JP2013211294A - シールドケース組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クリップ端子の数を減少させて、より安価に製造するとともに、組み立て後のメンテナンス等が必要な場合に、メンテナンス等が終了して人手によってシールドケースを取り付ける際にも、位置決めが容易で、確実に正しい位置に装着したことが確認可能なシールドケースとクリップ端子とからなるシールドケース組立体を提供する。
【解決手段】 シールドケースとクリップ端子とからなるシールドケース組立体において、クリップ端子は、シールドケースの角部の外側に沿って形成された案内部と、該案内部の一部に形成されたクリック嵌合のための端子側係合部とを有し、シールドケースは、側面の前記クリップ端子の端子側係合部に対応する位置に、端子側係合部に係合してクリック嵌合するケース側係合部が形成されており、回路基板に固定された複数個の前記クリップ端子に、シールドケースの側面がクリック嵌合して保持される。
【選択図】図1
【解決手段】 シールドケースとクリップ端子とからなるシールドケース組立体において、クリップ端子は、シールドケースの角部の外側に沿って形成された案内部と、該案内部の一部に形成されたクリック嵌合のための端子側係合部とを有し、シールドケースは、側面の前記クリップ端子の端子側係合部に対応する位置に、端子側係合部に係合してクリック嵌合するケース側係合部が形成されており、回路基板に固定された複数個の前記クリップ端子に、シールドケースの側面がクリック嵌合して保持される。
【選択図】図1
Description
本発明は、シールドケースと、このシールドケースを保持するために回路基板に固定されるクリップ端子とからなるシールドケース組立体に関するものであり、特に、回路基板に固定された複数個のクリップ端子に、人手によってシールドケースを挿入して保持する際に、シールドケースの位置決めが容易で、且つ、シールドケースをクリック音又はクリック感を有する状態で装着することで、規定の深さまで確実に挿入したことを確認することが可能となり、確実な組み付け作業を行うことができるシールドケース組立体に関するものである。
電磁波の侵入や輻射を防止するためにシールドケースを使用することは広く知られており、通常、回路基板に電子部品を配置し、半田付けして回路を完成した後、シールドケースを被せて半田付けなどで固定し、シールドケースの内側に電子部品を収納して電磁波の侵入や輻射を防止するように構成されている。
このように、シールドケースを回路基板に半田付けなどで着脱不能に固定すると、シールドケース内に収納された部品のメンテナンスや交換等(以下、メンテナンス等という)が必要になったときには、半田付けして固定されているシールドケースを外してからメンテナンス等を行い、終了後、再度半田付けを行わなければならないため、非常に手間の掛かる作業とならざるを得なかった。従って、組み立てが完了した後に、シールドケース内に収納された部品のメンテナンス等が必要となる可能性のある回路では、シールドケースを着脱可能に保持することが必須となる。
このため、シールドケースを着脱可能に保持する構造として、シールドケースの側面の下部を、バネ性を有するクリップ部で保持して固定するクリップ端子が考えられた。そして、特許文献1、2に示すように、多数のクリップ端子を回路基板に配置して固定し、このクリップ端子でシールドケースを保持することが行われていた。
そして、このクリップ端子の少なくとも1個を回路基板のグランド端子に接続することによって、シールドケースをグランドして電磁波の侵入や輻射を防止することが行われるようになった(特許文献1、2参照)。
このクリップ端子は、例えば、特許文献1の図4(b)を転記して説明図とした図12に示すように、シールドケース50の側面51の下部を、バネ性を有するクリップ部52で挟持して保持する構造のクリップ端子53であり、このクリップ部52に接続された取付軸54の1つを回路基板55のグランドに接続することによって、シールドケース50をグランドして電磁波の侵入や輻射を防止するように構成されている。
また、特許文献2の図1を転記して説明図とした図13に示すように、クリップ端子60の2個所にバネ性を有するクリップ部61を形成し、このクリップ部61でシールドケース(図示しない)の側面を保持し、その中間にピックアップタブ62を設けたものも公知となっていた。特許文献2では、このピックアップタブ62は、クリップ部61にシールドケースの側面を挿入したときに、下に押し曲げられて、先端がシールドケースの側面の下端部に接近して設けられたノッチに噛合い、ピックアップタブ62を外さなければシールドケースを抜くことができないようになっており、シールドケースの外れを防止するように構成されている。そして、下面63の裏面側を回路基板(図示しない)に半田付けするようになっている。
クリップ端子は、板厚が0.15mm〜0.2mm程度で高さが1.3mm程度の非常に微細なものなので、このクリップ端子のクリップ部に、同じ程度の板厚で側面の高さが同じ1.3mm程度のシールドケースを正確に挿入することは、かなりの熟練を要する作業となっていた。このため、特許文献3には、クリップ端子に、シールドケースの角部の外側に沿って形成された屈曲部を設け、これを案内にしてシールドケースの角部を合わせることによって、シールドケースをクリップ端子に対して容易に位置決めできるように構成することが記載されている。このように構成することによって、シールドケースを組み立てる際の位置決めは、特別に熟練を必要としない作業とすることができた。
しかしながら、この方法でも、クリップ端子に対して、シールドケースの側面がどの程度の深さまで挿入されたかは不明であり、最奥部まで押し込まれたものか、途中で引っ掛かって止まったものかの区別が付きにくく、上述したように板厚が非常に薄いので、無理して押し込もうとするとクリップ端子やシールドケースが変形する可能性があり、逆に、変形を恐れると、最奥部まで挿入したつもりでも、実際は規定の深さまで挿入されておらず、挿入不足で充分に保持されない状態になっており、後でシールドケースが外れるなどの危険性が残ることが生じていた。
従来技術のクリップ端子は、シールドケースの側面に沿って多数(特許文献1の図1−3、特許文献2の図2参照)配置しているので、多数のクリップ端子を製造して、この多数のクリップ端子を回路基板にマウントしなければならず、部品数が多くなり、組立工程の工程数も多いものとなって、比較的高価なものにならざるを得なかった。
更に、シールドケース内に収納された部品のメンテナンス等が終わって、シールドケースを再び装着する際には、手作業とならざるを得ないので、シールドケースを手で保持して、シールドケースの全部の側面がクリップ部の上方の位置にきちんと配置されている状態にしてから装着しなければならないため、熟練を要する手間の掛かる作業とならざるを得なかった。
これらの課題を解決するために、特許文献3では、クリップ端子をシールドケースの対角線の位置に配置し、シールドケースの角部の外側に沿って形成された屈曲部を案内とすることによって、シールドケースをクリップ端子に対して容易に位置決めできるように構成したが、それでも、クリップ端子に対して、シールドケースの側面がどの程度の深さまで挿入されたかは不明であり、最奥部まで押し込まれたものか、途中で引っ掛かって止まったものかの区別が付きにくく、最奥部まで挿入したつもりでも、挿入不足で後でシールドケースが外れるなどの可能性が残っていた。
(発明の目的)
本発明は、上記の課題を解決して、クリップ端子の数を減少させて組立工数を減少し、より安価に製造するとともに、組み立て後のメンテナンス等が必要な場合、メンテナンス等が終了して人手によってシールドケースを取り付ける際にも、位置決めが容易で、確実に正しい位置に装着することができるとともに、シールドケースの側面を、クリップ端子の所要の深さまで確実に挿入できたことを感知することの出来るシールドケース組立体を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決して、クリップ端子の数を減少させて組立工数を減少し、より安価に製造するとともに、組み立て後のメンテナンス等が必要な場合、メンテナンス等が終了して人手によってシールドケースを取り付ける際にも、位置決めが容易で、確実に正しい位置に装着することができるとともに、シールドケースの側面を、クリップ端子の所要の深さまで確実に挿入できたことを感知することの出来るシールドケース組立体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明におけるシールドケース組立体は、シールドケースと、このシールドケースを位置決め保持するクリップ端子とからなるシールドケース組立体において、前記クリップ端子は、前記シールドケースの角部の外側に沿って形成された案内部と、該案内部の一部に形成されたクリック嵌合のための端子側係合部とを有し、前記シールドケースは、側面の前記クリップ端子の端子側係合部に対応する位置に、該端子側係合部に係合してクリック嵌合するケース側係合部が形成されており、回路基板に固定された複数個の前記クリップ端子に、前記シールドケースの側面がクリック嵌合して保持されることを特徴とする。
また、前記シールドケース組立体の前記端子側及びケース側の係合部は、前記クリップ端子の案内部と、前記シールドケースの側面とのいずれか一方に設けられた半球状の突起と、他の一方に設けられ、前記半球状の突起と係合する係合孔とからなり、前記半球状の突起又は前記係合孔の少なくともいずれか一方が弾性的に支持されていることを特徴とする。
更に、前記シールドケース組立体の前記端子側及びケース側の係合部は、前記クリップ端子の案内部と、前記シールドケースの側面とのいずれか一方に設けられた半球状の突起と、他の一方に設けられ、前記半球状の突起と係合する係合片とからなり、前記半球状の突起又は前記係合片の少なくともいずれか一方が弾性的に支持されていることを特徴とする。
そして、前記シールドケース組立体の前記端子側及びケース側の係合部は、前記クリップ端子の案内部と、前記シールドケースの側面とのいずれか一方に設けられた第1の半球状の突起と、他の一方に設けられ、前記第1の半球状の突起が通過した位置に設けられた第2の半球状の突起とからなり、前記第1又は第2の半球状の突起の少なくともいずれか一方が弾性的に支持されていることを特徴とする。
また、前記クリップ端子は、更に、前記シールドケースの側面を狭持するクリップ部を有することを特徴とする。
本発明のシールドケース組立体は、以上のように構成されているので、シールドケースの対角線に2個のクリップ端子を配置するのみでシールドケースを所定の位置に確実に装着することができ、シールドケースの位置の確認も、シールドケースの角部の外側に沿って形成された案内部とシールドケースの角部とを比較すれば容易に行うことができ、シールドケースの側面をクリップ端子の所要の深さまで確実に挿入できたか否かも、クリップ端子の案内部の一部に形成された端子側係合部と、シールドケースの側面に形成されたケース側係合部とをクリック嵌合するように係合させることで、係合する際のクリック音や手に伝わるクリック感で容易に判断することが出来る。
そして、クリップ端子がシールドケースを保持する保持力が不足するときには、シールドケースの側面を狭持するクリップ部によって補強することが出来る。
また、メンテナンス等を行う際には、クリップ端子とシールドケースとがクリック嵌合で保持されているので、シールドケースを軽く押し上げるのみでシールドケースを外すことができ、必要に応じて、シールドケースを容易に着脱することができる。
以下、本発明の実施形態について、実施例を示す図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明のシールドケース組立体におけるクリップ端子の1実施形態を示す図面であり、図1の(a)は左側面図、(b)は平面図、(c)は正面図である。また、図2は、図1(b)及び(c)の矢印方向Aから見た斜視図、図3は、本発明のシールドケース組立体におけるクリップ端子を使用してシールドケースを装着する際のクリップ端子の配置を示す平面図である。そして、図4は、このクリップ端子とシールドケースとによるシールドケース組立体におけるクリック嵌合の構造を示す斜視図及び係合部の断面図であり、(a)が斜視図、(b)が係合部の断面図である。
本発明のシールドケース組立体におけるクリップ端子1は、例えば、図1、図2に示すような形状をしており、図3に示すように、上面10から四方に折り曲げられた側面11を有するシールドケース12の対角線の位置に配置して、基板2の裏面2aが回路基板(図示しない)に半田付けして固定されている。そして、図1(b)における上側の位置に案内部3が、下側の位置にクリップ部4が形成されている。
案内部3は、基板2から垂直に折り曲げられた側壁3a、3bからなり、図3に示すように、シールドケース12の側面11の角部の外側に沿って配置されるように形成されている。この側壁3a、3bは、互いに直交するように形成されていて、クリップ端子1にシールドケース12を挿着する際の位置決めに使用される。更に、案内部3の一方の側壁3aには、後述するように、シールドケース12をクリック嵌合するための端子側係合部となる係合孔3cが設けられている。
クリップ部4は、4角柱の形状に折り曲げられた固定片4aと、この固定片4aとの間に、シールドケース12の側面11を挟んで弾性的に保持するバネ片4bとからなっており、図1(c)に示すように、シールドケース12の側面11をバネ片4bで固定片4aに押し付けてシールドケース12を保持する。勿論、クリップ部4の構造はこれに限定されるものではなく、所定の保持力でシールドケース12の側面11を保持すれば足りるものであり、例えば、図12、図13に示す従来技術と同様に、両側からバネ片で押圧するようにしても良い。しかし、シールドケース12を正確な位置に保持するためには、固定片4aを有する構造の方が望ましい。
この実施態様のクリップ端子1の側壁3aには、シールドケース12の側壁11とクリック嵌合するための端子側係合部となる係合孔3cが設けられている。この側壁3aは、クリップ部4等から独立しており、基板2から折り曲げられた形状であって、係合孔3cを弾性的に支持している。そして、シールドケース12の側面11における、この係合孔3cに対応する位置に、この係合孔3cに係合してクリック嵌合するケース側係合部となる半球状の突起11aが形成されている。
即ち、図4(a)に示すように、シールドケース12の側面11には、クリップ端子1の係合孔3cに対応する位置に、この係合孔3cに係合してクリック嵌合するケース側係合部となる半球状の突起11aが形成されており、クリップ端子1の案内部3にシールドケース12の角部13を位置決めしてシールドケース12を押し下げることによって、クリップ端子1の側壁3aの係合孔3cに、シールドケース12の側壁11に形成された半球状の突起11aをクリック嵌合することができる。
図4(b)は、このクリップ端子1の係合孔3cに、シールドケース12の側壁11に形成された半球状の突起11aが係合した状態を示す断面図であり、図に示すように、クリップ端子1の側壁3aに設けられた係合孔3cにシールドケース12の側面11に設けられた半球状の突起11aが嵌まることによって、クリップ端子1の所定の位置にシールドケース12を装着することができる。そして、このような構成なので、クリップ端子1とシールドケース12とは、シールドケース12を軽く押し上げるのみでシールドケース12を外すことができ、上述したように、装着も容易なので、容易に着脱可能に保持することができる。
このとき、係合孔3cが側壁3aで弾性的に支持されているので、半球状の突起11aと係合孔3cとが係合する際に「パチリ」とはまり込み、クリック音が発生し、或いはクリック感を手先に感じることができる。クリック嵌合とは、このように、クリック音やクリック感を伴って係合される係合方法を指し、後述するように、各種のクリック嵌合する構造が考えられる。
そして、このクリップ端子1を、図3に示すように、保持されるシールドケース12の対角線の位置に配置して、図示しない回路基板に半田付けして固定することによって、最小の部品点数でシールドケース12を所定の位置に着脱可能に、且つ安定して保持することができる。
通常の部品であれば、このようにクリック嵌合すれば、クリップ端子1で充分にシールドケース12を保持することが出来ることが多いが、シールドケース組立体の板厚は、前述したように非常に薄いので、クリック嵌合のみでは保持力が不足することが多い。このため、本実施態様では、クリップ部4を設けて、シールドケース12を保持する保持力を補強している。クリップ部4の構造は、上述したので、ここでは説明を省略する。
図5ないし図7は、このクリック嵌合の他の実施態様を示すものであって、図5の実施態様は、図4の実施態様とは半球状の突起と係合孔との配置を逆にしたものであって、クリップ端子1側に半球状の突起3d(図5(a)に示されているのは、内側に突起3dを設けるための窪み)を配置し、シールドケース12の側面11に係合孔11bを設けたものである。このように構成しても、全く同様にクリック音やクリック感の得られるクリック嵌合とすることができる。
図6の実施態様は、図4の実施態様の係合孔3cを、半球状の突起11aと係合する係合片3eとしたものである、この係合片3eは、図6(a)からも明らかなように、クリップ端子1の側壁3aの一部を切り離して弾性変形可能な係合部とし、この係合部を基板2から直角に折り曲げて所要の弾性が得られるようにするとともに、半球状の突起11aが通過してクリック嵌合する位置に、係合片3eの折曲部3fを配置したものであって、このようにして係合片3eの弾性を調整しても、全く同様にクリック音やクリック感の得られるクリック嵌合とすることができる。
図7の実施態様は、更に簡略化して、図6における係合片3eの折曲部3fを半球状の突起3gとしたものである。係合片3eの折曲部3fを半球状の突起3gとしても、適正な押圧力で押圧できれば、全く同様にクリック音やクリック感の得られるクリック嵌合として使用することができる。そして、図7の実施態様では、係合片3eに設けられた半球状の突起3gは1個のみであるが、これを2個にして、シールドケース10の半球状の突起11aの両側の斜め上方の位置に配置し、半球状の突起11aを両側から挟み込むように保持すれば、更に安定して保持することができる。
図8ないし図11は、図2に示すクリップ端子1の変形例を示すもので、図8のクリップ端子5は、保持力を補強するために、クリップ部4を案内部3から縦に2個設けたものであり、図9のクリップ端子6は、クリップ部4を案内部3の両側に直交して設けたものである。そして、図10のクリップ端子7は、更に保持力を補強するために、クリップ部4を案内部の両側に2個ずつ配置したものである。
図11に示されたクリップ端子8は、特許文献3に記載された発明と同様に、更に、電磁波の侵入や輻射を防止するように構成したもので、案内部3の側壁3a,3bを、クリップ端子8の基板2から立ち上げられた側壁3aと、この側壁3aから直角に折り曲げられた側壁3bとし、シールドケース12の角部13の隙間(例えば図5(a)の隙間11c)からの電磁波の侵入や輻射を防止するようにされている。そして、この構造のクリップ端子8では、係合孔3aは、弾性的に保持するために、側壁3aから折り曲げられた側壁3bに設けることが好ましい。
本発明のクリップ端子は、以上のように構成されているので、シールドケースの対角線に2個のクリップ端子を配置するのみでシールドケースを所定の位置に確実に装着することができ、クリップ端子が2個のみで足りるので、1個当たりの単価が上昇しても、個数が減少することでより安価にすることが可能であり、組立工程においても、組立時間を削減することができ、かつ、他の電子部品と同時にリフローによって半田付けすることができるので、組立工程のコストを大幅にダウンすることができる。
また、メンテナンス後に手作業でシールドケースを取り付ける場合にも、クリップ端子の側壁に案内部が形成されているので、対角線に配置された2個所のクリップ端子の案内部のみで位置を確認すればよく、しかも、シールドケースの辺が傾いて取り付けられることはないので、容易に装着することができる。
更に、シールドケースがクリップ端子にクリック嵌合されるので、シールドケースを容易に着脱することが可能で、且つ、シールドケースの側面がクリップ端子の所要の深さまで確実に挿入できたことを感知することが出来、挿入不足でシールドケースが外れるなど不具合の発生を完全に防止することが出来る。
1:クリップ端子
2:基板
2a:裏面
3:案内部
3a,3b:側壁
3c:係合孔
3d:半球状の突起
3e:係合片
3f:折曲部
3g:半球状の突起
4:クリップ部
4a:固定片
4b:バネ片
5,6,7,8:クリップ端子
10:上面
11:側面
11a:半球状の突起
11b:係合孔
11c:隙間
12:シールドケース
13:角部
2:基板
2a:裏面
3:案内部
3a,3b:側壁
3c:係合孔
3d:半球状の突起
3e:係合片
3f:折曲部
3g:半球状の突起
4:クリップ部
4a:固定片
4b:バネ片
5,6,7,8:クリップ端子
10:上面
11:側面
11a:半球状の突起
11b:係合孔
11c:隙間
12:シールドケース
13:角部
Claims (5)
- シールドケースと、このシールドケースを位置決め保持するクリップ端子とからなるシールドケース組立体において、
前記クリップ端子は、前記シールドケースの角部の外側に沿って形成された案内部と、該案内部の一部に形成されたクリック嵌合のための端子側係合部とを有し、
前記シールドケースは、側面の前記クリップ端子の端子側係合部に対応する位置に、該端子側係合部に係合してクリック嵌合するケース側係合部が形成されており、回路基板に固定された複数個の前記クリップ端子に、前記シールドケースの側面がクリック嵌合して保持されることを特徴とするシールドケース組立体。 - 前記シールドケース組立体の前記端子側及びケース側の係合部は、前記クリップ端子の案内部と、前記シールドケースの側面とのいずれか一方に設けられた半球状の突起と、他の一方に設けられ、前記半球状の突起と係合する係合孔とからなり、前記半球状の突起又は前記係合孔の少なくともいずれか一方が弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1記載のシールドケース組立体。
- 前記シールドケース組立体の前記端子側及びケース側の係合部は、前記クリップ端子の案内部と、前記シールドケースの側面とのいずれか一方に設けられた半球状の突起と、他の一方に設けられ、前記半球状の突起と係合する係合片とからなり、前記半球状の突起又は前記係合片の少なくともいずれか一方が弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1記載のシールドケース組立体。
- 前記シールドケース組立体の前記端子側及びケース側の係合部は、前記クリップ端子の案内部と、前記シールドケースの側面とのいずれか一方に設けられた第1の半球状の突起と、他の一方に設けられ、前記第1の半球状の突起が通過した位置に設けられた第2の半球状の突起とからなり、前記第1又は第2の半球状の突起の少なくともいずれか一方が弾性的に支持されていることを特徴とする請求項1記載のシールドケース組立体。
- 前記クリップ端子は、更に、前記シールドケースの側面を狭持するクリップ部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシールドケース組立体。
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