JP2013211508A - Lsiパッケージ及びlsiパッケージの製造方法 - Google Patents

Lsiパッケージ及びlsiパッケージの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージ及びその製造方法を提供する。
【解決手段】インタポーザ2と、インタポーザ2に実装されたSiチップ3と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に搭載された複数のはんだボールとを備える。複数のはんだボールは、Siチップ3の外形の内側の領域又はSiチップ3の外形の近傍の領域に搭載された、第1の組成のはんだボール4と、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域に搭載された、上記第1の組成とは異なる第2の組成のはんだボール5とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大規模集積回路パッケージ(以下ではLSIパッケージと呼ぶ)及びLSIパッケージの製造方法に関し、特に電子機器等に用いられるボールグリッドアレイ(以下ではBGAと呼ぶ)タイプのLSIパッケージであって、BGAパッケージ及びBGAパッケージの製造方法に関する。
電子機器等に用いられるLSIパッケージには様々な形態のものが用いられており、表面実装型のLSIパッケージとしては、ボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージが知られている。ボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージを、以下ではBGAパッケージと称することにする。
図23(a)は背景技術によるBGAパッケージの構造を示す平面図であり、図23(b)は図23(a)のR−R線に沿った断面図である。この背景技術によるBGAパッケージは、インタポーザ12にSiチップ13が実装され、全体がモールド11で覆われている。Siチップ13とインタポーザ12との間は、所謂ワイヤボンディングやバンプを介したフリップチップボンディングにより電気的に接続されている。インタポーザ12によりSiチップ13表面の端子ピッチが広げられ、基板下面側に接続されている。インタポーザ12の表面の広げられた端子には多数のはんだボール14が形成されている。はんだボール14の組成としては、一般的にはSn-3Ag-0.5Cuなどが用いられる。このようなBGAパッケージは回路基板へと実装され、はんだボール14を介して回路基板の端子へと電気的に接続される。
このようなBGAパッケージの構造やこれに用いるはんだボールとしては、上述した以外に様々な提案が開示されている。例えば、特許文献1では、はんだバンプを有するLSIパッケージについて、はんだバンプとしてコア部及びコーティング部からなるコア入りはんだバンプを用いることが提案されている。特許文献2では、はんだボールとして鉛フリーはんだ合金を用いることが提案されている。
特開2007−214172号公報 特開2007−237250号公報
このようなBGAパッケージは、特に携帯機器などに用いられた場合には耐衝撃性能が重要となる。例えば落下などにより携帯機器に衝撃が加えられても、回路基板と回路基板に実装されたBGAパッケージとの間の電気的接続構造が損傷されにくくなるよう、耐衝撃性能が重要となる。
耐衝撃性能を向上させる目的で、BGAパッケージと回路基板との間を樹脂で固める、所謂アンダーフィルを用いることや、BGAパッケージの周囲を金属キャップで囲う方法が取られている。しかしながら、これらの方法では、BGAパッケージ以外にアンダーフィルや金属キャップ等の部材が必要となり、さらにこれに伴う工程も増えるためコストアップが避けられなかった。
このような課題に対し、BGAパッケージのはんだボールの組成を変更することにより、耐衝撃性能を上げる方法も採られている。具体的には、一般的に用いられているSn-3mass%Ag-0.5mass%Cuはんだから、Ag含有量を1mass%程度まで低減したものに変更するものである。しかしながら、このような組成のはんだボールに変更すると、Ag含有量低下に伴う熱疲労特性の悪化が生じる。そのため、電源のオン/オフ等に伴い繰り返し加わる熱応力のため、回路基板と回路基板に実装されたBGAパッケージとの間の電気的接続構造の接続信頼性が低下するという課題が避けられなかった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであって、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージ及びその製造方法を提供するものである。
前記目的を達成するため、本発明に係るLSIパッケージは、チップが実装されるインタポーザと、上記インタポーザのチップ実装面とは反対の面にグリッド状に搭載された複数のはんだボールとを備えるボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージであり、
上記複数のはんだボールは、上記チップの内側の領域又は上記チップの外形の近傍の領域に搭載された、第1の組成のはんだボールと、少なくとも上記インタポーザの第1の組成のはんだボールよりも外側の領域に搭載された、上記第1の組成とは異なる第2の組成のはんだボールとを含むことを特徴とする。
本発明に係るLSIパッケージの製造方法は、インタポーザにチップを実装する工程と、上記インタポーザのチップ実装面とは反対の面にグリッド状に複数のはんだボールを搭載する工程とを備え、
上記複数のはんだボールは、上記チップの内側の領域又は上記チップの外形の近傍の領域に搭載された、第1の組成のはんだボールと、少なくとも上記インタポーザの第1の組成のはんだボールよりも外側の領域に搭載された、上記第1の組成とは異なる第2の組成のはんだボールとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、耐衝撃性能と耐熱疲労特性を両立可能な、BGAタイプのLSIパッケージを得ることが可能となる。
(a)は本発明の第1実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のA−A線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のB−B線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第3実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のC−C線に沿った断面図である。 (a)及び(c)は本発明の第3実施形態によるBGAパッケージの製造方法を説明するための平面図であり、(b)及び(d)はそれぞれC−C線に沿った断面図である。 (a)及び(c)は本発明の第3実施形態によるBGAパッケージの製造方法を説明するための平面図であり、(b)及び(d)はそれぞれC−C線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第4実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のD−D線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第5実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のE−E線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第6実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のF−F線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第7実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のG−G線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第8実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のH−H線に沿った断面図である。 本発明のBGAパッケージを用いた実装構造の一例を示す断面図である。 (a)は本発明の第9実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のI−I線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第10実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のJ−J線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第11実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のK−K線に沿った断面図である。 (a)及び(c)は本発明の第11実施形態によるBGAパッケージの製造方法を説明するための平面図であり、(b)及び(d)はそれぞれK−K線に沿った断面図である。 (a)及び(c)は本発明の第11実施形態によるBGAパッケージの製造方法を説明するための平面図であり、(b)及び(d)はそれぞれK−K線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第12実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のL−L線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第13実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のM−M線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第14実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のO−O線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第15実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のP−P線に沿った断面図である。 (a)は本発明の第16実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、(b)は(a)のQ−Q線に沿った断面図である。 本発明のBGAパッケージを用いた実装構造の一例を示す断面図である。 (a)は背景技術によるBGAパッケージの構造を示す平面図であり、(b)は(a)のR−R線に沿った断面図である。
本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
初めに、本発明の第1実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図1(a)は本発明の第1実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図である。図11はこのようなBGAパッケージを用いた実装構造の一例を示す断面図である。本実施形態は、フルグリッドのBGAパッケージに本発明を適用した場合である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本実施形態によるBGAパッケージは、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。はんだボール4及びはんだボール5は、Sn-Ag-Cu系合金又はSn-Ag系合金である。
BGAパッケージの回路基板への実装を容易にするよう、Siチップ3の端子ピッチを広げる目的でインタポーザ2は用いられる。インタポーザ2の一主表面には電極パッドが設けられており、所謂ワイヤボンディング或いはバンプを介したフリップチップボンディングにて、インタポーザ2の電極パッドとSiチップ3とが電気的に接続される。Siチップ実装面と反対の面には電極パッドが形成されており、このインタポーザ2のSiチップ実装面に形成された電極パッドと電気的に接続されている。インタポーザ2のSiチップ実装面と反対の面の電極パッドには、上述したはんだボール4やはんだボール5が固着されている。はんだボール4とはんだボール5とはお互いに組成が異なっている。
図1(a)では、本実施形態によるBGAパッケージを透視したものとして、BGAパッケージ内のSiチップ3の外形を点線で示している。本実施形態では図1(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の4隅に搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。
本実施形態のはんだボール4の組成は、例えばAg2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。Sn-Ag-Cu系はんだ又はSn-Ag系はんだは、AgとSnとの化合物がはんだ中に微細分散することで強度が増す分散強化機構により高強度、高信頼性が得られる。より詳細には、Snを主成分として少なくともAgとCu又はAgを含み、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%であるはんだボールであり、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。特に、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。特に、Ag3〜3.8mass%の時に最も良い信頼性が得られる。
一方、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、Ag含有量が少なくはんだが変形しやすい組成として、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。より詳細には、Snを主成分として少なくともAgとCu又はAgを含み、Ag0.1〜1.0mass%、Cu0〜1mass%であるはんだボールであり、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
このようなBGAパッケージは、図11に示されるように回路基板6に実装される。
Siチップ内側の領域では、Siチップ3の端部直下、特にSiチップ3の4隅直下に配置されるはんだボール4が、電源のオン/オフ等に伴い繰り返し加わる熱応力によるSiチップ3と回路基板6との熱膨張差による負荷が最も大きくなる。本実施形態によるBGAパッケージによれば、Siチップ3の4隅直下に配置されるはんだボール4の組成として、熱疲労特性が良いAg2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snを用いているので、高強度、高信頼性が得られ、熱疲労特性の劣化を防止できる。
一方、落下などの衝撃に関しては、衝撃による基板変形がはんだボールに掛かる主な負荷であり、BGAパッケージでは、その最外周、特に4隅に最も高い負荷が掛かる。本実施形態によるBGAパッケージによれば、最外周を含むその他の部分に搭載されたはんだボール5の組成をAg0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとしている。Ag含有量が少なくはんだが変形しやすいので、耐衝撃性能を向上させることができる。よって、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図2(a)は本発明の第2実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図2(b)は図2(a)のB−B線に沿った断面図である。本実施形態もまた、フルグリッドのBGAパッケージに本発明を適用した場合である。第2実施形態によるBGAパッケージは第1実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第1実施形態によるBGAパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第1実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図2(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の4隅と、Siチップ3の4隅の近傍の領域とに対応して搭載している。言い換えると、Siチップ3の4隅とSiチップ3の4隅の近傍のはんだボールを、はんだボール4としている。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。すなわち、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分にははんだボール5を搭載している。第1実施形態と同様に、はんだボール4とはんだボール5とはお互いに組成が異なっている。
本実施形態のはんだボール4の組成は、第1実施形態と同じく、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましく、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、第1実施形態と同じく、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5は、第1実施形態と同じく、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第1実施形態のBGAパッケージと同じように、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図3(a)は本発明の第3実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図3(b)は図3(a)のC−C線に沿った断面図である。図4(a)、図4(c)、図5(a)及び図5(c)は本発明の第3実施形態によるBGAパッケージの製造方法を説明するための製造工程順の平面図であり、図4(b)及び図4(d)、図5(b)及び図5(d)はそれぞれC−C線に沿った製造工程順の断面図である。本実施形態もまた、フルグリッドのBGAパッケージに本発明を適用した場合である。第1実施形態によるBGAパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第1実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。第1実施形態と同様に、はんだボール4とはんだボール5とはお互いに組成が異なっている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図3(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。すなわち、Siチップ3の外形の直下の一列に、はんだボール4を搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。すなわち、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分にはんだボール5を搭載している。
本実施形態のはんだボール4の組成は、第1実施形態と同じく、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましく、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。はんだボール5の組成は、第1実施形態と同じく、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5は、第1実施形態と同じく、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第1実施形態のBGAパッケージと同じように、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
次に、本実施形態によるBGAパッケージの製造方法について、図4及び図5を参照して説明する。図4(a)及び図4(b)に示すように、インタポーザ2の表面に、Siチップ3を実装する。インタポーザ2は、Siチップ3の端子ピッチを基板に実装が容易になるよう広げる目的で用いられる。表面にはSiチップ3と電気的に接続するための電極パッドが設けられており、所謂ワイヤボンディング或いはバンプを介したフリップチップボンディングにて実装する。
次に、図4(c)及び図4(d)に示すように、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように、モールド1を形成する。モールド1には、Siチップ3及びインタポーザ2の表面を保護する目的がある。先の工程でバンプを介したフリップチップボンディングでSiチップ3をインタポーザ2に実装した場合には、Siチップ3とインタポーザ2との間隙をエポキシ等の樹脂で充填する所謂アンダーフィルを実施することが多く、この場合は、モールド形成は必須ではない。
次に、図5(a)及び図5(b)に示すように、インタポーザ2のSiチップ実装面と反対の面に形成された電極パッド上に、はんだボール5を搭載する。このとき、はんだボール4を形成する箇所には、はんだボール5を搭載せず、空けておく。すなわち、Siチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応する箇所は、はんだボールを搭載せず、空けておく。はんだボール5の搭載前に、スクリーン印刷法などを用いて上記電極パッド上にフラックスを供給しておくと、ボール搭載後の移動や脱落を防止できる。また、はんだ溶融時には、電極へのはんだ濡れを向上することができる。はんだボール5の搭載は、効率の面から振込み式のボール搭載機を用いるのが好ましい。
次に、図5(c)及び図5(d)に示すように、前工程にて空けておいた電極パッド上にはんだボール4を、真空吸着治具などを用いて搭載する。すなわち、Siチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応する電極パッド上に、はんだボール4を搭載する。さらに、リフロー炉等による加熱で、電極パッド上にはんだボール4及びはんだボール5を溶融、固着する。はんだボール4の搭載は、既にはんだボール5が搭載されているので、振込み式の搭載機では搭載に工夫が必要となる。従って、はんだボールをピックアップして搭載するタイプの搭載機を使用することが好ましい。振込み式の搭載機を用いる場合には、2種のはんだボールが混ざる可能性を排除する目的で、2枚の振込み用マスクを用いて2種のはんだボールを搭載することが望ましい。また、2回目に用いるマスクでは、はんだボール5の搭載部分の開口径を大きくしておくと、すでに搭載したはんだボール5とマスクとの接触を防止できる。2回目のマスクをインタポーザ2上に接触するように、もしくは浮かした状態で保持し、先に搭載済みのはんだボール5をずらさないよう、ブラシ等ではんだボール4をマスクの開口に振り込む。これにより、2種のはんだボールを振り込み法で搭載することが可能となる。
本実施形態によるBGAパッケージの製造方法によれば、上述したBGAパッケージを製造することができる。組成の異なる2種のはんだボールを別々に搭載するため、ボール搭載工程が増加し、スループット=コストが上昇する懸念があるが、Ag含有量の少ないはんだを使用しているため、十分に安価なパッケージを提供することができる。組成の異なる2種のはんだボールを別々に搭載しているが、はんだボール4及びはんだボール5を電極パッド上にリフロー炉等による加熱で同時に溶融、固着するので、溶融、固着に関し製造工程が増えることはない。また、図4及び図5では、図3に示す第3実施形態によるBGAパッケージの製造方法を示しているが、図1や図2に示す実施形態によるBGAパッケージの構造も、上述した製造方法で同様に製造可能である。この場合、はんだボール4を搭載する数を少なくすれば、ピックアップもしくは振り込み個数が減り、スループットを改善できる。
以上述べた製造方法により、熱疲労特性の優れるはんだをSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に沿って配置し、衝撃により変形しやすいはんだをその他の領域に配置することで、熱疲労、落下衝撃の両方に強いBGAパッケージを提供することが可能となる。また、はんだボールの大部分を、高価なAgの含有量が低い組成とすることで、安価で信頼性の高いBGAパッケージの製造方法が提供可能となる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図6(a)は本発明の第4実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図6(b)は図6(a)のD−D線に沿った断面図である。第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図6(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。さらに、Siチップ3の外形の内側の領域及びSiチップ3の外形の外側の領域にも、はんだボール4を搭載している。第3実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列にはんだボール4を搭載しているが、本実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列、その内周列及び外周列を含む複数列、図6では三列、にはんだボール4を搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。本実施形態によれば、強度の高いはんだを複数列配列することにより、熱応力を各々のバンプに分散することができる。これにより、繰り返し熱応力に対する長寿命化が期待できる。
本実施形態のはんだボール4の組成は、第3実施形態と同じく、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましく、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5は、第3実施形態と同じく、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、第3実施形態と同じく、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第3実施形態のBGAパッケージと同じように、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図7(a)は本発明の第5実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図7(b)は図7(a)のE−E線に沿った断面図である。本実施形態は、フルグリッドではないBGAパッケージに本発明を適用した場合である。はんだボールの配列は、BGAパッケージに必要な端子数により決まるので、適宜ボール配列を変更することができる。第5実施形態によるBGAパッケージは第1実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第1実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第1実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図7(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の4隅に搭載している。Siチップ内側の領域にはんだボールが存在しない領域が設けられており、それ以外の領域にははんだボール5が搭載されている。言い換えると、すなわち、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分にははんだボール5を搭載している。
本実施形態のはんだボール4の組成は、第1実施形態と同じく、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましく、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、第1実施形態と同じく、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5は、第1実施形態と同じく、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第1実施形態のBGAパッケージと同じように、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第6実施形態〕
次に、本発明の第6実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図8(a)は本発明の第6実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図8(b)は図8(a)のF−F線に沿った断面図である。本実施形態もまた、フルグリッドではないBGAパッケージに本発明を適用した場合である。第6実施形態によるBGAパッケージは第3実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第3実施形態によるBGAパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図8(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。本実施形態のBGAパッケージでは、Siチップの内側の領域にはんだボールを搭載していない箇所が存在している点が、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと相違している。
本実施形態のはんだボール4の組成は、第3実施形態と同じく、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましく、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5は、第3実施形態と同じく、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、第3実施形態と同じく、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第3実施形態のBGAパッケージと同じように、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第7実施形態〕
次に、本発明の第7実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図9(a)は本発明の第7実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図9(b)は図9(a)のG−G線に沿った断面図である。第7実施形態によるBGAパッケージは第3実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図9(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。さらに、図9(a)に示すように、Siチップ3の外形の各辺にはんだボール5が搭載されている。さらに、はんだボール5をそれ以外の部分に搭載している。本実施形態のBGAパッケージでは、図9(a)に示すように、Siチップ3の外形の各辺にはんだボール5を1個づつ搭載している点が、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと相違している。言い換えると、はんだボール4をSiチップ3の外形の4隅と、Siチップ3の外形の4隅近傍の外形に対応して搭載しており、それ以外のSiチップ3の外形に対応してはんだボール5を搭載している。
本実施形態のはんだボール4の組成は、第3実施形態と同じく、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましく、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5は、第3実施形態と同じく、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、第3実施形態と同じく、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第3実施形態のBGAパッケージと同じように、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第8実施形態〕
次に、本発明の第8実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図10(a)は本発明の第8実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図10(b)は図10(a)のH−H線に沿った断面図である。第8実施形態によるBGAパッケージは第2乃至第4実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、これら実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージなどと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図10(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。さらに、Siチップ3の外形の内側の領域にも、はんだボール4を搭載している。第3実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列にはんだボール4を搭載しているが、本実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列及びその内周列を含む複数列、図10では二列、にはんだボール4を搭載している。さらに、Siチップ3の4隅の近傍の領域にもはんだボール4を搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。
本実施形態のはんだボール4の組成は、第3実施形態などと同じく、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましく、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5は、第3実施形態と同じく、Bi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。
少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、第3実施形態などと同じく、Ag0.1〜1mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第3実施形態のBGAパッケージと同じように、耐衝撃性能と熱疲労特性を両立できるBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。本実施形態によれば、強度の高いはんだを複数列配列することにより、熱応力を各々のバンプに分散することができる。これにより、繰り返し熱応力に対する長寿命化が期待できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第3実施形態によるBGAパッケージの製造方法で言及したが、上記第1、第2、第4乃至第8実施形態によるBGAパッケージにおいても、Siチップ3をインタポーザ2へフリップチップボンディングで実装した場合には、Siチップ3とインタポーザ2との間隙をエポキシ等の樹脂で充填する所謂アンダーフィルを実施することが多い。このような構造の場合には、モールド1の形成は必須ではなく、省略することができる。
〔第9実施形態〕
次に、本発明の第9実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図12(a)は本発明の第9実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図12(b)は図12(a)のI−I線に沿った断面図である。図22はこのようなBGAパッケージを用いた実装構造の一例を示す断面図である。本実施形態は、フルグリッドのBGAパッケージに本発明を適用した場合である。
図12(a)及び図12(b)に示すように、本実施形態によるBGAパッケージは、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。はんだボール4及びはんだボール5は、Sn-Ag-Cu系合金又はSn-Ag系合金である。
BGAパッケージの回路基板への実装を容易にするよう、Siチップ3の端子ピッチを広げる目的でインタポーザ2は用いられる。インタポーザ2の一主表面には電極パッドが設けられており、所謂ワイヤボンディング或いはバンプを介したフリップチップボンディングにて、インタポーザ2の電極パッドとSiチップ3とが電気的に接続される。Siチップ実装面と反対の面には電極パッドが形成されており、このインタポーザ2のSiチップ実装面に形成された電極パッドと電気的に接続されている。インタポーザ2のSiチップ実装面と反対の面の電極パッドには、上述したはんだボール4やはんだボール5が固着されている。はんだボール4とはんだボール5とはお互いに組成が異なっている。
図12(a)では、本実施形態によるBGAパッケージを透視したものとして、BGAパッケージ内のSiチップ3の外形を点線で示している。本実施形態では図12(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の4隅に搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。
本実施形態のはんだボール4の組成は、Ag2〜4mass%、Cu0〜1mass%、Bi0.1〜2mass%、In0.1〜1mass%、Sb0.1〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。言い換えると、Snを主成分として、Agを2以上〜4以下mass%だけ含有し、Cuを1以下mass%だけ含有し、Bi、In、及びSbのうち少なくとも一種を0.1mass%以上、1mass%以下含有することが好ましい。Sn-Ag-Cu系はんだ又はSn-Ag系はんだは、Bi、In、SbがSnに固溶する固溶強化機構或いはSnとの化合物を形成してはんだ中に微細分散することで強度が増す分散強化機構により高強度、高信頼性が得られる。Bi、In、Sb以外に、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含んでよく、その総量が2mass%以下であるようにする。特に、Ag3〜3.8mass%、Cu0.5〜0.8mass%とすることがより好ましい。特に、Ag3〜3.8mass%の時に最も良い信頼性が得られる。
一方、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分に搭載しているはんだボール5の組成は、Ag1〜4mass%、Cu0〜1mass%、残部Snとすることが好ましい。現在一般的に用いられているSn-3.0Ag-0.5Cuなどを用いることができる。
このようなBGAパッケージは、図22に示されるように回路基板6に実装される。
Siチップ内側の領域では、Siチップ3の端部直下、特にSiチップ3の4隅直下に配置されるはんだボール4が、電源のオン/オフ等に伴い繰り返し加わる熱応力によるSiチップ3と回路基板6との熱膨張差による負荷が最も大きくなる。
背景技術のBGAタイプのパッケージでは、基板とSiチップとの間の線膨張係数差に起因するはんだクラックが問題となっていた。これを克服するため、BGAパッケージと基板との間を樹脂で固める、所謂アンダーフィルを用いたり、BGAパッケージ周囲を金属キャップで囲う方法が取られている。しかしながら、これらの方法では、BGAパッケージ以外にアンダーフィルや金属キャップ等の部材が必要となり、さらにこれに伴う工程も増えるためコストアップが避けられなかった。
これに対し、本実施形態によるBGAパッケージによれば、Siチップ3の4隅直下に配置されるはんだボール4の組成として、熱疲労特性が良いAg2〜4mass%、Cu0〜1mass%、Bi0.1〜2mass%、In0.1〜1mass%、Sb0.1〜1mass%、残部Snを用いている。これにより、高強度、高信頼性が得られ、一般的なSn-3.0Ag-0.5Cuはんだと比較して熱疲労特性を向上することができる。また、本実施形態によれば、はんだボール5のAg組成を低減した場合であっても高強度が得られる。そのため、第1実施形態と同様に耐衝撃性能と耐熱疲労特性の両立を図ることができる。
〔第10実施形態〕
次に、本発明の第10実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図13(a)は本発明の第10実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図13(b)は図13(a)のJ−J線に沿った断面図である。本実施形態もまた、フルグリッドのBGAパッケージに本発明を適用した場合である。第10実施形態によるBGAパッケージは第9実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第9実施形態によるBGAパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第9実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図13(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の4隅と、Siチップ3の4隅の近傍の領域とに対応して搭載している。言い換えると、Siチップ3の4隅とSiチップ3の4隅の近傍のはんだボールを、はんだボール4としている。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。すなわち、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分にははんだボール5を搭載している。第9実施形態と同様に、はんだボール4とはんだボール5とはお互いに組成が異なっている。
本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5の組成は、第9実施形態と同じである。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第9実施形態のBGAパッケージと同じように、熱疲労特性が良好なBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第11実施形態〕
次に、本発明の第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図14(a)は本発明の第11実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図11(b)は図11(a)のK−K線に沿った断面図である。図15(a)、図15(c)、図16(a)及び図16(c)は本発明の第11実施形態によるBGAパッケージの製造方法を説明するための製造工程順の平面図であり、図15(b)及び図15(d)、図16(b)及び図16(d)はそれぞれK−K線に沿った製造工程順の断面図である。本実施形態もまた、フルグリッドのBGAパッケージに本発明を適用した場合である。第9実施形態によるBGAパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第9実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。第1実施形態と同様に、はんだボール4とはんだボール5とはお互いに組成が異なっている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図14(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。すなわち、Siチップ3の外形の直下の一列に、はんだボール4を搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。すなわち、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分にはんだボール5を搭載している。
本実施形態のはんだボール4及びはんだボール5の組成は、第9実施形態と同じである。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第9実施形態のBGAパッケージと同じように、熱疲労特性が良好なBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
次に、本実施形態によるBGAパッケージの製造方法について、図面を参照して説明する。図15(a)及び図15(b)に示すように、インタポーザ2の表面に、Siチップ3を実装する。インタポーザ2は、Siチップ3の端子ピッチを基板に実装が容易になるよう広げる目的で用いられる。表面にはSiチップ3と電気的に接続するための電極パッドが設けられており、所謂ワイヤボンディング或いはバンプを介したフリップチップボンディングにて実装する。
次に、図15(c)及び図15(d)に示すように、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように、モールド1を形成する。モールド1には、Siチップ3及びインタポーザ2の表面を保護する目的がある。先の工程でバンプを介したフリップチップボンディングでSiチップ3をインタポーザ2に実装した場合には、Siチップ3とインタポーザ2との間隙をエポキシ等の樹脂で充填する所謂アンダーフィルを実施することが多く、この場合は、モールド形成は必須ではない。
次に、図16(a)及び図16(b)に示すように、インタポーザ2のSiチップ実装面と反対の面に形成された電極パッド上に、はんだボール5を搭載する。このとき、はんだボール4を形成する箇所には、はんだボール5を搭載せず、空けておく。すなわち、Siチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応する箇所は、はんだボールを搭載せず、空けておく。はんだボール5の搭載前に、スクリーン印刷法などを用いて上記電極パッド上にフラックスを供給しておくと、ボール搭載後の移動や脱落を防止できる。また、はんだ溶融時には、電極へのはんだ濡れを向上することができる。はんだボール5の搭載は、効率の面から振込み式のボール搭載機を用いるのが好ましい。
次に、図16(c)及び図16(d)に示すように、前工程にて空けておいた電極パッド上にはんだボール4を、真空吸着治具などを用いて搭載する。すなわち、Siチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応する電極パッド上に、はんだボール4を搭載する。さらに、リフロー炉等による加熱で、電極パッド上にはんだボール4及びはんだボール5を溶融、固着する。はんだボール4の搭載は、既にはんだボール5が搭載されているので、振込み式の搭載機では搭載に工夫が必要となる。従って、はんだボールをピックアップして搭載するタイプの搭載機を使用することが好ましい。振込み式の搭載機を用いる場合には、2種のはんだボールが混ざる可能性を排除する目的で、2枚の振込み用マスクを用いて2種のはんだボールを搭載することが望ましい。また、2回目に用いるマスクでは、はんだボール5の搭載部分の開口径を大きくしておくと、すでに搭載したはんだボール5とマスクとの接触を防止できる。2回目のマスクをインタポーザ2上に接触するように、もしくは浮かした状態で保持し、先に搭載済みのはんだボール5をずらさないよう、ブラシ等ではんだボール4をマスクの開口に振り込む。これにより、2種のはんだボールを振り込み法で搭載することが可能となる。
本実施形態によるBGAパッケージの製造方法によれば、上述したBGAパッケージを製造することができる。組成の異なる2種のはんだボールを別々に搭載するため、ボール搭載工程が増加し、スループット=コストが上昇する懸念があるが、Ag含有量の少ないはんだを使用しているため、十分に安価なパッケージを提供することができる。組成の異なる2種のはんだボールを別々に搭載しているが、はんだボール4及びはんだボール5を電極パッド上にリフロー炉等による加熱で同時に溶融、固着するので、溶融、固着に関し製造工程が増えることはない。また、図15及び図16では、図14に示す第11実施形態によるBGAパッケージの製造方法を示しているが、図12や図13に示す第9実施形態や第10実施形態によるBGAパッケージの構造も、上述した製造方法で同様に製造可能である。この場合、はんだボール4を搭載する数を少なくすれば、ピックアップもしくは振り込み個数が減り、スループットを改善できる。
以上述べた製造方法により、熱疲労特性の優れるはんだをSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に沿って配置することで、熱疲労特性が良好なBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第12実施形態〕
次に、本発明の第12実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図17(a)は本発明の第12実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図17(b)は図17(a)のL−L線に沿った断面図である。第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図17(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。さらに、Siチップ3の外形の内側の領域及びSiチップ3の外形の外側の領域にも、はんだボール4を搭載している。第11実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列にはんだボール4を搭載しているが、本実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列、その内周列及び外周列を含む複数列、図17では三列、にはんだボール4を搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。本実施形態によれば、強度の高いはんだを複数列配列することにより、熱応力を各々のバンプに分散することができる。これにより、繰り返し熱応力に対する長寿命化が期待できる。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第3実施形態のBGAパッケージと同じように、熱疲労特性が良好なBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第13実施形態〕
次に、本発明の第13実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図18(a)は本発明の第13実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図18(b)は図18(a)のM−M線に沿った断面図である。本実施形態は、フルグリッドではないBGAパッケージに本発明を適用した場合である。はんだボールの配列は、BGAパッケージに必要な端子数により決まるので、適宜ボール配列を変更することができる。第13実施形態によるBGAパッケージは第9実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第9実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第9実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図18(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の4隅に搭載している。Siチップ内側の領域にはんだボールが存在しない領域が設けられており、それ以外の領域にははんだボール5が搭載されている。言い換えると、すなわち、少なくともインタポーザ2の上記組成のはんだボール4よりも外側の領域など、BGAパッケージの最外周を含むその他の部分にははんだボール5を搭載している。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第9実施形態のBGAパッケージと同じように、熱疲労特性が良好なBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第14実施形態〕
次に、本発明の第14実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図19(a)は本発明の第14実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図19(b)は図19(a)のO−O線に沿った断面図である。本実施形態もまた、フルグリッドではないBGAパッケージに本発明を適用した場合である。第14実施形態によるBGAパッケージは第11実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第11実施形態によるBGAパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図19(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。本実施形態のBGAパッケージでは、Siチップの内側の領域にはんだボールを搭載していない箇所が存在している点が、第3実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと相違している。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第11実施形態のBGAパッケージと同じように、熱疲労特性が良好なBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第15実施形態〕
次に、本発明の第15実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図20(a)は本発明の第15実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図20(b)は図20(a)のP−P線に沿った断面図である。第15実施形態によるBGAパッケージは第11実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図20(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。さらに、図20(a)に示すように、Siチップ3の外形の各辺にはんだボール5が搭載されている。さらに、はんだボール5をそれ以外の部分に搭載している。本実施形態のBGAパッケージでは、図20(a)に示すように、Siチップ3の外形の各辺にはんだボール5を1個づつ搭載している点が、第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと相違している。言い換えると、はんだボール4をSiチップ3の外形の4隅と、Siチップ3の外形の4隅近傍の外形に対応して搭載しており、それ以外のSiチップ3の外形に対応してはんだボール5を搭載している。
本実施形態によるBGAパッケージによれば、第11実施形態のBGAパッケージと同じように、熱疲労特性が良好なBGAタイプのLSIパッケージを提供できる。
〔第16実施形態〕
次に、本発明の第16実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージ、すなわちBGAパッケージについて、図面を参照しながら説明する。図21(a)は本発明の第16実施形態によるBGAパッケージを示す平面図であり、図21(b)は図21(a)のQ−Q線に沿った断面図である。第16実施形態によるBGAパッケージは第10乃至第12実施形態によるBGAパッケージの変形例であり、これら実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージと同じ要素については同じ参照番号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態によるBGAパッケージは、第11実施形態によるBGAタイプのLSIパッケージなどと同様に、チップが実装されるインタポーザ2と、インタポーザ2の一主表面に実装された、チップの一例としてのSiチップ3と、Siチップ3及びインタポーザ2のSiチップ実装面を覆うように形成されたモールド1と、インタポーザ2のSiチップ実装面とは反対の面にグリッド状に配列されたはんだボール4及びはんだボール5とを備えている。
本実施形態によるBGAパッケージでは、図21(a)に示すように、はんだボール4を正方形或いは長方形をなしているSiチップ3の外形の4隅を含みSiチップ3の外形に対応して搭載している。さらに、Siチップ3の外形の内側の領域にも、はんだボール4を搭載している。第11実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列にはんだボール4を搭載しているが、本実施形態によるBGAパッケージでは、Siチップ3の外形の直下の一列及びその内周列を含む複数列、図21では二列、にはんだボール4を搭載している。さらに、Siチップ3の4隅の近傍の領域にもはんだボール4を搭載している。はんだボール5はそれ以外の部分に搭載している。
本実施形態によれば、強度の高いはんだを複数列配列することにより、熱応力を各々のバンプに分散することができる。これにより、繰り返し熱応力に対する長寿命化が期待できる。
図12から図22のような構成とすることで、耐熱疲労特性の良好なパッケージを得ることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第3実施形態によるBGAパッケージの製造方法で言及したが、上記第1、第2、第4乃至第8実施形態によるBGAパッケージにおいても、Siチップ3をインタポーザ2へフリップチップボンディングで実装した場合には、Siチップ3とインタポーザ2との間隙をエポキシ等の樹脂で充填する所謂アンダーフィルを実施することが多い。このような構造の場合には、モールド1の形成は必須ではなく、省略することができる。
また、第9、第11、第12乃至第16実施形態によるBGAパッケージにおいても、Siチップ3をインタポーザ2へフリップチップボンディングで実装した場合には、Siチップ3とインタポーザ2との間隙をエポキシ等の樹脂で充填する所謂アンダーフィルを実施することが多い。このような構造の場合には、モールド1の形成は必須ではなく、省略することができる。
上述した実施形態については、その新規な技術的内容の要点をまとめると、以下のようになる。
尚、上記の実施形態の一部又は全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1)チップが実装されるインタポーザと、前記インタポーザの前記チップ実装面とは反対の面にグリッド状に搭載された複数のはんだボールとを備え、
前記複数のはんだボールは、前記チップの内側の領域又は前記チップの外形の近傍の領域に搭載された、第1の組成のはんだボールと、少なくとも前記インタポーザの第1の組成のはんだボールよりも外側の領域に搭載された、前記第1の組成とは異なる第2の組成のはんだボールとを含むことを特徴とするボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記2)前記複数のはんだボールはSn-Ag-Cu系合金又はSn-Ag系合金であることを特徴とする、付記1記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記3)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分としてAgを含有し、前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分としてAgを含有し、
前記第2の組成のはんだボールのAg含有量は前記第1の組成のはんだボールのAg含有量より少ないことを特徴とする、付記2記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記4)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを2〜4mass%だけ含有し、Cuを0〜1mass%だけ含有し、
前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを0.1〜1mass%だけ含有し、Cuを0〜1mass%だけ含有することを特徴とする、付記3記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記5)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを3〜3.8mass%だけ含有し、Cuを0.5〜0.8mass%だけ含有していることを特徴とする、付記4記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記6)前記はんだボールはBi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含有し、その総量が2mass%以下であることを特徴とする、付記2乃至5のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記7)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを2以上〜4以下mass%だけ含有し、Cuを1以下mass%だけ含有し、Bi、In、及びSbのうち少なくとも一種を0.1mass%以上、1mass%以下含有し、
前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを1以上〜4以下mass%だけ含有し、Cuを1以下mass%だけ含有することを特徴とする、付記1又は2記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記8)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを3〜3.8mass%だけ含有し、Cuを0.5〜0.8mass%だけ含有していることを特徴とする、付記7記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記9)前記1の組成のはんだボールはFe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含有し、その総量が2mass%以下であることを特徴とする、付記7又は8記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記10)前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅に対応して搭載されており、前記第2の組成のはんだボールは、それ以外の位置に搭載されていることを特徴とする、付記1乃至9のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記11)前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅とこの4隅の近傍の領域に対応して搭載されており、前記第2の組成のはんだボールは、それ以外の位置に搭載されていることを特徴とする、付記1乃至9のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記12)前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅を含み前記チップの外形に対応して搭載されていることを特徴とする、付記1乃至9のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記13)前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅を含み前記チップの外形に対応して複数列に搭載されていることを特徴とする、付記1乃至9のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記14)前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅の近傍の領域にも搭載されていることを特徴とする、付記13記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記15)前記チップの外形の4隅を含み前記チップの外形に対応して搭載された前記第1の組成のはんだボールよりも前記チップの内側の領域に、前記第2の組成のはんだボールが搭載されていることを特徴とする、付記12乃至14のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記16)前記チップの内側の領域には、前記第1の組成のはんだボール及び前記第2の組成のはんだボールが搭載されていない領域が存在していることを特徴とする、付記1乃至15のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
(付記17)インタポーザにチップを実装する工程と、前記インタポーザの前記チップ実装面とは反対の面にグリッド状に複数のはんだボールを搭載する工程とを備え、
前記複数のはんだボールは、前記チップの内側の領域又は前記チップの外形の近傍の領域に搭載された、第1の組成のはんだボールと、少なくとも前記インタポーザの第1の組成のはんだボールよりも外側の領域に搭載された、前記第1の組成とは異なる第2の組成のはんだボールとを含むことを特徴とするボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記18)前記複数のはんだボールはSn-Ag-Cu系合金又はSn-Ag系合金であることを特徴とする、付記17記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記19)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分としてAgを含有し、前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分としてAgを含有し、
前記第2の組成のはんだボールのAg含有量は前記第1の組成のはんだボールのAg含有量より少ないことを特徴とする、付記18記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記20)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを2〜4mass%だけ含有し、Cuを0〜1mass%だけ含有し、
前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを0.1〜1mass%だけ含有し、Cuを0〜1mass%だけ含有することを特徴とする、付記19記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記21)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを3〜3.8mass%だけ含有し、Cuを0.5〜0.8mass%だけ含有していることを特徴とする、付記20記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記22)前記はんだボールはBi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含有し、その総量が2mass%以下であることを特徴とする、付記18乃至21のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記23)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを2〜4mass%だけ含有し、Cuを0〜1mass%だけ含有し、Biを0〜2mass%だけ含有し、Inを0〜1mass%だけ含有し、Sbを0〜1mass%だけ含有し、
前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを1〜4mass%だけ含有し、Cuを0〜1mass%だけ含有することを特徴とする、付記18記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記24)前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを3〜3.8mass%だけ含有し、Cuを0.5〜0.8mass%だけ含有していることを特徴とする、付記23記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記25)前記1の組成のはんだボールはFe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含有し、その総量が2mass%以下であることを特徴とする、付記23又は24記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記26)前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅や前記チップの外形に対応して搭載されており、前記第2の組成のはんだボールは、それ以外の位置に搭載されていることを特徴とする、付記17乃至25のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記27)前記第2の組成のはんだボールを前記チップの外形の4隅及び前記チップの外形以外の領域に搭載した後、前記第1の組成のはんだボールを前記チップの外形の4隅や前記チップの外形に対応して搭載することを特徴とする、付記17乃至26のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
(付記28)前記第2の組成のはんだボールを振込み法を用いて搭載し、前記第1の組成のはんだボールを真空吸着法を用いて搭載することを特徴とする、付記27記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
1 モールド
2 インタポーザ
3 Siチップ
4 はんだボール
5 はんだボール
6 回路基板

Claims (10)

  1. チップが実装されるインタポーザと、前記インタポーザの前記チップ実装面とは反対の面にグリッド状に搭載された複数のはんだボールとを備え、
    前記複数のはんだボールは、前記チップの内側の領域又は前記チップの外形の近傍の領域に搭載された、第1の組成のはんだボールと、少なくとも前記インタポーザの第1の組成のはんだボールよりも外側の領域に搭載された、前記第1の組成とは異なる第2の組成のはんだボールとを含むことを特徴とするボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  2. 前記複数のはんだボールはSn-Ag-Cu系合金又はSn-Ag系合金であることを特徴とする、請求項1記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  3. 前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを2以上〜4以下mass%だけ含有し、Cuを1以下mass%だけ含有し、
    前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを0.1以上〜1以下mass%だけ含有し、Cuを1以下mass%だけ含有することを特徴とする、請求項1又は2記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  4. 前記第1の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを2以上〜4以下mass%だけ含有し、Cuを1以下mass%だけ含有し、Bi、In、及びSbのうち少なくとも一種を0.1mass%以上、1mass%以下含有し、
    前記第2の組成のはんだボールはSnを主成分として、Agを1以上〜4以下mass%だけ含有し、Cuを1以下mass%だけ含有することを特徴とする、請求項1又は2記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  5. 前記はんだボールはBi、In、Sb、Fe、Co、Ni、Cr、Ti、Mn、Ge、P、Au、Pd、Ptのうちいずれか1つもしくは複数を含有し、その総量が2mass%以下であることを特徴とする、請求項2乃至3のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  6. 前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅に対応して搭載されており、前記第2の組成のはんだボールは、それ以外の位置に搭載されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  7. 前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅とこの4隅の近傍の領域に対応して搭載されており、前記第2の組成のはんだボールは、それ以外の位置に搭載されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  8. 前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅を含み前記チップの外形に対応して搭載されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  9. 前記第1の組成のはんだボールは、前記チップの外形の4隅を含み前記チップの外形に対応して複数列に搭載されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか一項記載のボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージ。
  10. インタポーザにチップを実装する工程と、前記インタポーザの前記チップ実装面とは反対の面にグリッド状に複数のはんだボールを搭載する工程とを備え、
    前記複数のはんだボールは、前記チップの内側の領域又は前記チップの外形の近傍の領域に搭載された、第1の組成のはんだボールと、少なくとも前記インタポーザの第1の組成のはんだボールよりも外側の領域に搭載された、前記第1の組成とは異なる第2の組成のはんだボールとを含むことを特徴とするボールグリッドアレイタイプのLSIパッケージの製造方法。
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