JP6097465B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
鞍乗型車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6097465B2 JP6097465B2 JP2013219466A JP2013219466A JP6097465B2 JP 6097465 B2 JP6097465 B2 JP 6097465B2 JP 2013219466 A JP2013219466 A JP 2013219466A JP 2013219466 A JP2013219466 A JP 2013219466A JP 6097465 B2 JP6097465 B2 JP 6097465B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- throttle valve
- operation amount
- internal combustion
- combustion engine
- starting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
スクータ型車両等の遠心クラッチを有する無段変速機を搭載した鞍乗型車両においては、スタータスイッチのオン操作の際に、インヒビタとしてブレーキが操作されていることを条件としてスタータモータを駆動するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、ブレーキレバーを操作して駆動輪を制動していることを条件としてスタータモータの駆動を許可するようにしたものである。
したがって、内燃機関の始動の際には、左手で左ハンドルバーのブレーキレバーを握り、右手で右ハンドルバーのスタータスイッチを操作することになり、両手での操作が要求される。
内燃機関(21)の出力軸(60)の動力を駆動輪(28)に伝達する動力伝達機構(26)に設けられて機関回転数に応じて動力伝達を断続する発進用の遠心クラッチ(91)を備え、
運転者のスタータスイッチ(45)のオン操作によりスタータモータ(70)を駆動して内燃機関(21)を始動させる鞍乗型車両(1)において、
前記内燃機関(21)の吸気通路に介装されて吸入空気量を調整するスロットル弁(31v)を駆動するスロットル弁駆動モータ(41)と、
運転者の操作するアクセル操作量(α)を検知するアクセル操作量センサ(44)と、
前記アクセル操作量センサ(44)が検知したアクセル操作量(α)に応じて前記スロットル弁(31v)を駆動するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御する制御装置(40)とを備え、
前記制御装置(40)は、イグニッションスイッチ(47)がオン操作されたとき、前記スロットル弁(31v)を所定の始動用開度(θs)になるように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、次いで前記スタータスイッチ(45)がオン操作されると、少なくとも前記内燃機関(21)が始動するまでは、前記アクセル操作量(α)およびブレーキ操作量に関わりなく、前記スロットル弁(31v)を前記始動用開度(θs)に維持するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、
前記始動用開度(θs)は、前記遠心クラッチ(91)が接続する発進機関回転数(Nc)を実現するスロットル弁開度(θc)未満に設定され、
前記制御装置(40)は、前記内燃機関(21)が始動したとき、前記アクセル操作量(α)が完全全閉ではない、または所定操作量(αo)以上であるときは、前記スロットル弁(31v)を前記始動用開度(θs)に維持するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御することを特徴とする鞍乗型車両。
内燃機関(21)の出力軸(60)の動力を駆動輪(28)に伝達する動力伝達機構(26)に設けられて機関回転数に応じて動力伝達を断続する発進用の遠心クラッチ(91)を備え、
運転者のスタータスイッチ(45)のオン操作によりスタータモータ(70)を駆動して内燃機関(21)を始動させる鞍乗型車両(1)において、
前記内燃機関(21)の吸気通路に介装されて吸入空気量を調整するスロットル弁(31v)を駆動するスロットル弁駆動モータ(41)と、
運転者の操作するアクセル操作量(α)を検知するアクセル操作量センサ(44)と、
前記アクセル操作量センサ(44)が検知したアクセル操作量(α)に応じて前記スロットル弁(31v)を駆動するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御する制御装置(40)とを備え、
前記制御装置(40)は、イグニッションスイッチ(47)がオン操作されたとき、前記スロットル弁(31v)を所定の始動用開度(θs)になるように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、次いで前記スタータスイッチ(45)がオン操作されると、少なくとも前記内燃機関(21)が始動するまでは、前記アクセル操作量(α)およびブレーキ操作量に関わりなく、前記スロットル弁(31v)を前記始動用開度(θs)に維持するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、
前記始動用開度(θs)は、前記遠心クラッチ(91)が接続する発進機関回転数(Nc)を実現するスロットル弁開度(θc)未満に設定され、
前記制御装置(40)は、前記内燃機関(21)が始動したとき、前記アクセル操作量(α)が完全全閉、または所定操作量(αo)未満であるときは、前記スロットル弁(31v)の前記始動用開度(θs)の維持を解除して前記アクセル操作量(α)に応じて前記スロットル弁(31v)を駆動するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御することを特徴とする鞍乗型車両。
始動時における機関温度(T)が低温のときほど前記始動用開度(θs)が増加するように設定される所定の温度特性を予め定めておき、
前記始動用開度(θs)は、前記温度特性に従って機関温度(T)に応じた始動用開度(θs)に設定されることを特徴とする。
内燃機関(21)が始動したとき、アクセル操作量(α)が完全全閉ではない、または所定操作量(αo)以上であるときは、スロットル弁(31v)を前記始動用開度(θs)に維持するようにスロットル弁駆動モータ(41)を制御するので、内燃機関(21)が始動したとき、アクセル操作量(α)が略0とみなされる程度(α<αo)を超えている場合は、スロットル弁(31v)を始動用開度(θs)に維持することで、内燃機関(21)の始動直後に機関回転数が上昇して遠心クラッチ(91)が不用意に接続されるのを防止することができる。
請求項2記載の鞍乗型車両によれば、内燃機関(21)が始動したとき、アクセル操作量(α)が完全全閉、または所定操作量(αo)未満であるときは、スロットル弁(31v)の前記始動用開度(θs)の維持を解除してアクセル操作量(α)に応じてスロットル弁(31v)を駆動するようにスロットル弁駆動モータ(41)を制御するので、内燃機関(21)の始動直後に、アクセル操作量(α)が所定操作量(αo)以上であるときは、運転者がアクセル操作量(α)を所定操作量(αo)未満に操作することで、スロットル弁(31v)の始動用開度(θs)の維持を解除してアクセル操作量(α)に応じてスロットル弁(31v)を駆動する通常機関運転時の制御にスムーズに移行することができる。
なお、内燃機関(21)の始動直後に、アクセル操作量(α)が所定操作量(αo)未満であるときは、即時にスロットル弁(31v)の始動用開度(θs)の維持を解除してアクセル操作量(α)に応じてスロットル弁(31v)を駆動する通常機関運転時の制御に直接移行することができる。
図1は、本発明を適用した一実施の形態に係る鞍乗型車両であるスクータ型自動二輪車1の側面図である。
なお、本明細書の説明において、前後左右の向きは、本実施の形態に係るスクータ型自動二輪車1の直進方向を前方とする基準に従うものとする。
図中矢印FRは車両前方を、LHは車両左方を、RHは車両右方を、それぞれ示す。
同図1を参照して、本スクータ型自動二輪車1の車体の骨格をなす車体フレーム2は、車体前部のヘッドパイプ3から後方下向きにメインフレーム4が延出し、そのメインフレーム4の後端で左右二股に分岐して後方上向きに左右一対のシートレール5,5が延びている。
ダウンチューブ6、6のフロア領域後部の屈曲部とシートレール5,5の前後方向中央部とを連結したバックステー7,7がシートレール5,5を支持している。
ステアリングステム10と一体に回動する左右ハンドルバー13L,13Rの操作により前輪12の操向がなされる。
パワーユニット20は、その前部が単気筒4ストロークのOHC型の水冷式内燃機関21であり、クランクケース22から前方にシリンダブロック23,シリンダヘッド24,シリンダヘッドカバー25が順次重ねられて突設され、シリンダ軸線が水平近くまで大きく前傾した姿勢をしている。
内燃機関31のクランクケース22の下部から前方に突出したハンガーブラケット22bが前記リンク部材9とリンク接続し、パワーユニット20の後部に突設されたブラケット16とシートレール5の後部に突設されたブラケット5bとの間にリヤクッション15が介装される。
吸気管30には吸気ポートに向けて燃料噴射弁34が装着されている。
シリンダヘッド24から下方に延出した排気管35は、後方へ屈曲し右側に偏って後方に延びて後輪28の右側のマフラー36に接続される。
なお、メインフレーム4と左右のダウンチューブ6、6との間には燃料タンク37が架設され、シートレール5,5の上方には車体カバーCに支持されてシート38が設けられている。
スロットルボディ31には、スロットル弁31vの弁開度を検出するスロットル弁開度センサ43が設けられている。
スロットルボディ31の上方にはシートレール5に支持されてECU(エンジンコントロールユニット)40が設けられている。
スロットルグリップ(右ハンドルグリップ)14Rgの付け根部分にアクセル開度αを検出するアクセル開度センサ44が設けられている。
また、スロットルグリップ14Rgの付け根部分には、押しボタン方式のスタータスイッチ45が設けられている。
左右ハンドルバー13L,13Rには、それぞれハンドルグリップ13Lg,14Rgとの間で揺動操作する左右ブレーキレバー14L,14Rが設けられている。
左ブレーキレバー14Lが後輪28に制動を加えるリヤブレーキレバーであり、右ブレーキレバー14Rが前輪12に制動を加えるフロントブレーキレバーである。
なお、左右ブレーキレバー14L,14Rのそれぞれの付け根部分には、図示せぬテールランプ、すなわちブレーキランプ点灯用のブレーキスイッチ(図示せず)が設けられている。
内燃機関21は、シリンダブロック23のシリンダライナ23a内を往復動するピストン61とクランク軸60のクランクピン60aとをコネクティングロッド62が連結している。
シリンダヘッド24には、ピストン61の頂面と相対して燃焼室63が形成され、燃焼室63に臨んで点火プラグ64が嵌挿されている。
シリンダヘッド24の上にOHC型の動弁機構65が設けられている。
カムチェーン駆動スプロケット67に巻き掛けられたカムチェーン68は、動弁機構65のカムシャフト66に嵌着されたカムチェーン被動スプロケット69に巻き掛けられて、クランク軸60の回転がカムシャフト66に伝達される。
始動兼発電装置70は、発電機として働くとともにスタータモータとしても機能する。
アウタロータ62の右側面にはラジエータファン73fが取り付けられ、その右側のラジエータ73の冷却に用いられ、ラジエータ73はラジエータカバー74により覆われている。
駆動プーリ76は、固定側プーリ半体77と可動側プーリ半体78とからなり、固定側プーリ半体77は、クランク軸60の左端部に固着され、その右側に可動側プーリ半体78がクランク軸60にスプライン嵌合され、同可動側プーリ半体78はクランク軸60とともに回転し、かつ軸方向に摺動して固定側プーリ半体77に接近・離反することができ、両プーリ半体77,78間にVベルト75が挟まれて巻き掛けられる。
したがってクランク軸40の回転速度が増加すると、可動側プーリ半体78とカムプレート80間にあってともに回転する変速用遠心ウエイト81が、遠心力により遠心方向に移動し、可動側プーリ半体78は同変速用遠心ウエイト81に押圧されて左方に移動して固定側プーリ半体77に接近し、両プーリ半体77,78間に挟まれたVベルト75を遠心方向に移動させ巻き掛け径を大きくするように構成されている。
両プーリ半体87,88に前記Vベルト75が挟持される。
遠心クラッチ91は、インナスリーブ84に嵌着されたクラッチインナ92の外周を覆うクラッチアウタ93が減速機入力軸95に嵌着されており、クラッチインナ92にばね92bに抗して遠心方向に揺動するクラッチシュー92sがクラッチアウタ93の内周面に対向して設けられている。
したがって、Vベルト75を介してインナスリーブ84に伝達された動力は、その回転速度が増すと、クラッチシュー92sがばね92bに抗して遠心方向に揺動してクラッチアウタ93の内周面に接して遠心クラッチ91が接合し、減速機入力軸95に伝達される。
減速機入力軸95は、伝動ケース部22bを右方に貫通し、その右端に減速機入力歯95tが形成されている。
減速機入力歯95tの後方に、中間軸98が伝動ケース部22bと減速機ケース27cに回転自在に軸支されており、中間軸98にスプライン嵌合した中間ギヤ97が減速機入力歯95tに噛合している。
この後車軸28aに嵌着されたファイナルギヤ99が中間軸98の小径の中間歯98tに噛合する。
なお、後輪ホイール28wのハブ部には、後輪28に制動を掛けるドラムブレーキ100が設けられている。
内燃機関21は、シートレール5に支持されたECU40により制御される。
内燃機関21の始動制御もECU40により制御され、この始動制御系のうち、特に始動兼発電装置(スタータモータ)70とスロットル弁駆動モータ41の始動時の制御に係る制御系の概略ブロック図を図4に示す。
ECU40は、上記検出情報および操作情報に基づき演算処理して、スタータモータとして機能する始動兼発電装置70およびスロットル弁31vを駆動するスロットル弁駆動モータ41などを駆動制御する。
まず、ステップ1で運転者の操作によりイグニッションスイッチ47がオンしたか否かを判別し、オンしていれば、ステップ2に進む。
したがって、運転者がイグニッションスイッチ47をオンした後、スタータスイッチ45をオンするまでは、アクセル開度αの如何によらずに、スタータモータ70を非通電状態でスロットル弁開度θを始動用開度θsにして始動の準備をしておく。
そして、スロットル弁開度θiでアイドル機関回転数Niを示している。
また、遠心クラッチ91が接続して発進する発進機関回転数Ncは、アイドル機関回転数Niよりは大きく、スロットル弁開度θcでこの発進機関回転数Ncを実現することができる。
すなわち、スロットルグリップ(右ハンドルグリップ)14Rgは、回動操作を意図せずに握っているだけで、多少回動してアクセル開度αが全閉(0度)でなくなるようなことがあるが、このような意図的でないアクセル開度αを極めて小さい所定のアクセル開度αoと比較して、同アクセル開度αoより小さい場合に、全閉とみなせるアクセル開度α(<αo)であると判別する。
すなわち、運転者によるスロットルグリップ(右ハンドルグリップ)14Rgの回動操作に基づきスロットル弁31vが駆動されスロットル弁開度θが制御される。
したがって、内燃機関21が始動したときに、アクセル開度αが所定のアクセル開度αo以上あるときは、アクセル開度αに関係なく、スロットル弁開度θが始動用開度θsに維持されることで、内燃機関21の始動直後に機関回転数が上昇して遠心クラッチ91が不用意に接続されるのを防止することができる。
そこで、機関温度Tに対するスロットル弁31vの始動用開度θsの対応関係を予め求めておき(図7参照)、この対応関係から始動用開度θsを決定するようにしてもよい。
ただし、始動用開度θsは大きくなったとしても、発進機関回転数Ncを実現するスロットル弁開度θcよりは小さい開度である。
ここで、機関温度Tは、水温センサ49が検出した冷却水の水温である。
なお、機関温度Tは、潤滑油の油温を用いてもよい。
すなわち、ステップ10で、アクセル開度αがアクセル開度αcより小さければ、全閉とみなせる角度であると判別されて、ステップ12に進み、スロットル弁31vの始動用開度θsの維持を解除してアクセル操作量αに応じてスロットル弁31vを駆動するようにしても、当初は発進機関回転数Ncを実現するスロットル弁開度θcより小さい始動用開度θsであるので、遠心クラッチ91が直ぐに接続するようなことはない。
このように、インジケータにより運転者に知らせることで、始動前であればスタータスイッチ45のオン操作を促し、始動後であればスロットルグリップ(右ハンドルグリップ)14Rgをアクセル開度αが全閉とみなせる開度まで戻す操作を促すことができる。
フローチャートのステップ10は、アクセル開度αが完全全閉(0度)であることを条件にして、ステップ12へ移行するように構成してもよい。
20…パワーユニット、21…内燃機関、26…ベルト式無段変速機、27…減速ギヤ機構、28…後輪、31…スロットルボディ、31v…スロットル弁、34…燃料噴射弁、
40…ECU、41…スロットル弁駆動モータ、43…スロットル弁開度センサ、44…アクセル開度センサ、45…スタータスイッチ、47…イグニッションスイッチ、48…機関回転数センサ、49…水温センサ、60…クランク軸、64…点火プラグ、
70…始動兼発電装置(スタータモータ)、75…Vベルト、76…駆動プーリ、86…被動プーリ、91…遠心クラッチ。
Claims (3)
- 内燃機関(21)の出力軸(60)の動力を駆動輪(28)に伝達する動力伝達機構(26)に設けられて機関回転数に応じて動力伝達を断続する発進用の遠心クラッチ(91)を備え、
運転者のスタータスイッチ(45)のオン操作によりスタータモータ(70)を駆動して内燃機関(21)を始動させる鞍乗型車両(1)において、
前記内燃機関(21)の吸気通路に介装されて吸入空気量を調整するスロットル弁(31v)を駆動するスロットル弁駆動モータ(41)と、
運転者の操作するアクセル操作量(α)を検知するアクセル操作量センサ(44)と、
前記アクセル操作量センサ(44)が検知したアクセル操作量(α)に応じて前記スロットル弁(31v)を駆動するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御する制御装置(40)とを備え、
前記制御装置(40)は、イグニッションスイッチ(47)がオン操作されたとき、前記スロットル弁(31v)を所定の始動用開度(θs)になるように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、次いで前記スタータスイッチ(45)がオン操作されると、少なくとも前記内燃機関(21)が始動するまでは、前記アクセル操作量(α)およびブレーキ操作量に関わりなく、前記スロットル弁(31v)を前記始動用開度(θs)に維持するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、
前記始動用開度(θs)は、前記遠心クラッチ(91)が接続する発進機関回転数(Nc)を実現するスロットル弁開度(θc)未満に設定され、
前記制御装置(40)は、前記内燃機関(21)が始動したとき、前記アクセル操作量(α)が完全全閉ではない、または所定操作量(αo)以上であるときは、前記スロットル弁(31v)を前記始動用開度(θs)に維持するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御することを特徴とする鞍乗型車両。 - 内燃機関(21)の出力軸(60)の動力を駆動輪(28)に伝達する動力伝達機構(26)に設けられて機関回転数に応じて動力伝達を断続する発進用の遠心クラッチ(91)を備え、
運転者のスタータスイッチ(45)のオン操作によりスタータモータ(70)を駆動して内燃機関(21)を始動させる鞍乗型車両(1)において、
前記内燃機関(21)の吸気通路に介装されて吸入空気量を調整するスロットル弁(31v)を駆動するスロットル弁駆動モータ(41)と、
運転者の操作するアクセル操作量(α)を検知するアクセル操作量センサ(44)と、
前記アクセル操作量センサ(44)が検知したアクセル操作量(α)に応じて前記スロットル弁(31v)を駆動するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御する制御装置(40)とを備え、
前記制御装置(40)は、イグニッションスイッチ(47)がオン操作されたとき、前記スロットル弁(31v)を所定の始動用開度(θs)になるように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、次いで前記スタータスイッチ(45)がオン操作されると、少なくとも前記内燃機関(21)が始動するまでは、前記アクセル操作量(α)およびブレーキ操作量に関わりなく、前記スロットル弁(31v)を前記始動用開度(θs)に維持するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御し、
前記始動用開度(θs)は、前記遠心クラッチ(91)が接続する発進機関回転数(Nc)を実現するスロットル弁開度(θc)未満に設定され、
前記制御装置(40)は、前記内燃機関(21)が始動したとき、前記アクセル操作量(α)が完全全閉、または所定操作量(αo)未満であるときは、前記スロットル弁(31v)の前記始動用開度(θs)の維持を解除して前記アクセル操作量(α)に応じて前記スロットル弁(31v)を駆動するように前記スロットル弁駆動モータ(41)を制御することを特徴とする鞍乗型車両。 - 始動時における機関温度(T)が低温のときほど前記始動用開度(θs)が増加するように設定される所定の温度特性を予め定めておき、
前記始動用開度(θs)は、前記温度特性に従って機関温度(T)に応じた始動用開度(θs)に設定されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の鞍乗型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013219466A JP6097465B2 (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | 鞍乗型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013219466A JP6097465B2 (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | 鞍乗型車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015081548A JP2015081548A (ja) | 2015-04-27 |
JP6097465B2 true JP6097465B2 (ja) | 2017-03-15 |
Family
ID=53012297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013219466A Active JP6097465B2 (ja) | 2013-10-22 | 2013-10-22 | 鞍乗型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6097465B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05270295A (ja) * | 1992-03-26 | 1993-10-19 | Suzuki Motor Corp | 車両用始動制御装置 |
JP2000104599A (ja) * | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2005002829A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Honda Motor Co Ltd | スタータ制御装置 |
JP2006152965A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Yamaha Motor Co Ltd | 車両、ならびに車両のエンジンのための制御装置およびエンジン制御方法 |
JP5312112B2 (ja) * | 2009-03-12 | 2013-10-09 | 本田技研工業株式会社 | エンジン始動制御装置 |
-
2013
- 2013-10-22 JP JP2013219466A patent/JP6097465B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015081548A (ja) | 2015-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2687705B1 (en) | Engine control apparatus, and engine control method | |
US10837550B2 (en) | Straddled vehicle | |
JP5750020B2 (ja) | 自動二輪車 | |
US7870923B2 (en) | Motorcycle including brake sensor and engine inhibition control | |
JP2004340294A (ja) | 自動二輪車用無段変速装置の制御装置 | |
WO2019087450A1 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP5750019B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP2012225443A (ja) | 自動二輪車の自動変速制御装置 | |
JP5863610B2 (ja) | 車両のアイドルストップ制御システム | |
US20090242306A1 (en) | Motorcycle | |
TW201439427A (zh) | 跨坐型車輛 | |
JP5932530B2 (ja) | 自動二輪車 | |
JP6097465B2 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP5720383B2 (ja) | 自動二輪車用アイドリングストップ制御装置およびこれを備える自動二輪車 | |
JP6431374B2 (ja) | エンジンの自動停止始動制御装置 | |
JP5011246B2 (ja) | 車両及び燃料カット制御方法 | |
CN112714825B (zh) | 车辆用发动机起动装置 | |
JP7059442B2 (ja) | 鞍乗り型車両のクラッチ制御装置およびクラッチ制御方法 | |
JP7125498B2 (ja) | 車両用エンジンの点火装置 | |
JP7329475B2 (ja) | 鞍乗り型車両用変速制御装置 | |
JP2014190281A (ja) | 鞍乗型車両用アイドルストップ制御装置 | |
WO2023053351A1 (ja) | 鞍乗型車両 | |
JP2013072414A (ja) | 自動二輪車 | |
JP2015169086A (ja) | 自動二輪車のアイドルストップ制御システム | |
EP2256336B1 (en) | Motorcycle |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6097465 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |