JP5863610B2 - 車両のアイドルストップ制御システム - Google Patents
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Description
クランク軸(40)から遠心クラッチ(51)と多段変速機(70)を介して出力軸(73)まで動力伝達するとともに、スタータモータ(50)により前記クランク軸(40)を始動回転させる内燃機関(20)を搭載する車両のアイドルストップ制御システムにおいて、
車速(v)が0または0近傍であり、前記内燃機関(20)の機関回転数(n)がアイドリング回転数にあり、前記多段変速機(70)がニュートラルに入ることを条件に、アイドルストップを実行し、
アイドルストップ後、前記多段変速機(70)がニュートラル以外のインギヤにギヤチェンジされることを条件に前記内燃機関(20)を自動始動し、
アイドルストップ中に、前記多段変速機(70)がインギヤにギヤチェンジされたとき、スロットル開度(θ)が開状態にあると、アイドルストップ許可状態を解除するとともに、内燃機関(20)の自動始動を禁止することを特徴とする車両のアイドルストップ制御システムである。
請求項1記載のアイドルストップ制御システムにおいて、
前記内燃機関(20)の自動始動を禁止された状態では、スタートスイッチ(91)またはキックペダルによる始動操作によって内燃機関(20)が始動されることを特徴とする。
請求項1または請求項2記載の車両のアイドルストップ制御システムにおいて、
前記アイドルストップは、前記多段変速機(70)がニュートラルに入れられてから0.5秒後に実行されることを特徴とする。
運転者は、ギヤチェンジという意図した操作により、アイドルストップに入り、かつ内燃機関(20)の自動始動を行うことができ、運転者の意思に沿ったアイドルストップ制御を行うことができる。
従来の信号の継続を確認するための予定時間とは異なり、極めて短い0.5秒という時間の猶予でアイドルストップに入るので、上記自然な感覚を保ちながら、燃料消費量もできるだけ抑えることが可能である。
図1は、遠心クラッチ51を備えた内燃機関20が搭載された自動二輪車1の側面図である。
他方、ピボットプレート4にはスイングアーム11がピボット軸10で前端を軸支されて上下に揺動自在に連結され、同スイングアーム11の後端に後輪12が軸支されている。
このスイングアーム11と上方のリヤフレーム5との間にリヤクッション13が介装されている。
内燃機関20は、4ストロークサイクル1気筒の空冷式内燃機関であり、遠心クラッチ51を備えている。
すなわち、クランクケース21から前方にシリンダブロック22,シリンダヘッド23,シリンダヘッドカバー24が順に重ねられて突出している。
シリンダヘッド23の下面から下方へ延出する排気管33は、屈曲して後方に延び、クランクケース21より後方で車体右側に配置されたマフラ34に接続されている。
ピストン42の頂面がシリンダヘッド23の天井面との間に形成する燃焼室23aには、シリンダヘッド23の天井壁に嵌入された点火プラグ44が先端の電極を臨ませている。
なお、ACジェネレータ48のインナステータ48sは、ジェネレータカバー49に固定支持されている。
スタータドリブンギヤ46には、クランクケース21の上部に突設されたスタータモータ50の駆動軸の回転が、図示されない減速ギヤ機構を介して伝達されて内燃機関20の始動を行う。
したがって、クランク軸40の回転は、所定の回転数を越えるまでは、遠心クラッチ51が切断状態で下流の筒状部材56以降に伝達されないが、所定の回転数を越えると、遠心クラッチ51が接続して筒状部材56および駆動ギヤ57に伝達される。
カウンタ軸73が出力軸であり、クランクケース21を左方に貫通した左端にドライブスプロケット26が嵌着されている。
車速センサ82は、検出部を変速被動ギヤ74aの歯に対向させて、後壁21bに突設されている。
内燃機関20は、ECU(エンジン制御ユニット)80により制御される。
このECU80による制御の1つにアイドルストップ制御手段81によるアイドルストップ制御がある。
スタートスイッチ91は、内燃機関20を始動するときに操作される。
アイドルストップスイッチ92は、運転者がアイドルストップが実行されることを希望するときに、オンしておき、アイドルストップは不要とするときは、オフにしておくものである。
図4には、アイドルストップ制御手段81によるアイドルストップ制御に関係するものを表示している。
図5に示すアイドルストップ(IS)許可判定ルーチンにより、予め、アイドルストップを許可するアイドルストップ許可モードに入っているか否かの判定を行う。
ステップ3では、車速vが10Km/h以上か否かを判別し、10Km/h未満のときは、ステップ5に飛んでアイドルストップ許可解除状態としてアイドルストップ許可フラグFを「0」とし、車速vが10Km/hであれば、ステップ4に進み、アイドルストップ許可モードとしてアイドルストップ許可フラグFに「1」を立てる。
ステップ13では、機関回転数nがアイドル回転数であるか否かを判別し、アイドル回転数でなければ、本ルーチンを抜けてアイドルストップは実行されず、機関回転数nがアイドル回転数であれば、ステップ14に進む。
なお、ニュートラルにギヤチェンジして即時にアイドルストップすることによる違和感は微妙な感覚なので、ニュートラルにギヤチェンジされてから0.5秒を待たずに、即時にアイドルストップに入るようにしてもよい。
したがって、アイドルストップ後に、自動二輪車1の発進を防止することができ、アイドルストップ許可状態を解除することで、アイドルストップでない通常の内燃機関の停止状態とする。
3秒経過後は、シフトポジションがいずれのギヤであっても、アイドルストップに入り、アイドルストップ中は、噴射カットし、ヘッドライトを減光し、アイドリングストップインジケータを点灯するようにしてもよい。
以上の種々のアイドルストップ制御を切換えスイッチにより選択できるようにしてもよい。
コンビネーションメータ100は、中央に円形に大きく占めているのがアナログスピードメータ101であり、その周囲に各種インジケータが配置されている。
20…内燃機関、21…クランクケース、22…シリンダブロック、23…シリンダヘッド、
30…吸気管、31…スロットルボディ、32…エアクリーナ、33…排気管、34…マフラ、35…カム軸、36…カムスプロケット、37…タイミングチェーン、38i…吸気ロッカアーム、38e…排気ロッカアーム、39i…吸気バルブ、39e…排気バルブ、
40…クランク軸、41…主軸受、42…ピストン、43…コンロッド、44…点火プラグ、45…駆動スプロケット、46…スタータドリブンギヤ、47…一方向クラッチ、48…ACジェネレータ、49…ジェネレータカバー、
50…スタータモータ、51…遠心クラッチ、52…ドライブプレート、53…クラッチアウタ、54…クラッチシュー、56…筒状部材、57…駆動ギヤ、58…被動ギヤ、
60…変速クラッチ、61…クラッチアウタ、62…クラッチインナ、
70…多段変速機、71…メイン軸、72…メインギヤ群、73…カウンタ軸(出力軸)、74…カウンタギヤ群、75…キック軸、76…ドグクラッチ、77…アイドルギヤ、78…ギヤ、79…シフトドラム、
80…ECU、81…アイドルストップ制御手段、82…車速センサ、83…機関回転数センサ、84…スロットル開度センサ、85…油温センサ、86…シフトポジションセンサ、91…スタートスイッチ、92…アイドルストップスイッチ、95…燃料噴射弁、96…スロットル弁。
Claims (3)
- クランク軸(40)から遠心クラッチ(51)と多段変速機(70)を介して出力軸(73)まで動力伝達するとともに、スタータモータ(50)により前記クランク軸(40)を始動回転させる内燃機関(20)を搭載する車両のアイドルストップ制御システムにおいて、
車速(v)が0または0近傍であり、前記内燃機関(20)の機関回転数(n)がアイドリング回転数にあり、前記多段変速機(70)がニュートラルに入ることを条件に、アイドルストップを実行し、
アイドルストップ後、前記多段変速機(70)がニュートラル以外のインギヤにギヤチェンジされることを条件に前記内燃機関(20)を自動始動し、
アイドルストップ中に、前記多段変速機(70)がインギヤにギヤチェンジされたとき、スロットル開度(θ)が開状態にあると、アイドルストップ許可状態を解除するとともに、内燃機関(20)の自動始動を禁止することを特徴とする車両のアイドルストップ制御システム。 - 前記内燃機関(20)の自動始動を禁止された状態では、スタートスイッチ(91)またはキックペダルによる始動操作によって内燃機関(20)が始動されることを特徴とする請求項1記載のアイドルストップ制御システム。
- 前記アイドルストップは、前記多段変速機(70)がニュートラルに入れられてから0.5秒後に実行されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両のアイドルストップ制御システム。
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