JP2013209927A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンを備えた車両において、燃料フィルタの好適なメンテナンス時期を把握可能とすること。
【解決手段】車両は、ガソリンとアルコールとを含む燃料を燃焼させて駆動力を発生させ得るエンジンと、燃料を貯留する燃料タンク内または燃料通路内に配置された燃料フィルタとを備えており、燃料のアルコール比率を特定する比率特定部105と、第1のパラメータの値を計数する第1の計数部110と、第1のパラメータの値が第1の判定値に到達したか否かを判定する第1の判定部115と、第1の判定部115により第1の判定値に到達したことが判定されると通知を行う通知部120と、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンを備えた車両に関する。
従来から、車両において、燃料配管または燃料供給装置の詰まり等を防止するために、燃料タンク内または燃料配管内に燃料フィルタが設けられている。また、車両のエンジンとして、特許文献1には、ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンが記載されている。
ところで、長期間の使用に伴い、燃料フィルタには固形物やゲル状の物質等(以下、異物と記載する)が溜まっていく。燃料フィルタの目詰まりを防止するために、燃料フィルタの交換または洗浄が必要となる。例えば、車両の走行距離が所定値以上になると、燃料フィルタの交換または洗浄が行われる。以下では、燃料フィルタの交換または洗浄のことを燃料フィルタのメンテナンスと称することとする。
特開2010−216485号公報
ところが、本願発明者は、ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンを備えた車両では、走行距離が上記所定値未満であっても、燃料フィルタに目詰まりが生じる場合があることを経験した。ここで、燃料フィルタの目詰まりを防止するため、ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンを備えた車両に対しては、燃料フィルタのメンテナンスを早期に行うことが考えられる。例えば、燃料フィルタのメンテナンスの基準となる走行距離を上記所定値よりも小さな他の所定値に設定することが考えられる。しかし、本願発明者は、ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンを備えた車両であっても、走行距離が上記他の所定値を超えているにもかかわらず、燃料フィルタに目詰まりが生じていない場合もあることを経験した。このような車両に対し、燃料フィルタのメンテナンスの基準となる走行距離を画一的に短くしたのでは、本来はメンテナンスが不要な時期にメンテナンスを実施してしまうことになり、余分なコストと手間が発生してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンを備えた車両において、燃料フィルタの好適なメンテナンス時期を把握可能とすることである。
本願発明者は鋭意研究の結果、燃料によってはアルコール比率(アルコール濃度)が高いと燃料フィルタの目詰まりが生じやすいことを見出した。そして、この知見に基づいて、以下の発明をなすに至った。
本発明に係る車両は、ガソリンとアルコールとを含む燃料を燃焼させて駆動力を発生させ得るエンジンと、前記燃料を貯留する燃料タンク内または前記燃料タンクから供給される燃料が流通する燃料通路内に配置された燃料フィルタとを備えた車両であって、前記燃料のアルコール比率を特定する比率特定装置と、前記アルコール比率が第1の基準比率以上のときの前記車両の走行距離または当該走行距離に応じて一義的に変化する物理量または前記燃料貯留後の経過時間のいずれかからなる第1のパラメータの値を計数する第1の計数装置と、前記第1の計数装置によって計数される前記第1のパラメータの値が第1の判定値に到達したか否かを判定する第1の判定装置と、前記第1の判定装置により前記第1の判定値に到達したことが判定されると通知を行う通知装置と、を備えている。
本発明に係る車両では、燃料のアルコール比率が、異物が溜まりやすいと想定される第1の基準比率以上のときの第1のパラメータの値を計数する。そして、かかる第1のパラメータの値が、燃料フィルタの交換が必要と想定される第1の判定値に到達したときに、ユーザにその旨が通知される。これにより、ユーザは燃料フィルタに目詰まりが発生している可能性が高いことを認識することができ、燃料フィルタの好適なメンテナンス時期を把握することが可能となる。
本発明の一態様によれば、前記第1の計数装置は、前記第1のパラメータの値を記憶する第1の記憶部を有し、前記アルコール比率が前記第1の基準比率以下の第2の基準比率未満になったときの前記第1のパラメータの値を前記第1の記憶部に記憶させ、その後に前記アルコール比率が前記第1の基準比率以上になると、前記第1の記憶部に記憶された前記第1のパラメータの値から計数を再開するように構成されている。
燃料のアルコール比率が低くなると(第2の基準比率未満)、燃料フィルタの目詰まりは進行しないと考えられる。しかし、燃料のアルコール比率が高かったとき(第1の基準比率以上)の燃料フィルタに溜まった異物はそのまま付着していると考えられる。このため、燃料のアルコール比率が低い場合には第1のパラメータの値を計数するのをいったん止めて、燃料のアルコール比率が高くなったときに(第1の基準比率以上)記憶しておいた元の値から計数を再開することによって、燃料フィルタの目詰まりをより正確に推定することができる。
本発明の一態様によれば、前記第1の計数装置は、前記アルコール比率が高いほど前記第1のパラメータの値の変化量が大きくなるように、前記第1のパラメータの値を前記アルコール比率に応じて計数するように構成されている。
燃料のアルコール比率が高いほど燃料フィルタの目詰まりは生じやすいと考えられるので、上記構成によると燃料フィルタの目詰まりをより正確に推定することができる。
本発明の一態様によれば、前記通知装置は、前記通知の間、前記通知の前または後において、前記第1の計数装置によって計数される前記第1のパラメータの値に応じた他の通知を行うように構成されている。
このように、第1のパラメータの値に応じた通知を行うことによって、ユーザは燃料フィルタの目詰まりの程度をより詳細に把握することができる。
本発明の一態様によれば、前記アルコール比率が前記第1の基準比率未満の第3の基準比率以下のときの前記車両の走行距離または当該走行距離に応じて一義的に変化する物理量または前記燃料貯留後の経過時間のいずれかからなる第2のパラメータの値を計数する第2の計数装置と、前記第2の計数装置によって計数される前記第2のパラメータの値が第2の判定値に到達したか否かを判定する第2の判定装置と、を備え、前記第1の計数装置は、前記第2の判定装置により前記第2の判定値に到達したことが判定されると、前記第1の計数装置が計数する前記第1のパラメータの値をリセットするように構成されている。
本願発明者は、アルコール比率が低い(第3の基準比率以下)燃料を用いてある程度の距離を走行すると、燃料フィルタに付着した異物が剥離し、燃料フィルタの目詰まりが解消されることを見出した。このように、アルコール比率が低い燃料を用いてある程度の距離を走行した場合、第1の計数装置が計数する第1のパラメータの値をリセットすることによって、実際には燃料フィルタに目詰まりが生じていないにも拘わらず燃料フィルタに目詰まりが発生している可能性が高い旨の通知を行ってしまうことを避けることができる。
本発明の一態様によれば、前記通知装置は、前記第2の判定装置によって前記第2のパラメータの値が前記第2の判定値に到達したことが判定されると他の通知を行うように構成されている。
このように、他の通知を行うことにより、ユーザは、燃料フィルタの目詰まりが解消されたと推定されたことを認識することができる。
本発明の一態様によれば、前記通知装置は、前記第2の計数装置が前記第2のパラメータの計数を行っているときに他の通知を行うように構成されている。
このように、他の通知を行うことで、ユーザは、燃料フィルタの目詰まりが解消中であることを認識することができる。
本発明の一態様によれば、前記通知装置は、前記第2の計数装置が前記第2のパラメータの計数を行っているときに、前記他の通知の代わりにまたは前記他の通知と共に、前記第2の計数装置によって計数される前記第2のパラメータの値に応じた通知を行うように構成されている。
このように、第2のパラメータの値に応じた通知を行うことによって、ユーザは、燃料フィルタの目詰まりの解消の程度をより詳細に把握することができる。
本発明の一態様によれば、前記第2の計数装置は、前記アルコール比率が前記第3の基準比率よりも高くなると、前記第2の計数装置が計数する前記第2のパラメータの値をリセットするように構成されている。
これにより、第1の計数装置が計数する第1のパラメータの値のリセットは、燃料フィルタの目詰まりが解消された可能性がより高いときに実行されることになる。よって、燃料フィルタに目詰まりが生じたときに、より確実に通知を行うことができる。
本発明の一態様によれば、前記第2の計数装置は、前記第2のパラメータの値を記憶する第2の記憶部を有し、前記アルコール比率が前記第1の基準比率未満であって前記第3の基準比率よりも大きくなったときの前記第2のパラメータの値を前記第2の記憶部に記憶させ、その後に前記アルコール比率が前記第3の基準比率以下になると、前記第2の記憶部に記憶された前記第2のパラメータの値から計数を再開するように構成されている。
このように、燃料フィルタの目詰まりの進行も解消も進まないようなアルコール比率の燃料を使用する場合には第2のパラメータの値を計数するのをいったん止めて、燃料のアルコール比率が低くなったときに(第3の基準比率以下)記憶しておいた元の値から計数を再開することによって、燃料フィルタの目詰まりの解消をより正確に推定することができる。
本発明の一態様によれば、前記第2の計数装置は、前記アルコール比率が低いほど前記第2のパラメータの値の変化量が大きくなるように、前記第2のパラメータの値を前記アルコール比率に応じて計数するように構成されている。
燃料のアルコール比率が低いほど燃料フィルタの目詰まり解消が進むと考えられるので、上記構成によると燃料フィルタの目詰まり解消の程度をより正確に推定することができる。
本発明の一態様によれば、前記通知装置は表示装置を備えている。
これにより、ユーザは視覚的に認識することができ、燃料フィルタの目詰まりの程度や燃料フィルタの目詰まりの解消の程度の把握が容易となる。
本発明によれば、ガソリンとアルコールとを含む燃料を利用可能なエンジンを備えた車両において、燃料フィルタの好適なメンテナンス時期を把握可能とすることができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るエンジンおよび制御装置の構成図である。 本発明の一実施形態に係る表示パネルの正面図である。 本発明の一実施形態に係るデジタルパネルの正面図であり、(a)はオドメータが表示された図、(b)はトリップメータが表示された図、(c)は目詰まりメータが表示された図、(d)はリカバリメータが表示された図、(e)は時計が表示された図、(f)はエタノール比率メータが表示された図である。 本発明の一実施形態に係る燃料フィルタ目詰まりの通知制御のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る燃料フィルタ目詰まりの通知制御に関するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る燃料フィルタ目詰まりの通知制御に関するタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る車両は自動二輪車1である。自動二輪車1の形式は何ら限定されず、いわゆるスクータ型、モペット型、オフロード型、またはオンロード型等の型式の自動二輪車であってもよい。また、本発明に係る車両は、自動二輪車に限定される訳ではなく、乗員(ユーザ)が跨って乗車する鞍乗型車両またはそれに準じる車両であってもよい。鞍乗型車両としては、自動二輪車の他に、例えば、ATV(All Terrain Vehicle)等が挙げられる。
自動二輪車1は、燃料として、ガソリン、エタノール等のアルコール、およびガソリンとアルコールとが混合されてなる混合燃料を使用することができる。本実施形態では、燃料として、エタノールや、エタノールとガソリンとを混ぜた混合燃料を例として説明する。
図1に示すように、自動二輪車1は、燃料を貯留する燃料タンク2と、乗車シート3と、内燃機関であるエンジン4と、それらを支持する車体フレーム5とを備えている。車体フレーム5の前方にはヘッドパイプ6が設けられ、ヘッドパイプ6にはステアリングシャフト(図示せず)が支持され、ステアリングシャフトの上部にはハンドル12が設けられている。また、ステアリングシャフトの下部にはフロントフォーク7が設けられている。フロントフォーク7の下端部には、前輪8が回転自在に支持されている。車体フレーム5にはスイングアーム9が揺動自在に支持され、スイングアーム9の後端部には後輪10が回転自在に支持されている。自動二輪車1には車速センサ68(図5参照)が設けられている。車速センサ68は、後輪10の回転速度を検出する。車速センサ68は、検出した回転速度に基づいて車速信号をECU100(図2参照)に出力する。
図2に示すように、エンジン4は、シリンダ21と、シリンダ21内を往復するピストン22と、クランク軸23と、ピストン22とクランク軸23とを連結するコンロッド24とを備えている。エンジン4は、燃料を噴射する燃料噴射装置である燃料噴射弁52と、燃焼室25内の燃料に点火を行う点火装置50とを備えている。エンジン4には、クランク軸23の回転速度(単位時間当たりの回転数)を検出する回転速度センサ70と、エンジン4の温度を検出する温度センサ72とが設けられている。なお、以下では、クランク軸23の回転速度を、エンジン4の回転速度と呼ぶこととする。温度センサ72は、エンジン4の一部(例えば、シリンダ)の温度を検出するものであってもよく、エンジン4が水冷式の場合には、冷却水の温度を検出するものであってもよい。すなわち、温度センサ72は、エンジン4の温度を直接検出するものであってもよく、冷却水等を介して間接的に検出するものであってもよい。
エンジン4は、燃焼室25に空気を導入する吸気通路30と、吸気通路30と燃焼室25との間を開閉する吸気弁32と、燃焼室25内の排ガスを排出する排気通路40と、燃焼室25と排気通路40との間を開閉する排気弁42とを備えている。本実施形態では、燃料噴射弁52は、吸気通路30内に燃料を噴射するように配置されている。なお、燃料噴射弁52は、燃焼室25内に燃料を直接噴射するものであってもよい。また、吸気通路30内および燃焼室25内に燃料を噴射する2種類の燃料噴射弁を備えていてもよい。
吸気通路30には、吸気通路30の内部圧力である吸気圧力を検出する圧力センサ74が設けられている。吸気通路30は、スロットルバルブ54が収容されたメイン通路34と、メイン通路34におけるスロットルバルブ54の上流部と下流部とを互いに連通するバイパス通路36とを有している。スロットルバルブ54には、スロットルバルブ54の開度を検出するスロットル位置センサ76が設けられている。バイパス通路36には、流路面積を調整することによって空気の流量を制御するバイパス空気量調整機構38が設けられている。
排気通路40には、触媒44が設けられている。また、排気通路40には、空燃比センサとして、排気中に含まれる酸素を検出するOセンサ78が設けられている。空燃比センサは、少なくとも空燃比がリッチ領域またはリーン領域にあることを検出できるセンサであればよい。本実施形態に係るOセンサ78によれば、空燃比がリッチ領域またはリーン領域にあることを検出することができる。ただし、空燃比センサとして、空燃比をリニアに出力するもの(リニアA/Fセンサ)、すなわち空燃比自体を出力するセンサを用いてもよいことは勿論である。
燃料タンク2と燃料噴射弁52とは、燃料配管46によって接続されている。燃料配管46は、燃料タンク2から供給される燃料が流通する燃料通路47を備えている。燃料タンク2の内部には、燃料通路47へ燃料を供給する燃料ポンプ48と、燃料フィルタ60と、燃料タンク2内の燃料量を検出する燃料センサ79とが設けられている。燃料センサ79の具体的構成は何ら限定されず、例えば液面センサ等の周知のセンサを好適に用いることができる。本実施形態に係る自動二輪車1では、Oセンサ78の検出値に基づいてエタノール比率(アルコール比率)を推定することとしている。ただし、燃料タンク2内または燃料通路47内に燃料のエタノール比率を検出するセンサを設け、エタノール比率を検出することにしてもよい。なお、本実施形態では燃料タンク2内に燃料フィルタ60が設けられているがかかる形態に限定されない。燃料通路47内に燃料フィルタを配置してもよく、燃料タンク2内および燃料通路47内のそれぞれに燃料フィルタを配置してもよい。
なお、本明細書において「エタノール比率を特定する」には、「エタノール比率を検出する」および「エタノール比率を推定する」の両方が含まれる。結果的にエタノール比率を特定できる限り、特定の方法は何ら限定されない。
自動二輪車1は、エンジン4の制御を行う制御装置として、ECU(Electric Control Unit)100を備えている。ECU100は、少なくとも燃料フィルタ60の目詰まりの通知の制御を実行する。図5に示すように、ECU100は、Oセンサ78の検出値に基づいて燃料のエタノール比率を特定する比率特定部105を有している。また、ECU100は、車速センサ68によって検出された車速に基づいて自動二輪車1の走行距離を算出する走行距離算出部145を有している。
また、ECU100は、第1の計数部110と、第1の判定部115と、通知部120と、第1の記憶部125とを有している。第1の計数部110は、第1のパラメータの値を計数する。第1のパラメータは、比率特定部105において特定された燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上のときの自動二輪車1の走行距離であってもよい。また、第1のパラメータは、比率特定部105において特定された燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上のときの自動二輪車1の走行距離に応じて一義的に変化する物理量であってもよい。また、第1のパラメータは、燃料タンク2内に燃料を貯留した後の経過時間であって、比率特定部105において特定された燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上のときの経過時間であってもよい。また、第1の計数部110は、燃料のエタノール比率が高いほど第1のパラメータの値の変化量が大きくなるように、第1のパラメータの値をエタノール比率に応じて計数してもよい。例えば、エタノール比率が100%のときは、エタノール比率が70%のときと比べて、燃料フィルタ60の目詰まりが発生しやすいと想定される。そのため、走行距離からなる第1のパラメータの値に所定の係数を乗じた値を計数するように設定することができる。なお、燃料タンク2内に燃料を貯留した後の経過時間の開始のときとしては、例えば、タンク2内に燃料が供給された後にユーザが経過時間を計測するスイッチを押したとき、燃料センサ79が燃料タンク2内に燃料が供給されたことを検出したとき等が挙げられる。
なお、本明細書において「走行距離に応じて一義的に変化する物理量」としては、例えば、エンジン4の積算回転数、燃料噴射量、走行時間、燃料ポンプ48の通電時間等が挙げられる。
第1の判定部115は、第1の計数部110によって計数される第1のパラメータの値が所定の第1の判定値に到達したか否かを判定する。通知部120は、第1の判定部115により第1の判定値に到達したことが判定されると、ユーザに対して通知を行う。また通知部120は、上記通知の間、上記通知の前または後において、第1の計数部110によって計数される第1のパラメータの値に応じた他の通知を行ってもよい。第1のパラメータの値に応じた他の通知としては、例えば、第1のパラメータの値自体を通知すること、第1の判定値に達する前に予告通知をすること、第1の判定値に達した後に燃料フィルタ60の交換を強く促す警告を通知すること等が挙げられる。なお、通知方法は特に限定されず、例えば、視覚的な表示、音声、体感(振動)等による通知が挙げられる。本実施形態では、インジケータパネル80(図3参照)を通じて視覚的にユーザに対する通知を行う。第1の記憶部125は、第1のパラメータの値を記憶する。第1の記憶部125は、不揮発性メモリを備えている。
また、ECU100は、第2の計数部130と、第2の判定部135と、第2の記憶部140とを有している。第2の計数部130は、第2のパラメータの値を計数する。第2のパラメータは、比率特定部105において特定された燃料のエタノール比率が第1の基準比率未満の第3の基準比率以下のときの自動二輪車1の走行距離であってもよい。また、第2のパラメータは、比率特定部105において特定された燃料のエタノール比率が第3の基準比率以下のときの自動二輪車1の走行距離に応じて一義的に変化する物理量であってもよい。また、第2のパラメータは、燃料タンク2内に燃料を貯留した後の経過時間であって、比率特定部105において特定された燃料のエタノール比率が第3の基準比率以下のときの経過時間であってもよい。なお、第2の計数部130は、燃料のエタノール比率が高いほど第2のパラメータの値の変化量が大きくなるように、第2のパラメータの値をエタノール比率に応じて計数してもよい。例えば、エタノール比率が20%のときは、エタノール比率が50%のときと比べて、燃料フィルタ60の目詰まりの解消が進行しやすいと想定される。そのため、走行距離からなる第2のパラメータの値に所定の係数を乗じた値を計数するように設定することができる。
第2の判定部135は、第2の計数部130によって計数される第2のパラメータの値が所定の第2の判定値に到達したか否かを判定する。通知部120は、第2の判定部135により第2の判定値に到達したことが判定されると、ユーザに対して通知を行う。また通知部120は、第2の計数部130が第2のパラメータの計数を行っているときに、上記第1のパラメータの値に応じた他の通知の代わりにまたは該他の通知と共に、第2の計数部130によって計数される第2のパラメータの値に応じた通知を行ってもよい。第2のパラメータの値に応じた通知としては、例えば、第2のパラメータの値自体を通知すること、第2の判定値に達する前に予告通知をすること等が挙げられる。第2の記憶部140は、第2のパラメータの値を記憶する。第2の記憶部140は、不揮発性メモリを備えている。
ECU100には、前述のセンサが接続され、各センサからECU100に対して検出信号が送信されるようになっている。具体的には、ECU100には、車速センサ68、回転速度センサ70、温度センサ72、圧力センサ74、スロットル位置センサ76、Oセンサ78、および燃料センサ79が接続されている。燃料タンク2内に燃料のエタノール比率を特定するセンサを設ける場合には、当該センサもECU100に接続されることとなる。
本実施形態に係る自動二輪車1は、比率特定装置、第1の計数装置、第1の判定装置、通知装置、第2の計数装置、および第2の判定装置を備えている。上記比率特定装置は、少なくとも比率特定部105とOセンサ78とを備えている。上記第1の計数装置は、少なくとも第1の計数部110と第1の記憶部125とを備えている。上記第1の判定装置は、少なくとも第1の判定部115を備えている。通知装置は、少なくとも通知部120と表示装置としてインジケータパネル80とを備えている。第2の計数装置は、少なくとも第2の計数部130と第2の記憶部140を備えている。第2の判定装置は、少なくとも第2の判定部135を備えている。
自動二輪車1は、図3に示すように、表示装置としてインジケータパネル80を備えている。インジケータパネル80は、図1に示すように、自動二輪車1のハンドル12の前方に設けられている。また、インジケータパネル80には、エンジン回転速度メータ81、デジタルパネル82が設けられている。さらに、図3の左方に示すように、インジケータパネル80には、方向指示表示灯83、ニュートラルランプ84、ヘッドライト表示灯85、および油温警告灯86が設けられている。これらはいずれも従来から使用されている周知のものを使用することができる。
インジケータパネル80には、さらにフィルタ目詰まり警告灯87が設けられている。第1の判定部115により第1の判定値に到達したことが判定されると、通知部120が通知を行う。フィルタ目詰まり警告灯87は、この通知部120からの通知があった場合、点灯または点滅する。フィルタ目詰まり警告灯87が点灯または点滅することにより、自動二輪車1のユーザに対し、燃料フィルタ60に目詰まりが発生している可能性が高いことを知らせることができる。フィルタ目詰まり警告灯87は、燃料フィルタ60を交換した場合、燃料フィルタ60を洗浄した場合、または上記第2のパラメータの値が第2の判定値に到達した場合に消灯することができる。なお、第2のパラメータの値が第2の判定値に到達したことが第2の判定部135によって判定されると、通知部120が通知を行う。フィルタ目詰まり警告灯87は、この通知部120からの通知があった場合、消灯する。これにより、ユーザは、燃料フィルタ60の目詰まりが解消されたと推定されたことを認識することができる。
また、インジケータパネル80には、フィルタ回復警告灯88が設けられている。フィルタ回復警告灯88は、燃料のエタノール比率が第1の基準比率未満の第3の基準比率以下の場合、点灯または点滅する。フィルタ回復警告灯88が点灯または点滅することにより、自動二輪車1のユーザに対し、燃料フィルタ60の目詰まりが解消中であることを知らせることができる。フィルタ回復警告灯88は、燃料のエタノール比率が第3の基準比率より高くなった場合、或いは燃料フィルタ60の目詰まりが解消されたと推定された場合に消灯することができる。
また、インジケータパネル80には、フィルタ回復表示灯89が設けられている。第2の判定部135により第2の判定値に到達したことが判定されると、通知部120は通知を行う。フィルタ回復表示灯89は、この通知部120からの通知があった場合、点灯または点滅する。フィルタ回復表示灯89が点灯または点滅することにより、自動二輪車1のユーザに対し、燃料フィルタ60の目詰まりが解消されたと推定されたことを知らせることができる。フィルタ回復表示灯89は、ユーザがリセットボタン99bを長く押した場合等に消灯することができる。
図3および図4に示すように、デジタルパネル82には、燃料計90と車速計91とオドメータ92とトリップメータ93と目詰まりメータ(クロッグメータ)94とリカバリメータ95と時計96とエタノール比率表示メータ97とが設けられている。図3では、デジタルパネル82において表示可能なものを全て表示している。車速計91は、キロメートル表示もしくはマイル表示のいずれでも表示可能である。ただし、図4ではキロメートル表示のものを図示している。燃料計90の一部は、バーグラフ98で形成される。燃料計90には、バーグラフ98の目盛りの表示数に基づいて、燃料タンク2(図2等参照)の内部の燃料残量が表示される。すなわち、バーグラフ98の目盛りの表示数は、燃料が消費されるに従い減少していく。目詰まりメータ94には、第1の計数部110が計数する第1のパラメータの値が表示される。リカバリメータ95には、第2の計数部130が計数する第2のパラメータの値が表示される。エタノール比率表示メータ97には、比率特定部105によって特定された燃料タンク2内の燃料のエタノール比率が表示される。また、オドメータ92等のメータは切り替えが可能である。オドメータ92等のメータはセレクトボタン99aにより、切り替えが可能である。このとき、オドメータ92等の切り替えの順序は、特に限定されない。
図4(a)は、デジタルパネル82にてオドメータ92が表示されている場合を図示し
ている。図4(b)は、トリップメータ93が表示されている場合を図示している。図4(c)は、目詰まりメータ94が表示されている場合を図示している。(d)は、リカバリメータ95が表示されている場合を図示している。(e)は、時計96が表示されている場合を図示している。(f)は、エタノール比率表示メータ97が表示されている場合を図示している。デジタルパネル82において、トリップメータ93が表示されている場合、リセットボタン99bを押すことによって、トリップメータ93には初期値が表示されるようになる。前記初期値は、例えば0.0と表示される。
また、目詰まりメータ94が表示されている場合、第1の計数部110が第1のパラメータの値をリセットすると目詰まりメータ94には初期値が表示されるようになる。また、燃料フィルタ60のメンテナンスを行った場合には、リセットボタン99bを押すことによって、目詰まりメータ94には初期値が表示されるようになる。前記初期値は、例えば0.0と表示される。
また、リカバリメータ95が表示されている場合、第2の計数部130が第2のパラメータの値をリセットするとリカバリメータ95には初期値が表示されるようになる。また、燃料フィルタ60のメンテナンスを行った場合には、リセットボタン99bを押すことによって、リカバリメータ95には初期値が表示されるようになる。前記初期値は、例えば0.0と表示される。
図4(f)に示すように、エタノール比率表示メータ97に表示されるエタノール比率は、Oセンサ78の検出値若しくは、燃料タンク2内に直接設けられたエタノール比率を特定するセンサの検出値に基づいて比率特定部105が特定したエタノール比率である。図4(f)に示すように、エタノール比率が100%の燃料を使用している場合、エタノール比率表示メータ97にE100と表示される。なお、フィルタ目詰まり警告灯87が点灯または点滅している場合には、ユーザに対してエタノール比率の低い燃料の給油を促すべく、エタノール比率表示メータ97に第3の基準比率を表示することができる。例えば、第3の基準比率と現在使用している燃料のエタノール比率とを点灯と点滅とによって交互に表示することができる。これにより、ユーザは、第3基準比率以下のエタノール比率を有する燃料を給油することができる。
図6は、燃料フィルタ60の目詰まりの通知制御に関するフローチャートである。なお、本実施形態では、第1のパラメータの値は燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上のときの自動二輪車1の走行距離からなる値であり、第2のパラメータの値は燃料のエタノール比率が第3の基準比率以下のときの自動二輪車1の走行距離からなる値である場合を例にして説明するがこれに限定されない。
まず、ステップS10において、比率特定部105は、Oセンサ78の検出値に基づいて、自動二輪車1で使用している燃料のエタノール比率を特定する。続いて、ステップS20において、走行距離算出部145は、車速センサ68によって検出された車速に基づいて、上記ステップS10で特定されたエタノール比率における自動二輪車1の走行距離を算出する。
そして、ステップS30において、比率特定部105は、燃料のエタノール比率が予め設定した第1の基準比率以上か否かを判定する。エタノール比率が第1の基準比率以上の場合、ステップS40に進む。一方、エタノール比率が第1の基準比率未満の場合、ステップS90に進む。ここで、第1の基準比率として、燃料フィルタ60に異物が溜まりやすいと想定される値を適宜設定することができる。例えば、第1の基準比率を70%と設定することができる。
ステップS40は、エタノール比率が第1の基準比率以上の場合に行われる。ステップS40において、燃料のエタノール比率は第3の基準比率よりも高い第1の基準比率であるため、第2の計数部130は、第2の記憶部140に記憶されている第2のパラメータの値をリセットする。このとき、リカバリメータ95に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。ここで、第3の基準比率として、燃料フィルタ60に付着した異物が剥離し、燃料フィルタの目詰まりが解消されると想定される値を適宜設定することができる。例えば、第3の基準比率を50%と設定することができる。なお、ステップS40では、燃料フィルタ60に目詰まりが生じたことをより確実に通知するために、第2のパラメータの値をリセットすることとしている。即ち第3の基準比率以下のエタノール比率を有する燃料を用いると燃料フィルタ60の目詰まりの解消が進むと考えられるが、燃料フィルタ60の目詰まり解消の通知に対する信頼性を高めるために、第2のパラメータの値をリセットしている。ただし、第2のパラメータの値をリセットすることなく、その値を第2の記憶部140に記憶していてもよい。
ステップS40の処理を実行すると、次に、ステップS50において、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を消灯する。この処理において、第2の計数部130は、第2のパラメータの値をリセットしたという信号を通知部120に供給する。なお、ステップS50の処理が開始される前において、フィルタ回復警告灯88が点灯していない場合には本処理は行われずにステップS60に進む。また、ステップS40とステップS50とは、順番が入れ替わっていてもよく、同時に実行されてもよい。
ステップS60において、第1の判定部115は、第1の計数部110によって計数される第1のパラメータの値が予め設定した第1の判定値以上か否かを判定する。即ち、第1の記憶部125に記憶されている第1のパラメータの値が第1の判定値以上の場合、ステップS70に進む。一方、第1のパラメータの値が第1の判定値より小さい場合、ステップS80に進む。ここで、第1の判定値として、燃料フィルタ60に目詰まりが発生しており燃料フィルタ60の交換が必要と想定される値(本実施形態では走行距離)を適宜設定することができる。
ステップS70では、第1のパラメータの値が第1の判定値に到達しているため、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ目詰まり警告灯87を点灯する。これにより、ユーザは燃料フィルタ60に目詰まりが発生している可能性が高いことを認識することができ、燃料フィルタ60の好適なメンテナンス時期を把握することが可能となる。なお、ステップS70の処理が開始される前において、フィルタ目詰まり警告灯87が点灯している場合には、本処理を行わずに本制御を終了する。
ステップS80は、第1のパラメータの値が第1の判定値に到達していない場合に行われる。ステップS80において、第1の計数部110は第1のパラメータの値を計数する。この処理では、上記ステップS20で算出された自動二輪車1の走行距離からなる第1のパラメータの値を、第1の記憶部125に記憶されている第1のパラメータの値に加算する。
ステップS30において、エタノール比率が第1の基準比率未満の場合、ステップS90に進む。ステップS90において、比率特定部105は、燃料のエタノール比率が予め設定した第3の基準比率よりも高いか否かを判定する。エタノール比率が第3の基準比率よりも高い場合、ステップS100に進む。一方、エタノール比率が第3の基準比率以下の場合、ステップS120に進む。
ステップS100は、エタノール比率が第3の基準比率よりも高い場合に行われる。ステップS100では、燃料のエタノール比率は第3の基準比率よりも高く且つ第1の基準比率よりも低いため、第2の計数部130は、第2の記憶部140に記憶されている第2のパラメータの値をリセットする。このとき、リカバリメータ95に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。なお、上記範囲のエタノール比率を有する燃料を用いた場合、燃料フィルタ60には異物はほとんど溜まらず、また、燃料フィルタ60に付着した異物の剥離もほとんど行われないと想定される。このため、ステップS100では、第2の計数部130は、第2のパラメータの値をリセットする代わりにその値を第2の記憶部140に記憶しておいてもよい。なお、燃料フィルタ60の目詰まり解消の通知に対する信頼性を高めるために、第2のパラメータの値をリセットするのが好ましい。
ステップS100の処理を実行すると、次に、ステップS110において、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を消灯する。なお、ステップS110の処理が開始される前において、フィルタ回復警告灯88が点灯していない場合には、本処理を行わずに本制御を終了する。また、ステップS100とステップS110とは、順番が入れ替わっていてもよく、同時に実行されてもよい。
ステップS90において、エタノール比率が第3の基準比率以下の場合、ステップS120に進む。ステップS120において、第1の判定部115は、第1のパラメータの値がゼロより大きいか否かを判定する。第1のパラメータの値がゼロより大きい場合、ステップS130に進む。一方、第1のパラメータの値がゼロの場合には本制御を終了する。
ステップS130において、第2の判定部135は、第2の計数部130によって計数される第2のパラメータの値が、予め設定した第2の判定値以上か否かを判定する。即ち、第2の記憶部140に記憶されている第2のパラメータの値が第2の判定値以上の場合、ステップS140に進む。一方、第2のパラメータの値が第2の判定値より小さい場合、ステップS190に進む。ここで、第2の判定値として、燃料フィルタ60に付着した異物が剥離し、燃料フィルタの目詰まりが解消したと想定される値(本実施形態では走行距離)を適宜設定することができる。
ステップS140は、第2のパラメータの値が第2の判定値以上の場合に行われる。ステップS140では、第2のパラメータの値が第2の判定値に到達しているため、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復表示灯89を点灯する。これにより、ユーザは燃料フィルタ60の目詰まりが解消されたと推定されたことを認識することができる。
ステップS150では、第2のパラメータの値が第2の判定値に到達しているため、第1の計数部110は、第1の記憶部125に記憶されている第1のパラメータの値をリセットする。このとき、目詰まりメータ94に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。
ステップS150の処理を実行すると、次に、ステップS160において、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ目詰まり警告灯87を消灯する。この通知により、ユーザは燃料フィルタ60の目詰まりが解消されたと推定されたことを認識することができる。なお、ステップS150とステップS160とは、順番が入れ替わっていてもよく、同時に実行されてもよい。
ステップS160の処理を実行すると、次に、ステップS170において、第2のパラメータの値が第2の判定値に到達しているため、第2の計数部130は、第2の記憶部140に記憶されている第2のパラメータの値をリセットする。このとき、リカバリメータ95に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。
ステップS170の処理を実行すると、次に、ステップS180において、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を消灯する。これにより、ユーザは燃料フィルタ60の目詰まりが解消されたと推定されたことを認識することができる。なお、ステップS170とステップS180とは、順番が入れ替わっていてもよく、同時に実行されてもよい。
ステップS190は、第2のパラメータの値が第2の判定値に到達していない場合に行われる。ステップS190において、第2の計数部130は第2のパラメータの値を計数する。この処理では、上記ステップS20で算出された自動二輪車1の走行距離からなる第2のパラメータの値を、第2の記憶部140に記憶されている第2のパラメータの値に加算する。
ステップS200では、燃料のエタノール比率が第3の基準比率以下であり、且つ第2のパラメータの値が第2の判定値に到達していないため、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を点灯する。これにより、ユーザは燃料フィルタ60の目詰まりが解消中であることを認識することができる。なお、ステップS200の処理が開始される前において、フィルタ回復警告灯88が点灯している場合には本処理は行われずに本制御を終了する。また、ステップS200において、フィルタ目詰まり警告灯87が点灯していない場合には、フィルタ回復警告灯88を点灯させないとすることもできる。
図7は、燃料フィルタ60の目詰まりの通知制御に関するタイミングチャートである。ここでは、第1の基準比率はエタノール比率が70%であり、第2の基準比率はエタノール比率が60%であり、第3の基準比率はエタノール比率が50%であり、第1の判定値は自動二輪車1の走行距離からなる第1のパラメータの値が3000kmであり、第2の判定値は自動二輪車1の走行距離からなる第2のパラメータの値が400kmである場合を例にして説明するが、これに限定されない。
まず、図7の符号Aの領域において、比率特定部105は、Oセンサ78の検出値に基づいて、自動二輪車1で使用している燃料のエタノール比率を特定する。ここではエタノール比率が100%の燃料を使用している。比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上であると判定される。このため、第1の計数部110は、自動二輪車1の走行距離からなる第1のパラメータの値を計数する。
図7の符号Bの領域において、比率特定部105は、燃料のエタノール比率を特定する。ここではエタノール比率が25%の燃料を使用している。比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第3の基準比率以下であると判定される。このため、第1の計数部110は、第1のパラメータの値の計数を停止する。ここまでの第1のパラメータの値は第1の記憶部125に記憶される。一方、第2の計数部130は、自動二輪車1の走行距離からなる第2のパラメータの値を計数する。そして、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を点灯する。なお、図7の符号Bの領域では、フィルタ目詰まり警告灯87は点灯していないため、フィルタ回復警告灯88を点灯させないとすることもできる。
図7の符号Cの領域において、比率特定部105は、燃料のエタノール比率を特定する。ここではエタノール比率が60%の燃料を使用している。比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第1の基準比率以下であり且つ第3の基準比率より高いと判定される。このため、第2の計数部130は、第2のパラメータの値の計数を停止すると共に第2の記憶部140に記憶された第2のパラメータの値をリセットする。このとき、リカバリメータ95に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。そして、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を消灯する。
図7の符号Dの領域において、比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上であると判定される。このため、第1の計数部110は、第1の記憶部125に記憶された第1のパラメータの値から計数を再開する。
図7の符号Eの領域において、比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第3の基準比率以下であると判定される。このため、第1の計数部110は、第1のパラメータの値の計数を停止する。ここまでの第1のパラメータの値は第1の記憶部125に記憶される。一方、第2の計数部130は、自動二輪車1の走行距離からなる第2のパラメータの値を計数する。そして、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を点灯する。なお、図7の符号Eの領域では、フィルタ目詰まり警告灯87は点灯していないため、フィルタ回復警告灯88を点灯させないとすることもできる。
図7の符号Fの領域において、第2の判定部135は、第2のパラメータの値が予め設定した第2の判定値(ここでは400km)に到達したと判定する。このため、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復表示灯89を点灯する。また、第1の計数部110は、第1の記憶部125に記憶されている第1のパラメータの値をリセットする。このとき、目詰まりメータ94に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。第2の計数部130は、第2の記憶部140に記憶されている第2のパラメータの値をリセットする。このとき、リカバリメータ95に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を消灯する。
図7の符号Gの領域において、比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上であると判定される。このため、第1の計数部110は、第1のパラメータの値を計数する。
図7の符号Hの領域において、第1の判定部115は第1のパラメータの値が予め設定した第1の判定値(ここでは3000km)に到達したと判定する。このため、第1の計数部110は、第1のパラメータの値の計数を停止する。そして、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ目詰まり警告灯87を点灯する。なお、第1のパラメータの値が第1の判定値に到達した後も、第1の判定部115は第1のパラメータの値の計数を続行することができる。これにより、パラメータの値に応じてユーザに対する警告の程度を強くし、ユーザに燃料フィルタ60の早期交換を促すことができる。
図7の符号Iの領域において、比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第1の基準比率以下であり且つ第3の基準比率より高いと判定される。しかしながら、かかる範囲のエタノール比率を有する燃料では、燃料フィルタ60の目詰まりの解消は進行しない。このため、フィルタ目詰まり警告灯87は依然として点灯した状態である。
図7の符号Jの領域において、比率特定部105において、使用燃料のエタノール比率が第3の基準比率以下であると判定される。このため、第2の計数部130は、自動二輪車1の走行距離からなる第2のパラメータの値を計数する。そして、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を点灯する。なお、燃料フィルタ60の目詰まりは解消されていないため、フィルタ目詰まり警告灯87は依然として点灯した状態である。
図7の符号Kの領域において、第2の判定部135は第2のパラメータの値が予め設定した第2の判定値に到達したと判定する。このため、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復表示灯89を点灯する。また、第1の計数部110は、第1の記憶部125に記憶されている第1のパラメータの値をリセットする。このとき、目詰まりメータ94に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。そして、通知部120は、インジケータパネル80のフィルタ目詰まり警告灯87を消灯する。一方、第2の計数部130は、第2の記憶部140に記憶されている第2のパラメータの値をリセットする。このとき、リカバリメータ95に表示されている値もリセットされ、初期値が表示される。そして、通知部120はインジケータパネル80のフィルタ回復警告灯88を消灯する。
なお、本実施形態では、第1の計数部110が第1のパラメータの値を計数し、その値を第1の記憶部125が記憶しており、第2の計数部130が第2のパラメータの値を計数し、その値を第2の記憶部140が記憶している。ここで、エタノール比率の低い燃料(第3の基準比率以下の燃料)を用いると燃料フィルタ60の目詰まりの解消が進行することを考慮すると、第3の基準比率以下の燃料を用いる場合には、例えば、第1のパラメータの値から第2のパラメータに所定の係数を乗じた値を減ずるような構成であってもよい。かかる構成によると、燃料フィルタ60の目詰まりの程度をより詳細に推定することができる。
上述したように、本実施形態に係る自動二輪車1では、比率特定部105は燃料タンク2内の燃料のアルコール比率を特定し、第1の計数部110は異物が溜まりやすいと想定される第1の基準比率以上のときの第1のパラメータの値を計数する。そして、かかる第1のパラメータの値が、燃料フィルタ60の交換が必要と想定される第1の判定値に到達したと第1の判定部115が判定したときに、通知部120はフィルタ目詰まり警告灯87を点灯または点滅するように構成されている。これにより、ユーザは燃料フィルタ60に目詰まりが発生している可能性が高いことを認識することができ、燃料フィルタ60の好適なメンテナンス時期を把握することが可能となる。
本実施形態によれば、第1の計数部110は、第1のパラメータの値を記憶する第1の記憶部125を有し、エタノール比率が第1の基準比率以下の第2の基準比率未満になったときの第1のパラメータの値を第1の記憶部125に記憶させ、その後にエタノール比率が第1の基準比率以上になると、第1の記憶部125に記憶された第1のパラメータの値から計数を再開するように構成されている。燃料のエタノール比率が第2の基準比率以下になると、燃料フィルタ60の目詰まりは進行しないと考えられる。しかし、第1の基準比率以上のエタノール比率を有する燃料を使用した際の燃料フィルタ60に溜まった異物は、そのまま付着していると考えられる。このため、燃料のエタノール比率が第2の基準比率以下の場合には第1のパラメータの値を計数するのをいったん止めて、燃料のエタノール比率が第1の基準比率以上になったときに、記憶しておいた元の値から計数を再開することによって、燃料フィルタ60の目詰まりをより正確に推定することができる。
本実施形態によれば、第1の計数部110は、エタノール比率が高いほど第1のパラメータの値の変化量が大きくなるように、第1のパラメータの値をエタノール比率に応じて計数するように構成されている。燃料のエタノール比率が高いほど燃料フィルタ60の目詰まりは生じやすいと考えられるので、上記構成によると、燃料フィルタ60の目詰まりをより正確に推定することができる。
本実施形態によれば、通知部120は、上記通知の間、上記通知の前または後において、第1の計数部110によって計数される第1のパラメータの値に応じた他の通知を行うように構成されている。このように、第1のパラメータの値に応じた通知を行うことによって、ユーザは燃料フィルタ60の目詰まりの程度をより詳細に把握することができる。
本実施形態によれば、エタノール比率が第1の基準比率未満の第3の基準比率以下のときの第2のパラメータの値を計数する第2の計数部130と、第2の計数部130によって計数される第2のパラメータの値が第2の判定値に到達したか否かを判定する第2の判定部135と、を備え、第1の計数部110は、第2の判定部135により第2の判定値に到達したことが判定されると、第1の計数部110が計数する第1のパラメータの値をリセットするように構成されている。エタノール比率が第3の基準比率以下の燃料を用いてある程度の距離を走行すると、燃料フィルタ60に付着した異物が剥離し、燃料フィルタ60の目詰まりが解消される。このため、エタノール比率が第3の基準比率以下の燃料を用いてある程度の距離を走行した場合、第1の計数部110が計数する第1のパラメータの値をリセットすることによって、実際には燃料フィルタ60に目詰まりが生じていないにも拘わらず燃料フィルタ60に目詰まりが発生している可能性が高い旨の通知を行ってしまうことを避けることができる。
本実施形態によれば、通知部120は、第2の判定部135によって第2のパラメータの値が第2の判定値に到達したことが判定されると、フィルタ回復表示灯89が点灯または点滅するように構成されている。このように、フィルタ回復表示灯89を作動させることにより、ユーザは、燃料フィルタ60の目詰まりが解消されたと推定されたことを認識することができる。
本実施形態によれば、通知部120は、第2の計数部130が第2のパラメータの計数を行っているときにフィルタ回復警告灯88を点灯または点滅するように構成されている。このように、フィルタ回復警告灯88を作動させることで、ユーザは、燃料フィルタ60の目詰まりが解消中であることを認識することができる。
本実施形態によれば、通知部120は、第2の計数部130が第2のパラメータの計数を行っているときに、他の通知の代わりにまたは他の通知と共に、第2の計数部130によって計数される第2のパラメータの値に応じた通知を行うように構成されている。このように、第2のパラメータの値に応じた通知を行うことによって、ユーザは、燃料フィルタ60の目詰まりの解消の程度をより詳細に把握することができる。
本実施形態によれば、第2の計数部130は、エタノール比率が第3の基準比率よりも高くなると、第2の計数部130が計数する第2のパラメータの値をリセットするように構成されている。これにより、第1の計数部110が計数する第1のパラメータの値のリセットは、燃料フィルタ60の目詰まりが解消された可能性がより高いときに実行されることになる。よって、燃料フィルタ60に目詰まりが生じたときに、より確実に通知を行うことができる。
本実施形態によれば、第2の計数部130は、第2のパラメータの値を記憶する第2の記憶部140を有し、エタノール比率が第1の基準比率未満であって第3の基準比率よりも大きくなったときの第2のパラメータの値を第2の記憶部140に記憶させ、その後にエタノール比率が第3の基準比率以下になると、第2の記憶部140に記憶された第2のパラメータの値から計数を再開するように構成されている。このように、燃料フィルタ60の目詰まりの進行も解消も進まないようなアルコール比率の燃料を使用する場合には第2のパラメータの値を計数するのをいったん止めて、燃料のアルコール比率が第3の基準比率以下のときに記憶しておいた元の値から計数を再開することによって、燃料フィルタ60の目詰まりの解消をより正確に推定することができる。
本実施形態によれば、第2の計数部130は、エタノール比率が低いほど第2のパラメータの値の変化量が大きくなるように、第2のパラメータの値をエタノール比率に応じて計数するように構成されている。燃料のエタノール比率が低いほど燃料フィルタ60の目詰まり解消が進むと考えられるので、上記構成によると、燃料フィルタ60の目詰まり解消の程度をより正確に推定することができる。
本実施形態によれば、通知部120はインジケータパネル80を備えている。これにより、ユーザは視覚的に認識することができ、燃料フィルタ60の目詰まりの程度や燃料フィルタ60の目詰まりの解消の程度の把握が容易となる。
1 自動二輪車(車両)
2 燃料タンク
4 エンジン
47 燃料通路
48 燃料ポンプ
60 燃料フィルタ
68 車速センサ
78 Oセンサ
80 インジケータパネル(表示装置)
82 デジタルパネル
87 フィルタ目詰まり警告灯
88 フィルタ回復警告灯
89 フィルタ回復表示灯
94 目詰まりメータ
95 リカバリメータ
97 エタノール比率表示メータ
100 制御装置(ECU)
105 比率特定部
110 第1の計数部
115 第1の判定部
120 通知部
125 第1の記憶部
130 第2の計数部
135 第2の判定部
140 第2の記憶部
145 走行距離算出部

Claims (12)

  1. ガソリンとアルコールとを含む燃料を燃焼させて駆動力を発生させ得るエンジンと、前記燃料を貯留する燃料タンク内または前記燃料タンクから供給される燃料が流通する燃料通路内に配置された燃料フィルタとを備えた車両であって、
    前記燃料のアルコール比率を特定する比率特定装置と、
    前記アルコール比率が第1の基準比率以上のときの前記車両の走行距離または当該走行距離に応じて一義的に変化する物理量または前記燃料貯留後の経過時間のいずれかからなる第1のパラメータの値を計数する第1の計数装置と、
    前記第1の計数装置によって計数される前記第1のパラメータの値が第1の判定値に到達したか否かを判定する第1の判定装置と、
    前記第1の判定装置により前記第1の判定値に到達したことが判定されると通知を行う通知装置と、
    を備えた車両。
  2. 前記第1の計数装置は、前記第1のパラメータの値を記憶する第1の記憶部を有し、前記アルコール比率が前記第1の基準比率以下の第2の基準比率未満になったときの前記第1のパラメータの値を前記第1の記憶部に記憶させ、その後に前記アルコール比率が前記第1の基準比率以上になると、前記第1の記憶部に記憶された前記第1のパラメータの値から計数を再開するように構成されている、請求項1に記載の車両。
  3. 前記第1の計数装置は、前記アルコール比率が高いほど前記第1のパラメータの値の変化量が大きくなるように、前記第1のパラメータの値を前記アルコール比率に応じて計数するように構成されている、請求項1に記載の車両。
  4. 前記通知装置は、前記通知の間、前記通知の前または後において、前記第1の計数装置によって計数される前記第1のパラメータの値に応じた他の通知を行うように構成されている、請求項1に記載の車両。
  5. 前記アルコール比率が前記第1の基準比率未満の第3の基準比率以下のときの前記車両の走行距離または当該走行距離に応じて一義的に変化する物理量または前記燃料貯留後の経過時間のいずれかからなる第2のパラメータの値を計数する第2の計数装置と、
    前記第2の計数装置によって計数される前記第2のパラメータの値が第2の判定値に到達したか否かを判定する第2の判定装置と、を備え、
    前記第1の計数装置は、前記第2の判定装置により前記第2の判定値に到達したことが判定されると、前記第1の計数装置が計数する前記第1のパラメータの値をリセットするように構成されている、請求項1に記載の車両。
  6. 前記通知装置は、前記第2の判定装置によって前記第2のパラメータの値が前記第2の判定値に到達したことが判定されると他の通知を行うように構成されている、請求項5に記載の車両。
  7. 前記通知装置は、前記第2の計数装置が前記第2のパラメータの計数を行っているときに他の通知を行うように構成されている、請求項5に記載の車両。
  8. 前記通知装置は、前記第2の計数装置が前記第2のパラメータの計数を行っているときに、前記他の通知の代わりにまたは前記他の通知と共に、前記第2の計数装置によって計数される前記第2のパラメータの値に応じた通知を行うように構成されている、請求項7に記載の車両。
  9. 前記第2の計数装置は、前記アルコール比率が前記第3の基準比率よりも高くなると、前記第2の計数装置が計数する前記第2のパラメータの値をリセットするように構成されている、請求項5に記載の車両。
  10. 前記第2の計数装置は、前記第2のパラメータの値を記憶する第2の記憶部を有し、前記アルコール比率が前記第1の基準比率未満であって前記第3の基準比率よりも大きくなったときの前記第2のパラメータの値を前記第2の記憶部に記憶させ、その後に前記アルコール比率が前記第3の基準比率以下になると、前記第2の記憶部に記憶された前記第2のパラメータの値から計数を再開するように構成されている、請求項5に記載の車両。
  11. 前記第2の計数装置は、前記アルコール比率が低いほど前記第2のパラメータの値の変化量が大きくなるように、前記第2のパラメータの値を前記アルコール比率に応じて計数するように構成されている、請求項5に記載の車両。
  12. 前記通知装置は表示装置を備えている、請求項1に記載の車両。
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