JP2013208098A - 細胞遊走試験用装置および細胞遊走試験方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表面に第1の線状導電性領域11と第2の線状導電性領域12と絶縁性領域3とを有する基材4を備え、第1および第2の線状導電性領域は、一方の端部が細胞接着性領域5に接触しておりその領域上および周囲が細胞接着阻害性領域6であり、第1および第2の線状導電性領域は薬剤供給部7に接触しており、第1の線状導電性領域上と薬剤供給部13との距離が、第2の線状導電性領域上と薬剤供給部14との距離に等しく、第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部に異なる濃度で薬剤を供給可能であり、第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域は、第1および第2の線状導電性領域への電圧印加によって細胞接着性領域に変化することが可能である。
【選択図】図1
Description
(1)細胞遊走試験用装置であって、
その表面に第1の線状導電性領域と第2の線状導電性領域と絶縁性領域とを有する基材を備え、
第1および第2の線状導電性領域は、
一方の端部が細胞接着性領域に接触しておりその領域上および周囲が細胞接着阻害性領域であるか、または
一部領域上が細胞接着性領域でありその他領域上および周囲が細胞接着阻害性領域であり、
第1および第2の線状導電性領域は薬剤供給部に接触しており、
第1の線状導電性領域上またはこれに接触する細胞接着性領域と薬剤供給部との距離が、第2の線状導電性領域上またはこれに接触する細胞接着性領域と薬剤供給部との距離に等しく、
第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部に異なる濃度で薬剤を供給可能であり、
第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域は、第1および第2の線状導電性領域への電圧印加によって細胞接着性領域に変化することが可能である、
前記装置。
(2)第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部が互いに接続して流路を形成している、(1)記載の装置。
(3)流路が薬剤導入口および薬剤排出口と接続している、(2)記載の装置。
(4)第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部とが独立しており、それぞれ薬剤導入口と接続している、(1)記載の装置。
(5)細胞遊走試験方法であって、
(i)(1)〜(4)のいずれかに記載の細胞遊走試験用装置の基材上に細胞を播種して、細胞接着性領域に細胞を接着させる工程、
(ii)第1および第2の線状導電性領域に電圧を印加することによって、第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域を細胞接着性領域に改変する工程、
(iii)第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部における薬剤濃度が異なるように、薬剤供給部に薬剤を供給する工程、および
(iv)細胞接着性領域に改変された領域へ細胞を遊走させる工程
を含む、上記方法。
(6)一定時間経過後、第1の線状導電性領域と第2の線状導電性領域における細胞の遊走距離を測定する工程をさらに含む、(5)記載の方法。
まず、本発明の細胞遊走試験用装置の第一の実施形態を図1に基づいて説明する。図1に示すように、この細胞遊走試験用装置10は、その表面に第1の線状導電性領域11と第2の線状導電性領域12と絶縁性領域3とを有する基材4を備え、
第1および第2の線状導電性領域は、一方の端部が細胞接着性領域5に接触しておりその領域上および周囲が細胞接着阻害性領域6であり、
第1および第2の線状導電性領域は薬剤供給部7に接触しており、
第1の線状導電性領域に接触する細胞接着性領域と薬剤供給部との距離8が、第2の線状導電性領域に接触する細胞接着性領域と薬剤供給部との距離9に等しく、
第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部13と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部14に異なる濃度で薬剤を供給可能であり、
第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域は、第1および第2の線状導電性領域への電圧印加によって細胞接着性領域に変化することが可能である。
第1および第2の線状導電性領域は、一部領域上が細胞接着性領域5でありその他領域上および周囲が細胞接着阻害性領域6であり、
第1および第2の線状導電性領域は薬剤供給部7に接触しており、
第1の線状導電性領域上の細胞接着性領域と薬剤供給部との距離8が、第2の線状導電性領域上の細胞接着性領域と薬剤供給部との距離9に等しく、
第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部13と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部14に異なる濃度で薬剤を供給可能であり、
第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域は、第1および第2の線状導電性領域への電圧印加によって細胞接着性領域に変化することが可能である。
本発明において細胞接着性とは、細胞が接着すること、または細胞が接着しやすいことを意味する。細胞接着阻害性とは、細胞が接着しにくいことまたは細胞が接着しないことを意味する。したがって、細胞接着性領域と細胞接着阻害性領域とがパターン化されて配置された基材上に細胞を播種すると、細胞接着性領域には細胞が接着するが、細胞接着阻害性領域には細胞が接着しないため、基材上には細胞がパターン状に配列されることになる。
本発明の細胞遊走試験用装置に用いられる基材としては、第1および第2線状導電性領域を形成可能な材料から構成されるものであれば特に制限されない。絶縁性材料からなる基材上に導電性領域を形成することが好ましい。基材材料としては、具体的には、ガラス、石英ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミナ、サファイア、フォルステライト、感光性ガラス、セラミック、シリコン、エラストマー、プラスチック(例えば、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂、ナイロン、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂、メチルペンテン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂)で代表される有機材料を挙げることができる。その形状も限定されず、例えば、平板、平膜、フィルム、多孔質膜等の平坦な形状、シリンダ、スタンプ、マルチウェルプレート、マイクロ流路等の立体的な形状、並びに表面に凹凸が形成された形状が挙げられる。フィルムを使用する場合、その厚さは特に制限されないが、通常0.1〜1000μm、好ましくは1〜500μm、より好ましくは10〜200μmである。
絶縁性材料からなる基材上に導電性領域を形成する場合、公知のパターニング技術を利用できる。公知のパターニング技術としては、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法およびコンタクトプリンティング法等の各種印刷法による方法、各種リソグラフィー法を用いる方法、並びにインクジェット法による方法、他に微細な溝を彫刻等する立体成型の手法等が挙げられる。具体的には、絶縁性材料からなる基材、例えばガラス基材に、電極材料、例えば金属膜または金属酸化物膜を成膜し、これをフォトリソグラフィ技術等の公知の技術を用いてパターニングすることにより、所望のパターンの導電性領域を形成することができる。
細胞接着阻害性領域は、好ましくは、炭素酸素結合を有する有機化合物により形成される親水性膜からなる。当該親水性膜は、水溶性や水膨潤性を有する、炭素酸素結合を有する有機化合物を主原料とする薄膜であり、酸化される前は細胞接着阻害性を有し、酸化および/または分解された後は細胞接着性を有しているものであれば特に限定されない。
本発明では、細胞接着性領域は、炭素酸素結合を有する有機化合物を含む細胞接着阻害性の親水性膜に酸化処理および/または分解処理を施して細胞接着性とした領域により形成されることが好ましい。
細胞接着性領域(結合層が存在する場合には結合層も含む)の炭素量は、細胞接着阻害性領域(結合層が存在する場合には結合層も含む)の炭素量と比較して低いことが好ましい。具体的には、細胞接着性領域の炭素量が、細胞接着阻害性領域の炭素量に対して20〜99%であることが好ましい。この範囲内に該当することは、親水性膜の厚さ(結合層が存在する場合には結合層の厚さと親水性膜の厚さの合計)が10μm以下の場合に特に好適である。「炭素量(atomic concentration、%)」は下記に定義する通りである。
本発明の親水性薄膜(結合層が存在する場合には結合層も含む)の評価手法としては、接触角測定、エリプソメトリー、原子間力顕微鏡観察、電子顕微鏡観察、オージェ電子分光測定、X線光電子分光測定、各種質量分析法等を用いることができる。これらの手法の中で、最も定量性に優れているのはX線光電子分光測定(XPS/ESCA)である。この測定方法で求められるのは相対的定量値であり、一般的に元素濃度(atomic concentration、%)で算出される。以下、本発明におけるX線光電子分光分析方法を詳細に説明する。
本発明の細胞遊走試験用装置の基材では、細胞接着性領域と細胞接着阻害性領域とがパターン化されて配置される。細胞接着性領域と細胞接着阻害性領域と細胞接着性に変化する領域とをパターニングにより予め決定することにより、細胞遊走試験において細胞を遊走させる領域および方向を制御することができる。
第1の線状導電性領域および第2の線状導電性領域はいずれも薬剤供給部に接触している。本発明の細胞遊走試験用装置は、薬剤に対する細胞の遊走を試験するため好適に用いられる。線状導電性領域に電圧が印加されると、細胞接着阻害性領域が細胞接着性に変化して細胞遊走路が形成されるが、薬剤供給部に供給された薬剤は、基材表面を拡散して濃度勾配を形成し、一部が電圧印加前の細胞接着性領域に接着した細胞まで到達する。そして、薬剤に接触した細胞が、線状導電性領域への電圧印加後に形成される細胞接着性領域の細胞遊走路を遊走する速度を解析することができる。ここで、線状導電性領域が薬剤供給部に接触するとは、電圧印加後に線状導電性領域上に形成される細胞遊走路に薬剤供給部の薬剤が拡散可能であることを意味する。
細胞遊走試験用装置で試験する細胞としては、血球系細胞やリンパ系細胞等の浮遊細胞でもよいし接着性細胞でもよいが、本発明は、接着性を有する細胞に対して好適に使用される。また遊走する性質を有する細胞に対して好適に使用される。そのような細胞としては、例えば、肝癌細胞、グリオーマ細胞、結腸癌細胞、腎癌細胞、膵癌細胞、前立腺癌細胞、大腸癌細胞、乳癌細胞、肺癌細胞、卵巣癌細胞等の癌細胞、肝臓の実質細胞である肝細胞、クッパー細胞、血管内皮細胞や角膜内皮細胞等の内皮細胞、線維芽細胞、骨芽細胞、砕骨細胞、歯根膜由来細胞、表皮角化細胞等の表皮細胞、気管上皮細胞、消化管上皮細胞、子宮頸部上皮細胞、角膜上皮細胞等の上皮細胞、乳腺細胞、ペリサイト、平滑筋細胞や心筋細胞等の筋細胞、腎細胞、膵ランゲルハンス島細胞、末梢神経細胞や視神経細胞等の神経細胞、軟骨細胞、骨細胞等が挙げられる。これらの細胞は、組織や器官から直接採取した初代細胞でもよく、あるいは、それらを何代か継代させたものでもよい。さらにこれらの細胞は、未分化細胞である胚性幹細胞、多分化能を有する間葉系幹細胞等の多能性幹細胞、単分化能を有する血管内皮前駆細胞等の単能性幹細胞、分化が終了した細胞の何れであってもよい。また、細胞は単一種を培養してもよいし二種以上の細胞を共培養してもよい。
本発明の細胞遊走試験用装置を用いて、様々な薬剤に対する細胞の遊走を解析することができる。本発明において試験の対象となる薬剤は特に制限されず、例えば、天然または人為的に合成された各種ペプチド、タンパク質(酵素又は抗体を含む)、核酸(ポリヌクレオチド(DNA若しくはRNA)、オリゴヌクレオチド(siRNA、shRNAまたはデコイオリゴなど)、またはペプチド核酸(PNA)など)、有機化合物、無機化合物、低分子化合物、およびその他の高分子化合物などが挙げられる。具体的には、ウシ胎児血清(FBS)、上皮細胞増殖因子(EGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF)、Latrunculin B、サイトカラシンなどが挙げられる。
上記のように、本発明の細胞遊走試験用装置の基材上に細胞を播種し、好ましくは培養を行い、細胞接着性領域に細胞を接着させた後、第1および第2線状導電性領域に電圧を印加し、当該領域上の細胞接着阻害性領域を細胞接着性に変化させることを利用して、細胞遊走の観察試験を行うことができる。すなわち、本発明の細胞遊走試験方法は、
(i)本発明の細胞遊走試験用装置の基材上に細胞を播種して、細胞接着性領域に細胞を接着させる工程、
(ii)第1および第2の線状導電性領域に電圧を印加することによって、第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域を細胞接着性領域に改変する工程、
(iii)第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部における薬剤濃度が異なるように、薬剤供給部に薬剤を供給する工程、および
(iv)細胞接着性領域に改変された領域へ細胞を遊走させる工程
を含む、上記方法。
ガラス基板(コーニング社製)を用意し、スパッタリングによりガラス基材上に1500Åの厚さにITO(酸化インジウム錫)を成膜した。フォトリソグラフィにより、幅10μm、長さ5mmの遊走路がピッチ30μmで90本並ぶようにパターニングした。
パターニングされたITO成膜ガラス基材上にあらかじめ加水分解されたエポキシシラン(GE東芝シリコーン製)をスピンコーティングで塗布した後、80℃で15分加熱し、純水で洗浄することによりシラン化合物を成膜した。このとき、ITO成膜ガラス基材の接触角は、40〜55°であった。同基材上に触媒量の硫酸を添加したポリエチレングリコール(PEG)としてPEG400(シグマ・アルドリッチ)を浸漬法にて塗布し、100℃で1時間加熱し、純水で洗浄することによりPEGをコーティングした。この基材の接触角は27〜35°程度であった。
PEGがコーティングされた基材上に、幅1000μmのライン状の開口部を有するパターンが形成されているフォトマスクを、ライン状の開口部が遊走路と直行するように配置し、プロキシミティ露光によりVUV(波長172nm)を照射してライン状の開口部にあたるPEGを分解した。
上記のように作製した基材と、底面に18mmφの穴が空いている35mmφのポリスチレン製ディッシュとを接着剤にて接合させ、1日以上放置することで出ガスを抜き、ディッシュ化した。以上のようにしてディッシュを5つ作製した。
作製されたディッシュそれぞれに2.0×105細胞/cm2となるようにマウス線維芽細胞を播種し、DMEM 10%FBS溶液中で24時間培養した。
細胞がライン状のパターンに接着していることを確認した後、遊走させたい方向の導電性領域を正極、それに対向する側の導電性領域を負極につなぎ、2.0Vで1分間電圧を印加し、PEGを脱離した。
電圧印加後、各ディッシュの培地を取り除き、薬剤としてFBSの濃度が培地中0%、0.1%、1%、10%、20%のものを調整し、ディッシュごとに各濃度の培地に交換した。
CCDカメラにて5分間に一度細胞を撮影し、遊走路上における細胞の進行距離を定量化した。電圧印加24時間後に撮影した結果を図6に示す。
2:第2導電性領域
3:絶縁性領域
4:基材
5:細胞接着性領域
6:細胞接着阻害性領域
7:薬剤供給部
8:細胞接着性領域と薬剤供給部の距離
9:細胞接着性領域と薬剤供給部の距離
10:細胞遊走試験用装置
11:第1の線状導電性領域
12:第2の線状導電性領域
13:第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部
14:第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部
15:薬剤導入口
16:薬剤排出口
20:蓋部材
21:細胞導入口
Claims (6)
- 細胞遊走試験用装置であって、
その表面に第1の線状導電性領域と第2の線状導電性領域と絶縁性領域とを有する基材を備え、
第1および第2の線状導電性領域は、
一方の端部が細胞接着性領域に接触しておりその領域上および周囲が細胞接着阻害性領域であるか、または
一部領域上が細胞接着性領域でありその他領域上および周囲が細胞接着阻害性領域であり、
第1および第2の線状導電性領域は薬剤供給部に接触しており、
第1の線状導電性領域上またはこれに接触する細胞接着性領域と薬剤供給部との距離が、第2の線状導電性領域上またはこれに接触する細胞接着性領域と薬剤供給部との距離に等しく、
第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部に異なる濃度で薬剤を供給可能であり、
第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域は、第1および第2の線状導電性領域への電圧印加によって細胞接着性領域に変化することが可能である、
前記装置。 - 第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部が互いに接続して流路を形成している、請求項1記載の装置。
- 流路が薬剤導入口および薬剤排出口と接続している、請求項2記載の装置。
- 第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部とが独立しており、それぞれ薬剤導入口と接続している、請求項1記載の装置。
- 細胞遊走試験方法であって、
(i)請求項1〜4のいずれか1項に記載の細胞遊走試験用装置の基材上に細胞を播種して、細胞接着性領域に細胞を接着させる工程、
(ii)第1および第2の線状導電性領域に電圧を印加することによって、第1および第2の線状導電性領域上の細胞接着阻害性領域を細胞接着性領域に改変する工程、
(iii)第1の線状導電性領域に接触する薬剤供給部と第2の線状導電性領域に接触する薬剤供給部における薬剤濃度が異なるように、薬剤供給部に薬剤を供給する工程、および
(iv)細胞接着性領域に改変された領域へ細胞を遊走させる工程
を含む、上記方法。 - 一定時間経過後、第1の線状導電性領域と第2の線状導電性領域における細胞の遊走距離を測定する工程をさらに含む、請求項5記載の方法。
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