JP2011037548A - エレベータ用機器収容ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性の低下を抑制することができるとともに、ケース本体からカバーを所定の操作で容易に取り外すことができるエレベータ用機器収容ケースを得る。
【解決手段】ケース本体4内には、係止部材6が設けられている。ケース本体4の開口部3を塞ぐカバー5の裏面には、変位体16が設けられている。変位体16は、開口部3の縁部に位置するケース本体4の部分とカバー5との間の隙間に挿入されるスライダ(操作部)25と、スライダ25に設けられたラッチ26とを有している。ラッチ26は、フック部30を有している。変位体16は、カバー5が開口部3を塞いでいる状態でフック部30が係止部材6に係止される係止位置と、カバー5が開口部3を塞いでいる状態でフック部30の係止部材6に対する係止が外れる解除位置との間でカバー5に対して変位可能になっている。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば操作ボタンや表示装置等を収容するエレベータ用機器収容ケースに関するものである。
従来、意匠性の向上を図るために、ケース本体の開口部を塞ぐカバーの裏面に案内片を設けて、ねじ等の部品をカバーの表面に露出させないようにしたエレベータ用機器収容ケースが提案されている。案内片は、ケース本体の開口部を塞ぐ位置にカバーがあるときに、ケース本体内に固定されたピンに押し当てられて弾性変形されるようになっている。カバーは、案内片の弾性復元力によって、ケース本体の開口部を塞ぐ位置に保持される(例えば特許文献1参照)。
特開平2−276782号公報
しかし、カバーは案内片の弾性復元力のみによってケース本体に保持されるので、カバーを引っ張るだけでケース本体からカバーを容易に取り外すことができる。従って、例えば乗客等がカバーをケース本体から取り外し、ケース本体内の機器に乗客等が触れることによりエレベータが故障するおそれもある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、意匠性の低下を抑制することができるとともに、ケース本体からカバーを所定の操作で容易に取り外すことができるエレベータ用機器収容ケースを得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ用機器収容ケースは、開口部が設けられたケース本体、開口部を塞ぐカバー、ケース本体内に設けられた係止部材、及び開口部の縁部に位置するケース本体の部分とカバーとの間の隙間に挿入される操作部と、操作部に設けられたフック部とを有し、カバーの裏面に設けられ、カバーが開口部を塞いでいる状態でフック部が係止部材に係止される係止位置と、カバーが開口部を塞いでいる状態でフック部の係止部材に対する係止が外れる解除位置との間でカバーに対して変位可能な変位体を備えている。
この発明に係るエレベータ用機器収容ケースでは、カバーの裏面に設けられた変位体が係止位置と解除位置との間を変位可能になっており、変位体の操作部がカバーとケース本体との間の隙間に挿入されているので、カバーの表面に部品が露出することを防止することができ、意匠性の低下を抑制することができる。また、カバーとケース本体との間の隙間に、カバーを取り外すための道具を挿入することにより、カバーの外側から変位体を係止位置から解除位置へ変位させることができる。これにより、道具を使った所定の操作によりカバーをケース本体から容易に取り外すことができる。従って、例えば乗客のいたずら等によって、カバーがケース本体から取り外されることの防止を図ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ用機器収容ケースを示す正面図である。 図1のII-II線に沿った断面図である。 図2のケース本体の内側から見たときのカバーを示す裏面図である。 図2のケース本体を示す正面図である。 図4の係止部材を示す平面図である。 図5の係止部材を示す側面図である。 図3のカバーの下端部の裏面を示す正面図である。 図7のカバーの下端部を示す側面図である。 図3のベースを示す正面図である。 図9のベースを示す側面図である。 図3のスライダを示す正面図である。 図11のスライダを示す側面図である。 図3のラッチを示す正面図である。 図13のラッチを示す側面図である。 図3のXV-XV線に沿った断面図である。 図3のXVI-XVI線に沿った断面図である。 図3の変位体が解除位置に変位されている状態を示す正面図である。 図17のXVIII-XVIII線に沿った断面図である。 図17のXIX-XIX線に沿った断面図である。 図17のXX-XX線に沿った断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータ用機器収容ケースを示す正面図である。また、図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。さらに、図3は、図2のケース本体の内側から見たときのカバーを示す裏面図である。図において、エレベータの乗場の建築壁1には、乗場ボタン収容ケース(エレベータ用機器収容ケース)2が設置されている。乗場ボタン収容ケース2は、開口部3が設けられたケース本体4と、開口部3を塞ぐカバー5と、ケース本体4内に固定された一対の係止部材6と、カバー5の裏面に設けられ、各係止部材6に個別に係止される一対の係止装置7とを有している。
ケース本体4は、図2に示すように、開口部3を建築壁1の壁面から露出させて建築壁1に埋設されている。また、ケース本体4は、底面部4a、上面部4b、一対の側面部4c及び背面部4dとを有している。開口部3は、底面部4a、上面部4b及び各側面部4cに囲まれている。背面部4dは、開口部3に対向している。ケース本体4は、背面部4dが建築壁1の壁面と平行になるように建築壁1に埋設されている。なお、この例では、開口部3の形状が長方形となっている。
カバー5は、開口部3よりも大きな板状部材とされている。カバー5には、上方向ボタン8及び下方向ボタン9(一対の乗場ボタン8,9)が互いに間隔を置いて取り付けられている。上方向ボタン8及び下方向ボタン9は、カバー5の裏面に取り付けられており、カバー5に設けられた貫通穴を通してカバー5の表面側にそれぞれ露出されている。これにより、上方向ボタン8及び下方向ボタン9は、乗場から操作可能になっている。なお、この例では、カバー5の形状が長方形となっている。また、この例では、カバー5の長辺方向に沿った中心線上に上方向ボタン8及び下方向ボタン9がそれぞれ配置されている。
カバー5の長辺方向一端部(下端部)及び長辺方向他端部(上端部)のそれぞれの裏面には、所定の長さを持つ溝10がカバー5の長辺方向に沿って設けられている。各溝10はカバー5の外縁に達している。これにより、各溝10の一端部は開放され、各溝10の他端部は閉じている。従って、カバー5が開口部3を塞いでいる状態では、底面部4a及び上面部4bのそれぞれとカバー5との間に溝10によって隙間が生じている。即ち、開口部3を塞ぐ位置にカバー5があるときには、開口部3の縁部に位置するケース本体4の部分とカバー5との間に溝10によって隙間が生じている。
ここで、図4は、図2のケース本体4を示す正面図である。また、図5は図4の係止部材6を示す平面図、図6は図5の係止部材6を示す側面図である。一方の係止部材6は底面部4aに固定され、他方の係止部材6は上面部4bに固定されている。各係止部材6は、ケース本体4の内面に沿って配置される板状の係止部材本体部11と、係止部材本体部11の端部から鋭角に突出する鉤部12とを有している。係止部材本体部11には、ケース本体4の奥行き方向(背面部4dに垂直な方向)に沿った長穴13が設けられている。
底面部4a及び上面部4bには、スタンドねじ14がそれぞれ固定されている。各係止部材6は、長穴13に通されたスタンドねじ14にナット15が締め付けられることにより、ケース本体4に固定されている。各係止部材6のケース本体4に対する位置は、スタンドねじ14に対する長穴13の位置の調整により、ケース本体4の奥行き方向について個別に調整可能になっている。
一方の係止装置7はカバー5の下端部の裏面に設けられ、他方の係止装置7はカバー5の上端部の裏面に設けられている。即ち、各係止装置7は、各溝10の位置に合わせてカバー5の上端部及び下端部に設けられている。
各係止装置7は、図3に示すように、所定の係止位置と係止位置よりもカバー5の内側に位置する解除位置との間でカバー5に対して変位可能な変位体16と、カバー5に取り付けられ、変位体16を支持するベース17と、変位体16を係止位置へ付勢する付勢ばね(付勢体)18とを有している。
ベース17は、溝10を覆う位置に配置されている。従って、ベース17とカバー5との間には、溝10によって隙間が生じている。また、ベース17は、ベース17の長さ方向をカバー5の短辺方向に一致させてカバー5に取り付けられている(図3)。
ここで、図7は図3のカバー5の下端部の裏面を示す正面図、図8は図7のカバー5の下端部を示す側面図である。カバー5の下端部及び上端部のそれぞれの裏面には、ベース17をカバー5に取り付けるための一対のスタンドねじ19が固定されている。各スタンドねじ19は、カバー5の短辺方向について溝10を挟む位置に配置されている。
図9は図3のベース17を示す正面図、図10は図9のベース17を示す側面図である。ベース17には、ベース17の長さ方向について互いに離して配置された一対のねじ通し穴20と、各ねじ通し穴20間に位置し、溝10に沿ってそれぞれ配置された一対のガイド21と、各ガイド21間に位置し、溝10に沿ってそれぞれ配置された一対の長穴22と、ベース17の中心線上に配置され、付勢ばね18の一端部が掛けられるベース側ばね止め部23とが設けられている。
各ねじ通し穴20の内径は、スタンドねじ19の外径よりも大きくされている。ベース17は、図3に示すように、ねじ通し穴20に通されたスタンドねじ19にナット24が締め付けられることにより、カバー5の裏面に取り付けられている。
各ガイド21は、図10に示すように、ベース17の長さ方向に沿ってベース17を見たときにベース17に平行な平行部21aと、ベース17から突出し、平行部21aの端部に繋がっている支持部21bとを有している。各ガイド21は、ベース17に切り込みを設けてベース17の一部を曲げることにより形成されている。
各長穴22は、ベース17がカバー5に取り付けられている状態で溝10に対向している。各長穴22の長さは、変位体16が変位される距離とほぼ同じになるように設定されている。
ベース側ばね止め部23は、図2に示すように、溝10から離れる方向へベース17の縁部から突出している。ベース側ばね止め部23の先端部は、付勢ばね18がベース側ばね止め部23から外れないようにするために曲げて傾斜された外れ防止部とされている。
変位体16は、図2及び図3に示すように、溝10内に配置された板状のスライダ25と、スライダ25に設けられたラッチ26とを有している。また、変位体16は、カバー5の長辺方向へ溝10に案内されることにより、係止位置と解除位置との間を変位される。さらに、変位体16は、カバー5から突出しない範囲(即ち、スライダ25の全体が溝10内に収まる範囲)でカバー5に対して変位される。
スライダ25の厚さは、溝10の深さよりも小さくされている。カバー5が開口部3を塞いでいる状態では、底面部4aとカバー5との間に生じた隙間に一方のスライダ25が挿入され、上面部4bとカバー5との間に生じた隙間に他方のスライダ25が挿入されている。従って、カバー5が開口部3を塞いでいる状態では、ケース本体4とカバー5との間に生じた隙間を通してスライダ25の端部が外部に露出されている。
ここで、図11は図3のスライダ25を示す正面図、図12は図11のスライダ25を示す側面図である。スライダ25には、各長穴22に挿入された一対の突起27が設けられている。変位体16が係止位置と解除位置との間を変位されるときには、突起27が長穴22内を長穴22に沿った方向へ変位される。各突起27には、突起27の高さ方向に沿ったねじ穴28が設けられている。
図13は図3のラッチ26を示す正面図、図14は図13のラッチ26を示す側面図である。また、図15は図3のXV-XV線に沿った断面図、図16は図3のXVI-XVI線に沿った断面図である。ラッチ26は、板状のラッチベース部29と、ラッチベース部29の両端部から突出する一対のフック部30とを有している。
ラッチベース部29には、各突起27の位置に合わせて配置された一対のねじ通し穴31と、ラッチベース部29の中心線上に配置され、付勢ばね18の他端部が掛けられるラッチ側ばね止め部32とが設けられている。ラッチ26は、ねじ通し穴31に通された取付ねじ33が突起27のねじ穴28に螺合されることにより、各突起27に固定されている(図15)。
ラッチベース部29は、図16に示すように、各平行部21aとベース17との間に挿入されている。また、ラッチベース部29は、各平行部21aとベース17との間をベース17に沿って変位可能になっている。
各突起27の高さの寸法は、図15に示すように、ベース17の厚さの寸法よりも大きくされている。従って、スライダ25とラッチ26との間の隙間の寸法は、ベース17の厚さの寸法よりも大きくなっている。変位体16は、ベース17がスライダ25とラッチ26との間の隙間に通された状態で、ベース17に対して変位される。
ラッチ側ばね止め部32は、カバー5から離れる方向へラッチベース部29の縁部から突出している。ラッチ側ばね止め部32の先端部は、付勢ばね18がラッチ側ばね止め部32から外れないようにするために曲げて傾斜された外れ防止部とされている。
各フック部30は、カバー5から離れる方向へラッチベース部29から突出している。カバー5が開口部3を塞いでいる状態では、変位体16が係止位置に達することによりフック部30が鉤部12に係止され、変位体16が解除位置に達することによりフック部30の鉤部12に対する係止が外れる。フック部30が鉤部12に係止されている状態では、ケース本体4から外れる方向への力をカバー5が受けても、カバー5がケース本体4から外れることが防止される。
付勢ばね18は、ベース側ばね止め部23及びラッチ側ばね止め部32が互いに近づく方向へラッチ26をベース17に対して付勢している。従って、変位体16は、係止位置に変位される方向へ付勢ばね18により付勢されている。各支持部21bがラッチベース部29を受けることにより、変位体16が係止位置を行き過ぎることが防止される。
鉤部12には傾斜部12aが設けられ、フック部30には傾斜部30aが設けられている。傾斜部12a及び傾斜部30aは、ケース本体4の奥行き方向に対して傾斜されている。ケース本体4から外れている状態から開口部3を塞ぐ方向へカバー5が変位されるときには、傾斜部12a及び傾斜部30aが互いに接触する。
開口部3を塞ぐ方向へカバー5が変位されるときには、傾斜部30aが傾斜部12aに案内されながら、付勢ばね18の付勢力に逆らって、変位体16が係止位置から解除位置へ変位される。また、開口部3を塞ぐ位置にカバー5が達すると、傾斜部30a及び傾斜部12a同士の接触が外れて付勢ばね18の付勢力によって、変位体16が解除位置から係止位置へ変位される。これにより、フック部30が鉤部12に係止される。
図17は、図3の変位体16が解除位置に変位されている状態を示す正面図である。また、図18は図17のXVIII-XVIII線に沿った断面図、図19は図17のXIX-XIX線に沿った断面図、図20は図17のXX-XX線に沿った断面図である。
開口部3を塞いでいるカバー5がケース本体4から取り外されるときには、カバー取り外し具34が用いられる。カバー取り外し具34は、持ち手部34aと、持ち手部34aの端部から直角に突出する板状の差し込み部34bとを有している。持ち手部34a及び差し込み部34bは、一定の幅寸法を持つ板を直角に曲げることにより形成されている。
差し込み部34bの幅寸法は、溝10の幅寸法よりも小さくされている。また、差し込み部34bの厚さ寸法は、溝10の深さ寸法よりも小さくされている。即ち、差し込み部34bは、カバー5とケース本体4との間に溝10によって生じた隙間に挿入可能になっている。
カバー5とケース本体4との間の隙間から差し込み部34bが挿入されると、スライダ25が付勢ばね18の付勢力に逆らって差し込み部34bに押されながら溝10に沿って変位される。これにより、変位体16が係止位置から解除位置へ変位され、鉤部12に対するフック部30の係止が外れる。これにより、カバー5がケース本体4から取り外される。
次に、カバー5をケース本体4に取り付けるときの手順について説明する。まず、上下の各鉤部12の傾斜部12aに各フック部30の傾斜部30aが接触するようにカバー5を配置する。この後、カバー5をケース本体4に向けて押し込む。これにより、変位体16は、鉤部12の傾斜部12aに案内されながら、付勢ばね18の付勢力に逆らって、係止位置から解除位置に向かって変位される。
開口部3を塞ぐ位置にカバー5が達すると、傾斜部12a,30a同士の接触が外れて、図2に示すように、変位体16が付勢ばね18の付勢力により解除位置から係止位置へ変位される。これにより、フック部30が鉤部12に係止され、ケース本体4に対するカバー5の取り付けが完了する。
次に、カバー5をケース本体4から取り外すときの手順について説明する。まず、カバー5の裏面から露出しているスライダ25の端部に差し込み部34bを当てる。この後、スライダ25に差し込み部34bを当てながら、カバー5とケース本体4との間の隙間に差し込み部34bを押し込む。
スライダ25が差し込み部34bにより押し込まれると、変位体16は、図17及び図18に示すように、付勢ばね18の付勢力に逆らって係止位置から解除位置へ変位される。これにより、鉤部12に対するフック部30の係止が外れる。この後、カバー5をケース本体4から離れる方向へ引くことにより、ケース本体4に対するカバー5の取り外しが完了する。
このような乗場ボタン収容ケースでは、カバー5の裏面に設けられた変位体16が係止位置と解除位置との間を変位可能になっており、変位体16のスライダ25がカバー5とケース本体4との間の隙間に挿入されているので、カバー5の表面に部品が露出することを防止することができ、意匠性の低下を抑制することができる。また、カバー5とケース本体4との間の隙間に差し込み部34bを挿入することにより、カバー5の外側から変位体16を係止位置から解除位置へ変位させることができる。これにより、カバー取り外し具34を使った所定の操作によりカバー5をケース本体4から容易に取り外すことができる。従って、例えば乗客のいたずら等によって、カバー5がケース本体4から取り外されることの防止を図ることができる。
また、変位体16は、付勢ばね18によって係止位置へ付勢されているので、カバー5の振動等によってフック部30が鉤部12から誤って外れることを防止することができる。
また、フック部30及び鉤部12には、開口部3を塞ぐ方向へカバー5が変位されるときに互いに接触する傾斜部30a,12aが設けられ、開口部3を塞ぐ方向へのカバー5の変位により鉤部12の傾斜部12aに案内されながら変位体16がカバー5に対して変位されるので、開口部3をカバー5で塞ぐときに、カバー5を押すだけでフック部30を鉤部12に自動的に係止させることができる。従って、ケース本体4に対するカバー5の取り付けを容易にすることができる。
なお、上記の例では、フック部30及び鉤部12のいずれにも傾斜部が設けられているが、カバー5の変位によって鉤部12がフック部30を案内することができるのであれば、フック部30及び鉤部12のいずれか一方のみに傾斜部を設けてもよい。
3 開口部、4 ケース本体、5 カバー、6 係止部材、12a 傾斜部、16 変位体、18 付勢ばね(付勢体)、25 スライダ(操作部)、30 フック部、30a 傾斜部。

Claims (3)

  1. 開口部が設けられたケース本体、
    上記開口部を塞ぐカバー、
    上記ケース本体内に設けられた係止部材、及び
    上記開口部の縁部に位置する上記ケース本体の部分と上記カバーとの間の隙間に挿入される操作部と、上記操作部に設けられたフック部とを有し、上記カバーの裏面に設けられ、上記カバーが上記開口部を塞いでいる状態で上記フック部が上記係止部材に係止される係止位置と、上記カバーが上記開口部を塞いでいる状態で上記フック部の上記係止部材に対する係止が外れる解除位置との間で上記カバーに対して変位可能な変位体
    を備えていることを特徴とするエレベータ用機器収容ケース。
  2. 上記変位体を上記係止位置へ付勢する付勢体をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用機器収容ケース。
  3. 上記フック部及び上記係止部材には、上記開口部を塞ぐ方向へ上記カバーが変位されるときに互いに接触する傾斜部がそれぞれ設けられており、
    上記変位体は、上記開口部を塞ぐ方向への上記カバーの変位により上記フック部の傾斜部が上記係止部材の傾斜部に案内されながら上記付勢体の付勢力に逆らって上記係止位置から上記解除位置へ変位され、上記開口部を塞ぐ位置に上記カバーが達すると、上記傾斜部同士の接触が外れて上記付勢体の付勢力によって上記解除位置から上記係止位置へ変位されることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ用機器収容ケース。
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