JPH09199540A - 半導体装置及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその装置 - Google Patents

半導体装置及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその装置

Info

Publication number
JPH09199540A
JPH09199540A JP701796A JP701796A JPH09199540A JP H09199540 A JPH09199540 A JP H09199540A JP 701796 A JP701796 A JP 701796A JP 701796 A JP701796 A JP 701796A JP H09199540 A JPH09199540 A JP H09199540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
printed wiring
solder bumps
solder
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP701796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Iketani
之宏 池谷
Terumi Nakahara
照己 中原
Tetsuo Komatsu
哲郎 小松
Tetsushi Imi
哲志 伊美
Junji Nakada
順二 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP701796A priority Critical patent/JPH09199540A/ja
Publication of JPH09199540A publication Critical patent/JPH09199540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48225Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation
    • H01L2224/48227Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation connecting the wire to a bond pad of the item
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、半導体装置を実装基板に実装したと
きに、はんだバンプの形状を鼓状に成形させ、接続寿命
を長くするとともに、信頼性を向上させることを目的と
する。 【解決手段】本発明の半導体装置は、BGA方式のはん
だバンプは、分散して設けられた複数の小形はんだバン
プと、上記小形はんだバンプより大径かつ上記プリント
配線板の少なくとも3点支持位置に設けられた大形はん
だバンプとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BGA(all
rid rray)方式の半導体装置及び実装構
造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、携帯型電話機や小形パソコンの普
及に伴い電子機器の高機能化、高性能化とともに、小
形、軽量、薄型化の動きが活発化している。これに照応
して、LSIチップの高密度化、高集積化も急激に進ん
だ結果、LSIチップの多ピン化や大形化が進んでい
る。
【0003】ところで、マウント型のパッケージである
QFP(uad lat ackage)は、L
SIチップ多ピン化に対応して出現したもので、現在、
0.5mmピッチ品の使用が一般化しつつある。しか
し、この先、0.4mmピッチ品や0.3mmピッチの
QFPとなると、リード変形やパッケージクラックや実
装プロセス側の問題を解決することがすこぶる困難とな
り、QFP実装の限界となつている。
【0004】そこで、近時、PGA(in rid
rray)の面実装版としてのBGAが急浮上して
いる。このBGAは、LSIパッケージの周辺部から取
り出すQFPと異なり、PGAと同様に外部電極をエリ
アアレイ状に取り出し、PGAよりも多ピン化すること
により、多ピンになるほどパッケージ外形を大幅に小形
化することができる。また、BGAの大きな利点とし
て、はんだの表面張力によりセルフアライメントが働
き、QFPのような厳密なマウント精度を必要としない
ことを上げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このB
GA方式の半導体装置が、使用環境により熱サイクルを
受ける場合、はんだバンプに大きな熱歪により熱変形を
生じてしまう。すなわち、図23に示すように、熱サイ
クル環境下においては、半導体チップが搭載されている
基板Bと、はんだバンプCがリフローはんだ付けされる
基板Dの熱膨脹率の差に起因して、基板B,D間に介挿
されているはんだバンプCには、熱歪による熱応力がか
かる(図24参照,この図において、図線の密度が高い
領域は、応力が集中していることを示している。)。と
くに、熱応力は、バンプCと電極パッドEの接続界面近
傍および基板B下面の半導体チップの外周領域相当部位
に集中してかかる傾向をもっている。この集中した熱応
力により、バンプCは疲労破壊Fを起こし、接続寿命を
短くするとともに及び信頼性を著しく損なう原因となっ
ていた。
【0006】本発明は、上記事情を勘案してなされたも
ので、上記課題を解決する高信頼性を有する半導体装置
及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方
法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置
は、プリント配線板と、このプリント配線板の上面に装
着された半導体チップと、上記プリント配線板の下面に
配設されたボール状をなす複数のはんだバンプと、上記
プリント配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封
するモールドレジンとを具備し、上記はんだバンプは、
分散して設けられた複数の小形はんだバンプと、上記小
形はんだバンプより大径かつ上記プリント配線板の少な
くとも3点支持位置に設けられた大形はんだバンプとか
らなることを特徴とする請求項2の半導体装置は、請求
項1において、大形はんだバンプの融点は、小形はんだ
バンプの融点よりも高いことを特徴とする。
【0008】請求項3の半導体装置は、請求項1におい
て、大形はんだバンプ及び小形はんだバンプの先端は、
面一に面取りされていることを特徴とする。しかして、
請求項1乃至請求項3の半導体装置によれば、この半導
体装置を実装基板に実装したときにはんだバンプの形状
を鼓状に成形することが可能となる結果、接続寿命が長
くなるとともに、信頼性が向上する。
【0009】請求項4の半導体装置は、プリント配線板
と、このプリント配線板の上面に装着された半導体チッ
プと、上記プリント配線板の下面に配設されたボール状
をなす複数のはんだバンプと、上記プリント配線板の上
面を被覆し上記半導体チップを密封するモールドレジン
とを具備し、上記プリント配線板の下面の上記半導体チ
ップの各辺部に対応する領域には、はんだバンプは設け
られていないことを特徴とする。
【0010】しかして、請求項4の半導体装置によれ
ば、はんだバンプのクラックの発生や疲労破壊の防止に
寄与することができる。請求項5の半導体装置は、プリ
ント配線板と、このプリント配線板の上面に装着された
半導体チップと、上記プリント配線板の下面に配設され
たボール状をなす複数のはんだバンプと、上記プリント
配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封するモー
ルドレジンとを具備し、上記プリント配線板の下面には
上記はんだバンプを検査するための光ファイバを案内す
る案内溝が設けられていることを特徴とする半導体装
置。
【0011】しかして、請求項5の半導体装置によれ
ば、従来困難とされていたBGA方式の実装構造体の実
装状態の良否検査を非破壊で行うことができる。請求項
6の半導体装置は、プリント配線板と、このプリント配
線板の上面に装着された半導体チップと、上記プリント
配線板の下面に配設されたボール状をなす複数のはんだ
バンプと、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導
体チップを密封するモールドレジンと、このモールドレ
ジンの上面に上記プリント配線板と平行に装着された上
部基板とを具備するすることを特徴とする。
【0012】請求項7の半導体装置は、請求項6におい
て、上部基板は、プリント配線板と同一材質からなるこ
とを特徴とする。請求項8の半導体装置は、請求項6に
おいて、上部基板は、金属材質からなることを特徴とす
る。
【0013】しかして、請求項6乃至請求項8の半導体
装置によれば、プリント配線板と上部基板の反りに基因
する内部応力が互いに相殺される結果、プリント配線板
の反り量も相当減殺され、これにより、実装構造体を製
造する場合に、半導体装置のプリント配線板へのバンブ
接続の信頼性を高めることが可能となる。
【0014】請求項9の実装構造体は、プリント配線板
と、このプリント配線板の上面に装着された半導体チッ
プと、上記プリント配線板の下面に配設された複数のは
んだバンプと、上記プリント配線板の上面を被覆し上記
半導体チップを密封するモールドレジンと、上記はんだ
バンプを介して上記プリント配線板がはんだ付けされた
実装基板とを具備し、上記はんだバンプが鼓状をなして
いることを特徴とする。
【0015】しかして、請求項9の実装基板によれば、
鼓状のはんだバンプが、半導体装置と実装基板との熱膨
張係数差により発生する熱歪を吸収するように作用する
ためはんだバンプにおけるクラックの発生や疲労破壊を
防止することが可能となる。
【0016】請求項10の実装構造体は、プリント配線
板と、このプリント配線板の上面に装着された半導体チ
ップと、上記プリント配線板の下面に配設された複数の
はんだバンプと、上記プリント配線板の上面を被覆し上
記半導体チップを密封するモールドレジンと、上記はん
だバンプを介して上記プリント配線板がはんだ付けされ
た実装基板とを具備し、上記はんだバンプは、信号伝達
用のはんだバンプと、放熱用のはんだバンプとからな
り、上記実装基板には、上記信号伝達用のはんだバンプ
が接続される電極パッド及び上記放熱用のはんだバンプ
が接続されるスルーホールが設けられていることを特徴
とする。
【0017】しかして、請求項10の実装基板によれ
ば、大形はんだバンプ5b…の放熱効果が著しく高ま
る。請求項11の実装構造体の製造方法は、プリント配
線板と、このプリント配線板の上面に装着された半導体
チップと、上記プリント配線板の下面に配設されたボー
ル状をなす複数のはんだバンプと、上記プリント配線板
の上面を被覆し上記半導体チップを密封するモールドレ
ジンとを具備し、上記はんだバンプは、分散して設けら
れた複数の小形はんだバンプと、上記小形はんだバンプ
より大径かつ上記プリント配線板の少なくとも3点支持
位置に設けられた大形はんだバンプとからなる半導体装
置を実装基板にはんだ付けすることにより得られる実装
構造体の製造方法において、上記半導体装置を上記実装
基板の対応する接続位置に載置する位置決め工程と、上
記位置決め工程後に加熱冷却することにより上記小形は
んだバンプを溶融固化させ上記小形はんだバンプを鼓状
に成形するはんだ付け工程とを具備することを特徴とす
る。
【0018】請求項12の実装構造体の製造方法は、請
求項11において、はんだ付け工程においては、小形は
んだバンプのみ溶融する温度に加熱することを特徴とす
る。請求項13の実装構造体の製造方法は、請求項11
において、はんだ付け工程においては、小形はんだバン
プ及び大形はんだバンプが溶融する温度に加熱すること
を特徴とする。
【0019】しかして、請求項11乃至請求項13の実
装構造体の製造方法によれば、はんだバンプを所望の鼓
状形状に成形することが可能となる結果、実装構造体の
接続寿命が長くなるとともに、信頼性が向上する。
【0020】請求項14の実装構造体の製造方法は、プ
リント配線板と、このプリント配線板の上面に装着され
た半導体チップと、上記プリント配線板の下面に配設さ
れたボール状をなす複数のはんだバンプと、上記プリン
ト配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封するモ
ールドレジンとを具備する半導体装置を上記はんだバン
プが接続される電極パッドが設けられている実装基板に
はんだ付けすることにより得られる実装構造体の製造方
法において、上記電極パッドうち少なくとも上記半導体
装置を3点支持する位置にある電極パッドのはんだ膜を
その他の電極パッドのはんだ膜よりも厚く形成するはん
だ膜被着工程と、上記はんだ膜被着工程後に上記半導体
装置を上記実装基板上に載置し上記各電極パッドに対応
するはんだバンプを対向させる位置決め工程と、上記位
置決め工程後に加熱冷却することにより上記はんだバン
プ及び上記はんだ膜を溶融固化させ上記はんだ膜が厚く
形成されていない電極パッドのはんだバンプを鼓状に成
形するはんだ付け工程とを具備することを特徴とする。
【0021】しかして、請求項14の実装構造体の製造
方法によれば、はんだバンプを所望の鼓状形状に成形す
ることが可能となる結果、実装構造体の接続寿命が長く
なるとともに、信頼性が向上する。
【0022】請求項15の実装構造体は、プリント配線
板と、このプリント配線板の上面に装着された半導体チ
ップと、上記プリント配線板の下面に配設された複数の
はんだバンプと、上記プリント配線板の上面を被覆し上
記半導体チップを密封するモールドレジンと、上記はん
だバンプを介して上記プリント配線板がはんだ付けされ
た実装基板とを具備し、上記プリント配線板の下面には
上記はんだバンプを検査するための光ファイバを案内す
る案内溝が設けられていることを特徴とする。
【0023】しかして、請求項15の実装基板によれ
ば、従来困難とされていたBGA方式の実装構造体の実
装状態の良否検査を非破壊で行うことができる。請求項
16の実装構造体の検査方法は、プリント配線板と、こ
のプリント配線板の上面に装着された半導体チップと、
上記プリント配線板の下面に配設された複数のはんだバ
ンプと、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導体
チップを密封するモールドレジンと、上記はんだバンプ
を介して上記プリント配線板がはんだ付けされた実装基
板とを具備し、上記プリント配線板の下面に案内溝が設
けられている実装構造体の検査方法において、上記案内
溝に沿って光フャイバを挿入し検査光を上記光フャイバ
を介して上記はんだバンプに投射する検査光投射工程
と、この検査光投射工程にて投射された上記検査光の上
記はんだバンプからの反射光を集光する反射光集光工程
と、この反射光集光工程にて集光された反射光に基づい
て上記はんだバンプの良否の判定を行うはんだバンプ判
定工程とからなることを特徴とする。
【0024】請求項17の実装構造体検査方法は、請求
項16において、光フャイバを案内溝に沿って動かしは
んだバンプの検査を連続的に行うことを特徴とする。請
求項18の実装構造体検査方法は、請求項16におい
て、反射光を光電変換し、この光電変換結果に基づいて
はんだバンプの良否の判定を行うことを特徴とする。
【0025】しかして、請求項16乃至請求項18の実
装構造体検査方法によれば、BGA方式の実装構造体の
実装状態の良否検査を非破壊で、かつ、高精度・高能率
で行うことができる。その結果、BGA方式の実装構造
体の信頼性を顕著に向上させることができる。
【0026】請求項19の実装構造体検査装置は、プリ
ント配線板と、このプリント配線板の上面に装着された
半導体チップと、上記プリント配線板の下面に配設され
た複数のはんだバンプと、上記プリント配線板の上面を
被覆し上記半導体チップを密封するモールドレジンと、
上記はんだバンプを介して上記プリント配線板がはんだ
付けされた実装基板とを具備し、上記プリント配線板の
下面に案内溝が設けられている実装構造体の検査装置に
おいて、上記案内溝に沿って挿入される光フャイバと、
この光フャイバの一端部に近接して設けられたハーフミ
ラーと、このハーフミラーを介して検査光を光フャイバ
の一端部から入射させ且つ他端部から出射させて上記は
んだバンプに投射する検査光投射手段と、上記光フャイ
バの他端部から入射し他端部から出射して上記ハーフミ
ラーを通過した上記検査光の上記はんだバンプからの反
射光を受光して光電変換する光電変換手段と、上記光電
変換手段における光電変換結果に基づいて上記はんだバ
ンプの良否の判定を行うはんだバンプ判定手段とを具備
することを特徴とする。
【0027】しかして、請求項19の実装構造体検査装
置によれば、BGA方式の実装構造体の実装状態の良否
検査を非破壊で、かつ、高精度・高能率で行うことがで
きる。その結果、BGA方式の実装構造体の信頼性を顕
著に向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して詳述する。図1及び図2は、この実施の形
態の半導体装置1を示している。この半導体装置1は、
矩形状をなすプリント配線板2と、このプリント配線板
2の上面に固着された半導体チップ3と、この半導体チ
ップ3の上面に設けられている電極3a…とプリント配
線板2の上面に設けられている電極2a…との間を電気
的に接続するボンディングワイヤ4…と、プリント配線
板2の下面にエリアアレイ状に複数配設されたボール状
のはんだバンプ5…と、プリント配線板2の上面を被覆
し半導体チップ3及びボンディングワイヤ4…を密封す
る例えばエポキシ樹脂などの四角錘台状のモールドレジ
ン6とからなっている。しかして、プリント配線板2
は、例えば縦35mm,横35mm,厚さ0.5mm
で、例えばガラスエポキシ樹脂などの材質からなってい
る。このプリント配線板2は、例えばビルドアップ法に
より製造されたもので、半導体チップ3の搭載部位には
放熱を目的とするサーマルルバイア(図示せず。)が厚
み方向に設けられている。また、電極2a…とはんだバ
ンプ5…とを電気的に接続するシグナルビア(図示せ
ず。)が、厚み方向に設けられている。さらに、半導体
チップ3は、例えば縦15mm,横15mm,厚さ0.
45mmのシリコン基板を本体とするものであって、プ
リント配線板2に対しては、はんだを介してダイボンデ
ィングされている。また、モールドレジン6は、トラン
スファー金型により樹脂成形されてなるものである。し
かして、はんだバンプ5…は、プリント配線板2の下面
に格子状又は千鳥状に配設された例えば半径350μm
の小形はんだバンプ5a…と、プリント配線板2の下面
の半導体チップ3の4隅部に対応する位置に設けられた
例えば半径700μmの大形はんだバンプ5b…とから
なっている。ここで、プリント配線板2の下面の半導体
チップ3の4辺部に対応する領域には、小形はんだバン
プ5a…及び大形はんだバンプ5b…は、4隅部を除い
て設けられておらず、空白域BRとなっている。そうし
て、小形はんだバンプ5a…として、例えばPb37重
量%及びSn63重量%の融点183°Cの比較的融点
が低いはんだを用いた場合は、大形はんだバンプ5b…
として、例えばPb90重量%及びSn10重量%の融
点280°Cの比較的融点が高いはんだを用いる必要が
ある。あるいは、小形はんだバンプ5a…として、例え
ばPb41重量%,Sn48.8重量%及びBi10.
2重量%の融点142°Cの比較的融点が低いはんだを
用いた場合は、大形はんだバンプ5b…として、例えば
Pb37重量%,Sn63重量%の融点183°Cの比
較的融点が高いはんだを用いる必要がある。なお、はん
だバンプ5…の間隔は、例えばはんだバンプ5…の数が
225個のとき、1.5mmピッチ程度である。ただ
し、図1及び図2においては、はんだバンプ5…を実際
よりも大きく図示している。また、その数についても大
幅に省略している。このことは、以下に記す他の実施の
形態においても同じである。さらに、大形はんだバンプ
5b…は、信号伝達用としては設けられていず、後述す
るように、小形はんだバンプ5a…を鼓状に形成するた
めと、実際の使用中に放熱作用を奏するように設けられ
ている。なお、はんだバンプ5…のピッチ間隔,配列形
態,大きさ及び総数は、任意に設定してよい。
【0029】ここで、はんだバンプ5…の形成方法とし
ては、クリームはんだ印刷法とはんだボール移載法があ
る。前者のクリームはんだ印刷法は、プリント配線板2
の下面にメタルマスク11を載置する工程と、メタルマ
スク11の上からクリームはんだ12をスキージする工
程(図3a参照)と、スキージ終了後にメタルマスク1
1をプリント配線板2から取り去る工程(図3b参照)
と、プリント配線板2上に印刷されているクリームはん
だ12をリフローしてはんだバンプ5…を形成する工程
(図3c参照)とからなっている。ここで、メタルマス
ク11には、小形はんだバンプ5a…及び大形はんだバ
ンプ5b…の配設位置に対応して通孔11aが設けられ
ているが、通孔11aの寸法は、小形はんだバンプ5a
…及び大形はんだバンプ5b…のそれぞれの径に比例し
たものとなっている。なお、クリームはんだ12には、
10重量%前後のフラックスが含有されている。
【0030】一方、後者のはんだボール移載法は、はん
だボール15…が大量に収納されている収納箱15aか
ら吸着治具16によりはんだバンプ5…の配設位置に対
応した間隔で吸着する工程(図4a参照)と、吸着治具
16により吸着されたはんだボール15…をフラックス
17に浸漬する工程(図4b参照)と、吸着治具16に
よる吸着を解除してフラックス17が付着しているはん
だボール15…をプリント配線板2上に移載する工程
(図4c参照)と、移載されたはんだボール15…をリ
フローしてはんだバンプ5…を形成する工程とからなっ
ている。ここで、この諸工程は、最初に小形はんだバン
プ5a…について行ったのち、大形はんだバンプ5b…
ついて行ってもよいし、逆でもよい。なお、はんだボー
ル15…の大きさは、小形はんだバンプ5a…及び大形
はんだバンプ5b…のそれぞれの径に比例したものとな
っている。
【0031】なお、上述の工程で形成された大形はんだ
バンプ5b…は、小形はんだバンプ5a…よりも大径で
あるので、図1に示すように、小形はんだバンプ5a…
よりも突出しているが、先端位置にバラツキがあるの
で、レベリング処理を行うことにより、大形はんだバン
プ5b…及び小形はんだバンプ5a…の先端の面出しを
行い、先端面の位置をレベリング位置Lに揃えて置く。
【0032】つぎに、半導体装置1をプリント配線板2
0に実装する場合、電極パッド21…上に位置決め載置
した後、例えば炉内温度220°Cのリフロー炉内にて
例えば3分装入するか、あるいは、例えば温度220°
Cの熱風を例えば3分噴射することにより、リフローは
んだ付けすると、図5に示すような実装構造体22を得
る。すなわち、この実装構造体22は、半導体装置1
と、この半導体装置1が実装されたプリント配線板20
とからなっている。ここで、プリント配線板20は、例
えば多層用ガラスエポキシ基材などからなる多層基板で
あって、小形はんだバンプ5a…と大形はんだバンプ5
b…のそれぞれに対応して電極パッド21a…,21b
…が設けられている。また、電極パッド21a…,21
b…上には、あらかじめはんだクリームの塗布により例
えば厚さ150μm又ははんだメッキにより例えば厚さ
20μm程度のはんだ膜23…が被着されている(図6
参照)。なお、図7に示すように、プリント配線板20
には小形はんだバンプ5a…に対応して設けられた電極
パッド21a…からはパターンPB…が引き出されてい
るが、大形はんだバンプ5b…に対応して設けられてい
る電極パッド21b…からはパターンは引き出されてい
ない。一方、半導体装置1は、既述しているので説明を
省略するが、この場合、リフローはんだ付けに伴い、は
んだバンプ5…の形状が変化している。すなわち、小形
はんだバンプ5a…は、鼓状をなしているのに対して、
大形はんだバンプ5b…は、樽(又は太鼓)状をなして
いる。
【0033】つぎに、実装構造体22の製造方法につい
て述べると、この実装構造体22の製造方法は、半導体
装置1を製作する半導体装置製造工程と、プリント配線
板20を製作するプリント配線板製造工程(図8 ステ
ップSA1参照)と、プリント配線板20上に半導体装
置1を位置決め搭載する半導体装置位置決め工程(図8
ステップSA2参照及び図9参照)と、例えば炉内温
度220°Cのリフロー炉内にて例えば3分加熱する
か、あるいは、例えば温度220°Cの熱風を例えば3
分噴射することにより半導体装置1をプリント配線板2
0上にリフローはんだ付けするリフローはんだ付け工程
(図8 ステップSA3参照)とからなっている。しか
して、半導体装置製造工程の特徴は、前述したように
(図1参照)、大形はんだバンプ5b…及び小形はんだ
バンプ5a…の先端の面出しを行い、先端面の位置をレ
ベリング位置Lに揃えておくことにある。なお、この場
合の大形はんだバンプ5b…の材質としては、例えばP
b90重量%及びSn10重量%の融点280°Cの比
較的融点が高いはんだが好ましく、また、小形はんだバ
ンプ5a…として、例えばPb37重量%及びSn63
重量%の融点183°Cの比較的融点が低いはんだが好
ましい。また、プリント配線板製造工程の特徴は、あら
かじめはんだクリーム塗布法又ははんだメッキ法により
はんだ膜23…を電極パッド21a…,21b…上に被
着させることにある。なお、このはんだ膜23…の材質
は、小形はんだバンプ5a…と融点がほぼ同じか、ある
いは、それよりも融点が低くなるような例えば共晶はん
だなどの組成のものを選択する。さらに、半導体装置位
置決め工程は、図9に示すように、面一に面出しを行っ
た大形はんだバンプ5b…及び小形はんだバンプ5a…
を対応する電極パッド21a…,21b…上に載置・位
置決めするものである。また、リフローはんだ付け工程
は、次のようにして行われる。すなわち、リフローはん
だ付けをすると、相対的に融点の低い小形はんだバンプ
5a…が溶融して電極パッド21a…上のはんだ膜23
…と融合することにより電極パッド21a…に対しては
んだ付けが行われる。この場合、大形はんだバンプ5b
…は、リフローはんだ付け温度では、溶融せず、単に、
対向する電極パッド21b…に溶融しているはんだ膜2
3…を介して接触するのみとなっているので、半導体装
置1は、大形はんだバンプ5b…に支持された状態とな
り、半導体装置1とプリント配線板20との距離は一定
に保たれる。なお、リフローはんだ付け中に、大形はん
だバンプ5b…は、溶融しているはんだ膜23…を介し
て電極パッド21b…接触しているが、このとき大形は
んだバンプ5b…の電極パッド21b…への接触部位
は、溶融しているはんだ膜23…の影響により、局所的
に溶融するので、リフローはんだ付け工程終了後は、大
形はんだバンプ5b…も電極パッド21b…に固着して
いる。しかして、小形はんだバンプ5a…は、はんだの
量が少ないので、溶融はんだの表面張力により鼓状に中
央が括れた形状になる(図10参照)。
【0034】かくして、上記構成の実装構造体22を用
いると、小形はんだバンプ5a…は、鼓状に中央が括れ
た形状になっているので、半導体装置1とプリント配線
板20との熱膨張係数差により発生する熱歪を吸収する
ように作用するため、小形はんだバンプ5a…と電極パ
ッド21a…との界面及び小形はんだバンプ5a…とプ
リント配線板2との界面に熱応力が集中することがな
く、クラックの発生や疲労破壊を防止することが可能と
なる。そればかりか、プリント配線板2の下面の半導体
チップ3の4辺部に対応する最も大きな応力がかかる領
域には、小形はんだバンプ5a…及び大形はんだバンプ
5b…は、設けられておらず、空白域BRを設けたこと
も、小形はんだバンプ5a…及び大形はんだバンプ5b
…のクラックの発生や疲労破壊の防止に寄与することが
できる。また、半導体チップ3の使用中、大形はんだバ
ンプ5b…は、放熱体として作用する。かくして、以上
の諸効果が相俟って、実装構造体22は、接続寿命が長
くなるとともに、信頼性が向上する。
【0035】さらに、半導体装置1は、プリント配線板
2の下面の半導体チップ3の4隅部に対応する位置に、
小形はんだバンプ5a…よりも融点が高い大形はんだバ
ンプ5b…が設けられていること、及び、プリント配線
板2の下面の半導体チップ3の4辺部に対応する最も大
きな応力がかかる位置には、小形はんだバンプ5a…及
び大形はんだバンプ5b…は、設けられていないことが
相俟って、半導体装置1をプリント配線板20に実装し
た際に、はんだバンプ5a…の形状を鼓状に成形するこ
とが可能となる。その結果、実装構造体22で述べた諸
効果を奏することを可能とするとともに、半導体装置と
しての信頼性が向上する。
【0036】また、この実施の形態の実装構造体22の
製造方法は、リフローはんだ付け工程において、小形は
んだバンプ5a…よりも融点が高い大形はんだバンプ5
b…が溶融しないようにしているので、半導体装置1
は、大形はんだバンプ5b…に支持された状態となり、
半導体装置1とプリント配線板20との距離は一定に保
たれる結果、小形はんだバンプ5a…を所望の鼓状形状
に成形することが可能となる。したがって、この実施の
形態の製造方法による実装構造体22は、接続寿命が長
くなるとともに、信頼性が向上する。
【0037】なお、上記実施の形態の実装構造体22の
製造方法においては、半導体装置製造工程において、半
導体装置製造工程において、大形はんだバンプ5b…及
び小形はんだバンプ5a…の先端の面出しを行い、先端
面の位置をレベリング位置Lに揃えているが、このレベ
リング処理を省略してもよい。この場合は、半導体装置
位置決め工程においては、図11に示すように、大形は
んだバンプ5b…の先端のみがプリント配線板20に接
触した状態となり、リフローはんだ付け工程において、
小形はんだバンプ5a…のみ溶融させると、溶融したは
んだが電極パッド21a…に滴下することによりはんだ
付けが行われるとともに、小形はんだバンプ5a…は、
はんだ量がすくないため、鼓状に成形される。
【0038】さらに、上記実施の形態の実装構造体22
の製造方法においては、リフローはんだ付け工程におい
ては、小形はんだバンプ5a…のみ溶融させ、大形はん
だバンプ5b…は溶融させないようにしているが、例え
ば小形はんだバンプ5a…として、例えばPb41重量
%,Sn48.8重量%及びBi10.2重量の融点1
42°Cの比較的融点が低いはんだを用い、かつ、大形
はんだバンプ5b…として、例えばPb37重量%,S
n63重量%の融点183°Cの比較的融点が高いはん
だを用いることにより、小形はんだバンプ5a…及び大
形はんだバンプ5b…の両方とも溶融させるようにして
もよい。この場合においては、大形はんだバンプ5b…
及び小形はんだバンプ5a…の先端を面一にするレベリ
ング処理は行う必要はない。しかして、リフローはんだ
付け工程中においては、小形はんだバンプ5a…及び大
形はんだバンプ5b…の両方とも溶融するが、大形はん
だバンプ5b…の方が小形はんだバンプ5a…よりもは
るかに、はんだ量が多いので、溶融状態でのプリント配
線板2とプリント配線板20との間隙は、大形はんだバ
ンプ5b…により規定される。すなわち、溶融した大形
はんだバンプ5b…は、はんだ膜23…と融合すること
により、その体積を増し、自己の表面張力により、樽
(太鼓)状となるが、このときの大形はんだバンプ5b
…の高さに合わすように小形はんだバンプ5a…は形状
を変える。すなわち、高さ(プリント配線板2とプリン
ト配線板20との間隙)に合うように溶融した小形はん
だバンプ5a…が変形すると、はんだ量が少ないので中
央部が括れ、図10に示すように、鼓状に変形する。こ
の実施の形態の実装構造体22の製造方法においても、
得られた実装構造体22は、接続寿命が長くなるととも
に、信頼性が向上する。
【0039】さらにまた、上記実施の形態の実装構造体
22の製造方法においては、半導体装置1として、はん
だバンプ5…は、小形はんだバンプ5a…と大形はんだ
バンプ5b…とからなるものを用いているが、図12に
示すように、プリント配線板20に設けられ且つはんだ
クリームの塗布又ははんだメッキによりはんだ膜23…
が被着された電極パッド21a…,21b…のうち、電
極パッド21b…のはんだ膜23…の厚さを電極パッド
21a…のはんだ膜23…の厚さの少なくとも3倍にす
れば、半導体装置1のはんだバンプ5…の大きさを、図
13に示すように、ほぼ等しく設けることができる。す
なわち、この場合も、リフローはんだ付け工程中におい
ては、図5に示すように、はんだバンプ5…及び電極パ
ッド21a…,21b…に被着しているはんだ膜23…
が溶融し、両者は融合する。このとき、電極パッド21
b…側のはんだ量が、電極パッド21a…側のはんだ量
よりもはるかに多いので、溶融状態でのプリント配線板
2とプリント配線板20との間隙は、電極パッド21b
…側のはんだバンプ5により規定される。すなわち、溶
融した電極パッド21b…側のはんだバンプ5は自己の
表面張力により、樽状となるが、このときの電極パッド
21b…側のはんだバンプ5の高さに合わすようにはん
だ量が少ない電極パッド21a…側のはんだバンプ5が
形状を変え、鼓状に変形する。この実施の形態の実装構
造体22の製造方法においても、得られた実装構造体2
2は、接続寿命が長くなるとともに、信頼性が向上す
る。
【0040】さらに、上記実施の形態の半導体装置1に
おいては、大形はんだバンプ5b…の配設位置をプリン
ト配線板2の下面の半導体チップ3の4辺部に対応する
最も大きな応力がかかる領域には、小形はんだバンプ5
a…及び大形はんだバンプ5b…は、設けられておら
ず、空白域BRを設け、その4隅部に小形はんだバンプ
5a…よりも融点が高い大形はんだバンプ5b…を設け
ているが、これに制約されることはなく、図14に示す
ように、空白域BR外に少なくとも直線上にない3個以
上の大形はんだバンプ5b…を設けた場合も、ほぼ同様
の効果を奏する。ただし、大形はんだバンプ5b…を結
んで得られる。
【0041】さらに、図15に示すように、空白域BR
を省略し、はんだバンプ5を、少なくとも直線上にない
3個以上の大形はんだバンプ5b…と、格子状又は千鳥
状に配設された小形はんだバンプ5a…から構成して
も、ほぼ同様の作用効果を奏させることができる。
【0042】さらにまた、上記実施の形態の実装構造体
22は、半導体装置1と、この半導体装置1が実装され
たプリント配線板20とからなり、かつ、半導体装置1
は、小形はんだバンプ5a…と大形はんだバンプ5b…
を有しているとともに、これら小形はんだバンプ5a…
と大形はんだバンプ5b…に対応して、プリント配線板
20には電極パッド21a…,21b…が設けられてい
るが、図16に示すように、電極パッド21b…の代わ
りに、スルーホール30…を形成するようにしてもよ
い。この場合は、大形はんだバンプ5b…が溶融する
と、その一部がスルーホール30…を充填した後、プリ
ント配線板20の裏面側開口から露出する。その結果、
信号伝達用として用いられていない大形はんだバンプ5
b…の放熱効果が著しく高まる。ただ、この場合、溶融
した大形はんだバンプ5b…の一部がスルーホール30
…に侵入した分量だけ、大形はんだバンプ5b…の体積
を増やさないと、小形はんだバンプ5a…を鼓状に成形
することが困難になる。
【0043】なお、はんだバンプを鼓状に成形する必要
がなく放熱効果のみを目的とする場合は、はんだバンプ
5a…とはんだバンプ5b…の大きさをほぼ同じ大きさ
に設けてもよい。さらに、プリント配線板20にスルー
ホール30…を設ける代わりに、放熱ビアを設けてもよ
い。この場合、溶融したバンプ5b…の一部がスルーホ
ール30…に侵入することによるはんだ量の減量がない
利点を有する。
【0044】さらに、上記実施の形態の半導体装置1に
おいて、図17に示すように、モールドレジン6の上面
にプリント配線板2とほぼ同一寸法の上部基板40を例
えばエポキシ樹脂などの接着剤によりプリント配線板2
と平行に接着するようにしてもよい。この上部基板40
は、プリント配線板2と同一材質(例えばガラスエポキ
シ樹脂)あるいは熱膨張係数がほぼ同一の材料で製作さ
れている。
【0045】このような構成の半導体装置1において
は、プリント配線板2と上部基板40の熱膨張特性がほ
ぼ等しいので、モールドレジン6を形成するためのエポ
キシ樹脂の冷却硬化中又は当該半導体装置1使用中に発
熱した場合においては、プリント配線板2は、モールド
レジン6との熱膨張差により、図17に示すように、矢
印AD方向に反る。一方、上部基板40は、モールドレ
ジン6との熱膨張差により、図17に示すように、矢印
AU方向に反る。つまり、プリント配線板2と上部基板
40とは互いに逆方向に反ることになり、モールドレジ
ン6内部においては、プリント配線板2と上部基板40
の反りに基因する内部応力が互いに相殺される結果、プ
リント配線板2の反り量も相当減殺される。これによ
り、実装構造体22を製造する場合に、半導体装置1の
プリント配線板20へのバンブ接続の信頼性を高めるこ
とが可能となる。また、モールドレジン6内部の歪も低
減することにより、例えばボンディングワイヤ4…等の
接続部位の信頼性も高めることができる。
【0046】なお、上部基板40の材質としては、モー
ルドレジン6よりも熱膨張係数が大きい材料であれば、
必ずしもプリント配線板2と同一材質に限定することは
なく、例えば銅などの金属材料を採用してもよい。この
場合、放熱特性の改善効果も期待することができる。
【0047】さらにまた、上記実施の形態の半導体装置
1において、図18及び図19に示すように、プリント
配線板2のはんだバンプ5…が設けられている裏面に、
格子状の案内溝50…を設けてもよい。この案内溝50
…の断面は二等辺三角形であり、その深さは、例えば
0.05mmである。なお、案内溝50…は、格子状で
なく、単なる平行溝を等間隔で配設してもよい。
【0048】しかして、図20は、この案内溝50…が
設けられた半導体装置1が実装されている実装構造体2
2であるが、この場合、この実装構造体22には、はん
だバンプ5…と案内溝50…とにより囲繞された空間D
S…が形成されている。
【0049】かくして、このような実装構造体22の実
装状態の検査を、案内溝50…を利用する実装構造体検
査装置60により行うことができる。すなわち、この実
装構造体検査装置60は、図21に示すように、実装構
造体22のはんだバンプ5…と案内溝50…とにより囲
繞された空間DS…に挿入される例えば外径が0.1m
mの光ファイバ51と、検査光Ldを投射する例えばレ
ーザ光発振装置などの光源52と、この光源52からの
検査光Ldを集光させる第1の集光光学系53と、この
第1の集光光学系53を経由してきた検査光Ldを光フ
ァイバ51の一端部に入射させるハーフミラー54と、
ハーフミラー54を経由して光ファイバ51内を進み他
端部から出射してはんだバンプ5…にて反射した反射光
Lrが再び光ファイバ51の他端部から入射して一端部
から出射し更にハーフミラー54を経由して直進してき
た反射光Lrを集光する第2の集光光学系55と、この
第2の集光光学系55により集光された反射光Lrを受
光して受光量に対応する大きさの電圧(又は電流)の電
気信号SDを出力する例えばフォト・トランジスタなど
の光電変換部56と、この光電変換部56からの電気信
号SDを増幅する増幅器57と、この増幅器57にて増
幅された電気信号SDをディタル信号に変換するA/D
変換器58と、この光電変換部56から出力された電気
信号SDに基づいてはんだバンプ5…の良否の判定を行
うはんだバンプ判定部59と、このバンプ判定部59に
おける判定結果を表示する表示部60とからなってい
る。しかして、光ファイバ51の先端部には、プリズム
ミラー58が装着され、このプリズムミラー58を介し
て、光ファイバ51から出射した検査光Ldを案内溝5
0…に沿う光ファイバ51の進退方向に直角方向に反射
するように設けられている。
【0050】上記構成の実装構造体検査装置60を用い
て、本実施の形態実装構造体検査方法を述べると、ま
ず、光ファイバ51の先端をはんだバンプ5…と案内溝
50…とにより囲繞された空間DSに挿入し(図20参
照)、一定の送り速度で前進させる。このとき、プリズ
ムミラー58は、検査したいはんだバンプ5…列を向く
ように調整しておく。これと同時に、光源52から検査
光Ldを集光光学系53及びハーフミラー54を経由し
て光ファイバ51の一端部に入射させる。すると、光フ
ァイバ51の一端部に入射した検査光Ldは、光ファイ
バ51を進み、プリズムミラー58を経由して検査した
いはんだバンプ5…を照射し、一部は反射光Lrとな
る。そして、この反射光Lrは、ハーフミラー54を経
由して再び光ファイバ51に入力する。そして、反射光
Lrは、光ファイバ51中を進んで、その一端部から外
部に出射し、ハーフミラー54を経由して直進した後、
第2の集光光学系55により光電変換部56に入射す
る。一方、反射光Lrを受光した光電変換部56では、
受光量に対応する大きさの電圧(又は電流)の電気信号
SDがバンプ判定部59に印加される。しかして、バン
プ判定部59にては、A/D変換器58から出力された
ディジタル信号をいったん記憶格納する。そして、図2
2に示すようなはんだバンプ状態判定曲線CBを得る
(なお、この図22では、はんだバンプ状態判定曲線C
Bは、模式的に記載してある。)。ところで、このバン
プ状態判定曲線CBは、図22に示すように、各はんだ
バンプ5…に対応して電圧レベルが台形状に増加する。
そして、はんだバンプ5…が正常である場合は、台形状
部分の電圧レベルはTN以上となる(矢印RA部分)。
また、はんだバンプ5…が正常で、隣り合うバンプ5…
どうしにブリッジが生じていない場合は、台形状部分以
外の部分の電圧レベルはTB以下となる(矢印RB部
分)。しかし、はんだバンプ5…が正常に形成されず著
しく小さい場合は、台形状部分の電圧レベルはTN以下
且つTB以上となる(矢印RC部分)。また、隣合うは
んだバンプ5間にブリッジDBが生じている場合は、台
形状部分以外の部分の電圧レベルはTB以上且つTN以
下となる(矢印RD部分)。このようなバンプ状態判定
曲線CBの特性を利用してバンプ判定部59にては、は
んだバンプ5…の形状不良及びブリッジの発生を検出す
る。そして、判定結果は、表示部60にて表示される。
なお、検出結果が、ブリッジDBの場合か、はんだバン
プ5…が正常に形成されず著しく小さい場合かの判定
は、反射位置データにより判別する。
【0051】以上のように、この実施の形態において
は、プリント配線板2のはんだバンプ5…が設けられて
いる裏面に、案内溝50…を設けたので、これら案内溝
50…とはんだバンプ5…とにより囲繞された空間DS
に光ファイバ51を挿入して、この光ファイバ51を介
して検査光Ldをバンプ5…に照射することにより、そ
のときの反射光Lrを利用して、従来不可能とされてい
たBGA方式の実装構造体22の実装状態の良否検査を
非破壊で、かつ、高精度・高能率で行うことができる。
その結果、BGA方式の実装構造体22の信頼性を顕著
に向上させることができる。
【0052】なお、上記実施の形態の実装構造体22の
はんだバンプ5…の大きさは、均一であってもよいし、
上述したように例えば小形はんだバンプ5a…と大形は
んだバンプ5b…のように大きさが異なってもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1乃至請求項3の半導体装置によ
れば、はんだバンプは、分散して設けられた複数の小形
はんだバンプと、上記小形はんだバンプより大径かつ上
記プリント配線板の少なくとも3点支持位置に設けられ
た大形はんだバンプとからなることにより、この半導体
装置を実装基板に実装したときにはんだバンプの形状を
鼓状に成形することが可能となる結果、接続寿命が長く
なるとともに、信頼性が向上する。
【0054】請求項4の半導体装置によれば、プリント
配線板の下面の半導体チップの各辺部に対応する領域に
は、はんだバンプが設けられていないことにより、はん
だバンプのクラックの発生や疲労破壊の防止に寄与する
ことができる。
【0055】請求項5の半導体装置によれば、プリント
配線板の下面にははんだバンプを検査するための光ファ
イバを案内する案内溝が設けられていることにより、B
GA方式の実装構造体の実装状態の良否検査を非破壊で
行うことができる。
【0056】請求項6乃至請求項8の半導体装置によれ
ば、モールドレジンの上面にプリント配線板と平行に装
着された上部基板とを具備することにより、プリント配
線板と上部基板の反りに基因する内部応力が互いに相殺
される結果、プリント配線板の反り量も相当減殺され、
これにより、実装構造体を製造する場合に、半導体装置
のプリント配線板へのバンブ接続の信頼性を高めること
が可能となる。
【0057】請求項9の実装構造体は、はんだバンプの
大部分が鼓状をなしていることにより、この鼓状のはん
だバンプが、半導体装置と実装基板との熱膨張係数差に
より発生する熱歪を吸収するように作用するため、はん
だバンプにおけるクラックの発生や疲労破壊を防止する
ことが可能となる。
【0058】請求項10の実装構造体によれば、はんだ
バンプは、信号伝達用のはんだバンプと、放熱用のはん
だバンプとからなり、実装基板には、信号伝達用のはん
だバンプが接続される電極パッド及び放熱用のはんだバ
ンプが接続されるスルーホールが設けられていることに
より、放熱用のはんだバンプの放熱効果が著しく高ま
る。
【0059】請求項11乃至請求項13の実装構造体の
製造方法によれば、小形はんだバンプを溶融固化させ小
形はんだバンプを鼓状に成形するはんだ付け工程を有す
るので、はんだバンプを確実に鼓状形状に成形すること
が可能となる結果、実装構造体の接続寿命が長くなると
ともに、信頼性が向上する。
【0060】請求項14の実装構造体の製造方法によれ
ば、半導体装置を3点支持する位置にある電極パッドの
はんだ膜をその他の電極パッドのはんだ膜よりも厚く形
成するようにしているので、はんだバンプを所望の鼓状
形状に成形することが可能となる結果、実装構造体の接
続寿命が長くなるとともに、信頼性が向上する。
【0061】請求項15の実装構造体によれば、プリン
ト配線板の下面にははんだバンプを検査するための光フ
ァイバを案内する案内溝が設けられているので、従来困
難とされていたBGA方式の実装構造体の実装状態の良
否検査を非破壊で行うことができる。
【0062】請求項16乃至請求項18の実装構造体検
査方法によれば、上記案内溝に沿って光フャイバを挿入
し検査光を光フャイバを介してはんだバンプに投射し、
さらに、このときのはんだバンプからの反射光に基づい
てはんだバンプの良否の判定を行うようにしたので、B
GA方式の実装構造体の実装状態の良否検査を非破壊
で、かつ、高精度・高能率で行うことができる。その結
果、BGA方式の実装構造体の信頼性を顕著に向上させ
ることができる。
【0063】請求項19の実装構造体検査装置によれ
ば、はんだバンプからの反射光の光電変換手段における
光電変換結果に基づいてはんだバンプの良否の判定を行
うはんだバンプ判定手段とを具備しているので、BGA
方式の実装構造体の実装状態の良否検査を非破壊で、か
つ、高精度・高能率で行うことができる。その結果、B
GA方式の実装構造体の信頼性を顕著に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体装置の断面正面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態の半導体装置の下面図で
ある。
【図3】はんだバンプの形成方法の説明図である。
【図4】はんだバンプの形成方法の説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態の実装構造体の電極パッ
ドの正面図である。
【図6】本発明の一実施の形態の実装構造体の電極パッ
ドの説明図である。
【図7】本発明の一実施の形態の実装構造体のプリント
配線板の平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態の実装構造体の製造方法
を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の一実施の形態の実装構造体の製造方法
の説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態の実装構造体の電極パ
ッドの説明図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の実装構造体の製造
方法の説明図である。
【図12】本発明の他の実施の形態の実装構造体の製造
方法の説明図である。
【図13】本発明の他の実施の形態の実装構造体の製造
方法に用いられる半導体装置の断面図である。
【図14】本発明の他の実施の形態の半導体装置の下面
図である。
【図15】本発明の他の実施の形態の半導体装置の下面
図である。
【図16】本発明の他の実施の形態の実装構造体の説明
図である。
【図17】本発明の他の実施の形態の半導体装置の下面
図である。
【図18】本発明の他の実施の形態の半導体装置の断面
正面図である。
【図19】本発明の他の実施の形態の半導体装置の下面
図である。
【図20】本発明の他の実施の形態の実装構造体の説明
図である。
【図21】本発明の実装構造体検査装置の全体構成図で
ある。
【図22】本発明の実装構造体検査方法の説明のための
グラフである。
【図23】従来技術の説明図である。
【図24】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:半導体装置,2:プリント配線板,3:半導体チッ
プ,,5:はんだバンプ,5a:小形はんだバンプ,5
b:大形はんだバンプ,6:モールドレジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊美 哲志 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 中田 順二 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板と、このプリント配線板の
    上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線板
    の下面に配設されたボール状をなす複数のはんだバンプ
    と、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導体チッ
    プを密封するモールドレジンとを具備し、上記はんだバ
    ンプは、分散して設けられた複数の小形はんだバンプ
    と、上記小形はんだバンプより大径かつ上記プリント配
    線板の少なくとも3点支持位置に設けられた大形はんだ
    バンプとからなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】大形はんだバンプの融点は、小形はんだバ
    ンプの融点よりも高いことを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】大形はんだバンプ及び小形はんだバンプの
    先端は、面一に面取りされていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】プリント配線板と、このプリント配線板の
    上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線板
    の下面に配設されたボール状をなす複数のはんだバンプ
    と、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導体チッ
    プを密封するモールドレジンとを具備し、上記プリント
    配線板の下面の上記半導体チップの各辺部に対応する領
    域には、はんだバンプは設けられていないことを特徴と
    する半導体装置。
  5. 【請求項5】プリント配線板と、このプリント配線板の
    上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線板
    の下面に配設されたボール状をなす複数のはんだバンプ
    と、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導体チッ
    プを密封するモールドレジンとを具備し、上記プリント
    配線板の下面には上記はんだバンプを検査するための光
    ファイバを案内する案内溝が設けられていることを特徴
    とする半導体装置。
  6. 【請求項6】プリント配線板と、このプリント配線板の
    上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線板
    の下面に配設されたボール状をなす複数のはんだバンプ
    と、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導体チッ
    プを密封するモールドレジンと、このモールドレジンの
    上面に上記プリント配線板と平行に装着された上部基板
    とを具備することを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】上部基板は、プリント配線板と同一材質か
    らなることを特徴とする請求項6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】上部基板は、金属材質からなることを特徴
    とする請求項6記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】プリント配線板と、このプリント配線板の
    上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線板
    の下面に配設された複数のはんだバンプと、上記プリン
    ト配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封するモ
    ールドレジンと、上記はんだバンプを介して上記プリン
    ト配線板がはんだ付けされた実装基板とを具備し、上記
    はんだバンプが鼓状をなしていることを特徴とする実装
    構造体。
  10. 【請求項10】プリント配線板と、このプリント配線板
    の上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線
    板の下面に配設された複数のはんだバンプと、上記プリ
    ント配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封する
    モールドレジンと、上記はんだバンプを介して上記プリ
    ント配線板がはんだ付けされた実装基板とを具備し、上
    記はんだバンプは、信号伝達用のはんだバンプと、放熱
    用のはんだバンプとからなり、上記実装基板には、上記
    信号伝達用のはんだバンプが接続される電極パッド及び
    上記放熱用のはんだバンプが接続されるスルーホールが
    設けられていることを特徴とする実装構造体。
  11. 【請求項11】プリント配線板と、このプリント配線板
    の上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線
    板の下面に配設されたボール状をなす複数のはんだバン
    プと、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導体チ
    ップを密封するモールドレジンとを具備し、上記はんだ
    バンプは、分散して設けられた複数の小形はんだバンプ
    と、上記小形はんだバンプより大径かつ上記プリント配
    線板の少なくとも3点支持位置に設けられた大形はんだ
    バンプとからなる半導体装置を実装基板にはんだ付けす
    ることにより得られる実装構造体の製造方法において、
    上記半導体装置を上記実装基板の対応する接続位置に載
    置する位置決め工程と、上記位置決め工程後に加熱冷却
    することにより上記小形はんだバンプを溶融固化させ上
    記小形はんだバンプを鼓状に成形するはんだ付け工程と
    を具備することを特徴とする実装構造体の製造方法。
  12. 【請求項12】はんだ付け工程においては、小形はんだ
    バンプのみ溶融する温度に加熱することを特徴とする請
    求項11記載の実装構造体の製造方法。
  13. 【請求項13】はんだ付け工程においては、小形はんだ
    バンプ及び大形はんだバンプが溶融する温度に加熱する
    ことを特徴とする請求項11記載の実装構造体の製造方
    法。
  14. 【請求項14】プリント配線板と、このプリント配線板
    の上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線
    板の下面に配設されたボール状をなす複数のはんだバン
    プと、上記プリント配線板の上面を被覆し上記半導体チ
    ップを密封するモールドレジンとを具備する半導体装置
    を上記はんだバンプが接続される電極パッドが設けられ
    ている実装基板にはんだ付けすることにより得られる実
    装構造体の製造方法において、上記電極パッドうち少な
    くとも上記半導体装置を3点支持する位置にある電極パ
    ッドのはんだ膜をその他の電極パッドのはんだ膜よりも
    厚く形成するはんだ膜被着工程と、上記はんだ膜被着工
    程後に上記半導体装置を上記実装基板上に載置し上記各
    電極パッドに対応するはんだバンプを対向させる位置決
    め工程と、上記位置決め工程後に加熱冷却することによ
    り上記はんだバンプ及び上記はんだ膜を溶融固化させ上
    記はんだ膜が厚く形成されていない電極パッドのはんだ
    バンプを鼓状に成形するはんだ付け工程とを具備するこ
    とを特徴とする実装構造体の製造方法。
  15. 【請求項15】プリント配線板と、このプリント配線板
    の上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線
    板の下面に配設された複数のはんだバンプと、上記プリ
    ント配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封する
    モールドレジンと、上記はんだバンプを介して上記プリ
    ント配線板がはんだ付けされた実装基板とを具備し、上
    記プリント配線板の下面には上記はんだバンプを検査す
    るための光ファイバを案内する案内溝が設けられている
    ことを特徴とする実装構造体。
  16. 【請求項16】プリント配線板と、このプリント配線板
    の上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線
    板の下面に配設された複数のはんだバンプと、上記プリ
    ント配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封する
    モールドレジンと、上記はんだバンプを介して上記プリ
    ント配線板がはんだ付けされた実装基板とを具備し、上
    記プリント配線板の下面に案内溝が設けられている実装
    構造体検査方法において、上記案内溝に沿って光フャイ
    バを挿入し検査光を上記光フャイバを介して上記はんだ
    バンプに投射する検査光投射工程と、この検査光投射工
    程にて投射された上記検査光の上記はんだバンプからの
    反射光を集光する反射光集光工程と、この反射光集光工
    程にて集光された反射光に基づいて上記はんだバンプの
    良否の判定を行うはんだバンプ判定工程とからなること
    を特徴とする実装構造体検査方法。
  17. 【請求項17】光フャイバを案内溝に沿って動かしはん
    だバンプの検査を連続的に行うことを特徴とする請求項
    16記載の実装構造体検査方法。
  18. 【請求項18】反射光を光電変換し、この光電変換結果
    に基づいてはんだバンプの良否の判定を行うことを特徴
    とする請求項16記載の実装構造体検査方法。
  19. 【請求項19】プリント配線板と、このプリント配線板
    の上面に装着された半導体チップと、上記プリント配線
    板の下面に配設された複数のはんだバンプと、上記プリ
    ント配線板の上面を被覆し上記半導体チップを密封する
    モールドレジンと、上記はんだバンプを介して上記プリ
    ント配線板がはんだ付けされた実装基板とを具備し、上
    記プリント配線板の下面に案内溝が設けられている実装
    構造体検査装置において、上記案内溝に沿って挿入され
    る光フャイバと、この光フャイバの一端部に近接して設
    けられたハーフミラーと、このハーフミラーを介して検
    査光を光フャイバの一端部から入射させ且つ他端部から
    出射させて上記はんだバンプに投射する検査光投射手段
    と、上記光フャイバの他端部から入射し他端部から出射
    して上記ハーフミラーを通過した上記検査光の上記はん
    だバンプからの反射光を受光して光電変換する光電変換
    手段と、上記光電変換手段における光電変換結果に基づ
    いて上記はんだバンプの良否の判定を行うはんだバンプ
    判定手段とを具備することを特徴とする実装構造体検査
    装置。
JP701796A 1996-01-19 1996-01-19 半導体装置及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその装置 Pending JPH09199540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP701796A JPH09199540A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 半導体装置及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP701796A JPH09199540A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 半導体装置及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09199540A true JPH09199540A (ja) 1997-07-31

Family

ID=11654279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP701796A Pending JPH09199540A (ja) 1996-01-19 1996-01-19 半導体装置及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09199540A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030058703A (ko) * 2001-12-31 2003-07-07 엘지전자 주식회사 베어 칩의 인쇄 회로 기판 접속구조
JP2007317754A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置
WO2008139701A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-20 Panasonic Corporation 電子部品実装体及びハンダバンプ付き電子部品並びにそれらの製造方法
JP2009200289A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Elpida Memory Inc 半導体装置、電子装置、半導体装置の製造方法および配線基板
JP2013211508A (ja) * 2012-03-01 2013-10-10 Nec Corp Lsiパッケージ及びlsiパッケージの製造方法
JP2014231212A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030058703A (ko) * 2001-12-31 2003-07-07 엘지전자 주식회사 베어 칩의 인쇄 회로 기판 접속구조
JP2007317754A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置
WO2008139701A1 (ja) * 2007-04-27 2008-11-20 Panasonic Corporation 電子部品実装体及びハンダバンプ付き電子部品並びにそれらの製造方法
US9426899B2 (en) 2007-04-27 2016-08-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Electronic component assembly
JP2009200289A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Elpida Memory Inc 半導体装置、電子装置、半導体装置の製造方法および配線基板
JP2013211508A (ja) * 2012-03-01 2013-10-10 Nec Corp Lsiパッケージ及びlsiパッケージの製造方法
JP2014231212A (ja) * 2013-05-30 2014-12-11 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびこれを備えるサーマルプリンタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2842361B2 (ja) 半導体装置
JPH06296080A (ja) 電子部品実装基板及び電子部品実装方法
JPH10256315A (ja) 半導体チップ付着パッドおよび形成方法
US20080223609A1 (en) Electronic device and electronic component mounting method
US6169022B1 (en) Method of forming projection electrodes
KR102363436B1 (ko) 반도체 칩의 레이저 컴프레션 본딩장치 및 본딩방법
JPH09199540A (ja) 半導体装置及び実装構造体及びその製造方法及び実装構造体検査方法及びその装置
JP2018137276A (ja) プリント回路板およびその製造方法、並びに電子機器
JPH10135276A (ja) エリアアレイ半導体装置、プリント基板及びスクリーンマスク
US10861785B2 (en) Electronic module, electronic device, manufacturing method for electronic module, and manufacturing method for electronic device
JP3425903B2 (ja) Bga実装方法およびその実装構造
US7666780B2 (en) Alignment verification for C4NP solder transfer
US6586269B2 (en) Photo-conductive relay and method of making same
JPH0779152B2 (ja) フリップチップ型半導体装置の実装方法
JP2006339491A (ja) 半導体パッケージと回路基板のリフローハンダ付け方法および半導体装置
JP2010123676A (ja) 半導体装置の製造方法、半導体装置
Chan et al. Study of the self-alignment of no-flow underfill for micro-BGA assembly
US6407401B1 (en) Photoconductive relay and method of making same
US20040080034A1 (en) Area array semiconductor device and electronic circuit board utilizing the same
JP3168987B2 (ja) 表面実装型半導体装置の実装構造
JP4741201B2 (ja) 半導体装置及びそれを備えた電子機器並びに半導体装置の製造方法
JPH07161746A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10116927A (ja) 接続端子及びその形成方法
JP2004207368A (ja) 半導体装置とその製造方法及び電子装置
JPH11126863A (ja) 配線基板およびその製造方法