JP6582441B2 - 自動二輪車のアイドリングストップ制御装置 - Google Patents

自動二輪車のアイドリングストップ制御装置 Download PDF

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本発明は、自動二輪車のアイドリングストップ制御装置に関する。
アイドル制御用スイッチが操作された場合に、エンジンの運転状態を判定し、エンジンが運転中であればエンジンを停止させ、エンジンが停止中であればエンジンを始動させる自動二輪車のアイドリングストップ制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−83243号公報
従来のアイドリングストップ制御装置は、エンジンのアイドリングストップ時にも再始動時にも、アイドル制御用スイッチの操作を必要とするため、搭乗者の意図的なアイドリングストップを提供できる一方で、エンジンを再始動させるためにアイドル制御用スイッチを操作する一動作を余分に要してしまい、例えば青信号になってから発進までの一連の動作を妨げることになる。
そこで、本発明は、搭乗者の意図を反映してエンジンを確実にアイドリングストップさせられる一方で、発進のための一連の動作を妨げずに、円滑にエンジンを再始動させられる自動二輪車のアイドリングストップ制御装置を提案する。
前記の課題を解決するため本発明に係る自動二輪車のアイドリングストップ制御装置は、エンジン、マニュアルトランスミッション、前記エンジンから前記マニュアルトランスミッションへの動力伝達を接続または遮断するクラッチ機構、およびサイドスタンドを含む自動二輪車のアイドリングストップ制御装置において、搭乗者のアイドリングストップを開始させる要求を受け付け可能なアイドリングストップモードに遷移したことを前記自動二輪車の搭乗者に知らせる表示部と、前記エンジンの回転数、前記エンジンの冷却水温、前記自動二輪車の走行履歴、および前記サイドスタンドの収納状態に基づいて前記エンジンの運転状態からアイドリングストップ状態への遷移を許可して前記表示部を表示させ、かつ前記自動二輪車の搭乗者による意図的なアイドリングストップを開始させる操作に基づいて前記エンジンを運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させるアイドリングストップ制御部と、前記自動二輪車の搭乗者による意図的な発進の操作に基づいて前記エンジンをアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させる再始動制御部と、を備えている。
本発明によれば、搭乗者の意図を反映してエンジンを確実にアイドリングストップさせられる一方で、発進のための一連の動作を妨げずに、円滑にエンジンを再始動させられる自動二輪車のアイドリングストップ制御装置を提供できる。
本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置が適用される自動二輪車を示す平面図。 本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるアイドリングストップ開始制御から再始動制御までの経過を示すタイミングチャート。 本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるアイドリングストップ開始制御を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置による再始動制御を示すフローチャート。
以下、本発明に係る自動二輪車のアイドリングストップ制御装置の実施の形態について、図1から図5を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置が適用される自動二輪車を示す平面図である。
なお、本実施形態における前後上下左右の表現は、自動二輪車1の搭乗者を基準にする。
図1に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1は、車両の前後に延びる車体フレーム2と、車体フレーム2に搭載される内燃機関としてのエンジン3と、車体フレーム2の前方に配置されて車両の左右方向へ操舵自在なステアリング機構5と、車体フレーム2の前方に配置されてステアリング機構5に回転自在に支持される前輪6と、車体フレーム2の後方に配置されて車両の上下方向へ揺動自在に支持される後輪懸架装置7と、車体フレーム2の後方に配置されて後輪懸架装置7に回転自在に支持される後輪8と、エンジン3の運転を制御するエンジン制御装置11と、を備えている。
車体フレーム2は、車体フレーム2の最前部に配置されるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から左右へ分岐し斜め後ろ下方へ延びる左右一対のメインフレーム13と、左右一対のメインフレーム13それぞれの後端部に接続されて下方へ垂下する左右一対のピボットフレーム15と、左右一対のメインフレーム13それぞれの後端部に接続されて斜め後ろ上方へなだらかに延びるリアフレーム16と、を備えている。
ヘッドパイプ12はステアリング機構5の操舵中心であり、ステアリング機構5を車体フレーム2に支える。
左右のメインフレーム13は、ヘッドパイプ12に接続される前端部からエンジン3の横幅と同程度まで拡開しつつ後方へ延びている。左右のメインフレーム13は、前半部の上方にエアクリーナボックス17を支え、後半部の上方に燃料タンク18を支えている。
左右一対のピボットフレーム15はピボット軸19を備える。ピボット軸19は、左右一対のピボットフレーム15の略中央部に架設されている。
左右のメインフレーム13および左右一対のピボットフレーム15は、エンジン3を抱え込んで支えている。
エンジン3は、例えば4サイクル並列多気筒の内燃機関、具体的には並列4気筒エンジンである。エンジン3は、自動二輪車1の中央下部を占めている。エンジン3の吸気系統はエアクリーナボックス17に接続されている。エンジン3の排気系統は、エンジン3の下方を経るエキゾーストパイプ(図示省略)を介して車体の後半部の左右に一対配置される排気マフラ21に達している。
エンジン3の後方にはマニュアルトランスミッション22が設けられている。マニュアルトランスミッション22は、エンジン3と後輪8との間に介在され、エンジン3の出力(回転)を変速して後輪8へ出力する。
リアフレーム16は、車両の後半部に配置されて搭乗者用のシート23を支えている。
ステアリング機構5は、ヘッドパイプ12に支えられ、ヘッドパイプ12を中心に左右へ操舵可能である。ステアリング機構5は、左右一対のフロントフォーク25と、フロントフォーク25に設けられて前輪6の上方を覆うフロントフェンダ26と、ステアリング機構5の頂部に設けられるハンドル27と、を備えている。
フロントフォーク25は、前輪6を接地させるサスペンション機構(図示省略)を内部に備えている。右側のハンドル27は、スロットルグリップ28を備える。また、右側のハンドル27の前方には、前輪6のブレーキを作動させる前輪ブレーキレバー29が設けられている。他方、左側のハンドル27の前方には、エンジン3とマニュアルトランスミッション22との動力の伝達を接続または切断するクラッチ機構31を作動させるクラッチレバー32が設けられている。
前輪6は、左右一対のフロントフォーク25のそれぞれの下端部に架設される前輪軸(図示省略)によって回転自在に支持されている。
後輪懸架装置7はピボット軸19を中心に揺動する。後輪懸架装置7は、ピボット軸19に支えられる前端部から車両の後方へ延びるスイングアーム33と、スイングアーム33と車体フレーム2との間に架設されるリアクッションユニット35と、を備えている。
スイングアーム33は、ピボット軸19を揺動中心として、後輪8を上下揺動自在に支持している。
リアクッションユニット35は、後輪8から車体フレーム2に伝わる力を緩衝する。
後輪8は、スイングアーム33の後端部に設けられる後輪軸(図示省略)によって回転自在に支持されている。後輪8は、ドリブンスプロケット(図示省略)を備えている。後輪8は、ドリブンスプロケットに巻掛かるドライブチェーン(図示省略)によってエンジン3から駆動力を得る。
エンジン制御装置11は、エンジン3の定常的な運転を制御する。また、エンジン制御装置11は、エンジン3のアイドリングストップ、およびアイドリングストップ中のエンジン3の再始動を制御するアイドリングストップ制御装置36の制御部を兼ねている。
さらに、自動二輪車1は、ヘッドパイプ12の前方からヘッドパイプ12およびステアリング機構5の左右両側方を覆うフロントカウリング37と、燃料タンク18の下方空間を車両の左右両側方から覆うサイドカバー38と、リアフレーム16の後半部を覆うシートカウリング39と、を備えている。シートカウリング39の後端部下部には、リアフェンダ41が設けられている。
次に、アイドリングストップ制御装置36について詳しく説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る自動二輪車1のアイドリングストップ制御装置36はエンジン制御装置11を兼ねており、メインスイッチとしてのイグニッションキースイッチ45と、エンジン3を始動させるスタートボタンスイッチ46と、エンジン3の運転を強制停止させるキルスイッチ47と、を備えている。イグニッションキースイッチ45は、ハンドル27の上側中央に配置されている。スタートボタンスイッチ46およびキルスイッチ47は、ハンドル27の右手側端部に配置されている。
また、アイドリングストップ制御装置36は、走行速度などの各種情報を表示等するインジケータ48を備えている。インジケータ48は、ハンドル27の中央付近上側に配置されている。
また、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3内にガソリンを噴射する燃料噴射装置49と、エンジン3内の混合気を点火する点火装置51と、各部の電装系に電源を供給するバッテリ52と、バッテリ52から供給される電力でエンジン3を始動させるスタータモータ53と、バッテリ52とスタータモータ53とを繋ぐ電路を開閉させるスタータモータリレー55と、を備えている。
また、アイドリングストップ制御装置36は、スロットルグリップ28の捻り量(スロットル開度)を検出するスロットルポジションセンサ56と、車両の走行速度を検出する車速センサ57と、を備えている。車速センサ57は、後輪8の1回転あたり複数回、例えば40回のパルス信号を発して、車両の走行速度を検出する。
また、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の冷却水の水温を検出する水温センサ58と、エンジン3の回転速度を検出するクランク回転センサ59と、停車中の自動二輪車を起立状態で支えるサイドスタンドの状態を検知するサイドスタンドスイッチ61と、クラッチ機構31を動作させるクラッチレバー32が操作されているか否かを検出するクラッチポジションスイッチ62と、前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方が操作されているか否かを検出するブレーキポジションスイッチ65と、ニュートラル状態を含みマニュアルトランスミッション22の駆動力の伝達経路状態(変速切替状態)を検出するギヤポジションセンサ75を備えている。
そして、アイドリングストップ制御装置36は、イグニッションキースイッチ45、スタートボタンスイッチ46、キルスイッチ47、スロットルポジションセンサ56、車速センサ57、水温センサ58、クランク回転センサ59、サイドスタンドスイッチ61、クラッチポジションスイッチ62、ブレーキポジションスイッチ65、ギヤポジションセンサ75を含む各種センサ、および各種スイッチの検出信号を受け取って車両を統括して制御する。アイドリングストップ制御装置36は、ROM内に予め読出可能に格納されている種々の制御処理プログラムや各種パラメータを参照し、RAMを作業領域としてCPUで実行する。
具体的な制御処理として、先ず、アイドリングストップ制御装置36は、イグニッションキースイッチ45がON状態でスタートボタンスイッチ46が押し下されると、スタータモータリレー55を閉じてバッテリ52からスタータモータ53に電力を供給し、エンジン3を始動させる。なお、エンジン3の始動制御の前提条件として、サイドスタンドスイッチ61でサイドスタンドが収納されている状態が検知されていること、およびキルスイッチ47がOFF状態、つまりエンジン3の始動が禁止されていない状態であること、が満たされている必要がある。
エンジン制御装置11(アイドリングストップ制御装置36)は、エンジン3を始動させた後、スロットルポジションセンサ56で検出されるスロットルグリップ28の捻り量に応じてエンジン3内に噴射するガソリン量を燃料噴射装置49で調節して走行速度を加減する。自動二輪車1の走行中、エンジン制御装置11(アイドリングストップ制御装置36)は、車速センサ57で検出される走行速度をインジケータ48に表示させる。
アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3のアイドリングストップ制御を行うか否かを切り替えるアイドリングストップモード選択スイッチ66を備えている。アイドリングストップモード選択スイッチ66がONされると、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3のアイドリングストップ制御を行うアイドリングストップモードに遷移する。他方、アイドリングストップモード選択スイッチ66がOFFされると、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3のアイドリングストップ制御を行わず、エンジン3のアイドリングを継続させる通常モードに遷移する。なお、エンジン3がアイドリングストップ制御装置36によってアイドリングストップ状態となっている時にアイドリングストップモード選択スイッチ67がOFFされた場合は、アイドリングストップに関する制御が終了するので、再始動制御は行われずエンジン3の停止が維持される。エンジン3を再始動させる場合は、通常の始動操作を行うことになる。
アイドリングストップモード選択スイッチ66は、例えばスロットルグリップ28、スタートボタンスイッチ46およびキルスイッチ47とともにハンドル27の右手側端部に配置されていてもよいし、クラッチレバー32が配置されるハンドル27の左手側端部に配置されていてもよい。
そして、アイドリングストップモードが選択されると、アイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の運転中(運転状態)であってアイドリングストップ条件が満たされた状態で搭乗者によるアイドリングストップを要求する操作がなされた場合には、エンジン3をアイドリングストップさせる。アイドリングストップ中(アイドリングストップ状態)のエンジン3は、直ちに再始動可能な状態で一時的に停止している。
また、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ状態であってエンジン再始動条件が満たされた状態で後述する搭乗者による特定の操作が検出された場合には、エンジン3を直ちに再始動させる。
アイドリングストップ制御装置36は、自動二輪車1の搭乗者による意図的なアイドリングストップを要求する操作に基づいてエンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させるアイドリングストップ制御部68と、自動二輪車1の搭乗者による意図的な発進のための操作(再始動を要求する所定の操作)に基づいてエンジン3をアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させる再始動制御部69と、を備えている。つまり、アイドリングストップ制御装置36は、自動二輪車1の搭乗者による特定の操作や特定の車両の状態を、搭乗者のアイドリングストップの開始要求と判断し、エンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させる。また、アイドリングストップ制御部68は、自動二輪車1の搭乗者による特定の操作や特定の車両の状態を、搭乗者のアイドリングストップを終了(再始動)させる要求と判断し、エンジン3をアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させる。
アイドリングストップ制御装置36は、搭乗者によって操作され、搭乗者の意図的なアイドリングストップの要求を受け付けるアイドリングストップ要求スイッチ71を備えている。アイドリングストップ要求スイッチ71は、例えば、スロットルグリップ28、スタートボタンスイッチ46およびキルスイッチ47とともにハンドル27の右手側端部に配置されていてもよいし、クラッチレバー32が配置されるハンドル27の左手側端部に配置されていてもよい。ハンドル27の右手側端部に配置すると、クラッチレバー32の操作と同時にアイドリングストップ要求スイッチ71を操作することができて都合がよい。また、ハンドル27の左手側端部に配置すると、後述するクラッチレバー32の操作による再始動とする場合に、クラッチレバー32の操作終了後(クラッチレバー解放、クラッチ接続)にアイドリングストップ要求スイッチ71を操作させることができて都合がよい。アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ要求スイッチ71が押し下されると、エンジン3をアイドリングストップさせる。
搭乗者の意図的なアイドリングストップ解除(再始動)の要求となる発進の操作は、クラッチポジションスイッチ62で検知するクラッチ機構31に対する操作である。
次いで、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36によるエンジン3のアイドリングストップ制御について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるアイドリングストップ制御から再始動制御までの経過を示すタイミングチャートである。
図4は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるアイドリングストップ制御を示すフローチャートである。
図3および図4に示すように、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、エンジン3の運転状態において、アイドリングストップモード選択スイッチ66の状態を確認し(ステップS1)アイドリングストップモード選択スイッチ66がON(アイドリングストップを許可する)されると(ステップS1 Yes)、アイドリングストップを許可する条件が満たされているか否かを各種センサからの情報を基に判断する(ステップS2)。
アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップを許可する条件が満たされている場合には(ステップS2 Yes)、搭乗者のアイドリングストップ要求があってもアイドリングストップしない通常モードから搭乗者のアイドリングストップ要求を受け付けてアイドリングストップするアイドリングストップモードへ遷移する(ステップS3)。この時、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ要求を受け付け可能であることを搭乗者に知らせる為に、アイドリングストップモードであることをインジケータ48に表示させる。他方、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップを許可する条件が満たされない場合には(ステップS2 No)、ステップS1へ戻る。
アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ条件(ステップS2)として、アイドリングストップの許可条件を満たしているか否かを判定する。許可条件は、各種スイッチや各種センサの検出結果、水温センサ58で検出されるエンジン3の冷却水温、クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数、およびサイドスタンドスイッチ61で検知されるサイドスタンドの状態などを含めて判定される。
つまり、アイドリングストップ制御装置36は、次の許可条件(1)から許可条件(5)が満たされている場合に、搭乗者の操作によってエンジン3の運転状態からアイドリングストップ状態への遷移の実施を許可するアイドリングストップモードへ遷移する。
許可条件(1)アイドリングストップモード選択スイッチ66がON状態であること。
許可条件(2)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数が、アイドリング回転数以上であること。つまり、エンジン3が、アイドリングストップを有効に利用することができる運転状態であること。
許可条件(3)水温センサ58で検出される冷却水温が、予め定める設定範囲内であること。設定範囲内は、例えば60℃から110℃であり、エンジン3の暖機運転が済んで円滑な再始動が可能であることを企図している。
許可条件(4)エンジン3の現運転状態において、予め定める走行速度以上の走行履歴があること。予め定める走行速度以上の走行履歴とは、例えば、毎時10km以上で走行した履歴であり、アイドリングストップを有効に利用することができる走行途中の状況、例えば信号待ちであることを企図している。
許可条件(5)サイドスタンドスイッチ61が、サイドスタンドの収納状態を検知していること。例えば、サイドスタンドを立てて自動二輪車1が駐車中でないことを企図している。
なお、サイドスタンドスイッチ61がサイドスタンドの収納状態を検知していない、つまりサイドスタンドが出ている使用状態の場合には、エンジン3を本発明のアイドリングストップ制御とは異なる制御においてエンジン3を停止させても良い。例えば、変速機がニュートラル以外の駆動力を伝達可能な状態でサイドスタンドが出ている場合に、エンジン3の始動を禁止あるいはエンジン3の運転を許可しない(エンジン3を停止させる)エンジン制御が考えられる。
ステップS3にて通常モードからアイドリングストップモードへ遷移すると、次に、アイドリングストップ制御装置36は、次の実施条件(A)から実施条件(C)を満たし、かつ実施条件(D)を満たしているか確認する(ステップS4)。実施条件(A)から実施条件(C)、および実施条件(D)を満たしている場合に(ステップS4 Yes)、エンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態への遷移を許可する。そして、アイドリングストップ制御装置36は、実施条件(D)を検出してから予め定める時間が経過すると、エンジン3を迅速に再始動可能な状態で一時的に停止させる(ステップS5)。
実施条件(A)スロットルポジションセンサ56で検出されるスロットルグリップ28の捻り量がゼロ、つまりスロットル開度が全閉であること。この条件は、搭乗者が自動二輪車1の走行を要求していない状態であることを企図している。
実施条件(B)車速センサ57で検出される走行速度が0km/時あるいは極低速(5km/時以下)であること。つまり、自動二輪車1が停車していることを企図している。
実施条件(C)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数がアイドリング回転数であること。
実施条件(D)アイドリングストップ要求スイッチ71が操作されてOFFからONに変化したこと。つまり、搭乗者がアイドリングストップを要求している。
つまり、アイドリングストップモードに遷移(ステップS3)したアイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ要求スイッチ71が操作されているか否かを監視する(ステップS4)。
アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ要求スイッチ71が操作されていなければ(ステップS4 No)、ステップS1へ戻る。他方、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ要求スイッチ71が操作されていれば(ステップS4 Yes)、エンジン3を直ちに再始動可能な状態で一時的に停止させ、つまりアイドリングストップさせ(ステップS5)、エンジン3がアイドリングストップ状態であることをインジケータ48に表示し(ステップS6)、エンジン3がアイドリングストップ状態であることを示すフラグをアイドリングストップ制御装置36の記憶部に記録し(ステップS7)、エンジン3をアイドリングストップ状態とするアイドリングストップ制御を終了させて、アイドリングストップ状態のエンジン3を再始動する再始動制御へ遷移する。
ステップS4は、例えば、信号待ちで自動二輪車1が停車する際には、搭乗者がスロットルグリップ28を緩める(閉じ方向の操作)ことによって、エンジン3の回転数の降下がクランク回転センサ59で検出され、搭乗者が前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方を操作して自動二輪車1に制動を掛けることによって、走行速度の減速が車速センサ57で検出される。そして、スロットル開度の全閉状態がスロットルポジションセンサ56で検出され(実施条件(A)、エンジン3の回転数がアイドリング回転数まで降下したことがクランク回転センサ59で検出され(実施条件(C)、自動二輪車1の停車(あるいは極低速走行)が車速センサ57で検出される(実施条件(B)。このとき、搭乗者による意図的なアイドリングストップを開始させる操作となるアイドリングストップ要求スイッチ71をONにする搭乗者の操作(実施条件(D)があると、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ条件のうち実施条件(A)から実施条件(C)が満たされ、さらに実施条件(D)が満たされることを検出する。そして、CPUのカウントタイマ機能を利用してアイドリングストップ要求スイッチ71のON状態の経過時間(搭乗者の操作継続時間)を計時し、経過時間が予め定める時間、例えば1秒経過後にエンジン3をアイドリングストップさせる。
つまり、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ条件のうち実施条件(A)から実施条件(C)が満たされた後に、アイドリングストップ要求スイッチ71の操作状態を監視する。そして、アイドリングストップ制御装置36は、実施条件(A)から実施条件(C)が満たされた状態で、アイドリングストップ要求スイッチ71が搭乗者の操作でONされる(実施条件(D)と、所定の時間、例えば1秒継続した時にエンジン3を停止させてアイドリングストップ状態に遷移する。
なお、アイドリングストップ制御は、アイドリングストップモード選択スイッチ66がONの場合には、図4のステップS1からステップS4のフローを繰り返し処理する。
以上の制御は、アイドリングストップ制御装置36のアイドリングストップ制御部68で行われる。ここで、図3のタイミングチャートを用いて本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるアイドリングストップを説明する。なお、説明の便宜上、図3に記載されたもの以外はアイドリングストップが可能な状態であるとする。アイドリングストップモード選択スイッチ66がONされると、自動二輪車1はアイドリングストップが可能な状態であるのでアイドリングストップモードとなり、インジケータ48は搭乗者のアイドリングストップ開始要求を受け付け可能なアイドリングストップモードとなったことを表示する。これによって、搭乗者は、アイドリングストップ要求スイッチ71をONにすることでアイドリングストップを開始させることができると認識できる。その後、搭乗者がアイドリングストップ要求スイッチ71をONにして、所定時間が経過すると、エンジン3が停止し、インジケータ48はアイドリングストップしていることを表示し、アイドリングストップのフラグが立てられアイドリングストップ制御装置36の記憶部に記録される。その後、搭乗者がアイドリングストップ要求スイッチ71をONにする動作を終了しても、エンジン3のアイドリングストップ状態を継続する。
次いで、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36によるエンジン3の再始動制御について説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置による再始動制御を示すフローチャートである。
図3および図5に示すように、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップモード選択スイッチ66がON(ステップS11 Yes)されると、アイドリングストップ制御装置36の記憶部に記録されるフラグ(エンジン3がアイドリングストップ状態であることを示すフラグ)を確認する(ステップS12)。つまり、エンジン3がアイドリングストップ状態であるか判断する。
アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ状態であることを示すフラグが記憶されている場合(ステップS12 Yes)、エンジン3の再始動許可条件が満たされているか否かを判断する(ステップS13)。他方、アイドリングストップ制御装置36は、アイドリングストップ状態であることを示すフラグが記憶されていない場合(ステップS12 No)、再始動制御を終了する。
アイドリングストップ制御装置36は、再始動許可条件が満たされている場合には(ステップS13 Yes)、再始動実施条件を満たしているか否か、およびクラッチポジションスイッチ62を監視してクラッチレバー32が操作されているか否かを判断する(ステップS14)。他方、アイドリングストップ制御装置36は、再始動許可条件が満たされていない場合には(ステップS13 No)、再始動制御を終了してステップS11から再始動制御を開始する。
ステップS14にて、アイドリングストップ制御装置36は、再始動実施条件を満たしているか否か、および、クラッチポジションスイッチ62を監視して、再始動実施条件を満たし、かつエンジン3とマニュアルトランスミッション22との動力の伝達を切断するようにクラッチレバー32が操作された場合には(ステップS14 Yes)、スタータモータリレー55を閉じ、スタータモータ53を作動させてエンジン3を再始動させ(ステップS15)るとともに、搭乗者による次のアイドリングストップの要求を受け付けるべく待機する。そして、アイドリングストップしていることを表示していたインジケータ48の表示を、搭乗者のアイドリングストップ開始要求を受け付け可能なアイドリングストップモードの表示に変更して、エンジン3が運転状態であることをインジケータ48に表示し(ステップS16)、エンジン3がアイドリングストップ状態であることを示すフラグをアイドリングストップ制御装置36の記憶部から消去(初期化)し(ステップS17)、アイドリングストップ状態からエンジン3を再始動する再始動制御を終了する。他方、アイドリングストップ制御装置36は、再始動実施条件を満たしていない場合やクラッチポジションスイッチ62を監視してクラッチレバー32に対する搭乗者の所定の操作がなされていない場合には(ステップS14 No)、ステップS11に戻る。
なお、クラッチレバー32が操作されている場合とは、クラッチ機構31が切れた状態(切断状態)であり、クラッチレバー32が操作されていない場合とは、クラッチ機構31が繋がった状態(接続状態)である。搭乗者の意図的なアイドリングストップ解除(再始動)の要求となる発進の操作は、例えば、クラッチポジションスイッチ62で検知するクラッチ機構31に対する操作であって、操作していない解放状態からエンジン3とマニュアルトランスミッション22との動力の伝達を切断する操作である。
アイドリングストップ制御装置36は、再始動許可条件(ステップS13)として、再始動の許可条件を満たしているか否かを判定し、この条件が満たされている場合に、エンジン3の再始動を待機させる(ステップS13 Yes)。許可条件は、各種スイッチや各種センサの検出結果、水温センサ58で検出されるエンジン3の冷却水温、クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数、およびサイドスタンドスイッチ61で検知されるサイドスタンドの状態などを含めて判定される。
アイドリングストップ制御装置36は、次の再始動許可条件(1)から再始動許可条件(5)を満たしている場合に、エンジン3のアイドリングストップ状態から運転状態への遷移の実施を許可する。
再始動許可条件(1)アイドリングストップモード選択スイッチ66がON状態であること。
再始動許可条件(2)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数が0rpmであること。つまり、エンジン3が、停止状態であること。
再始動許可条件(3)水温センサ58で検出される冷却水温が、予め定める設定範囲内であること。設定範囲内は、例えば60℃から110℃であり、エンジン3の暖機運転が済んで円滑な再始動が可能であることを企図している。
再始動許可条件(4)エンジン3の現運転状態において、予め定める走行速度以上の走行履歴があること。予め定める走行速度以上の走行履歴とは、例えば、毎時10km以上で走行した履歴であり、アイドリングストップを有効に利用することができる走行途中の状況、例えば信号待ちであることを企図している。
再始動許可条件(5)サイドスタンドスイッチ61が、サイドスタンドの収納状態を検知していること。
なお、上記再始動許可条件は一例であって、再始動許可条件として、ギヤポジションセンサ75が検出するマニュアルトランスミッション22の変速切替状態を加えることも可能である。この条件を使うと、変速機22がニュートラルの状態の時のみに再始動を許可することが可能となる。また、ニュートラル以外の所定の変速段(例えば低速用の変速段)の状態の時のみに再始動を許可することが可能となる。また、エンジン3がアイドリングストップ制御装置36によってアイドリングストップ状態となっている時に再始動許可条件から外れた場合は、アイドリングストップに関する制御を終了し、再始動制御は行われずエンジン3の停止が維持される。この時エンジン3を再始動させる場合は、通常の始動操作を行うことになる。
また、ステップS14にて、アイドリングストップ制御装置36は、次の再始動実施条件(A)から再始動実施条件(D)を満たしている場合に、エンジン3のアイドリングストップ状態から運転状態への遷移を許可する。
実施条件(A)前輪ブレーキレバー29および後輪ブレーキペダル63の少なくとも一方が操作されてブレーキポジションスイッチ65の検出信号がON状態となっていること。なお、実施条件(A)、つまりブレーキポジションスイッチ65の状態確認は、実施条件に含まれていても良いし、含まれていなくても良い。
実施条件(B)スロットルポジションセンサ56で検出されるスロットルグリップ28の操作量が全閉位置から所定の範囲内であること(スロットルバルブが過度に開放していないこと)。この条件は、再始動後に搭乗者が予期しない自動二輪車1の加速走行を防止することを企図している。
実施条件(C)車速センサ57で検出される走行速度が0km/時であること。つまり、自動二輪車1が停車していることを企図している。
実施条件(D)クランク回転センサ59で検出されるエンジン3の回転数が0rpmであること。つまり、エンジン3が、停止状態であること。
なお、再始動制御は、アイドリングストップモード選択スイッチ66がONの場合には、図5のステップS11からステップS14を繰り返し処理する。
また、アイドリングストップ制御装置36は、ステップS14にて、搭乗者の意図的なアイドリングストップ解除(再始動)の要求となる発進の操作としてクラッチポジションスイッチ62を監視してクラッチレバー32が操作されて(ステップS14 Yes)から、エンジン3を再始動させる(ステップS15)までの間に、予め定める時間間隔Td、例えば0.5秒の間隔を空けても良い。この時間間隔Tdによって、アイドリングストップ制御装置36は、クラッチ機構31が完全に動力の伝達を遮断した後にエンジン3を再始動させることになり、クラッチ機構31の動作のばらつきに対応したり、センサ類の検知精度の要求を緩和したりできる。
以上の制御は、アイドリングストップ制御装置36の再始動制御部69で行われる。ここで、図3のタイミングチャートを用いて本発明の実施形態に係るアイドリングストップ制御装置によるエンジン3の再始動を説明する。なお、説明の便宜上、図3に記載されたもの以外はエンジン3の再始動が可能な状態であるとする。アイドリングストップモード選択スイッチ66がONされて自動二輪車1はアイドリングストップモードとなっており、アイドリングストップ要求スイッチ71を搭乗者がONにすることで自動二輪車1のエンジン3はアイドリングストップ状態となっている(図3のタイミングチャートの左半分)。その後、図3のタイミングチャートの右半分となり、搭乗者の自動二輪車1への発進操作の一つであるクラッチレバーへの搭乗者の操作(解放→操作)が行われて所定時間が経過すると、再始動制御部69はスタータモータリレー55を閉じ、スタータモータ53を作動させてエンジン3を再始動させる。同時に、アイドリングストップ状態であることを示すフラグをアイドリングストップ制御装置36の記憶部から消去し、アイドリングストップしていることを表示していたインジケータ48の表示を搭乗者のアイドリングストップ開始要求を受け付け可能なアイドリングストップモードとなったことを表示する表示に変更する。ここで、搭乗者の自動二輪車1への発進操作とは、クラッチレバーへの操作(クラッチ機構31を遮断する為の操作)、マニュアルトランスミッション22の変速切替操作(発進用のギヤへの変速操作)、スロットルグリップ28への操作(全閉から開き方向への操作)、クラッチレバーへの操作(クラッチ機構31を接続する為の操作)など、一連のマニュアルトランスミッション22付車両への発進の為の操作が考えられる。
本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、搭乗者による意図的なアイドリングストップを開始させる操作に基づいてエンジン3を運転状態からアイドリングストップ状態に遷移する一方、搭乗者による意図的な発進の操作(通常の発進操作)に基づいてエンジン3をアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させることによって、搭乗者の明確な意思表示によるアイドリングストップを実施する一方、エンジン3を再始動させるためにアイドル制御用スイッチを操作する類いの余分な動作を要することなく、例えば青信号になってから発進までの一連の動作でエンジン3を再始動させられる。
また、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、意図的なアイドリングストップの操作の要求を受け付けるアイドリングストップ要求スイッチ71を備えることによって、搭乗者にとって不意のアイドリングストップを実施することがなく、違和感のないアイドリングストップを提供できる。
さらに、本実施形態に係るアイドリングストップ制御装置36は、意図的な発進の操作をクラッチ機構31に対する操作で検知することによって、マニュアルトランスミッション22を備える自動二輪車1を発進させる際に必ず行われる行為(搭乗者の自動二輪車1に対する発進操作)にエンジン3の再始動を関連付けることになり、エンジン3の再始動を個別または別途の動作を必要とする従来のアイドリングストップ制御装置に比べて煩わしさを解消できる。また、マニュアルトランスミッション22を備える自動二輪車1を発進させる際に必ず行われる搭乗者の発進操作にてエンジン3が再始動するが、搭乗者の意図的なアイドリングストップの要求にて自動二輪車1はアイドリングストップしていることから、搭乗者にとって不意の再始動となることはなく、搭乗者は再始動に対応することができる。
したがって、本発明に係るアイドリングストップ制御装置36によれば、搭乗者の意図を反映してエンジン3を確実にアイドリングストップさせられる一方で、発進のための一連の動作を妨げずに、円滑にエンジン3を再始動させられる。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
3 エンジン
5 ステアリング機構
6 前輪
7 後輪懸架装置
8 後輪
11 エンジン制御装置
12 ヘッドパイプ
13 メインフレーム
15 ピボットフレーム
16 リアフレーム
17 エアクリーナボックス
18 燃料タンク
19 ピボット軸
21 排気マフラ
22 マニュアルトランスミッション
23 シート
25 フロントフォーク
26 フロントフェンダ
27 ハンドル
28 スロットルグリップ
29 前輪ブレーキレバー
31 クラッチ機構
32 クラッチレバー
33 スイングアーム
35 リアクッションユニット
36 アイドリングストップ制御装置
37 フロントカウリング
38 サイドカバー
39 シートカウリング
41 リアフェンダ
45 イグニッションキースイッチ
46 スタートボタンスイッチ
47 キルスイッチ
48 インジケータ
49 燃料噴射装置
51 点火装置
52 バッテリ
53 スタータモータ
55 スタータモータリレー
56 スロットルポジションセンサ
57 車速センサ
58 水温センサ
59 クランク回転センサ
61 サイドスタンドスイッチ
62 クラッチポジションスイッチ
63 後輪ブレーキペダル
65 ブレーキポジションスイッチ
66 アイドリングストップモード選択スイッチ
68 アイドリングストップ制御部
69 再始動制御部
71 アイドリングストップ要求スイッチ
75 ギヤポジションセンサ

Claims (3)

  1. エンジン、マニュアルトランスミッション、前記エンジンから前記マニュアルトランスミッションへの動力伝達を接続または遮断するクラッチ機構、およびサイドスタンドを含む自動二輪車のアイドリングストップ制御装置において、
    搭乗者のアイドリングストップを開始させる要求を受け付け可能なアイドリングストップモードに遷移したことを前記自動二輪車の搭乗者に知らせる表示部と、
    前記エンジンの回転数、前記エンジンの冷却水温、前記自動二輪車の走行履歴、および前記サイドスタンドの収納状態に基づいて前記エンジンの運転状態からアイドリングストップ状態への遷移を許可して前記表示部を表示させ、かつ前記自動二輪車の搭乗者による意図的なアイドリングストップを開始させる操作に基づいて前記エンジンを運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させるアイドリングストップ制御部と、
    前記自動二輪車の搭乗者による意図的な発進の操作に基づいて前記エンジンをアイドリングストップ状態から運転状態に再始動させる再始動制御部と、を備える自動二輪車のアイドリングストップ制御装置。
  2. 意図的なアイドリングストップを開始させる要求を受け付けるアイドリングストップ要求スイッチを備え、
    前記アイドリングストップ制御部は、前記アイドリングストップ要求スイッチが所定時間操作された場合に前記エンジンを運転状態からアイドリングストップ状態に遷移させる請求項1に記載の自動二輪車のアイドリングストップ制御装置。
  3. 意図的な発進の操作は、前記クラッチ機構に対する操作である請求項1または2に記載の自動二輪車のアイドリングストップ制御装置。
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