JP2009287240A - 保温板の形成方法 - Google Patents

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輝雄 伊東
Nobuyuki Miyamoto
伸之 宮本
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Abstract

【課題】 型枠を支持する端太材の設置を省くとともに、コンクリートの硬化後には補強材を必要としない保温板の形成方法を提供することである。
【解決手段】 保温板の形成方法は、発泡樹脂製の保温板本体2の前面5または後面6のうちの少なくとも一面における上面から下面、一側面から他側面、上面から下面および一側面から他側面のいずれかにかけて、厚さ方向に切り込まれた垂直スリット7と、該垂直スリット7の先端部に垂直スリット7と直交して切り込まれた水平スリット8とからなる嵌合用スリット3を形成した後、該嵌合用スリット3に上面、下面、側面のいずれかから補強材4を差し込むことである。
【選択図】 図1

Description

本願発明は鉄筋コンクリート造の躯体の内側などに張って使用するか、あるいは型枠の堰板に使用する保温板の形成方法に関するものである。
鉄筋コンクリート造の躯体の内側に張る保温板としては、図12の(1)に示すようなものが使用されている。これは発泡樹脂製の保温板37の一面に硬質合成樹脂製の補強材38が一体的に設置されたものであり、これが同図の(2)に示すように、型枠39の堰板として使用され、縦横の端太材40、41で支持されている。また、その他の保温板としては、例えば特公平7−6244号公報の発明が知られている。
特公平7−6244号公報
しかし、上記の保温板には硬質合成樹脂製の補強材が一体的に設置されているが、この補強材では強度が足りないため型枠の堰板に使用するときには縦横の端太材で支持する必要があった。またコンクリートが硬化して型枠を解体した後にも、補強材が保温板に一体となっているため(保温板として使用するには補強材は不要になる)非経済的であった。
本願発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、型枠を支持する端太材の設置を省くとともに、コンクリートの硬化後には補強材を必要としない保温板の形成方法を提供することである。
以上の課題を解決するための保温板の形成方法は、発泡樹脂製の保温板本体の前面または後面のうちの少なくとも一面における上面から下面、一側面から他側面、上面から下面および一側面から他側面のいずれかにかけて、厚さ方向に切り込まれた垂直スリットと、該垂直スリットの先端部に垂直スリットと直交して切り込まれた水平スリットとからなる嵌合用スリットを形成した後、該嵌合用スリットに上面、下面、側面のいずれかから補強材を差し込むことを特徴とする。また嵌合用スリットは縦側嵌合用スリットと横側嵌合用スリットとを交差して形成することを含む。また保温板本体の側面から横側嵌合用スリットに補強材を差し込んだ後、保温板本体の上面または下面から縦側嵌合用スリットに補強材を差し込むことを含むものである。
保温板を型枠の堰板として使用するときに、補強材を嵌合用スリットに保温板の上面、下面、側面のいずれかの側から差し込むことにより、堰板を支持する縦横いずれかの端太材の設置を省くことができる。またコンクリートが硬化して型枠を解体した後には、補強材を保温板の上面、下面、側面のいずれかの側から引き抜くことができるので、補強材のない保温板として使用することができる。また嵌合用スリットには使用用途に応じた形状の補強材を差し込むことができる。また補強材を保温板に交差状に差し込むことができる。
以下、本願発明の保温板の形成方法の実施の形態について説明する。各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成は異なった符号を付して説明する。
この保温板は鉄筋コンクリート造の躯体の内側に張り付けて断熱材として使用するため、はじめは型枠内側の堰板として使用するが、該型枠の解体後には保温板として使用される。
図1〜図4は第1の実施の形態の保温板1の形成方法である。この保温板1は保温板本体2の一面(前面または後面)に形成された嵌合用スリット3に補強材4が取外自在に差し込まれて構成されている。この保温板本体2は厚さ40mm以上で、熱抵抗値1.18mK/W以上を有し、かつ曲げ強さ35N/cm以上の平面長方形の発泡プラスチック断熱材ボードであり、短辺方向に沿って二本一組の嵌合用スリット3が230mm以下の間隔をもって7本形成され、これに補強材4が取外自在に差し込まれている。
この嵌合用スリット3は保温板本体の前面5から後面6側にかけて切り込まれた二本一組の垂直スリット7と、これらの垂直スリット7の先端部に、垂直スリット7と直交して内側に切り込まれた(対向状になって)水平スリット8とから構成されている。したがって、L字形のスリットが向かい合って嵌合用スリット3が構成され、この嵌合用スリット3に同じ形状の補強材4が差し込まれている。
この補強材4は普通軟鋼によって二枚の垂直片9と、これらを連結する水平片10とから平面コ字形に形成され、垂直片9の先端部には内側に折れ曲がった折曲片11が対向して形成されている。この補強材4は断面二次モーメントが2cm以上を有するため、嵌合用スリット3に差し込まれたときには型枠の堰板として使用され(保温板本体2が補強されるので)、補強材4が嵌合用スリット3から引き抜かれたときには躯体に張り付けられた保温板1として使用される。
また補強材4は、図2の(2)に示すように、断面二次モーメントIxが2cm以上(弾性率1×1011Pa以上)を有するため、この補強材4を嵌合用スリット3に差し込んだ保温板1の強度は、たわみ荷重が3mmたわみで約70kg以上であり、曲げ弾性率が約150MP以上となり、型枠の堰板として使用可能になる。
この保温板1の形成方法は、はじめに上記の保温板本体2の前面に二本一組の嵌合用スリット3を適宜間隔ごとに形成する。これは糸鋸によって垂直スリット7を前面5側から後面6側にかけて所定の深さまで、すなわち所定の厚さを残して切り込んだ後、この先端部から横方向(前面と水平の方向)、すなわち二本の垂直スリット7の内側に向かって適宜長さ切り込んで水平スリット8を形成する。
この水平スリット8は垂直スリット7と直交して形成されたことにより、平面L字形のスリットが対向して嵌合用スリット3を形成する。そのため嵌合用スリット3には補強材4を保温板本体2の上面側または下面側からのみ差し込むことができ、前面5側からは差し込むことができない。
次に、この嵌合用スリット3に上記と同じ形状の補強材4を差し込むが、図1および図3に示すように、保温板本体2の上面側から補強材4を差し込んで、左側から右側の嵌合用スリット3にかけて順次差し込んで保温板1を形成する。
また図5および図6は第2の実施の形態の保温板12である。これは保温板本体2に短辺方向に沿った縦側嵌合用スリット13と、これに直交した横側嵌合用スリット14とが形成され、これらの嵌合用スリット13、14に補強材15、16が差し込まれたものであり、これ以外は第1の実施の形態の保温板1と同じ構成である。
この保温板12は、保温板本体2の縦横方向(短辺方向および長辺方向)に補強材15、16が設置されているため、強度をさらに大きくして、型枠の堰板として使用することができる。この縦側嵌合用スリット13と横側嵌合用スリット14に差し込まれた補強材15、16も取外自在となっている。
次に、この保温板12の形成方法について説明する。はじめに保温板本体2の前面5に二本一組の縦側嵌合用スリット13と、これに直交した二本一組の横側嵌合用スリット14とを適宜間隔ごとに、上記と同じ方法で形成する。この場合も上記と同様に、補強材15、16を縦側嵌合用スリット13と、横側嵌合用スリット14とに保温板本体2の上面側または下面側からのみ差し込むことができ、前面側からは差し込むことができない。
次に、これらの縦側嵌合用スリット13と横側嵌合用スリット14とに補強材15、16を差し込む。はじめに、図5に示すように、横側嵌合用スリット14に保温板本体2の一側面から他側面にかけて(図においては右側から左側にかけて)差し込む。
そして、この横側嵌合用スリット14に差し込まれた補強材15によって縦側嵌合用スリット13が上下に分断されるため、上側の縦側嵌合用スリット13には保温板本体2の上面から補強材16を差し込むと共に、下側の縦側嵌合用スリット13には保温板本体2の下面から補強材16を差し込む。このようにして左側から右側の縦側嵌合用スリット13にかけて補強材16を順次差し込んでゆくと、図6に示すような保温板1が形成される。
また図7の(1)および(2)は第3の実施の形態の保温板18である。これは保温板本体2の正面の垂直スリット7と水平スリット8とからなる嵌合用スリット19に補強材20を差し込んで形成したものであり、これ以外は第1の実施の形態の保温板1と同じ構成である。この嵌合用スリット19は平面L字形のスリットを、水平スリット8が相反する方向に向くようにして形成したものである。
なお、この嵌合用スリット19は保温板本体2の縦方向、すなわち短辺方向に沿って形成されているが、これは保温板本体2の横方向、すなわち長辺方向に沿って形成することもできる。
上記の(1)の補強材20は、外側に折れ曲がった折曲片21を備えた垂直片22が水平片23で接合されて形成されたものである。また(2)の補強材24は水平片23が折曲片21と同じように垂直片22から外側に突出して形成されたものであり、それ以外は(1)の補強材20と同じ構成である。
この保温板18も前記と同様に保温板本体2の上面または下面から嵌合用スリット19に補強材20、24を差し込んで形成するものである。
また図8の(1)および(2)は第4の実施の形態の保温板26である。これは保温板本体2の正面の垂直スリット7と水平スリット8とからなる平面T字形の嵌合用スリット27に補強材28、29を差し込んで形成したものであり、これ以外は第1の実施の形態の保温板1と同じ構成である。
上記の(1)の保温板26は嵌合用スリット27に平面H形の補強材28が差し込まれて形成されたものであり、保温板本体2の強度を大きくすることができる。また(2)の保温板26は嵌合用スリット27に平面T形の補強材29が差し込まれて形成されたものである。
なお、この嵌合用スリット27は保温板本体2の縦方向、すなわち短辺方向に沿って形成されているが、保温板本体2の横方向、すなわち長辺方向に沿って形成することもできる。
この保温板26も前記と同様に保温板本体2の上面または下面から嵌合用スリット27に補強材28、29を差し込んで形成するものである。
次に、保温板の使用方法について、第1の実施の形態の保温板1を用いて説明する。まず、工場などで嵌合用スリット3に断面二次モーメントIxが2cm以上の補強材(弾性率1×1011Pa以上)4が差し込まれた保温板1を製造する。この補強材4は工場で予め嵌合用スリット3に差し込んでも良いが、現場において差し込むようにしてもよい。
次に、図9に示すように、この保温板1を堰板にした型枠31を組み立てるが、補強材4が縦側に位置するように組み立てて横側の外端太32で支持すると、外側の合板33と、内側の保温板1とからなる型枠31が形成される。このように断面二次モーメントIxが2cm以上の補強材4を取り付けた保温板1を堰板にした型枠31は、図10に示すように、水平方向の外端太32の設置間隔34を、合板の型枠と同じ設置間隔にすることができるとともに、合板の型枠における垂直の外端太を省くことができる。
次に、この型枠31内へのコンクリートの打設前に保温板1の上面に粘着テープ(図示せず)を張って補強材4を覆う(またはコーキング材でコートする)。これは生コンが保温板1の上面に付着して補強材4が引き抜けなくなるのを防ぐものである。そして、この型枠31内にコンクリート35を打設し、これが硬化した後に型枠31を解体すると、躯体36の内側に保温板1が設置される。そして、この保温板本体2の上面から粘着テープを除去して、嵌合用スリット3から補強材4を引き抜くと、図11に示すように、堰板としての役割が終わり保温板1として使用される。
なお、上記の保温板の設置方法は第1の実施の形態の保温板1を使用したが、その他の第2〜第4の実施の形態の保温板12、18、26も同じ方法で使用する。
第1の実施の形態の保温板の形成方法の正面図である。 (1)は第1の実施の形態の保温板の一部省略斜視図、(2)は水平方向の断面図、(3)は(2)のA−A線断面図である。 補強材を嵌合用スリットに差し込んで形成する保温板の斜視図である。 (1)は保温板の平面図、(2)は補強材の正面図である。 第2の実施の形態の保温板の形成方法の正面図である。 第2の実施の形態の保温板の斜視図である。 (1)および(2)は第3の実施の形態の保温板の形成方法の一部省略斜視図である。 (1)および(2)は第4の実施の形態の保温板の形成方法の一部省略斜視図である。 保温板を使用した型枠内にコンクリートを打設した断面図である。 保温板の使用方法における型枠の正面図である。 補強材が引き抜かれた保温板を躯体に設置した断面図である。 (1)は従来の保温板の平面図、(2)は従来の保温板を使用した型枠内にコンクリートを打設した断面図である。
符号の説明
1、12、18、26 保温板
2 保温板本体
3、19、27 嵌合用スリット
4、15、16、20、24、28、29、38 補強材
5 保温板本体の前面
6 保温板本体の後面
7 垂直スリット
8 水平スリット
9、22 垂直片
10、23 水平片
11、21 折曲片
13 縦側嵌合用スリット
14 横側嵌合用スリット
31、39 型枠
32、40、41 外根太
34 設置間隔
35 コンクリート
36 躯体

Claims (3)

  1. 発泡樹脂製の保温板本体の前面または後面のうちの少なくとも一面における上面から下面、一側面から他側面、上面から下面および一側面から他側面のいずれかにかけて、厚さ方向に切り込まれた垂直スリットと、該垂直スリットの先端部に垂直スリットと直交して切り込まれた水平スリットとからなる嵌合用スリットを形成した後、該嵌合用スリットに上面、下面、側面のいずれかから補強材を差し込むことを特徴とする保温板の形成方法。
  2. 嵌合用スリットは縦側嵌合用スリットと横側嵌合用スリットとを交差して形成することを特徴とする請求項1に記載の保温板の形成方法。
  3. 保温板本体の側面から横側嵌合用スリットに補強材を差し込んだ後、保温板本体の上面または下面から縦側嵌合用スリットに補強材を差し込むことを特徴とする請求項2に記載の保温板の形成方法。
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