JP2013212862A - ボトルへのラベル取り付け方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明のボトルへのラベル取り付け方法は、熱収縮性の連続フィルムFを一定間隔で切断する工程と、得られたラベルLをボトル10の外周面に、ラベルLの切断方向がボトル10の高さ方向と平行になるように巻き付ける工程と、ボトル10に巻き付けたラベルLを熱収縮させる工程とを有し、ラベルLを作成する工程の前に、連続フィルムFに切り取り線を、連続フィルムFの短手方向に形成する工程を有し、該工程では、周面に穿孔用突起を軸方向に沿って複数設けた第1のロール23aと、第1のロール23aの近傍に平行に設置した第2のロール23bとの間に連続フィルムFを通過させることにより、連続フィルムFを穿孔して切り取り線を形成する。
【選択図】図1
Description
従来、ボトルにラベルを取り付ける方法として、印刷が施された熱収縮性の連続フィルムの幅方向の両端部同士を、連続ラベルの長手方向に沿ってヒートシールして筒状体にするヒートシール工程と、前記筒状体を一定間隔で切断して筒状のラベルを得る切断工程と、前記筒状のラベルをボトルに差し込み、熱収縮させる熱収縮工程とを有する方法が広く採用されていた(特許文献1)。
近年、ラベル取り付けを簡略化するために、印刷が施された熱収縮性の連続フィルムを一定間隔で切断してラベルを作成するラベル作成工程と、前記ラベルをボトルの外周面に、ラベルの切断方向がボトルの高さ方向と平行になるように巻き付けるラベル巻き付け工程と、ボトルに巻き付けたラベルを熱収縮させる熱収縮工程とを有する方法が提案されている(特許文献2〜5)。
しかしながら、特許文献2〜5に記載のラベル取り付け方法においては、従来の切り取り線形成方法を適用できず、切り取り線を形成することが困難であった。
本発明は、ボトルにラベルを巻き付けて取り付けるにもかかわらず、ボトルの高さ方向に沿った切り取り線をラベルに容易に形成できるボトルへのラベル取り付け方法を提供することを目的とする。
本発明のボトルへのラベル取り付け方法においては、前記第2のロールとして、周面に、前記穿孔用突起を挿入可能な凹部を軸方向に沿って設けたものを用いることが好ましい。
図1に、本実施形態のラベル取り付け方法で使用されるラベル取り付け装置を示す。このラベル取り付け装置1は、熱収縮性の連続フィルムFが巻かれたロール21と、ロール21から連続フィルムFを送り出す駆動ローラ22aおよびピンチローラ22bと、連続フィルムFに切り取り線を形成する切り取り線形成手段23と、切り取り線形成後の連続フィルムFを切断するカッター24と、切断により得られたラベルLを保持する真空ドラム25と、紫外線硬化型接着剤11が入った接着剤容器26と、接着剤容器26の紫外線硬化型接着剤11をラベルLに塗布し、ラベルLの前端部12および後端部13に接着部14を形成するアプリケータ27と、真空ドラム25に隣接して設けられ、回転することによりボトル10を位置(I)から位置(VI)まで移送するタレット29と、ラベルLをボトル10に巻き付ける際にラベルLをボトル10に押し付け、ラベルLの後端部13を、先端部12を介してボトル10に押し付ける押圧部材30と、ラベルLの接着部14に紫外線を照射する光源32と、ラベルLを加熱して収縮させる収縮トンネル33とを具備して概略構成される。
第1のロール23aは、図3に示すように、その周面に穿孔用突起Aを第1のロール23aの軸方向に沿って複数設けたものであり、第2のロール23bは、その周面に凹部Bを第2のロール23bの軸方向に沿って設けたものである。ここで、凹部Bは、穿孔用突起Aを挿入可能な位置および深さにされており、溝であってもよいし、軸方向に沿って配列された複数の孔であってもよい。第2のロール23bの周面に凹部Bが設けられていれば、穿孔用突起Aを連続フィルムFに突き刺しやすくなり、より容易に穿孔できる。
アプリケータ27には、接着剤容器26の紫外線硬化型接着剤11が充填される溝が形成されている。アプリケータ27は真空ドラム25に連動して回転することで、アプリケータ27の溝の部分と接するラベルLの前端部12および後端部13に紫外線硬化型接着剤11を塗布できるようになっている。
タレット29は、その外周面に、周方向に一定間隔でボトル10を固定可能になっている。また、タレット29は、回転軸28を中心に回転可能になっており、タレット29が回転することによって、固定したボトル10を回転方向に搬送できるようになっている。
押圧部材30としては、タレット29に保持されたボトル10に接する程度にタレット29の外周面から一定間隔で離間して設けられた湾曲した部材が使用される。このような形状の押圧部材30は、ラベルLをボトル10に押圧できるようになっている。図示例では、押圧部材30はブラシ状のものであるが、板状のものでもよい。
光源32としては、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等を用いることができる。光源32からの紫外線照射量は、200mJ/cm2以上が好ましい。
収縮トンネル33は、その内部に移送されたボトル10に熱風または蒸気を吹き付けて加熱できるようになっている。
切り取り線の孔は点状でよい。後述するように、ラベルは熱収縮によりボトル10に取り付けられるため、点状であっても、熱収縮の際に穴が拡がり、線状となる。
具体的には、まず、連続フィルムFが切断されて得られたラベルLは、ラベルLの切断方向が真空ドラム25の周方向と垂直になるように、回転する真空ドラム25に保持された状態で、真空ドラム25に隣接して設けられたアプリケータ27まで移送される。
アプリケータ27が真空ドラム25に連動して回転することにより、アプリケータ27の溝の部分と接するラベルLの前端部12および後端部13に紫外線硬化型接着剤11が塗布され、接着部14が形成される。
接着部14が形成されたラベルLは、回転する真空ドラム25に保持された状態で、真空ドラム25に隣接して設けられたタレット29まで移送される。
位置(IV)における真空ドラム25とタレット29との間隙は、真空ドラム25と、タレット29に保持されたボトル10とが接する程度とされており、真空ドラム25とタレット29とが再接近する位置(IV)にて、ラベルLの前端部12の接着部14がボトル10の表面に接着される。
なお、後端部13の接着部14は、前端部12を除くラベルLに接着してもよく、ボトル10の表面に接着してもよいが、通常は、前端部12の背面に接着する。
ラベルLで被覆されたボトル10は、タレット29から外れ、位置(VI)へ送り出される。
したがって、上記方法によれば、ボトル10にラベルLを巻き付けて取り付けるにもかかわらず、ラベルLに、ボトル10の高さ方向に沿った切り取り線を容易に形成できる。
また、上記実施形態では、切り取り線形成工程の直後にラベル作成工程を行ったが、切り取り線形成工程の直後にラベル作成工程を行わなくてもよい。すなわち、切り取り線形成工程後に、切り取り線を形成した連続フィルムを一旦巻き取って巻取りロールとし、その巻取りロールから、切り取り線を形成した連続フィルムを繰り出し、ラベル作成工程を行ってもよい。この方法によれば、切り取り線形成工程と、ラベル作成工程・ラベル巻き付け工程・熱収縮工程とを別の場所で行うことができる。例えば、切り取り線を形成したフィルムの巻取りロールをフィルムメーカーで製造し、その巻取りロールを最終製品メーカーに供給し、最終製品メーカーにてラベル作成工程以降の工程を行うことができる。この場合、最終製品メーカーは、切り取り線形成工程を行わなくて済むから、既存設備を改造せずにそのまま利用できるし、切り取り線の工程管理が不要になる。
また、第2のロールの周面に凹部を設けず、周面を、ゴムやエラストマー等の軟質の材料で構成してもよい。また、軟質材料で構成された第2のロールの代わりに軟質材料で構成された支持台であってもよい。さらに、支持台は連続フィルムFと共に移動してもよいし、移動しなくてもよい。第1のロールに対向する第2のロールおよび支持台が軟質材料で構成される場合には、穿孔用突起が凹部に挿入されるように第1のロールと第2のロールとを同期しなくてもよく、簡便な制御で済むようになる。
また、上記実施形態では、紫外線硬化型接着剤を用いてラベルを接着したが、感熱性接着剤を用いた接着、レーザ溶着、ヒートシール等を適用することもできる。
10 ボトル
23 切り取り線形成手段
23a 第1のロール
23b 第2のロール
A 穿孔用突起
B 凹部
F 連続フィルム
L ラベル
Claims (2)
- 印刷が施された熱収縮性の連続フィルムを一定間隔で切断してラベルを作成するラベル作成工程と、前記ラベルをボトルの外周面に、ラベルの切断方向がボトルの高さ方向と平行になるように巻き付けるラベル巻き付け工程と、ボトルに巻き付けたラベルを熱収縮させる熱収縮工程とを有するボトルへのラベル取り付け方法において、
前記ラベル作成工程の前に、前記連続フィルムに、破線状の孔からなる切り取り線を、連続フィルムの短手方向に形成する切り取り線形成工程を有し、
該切り取り線形成工程では、周面に穿孔用突起を軸方向に沿って複数設けた第1のロールと、該第1のロールの近傍に平行に設置した第2のロールとを各々回転させながら、前記第1のロールと前記第2のロールとの間に前記連続フィルムを通過させることにより、連続フィルムを穿孔して切り取り線を形成することを特徴とするボトルへのラベル取り付け方法。 - 前記第2のロールとして、周面に、前記穿孔用突起を挿入可能な凹部を軸方向に沿って設けたものを用いることを特徴とする請求項1に記載のボトルへのラベル取り付け方法。
Priority Applications (1)
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JP2012084099A JP2013212862A (ja) | 2012-04-02 | 2012-04-02 | ボトルへのラベル取り付け方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116714340A (zh) * | 2023-05-19 | 2023-09-08 | 佛山鹏程易胜机械有限公司 | 一种液体连线印刷包装生产线工艺方法和设备 |
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