JP2013209952A - 自動二輪車のアイドルストップ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二輪車特有のキックや押し掛け等によるエンジン始動を考慮した自動二輪車のアイドルストップ制御装置を得る。
【解決手段】所定の停止条件の成立によりエンジンを自動停止させるとともに、所定の始動条件の成立によりエンジン14をバッテリ43の電力を使ってセルモータ44により自動的に再始動させるアイドルストップ制御を行う自動二輪車のアイドルストップ制御装置において、前記エンジン14が前記セルモータ44以外の手段により始動されたかどうかを判定する始動方法判定手段312を備え、前記エンジン14が前記セルモータ44以外の手段により始動されたと判定された場合には、前記停止条件にかかわらずアイドルストップ制御を禁止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、所定の停止条件の成立によりエンジンを自動的に停止させる一方、所定の始動条件の成立によりエンジンを自動的に再始動させるエンジン制御装置に関し、特に、自動二輪車のアイドルストップ制御に適した自動二輪車のアイドルストップ制御装置に関する。
従来、エンジンのアイドルストップ制御を行う場合、例えば特許文献1に記載されるように、アイドルストップ(アイドリング停止)中のバッテリ電圧を確認し、電圧がエンジンの始動に必要な下限値に達している場合にエンジンを自動的に始動させることで再始動不能状態に陥ることを避ける制御が提案されている。
特開2001−227375号公報
しかしながら上述の技術によれば、アイドルストップ中のバッテリ電圧を確認して、電圧が低い場合はエンジンを自動的に始動することで再始動不能状態に陥ることを避けるものであるが、自動二輪車の場合、バッテリ電圧が低くセルモータによる始動ができない場合であっても、キックレバーや車両の押し掛け等によりエンジン始動を行う場合がある。このような車両の場合、キックや押し掛けによりエンジン始動を行った後、従来技術のようにアイドルストップ中になって初めてバッテリ電圧を検知するのでは、バッテリ電圧が低いと解ったとしても既にセルモータで自動的に始動できる電圧以下になっていることが多いため、結果としてアイドルストップする度に、キックや押し掛けをしなければいけないという事態を回避するために、バッテリ容量を大きくする等の対策が必要となり、車両の大型化が課題となっていた。
その一方、エンジンが掛っている状態の時に、バッテリ電圧を検知して再始動できないバッテリ電圧の時にはアイドルストップさせないことも考えられるが、エンジンがかかっている時には、発電機の発電電圧がバッテリ側に接続されているためバッテリ自体の電圧よりも高い値を示し、バッテリ電圧自体を検知することが困難であり、検知のための複雑なシステムを採用する必要があるという課題があった。
本発明は上記事情に鑑みて提案されたもので、二輪車特有のキックや押し掛け等によるエンジン始動を考慮した自動二輪車のアイドルストップ制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため請求項1は、所定の停止条件の成立によりエンジンを自動停止させるとともに、所定の始動条件の成立によりエンジン(14)をバッテリ(43)の電力を使ってセルモータ(44)により自動的に再始動させるアイドルストップ制御を行う自動二輪車のアイドルストップ制御装置において、次の構成を含むことを特徴としている。
前記エンジン(14)が前記セルモータ(44)以外の手段により始動されたかどうかを判定する始動方法判定手段(312)を備え、前記エンジン(14)が前記セルモータ(44)以外の手段により始動されたと判定された場合には、前記停止条件にかかわらずアイドルストップ制御を禁止する。
請求項2は、請求項1の自動二輪車のアイドルストップ制御装置において、前記エンジン(14)と同期して回転する発電機(41)と、前記発電機(41)からの電力及び前記バッテリ(43)からの電力によって作動し前記セルモータ(44)を制御するECU(31)と、前記エンジン(14)のクランク軸の回転に同期したクランクパルスを発生するクランクパルス発生手段(42)と、前記クランクパルスをカウントするクランクパルスカウント手段(311)とを備える。
前記ECU(31)は、電力が供給されない状態から電力が供給される状態になった時には、先ずイニシャル処理を行い、前記イニシャル処理が終了した後に前記セルモータ(44)の制御可能状態に移行する。
ECU(31)のイニシャル処理には、マイコン初期化、ROM/RAMチェック、割り込み許可、変数(RAM)初期化が含まれ、処理が完了しないとセンサ入力やモータ指令が出せないので、イニシャル処理中はセルモータ(44)の制御は不可能となる。
前記始動方法判定手段(311)は、前記ECU(31)が前記イニシャル処理中に、前記クランクパルスカウント手段(311)がクランクパルスを検知した場合は、前記エンジン(14)がセルモータ(44)以外の手段により始動されたと判定する。
請求項3は、請求項2の自動二輪車のアイドルストップ制御装置において、前記アイドルストップ制御装置は、前記ECU(31)が制御可能状態に移行した後に、前記バッテリ(43)の端子電圧を判定するバッテリ電圧判定手段(313)を備え、前記バッテリ電圧判定手段(313)は、バッテリ(43)の端子電圧が、セル始動可能電圧以下であるか否かを判定し、バッテリ(43)の端子電圧が、セル始動可能電圧以下と判定した場合は、アイドルストップ制御を禁止することを特徴としている。
請求項4は、請求項2又は請求項3の自動二輪車のアイドルストップ制御装置において、前記イニシャル処理は、前記ECU(31)の電源がオンされた後に、前記ECU(31)が最初に実行する処理であることを特徴としている
請求項1の構成によれば、セルモータ(44)以外の手段によりエンジン始動した際には、停止条件によらずアイドルストップを禁止するので、大きなバッテリを搭載したりバッテリ電圧でセルモータ(44)が起動できないような状態の時には、発電機電圧がかかっている状態でのバッテリのみの電圧を検知するという複雑なシステムを採用することなく、信号待ち等の度にキックや押し掛け等のセルモータ(44)以外の手段による始動を行わなければならないという状況を簡単な制御手法で回避することができる。
請求項2の構成によれば、クランクパルスカウント手段(311)によるクランクパルスの有無を検知することで、セルモータ(44)以外の手段によるエンジン始動を簡単な構成で判定することができる。
請求項3の構成によれば、発電機(41)からの電力がバッテリ(43)に供給されているか否かにかかわらず、単純にバッテリ端子電圧が低い場合は、アイドルストップ制御を禁止するので、より確実にアイドルストップ制御を禁止することができる。
請求項4の構成によれば、ECU(31)が最初に実行される処理の完了でイニシャル処理を終了させることができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車のアイドルストップ制御装置を搭載した自動二輪車の側面説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動二輪車のアイドルストップ制御装置のシステム構成説明図である。 自動二輪車のアイドルストップ制御装置によるエンジン停止制御の手順を示すフローチャートである。 自動二輪車のアイドルストップ制御装置におけるECU起動処理の手順を示すフローチャートである。 ECU起動処理中にクランプパルス割込があった場合の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車のアイドルストップ制御装置を搭載したスクータ型自動二輪車の全体側面図である。
アイドルストップ制御装置は、駆動力を必要としない時にはエンジンを自動的に停止し、駆動力を必要とする時にはエンジンを自動的に始動させることにより、低燃費化を図るとともに、排気ガスの発生を減少させるものである。
自動二輪車1の車体前部と車体後部とは低いフロア部2を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレームは、車体前部のヘッドパイプ3と、ヘッドパイプ3から下後方に延びたダウンチューブ4aと、メインパイプ4bとを有して構成されている。メインパイプ4bには燃料タンクおよび収納ボックス(いずれも図示せず)が支持され、その上方にシート5が配置されている。
ヘッドパイプ3にはステアリングシャフト6が上下方向に貫通して回動自在に支持されており、ステアリングシャフト6の上方には、ステアリングハンドル7が取り付けられ、下方にはフロントフォーク8が取り付けられる。フロントフォーク8の下端には前輪FWが軸支される。ステアリングハンドル7の上部は計器板を兼ねたハンドルカバー9で覆われる。メインパイプ4bの立ち上がり部下端にはブラケット10が突設され、このブラケット10には、スイングユニット11のハンガーブラケット12がリンク部材13を介して揺動自在に連結支持される。
スイングユニット11には、その前部に単気筒の4サイクルエンジン14が搭載されている。エンジン14には、図示しない遠心クラッチを介してベルト式無段変速機15が連結され、ベルト式無段変速機15の従動側には減速機構16が連結される。減速機構16の出力軸には後輪RWが軸支される。
また、エンジン14は、乗員によるキックレバー40のキック操作で出力軸を回転させることで始動可能に構成されている。
減速機構16とメインパイプ4との間にはリヤクッション17が介装されている。エンジン14の前部からは吸気管18が引き出され、屈曲して車体後方に延在している。吸気管18には、スロットル弁およびIACVや始動ソレノイドバルブ等の空気供給デバイスを内蔵するスロットルボディ19が設けられる。スロットルボディ19の後方にはエアクリーナ20が連結される。エンジン14とスロットルボディ19との間で吸気管18に、燃料噴射弁(図2参照)が設けられる。
自動二輪車1のステアリングハンドル7には、車両に搭載される電装品にバッテリ電源を供給するメインスイッチ(不図示)、及び、エンジン14のアイドルスストップ制御を行うかどうかを手動により選択するアイドルストップスイッチ(不図示)が配設されている。
ステアリングハンドル7の右側端部には図示しないアクセルグリップが設けられる。アクセルグリップは、ステアリングハンドル7を形成するパイプ部材の端部に回動操作自在に取り付けられる。
図2は、本実施形態に係る自動二輪車のアイドルストップ制御装置(エンジン制御装置)のシステム構成図であり、図1と同符号は同一または同等部分を示す。
エンジン14には、吸気管18および排気管21が設けられ、吸気管18に設けられたスロットルボディ19には、スロットル弁22と、スロットル弁22を迂回してスロットル弁22の両側で吸気管18を連結するバイパス通路23と、バイパス通路23を開閉する空気供給デバイス24とが設けられる。吸気管18上で、エンジン14とスロットルボディ19との間には燃料噴射弁25が設けられる。
エンジン14の近傍位置には、エンジン14と同期して回転する発電機41、エンジン14のクランク軸の回転に同期したクランクパルスを発生するクランクパルス検出センサ42、バッテリ43から供給される電圧により駆動するセルモータ44が配設されている。
スロットル弁22は、アクセルグリップの回動操作に応じて回動し、その回動量(角度)がスロットルセンサ26で検知される。エンジン14には、エンジン冷却水温を検知する水温センサ27が設けられ、吸気管18には、吸気負圧を検知するPBセンサ28が設けられる。エンジンヘッドまたは排気管21には、排気中の酸素濃度を検知するOセンサ29が設けられる。Oセンサ29は、排気管21のエンジン近傍またはエンジンヘッドに取り付けることでヒータレスとすることができる。また、減速機構16の出力ギヤの回転数から車速を検知する車速センサ30が設けられている。
さらに、エアクリーナ20の吸気管18から遠い位置には、大気圧センサ34が設けられる。なお、大気圧センサ34を省いて、PBセンサ28の検知出力に基づいて大気圧を推定するようにしてもよい。
マイクロコンピュータ(CPU)を有するエンジン制御装置(ECU)31には、スロットルセンサ26、水温センサ27、PBセンサ28、Oセンサ29、クランクパルス検出センサ42による検知信号と、スタータスイッチ33によるエンジン始動信号およびエンジン停止信号が入力される。スタータスイッチ33は、イグニッションキーの操作によりバッテリ43の電源でセルモータ44を回してエンジン14を始動させるスイッチである。
ECU31は、発電機41からの電力及びバッテリ43からの電力によって作動し、セルモータ44を制御するとともに、入力された検知信号に基づいて、空気供給デバイス24の開度と燃料噴射弁25による燃料噴射量とを算出し、空気供給デバイス24および燃料噴射弁25へ制御信号を出力する。
また、ECU31は、車速センサ30によって検知された車速がゼロまたは所定の速度以下であり、スロットルセンサ26によって検知されたスロットル開度がゼロまたは所定値以下である等、所定の停止条件を満たしたときにエンジン14を停止させ、その後、スロットルバルブが開かれたこと等、所定のアイドルストップ始動条件が満足されたときにエンジン14を始動させるアイドルストップ制御機能を有する。アイドルストップ制御におけるエンジン停止は、燃料噴射弁25による燃料供給のみを停止し、図示しない点火装置による点火動作は継続して行う。
更に、ECU31は、クランクパルス検出センサ42により検出されたクランクパルスをカウントするクランクパルスカウント手段311、及び、エンジンの始動方法を判定するエンジン始動方法判定手段312、バッテリ43の端子電圧を判定するバッテリ電圧判定手段313を備えている。
ECU31は、電力が供給されない状態から電力が供給される状態になった時には、先ずイニシャル処理を行い、このイニシャル処理が終了した後にセルモータ44の制御可能状態に移行するように動作する制御が行われる。ECU31のイニシャル処理には、マイコン初期化、ROM/RAMチェック、割り込み許可、変数(RAM)初期化が含まれ、処理が完了しないとセンサ入力やモータ指令が出せない。したがって、イニシャル処理中は、セルモータ44の制御は不可能となる。
そして、イニシャル処理中において、クランクパルスカウント手段311がクランクパルス検出センサ42からのクランクパルスを検知した場合は、エンジン14がセルモータ44以外の手段により始動されたとエンジン始動方法判定手段312が判定する。エンジン14がセルモータ44以外の手段により始動される場合とは、キックレバー40や遠心クラッチでないマニュアルクラッチの車両において車両の押し掛けでエンジン14が始動される場合である。
バッテリ電圧判定手段313は、バッテリ43の端子電圧を検知し、端子電圧がセル始動可能電圧以下であるか否かを判定するものである。
なお、ECU31は、空気供給デバイス24および燃料噴射弁25の制御や、アイドルストップ制御以外の機能も有する(例えば、点火装置の点火時期等)が、本願発明の要部ではないので説明は省略する。
次に、ECU31で行われるアイドルストップ制御について、図3乃至図5のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、車両のメインスイッチがオン操作された時に、ECU起動処理が行われる(ステップ50)。ECU起動処理は、ECU31に対して電力が供給されない状態から電力が供給される状態になった時に行われるもので、バッテリの残量が有る通常時の場合には車両のメインスイッチがオフからオンになった時に、バッテリの残量がない場合には、キック等によりクランク軸が回転され、発電機の出力がバッテリに供給された後に行われる。
ECU起動処理(ステップ50)においては、図4に示すように、先ず、ECU起動処理フラグを立てる(「1」にする)ことが行われる(ステップ101)。
次に、セルモータ44を所定期間内において制御不可状態とするイニシャル処理を行う(ステップ102)。イニシャル処理では、所定期間内において、クランクパルスカウント手段311がクランクパルスを検知(クランクパルス割込)したかどうかを判断する。
クランクパルス割込が有った場合は、図5に示すように、先ず、ECU起動処理フラグの値を判断し(ステップ201)、ECU起動処理フラグが「1」の場合は、セル以外始動判定フラグの値を「1」にする(ステップ202)。ECU起動処理フラグが「0」の場合は、イニシャル処理中でないため、セル以外始動判定フラグの値を「0」にする(ステップ202)。
イニシャル処理においてクランクパルスが検知された場合(セル以外始動判定フラグを「1」にした場合)は、バッテリの残量が少なくメインスイッチをオンにしてもECU31の起動ができず、セルモータ44を使用することなくエンジン14の出力軸(キックレバー40の操作や押し掛け)回転で、発電機がECU31に電力を供給した直後の状態なので、エンジン14がセルモータ44以外の手段で始動された判断し、セルモータ44以外の手段でエンジン14が始動されたことをECU31が記憶する。
イニシャル処理が終了した後は、ECU起動処理フラグを降ろす(「0」にする)ことが行われ(ステップ103)、セルモータ44を制御可能とする通常状態(セルモータ制御可状態)に移行する(ステップ104)。イニシャル処理は、ECU31の電源がオンされた後に、ECU31が最初に実行する処理とすることで、最初に実行される処理の完了でイニシャル処理を終了させることができ、速やかにECU通常状態に移行させることができる。
ECU31が制御可能状態に移行した後は、バッテリの端子電圧を判定するバッテリ電圧判定手段313により、バッテリ43の端子電圧が、セル始動可能電圧以下であるか否かを判定する(ステップ51)。バッテリ43の端子電圧が、セル始動可能電圧以下と判定した場合は、アイドルストップ制御を禁止する(ステップ57)。
この処理を行うことで、発電機41からの電力がバッテリ43に供給されているか否かにかかわらず、単純にバッテリ端子電圧が低い場合は、アイドルストップ制御を禁止するので、より確実にアイドルストップ制御を禁止することができる。
ステップ51でバッテリの端子電圧が、セル始動可能電圧を超えると判定された場合は、エンジン14の水温、油温等の検知し、所定温度以上である場合に次のステップに移行する(ステップ52)。所定温度未満である場合には、エンジン14が暖機運転中であると判断しアイドルストップ制御を禁止する(ステップ57)。
次に、ECU31が車速履歴を判断し、メインスイッチがオン後に、一度でも所定速度(例えば10km/h)になったかどうかを検知し、所定速度以上になった場合は次のステップに移行する(ステップ53)。車速履歴は、車速センサ30からの信号をECU31が受信し、所定速度以上になったかどうかを判定し記憶しておく。一度も所定速度に達していない場合には、エンジン14はかかっているが走行前の状態であると判断しアイドルストップ制御を禁止する(ステップ57)。
アイドルストップ制御を行うかどうかを手動により選択するアイドルストップスイッチのオン・オフを検知し、オンであれば次のステップに移行する(ステップ54)。アイドルストップスイッチがオフであれば、アイドルストップ制御を禁止する(ステップ57)。
続いて、エンジン14の始動方法をエンジン始動方法判定手段312により判定する。この判定は、ステップ50のイニシャル処理において、クランクパルスカウント手段311がクランクパルスを検知していることが記憶されている場合(図5のフローチャートのステップ202で始動判定フラグを「1」に設定した時)は、セルモータ44以外の始動方法でエンジン14が始動されたと判定し(ステップ55)、アイドルストップ制御を禁止する(ステップ57)。
クランクパルスカウント手段311がクランクパルスを検知していない場合は、セルモータ44によりエンジン14が始動されたと判定し(ステップ55)、アイドルストップ制御を許可する(ステップ56)。すなわち、(1)エンジン14の水温等が所定温度以上、(2)車両速度が所定速度以上になったことがある、(3)アイドルストップスイッチがオン状態である、(4)エンジン14がセルモータ44で始動した、の全ての条件を満足した場合にのみアイドルストップ制御が許可される。
上述の処理によれば、セルモータ44以外の手段によりエンジン始動した際には、停止条件によらずアイドルストップを禁止する。
したがって、バッテリ電圧でセルモータ44が起動できないような状態の時に、キック操作や押し掛けでエンジン14を始動した場合においては、アイドルストップが禁止されるのでエンジン14が停止することがなく、信号待ち等の度にキックや押し掛け等のセルモータ以外の手段による始動を行わなければならないという状況を簡単な制御手法で回避することができる。
また、クランクパルスカウント手段311によるクランクパルスの有無を検知することで、セルモータ44以外の手段(キック操作や押し掛け)によるエンジン始動について、簡単な構成で判別することができる。
1…自動二輪車、 14…エンジン、 18…吸気管、 19…スロットルボディ、 22…スロットル弁、 24…空気供給デバイス、 26…スロットルセンサ、 27…水温センサ、 29…Oセンサ、 31…ECU、 33…スタータスイッチ、 40…キックレバー、 41…発電機、 42…クランクパルス検知センサ、 43…バッテリ、 44…セルモータ、 311…クランクパルスカウント手段、 312…エンジン始動方法判定手段、 313…バッテリ電圧判定手段。

Claims (4)

  1. 所定の停止条件の成立によりエンジンを自動停止させるとともに、所定の始動条件の成立によりエンジン(14)をバッテリ(43)の電力を使ってセルモータ(44)により自動的に再始動させるアイドルストップ制御を行うアイドルストップ制御装置において、
    前記エンジン(14)が前記セルモータ(44)以外の手段により始動されたかどうかを判定する始動方法判定手段(312)を備え、前記エンジン(14)が前記セルモータ(44)以外の手段により始動されたと判定された場合には、前記停止条件にかかわらずアイドルストップ制御を禁止する
    ことを特徴とする自動二輪車のアイドルストップ制御装置。
  2. 前記アイドルストップ制御装置は、
    前記エンジン(14)と同期して回転する発電機(41)と、
    前記発電機(41)からの電力及び前記バッテリ(43)からの電力によって作動し前記セルモータ(44)を制御するECU(31)と、
    前記エンジン(14)のクランク軸の回転に同期したクランクパルスを発生するクランクパルス発生手段(42)と、
    前記クランクパルスをカウントするクランクパルスカウント手段(311)とを備え、
    前記ECU(31)は、電力が供給されない状態から電力が供給される状態になった時には、先ずイニシャル処理を行い、前記イニシャル処理が終了した後に前記セルモータ(44)の制御可能状態に移行する一方、
    前記始動方法判定手段(311)は、
    前記ECU(31)が前記イニシャル処理中に、前記クランクパルスカウント手段(311)がクランクパルスを検知した場合は、前記エンジン(14)がセルモータ(44)以外の手段により始動されたと判定する
    請求項1に記載の自動二輪車のアイドルストップ制御装置。
  3. 前記アイドルストップ制御装置は、前記ECU(31)が制御可能状態に移行した後に、前記バッテリ(43)の端子電圧を判定するバッテリ電圧判定手段(313)を備え、
    前記バッテリ電圧判定手段(313)は、バッテリ(43)の端子電圧が、セル始動可能電圧以下であるか否かを判定し、
    バッテリ(43)の端子電圧が、セル始動可能電圧以下と判定した場合は、アイドルストップ制御を禁止する
    請求項2に記載の自動二輪車のアイドルストップ制御装置。
  4. 前記イニシャル処理は、前記ECU(31)の電源がオンされた後に、前記ECU(31)が最初に実行する処理である請求項2又は請求項3に記載の自動二輪車のアイドルストップ制御装置。
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