JP2014199007A - アイドルストップ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者の発進準備の意図を読み取って、早期にエンジンを再始動させる。
【解決手段】自動二輪車12には、パーキングブレーキキャリパを操作して後輪38を制動状態又は非制動状態にするパーキングブレーキレバー100と、パーキングブレーキレバー100を所定位置に固定してロック状態にすることで、後輪38の制動状態を維持するパーキングブレーキレバーロック装置92とが設けられている。この場合、アイドルストップ制御装置10の始動判断部136は、運転者50によるロック解除ボタン102の操作でパーキングブレーキレバー100のロック状態が解除されると、エンジン32の再始動を許可する。
【選択図】図5

Description

本発明は、鞍乗型車両のエンジンの停止制御又は再始動制御を実行するアイドルストップ制御装置に関する。
エンジンを駆動源とする車両には、アイドリング時の排気ガスや燃料消費を抑えるために、該車両が停止するとエンジンを自動的に停止させ、一方で、停止状態から所定の動作が行われるとエンジンを自動的に再始動させて、車両の発進に備えるアイドルストップ制御装置が搭載されている。
特許文献1に開示されているアイドルストップ制御装置は、車両に搭載されたパーキングブレーキ装置(サイドブレーキ)の作動を停止条件としてエンジンを停止させ、アイドルストップ状態に移行させる。
特開2005−90302号公報
ところで、従来のアイドルストップ制御では、アイドルストップ状態からエンジンを再始動させる場合、例えば、車両が鞍乗型車両であれば、運転者がスロットルグリップを回して加速動作等の発進意思を明確に示す必要があった。
ところが、その場合、スロットルグリップを回したことを再始動条件として、エンジンが再始動してから発進準備が完了するまでに所定の時間を要するので、運転者の発進意図に反して、鞍乗型車両を速やかに発進させることが難しかった。
そこで、本発明は、運転者の発進準備の意思を読み取って、早期にエンジンを再始動させることが可能なアイドルストップ制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係るアイドルストップ制御装置(10、10A)は、鞍乗型車両(12、12A)の車体フレーム(14)にエンジン(32)が搭載され、走行ブレーキ装置(22、44)とは別に車輪(20、38)を制動状態に保つパーキングブレーキ装置(46)が前記鞍乗型車両(12、12A)に設けられている場合に、所定の停止条件が成立すると前記エンジン(32)の停止制御を実行し、一方で、所定の再始動条件が成立すると前記エンジン(32)の再始動制御を実行する装置であり、以下の特徴を有する。
第1の特徴;前記アイドルストップ制御装置(10、10A)は、前記鞍乗型車両(12、12A)がアイドルストップ状態中に、前記パーキングブレーキ装置(46)が前記制動状態の解除動作を開始すると、前記再始動制御を実行する制御部(132)を有する。
第2の特徴;前記停止条件には、前記鞍乗型車両(12、12A)の一時停止中に、車速が0、且つ、前記鞍乗型車両(12、12A)に備わるスロットルバルブ(110)のスロットル開度が0であると共に、前記走行ブレーキ装置(22、44)又は前記パーキングブレーキ装置(46)により前記車輪(20、38)の制動状態が維持されることを含む。
第3の特徴;前記制御部(132)は、前記アイドルストップ状態中、前記パーキングブレーキ装置(46)が前記車輪(38)に制動力をかけている間は、前記アイドルストップ状態を維持する。
第4の特徴;前記アイドルストップ制御装置(10、10A)は、前記パーキングブレーキ装置(46)の動作状態を切り替えるパーキングブレーキ操作子(100、102、156)と、前記パーキングブレーキ操作子(100、102、156)を所定位置に固定することにより、前記制動状態を維持させるパーキングブレーキ操作子ロック装置(92、92A)とをさらに有する。この場合、前記パーキングブレーキ操作子ロック装置(92、92A)が前記パーキングブレーキ操作子(100、102、156)の固定状態を解除することにより、前記パーキングブレーキ装置(46)による前記制動状態の解除動作が開始される。
第5の特徴;前記パーキングブレーキ操作子(156)は、回動軸(174)を中心として回動するアーム部(156)を有する。この場合、前記パーキングブレーキ操作子ロック装置(92A)は、前記アーム部(156)を所定の回動位置に保持することにより前記制動状態を維持させ、一方で、前記アーム部(156)を前記回動位置から所定角度まで回動させると該アーム部(156)の保持状態を解除する。
第6の特徴;前記パーキングブレーキ操作子(100、102)は、回動軸(104)を中心として回動するアーム部(100)と、前記パーキングブレーキ操作子ロック装置(92)による前記アーム部(100)の所定の回動位置への保持状態を解除するロック解除スイッチ(102)とを有する。この場合、前記鞍乗型車両(12)は、ハンドルバー(84)を有する自動二輪車であり、前記パーキングブレーキ操作子(100、102)は、前記ハンドルバー(84)に設置される。
第7の特徴;前記エンジン(32)と前記車輪(38)との間には、前記エンジン(32)の駆動力の断接を切り替えるクラッチ(129)が介挿され、前記制御部(132)は、前記アイドルストップ状態中に、前記クラッチ(129)が遮断状態となり、且つ、前記パーキングブレーキ装置(46)による前記制動状態の解除動作が開始されると、前記再始動制御を実行する。
本発明の第1の特徴によれば、パーキングブレーキ装置による車輪の制動状態の解除動作を再始動条件としてエンジンを再始動させる。これにより、早期に鞍乗型車両の発進準備を完了させることができる。
また、前記解除動作の開始に基づいて前記エンジンの再始動制御が実行されるので、前記車輪に対する制動力が残った状態で該エンジンが再始動する。これにより、再始動時に発生するショックが前記エンジンから前記車輪(駆動輪)に伝わっても、前記鞍乗型車両を制動することができる。
このように、第1の特徴では、運転者の発進準備の意思を読み取って、前記エンジンを早期に再始動させることができる。
本発明の第2の特徴によれば、車速が0、スロットル開度が0、且つ、車輪の制動状態が維持されている結果から、制御部は、運転者に発進意図がないことを読み取り、エンジンを停止させる。これにより、不要な燃料消費を抑えることができる。
本発明の第3の特徴によれば、パーキングブレーキ装置が車輪に制動力をかけている間、制御部は、運転者に発進意図がないことを読み取り、アイドルストップ状態を維持する。この場合でも、不要な燃料消費を抑えることができる。
本発明の第4の特徴によれば、パーキングブレーキ操作子ロック装置によるパーキングブレーキ操作子の固定状態の解除動作に起因して、パーキングブレーキ装置が制動状態の解除動作を開始する。すなわち、前記パーキングブレーキ操作子の固定状態に対する解除動作がアイドルストップ状態の解除条件(エンジンの再始動条件)となる。これにより、前記エンジンの再始動制御に関わる制御機構を単純化することができる。
本発明の第5の特徴によれば、アーム部を所定角度まで回動させると、該アーム部の保持状態が解除されると共に、アイドルストップ状態が解除されて、エンジンの再始動制御を実行することができる。また、車輪にかかる制動力により、再始動時に前記エンジンから前記車輪に伝わるショックを抑制することができる。なお、前記所定角度とは、前記アーム部がロック状態となる回動位置に応じた制動力よりも大きな制動力を前記車輪にかけることができる回動角度をいう。
本発明の第6の特徴によれば、パーキングブレーキ操作子をハンドルバーに設置すると共に、ロック解除スイッチが操作されて前記パーキングブレーキ操作子の保持状態が解除されると、アイドルストップ状態が解除されて、エンジンの再始動制御を実行することができる。これにより、通常、ハンドルバーに搭載されるセルスタートスイッチと同様の操作感を実現することができる。
本発明の第7の特徴によれば、クラッチが遮断状態且つパーキングブレーキ装置の解除動作を再始動条件としてエンジンが再始動するので、エンジンストールを防ぐと共に、再始動時に発生するショックが前記エンジンから前記車輪に伝わることを回避することができる。
本実施の形態に係るアイドルストップ制御装置が適用されるフルカウリング型の自動二輪車の側面図である。 運転者から見た自動二輪車の斜視図である。 パーキングブレーキレバーロック装置の側面図である。 パーキングブレーキレバーロック装置の正面図である。 アイドルストップ制御装置のブロック図である。 エンジンの停止制御のフローチャートである。 エンジンの再始動制御のフローチャートである。 本実施の形態の変形例に係るアイドルストップ制御装置が適用されるスクータ型の自動二輪車の側面図である。 図8の自動二輪車のパーキングブレーキレバーロック装置の側面図である。 変形例に係るアイドルストップ制御装置のブロック図である。
本発明に係るアイドルストップ制御装置について、鞍乗型車両に適用した好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[本実施の形態の構成]
図1は、本実施の形態に係るアイドルストップ制御装置10が適用される鞍乗型車両としての自動二輪車12の側面図である。
なお、特に指示のない限り、図1の矢印方向に従って、前後及び上下の方向を説明すると共に、図2の矢印方向に従って、車体に着座した乗員である運転者から見た方向に従って、上下及び左右の方向を説明する。
自動二輪車12は、フルカウリング型の自動二輪車であり、車体を構成する車体フレーム14を有する。車体フレーム14の前端部には、ヘッドパイプ16が設けられている。ヘッドパイプ16には、左右一対のフロントフォーク18が回転自在に軸支されている。フロントフォーク18の下端部には、前輪20(車輪)が回転自在に軸支されている。フロントフォーク18は、油圧ダンパを有し、地面から伝わる振動を軽減する。前輪20の側面には、該前輪20に制動力を付与する前輪ブレーキ装置22(走行ブレーキ装置)が装着されている。フロントフォーク18の下端部には、前輪20を上方から覆うフロントフェンダ24が取り付けられている。
また、車体フレーム14は、ヘッドパイプ16から斜め下方に延びる左右一対のメインフレーム26と、左右一対のメインフレーム26の後部に連接され、下方に向かって延出する左右一対のピボット部28と、メインフレーム26の後部に取り付けられ、後斜め上方に延びる左右一対のシートフレーム30とを有する。
メインフレーム26及びピボット部28には、自動二輪車12の駆動源であるエンジン32及び変速機34が固定支持されている。
ピボット部28には、該ピボット部28から後方に向かって略水平に延びるスイングアーム36が揺動可能に支持されている。スイングアーム36の後端部には、後輪38(車輪)が回転可能に軸支されている。後輪38の側面には、該後輪38に制動力を与える後輪ブレーキ装置40が装着されている。後輪ブレーキ装置40は、後輪38と一体に回転するブレーキディスク42と、ブレーキディスク42を両側面から挟み込むことで後輪38の回動を規制するリヤブレーキキャリパ44(走行ブレーキ装置)及びパーキングブレーキキャリパ46(パーキングブレーキ装置)とから構成される。
エンジン32及び変速機34の上方には、燃料タンク48が設けられている。また、シートフレーム30の上方で且つ燃料タンク48の後方には、運転者50(図2参照)が着座するシート52が配設されている。シート52は、運転者50が着座するフロントシート52aと、該フロントシート52aの後方で同乗者が着座するリアシート52bから構成される、いわゆるタンデム型のシートが採用されている。シートフレーム30の後部には、後方に延び、その後部下側から斜め下方に延びるリアフェンダ54が取り付けられている。シート52の後方には、ブレーキランプ及び後側ウィンカランプを含むテールランプユニット56が取り付けられている。
ヘッドパイプ16の前方には、車体の前方を照射するヘッドライト58が設けられている。ヘッドパイプ16の上方には、前輪20を操舵可能なバー状のハンドル60が取り付けられている。ハンドル60の左右両側には、運転者50が右手62で把持するスロットルグリップ64と、左手66で把持するグリップ68とが設けられている。この場合、運転者50は、スロットルグリップ64を把持してハンドル60の軸を中心に回動させることにより、自動二輪車12に対して加速(エンジン回転数の上昇)を指示することができる。
また、自動二輪車12において、車体の前方はフロントカバー70で覆われ、ヘッドライト58の両側面から後方向には、左右一対のサイドカウル72が延在している。また、サイドカウル72の後方には、シートフレーム30と共に後上方に延び、シートフレーム30の両側面を覆うリアカウル74が設けられている。フロントカバー70の上部には、スクリーン76が設けられ、フロントカバー70の左右には、前側ウィンカランプ78が取り付けられている。
図2は、フロントシート52aに着座した運転者50が前方を見たときの斜視図である。
ハンドル60は、左右方向に延びるトップブリッジ80の両側を左右一対のフロントフォーク18の上端部で貫通させ、右側のフロントフォーク18の上端部をライトハンドルバー82で固定すると共に、左側のフロントフォーク18の上端部をレフトハンドルバー84で固定することにより構成される。
ライトハンドルバー82には、スロットルグリップ64が取り付けられ、該ライトハンドルバー82から前方に向かって、前輪ブレーキ装置22を操作するフロントブレーキレバー86が揺動可能に支持されている。また、ライトハンドルバー82におけるフロントブレーキレバー86の基端部側の箇所には、前輪ブレーキ装置22用のブレーキオイルを収容するリザーバタンク88が設けられている。
前述したパーキングブレーキキャリパ46には、パーキングブレーキケーブル90の一端部が接続されている。パーキングブレーキケーブル90は、パーキングブレーキキャリパ46からハンドル60まで延出され、該パーキングブレーキケーブル90の他端部は、レフトハンドルバー84に装着されたパーキングブレーキレバーロック装置92(パーキングブレーキ操作子ロック装置)に接続されている。なお、リヤブレーキキャリパ44には、図示しないブレーキホースの一端が接続され、該ブレーキホースの他端はリヤブレーキペダル(フットブレーキ)を備えたリヤマスタシリンダに接続されている。
また、レフトハンドルバー84におけるパーキングブレーキレバーロック装置92とグリップ68との間には、スイッチボックス94が設けられている。スイッチボックス94は、シフトアップスイッチ、シフトダウンスイッチ、ハザードスイッチ、ヘッドライト等の灯火器の切り替えスイッチ、ホーン等の各種の操作スイッチである。
フロントカバー70におけるハンドル60の前方の箇所には、スピードメータを含み、各種のインジケータを表示可能なコンビネーションパネル96が取り付けられている。
図2〜図4に示すパーキングブレーキレバーロック装置92は、特開2011−54113号公報に開示されているパーキングブレーキレバー装置と同様の構成を有する。すなわち、パーキングブレーキレバーロック装置92は、レフトハンドルバー84に固定される略立方体状のホルダ部材98と、ホルダ部材98に回動可能に支持されるパーキングブレーキレバー100(パーキングブレーキ操作子)とを有する。ホルダ部材98の側部には、ホルダ部材98の内部に設けられた図示しないラチェット機構によって所定位置に固定されたレフトハンドルバー84のロック状態を解除するためのロック解除ボタン102(パーキングブレーキ操作子)が配置されている。
ここで、運転者50が左手66でパーキングブレーキレバー100を操作し、レフトハンドルバー84に略平行な中心軸104(回動軸)を中心として、パーキングブレーキレバー100をθ1方向(運転者50に向かう方向)に回動させると、パーキングブレーキケーブル90が引っ張られ、パーキングブレーキキャリパ46がブレーキディスク42を挟み込む。これにより、パーキングブレーキキャリパ46は、ブレーキディスク42を介して後輪38に、パーキングブレーキレバー100の回動角度に応じた制動力を付与する。この結果、後輪38は、非制動状態から制動状態に移行する。なお、図3では、θ1方向へのパーキングブレーキレバー100の回動を二点鎖線で図示している。
そして、パーキングブレーキレバー100が図3に示す実線の位置からθ1方向に所定角度回動した場合、前記ラチェット機構の作用により、パーキングブレーキレバー100は、前記所定角度で固定されるロック状態となる。これにより、後輪38は、前記所定角度に応じた制動力が付与された制動状態に保持(維持)され、自動二輪車12は、パーキングブレーキがかかった状態となる。
なお、パーキングブレーキレバー100がロック状態となり、後輪38の制動状態が維持される場合、コンビネーションパネル96のインジケータ106は、パーキングブレーキレバー100の操作によって後輪38の制動状態が維持されていることを示す表示内容を表示する。
一方、運転者50が左手66でロック解除ボタン102を押すと、前記ラチェット機構によるパーキングブレーキレバー100のロック状態が解除される。これにより、運転者50は、中心軸104を中心として、パーキングブレーキレバー100を前記所定角度からθ2方向(図3の実線で示すパーキングブレーキレバー100の位置に向かう方向)に回動することができる。
この結果、パーキングブレーキケーブル90は、パーキングブレーキレバー100による引っ張り状態から解放され、パーキングブレーキキャリパ46からブレーキディスク42を介して後輪38に付与される制動力が低下し、後輪38は、制動状態から非制動状態に移行する。この場合、インジケータ106は、ロック解除ボタン102によるパーキングブレーキレバー100のロック解除に起因して、非表示状態となる。
図5は、アイドルストップ制御装置10のブロック図である。
自動二輪車12において、吸気管108には、スロットルバルブ110が設けられている。自動二輪車12では、ECU(Engine Control Unit)112の制御下でスロットルバルブ110の開度θthが調整されるスロットルバイワイヤ制御が行われる。
すなわち、運転者50(図2参照)が右手62でスロットルグリップ64を回動させた場合、グリップ開度センサ114は、スロットルグリップ64の回動量である開度θgを検出し、ECU112に出力する。
ECU112は、マイクロコンピュータを含む計算機であり、図示しないメモリに記録されているプログラムを読み出して実行することにより、自動二輪車12全体を統括制御する機能を実現する。そのため、ECU112は、グリップ開度センサ114が検出したスロットルグリップ64の開度θgに基づいて、スロットルバルブモータ116を駆動させることにより、スロットルバルブ110の開度θth(スロットル開度)を調整する。これにより、開度θthに応じてエンジン32に供給する空気量を調整することができる。バルブ開度センサ118は、スロットルバルブ110の開度θthを検出し、ECU112に出力する。
吸気管108において、スロットルバルブ110とエンジン32との間には、エンジン32の燃焼室に流入する空気に燃料を噴射して混合気を生成するインジェクタ120が設けられている。この場合、ECU112は、燃料ポンプ122を駆動させることにより、燃料タンク48からインジェクタ120への燃料の供給量を調整する。
エンジン32には、ECU112からの制御により、燃焼室に流入した混合気を点火する点火プラグ124が設けられている。点火プラグ124が点火を行うことで、燃焼室内にある混合気が燃焼し、エンジン32は、燃焼エネルギーを動力に変換する。この場合、エンジン32の燃焼室に流入する混合気の空気と燃料との割合が予め定められた割合となるように、インジェクタ120から噴射される燃料噴射量がECU112により制御される。
エンジン32の出力軸であるクランク軸126の回転力(駆動力)は、スタータモータ128、クラッチ129及び変速機34を介して後輪38に伝達される。
スタータモータ128は、ECU112からの制御によって、クランク軸126を回転させ、エンジン32を始動させる。
クラッチ129は、エンジン32及びスタータモータ128と変速機34との間を断接することにより、エンジン32から変速機34への回転力の伝達を断接する。この場合、運転者50がクラッチレバー又はクラッチペダル等のクラッチ操作子131を操作すると、クラッチ操作子131は、操作結果を示す操作信号SoをECU112に出力する。ECU112は、操作信号Soに基づきクラッチアクチュエータ133を駆動させることにより、クラッチ129を操作し、エンジン32及びスタータモータ128と変速機34の間を連結状態又は遮断状態に切り替える。
クラッチ状態検出センサ135は、クラッチ129による連結状態又は遮断状態を検出し、検出結果をクラッチ状態検出信号SjとしてECU112に出力する。
なお、本実施の形態では、クラッチ129について、運転者50の操作に起因して連結状態又は遮断状態に切り替わる手動方式のクラッチに代えて、エンジン回転数に応じて自動的に連結状態又は遮断状態に切り替わる遠心クラッチを採用してもよい。
変速機34は、例えば、複数の変速ギア段を有する自動変速機である。この場合、ECU112は、車速センサ130が検出した自動二輪車12の車速Vと、グリップ開度センサ114が検出した開度θg又はバルブ開度センサ118が検出した開度θthとに応じて、変速機34の変速ギア段を切り換える。これにより、変速機34は、エンジン32からクランク軸126を介して伝達された回転力を、自動的に切り換わった変速比(減速比)に基づき調整し、後輪38に伝達する。
なお、本実施の形態では、変速機34についても、上記の自動変速機に代えて、運転者50の操作によってギア段が切り替わる手動変速機を採用してもよい。
ECU112は、制御部132、停止判断部134及び始動判断部136を有する。制御部132は、ECU112による上述した各制御処理を実行する。
また、ECU112には、前述したグリップ開度センサ114、バルブ開度センサ118、車速センサ130及びクラッチ状態検出センサ135に加え、ブレーキ圧検出センサ138、ロック解除検知センサ140及びロック状態検知センサ142も接続されている。
ブレーキ圧検出センサ138は、リザーバタンク88のブレーキ圧Pbを検出する。ロック解除検知センサ140は、ロック解除ボタン102が押されたこと(パーキングブレーキレバー100のロック状態が解除されたこと)を検知し、検知結果を示す検知信号ScをECU112に出力する。ロック状態検知センサ142は、前記ラチェット機構によりパーキングブレーキレバー100がロック状態になったことを検知し、検知結果を示す検知信号SlをECU112に出力する。
停止判断部134は、車速センサ130が検出した車速V、バルブ開度センサ118が検出した開度θth、ブレーキ圧検出センサ138が検出したブレーキ圧Pb、及び、ロック状態検知センサ142からの検知信号Slの入力に基づいて、自動二輪車12が停車し、且つ、前輪20及び後輪38が制動状態に移行したと判定した場合に、エンジン32の停止制御(アイドルストップ制御)を行うことを決定(判断)する。制御部132は、停止判断部134の判断結果に基づいて、エンジン32を停止させる(アイドルストップを実行する)。
一方、始動判断部136は、ブレーキ圧検出センサ138が検出したブレーキ圧Pb、クラッチ状態検出センサ135からのクラッチ状態検出信号Sj、及び、ロック解除検知センサ140からの検知信号Scの入力に基づき、エンジン32と変速機34との間が遮断状態にあるときに、運転者50がパーキングブレーキレバー100のロック状態を解除し、自動二輪車12を発進させる意思があると判定すれば、エンジン32の再始動制御(アイドルストップ状態からの再始動制御)を行うことを決定(判断)する。制御部132は、始動判断部136の判断結果に基づいて、エンジン32を再始動させる。
従って、始動判断部136は、少なくとも、パーキングブレーキレバー100がロック状態にあることで、後輪38の制動状態が維持されている場合(後輪38に制動力がかかっている状態)には、エンジン32の再始動制御を許可せず、アイドルストップ状態を維持させる。
[本実施の形態の動作]
本実施の形態に係るアイドルストップ制御装置10は、以上のように構成されるものである。次に、アイドルストップ制御装置10によるエンジン32の停止制御(アイドルストップ制御)と、エンジン32の再始動制御とについて、図6及び図7を参照しながら説明する。なお、図6及び図7の説明では、必要に応じて、図1〜図5も参照しながら説明する。
図6は、アイドルストップ制御のフローチャートである。
例えば、自動二輪車12が交差点で停車(一時停止)した場合、車速センサ130は、V=0の検出結果をECU112に出力し(ステップS1:YES)、バルブ開度センサ118は、θth=0の検出結果をECU112に出力する(ステップS2:YES)。これにより、ECU112の停止判断部134は、V=0及びθth=0の検出結果から、自動二輪車12が停車したと判定する。
ここで、運転者50が左手66でパーキングブレーキレバー100を操作し、中心軸104を中心として、該パーキングブレーキレバー100をθ1方向に回動させると、パーキングブレーキケーブル90が引っ張られる。これにより、パーキングブレーキキャリパ46は、ブレーキディスク42を挟み込んで後輪38に制動力を付与する。この結果、後輪38は、非制動状態から制動状態に移行する。
そして、パーキングブレーキレバー100がパーキングブレーキレバーロック装置92のラチェット機構により所定角度で固定され、ロック状態となった場合、後輪38は、前記所定角度に応じた制動力を付与された状態で保持される。この結果、自動二輪車12は、パーキングブレーキがかかった状態となる。
このように、前記ラチェット機構がパーキングブレーキレバー100をロック状態に固定した場合、ロック状態検知センサ142は、パーキングブレーキレバー100がロック状態になったことを検知し、検知結果を示す検知信号SlをECU112に出力する。これにより、ECU112の停止判断部134は、ロック状態検知センサ142からの検知信号Slの入力に基づいて、パーキングブレーキレバー100がロック状態となり、後輪38が制動状態に移行したと判定する(ステップS3:YES)。
ステップS4において、停止判断部134は、V=0(ステップS1:YES)、θth=0(ステップS2:YES)及び検知信号Slの入力(ステップS3:YES)を停止条件として、制御部132にエンジン32の停止制御を行わせることを決定する。これにより、制御部132は、停止判断部134の判断結果に基づき、(1)燃料ポンプ122を停止させてインジェクタ120への燃料供給を停止させ、(2)インジェクタ120からの燃料の噴射を停止させ、(3)点火プラグ124の点火を停止させることにより、エンジン32を停止させる(ステップS5)。この結果、自動二輪車12は、アイドルストップ状態に移行する。制御部132は、パーキングブレーキがかかった状態であることを示す表示内容をインジケータ106に表示させる。
なお、ステップS3において、停止判断部134は、検知信号Slの入力に代えて、ブレーキ圧検出センサ138で検出されたブレーキ圧Pbが、前輪20の制動状態に応じた圧力であれば(ステップS3:YES)、ステップS4の処理を実行し、制御部132にエンジン32の停止制御を行わせることを決定してもよい。
すなわち、本実施の形態では、自動二輪車12が一時停止したときに、V=0且つθth=0で、検知信号Slの入力があるか、又は、前輪20の制動状態に応じたブレーキ圧Pbが検出されれば、これらの条件をエンジン32の停止条件として、該エンジン32を停止させる。
図7は、再始動制御のフローチャートである。
自動二輪車12がアイドルストップ状態にある場合、運転者50がクラッチ操作子131を操作すると、クラッチ操作子131からECU112に操作信号Soが出力される。制御部132は、操作信号Soに基づきクラッチアクチュエータ133を駆動させてクラッチ129を操作し、スタータモータ128と変速機34の間を遮断状態とする。クラッチ状態検出センサ135は、クラッチ129が遮断状態になったことを示すクラッチ状態検出信号SjをECU112に出力する。これにより、始動判断部136は、入力されたクラッチ状態検出信号Sjから、クラッチ129が遮断状態にあると判定する(ステップS11:YES)。
次に、運転者50が左手66でロック解除ボタン102を押すと、前記ラチェット機構によるパーキングブレーキレバー100のロック状態が解除される。ロック解除検知センサ140は、運転者50が左手66でロック解除ボタン102を押したときに、ロック解除ボタン102が押されたことを検知し、検知結果を示す検知信号ScをECU112に出力する。これにより、始動判断部136は、入力された検知信号Scから、パーキングブレーキレバー100のロック状態が解除されたと判定する(ステップS12:YES)。
ステップS13において、始動判断部136は、クラッチ129の遮断状態と検知信号Scの入力とを再始動条件として、制御部132にエンジン32の再始動制御を行わせることを決定する。
ステップS14において、制御部132は、始動判断部136の判断結果に基づき、スタータモータ128を駆動させることによりクランク軸126を回転させ、エンジン32を再始動させる。また、制御部132は、スロットルバルブモータ116を駆動させて、スロットルバルブ110を閉弁状態(θth=0)から開弁状態に移行させる。さらに、制御部132は、燃料ポンプ122を駆動させて、燃料タンク48からインジェクタ120への燃料の供給を開始させると共に、インジェクタ120を駆動させて吸気管108への燃料噴射を開始させる。さらにまた、制御部132は、点火プラグ124の点火を開始させる。
ところで、ロック解除ボタン102が押されて、パーキングブレーキレバー100のロック状態が解除された場合でも、パーキングブレーキレバー100がパーキングブレーキケーブル90を引っ張っていれば、パーキングブレーキキャリパ46から後輪38に制動力が付与され、後輪38は制動状態にある。また、エンジン32の再始動時には、クラッチ129は遮断状態にあり、エンジン32の回転力が変速機34及び後輪38に伝わることはない。
そのため、クラッチ129の遮断状態及びロック解除ボタン102が押されたことに起因してエンジン32が再始動しても、再始動時に発生する衝撃が後輪38に伝わることを回避することができる。また、前記衝撃が後輪38に伝わっても、後輪38は、パーキングブレーキキャリパ46から付与される制動力によって制動状態にあるため、後輪38を制動することができる。
なお、運転者50が、中心軸104を中心として、前記所定角度から図3の実線で示す位置にまで、パーキングブレーキレバー100を回動させれば、パーキングブレーキケーブル90は、パーキングブレーキレバー100による引っ張り状態から解放される。これにより、パーキングブレーキキャリパ46から後輪38に付与される制動力が低下し、後輪38は、制動状態から非制動状態に移行する。また、制御部132は、ステップS12での始動判断部136の判定結果に基づいて、インジケータ106を非表示状態とし、自動二輪車12のパーキングブレーキ状態が解除されたことを運転者50に通知する。
[本実施の形態の効果]
本実施の形態に係るアイドルストップ制御装置10によれば、運転者50によるパーキングブレーキレバーロック装置92のロック解除ボタン102の操作に起因して、パーキングブレーキレバー100の所定角度への固定が解除されたときに、当該解除等を再始動条件として、エンジン32を再始動させる。これにより、早期に自動二輪車12の発進準備を完了させることができる。
また、パーキングブレーキレバー100の固定状態の解除に基づいてエンジン32の再始動制御が実行されるので、後輪38に制動力が残った状態でエンジン32が再始動する。これにより、再始動時に発生するショックがエンジン32から後輪38に伝わっても、自動二輪車12を制動することができる。
このように、本実施の形態では、運転者50の発進準備の意思を読み取って、エンジン32を早期に再始動させることができる。
また、運転者50によるロック解除ボタン102の操作がアイドルストップ状態の解除条件(エンジン32の再始動条件)となるため、エンジン32の再始動制御に関わる制御機構を単純化することができる。
また、図6のように、V=0且つθth=0、前輪20又は後輪38の制動状態を停止条件として、エンジン32が停止される。これにより、制御部132は、運転者50に発進意図がないと読み取り、エンジン32を停止させる。これにより、不要な燃料消費を抑えることができる。
この場合、自動二輪車12を速やかにアイドルストップ状態に移行することができるので、自動二輪車12が停車して該自動二輪車12にパーキングブレーキがかかれば、運転者50は、自動二輪車12から速やかに離れることが可能となる。
また、制御部132は、後輪38が制動状態であれば、運転者50に発進意図がないと読み取り、アイドルストップ状態を維持するので、この場合でも、不要な燃料消費を抑えることができる。
さらに、パーキングブレーキレバーロック装置92がレフトハンドルバー84に設置されているため、通常、ライトハンドルバー82又はレフトハンドルバー84に搭載されるセルスタートスイッチと同様の操作感を実現することができる。
さらに、図7のように、クラッチ129が遮断状態、且つ、パーキングブレーキレバー100の固定状態の解除を再始動条件としてエンジン32が再始動するので、エンジンストールを防ぐと共に、再始動時に発生するショックがエンジン32から後輪38に伝わることを回避することができる。
[本実施の形態の変形例]
次に、本実施の形態の変形例に係るアイドルストップ制御装置10Aについて、スクータ型の自動二輪車12Aに適用した場合について、図8〜図10を参照しながら説明する。なお、図1〜図7で説明した実施の形態での構成要素と同じ構成要素については、同じ参照符号を付け、詳細な説明を省略する。
この変形例において、自動二輪車12A前方に設けられた物品収納ボックス150の下方にパーキングブレーキロック装置92Aが配設されている。
パーキングブレーキロック装置92Aは、ヘッドパイプ16から下方に延在するダウンパイプ144にブラケット146を介して取り付けられている。この場合、ブラケット146には、ボルト170を介して支持板152が取り付けられ、該支持板152に側板154がボルト172、174を介して取り付けられている。支持板152と側板154との間には、ボルト174(回動軸)を介してパーキングレバー156(アーム部)が旋回可能に取り付けられている。パーキングレバー156の先端部には、グリップ158が取り付けられている。パーキングレバー156には、ケーブル掛止部160、歯部162及びリターンスプリング掛止部164が形成されている。また、ラチェット166がボルト172で旋回可能に取付けられている。ラチェット166は、歯部162に噛み合うことで、パーキングレバー156の旋回を所定位置(角度φb)で停止させてロック状態にする一方で、角度φcでロック状態を解除させることが可能である。
ここで、運転者50がグリップ158をφaの角度(非制動状態の角度)からφ1方向に引き上げると、ケーブル掛止部160、歯部162及びリターンスプリング掛止部164は、共にボルト174を回動軸としてφ1方向に旋回する。この場合、歯部162に対して、ラチェット166がボルト172を中心軸として噛み合う。この結果、ケーブル掛止部160は、パーキングブレーキケーブル90を引くことになるため、パーキングブレーキキャリパ46から後輪38に制動力がかかる。そして、グリップ158がφbの角度まで引き上がると、グリップ158は当該角度φbでロックされ、後輪38は、所定の制動力が付与された制動状態を維持する。この場合、ロック状態検知センサ142は、グリップ158及びパーキングレバー156の角度φbでのロック状態を検知し、検知信号Slを出力する。
一方、グリップ158及びパーキングレバー156がロック状態にある場合に、運転者50がグリップ158をφ1方向にさらに回動させると、角度φcでラチェット166によるロック状態が解除され、グリップ158及びパーキングレバー156をφ2方向に回動させ、φaの角度まで戻すことができる。これにより、ケーブル掛止部160によるパーキングブレーキケーブル90の引っ張り状態が解除され、パーキングブレーキキャリパ46から後輪38への制動力が低下する。この結果、後輪38は、制動状態から非制動状態に移行する。この場合、ロック解除検知センサ140は、角度φcでのグリップ158及びパーキングレバー156のロック解除を検知し、検知信号Scを出力する。
従って、図8〜図10に示す変形例でも検知信号Sc、Slを出力することが可能であるため、図6に示す停止制御、及び、図7に示す再始動制御を適用可能である。なお、角度φcは、ロック状態となる角度φbに応じた制動力よりも大きな制動力を後輪38にかけることができる回動角度である。
このように、本実施の形態の変形例では、グリップ158及びパーキングレバー156をφbからφcまで回動させると、ロック状態が解除されるので、図1〜図7の場合と同様に、アイドルストップ状態を解除し、エンジン32の再始動制御を実行することが可能となる。また、変形例においても、再始動時には、後輪38にかかる制動力により、エンジン32から後輪38に伝わるショックを抑制することができる。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態の記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10、10A…アイドルストップ制御装置
12、12A…自動二輪車 20…前輪
22…前輪ブレーキ装置 32…エンジン
38…後輪 40…後輪ブレーキ装置
42…ブレーキディスク 46…パーキングブレーキキャリパ
50…運転者 60…ハンドル
64…スロットルグリップ 68、158…グリップ
82…ライトハンドルバー 84…レフトハンドルバー
86…フロントブレーキレバー 88…リザーバタンク
90…パーキングブレーキケーブル
92、92A…パーキングブレーキレバーロック装置
100…パーキングブレーキレバー 102…ロック解除ボタン
104…中心軸 110…スロットルバルブ
112…ECU 114…グリップ開度センサ
116…スロットルバルブモータ 118…バルブ開度センサ
120…インジェクタ 122…燃料ポンプ
124…点火プラグ 128…スタータモータ
129…クラッチ 130…車速センサ
131…クラッチ操作子 132…制御部
134…停止判断部 136…始動判断部
138…ブレーキ圧検出センサ 140…ロック解除検知センサ
142…ロック状態検知センサ 156…パーキングレバー

Claims (7)

  1. 鞍乗型車両(12、12A)の車体フレーム(14)にエンジン(32)が搭載され、走行ブレーキ装置(22、44)とは別に車輪(20、38)を制動状態に保つパーキングブレーキ装置(46)が前記鞍乗型車両(12、12A)に設けられている場合に、所定の停止条件が成立すると前記エンジン(32)の停止制御を実行し、一方で、所定の再始動条件が成立すると前記エンジン(32)の再始動制御を実行するアイドルストップ制御装置(10、10A)において、
    前記鞍乗型車両(12、12A)がアイドルストップ状態中に、前記パーキングブレーキ装置(46)が前記制動状態の解除動作を開始すると、前記再始動制御を実行する制御部(132)を有する
    ことを特徴とするアイドルストップ制御装置(10、10A)。
  2. 請求項1記載のアイドルストップ制御装置(10、10A)において、
    前記停止条件には、前記鞍乗型車両(12、12A)の一時停止中に、車速が0、且つ、前記鞍乗型車両(12、12A)に備わるスロットルバルブ(110)のスロットル開度が0であると共に、前記走行ブレーキ装置(22、44)又は前記パーキングブレーキ装置(46)により前記車輪(20、38)の制動状態が維持されることを含む
    ことを特徴とするアイドルストップ制御装置(10、10A)。
  3. 請求項1又は2記載のアイドルストップ制御装置(10、10A)において、
    前記制御部(132)は、前記アイドルストップ状態中、前記パーキングブレーキ装置(46)が前記車輪(38)に制動力をかけている間は、前記アイドルストップ状態を維持する
    ことを特徴とするアイドルストップ制御装置(10、10A)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のアイドルストップ制御装置(10、10A)において、
    前記パーキングブレーキ装置(46)の動作状態を切り替えるパーキングブレーキ操作子(100、102、156)と、
    前記パーキングブレーキ操作子(100、102、156)を所定位置に固定することにより、前記制動状態を維持させるパーキングブレーキ操作子ロック装置(92、92A)と、
    をさらに有し、
    前記パーキングブレーキ操作子ロック装置(92、92A)が前記パーキングブレーキ操作子(100、102、156)の固定状態を解除することにより、前記パーキングブレーキ装置(46)による前記制動状態の解除動作が開始される
    ことを特徴とするアイドルストップ制御装置(10、10A)。
  5. 請求項4記載のアイドルストップ制御装置(10A)において、
    前記パーキングブレーキ操作子(156)は、回動軸(174)を中心として回動するアーム部(156)を有し、
    前記パーキングブレーキ操作子ロック装置(92A)は、前記アーム部(156)を所定の回動位置に保持することにより前記制動状態を維持させ、一方で、前記アーム部(156)を前記回動位置から所定角度まで回動させると該アーム部(156)の保持状態を解除する
    ことを特徴とするアイドルストップ制御装置(10A)。
  6. 請求項4記載のアイドルストップ制御装置(10)において、
    前記パーキングブレーキ操作子(100、102)は、回動軸(104)を中心として回動するアーム部(100)と、前記パーキングブレーキ操作子ロック装置(92)による前記アーム部(100)の所定の回動位置への保持状態を解除するロック解除スイッチ(102)とを有し、
    前記鞍乗型車両(12)は、ハンドルバー(84)を有する自動二輪車であり、
    前記パーキングブレーキ操作子(100、102)は、前記ハンドルバー(84)に設置される
    ことを特徴とするアイドルストップ制御装置(10)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアイドルストップ制御装置(10、10A)において、
    前記エンジン(32)と前記車輪(38)との間には、前記エンジン(32)の駆動力の断接を切り替えるクラッチ(129)が介挿され、
    前記制御部(132)は、前記アイドルストップ状態中に、前記クラッチ(129)が遮断状態となり、且つ、前記パーキングブレーキ装置(46)による前記制動状態の解除動作が開始されると、前記再始動制御を実行する
    ことを特徴とするアイドルストップ制御装置(10、10A)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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