JP2013209847A - 断熱材の型枠に対する断熱材支持金具 - Google Patents

断熱材の型枠に対する断熱材支持金具 Download PDF

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Abstract

【課題】既存の型枠支持金具20に対して適用でき、大量の保管や運搬時において変形することがなく、断熱材に変化をもたらさずに設置位置変更を行える断熱材支持金具10を、簡単な構成によって提供すること。
【解決手段】型枠支持金具20に対する着脱自在な取着を行う取着部11と、断熱材30が支承されて、この断熱材30を型枠40の内面側に押圧する押圧部12とを備えたこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、土台に一体化される断熱材を、型枠に対して位置決め支持するための断熱材支持金具に関するものである。
近年の家屋においては、その土台に対して断熱材を取り付けておくことにより、この土台内、つまり床下の断熱を行うことがなされてきている。土台上の壁内に断熱材を入れて部屋の断熱を行うだけでは、夏に熱くなった、もしくは冬に冷たくなった土台からの、床下に対する断熱が行えないからである。
土台の断熱は、土台の外側、もしくは内側、あるいはその両方に断熱材を設置することで解消されるが、問題は、これらの断熱材を如何にして土台に一体化するか、である。最も簡単な方法は、完成された土台に接着剤等を使用して断熱材を貼り付けることであるが、これでは手間が掛かって施工期間が延びてしまう。
そこで、特許文献1のように、土台を形成する際に、型枠内に断熱材を設置しておいて、型枠内に打設された生コンクリートの硬化によって、土台に断熱材を一体化することが提案されている。
特許第4024169号掲載公報
特許文献1にて提案されている「断熱基礎の型枠巾止具、断熱基礎の型枠構造及び断熱基礎」では、図9にも示すように、例えば、
「型枠の内側に所定の板厚を有する断熱材を配置した空間内にコンクリートを打設して布基礎を構築し、その布基礎の表面に前記断熱材が配置される断熱基礎の型枠巾止具であって、
板状の型枠巾止具本体表面から鉛直方向に起立し、前記型枠の小口面側の両表面に嵌合させて挟持することで当該前記型枠を固定可能な一対の係止片と、
前記一対の係止片に隣設して該型枠巾止具本体表面から鉛直方向に起立し、前記断熱材の小口面に突き刺さることで当該断熱材を固定可能な係止片と、
を有することを特徴とする断熱基礎の型枠巾止具」
を採用することによって、
「型枠及びその内側の断熱材の固定が1つの型枠巾止具で容易に且つ高精度に出来、更に布基礎の両面側、外側のみ、内側のみの夫々に断熱材を配置する場合や断熱材を配置しない場合にも共通に使用出来る型枠巾止具を提供し、更には隣設される断熱材の継ぎ目からノロが漏れ出すのを防止出来、隣設される断熱材相互を係合して隣設される断熱材相互の位置決め及び固定が容易に且つ高精度に出来る断熱基礎の型枠構造を提供し、更にこれ等を利用して構築した断熱基礎を提供せんとするものである」
が達成できるものと考えられる。
しかしながら、この特許文献1に係る「断熱基礎の型枠巾止具」では、図9に示したように、「該型枠巾止具本体表面から鉛直方向に起立し、前記断熱材の小口面に突き刺さることで当該断熱材を固定可能な係止片」を有することが必要であり、次のような難点があるものと考えられる。
まず、第一に、特許文献1の「断熱材を固定可能な係止片」は、「型枠巾止具本体表面から鉛直方向に起立」させるものであるから、既に数多く提案されている、断熱基礎とはしない場合の「型枠巾止具」(型枠の巾止めだけを行う金具)に対して、付加的に使用することはできない。つまり、既存の型枠巾止具はそのままでは使用できないことになって、断熱基礎専用の型枠巾止具としなければならず、基礎(土台)構築のコストアップを招くことになる。
第二に、特許文献1の「断熱材を固定可能な係止片」は、「型枠巾止具本体表面から鉛直方向に起立」させるものであるから、この「型枠巾止具」を大量に積み重ねて保管したり、運搬したりする場合に、折れ曲がって変形し易く、施工時に断熱材の小口面に突き刺すことが困難になってしまうと考えられる。
第三に、特許文献1の「断熱材を固定可能な係止片」には、「断熱材の小口面に突き刺さることで当該断熱材を固定」するものであるから、一度突き刺した断熱材の設置位置を、再度突き刺して変更しようとしたとき、断熱材の小口面が一度目の突き刺しで変形もしくは破損していることから、確実な位置修正及びその箇所での固定が行えない可能性がある。
そこで、本発明者等は、断熱材保持を想定していない既存の型枠支持金具に対して適用することができて、大量の保管や運搬時において変形することがなく、しかも断熱材の設置位置変更を断熱材に変化をもたらすことなく行える断熱材支持金具とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、既存の型枠支持金具に対して適用でき、大量の保管や運搬時において変形することがなく、断熱材に変化をもたらさずに設置位置変更を行える断熱材支持金具を、簡単な構成によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「家屋の土台50を形成するための型枠40を支持する金具20に着脱自在に取着されて、型枠40の内側に配置される断熱材30を型枠40に対して位置決めする断熱材支持金具10であって、
型枠支持金具20に対する着脱自在な取着を行う取着部11と、断熱材30が支承されて、この断熱材30を型枠40の内面側に押圧する押圧部12とを備えたことを特徴とする断熱材支持金具10」
である。
すなわち、この請求項1に係る断熱材支持金具10は、その取着部11によって、既存の、つまり型枠40の支持だけを目的としている型枠支持金具20に対して着脱自在とされるものであり、型枠支持金具20に取着されたときは、その押圧部12によって断熱材30を型枠40に対して位置決めするものである。勿論、断熱材支持金具10を型枠支持金具20に取着しなければ、当該型枠支持金具20は、断熱材30を使用しない土台50の形成にそのまま使用できる。また、この請求項1に係る断熱材支持金具10は、例えば、図1または図4に示すような、型枠40の下部の支持を行う型枠支持金具20に取着して使用され、あるいは図示はしていないが、型枠40の上部の支持を行う型枠支持金具20に取着して使用されるものである。
図1の使用例では、型枠支持金具20として、図2または図3に示すような平面的なものを採用するものであり、この平面的な型枠支持金具20の突起22または穴23に対して各断熱材支持金具10が取着されるものである。また、平面的な型枠支持金具20は、図1に示すように、各型枠40の下端において使用されるだけでなく、図示はしていないが、各型枠40の上端においても使用されるものである。以下では、断熱材支持金具10が各型枠40の下端において使用される場合を中心に説明していくこととする。
図4の使用例では、型枠支持金具20として、図5に示すような立体的なものを採用するものであり、この立体的な型枠支持金具20の突起22に対して各断熱材支持金具10が取着されるものである。なお、図1または図4に示す例では、土台50の両側に断熱材30を設置する場合が示してあるが、土台50の内側のみ、あるいは土台50の外側のみに断熱材30を設置する場合(これらの場合が多い)もあることを暗示している。
さて、この断熱材支持金具10は、図6〜図8に示すように、型枠支持金具20に対する着脱自在な取着を行う取着部11と、断熱材30が支承されて、この断熱材30を型枠40の内面側に押圧する押圧部12とを備えたものであり、上述した通り、図1または図4に例示したようにして使用される。
各断熱材支持金具10の取着部11は、当該断熱材支持金具10を型枠支持金具20に着脱自在に取着できるようにするものであるが、図2及び図5に示す例の場合は単なる穴としたものであり、図3に示す例の場合は単なる突起としたものである。このようにしてあるのは、当該断熱材支持金具10の型枠支持金具20に対する取着作業を容易にするためであり、図2、図3、及び図5中の矢印にて示すように、各型枠支持金具20の上から当該断熱材支持金具10を落とし込むだけで取着作業が完了するようにしてある。
各断熱材支持金具10の取着部11が取着されるべき型枠支持金具20側の該当部分には、図2に示す例では突起22が形成してあるが、この突起22は、図5に示す例のように、断熱材30を一体化しない土台50を形成する場合に使用される既存の型枠支持金具20が本来的に有している、型枠40の巾止め用の型枠支持部21を適用してもよいものである。換言すれば、図5に示す例では、各断熱材支持金具10の取着部11が取着されるべき型枠支持金具20側の該当部分には型枠支持部21が位置しているのであり、この型枠支持部21を利用して断熱材支持金具10の取着がなされるのである。
一方、図3に示す例では、各断熱材支持金具10の取着部11が取着されるべき型枠支持金具20側の該当部分に穴23が形成してある。この穴23は、既存の型枠支持金具20の平面部に単に穿設するだけでよいものであり、既存の型枠支持金具20を利用できるものである。勿論、この穴23が型枠支持金具20に形成してあるからといって、この型枠支持金具20の穴23が、一体化しない土台50を形成する場合の阻害となるものではない。
各断熱材支持金具10の押圧部12は、図1または図4に示すように、当該断熱材支持金具10を取着した型枠支持金具20に支持された型枠40の内面に、土台50に一体化されるべき断熱材30を支承しながら、この断熱材30を各型枠40の下端部内面あるいは上端部内面に押圧するものであり、これによって、土台50となる生コンクリートが打設される際、その後の生コンクリートが硬化するまでの間、断熱材30を型枠40の内面に向けて押圧し続けるものである。
各断熱材支持金具10は、各型枠40の巾止めを行う型枠支持金具20に取着するものであるから、当然、断熱材30の型枠40内面に対する押圧は、断熱材30の一部分でしかなされない。つまり、断熱材30の型枠40内面に対する押圧は、言わば「仮止め」となっているのであるが、それで十分であることは次の理由による。
まず、この断熱材支持金具10の基本的役割は、断熱材30の型枠40内面に対する押圧状態が、風や作業者の不用意な接触、あるいは、その後に打設される生コンクリートの流れ等の僅かな力によっては崩されないようにすることだからである。換言すれば、この断熱材支持金具10は、生コンクリートが完全に打設されるまでの間、断熱材30を型枠40内面に対して仮止めするものなのである。
さて、土台50となる生コンクリートが最初に打設されるのは断熱材30の下端部分からであるため、この生コンクリートの圧力によって断熱材30の下端部分の型枠40内面への押圧がなされる。このとき、断熱材支持金具10による仮止めが断熱材30の上端部分だけであったとしても、上述したように、最初に打設されてきた生コンクリートの流れ程度では、断熱材30の型枠40内面に対する仮止め状態は崩れない。その後は、断熱材30の下端部分の型枠40内面への押圧状態を維持したまま、生コンクリートが徐々に上に蓄積して行くのであるから、断熱材30の他の部分の型枠40内面への押圧もなされて行くのである。以上の結果、各断熱材支持金具10による、断熱材30の型枠40内面に対する押圧が、仮に断熱材30の上端部分だけであったとしても、生コンクリートの流圧によって、断熱材30の下端部分の型枠40内面への押圧は確保され得るから、断熱材30の土台50に対する一体化は、何等問題なくなされる。
換言すれば、断熱材30の型枠40内面に対する押圧は、生コンクリートが打設される直前及び直後では、各断熱材支持金具10の取着部11によって断熱材30の一部分でしかなされていないのではあるが、その後打設されてくる生コンクリートの流圧の助けによって、断熱材30全面に対して行われるのである。そして、打設された生コンクリートが硬化すれば、型枠40によって規定された設計位置で断熱材30が土台50に一体化されることになるのである。勿論、生コンクリートが打設される直前及び直後において、断熱材30の型枠40内面に対する押圧が、断熱材30の下端部分でも上端部分でも各断熱材支持金具10の取着部11によってなされていれば、より一層効果的である。
また、この断熱材支持金具10の押圧部12は、断熱材30を支承しながら型枠40の内面側に押圧するものであるから、この押圧部12に断熱材30を支承させる場合の作業が簡単で、断熱材30に損傷を与えることもない。何故なら、図1及び図4からも理解できるように、当該押圧部12に断熱材30を支承させるには、型枠40の内面と押圧部12との間に断熱材30を差し込むだけでよいからである。
断熱材30は、元々弾力性に富む材料で形成されているから、変形し易く元に戻り易いものとなっており、型枠40の内面と押圧部12との間への差込みは勿論、その位置調整あるいは変更も、当該断熱材30に変形や損傷を与えることなく行えるのである。位置調整や変更については、断熱材支持金具10の押圧部12が、断熱材30を支承しながら型枠40の内面側に押圧するものであるから、この押圧部12と型枠支持金具20との間で断熱材30を横方向へ移動するだけで、当該断熱材30に変形や損傷を与えることなく行えるのである。
そして、この断熱材支持金具10は、既存の型枠支持金具20を殆どそのままとしながら使用できるのであり、取着部11と押圧部12とを備えただけの単純な構成のものであるから、大量の保管や運搬時において変形することが少ないものとなっているのである。
従って、この請求項1に係る断熱材支持金具10は、既存の型枠支持金具20に対して適用でき、大量の保管や運搬時において変形することがなく、断熱材に変化をもたらさずに設置位置変更が行え、簡単な構成のものとなっているのである。
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の断熱材支持金具10について、
「取着部11を、材料板の一部を切り取ることにより形成し、前記材料板の残部を、型枠支持金具20の台部上に載置される本体部13としたこと」
である。
この請求項2に係る断熱材支持金具10は、図6または図8に示すように、その取着部11を、材料板の一部を切り取ることにより形成した、つまり型枠支持金具20側の型枠支持部21または突起22が差し込まれる単なる「穴」としたのである。そして、前記材料板の残部を、図2、図3あるいは図5に示すように、型枠支持金具20の台部上に載置される本体部13としたものである。これにより、この請求項2に係る断熱材支持金具10は、その構成が非常に簡単なものとなっているのである。
従って、この請求項2に係る断熱材支持金具10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮することは勿論、その構成が非常に簡単なものとなっているのである。
また、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1に記載の断熱材支持金具10について、
「取着部11を、材料板の一部を切り立てることにより形成し、前記材料板の残部を、型枠支持金具20の台部上に載置される本体部13としたこと」
である。
この請求項3に係る断熱材支持金具10は、図7に示すように、その取着部11を、材料板の一部を切り立てることにより形成した、つまり型枠支持金具20側の穴23に差し込まれる単なる「突起」としたのである。そして、前記材料板の残部を、図2、図3あるいは図5に示すように、型枠支持金具20の台部上に載置される本体部13としたものである。これにより、この請求項3に係る断熱材支持金具10は、その構成が非常に簡単なものとなっているのである。
従って、この請求項3に係る断熱材支持金具10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮することは勿論、その構成が非常に簡単なものとなっているのである。
さらに、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の断熱材支持金具10について、
「押圧部12の上部を、断熱材30の反対側に折曲された挿入案内部12aとしたこと」
である。
すなわち、この請求項4に係る断熱材支持金具10は、図6〜図8の各(b)に示すように、押圧部12の上部を、断熱材30の反対側に折曲された挿入案内部12aとしたものであり、これにより、この押圧部12に断熱材30を支承させる場合の作業を簡単にし、しかも断熱材30に損傷を与えることもないものとなっている。
この断熱材支持金具10の押圧部12は、本来的に、断熱材30を支承しながら型枠40の内面側に押圧するものであるが、図1及び図4にも示すように、型枠40の内面と押圧部12との間に断熱材30の下端部分を上方から差し込んで当該押圧部12に断熱材30を支承させる場合に、当該押圧部12に挿入案内部12aが形成してあることによって、断熱材30の下端部分が型枠40の内面に向けた押圧をしながら案内されことになる。このため、本質的に軟質な断熱材30は、破損や変形を生じることなく押圧部12に支承されて、型枠40の内面側に押圧されるのである。
従って、この請求項4に係る断熱材支持金具10は、上記請求項1〜請求項3のいずれかのそれと同様な機能を発揮することは勿論、挿入案内部12aによる断熱材30の案内を、断熱材30に破損や損傷を与えることなく行えるものとなっているのである。
以上、説明した通り、本発明においては、
「家屋の土台50を形成するための型枠40を支持する金具20に着脱自在に取着されて、型枠40の内側に配置される断熱材30を型枠40に対して位置決めする断熱材支持金具10であって、
型枠支持金具20に対する着脱自在な取着を行う取着部11と、断熱材30が支承されて、この断熱材30を型枠40の内面側に押圧する押圧部12とを備えたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、既存の型枠支持金具20に対して適用でき、大量の保管や運搬時において変形することがなく、断熱材に変化をもたらさずに設置位置変更を行える断熱材支持金具10を、簡単な構成によって提供することができるのである。
本発明に係る断熱材支持金具10を平面的な型枠支持金具20に取着した施工例を示す部分断面図である。 材料板の一部を切り取って取着部11とした断熱材支持金具10を平面的な型枠支持金具20に取着しようとしている状態を示す斜視図である。 材料板の一部を切り立てて取着部11とした断熱材支持金具10を平面的な型枠支持金具20に取着しようとしている状態を示す斜視図である。 本発明に係る断熱材支持金具10を立体的な型枠支持金具20に取着した施工例を示す部分断面図である。 材料板の一部を切り取って取着部11とした断熱材支持金具10を立体的な型枠支持金具20に取着しようとしている状態を示す斜視図である。 材料板の一部を切り取って取着部11とした断熱材支持金具10を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 材料板の一部を切り立てて取着部11とした断熱材支持金具10を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 材料板の一部を切り取って取着部11とした断熱材支持金具10を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図である。 特許文献1に示された断熱材を型枠に固定するための型枠巾止具の構成を示す図である。
次に、上記のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態に係る断熱材支持金具10について説明すると、図1には、本発明に係る断熱材支持金具10を平面的な型枠支持金具20に取着した施工例が示してあり、また、図4には、同断熱材支持金具10を立体的な型枠支持金具20に取着した施工例が示してある。
ここで、断熱材支持金具10が取着されるべき型枠支持金具20の態様を先に説明すると、図1に示した型枠支持金具20は、その上面の左右に2枚の型枠40を同一平面上に載置して巾止めを行う、言わば平面的なものである。一方、図4に示した型枠支持金具20は、図示左方部分にて土台50の施工場所の直上に設置される型枠40を支持し、図示右方部分にてベタ基礎上に設置されることになる型枠40を支持する、言わば立体的なものである。これらの型枠支持金具20は、既存のものそのままか、あるいは、既存のものに突起22または穴23を加工したものである。
図1で使用している型枠支持金具20は、図2または図3に示したように、左右両端に各型枠40を外側から支持する型枠支持部21を形成したものであり、その内側部分には、本発明に係る断熱材支持金具10の取着部11が取着される突起22(図2の場合)、あるいは穴23(図3の場合)を形成したものである。突起22は、上述したように、一般的に各型枠支持部21に内側で対向するものであって、各型枠40の内面側を支持するものであり、通常は各型枠40の内面側を支持する型枠支持部21と共通するものである。なお、各型枠40の内面側を支持する型枠支持部21が存在しない場合に穴23が形成されるのであり、完成された土台50の外側となる型枠支持部21は、折り取り部にて折り取られることがある。
図4に示した型枠支持金具20は、図示左側の型枠40を施工場所の直上に支持し、図示右側の型枠40を左側の型枠40より高い位置で支持するようにした立体的なものであり、図5に示したような形状を有した既存のものである。そして、この型枠支持金具20は、図5の図示左端の型枠支持部21と、その直ぐ内側の型枠支持部21とで、一枚の型枠40を支持し、図示右方に立設した台座上の部品の右端の型枠支持部21と、その直ぐ内側の型枠支持部21とで、他の一枚の型枠40を支持するものである。
なお、各型枠支持金具20に形成した型枠支持部21の内、型枠40の内側になる型枠支持部21は、当該型枠40の内側に設置される断熱材30との間に部分的な隙間を形成するように思われるが、この断熱材30は、本質的に軟質かつ弾力的な材料によって形成されるものであるし、後述する断熱材支持金具10の押圧部12によって型枠40の内面に押圧されるものであるから、この隙間は断熱材30が押し潰されることによって消滅し、何等の問題も発生させないものとなる。
さて、本発明に係る断熱材支持金具10は、図6〜図8に示したような態様のものがあり、それぞれ、型枠支持金具20に対する着脱自在な取着を行う取着部11と、断熱材30が支承されて、この断熱材30を型枠40の内面側に押圧する押圧部12とを備えたものである。図6に示した断熱材支持金具10は、材料板の一部を切り取って一個の取着部11とした、つまり型枠支持金具20側の型枠支持部21または突起22が挿入される穴としたものであり、図7に示した断熱材支持金具10は、材料板の一部を切り立てて取着部11とした、つまり型枠支持金具20側の穴23に挿入される突起としたものである。また、図8に示した断熱材支持金具10は、材料板の一部を切り取って2個の取着部11とした、つまり型枠支持金具20側の2本に形成されている型枠支持部21または突起22が挿入される一対の穴としたものである。
換言すれば、この断熱材支持金具10は、例えば、一枚の金属板をプレス加工することによって、取着部11となる穴もしくは突起を本体部13に形成すると同時に、押圧部12となる部分を本体部13に対して折曲することにより一体成形したものである。勿論、合成樹脂を材料として、図6〜図8に示す断熱材支持金具10に、例えば射出成形してもよいことは言うまでもない。
各取着部11は、上記のように、穴や突起として形成されるものであるが、その大きさや位置あるいは数は、これに対応する型枠支持金具20側の型枠支持部21、突起22あるいは穴23のそれらに応じて形成すればよいことは言うまでもない。この取着部11は、必要に応じて、ネジ止めできるものであってもよいし、図2等に示したような上方からの差し込みタイプだけでなく、横方向からの差し込みタイプのものであってもよい。
各押圧部12は、材料板が弾性のある金属板であれば、折り曲げ形成するのが最も簡便である。そして、この押圧部12については、図6〜図8に示したように、その下部において、本体部13から型枠40側に向かう僅かな傾斜を形成し、中間部分から上端に掛けて、挿入案内部12aを形成するのが最も好ましい。何故なら、この押圧部12によって断熱材30を型枠40側に押圧できるようにするためである。また、挿入案内部12aは、押圧部12の途中を折り曲げて、先端が取着部11とは反対側に傾斜するものとするのがよい。何故なら、この傾斜した先端で断熱材30の下端部を、当該押圧部12と型枠40との間に挿入し易くするからである。
本体部13は、その巾を型枠支持金具20の型枠支持部21と同程度としたもので、図6〜図8に示したように、押圧部12が形成されている前部13aと、押圧部12とは反対側になる後部13bとに区分できる。これらの前部13a及び後部13bは、取着部11を境界とするものであり、前部13a上には、図6〜図8の各(a)に示したように、断熱材30の下端面が載置されることになり、後部13b上には型枠40が載置されることになるものである。換言すれば、本発明に係る断熱材支持金具10は、その設置が完了したときには、本体部13の後部13b上に型枠40が載置されて型枠支持金具20側に押さえられるものであり、特定の固定を行うまでもなく、型枠40と押圧部12との間への断熱材30の挿入時に位置ズレが生ずることはないのである。
なお、型枠支持金具20によって巾止めされた両型枠40の上端は、例えば図4に示したように、上端止め24によって巾止めされるのであり、これによって、各型枠支持金具20だけでは不足する各型枠40の止めが完成される。この上端止め24は、型枠支持金具20の一種であり、この上端止め24に対しても、本発明に係る断熱材支持金具10が取着されることがあることは、前述した通りである。
10 断熱材支持金具
11 取着部
12 押圧部
12a 挿入案内部
13 本体部
13a 前部
13b 後部
20 型枠支持金具
21 型枠支持部
22 突起
23 穴
24 上端止め
30 断熱材
40 型枠
50 土台

Claims (4)

  1. 家屋の土台を形成するための型枠を支持する金具に着脱自在に取着されて、前記型枠の内側に配置される断熱材を前記型枠に対して位置決めする断熱材支持金具であって、
    前記型枠支持金具に対する着脱自在な取着を行う取着部と、前記断熱材が支承されて、この断熱材を前記型枠の内面側に押圧する押圧部とを備えたことを特徴とする断熱材支持金具。
  2. 前記取着部を、材料板の一部を切り取ることにより形成し、前記材料板の残部を、前記型枠支持金具の台部上に載置される本体部としたことを特徴とする請求項1に記載の断熱材支持金具。
  3. 前記取着部を、材料板の一部を切り立てることにより形成し、前記材料板の残部を、前記型枠支持金具の台部上に載置される本体部としたことを特徴とする請求項1に記載の断熱材支持金具。
  4. 前記押圧部の上部を、前記断熱材の反対側に折曲された挿入案内部としたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の断熱材支持金具。
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