JP2013208015A - 磁気機能装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品数のさらなる減少により構造がさらに簡素化されうる磁気機能装置を提供する。
【解決手段】磁気機能装置は磁極群G1、磁性体群G2及び電機子群G3、並びに軸線方向又は径方向に各群が順に重なるように配置されている状態で当該各群を支持する部材P1、P2及びP3を備えている。磁極群G1は、軸線Q回りの偶数倍の回転対称性を有するように配列されているN1個の磁極M1からなる。磁性体群G2は、軸線Q回りの回転対称性を有するように配列されているN2個の磁性体M2からなる。電機子群G3は、軸線Q回りの3の整数倍の回転対称性を有するように配列されているN3個(N3=|N1±N2|)の巻線型電機子M3からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動機等の磁気機能装置に関する。
磁力により高速ロータの高速回転力が低速ロータの低速回転力として伝達されるように構成されている減速機付き電動機が提案されている(特許文献1参照)。減速機と駆動源とを構成する磁回路の一部が共通化されることにより、当該電動機を少ない構成部品で構成することが試みられている。
特開2010−154689号公報
しかし、ステータには、高速ロータに装着されている複数極の永久磁石との間の磁路を形成するための複数極(又は複数スロット)の電極子のほか、低速ロータに装着されている複数個の磁極片との間の磁路を形成するための複数個の磁石が電機子側に設けられている。このため、構成部品数がなおも多く、その構造がなおも複雑であった。
そこで、本発明は、構成部品数のさらなる減少により構造がさらに簡素化されうる磁気機能装置を提供することを解決課題とする。
本発明の磁気機能装置は、軸線回りの偶数倍の回転対称性を有するように配列されているN1個(N1>1)の磁極からなる磁極群と、当該軸線回りの回転対称性を有するように配列されているN2個(N2>1)の磁性体からなる磁性体群と、当該軸線回りの3の整数倍の回転対称性を有するように配列されているN3個(N3=|N1±N2|)の巻線型電機子からなる電機子群と、前記磁極群、前記磁性体群及び前記電機子群が前記軸線の方向又は前記軸線を基準とする径方向に順に配置されている状態で、前記磁極群、前記磁性体群及び前記電機子群のそれぞれを支持し、前記軸線回りに相対的に回転可能に構成されている第1、第2及び第3部材と、を備えていることを特徴とする。
本発明の磁気機能装置によれば、第1、第2及び第3部材のそれぞれにより支持されているN1個の磁極、N2個の磁性体及びN3個の巻線付き電機子によって、その余の磁石を必要とすることなく磁回路が形成される。したがって、構成部品数の減少により構造がさらに簡素化されながらも、減速機又は増速機付きの電動機及び発電機として機能する磁気機能装置が構成される。
具体的には、巻線型の電機子群が3相交流電力の供給により励磁されることにより回転磁界が形成され、この回転磁界により第1及び第2部材のうち一方の部材を他方の部材に対して相対的に回転させることができる。そして、当該一方の部材の回転運動を、所定の減速比又は増速比をもって、第3部材の当該他方の部材に対する相対的な回転運動として伝達させることができる。
また、磁気機能装置は、第3部材が固定された状態又はその回転が制動された状態で、出力回転部材を構成する他の部材の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機として機能する。
本発明の磁気機能装置において、前記磁極群、前記磁性体群及び前記電機子群のうち1又は2の群が、同種の構成要素から構成される一方で当該構成要素の個数が異なる対をなす第1群を構成し、その他の群が単一の第2群を構成し、前記第1、第2及び第3部材のうち、前記第1群に対応する1又は2の部材が、相互に独立して前記軸線回りに回転可能な状態で前記対をなす当該第1群のそれぞれを支持するように構成されていることが好ましい。
当該構成の磁気機能装置によれば、対をなす第1群のそれぞれを支持するように構成されている同じく対をなす部材のそれぞれが異なる速度で回転駆動されうるので、異なる2つの回転出力が同時に得られる。対を成す第1群のそれぞれの同種の構成要素数の相違が回転速度の相違に反映される。また、第2群が単一である分だけ構成要素の共通化が図られているので、構成部品の数の低下が図られる。
本発明の第1実施形態としての磁気機能装置の構成説明図。 本発明の第2実施形態としての磁気機能装置の構成説明図。 本発明の第3実施形態としての磁気機能装置の構成説明図。 本発明の磁気機能装置の応用例に関する説明図。
(第1実施形態)
(構成)
本発明の第1実施形態としての図1に示されているラジアル型の磁気機能装置は、磁極群G1、磁性体群G2及び電機子群G3を備えている。各群は、軸線Qを基準とする径方向について内側から順に相互に必要な間隔をおいて重なるように配置されている。軸線方向に垂直な方向を「径方向」と記載する。軸線に対する遠近に応じて「外」及び「内」が区別される。軸線回りの方向を「周方向」と記載する。
磁極群G1は、軸線Q回りの8回転対称性を有するように周方向に配列されている4個の磁極対を構成する8個(N1=8)の磁極M1により構成されている。磁極M1はNdFeB等の永久磁石により構成され、磁化方向が径方向に一致するように配置されている。
磁性体群G2は、軸線Q回りの20回転対称性を有するように周方向に配列されている20個(N2=20)の磁性体M2により構成されている。磁性体M2は積層した電磁鋼板等の磁性材料を原料の一部又は全部として製造されている。磁性体M2は、軸線Qに垂直な断面形状が、短弧が径方向内側にある一方で長弧が径方向外側にある扇形状(又は上底(幅狭)が径方向内側にある一方で下底(幅広)が径方向外側にある略等脚台形状)に形成されている。当該扇形の中心が軸線Q上にあることが好ましいが、軸線Qから外れて位置していてもよい。電機子M3により形成される回転磁界による磁力が磁極M1に作用する一方、磁極M1と電機子M3とが磁気的に短絡しないように、磁性体M2の径方向のサイズが適当な範囲に定義されている。
電機子群G3は、軸線回りの12回転対称性を有するように周方向に配列されている12個(N3=12=N2−N1)の電機子M3により構成されている。電機子M3は、積層した電磁鋼板などの磁性部材よりなる、径方向に延設されているコアM31にコイルM32が巻き付けられることにより構成されている電磁石により構成されている。当該電磁石の励磁状態での磁化方向が径方向に一致するように構成されている。巻線係数は「0.87」である。
コアM31の内側端部は略台形状であり、その下底部分が軸線Qを中心とする円弧を構成するように内側に窪んだような形状とされているコアM31のピッチ角度、すなわち、隣接しあうコアM31の内側端部の中心点を結ぶ円弧の中心角に対する、コアM31の内側端部をなす円弧の中心角の比率は0.5〜0.6の範囲内の数値に設定されている。
コンピュータによって構成されている制御装置により、外部電源からコイルM32に対して3相交流電力が供給されることにより、回転磁界が形成される。
磁気機能装置は、磁極群G1を径方向外側に向けた状態で支持する略正八角柱状の第1部材P1と、磁性体群G2を軸線方向について一方又は両方から支持する一対の環状部材を構成要素として有する第2部材P2(図示略)と、電機子群G3を径方向内側に向けた状態で支持する略環状の第3部材P3とを備えている。当該3つの部材P1〜P3は、軸線Q回りに相対的に回転可能に構成されている。
図1に示されているように環状の第3部材P3の径方向内側に突出するように電機子M3が配置されている「突極型構造」のほか、環状の第3部材P3の内周壁に設けられている凹部に電機子M3が収納される等、第3部材P3の内側に電機子M3が配置されている「非突極型構造」が採用されてもよい。
本実施形態では磁極数N1、磁性体数N2及び電機子数N3の組み合わせは(8,20,12)であるが、関係式(1)〜(3)のいずれかにより表わされる条件が満たされる範囲で当該組み合わせが変更されてもよい。これは他の実施形態でも同様である。
N3=N1+N2 ‥(1)。
N3=N1−N2 ‥(2)。
N3=N2−N1 ‥(3)。
例えば、関係式(3)にしたがって(N1,N2,N3)=(2n,5n,3n)(n=1,2,‥)であってもよい。関係式(1)にしたがって(N1,N2,N3)=(2n,4n,6n)であってもよい。関係式(2)にしたがって(N1,N2,N3)=(8n,5n,3n)であってもよい。
(機能)
上記構成の磁気機能装置によれば、第1部材P1、第2部材P2及び第3部材P3のそれぞれにより支持されているN1個の磁極M1、N2個の磁性体M2及びN3個の巻線付き電機子M3によって、その余の磁極片を必要とすることなく磁回路が形成される。したがって、構成部品数の減少により構造がさらに簡素化されながらも、減速機又は増速機付きの電動機及び発電機として機能する磁気機能装置が構成される。
具体的には、巻線型の電機子群G3が3相交流電力の供給により励磁されることにより回転磁界が形成され、この回転磁界により一の部材をステータの役割を果たす他の部材に対して相対的に回転させることができる。そして、当該一の部材の回転運動を、所定の減速比又は増速比をもって、さらにもう1つの部材の当該他方の部材に対する相対的な回転運動として伝達させることができる。
例えば、第2部材P2がステータとして固定されている場合、上記回転磁界により第1部材P1の軸線回りの回転運動が誘導され、当該回転運動が減速比(N3/N1)=12/8=1.5で同一の軸線回りの逆方向の回転運動として第3部材P3に対して伝達される。軸線Qを回転軸線とする出力軸が第3部材P3に連結されることにより、第3部材P3の回転運動が当該出力軸に伝達される。
また、第3部材P3がステータとして固定されている場合、上記回転磁界により第1部材P1の軸線回りの回転運動が誘導され、当該回転運動が減速比(N2/N1)=20/8=2.5で同一の軸線回りの同方向の回転運動として第2部材P2に対して伝達される。軸線Qを回転軸線とする出力軸が第2部材P2に連結されることにより、第2部材P2の回転運動が当該出力軸に伝達される。
(第2実施形態)
(構成)
本発明の第2実施形態としての図2に示されているアキシャル型の磁気機能装置は、基本的な構成要素が、軸線Qの方向に間隔を置いて近接するように組み立てられることによって構成されている。第1実施形態の磁気機能装置の構成要素と対応する構成要素については同一の符号を用いる。
磁極群G1、磁性体群G2及び電機子群G3が径方向ではなく軸線方向について相互に必要な間隔を置きながら重なるように順に配置されている。
第1部材P1は略円環板状であり、磁極M1を構成する永久磁石の磁化方向が径方向ではなく軸線方向に一致するように磁極群G1を支持するように構成されている。第3部材P3は略円環板状であり、電機子M3を構成する電磁石が、励磁状態での磁化方向が径方向ではなく軸線方向に一致するように電機子群G3を支持するように構成されている。
第2部材P2(図示略)は、磁性体群G2を径方向外側から支持する略円環状の部材を構成要素として有する。電機子M3により形成される回転磁界による磁力が磁極M1に作用する一方、磁極M1と電機子M3とが磁気的に短絡しないように、磁性体M2の軸線方向のサイズ(厚さ)が適当な範囲に定義されている。
第2実施形態の磁気機能装置のその他の構成は、第1実施形態の磁気機能装置と同様なので説明を省略する。
(機能)
上記構成の磁気機能装置によれば、第1実施形態と同様に、第1部材P1、第2部材P2及び第3部材P3のそれぞれにより支持されているN1個の磁極M1、N2個の磁性体M2及びN3個の巻線付き電機子M3によって、その余の磁極片を必要とすることなく磁回路が形成される。したがって、構成部品数の減少により構造がさらに簡素化されながらも、減速機又は増速機付きの電動機及び発電機として機能する磁気機能装置が構成される。
(第3実施形態)
(構成)
本発明の第3実施形態としての図3に示されているデュアルラジアル型の磁気機能装置は、軸線Qを共通にする2つのラジアル型の磁気機能装置(図1参照)が組み合わせられたような構成である。第1実施形態の磁気機能装置の構成要素と対応する構成要素については同一の符号を用いるとともに、適宜その構成について説明を省略する。
2つの電動機のそれぞれが、同種の構成要素を有するもののその個数が異なる磁性体群G21及びG22のそれぞれ(対をなす第1群に相当する)、及び磁極群G1及び電機子群G3(単一の第2群に相当する。)を構成要素として備えている。このように構成要素の一部である第2群の共有化により、当該2つの磁気機能装置の組み合わせによる構成部品数の低下が図られている。
第1部材P1は、略円筒状であり、その中央部を貫通する回転軸S1に連結されている。第1部材P1は、軸線Q回りの8回転対称性を有するように周方向に配列されている4個の磁極対を構成する8個(N1=8)の磁極M1を、その磁化方向が径方向に一致するように支持している。
第3部材P3は、磁気機能装置の他の構成部品を収容する空間を有するハウジングにより構成されている。第3部材P3は、軸線回りの12回転対称性を有するように周方向に配列されている12個(N3=12)の電機子M3を、その励磁状態での磁化方向が径方向に一致するように支持している。
図中左側にある第1の第2部材P21は、略円筒状であり、その一方(図中左側)の端部において軸線Qを回転軸線とする第1の出力軸S21に対して連結されている。第1の第2部材P21により支持されている第1の磁性体群G21は、軸線Q回りの20回転対称性を有するように周方向に配列されている20個(N21=20)の磁性体M21により構成されている。
図中右側にある第2の第2部材P22は、略円筒状であり、その一方(図中右側)の端部において軸線Qを回転軸線とする第2の出力軸S22に対して連結されている。第2の第2部材P22により支持されている第2の磁性体群G22は、軸線Q回りの4回転対称性を有するように周方向に配列されている4個(N22=4)の磁性体M22により構成されている。
回転軸S1は、第1部材P1を挟む両側において、第2部材M21及びM22のそれぞれに対して相対的な回転運動が可能となるようにベアリングを介して連結されている。第2部材M21及びM22のそれぞれは、第3部材M3に対して相対的な回転運動が可能となるようにベアリングを介して連結されている。第2部材M21及びM22は相互に独立に回転可能になるように軸線方向について所定の間隔をおいて配置されている。
(機能)
上記構成の磁気機能装置によれば、巻線型の電機子群G3が3相交流電力の供給により励磁されることにより回転磁界が形成される。この回転磁界により第1部材P1をステータの役割を果たす第3部材P3に対して相対的に回転させることができる。
そして、第1部材P1の回転運動が、減速比(N21/N1)=20/8=2.5で同一の軸線回りの同方向の回転運動として第1の第2部材P21及び第1の出力軸S21に対して伝達される。また、第1部材P1の回転運動が、増速比(N1/N22)=8/4=2.0で同一の軸線回りの逆方向の回転運動として第2の第2部材P22及び第2の出力軸S22に対して伝達される。
(その他の実施形態)
第3実施形態では第1群及び第2群の組み合わせが(磁極群、磁性体群、電機子群)=(2、1、2)であったが、当該組み合わせが変更されてもよい。例えば、磁気機能装置が、構成が異なる磁極群G11及びG12のそれぞれ(第1群に相当する。)、並びに磁性体群G2及び電機子群G3(第2群に相当する。)を構成要素として備えていてもよい(すなわち、(磁極群、磁性体群、電機子群)=(1、2、2))。
この場合、第1出力軸は、第1の磁極群G11を支持する第1の第1部材P11に対して連結される。第2出力軸は、第1の第1部材P11と相互に独立して回転可能であるとともに第2の磁極群G12を支持する第2の第1部材P12に連結される。当該構成により、第1出力軸及び第2出力軸のそれぞれが異なる速度で回転駆動されうる。
2つのアキシャル型の磁気変速装置が組み合わせられることにより、第1出力軸及び第2出力軸のそれぞれが異なる速度で回転駆動されるように構成されてもよい(図2参照)。この場合、例えば第1の磁極群G11、第1の磁性体群G21、電機子群G3、第2の磁性体群G22及び第2の磁極群G12が、軸線方向に適当な間隔をおいて重なるように配置される。このように電機子群G3が2つの磁気変速装置に共通の構成要素とされることにより、当該2つの磁気変速装置の組み合わせによる構成部品数の節約が図られている。
(応用例)
本発明の磁気機能装置はアクチュエータ又は減速機付き電動機として車両、ロボット及び歩行補助装置等の電動装置又は機器に搭載されてもよい。
例えば、複数の関節機構において腕体及び脚体を屈伸運動させうる構成のロボットに磁気機能装置がアクチュエータとして搭載されてもよい(再表03/090978号公報及び再表03/090979号公報等参照)。
人間が跨ぐように着座する着座部及びこれに連結されている左右の脚リンクを介してこの人間の体重を支持する構成の歩行補助装置に磁気機能装置がアクチュエータとして搭載されてもよい(特許第4620012号公報等参照)。
ここで、図4に示されているように、利用者である人間の上体に対する左右の大腿の相対的な屈曲及び伸展運動を補助する構成の歩行補助装置1にラジアル型又はアキシャル型の磁気機能装置がアクチュエータ14として搭載された場合について考える(特許第3930399号、特開2011−240048号公報等参照)。
歩行補助装置1は、第1装具11と、第2装具12と、アクチュエータ14と、制御装置(図示略)とを備えている。
第1装具11は人間の腰部の後側に押し当てられる腰当111と、腰当111を腰部に固定するために腹部に巻き付けられるバンド112とを備えている。腰当111の左右両側のそれぞれの下端部には、アクチュエータ14がロール軸回りの回動自由度を持って取り付けられている。第2装具12はエージェントの脚体のうち大腿に巻き付けられるバンドを備えている。第2装具12のうち、大腿前側にはアクチュエータ14の出力を第2装具12に伝達するためのリンク部材13がロール軸回りの回動自由度を持って取り付けられている。リンク部材13は硬質樹脂により、エージェントの腰部左右両側のそれぞれから、左右それぞれの大腿の前側に向かって湾曲した形状に形成されている。
制御装置20は第1装具11の腰当111に内蔵されているコンピュータ(CPU,ROM,RAM,I/O回路,A/D変換回路等により構成されている。)により構成されている。制御装置20は運動状態センサ202からの出力信号に基づき、適宜メモリから読み出したプログラムにしたがって演算処理を実行することによりアクチュエータ14の動作を制御する。
この場合、上記のように構成部品数の低減によるアクチュエータ14のコンパクト化に加えて軽量化が図られるので、装置の装着により利用者の身体にかかる負荷の軽減が図られる。
利用者の各脚体の遊脚期間の一部又は全部、例えば遊脚状態の脚体が屈曲運動状態から伸展運動状態に変化した時点から着床時点までの期間において、電機子M3に対する3相交流電力の供給が停止されてもよい。これにより、当該期間において遊脚状態の脚体が上体に対して相対的に伸展運動するエネルギーにより、電動機に回生発電させることができる。
磁極群G1、磁性体群G2及び電機子群G3の相対配置関係が変更されることにより、利用者の身体に付与されるトルクが0に制御されてもよい。例えば、ラジアル型の減速機付き電動機において(図1参照)、電機子群G3により形成される回転磁界による磁力を磁極群G1が受けないように、第1部材P1が第3部材P3に対して軸線方向に変位される。アキシャル型の減速機付き電動機において(図2参照)、電機子群G3により形成される回転磁界による磁力を磁極群G1が受けないように、第1部材P1が第3部材P3に対して径方向に変位される。
G1‥磁極群、G2‥磁性体群、G3‥電機子群、M1‥磁極、M2‥磁性体、M3‥電機子、P1‥第1部材、P2‥第2部材、P3‥第3部材、Q‥軸線。

Claims (2)

  1. 軸線回りの偶数倍の回転対称性を有するように配列されているN1個(N1>1)の磁極からなる磁極群と、当該軸線回りの回転対称性を有するように配列されているN2個(N2>1)の磁性体からなる磁性体群と、当該軸線回りの3の整数倍の回転対称性を有するように配列されているN3個(N3=|N1±N2|)の巻線型電機子からなる電機子群と、
    前記磁極群、前記磁性体群及び前記電機子群が前記軸線の方向又は前記軸線を基準とする径方向に間隔をおいて重なるように順に配置されている状態で、前記磁極群、前記磁性体群及び前記電機子群のそれぞれを支持し、前記軸線回りに相対的に回転可能に構成されている第1、第2及び第3部材と、を備えていることを特徴とする磁気機能装置。
  2. 請求項1記載の磁気機能装置において、
    前記磁極群、前記磁性体群及び前記電機子群のうち1又は2の群が、同種の構成要素から構成される一方で当該構成要素の個数が異なる対をなす第1群を構成し、その他の群が単一の第2群を構成し、
    前記第1、第2及び第3部材のうち、前記第1群に対応する1又は2の部材が、相互に独立して前記軸線回りに回転可能な状態で前記対をなす当該第1群のそれぞれを支持するように構成されていることを特徴とする磁気機能装置。
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