましい。例えば、図5に示す操作用突起72の折曲角θを90°以上とすると、操作盤下部切欠き31a内に操作用突起72を挿入したときに、折り曲げた部分の外側の凸部75が乗り場の建屋壁1に触れて力が加わることがある。また、前記折曲角θを前記傾斜面31bが操作盤プレート31の下端31cの面に対してなす角θ1より大きいと、操作用突起72の先端部72aが乗り場の建屋壁1に触れて力が加わることがある。前記凸部75が建屋壁1に触れ、あるいは先端部72aが建屋壁1に触れると、壁に対して傷を付ける可能性が高くなり、いずれも好ましくない。
そこで、操作用突起72の折曲角θは、
θ1≦θ<90°
の範囲で選択するとよい。
なお、本実施形態では、操作盤プレート31の下部に切欠き31aを設けているが、切欠き31aに代えて操作用突起72が係合可能な溝若しくは凹部とすることもできる。
以上のように、本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)エレベータ乗り場10の建屋壁1の壁面に操作盤ケース4が設置され、当該操作盤ケース4の建屋壁1の表面側が操作盤プレート4によって蓋され、当該操作盤プレート4が操作盤ケース4内で板バネ41a,41bにより弾性的に保持されたエレベータ操作盤3の操作盤プレート4を取り外す際、予め操作盤プレート4の端縁(下端31c)の建屋壁1側に位置する裏側の面に切欠き31aを形成しておき、切欠き31aに取り外し治具7の操作用突起72を引っ掛け、当該操作用突起72を引っ掛けた状態で当該治具7を引っ張り、操作盤プレート4を板バネ41a,41bの保持力から開放して操作盤ケース4から取り外すので、エレベータ乗り場10の操作盤3の操作盤プレート31を容易に取り外すことができる。これにより、保守作業を効率的に行うことができる。
2)操作盤プレート31の下端31cに被係合部として切欠き31aを設けているので、下端側から操作盤プレート31を取り外すことができる。また、取り外したときに下側から開放されるので、操作盤プレート31の取り外し作業を行いながら、取り外した操作盤プレート31の下側で操作盤プレート31の重量を受けることができ、操作盤プレート31の落下を抑制することができる。また、切欠き31aに代えて溝部や凹部とすることもできる。さらに、切欠き31aを操作盤プレート31の上端や側面に設けると、乗客から切欠き31aが見え、意匠性の悪化や興味本位にいたずらされるおそれがあるが、下端に設けた場合には、通常、見ることができないので、意匠性への影響を抑えつついたずらされるおそれもほとんどない。
3)切欠き31aに係合する取り外し治具7の係合部が、取り外し治具7から突出した突出部74の先端に形成された操作用突起72からなるので、簡単な構成で取り外し治具7を提供することができる。
4)突出部74の先端を折り曲げて操作用突起72を形成し、さらに、切欠き31aと建屋壁1の表面との間に挿入されるべく平面状に形成されているので、建屋壁1の表面に傷を付けることなく操作盤プレート4を取り外すことができる。
5)エレベータ乗り場10の建屋壁1の壁面に操作盤ケース4が設置され、当該操作盤ケース4の建屋壁1の表面側が操作盤プレート31によって蓋され、当該操作盤プレート31が操作盤ケース4内で板バネ41a,41bにより弾性的に保持されたエレベータ操作盤3の操作盤プレート31を取り外す際に使用する取り外し治具7が、予め切欠き31aが形成された操作盤プレート31の前記切欠き31aに引っ掛けるための操作用突起72と、前記操作用突起72を前記切欠き31aに引っ掛けた状態で建屋壁1の壁面から離間する方向に力を加えるためのリング状に形成された操作部73と、を備えているので、容易に操作盤プレート31を操作盤ケース4から取り外すことができる。その際、操作部73はリング状に形成され、そのリング状に形成された部分に指を入れて操作するので、保守作業員が操作しやすいと共に、作業時に治具7を落とし難くなる。
6)操作用突起72と操作部73が線材によって一体に形成され、操作部73は予め設定された回数巻回されたリング状部71を備え、操作用突起72は前記リング状部71の一端から外側に延長され、突出した線材(突出部74)の先端に形成されているので、1本の線材から容易に取り外し治具7を成形することができる。
7)エレベータ乗り場10の建屋壁1の壁面に設置された操作盤ケース4と、当該操作盤ケース4の前記壁面の表面側を蓋する操作盤プレート31と、前記操作盤ケース4内で前記操作盤プレート31を弾性的に保持する板バネ41a,41bと、を備えたエレベータ操作盤3の前記操作盤プレート31の予め設定された端縁(下端部31c)に、操作盤プレート31を取り外すための取り外し治具7の係合部72を引っ掛けるための被係合部(切欠き31a)が形成されているので、この被係合部を利用して操作盤ケース4を容易に開放することができる。
なお、特許請求の範囲においてエレベータ乗り場は本実施形態では符号10に、建屋壁は符号1に、操作盤ケースは符号4に、操作盤プレートは符号31に、保持手段は第1及び第2の板バネ41a,41bに、エレベータ操作盤は符号3に、端縁は下端31cに、被係合部は切欠き31aに、取り外し治具は符号7に、係合部は操作用突起72に、操作盤プレートの表面に対して垂直な方向は矢印D1方向、下端側の端縁は下端31cに、切欠きは符号31aに、係合部は操作用突起72に、操作部は符号73に、突出部は符号74に、突起は操作用突起72に、リング状部は符号71に、それぞれ対応する。
1 建屋壁
3 エレベータ操作盤
4 操作盤ケース
7 取り外し治具
10 エレベータ乗り場
31 操作盤プレート
31a 切欠き
31c 下端
41a,41b 板バネ
71 リング状部
72 操作用突起
73 操作部
74 突出部

Claims (9)

  1. エレベータ乗り場の建屋壁に操作盤ケースが設置され、当該操作盤ケースの表側が操作盤プレートによって蓋され、当該操作盤プレートが前記操作盤ケース内で保持手段により弾性的に保持されたエレベータ操作盤の前記操作盤プレートを取り外す操作盤プレートの取り外し方法であって、
    予め前記操作盤プレートの端縁の裏面側に被係合部を形成しておき、
    前記被係合部に取り外し治具の係合部を引っ掛け、
    前記係合部を引っ掛けた状態で前記取り外し治具に前記操作盤プレートの表側の面に対して垂直な方向に力を加え、
    前記操作盤プレートを前記保持手段の保持力から開放して前記操作盤ケースから取り外すこと
    を特徴とする操作盤プレートの取り外し方法。
  2. 請求項1に記載の操作盤プレートの取り外し方法であって、
    前記端縁が前記操作盤プレートの下端側の端縁であり、
    前記被係合部が下端側の端縁に設けられた切欠きであること
    を特徴とする操作盤プレートの取り外し方法。
  3. 請求項2に記載の操作盤プレートの取り外し方法であって、
    前記取り外し治具の係合部が、当該取り外し治具の操作部から突出した突出部の先端に形成された突起であること
    を特徴とする操作盤プレートの取り外し方法。
  4. 請求項3に記載の操作盤プレートの取り外し方法であって、
    前記突起が、前記突出部の先端が折り曲げられ、前記切欠きと前記壁面との間に挿入されるべく平面状に形成されていること
    を特徴とする操作盤プレートの取り外し方法。
  5. エレベータ乗り場の建屋壁に操作盤ケースが設置され、当該操作盤ケースの表側が操作盤プレートによって蓋され、前記操作盤ケース内で保持手段により弾性的に保持されたエレベータ操作盤の前記操作盤プレートを取り外すための取り外し治具であって、
    予め被係合部が形成された前記操作盤プレートの前記被係合部に引っ掛けるための係合部と、
    前記係合部を引っ掛けた状態で前記壁面から離間する方向に力を加えるための操作部と、
    を備えたことを特徴とする取り外し治具。
  6. 請求項5に記載の取り外し治具であって、
    前記係合部と前記操作部が線材によって一体に形成され、
    前記操作部は予め設定された回数巻回されたリング状部を備え、
    前記係合部は前記リング状部の一端から外側に延長された線材の先端に形成されていること
    を特徴とする取り外し治具。
  7. エレベータ乗り場の壁面に設置された操作盤ケースと、
    当該操作盤ケースの前記壁面の表面側を蓋する操作盤プレートと、
    前記操作盤ケース内で前記操作盤プレートを弾性的に保持する保持手段と、
    を備えたエレベータ操作盤であって、
    前記操作盤プレートの予め設定された端縁に、操作盤プレートを取り外すための取り外し治具の係合部を引っ掛けるための被係合部を備えていること
    を特徴とするエレベータ操作盤。
  8. 請求項7に記載のエレベータ操作盤であって、
    前記端縁が前記操作盤プレートの下端側の端縁であり、
    前記被係合部が前記下端側の端縁に設けられていること
    を特徴とするエレベータ操作盤。
  9. 請求項7または8に記載のエレベータ操作盤であって、
    前記被係合部が切欠きあるいは溝または凹部からなること
    を特徴とするエレベータ操作盤。
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