JP2012077657A - アイドルストップ装置を備えた車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速機を備えた車両であって、ニュートラル状態でのアイドルストップ及びインギア状態でのアイドルストップを選択して実施可能とすることで、簡易な構造でありながらアイドルストップ時の乗車快適性を維持できる車両を提供する。
【解決手段】所定の条件下でエンジンを自動停止するアイドルストップ機能を有する車両において、多段変速機のギアポジションがニュートラルの状態でエンジンを停止する第1のエンジン停止モードと、多段変速機のギアポジションがインギアの状態でエンジンを停止する第2のエンジン停止モードとを乗員の操作に応じて切替可能とし、切替により設定されたモード、ギアポジションセンサ64、スロットルセンサ65、クラッチスイッチ63、及び車速センサ66の検出結果に応じてエンジンを停止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、所定の条件下でエンジンを自動停止するアイドルストップ機能を有する車両に関する。
環境への配慮や省エネルギの観点から、車両の停止時に自動的にエンジン停止させるアイドルストップ機能を有する車両が近年普及されている。
特許文献1には、変速機を備える構成においてアイドルストップを実施する自動二輪車が開示されている。この車両では、アイドルストップ条件のギアポジションについてニュートラルである場合は、そのままエンジンを停止し、インギアである場合は、クラッチアクチュエータを駆動しクラッチを切り離し、所定時間経過の後、エンジンを停止する。
特開2005−226514号公報
多段ギア列を有する変速機を備えたモータサイクルにおいてアイドルストップを実施する場合、自動変速機を備えるスクータ型車両等とは異なり、アイドルストップ時の乗車快適性のために、クラッチの断接状態(動力伝達状態)を停止条件として考慮する必要がある。
また、モータサイクルでは、ニュートラルでエンジン停止とするか、インギアでエンジン停止とするかは、ライダーの意思(使用)に左右され、適宜選択できることが望まれる。
これは、ニュートラルでエンジンを停止した場合は、燃費に寄与する一方で、エンジン停止時・発進時にニュートラルからのギアチェンジが必要であり、インギアでエンジンを停止した場合は、ニュートラルに比べて多少停止迄の時間が長くなるが、停止時・発進時にギアチェンジが不要であり、操作性に寄与するためである。
上記の点を考えると、特許文献1に係る車両は、クラッチアクチュエータを備えることでインギア状態である場合でも、動力伝達を切り離してエンジンを停止することができるため、アイドルストップ時の乗車快適性とアイドルストップの選択性とを両立できる。
しかしながら、この車両では、ハンドクラッチと別にクラッチアクチュエータを設けるために、部品点数増・コスト増に課題がある。
そこで、本発明は、変速機を備えた車両であって、ニュートラル状態でのアイドルストップ及びインギア状態でのアイドルストップを選択して実施可能とすることで、簡易な構造でありながらアイドルストップ時の乗車快適性を維持できる車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、クラッチ(13)の断接に応じてエンジン(11)の駆動力が入力され、複数段ギア列によるギアチェンジが可能な変速機(12)と、前記変速機(12)のギアポジションを検知するギアポジションセンサ(64)と、スロットル開度を検出するスロットルセンサ(65)と、前記クラッチ(13)の断接を検出するクラッチ検出手段(63)と、車速センサ(66)とを備え、所定の条件下でエンジン(11)を自動停止するアイドルストップ機能を有する車両において、前記変速機(12)のギアポジションがニュートラルの状態でエンジンを停止する第1のエンジン停止モードと、前記変速機(12)のギアポジションがインギアの状態でエンジンを停止する第2のエンジン停止モードとを乗員の操作に応じて切替える切替手段(57,58)と、前記切替手段(57,58)で設定されたモード、前記ギアポジションセンサ(64)、前記スロットルセンサ(65)、前記クラッチ検出手段(63)、及び前記車速センサ(66)の検出結果に応じて、エンジン(11)を停止する制御手段(58)と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明においては、前記切替手段(57,58)が、前記第1のエンジン停止モード及び前記第2のエンジン停止モードの切替えに加えて、アイドルストップのオン・オフを切替え可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明においては、前記切替手段(57,58)が、前記第1のエンジン停止モードと、前記第2のエンジン停止モードと、アイドルストップのオン・オフとを切替える単一の操作機構(57)を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明においては、当該車両は自動二輪車であり、前記操作機構(57)がハンドル(8)に配設されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明においては、前記切替手段(57)が、前記第1のエンジン停止モードと前記第2のエンジン停止モードとを切替える第1の操作機構と、アイドルストップのオン・オフを切替える第2の操作機構とを有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明においては、当該車両は自動二輪車であり、前記第1の操作機構が車体(6)に配設され、前記第2の操作機構がハンドル(8)に配設されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明においては、当該車両は自動二輪車であり、前記クラッチ検出手段(63)は、乗員が操作するクラッチレバー(8A)の操作に応じて作動する前記クラッチ(13)の断接を検出し、前記制御手段(58)は、前記第1のエンジン停止モードにおいて、ギアポジションがニュートラル、スロットルが全閉、車速が所定速度以下、及び、前記クラッチレバー(8A)が一度握られた後、離されたことを検出した場合に、エンジン(11)を停止し、前記第2のエンジン停止モードにおいて、ギアポジションがインギア、スロットルが全閉、車速が所定速度以下、及び、前記クラッチレバー(8A)が握られたことを検出した場合に、エンジン(11)を停止することを特徴とする。
請求項8に記載の発明においては、前記制御手段(58)が、前記第1のエンジン停止モードにおいて、前記クラッチレバー(8A)が一度握られた後に離された後、所定時間経過後にエンジン(11)を停止し、前記第2のエンジン停止モードにおいて、前記クラッチレバー(8A)が握られた後、所定時間経過後にエンジン(11)を停止し、前記第1のエンジン停止モードでのエンジン停止に至る前記所定時間は、前記第2の停止モードでのエンジン停止に至る前記所定時間よりも短いことを特徴とする。
請求項9に記載の発明においては、前記制御手段(58)は、アイドルストップ後に所定条件の下でエンジン(11)を再始動させ、前記第1のエンジン停止モードでは、ギアポジションがニュートラル、及び、前記クラッチレバー(8A)が握られたことを検出した場合に、エンジン(11)を再始動させ、前記第2のエンジン停止モードでは、ギアポジションがインギア、及び、前記クラッチレバー(8A)が離された後、握られたことを検出した場合に、エンジン(11)を再始動させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、運転者の意思により、ニュートラル又はインギアでのアイドルストップモードを適宜選択し、選択されたモードに応じた停止条件でアイドルストップを行うことが可能であり、インギア時に動力を切り離すためのクラッチアクチュエータ等の部材を必要とすることなく簡易な構造において、乗車快適性を考慮したニュートラル及びインギア状態でのアイドルストップを行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、ニュートラル・インギアでのエンジン停止の選択に加え、アイドルストップのオン・オフを別途選択することができ、乗員の使い勝手を良好にすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、単一の操作機構でアイドルストップモードの選択及びアイドルストップのオン・オフの設定を行うことができ、操作性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、操作し易い位置に操作機構を設けることで、乗員の使い勝手を良好にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、一方の操作機構でアイドルストップモードの選択をし、他方のアイドルストップのオン・オフを選択できるようにしたので、各々の操作機構の配置自由度が向上する。例えば、走行途中で切替が考えられるアイドルストップのオン・オフに係る操作機構はハンドル側、選択したアイドルストップモードは頻繁に変更することがないので、アイドルストップモードの切替に係る操作機構は車体に配置する等とすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、使用頻度の高いアイドルストップのオン・オフに係る第2の操作機構をハンドルに配設することで、道路状況等の状況に応じてアイドルストップのオン・オフ切替が簡単に行える。
請求項7に記載の発明によれば、乗車快適性を確保したアイドルストップを実施することができる。
請求項8に記載の発明によれば、ニュートラルでのエンジン停止は止まって(車速0)すぐに、発進することはないので、エンジン停止に至る必要時間を短く設定し、インギアでのエンジン停止は止まってすぐに発進することがあるので、エンジン停止に至る必要時間をニュートラルよりも長く設定することで、アイドルストップ時の乗車快適性を良好なものにできる。
請求項9に記載の発明によれば、アイドルストップの停止条件に合わせたクラッチによるエンジンの再始動が可能となり、乗員の使い勝手を良好なものにできる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 同自動二輪車のパワーユニットの展開断面図である。 同自動二輪車のハンドルに設けられたスイッチボックスを示した図であり、(a)はスイッチボックスを後面から見た図であり、(b)はハンドルに設けられたクラッチスイッチを説明する図である。 同自動二輪車におけるアイドルストップシステムの構成を示すブロック図である。 同自動二輪車におけるアイドルストップモードの選択処理を説明するフローチャートである。 ギアポジションがニュートラルの場合に実行されるアイドルストップモード(A)におけるエンジン停止処理を説明するフローチャートである。 ギアポジションがインギアの場合に実行されるアイドルストップモード(B)におけるエンジン停止処理を説明するフローチャートである。 ギアポジションがニュートラルの場合に実行されるアイドルストップモード(A)におけるエンジン再始動処理を説明するフローチャートである。 ギアポジションがインギアの場合に実行されるアイドルストップモード(B)におけるエンジン再始動処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係るアイドルストップシステムの構成を示すブロック図である。 本発明に実施形態に係るギアポジションがニュートラルの場合に実行されるアイドルストップモード(A)におけるエンジン再始動処理の別態様を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係るギアポジションがインギアの場合に実行されるアイドルストップモード(B)におけるエンジン再始動処理の別態様を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(車両構成)
図1に示す本実施形態に係る自動二輪車1は車体前後方向略中央にパワーユニット2が搭載されたモータサイクル型車両であり、車両停止時に自動的にエンジンを停止させるアイドルストップシステム(アイドルストップ装置)を備えている。
前輪3と後輪4との間にパワーユニット2が配置され、自動二輪車1においてはパワーユニット2の上方に乗員が着座するシート5Aが設けられ、シート5Aの前方には燃料タンク5Bが設けられている。パワーユニット2、シート5A及び燃料タンク5Bは、車体の基本骨格を形成する車体フレーム6に支持されている。
前輪3は左右一対のフロントフォーク7に回動可能に支持され、フロントフォーク7の上部に操向ハンドル8が設けられている。フロントフォーク7は車体フレーム6の前端に設けられたヘッドパイプ9に回転可能に支持されている。
操向ハンドル8はバーハンドルであり、左側にクラッチレバー8Aが揺動可能に支持され、右側にブレーキレバー及びスロットルグリップが配設されている(図示略)。後輪4は、スイングアーム10の後端に回転可能に支持され、スイングアーム10の前端は、車体フレーム6の下部に上下方向に揺動可能に支持されている。
(パワーユニット)
図2を参照し、パワーユニット2は、内燃機関であるエンジン11及び変速機である多段変速機12を一体化して構成され、両者は変速クラッチ機構13を介して連結されている。
エンジン11は、ユニットケース14に対してベアリング15、16により回動自在に軸支されたクランク軸17と、シリンダブロック18のシリンダボアに摺動自在に嵌装されたピストン19と、このピストン19をクランク軸17に連結するコンロッド20とを備えている。
シリンダブロック18にはシリンダヘッド21が設けられ、該シリンダヘッド21には燃焼室22が形成されている。シリンダヘッド21には燃焼室22内に臨むように点火装置23が設けられている。
燃焼室22の上方側にはシリンダヘッド21との間で動弁室を形成するヘッドカバー24が設けられ、該動弁室には動弁装置25が収容されている。動弁装置25はクランク軸17と係動して駆動し、燃焼室22における図示しない吸排気バルブを開閉する。
クランク軸17の一方の軸端部に発電機26のマグネットロータ27が固着され、そのステータ28は、発電機26を覆ってユニットケース14の左端面に接合される左サイドカバー29により支持されている。クランク軸17の他方の軸端部側には、変速クラッチ機構13に回転力を伝達するドライブスプロケット30が設けられている。
ユニットケース14には、多段変速機12の入力軸31及び出力軸32が、それぞれボールベアリング33、34及び同35、36によりクランク軸17と平行に軸支されている。入力軸31にはメイン変速ギア群M1が配設され、その軸端部で変速クラッチ機構13と連結している。
出力軸32には、メイン変速ギア群M1と噛合するカウンタ変速ギア群M2が配設され、メイン変速ギア群M1とカウンタ変速ギア群M2との噛合により得られる変速後の動力が、出力軸32の軸端部に設けられた最終減速装置としてのスプロケット37及び伝動チェーン38を介して駆動輪である後輪4に伝達される。
多段変速機12の変速ギア群M1,M2は、ユニットケース14に設けられた図示しないシフトドラムの回動によって変速ギアを設定される。具体的に、多段変速機12では、ギアポジションを、ニュートラル、及び1速ギア〜6速ギアのいずれかに設定できる。
変速クラッチ機構13は、入力軸31に対して回転自在に支承される有底円筒状のクラッチアウタ39を備えており、その底部の外側面には、クランク軸17に設けられたドライブスプロケット30と噛合するドリブンスプロケット40が取り付けられ、これら各スプロケット30、40により1次減速装置が構成されている。
クラッチアウタ39の内側には、入力軸31に対してスプライン嵌合されて固着された円筒状のクラッチインナ41が配設されている。クラッチインナ41の外周壁には複数枚の駆動摩擦板42が設けられ、クラッチアウタ39の内周壁には複数枚の被動摩擦板43が設けられ、これら駆動摩擦板42及び被動摩擦板43は交互に重ねられている。
摩擦板42、43群の最外側に位置する駆動摩擦板42には、クラッチインナ41と一体に連設された受圧板44が当接され、最内側に位置する駆動摩擦板42には、クラッチインナ41において軸方向に摺動可能に支承された加圧板45が当接されている。
加圧板45の一側面には、クラッチインナ41において径方向に延出する壁部を貫通する複数本の支持ボス46が一体に突設されており、これら支持ボス46の先端にレリーズ板47がボルト締結により固着されている。レリーズ板47とクラッチインナ41との間ではクラッチばね48aが縮設され、駆動摩擦板42及び被動摩擦板43が摩擦係合する方向に付勢力が付与される。
レリーズ板47には、リンク部材48bの一端がレリーズベアリング49を介して回転自在に取り付けられ、リンク部材48bの他端はクラッチリフターシャフト50に連結されている。クラッチリフターシャフト50はユニットケース14に対して回動自在に軸支され、その一軸端部にはクラッチワイヤ(図示せず)と結合されるクラッチアーム51が設けられている。
クラッチアーム51はクラッチワイヤを介して操向ハンドル8に設けられたクラッチレバー8A(図1)により回動され、クラッチリフターシャフト50を回動させる。レリーズ板47は入力軸31の軸方向に移動可能であり、クラッチリフターシャフト50の回動に伴い入力軸31の軸方向に進退動する。
乗員によってクラッチレバー8Aが握られた場合に、レリーズ板47が加圧板45を内側に移動させ、変速クラッチ機構13の動力伝達が切断される。一方、クラッチレバー8Aの握りが解除された場合には、変速クラッチ機構13の動力伝達が接続状態となる。
(アイドルストップモード切替スイッチ)
図3には、自動二輪車1の操向ハンドル8に設けられたスイッチボックス52が示されている。図3(a)に示すように、スイッチボックス52は、複数の操作スイッチを内蔵して構成され、操向ハンドル8に嵌入されたグリップ53の側方に配置されている。グリップ53はクラッチレバー8Aの後方に位置付けられている。
スイッチボックス52には、点灯切替スイッチ54、ホーン55、ウィンカ切替スイッチ56、及びアイドルストップモード切替スイッチ57が含まれている。本実施形態に係る自動二輪車1は、3態様のアイドルストップモードを切替可能であり、スライド式の上記アイドルストップモード切替スイッチ57によってアイドルストップモードを切替えることができる。
またここで、図3(b)に示すように、クラッチレバー8Aは操向ハンドル8に対して揺動可能に支持され、クラッチレバー8Aの操向ハンドル8側の端部8Bは操向ハンドル8に設けられたクラッチスイッチ63に接触している。クラッチスイッチ63は、クラッチレバー8A(端部8B)の揺動に応じて進退動する接触子63Aを有し、クラッチレバー8Aの揺動を検出する。クラッチレバー8Aが握られていない場合(図3(b)、実線)は、端部8Bによって接触子63Aが押し込まれ、クラッチレバー8Aが握られた場合(図3(b)、破線)は、クラッチレバー8Aが揺動して端部8Bが接触子63Aの伸長を許容する。クラッチスイッチ63は後述するECU58に接続され、接触子63Aの進退による状態をECU58に出力する。なお、符号8Cはクラッチレバー8A及びクラッチスイッチ63を操向ハンドル8に支持するホルダを示している。また、クラッチレバー8Aが握られていない場合に、端部8Bが接触子63Aの伸長を許容し、クラッチレバー8Aが握られた場合に、端部8Bが接触子63Aを押し込むように、クラッチスイッチ63を配置してもよい。すなわち、図3(b)において二点鎖線で示されるように、実線で示したクラッチスイッチ63の位置から端部8Bを挟んで反対側にクラッチスイッチ63を配置するようにしてもよい。
(アイドルストップシステム)
図4は自動二輪車1に搭載されるアイドルストップシステムのブロック図である。
上記アイドルストップモード切替スイッチ57は、車両において各種制御を実行するECU(Electrical Control Unit)58に接続されている。アイドルストップモード切替スイッチ57の切替に応じて、ECU58にアイドルストップモードが入力される。
ECU58には、スタータモータ59、インジェクタ60、燃料ポンプ61、及び上記点火装置23(図2)、クラッチスイッチ63、ギアポジションセンサ64、スロットルセンサ65、及び車速センサ66が電気的に接続されている。
スタータモータ59は、ユニットケース14に設けられ、ECU58の指令に応じて回転駆動しパワーユニット2を始動させる。インジェクタ60は、図示しないスロットルボディに設けられ、ECU58の指令に応じて燃料噴射する。燃料ポンプ61は、燃料タンク5B内に設けられ、インジェクタ60に燃料を供給する。点火装置23は、ECU58の指令に応じて、所定タイミングで燃焼室22内において点火する。
クラッチスイッチ63は、上述したが、クラッチレバー8Aの揺動を検知するためのスイッチであり、クラッチレバー8Aの揺動をECU58に入力する。ECU58は、クラッチスイッチ63の揺動(入力)に応じて変速クラッチ機構13の断接(切断又は接続状態)を検出する。なお、クラッチスイッチ63に代えて、クラッチセンサをユニットケース14内において変速クラッチ機構13の近傍に配し、変速クラッチ機構13の断接を検出して、ECU58に入力するようにしてもよい。またギアポジションセンサ64は、シフトドラムの近傍に配され、多段変速機12のギアポジションを検出して、ECU58に入力する。
スロットルセンサ65は、操向ハンドル8に右側に設けられたスロットルレバーによって開閉させるスロットルバルブの開度を検出し、ECU58に入力する。車速センサ66は、自動二輪車1の走行速度を検出して、ECU58に入力する。
本実施形態に係る自動二輪車1では、アイドルストップモード切替スイッチ57により、アイドルストップモードを切替可能とされ、具体的には、多段変速機12のギアポジションがニュートラルの状態でエンジン11を停止させるアイドルストップモードAと、多段変速機12のギアポジションがインギアの状態でエンジン11を停止させるアイドルストップモードBと、アイドルストップを実施しない停止モードとを切替えることができる。
図4において、SW1はアイドルストップモードAを設定するスイッチを示し、SW2はアイドルストップモードBを設定するスイッチを示し、SW3は停止モードを設定するスイッチを示している。また、図3に示したアイドルストップモード切替スイッチ57において、紙面左端がSW1に対応し、中央がSW2に対応し、右端がSW3に対応している。
(アイドルストップモード切替処理)
図5には、アイドルストップモード切替スイッチ57の切替時のECU58の処理を説明するフローチャートが示されている。
この切替処理において、ECU58は、ステップS1でSW1がオンかオフかを確認し、オンである場合はステップS5でアイドルストップモードAを設定する。ステップS1で、オフである場合は、ステップS2でSW2がオンかオフかを確認する。
ステップS2でSW2がオフである場合は、ステップS3でECU58は停止モードを設定し、ステップS3でSW2がオンである場合は、ステップS4でアイドルストップモードBを設定する。
(アイドルストップ処理)
自動二輪車1は、上記アイドルストップモードの設定後、アイドルストップモードに応じた所定条件の下でアイドルストップ処理を実施する。図6は、アイドルストップモードAにおけるアイドルストップ処理を説明するフローチャートを示し、図7は、アイドルストップモードBにおけるアイドルストップ処理を説明するフローチャートを示している。
図6に示すアイドルストップモードAの処理では、ステップS11において先ずECU58は、多段変速機12のギアポジションがニュートラルであるか否かをギアポジションセンサ64によって検出する。ギアポジションがニュートラルである場合は、処理がステップS12に移行し、ニュートラルでない場合はギアポジションの監視が継続される。
ステップS12においては、ECU58は、クラッチスイッチ63からの入力に基づき、変速クラッチ機構13が切断された後、接続された状態であるかを検出する。換言すれば、クラッチレバー8Aがニュートラルの設定のために一度握られた後、ニュートラル状態で離されたか否かをECU58は検出する。ここで、変速クラッチ機構13が接続状態(クラッチレバー8Aが離された状態)であれば処理がステップS13に移行し、そうでない場合はステップS11に処理が戻る。
ステップS13においては、ECU58は、スロットル(スロットルバルブ)が全閉状態であるか否かを、スロットルセンサ65によって検出する。スロットルが全閉であれば処理がステップS14に移行し、そうでない場合はステップS11に処理が戻る。
ステップS14においては、ECU58は、車速センサ66によって自動二輪車1の車速が3km/h以下であるか否かを検出し、略停止状態であるか否かを確認する。車速が3km/h以下であれば処理がステップS15に移行し、そうでない場合はステップS11に処理が戻る。なお、車速については任意に決定可能である。
そして、ステップS15においては、ECU58は、0.5秒の時間を計時し、計時後、ステップS16において、ステップS11〜S14で検出した状態、すなわち、ギアポジションがニュートラル、スロットルが全閉、車速が3km/h以下、及び、クラッチが接続状態であることが継続されているか否かを確認する。ここで、継続されている場合はステップS17に処理が移行し、そうでない場合は、ステップS11に処理が戻る。
そして、ステップS17においてECU58は、エンジン11を停止する。具体的には、インジェクタ60、燃料ポンプ61、及び点火装置23の駆動が停止される。
一方、図7に示すアイドルストップモードBの処理では、ステップS21において先ずECU58は、多段変速機12のギアポジションがインギアであるか否かをギアポジションセンサ64によって検出する。ギアポジションがインギアである場合は、処理がステップS22に移行し、インギアでない場合はギアポジションの監視が継続される。
ステップS22においては、ECU58は、クラッチスイッチ63からの入力に基づき、変速クラッチ機構13が切断状態であるかを検出する。換言すれば、クラッチレバー8Aが握られているか否かをECU58は検出する。ここで、変速クラッチ機構13が切断状態(クラッチレバー8Aが握られた状態)であれば処理はステップS23に移行し、そうでない場合はステップS21に処理が戻る。
ステップS23においては、ECU58は、スロットル(スロットルバルブ)が全閉状態であるか否かを、スロットルセンサ65によって検出する。スロットルが全閉であれば処理がステップS24に移行し、そうでない場合はステップS21に処理が戻る。
ステップS24においては、ECU58は、車速センサ66によって自動二輪車1の車速が3km/h以下であるか否かを検出し、略停止状態であるか否かを確認する。車速が3km/h以下であれば処理はステップS25に移行し、そうでない場合はステップS21に処理が戻る。なお、車速については任意に決定可能である。
そして、ステップS25においてECU58は、3秒の時間を計時し、計時後、ステップS26において、ステップS21〜S24で検出した状態、すなわち、ギアポジションがインギア、スロットルが全閉、車速が3km/h以下、及び、クラッチが切断状態であることが継続されているか否かを確認する。ここで、継続されている場合はステップS27に処理が移行し、そうでない場合は、ステップS21に処理が戻る。なお、車速については任意に設定可能である。
そして、ステップS17においてECU58は、エンジン11を停止する。
(エンジン再始動処理)
自動二輪車1はアイドルストップを実施した後、所定の条件の下でエンジン11を再始動させることが可能となっている。以下では、この再始動処理について説明する。図8はアイドルストップモードAにおけるエンジン11の再始動処理を説明するためのフローチャートを示し、図9はアイドルストップモードBにおけるエンジン11の再始動処理を説明するためのフローチャートを示している。
図8に示すアイドルストップモードAにおける再始動処理では、ステップS31において先ずECU58は、多段変速機12のギアポジションがニュートラルであるか否かをギアポジションセンサ64によって検出する。ギアポジションがニュートラルである場合はステップS32に処理が移行し、そうでない場合はギアポジションの監視が継続される。
次にステップ32においてECU58は、車速センサ66によって自動二輪車1の車速が3km/h以下であるか否かを検出し、略停止状態であるか否かを確認する。車速が3km/h以下であれば処理がステップS33に移行し、そうでない場合はステップS31に処理が戻る。
そして、ステップS33においてECU58は、クラッチスイッチ63からの入力の基づき、変速クラッチ機構13が切断状態であるかを検出する。換言すれば、クラッチレバー8Aが握られたか否かをECU58は検出する。ここで、変速クラッチ機構13が切断状態(クラッチレバー8Aが握られた状態)であれば処理はステップS34に移行し、そうでない場合はステップS31に処理が戻る。
そして、ステップS34においてECU58は、エンジン11を再始動する。具体的には、ECU58は、スタータモータ59を駆動すると共に、インジェクタ60、燃料ポンプ61、及び点火装置23を駆動しエンジン11を始動する。
一方、図9に示すアイドルストップモードBにおける再始動処理では、ステップS41において先ずECU58は、車速センサ66によって自動二輪車1の車速が3km/h以下であるか否かを検出し、略停止状態であるか否かを確認する。車速が3km/h以下であれば処理はステップS42に移行し、そうでない場合は監視が継続される。
そして、ステップS42においてECU58は、クラッチスイッチ63からの入力に基づき、変速クラッチ機構13が接続された後、切断された状態であるかを検出する。換言すれば、クラッチレバー8Aが一度離された後、握られたか否かをECU58は検出する。ここで、変速クラッチ機構13が切断状態(クラッチレバー8Aが握られた状態)であれば処理はステップS43に移行し、そうでない場合はステップS41に処理が戻る。そして、ステップS43においてECU58は、エンジン11を始動する。
以上に記載した本実施形態に係る自動二輪車1では、運転者の意思により、ニュートラル又はインギアでのアイドルストップモード(アイドルストップモードA,B)を適宜選択し、選択されたモードに応じた停止条件でアイドルストップを行うことが可能であり、インギア時に動力を切り離すためのクラッチアクチュエータ等の部材を必要とすることなく簡易な構造(本実施形態ではソフトウェア上)において、乗車快適性を考慮したニュートラル及びインギア状態でのアイドルストップを行うことができる。
また、ニュートラル・インギアでのエンジン11の停止の選択に加え、アイドルストップのオン・オフをSW3(停止モード)により別途選択することができ、乗員の使い勝手を良好にすることができる。また、単一の操作機構であるアイドルストップモード切替スイッチ57でアイドルストップモードの選択及びアイドルストップのオン・オフの設定を行うことができ、操作性を向上させることができる。また、アイドルストップモード切替スイッチ57を操向ハンドル8に設けることで、乗員の使い勝手を良好にすることができる。
また、本実施形態では、アイドルストップモードAにおいては、ギアポジションがニュートラル、スロットルが全閉、車速が3km/h以下、及び、クラッチレバー8Aが一度握られた後、離されたことを検出した場合に、エンジン11を停止し、アイドルストップモードBにおいては、ギアポジションがインギア、スロットルが全閉、車速が3km/h以下、及び、クラッチレバー8Aが握られたことを検出した場合に、エンジン11を停止する。このような停止条件を各々設定することで、アイドルストップモードに応じた乗車快適性を確保したアイドルストップを実施することができる。
また、アイドルストップモードAにおいては、クラッチレバー8Aが一度握られた後に離された後、0.5秒経過後にエンジンを停止し、アイドルストップモードBにおいては、クラッチレバー8Aが握られた後、3秒後にエンジンを停止するが、これは、ニュートラルでのエンジン停止は止まって(車速0)すぐに、発進することはないので、エンジン停止に至る必要時間を短く設定し、インギアでのエンジン停止は止まってすぐに発進することがあるので、エンジン停止に至る必要時間をニュートラルよりも長く設定している。このような設定により、本実施形態では、アイドルストップ時の乗車快適性の良好化を図っている。
なお、上記実施形態では、アイドルストップモード切替スイッチ57を単一の操作機構として操向ハンドル8に設ける例を説明したが、アイドルストップモード切替スイッチ57をアイドルストップモード切替のための操作機構と、アイドルストップのオン・オフの切替のための操作機構とで分割してもよい。このような態様である場合は、各々の操作機構の配置自由度が向上する。そして、具体的に、走行途中で切替が考えられるアイドルストップのオン・オフに係る操作機構をハンドルに配置し、選択したアイドルストップモードは頻繁に変更することがないので、アイドルストップモードの切替に係る操作機構を車体に配置すれば、道路状況等の状況に応じてアイドルストップのオン・オフ切替が簡単に行える。なお、アイドルストップモードの切替に係る操作機構の配置については、燃料タンク5Bの下方において車体フレーム6に設ける等の態様が考えられる。
図10には、アイドルストップモード切替のための操作機構と、アイドルストップのオン・オフの切替のための操作機構とを分割した場合のスイッチ回路構成の一例が示されている。本例では、アイドルストップモード切替のための操作機構に係るSW1−2と、アイドルストップのオン・オフの切替のための操作機構に係るSW3が分離されている。SW1−2は単一のスイッチである。この回路構成は、ECU58は、SW3がオンで、かつSW1−2がオンである場合には上記アイドルストップモードAが設定し、SW3がオンで、かつSW1−2がオフである場合には上記アイドルストップモードBが設定されるものである。
また、上記実施形態では、図8、図9で説明したエンジン11の再始動処理において、車速が所定速度以下であるか否かをエンジン再始動の条件としたが、この条件を考慮せずにエンジン11を再始動させるようにしてもよい。
すなわち、ギアポジションがニュートラルである場合にエンジン11を停止するアイドルストップモードAでは、図11に示すように、ステップS51においてギアポジションがニュートラルであること検出した後に、ステップS52において変速クラッチ機構13が切断状態であるか否かを検出し、切断状態であればステップS53でエンジン11を停止させるようにしてもよい。
また、ギアポジションがインギアである場合にエンジン11を停止するアイドルストップモードBでは、図12に示すように、ステップS61において変速クラッチ機構13が接続された後、切断された状態であるかを検出し、この状態であれば、その後、ステップS62においてエンジン11を停止させるようにしてもよい。
1 自動二輪車
6 車体フレーム
8 操向ハンドル
8A クラッチレバー
11 エンジン
12 多段変速機(変速機)
13 変速クラッチ機構(クラッチ)
57 アイドルストップモード切替スイッチ(切替手段)
58 ECU(切替手段、制御手段)
63 クラッチスイッチ(クラッチ検出手段)
64 ギアポジションセンサ
65 スロットルセンサ
66 車速センサ

Claims (9)

  1. クラッチ(13)の断接に応じてエンジン(11)の駆動力が入力され、複数段ギア列によるギアチェンジが可能な変速機(12)と、前記変速機(12)のギアポジションを検知するギアポジションセンサ(64)と、スロットル開度を検出するスロットルセンサ(65)と、前記クラッチ(13)の断接を検出するクラッチ検出手段(63)と、車速センサ(66)とを備え、所定の条件下でエンジン(11)を自動停止するアイドルストップ機能を有する車両において、
    前記変速機(12)のギアポジションがニュートラルの状態でエンジンを停止する第1のエンジン停止モードと、前記変速機(12)のギアポジションがインギアの状態でエンジンを停止する第2のエンジン停止モードとを乗員の操作に応じて切替える切替手段(57,58)と、
    前記切替手段(57,58)で設定されたモード、前記ギアポジションセンサ(64)、前記スロットルセンサ(65)、前記クラッチ検出手段(63)、及び前記車速センサ(66)の検出結果に応じて、エンジン(11)を停止する制御手段(58)と、を有することを特徴とするアイドルストップ装置を備えた車両。
  2. 前記切替手段(57,58)は、前記第1のエンジン停止モード及び前記第2のエンジン停止モードの切替えに加えて、アイドルストップのオン・オフを切替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
  3. 前記切替手段(57,58)は、前記第1のエンジン停止モードと、前記第2のエンジン停止モードと、アイドルストップのオン・オフとを切替える単一の操作機構(57)を有することを特徴とする請求項2に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
  4. 当該車両は自動二輪車であり、前記操作機構(57)がハンドル(8)に配設されていることを特徴とする請求項3に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
  5. 前記切替手段(57)は、前記第1のエンジン停止モードと前記第2のエンジン停止モードとを切替える第1の操作機構と、アイドルストップのオン・オフを切替える第2の操作機構とを有することを特徴とする請求項2に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
  6. 当該車両は自動二輪車であり、前記第1の操作機構が車体(6)に配設され、前記第2の操作機構がハンドル(8)に配設されていることを特徴とする請求項5に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
  7. 当該車両は自動二輪車であり、前記クラッチ検出手段(63)は、乗員が操作するクラッチレバー(8A)の操作に応じて作動する前記クラッチ(13)の断接を検出し、
    前記制御手段(58)は、
    前記第1のエンジン停止モードにおいて、ギアポジションがニュートラル、スロットルが全閉、車速が所定速度以下、及び、前記クラッチレバー(8A)が一度握られた後、離されたことを検出した場合に、エンジン(11)を停止し、
    前記第2のエンジン停止モードにおいて、ギアポジションがインギア、スロットルが全閉、車速が所定速度以下、及び、前記クラッチレバー(8A)が握られたことを検出した場合に、エンジン(11)を停止することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
  8. 前記制御手段(58)は、
    前記第1のエンジン停止モードにおいて、前記クラッチレバー(8A)が一度握られた後に離された後、所定時間経過後にエンジン(11)を停止し、
    前記第2のエンジン停止モードにおいて、前記クラッチレバー(8A)が握られた後、所定時間経過後にエンジン(11)を停止し、
    前記第1のエンジン停止モードでのエンジン停止に至る前記所定時間は、前記第2の停止モードでのエンジン停止に至る前記所定時間よりも短いことを特徴とする請求項7に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
  9. 前記制御手段(58)は、アイドルストップ後に所定条件の下でエンジン(11)を再始動させ、
    前記第1のエンジン停止モードでは、ギアポジションがニュートラル、及び、前記クラッチレバー(8A)が握られたことを検出した場合に、エンジン(11)を再始動させ、
    前記第2のエンジン停止モードでは、ギアポジションがインギア、及び、前記クラッチレバー(8A)が離された後、握られたことを検出した場合に、エンジン(11)を再始動させることを特徴とする請求項7又は8に記載のアイドルストップ装置を備えた車両。
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