JP2013209911A - 燃料カット時点火時期制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】未燃燃料残存判定用カウンタCx>0である限りは(S112でYES)、遅角された点火時期を一定に維持して進角開始を遅延する(S114)。このため燃料カット開始直後に内燃機関の出力トルクが高くなることはなく燃料カット中の車両ショックを確実に防止できる。いずれの気筒においても燃料が残存しなくなったら(S112でNO)、直ちに点火時期の進角漸増を開始している(S116)。したがって燃料カット終了後にて点火時期を適切な状態にできるタイミングを逃すことはなく、燃料カット中における点火時期の復帰を開始できる。このため十分に進角した状態で燃料カット終了後の加速に移行することができ、燃料カット終了後の円滑な加速が可能となる。
【選択図】図2
Description
しかし所定時間経過を点火時期制限解除条件としたのでは、実際には燃焼室内や吸気管内には燃料が残存しているか否かは不明である。
請求項1に記載の燃料カット時点火時期制御装置では、内燃機関の点火時期を遅角した状態で複数気筒に対して実行されている燃料カット中に進角側への点火時期の復帰を開始する燃料カット時点火時期制御装置であって、前記複数気筒の少なくとも1つの気筒に対して未燃燃料が残存しているか否かを判定する未燃燃料残存判定手段と、燃料カット中においては、前記未燃燃料残存判定手段により少なくとも1つの気筒に対して未燃燃料が残存している場合には、いずれの気筒に対しても未燃燃料が残存していない状態になるまで、進角側への点火時期の復帰を開始するタイミングを遅延させる点火進角遅延手段と、を備えたことを特徴とする。
したがって十分に進角した状態で燃料カット終了後の加速に移行することができるので、燃料カット終了後の円滑な加速が可能となる。
請求項4に記載の燃料カット時点火時期制御装置では、請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料カット時点火時期制御装置において、前記点火進角遅延手段による進角側への点火時期の復帰を開始するタイミング以後は徐々に点火時期を進角させる点火進角漸増手段を備えたことを特徴とする。
したがって進角側への点火時期の復帰開始タイミングを適切に遅延でき、燃料カット中の車両ショックを確実に防止できる。
〈実施の形態1の構成〉図1は上述した発明が適用された車両用内燃機関2の概略構成を表す。この内燃機関2は4気筒のガソリンエンジンである。
吸気ポートに噴射された燃料は、吸気行程時に吸気と共に燃焼室4a〜10a内に吸入されて、燃焼行程時に点火プラグ44,46,48,50により点火される。このことにより燃焼室4a〜10a内にて混合気の燃焼が行われる。
上述した構成を制御するために電子制御ユニット(以下、ECUと称する)54が設けられている。ECU54はマイクロコンピュータを中心として構成された電子制御回路であり、ROMに記録されたプログラムにより機能して、内燃機関2に対する制御を実行している。
〈実施の形態1の作用〉次に本実施の形態の作用について、ECU54により実行される燃料カット時点火時期制御処理(図2)及び未燃燃料残存判定用カウント処理(図3)に基づいて説明する。
ここで未燃燃料残存判定用カウント処理(図3)について説明する。この処理は燃料カット時点火時期制御処理(図2)と同様に一定クランク角周期で繰り返し実行される。
図2のステップS108が実行された場合には(S150でYES)、直前の1制御周期中にいずれかの気筒に対して燃料噴射弁28〜34から燃料噴射が実行されたか否かを判定する(S154)。
以後、ステップS150でYESと判定されても、いずれの気筒も燃料噴射もこれに対する点火も実行していない状態では(S154でNO、S158でNO)、このまま処理を出る状態が継続する(t0〜t2)。尚、図4ではタイミングt0〜t2の間に存在する#2気筒の点火(t1)については、未燃燃料残存判定用カウント処理開始設定(S108)後においてなされた燃料噴射に対する点火ではないので、ステップS158にてYESと判定されることはない。
したがってステップS112ではNOと判定されて、進角側への点火時期復帰を開始する(S116)。そして未燃燃料残存判定用カウント処理停止を設定する(S118)。このことにより未燃燃料残存判定用カウント処理(図3)のステップS150でNOと判定され、Cx=0に固定される(S152)。このため以後(t14〜)、点火時期は進角を開始する。
〈実施の形態1と請求項との関係〉上述した構成において、ECU54が未燃燃料残存判定手段、点火進角遅延手段及び点火進角漸増手段を備えた燃料カット時点火時期制御装置に相当する。ECU54が実行する燃料カット時点火時期制御処理(図2)のステップS112,S114が点火進角遅延手段としての処理に、ステップS116が点火進角漸増手段としての処理に、未燃燃料残存判定用カウント処理(図3)が未燃燃料残存判定手段としての処理に相当する。
〈実施の形態1の効果〉(1)図3のカウント処理(S154〜S160)により未燃燃料残存判定用カウンタCx>0である限りは、燃料カット時点火時期制御処理(図2)では(S112でYES)、点火時期進角が保留される。すなわちいずれかの気筒4〜10に対して未燃燃料が、燃焼室4a〜10a内やこれらの吸気ポート内に残存している場合には、進角側への点火時期の復帰を開始するタイミングを遅延させている。
〈実施の形態2の構成〉前記実施の形態1の未燃燃料残存判定用カウント処理(図3)の代わりに図6に示す未燃燃料残存判定用カウント処理がECU54により実行される。これ以外は前記実施の形態1の構成と同じである。したがって図1,2を参照して説明する。
〈実施の形態2の作用〉本実施の形態の作用について燃料カット時点火時期制御処理(図2)及び未燃燃料残存判定用カウント処理(図6)に基づいて説明する。
ここで燃料噴射回数カウンタCinj及び点火回数カウンタCignは未燃燃料残存判定用カウント処理(図6)によりカウントされるものである。
未燃燃料残存判定用カウント処理(図6)では、まず、カウント開始か否かを判定する(S250)。本処理は前記図3のステップS150と同じである。
以後、ステップS250でYESと判定されても、いずれの気筒も燃料噴射もこれに対する点火も実行していない状態では(S254でNO、S258でNO)、このまま処理を出る状態が継続する(図7:t20〜t22)。尚、図7においてタイミングt20〜t22の間に存在する#2気筒の点火(t21)については、未燃燃料残存判定用カウント処理開始設定(図2:S108)後においてなされた燃料噴射に対する点火ではないので、ステップS258にてYESと判定されることはない。
〈実施の形態2と請求項との関係〉上述した構成において、ECU54が未燃燃料残存判定手段、点火進角遅延手段及び点火進角漸増手段を備えた燃料カット時点火時期制御装置に相当する。ECU54が実行する燃料カット時点火時期制御処理(図2)のステップS112,S114が点火進角遅延手段としての処理に、ステップS116が点火進角漸増手段としての処理に、未燃燃料残存判定用カウント処理(図6)が未燃燃料残存判定手段としての処理に相当する。
〈実施の形態2の効果〉(1)燃料噴射回数カウンタCinjと点火回数カウンタCignとの比較により、未燃燃料がいずれの気筒4〜10にも残存していない状態とそうでない状態とを区別している。このことにより前記実施の形態1と同様な効果を生じる。
・前記図2の点火時期進角保留(S114)では、点火時期を一定に維持したが、点火時期が進角しなければ良いので、ステップS114では、点火時期を遅角させても良い。
・図2の燃料カット時点火時期制御処理及び図3,6の未燃燃料残存判定用カウント処理は一定のクランク角周期で実行されていたが、一定の時間周期で実行しても良い。
Claims (7)
- 内燃機関の点火時期を遅角した状態で複数気筒に対して実行されている燃料カット中に進角側への点火時期の復帰を開始する燃料カット時点火時期制御装置であって、
前記複数気筒の少なくとも1つの気筒に対して未燃燃料が残存しているか否かを判定する未燃燃料残存判定手段と、
燃料カット中においては、前記未燃燃料残存判定手段により少なくとも1つの気筒に対して未燃燃料が残存している場合には、いずれの気筒に対しても未燃燃料が残存していない状態になるまで、進角側への点火時期の復帰を開始するタイミングを遅延させる点火進角遅延手段と、
を備えたことを特徴とする燃料カット時点火時期制御装置。 - 請求項1に記載の燃料カット時点火時期制御装置において、前記点火進角遅延手段は、少なくとも1つの気筒に対して未燃燃料が残存している状態から、いずれの気筒に対しても未燃燃料が残存しなくなったタイミングを、進角側への点火時期の復帰を開始するタイミングとすることを特徴とする燃料カット時点火時期制御装置。
- 請求項1又は2に記載の燃料カット時点火時期制御装置において、前記燃料カットは、燃料カット要求に応じて徐々に点火時期が遅角された後に内燃機関の出力トルクが燃料カット移行トルクのレベルに低減したタイミングで開始されると共に、
前記点火進角遅延手段は、進角側への点火時期の復帰を開始するタイミングまでは点火時期を一定に維持することを特徴とする燃料カット時点火時期制御装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料カット時点火時期制御装置において、前記点火進角遅延手段による進角側への点火時期の復帰を開始するタイミング以後は徐々に点火時期を進角させる点火進角漸増手段を備えたことを特徴とする燃料カット時点火時期制御装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料カット時点火時期制御装置において、前記未燃燃料残存判定手段は、燃料噴射回数をカウントした値から、この燃料噴射に対応する点火回数を減算することにより、未燃燃料残存気筒数を算出することを特徴とする燃料カット時点火時期制御装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料カット時点火時期制御装置において、前記未燃燃料残存判定手段は、燃料噴射回数をカウントし、この燃料噴射に対応する点火回数をカウントし、前記点火回数が前記燃料噴射回数未満では少なくとも1つの気筒に対して未燃燃料が残存していると判定し、前記点火回数が前記燃料噴射回数以上となった場合にはいずれの気筒にも未燃燃料は残存していないと判定することを特徴とする燃料カット時点火時期制御装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料カット時点火時期制御装置において、内燃機関は車両用であり、前記燃料カットは、車両減速時に行われるものであることを特徴とする燃料カット時点火時期制御装置。
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