JP2004129396A - 複軸多層モータのステータ構造 - Google Patents

複軸多層モータのステータ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】正面側冷媒蓋部材及び背面側冷媒蓋部材に冷媒路分配機能を持たせ、かつ、両蓋部材を金属製リングに固定されたスナップリングを用いて取り付けることで、ステータの冷媒路を簡便に形成することができると共に、スナップリング溝加工の容易性、並びに、スナップリング溝強度を確保することができる複軸多層モータのステータ構造を提供すること。
【解決手段】樹脂モールド部46に設けられたステータ冷却用の冷媒路43を有する複軸多層モータMにおいて、冷媒路43の両端位置に、内面に仕切壁91cを有する冷媒分配蓋部材91及び内面に仕切壁95bを有する冷媒Uターン蓋部材95を、それぞれスナップリング56,56を用いて取り付け、かつ、前記スナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝57,57を、前記樹脂モールド部46に埋め込んだ正面側エンドプレート47及び背面側ブラケット71の軸方向突出部47a,71aに形成した。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド駆動ユニット等に適用される複軸多層モータのステータ構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複軸多層モータのステータは、複数のステータピース積層体の両側部に正面側ブラケット及び背面側ブラケットを配置することでステータ骨格構造体とし、このステータ骨格構造体の空間部を樹脂モールド部により埋めることで製造される。そして、両ブラケットを挟持しながらケースに固定するボルトの外周部を軸方向の冷媒路としている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−14086号公報(図6)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の複軸多層モータにあっては、ステータピース積層体の両側部に配置された正面側ブラケットに、冷媒路分配構造であるUターン路を形成し、背面側ブラケットに冷媒路分配構造である放射状流路を形成するものであるため、両ブラケットの加工に多大な工数を要するという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、正面側冷媒蓋部材及び背面側冷媒蓋部材に冷媒路分配機能を持たせ、かつ、両蓋部材を金属製リングに固定されたスナップリングを用いて取り付けることで、ステータの冷媒路を簡便に形成することができると共に、スナップリング溝加工の容易性、並びに、スナップリング溝強度を確保することができる複軸多層モータのステータ構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、ステータを挟んで同心円状にインナーロータとアウターロータとを配置し、前記ステータは、ステータピース積層体と、樹脂モールド部と、冷媒路と、を有する複軸多層モータにおいて、
前記冷媒路の両端位置に、内面に冷媒路分配構造を有する正面側冷媒蓋部材及び背面側冷媒蓋部材を、それぞれスナップリングを用いて取り付け、かつ、前記スナップリングを嵌合するスナップリング溝を、前記樹脂モールド部に埋め込んだ金属製リングに形成した。
【0007】
ここで、「冷媒路分配構造」とは、ステータを冷却する冷媒の流れ路を所定の流れに分配規定するための構造で、例えば、冷媒の往路と復路を仕切る仕切壁や冷媒のUターン路を仕切る仕切壁等をいう。
【0008】
「金属製リング」は、専用部材を樹脂モールド部に埋め込んだものでも良いし、また、ステータピース積層体を両側部から挟持する正面側ブラケット部材及び背面側ブラケット部材を利用しても良い。さらに、スナップリングを嵌合するスナップリング溝を形成する溝部分が、円周上に連続したものでも良いし、また、円周上に断続して配列したものでも良い。
【0009】
【発明の効果】
よって、本発明の複軸多層モータのステータ構造にあっては、正面側冷媒蓋部材及び背面側冷媒蓋部材に冷媒路分配機能を持たせ、かつ、両蓋部材を金属製リングに固定されたスナップリングを用いて取り付けるようにしたため、ブラケットに冷媒路分配構造を形成する場合に比べ、ステータの冷媒路を簡便に形成することができると共に、スナップリング溝を樹脂モールド部に形成する場合に比べ、スナップリング溝加工の容易性、並びに、スナップリング溝強度を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の複軸多層モータのステータ構造を実現する実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
【0012】
[ハイブリッド駆動ユニットの全体構成]
図1は第1実施例の複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットの全体図であり、図1において、Eはエンジン、Mは複軸多層モータ、Gはラビニョウ型複合遊星歯車列、Dは駆動出力機構、1はモータカバー、2はモータケース、3はギヤハウジング、4はフロントカバーである。
【0013】
前記エンジンEは、ハイブリッド駆動ユニットの主動力源であり、エンジン出力軸5とラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2リングギヤR2とは、回転変動吸収ダンパー6及び多板クラッチ7を介して連結されている。
【0014】
前記複軸多層モータMは、外観的には1つのモータであるが2つのモータジェネレータ機能を有する副動力源である。この複軸多層モータMは、前記モータケース2に固定され、コイルを巻いた固定電機子としてのステータSと、前記ステータSの内側に配置し、永久磁石を埋設したインナーロータIRと、前記ステータSの外側に配置し、永久磁石を埋設したアウターロータORと、を同軸上に三層配置することで構成されている。前記インナーロータIRに固定の第1モータ中空軸8は、ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第1サンギヤS1に連結され、前記アウターロータORに固定の第2モータ軸9は、ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2サンギヤS2に連結されている。
【0015】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gは、二つのモータ回転数を制御することにより無段階に変速比を変える無段変速機能を有する遊星歯車機構である。このラビニョウ型複合遊星歯車列Gは、互いに噛み合う第1ピニオンP1と第2ピニオンP2を支持する共通キャリヤCと、第1ピニオンP1に噛み合う第1サンギヤS1と、第2ピニオンP2に噛み合う第2サンギヤS2と、第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギヤR1と、第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギヤR2との5つの回転要素を有して構成されている。前記第1リングギヤR1とギヤハウジング3との間には多板ブレーキ10が介装されている。前記共通キャリヤCには、出力ギヤ11が連結されている。
【0016】
前記駆動出力機構Dは、出力ギヤ11と、第1カウンターギヤ12と、第2カウンターギヤ13と、ドライブギヤ14と、ディファレンシャル15と、ドライブシャフト16L,16Rにより構成されている。そして、出力ギヤ11からの出力回転及び出力トルクは、第1カウンターギヤ12→第2カウンターギヤ13→ドライブギヤ14→ディファレンシャル15を経過し、ドライブシャフト16L,16Rから図外の駆動輪へ伝達される。
【0017】
すなわち、ハイブリッド駆動ユニットは、前記第2リングギヤR2とエンジン出力軸5を連結し、前記第1サンギヤS1と第1モータ中空軸8とを連結し、前記第2サンギヤS2と第2モータ軸9とを連結し、前記共通キャリヤCに出力ギヤ11を連結することにより構成されている。
【0018】
[複軸多層モータの構成]
図2は第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す縦断側面図、図3は第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す一部縦断正面図、図4は第1実施例のステータを背面側から視た図、図5は複軸多層モータMのステータコイルに印加される複合電流の一例を示す説明図である。
【0019】
図2において、1はモータカバー、2はモータケースであり、これらに囲まれたモータ室17内にインナーロータIRとステータSとアウターロータORとにより構成された複軸多層モータMが配置されている。
【0020】
前記インナーロータIRは、その内筒面が第1モータ中空軸8の段差軸端部に対して圧入(或いは焼きばめ)により固定されている。このインナーロータIRには、図3に示すように、ロータベース20に対し磁束形成を考慮した配置によるインナーロータマグネット21(永久磁石)が軸方向に12本埋設されている。但し、2本が対となってV字配置されて同じ極性を示し、3極対としてある。
【0021】
前記ステータSは、ステータピース40を積層したステータピース積層体41とコイル42とステータ冷却用の冷媒路43とインナー側ボルト・ナット44とアウター側ボルト・ナット45と樹脂モールド部46とを有して構成されている。そして、ステータSの正面側端部が、正面側エンドプレート47とステータシャフト48とを介してモータケース2に固定されている。
【0022】
前記コイル42は、コイル数が18で、図4に示すように、6相コイルを3回繰り返しながら円周上に配置される。
【0023】
そして、前記6相コイル42に対しては、図外のインバータから給電接続端子50とバスバー径方向積層体51と給電コネクタ52とバスバー軸方向積層体53を介して複合電流が印加される(図5参照)。この複合電流は、アウターロータORとインナーロータIRを駆動させるための3相交流と6相交流を複合させたものである。
【0024】
前記アウターロータORは、その外筒面がアウターロータケース62に対してロー付け、或いは、接着により固定されている。そして、アウターロータケース62の正面側には正面側連結ケース63が固定され、背面側には背面側連結ケース64が固定されている。そして、この背面側連結ケース64に第2モータ軸9がスプライン結合されている。このアウターロータORには、図3に示すように、ロータベース60に対し磁束形成を考慮した配置によるアウターロータマグネット61(永久磁石)が、両端位置に空間を介して軸方向に12本埋設されている。このアウターロータマグネット61は、インナーロータマグネット21と異なり、1本づつ極性が違い、6極対をなしている。
【0025】
図2において、80,81はアウターロータ6をモータケース2及びモータカバー1に支持する一対のアウターロータ支持ベアリングである。82はインナーロータIRをモータケース2に支持するインナーロータ支持ベアリング、83はアウターロータORに対しステータSを支持するステータ支持ベアリング、84は第1モータ中空軸8と第2モータ軸9との間に介装される中間ベアリングである。
【0026】
また、図2において、85はインナーロータIRの回転位置を検出するインナーロータレゾルバ、86はアウターロータORの回転位置を検出するアウターロータレゾルバである。
【0027】
[遊星歯車機構の構成]
図6はハイブリッド駆動ユニットのラビニョウ型複合遊星歯車列Gを示す縦断面図である。図6において、2はモータケース、3はギヤハウジング、4はフロントカバーであり、これらに囲まれたギヤ室30内にラビニョウ型複合遊星歯車列G及び駆動出力機構Dが配置されている。
【0028】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2リングギヤR2には、回転変動吸収フライホイールダンパー6と変速機入力軸31とクラッチドラム32とを介し、多板クラッチ7の締結時にエンジンEからの回転駆動トルクが入力される。
【0029】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第1サンギヤS1には、第1モータ中空軸8がスプライン結合され、決められたモータ動作点にしたがって、複軸多層モータMのインナーロータIRから第1トルクと第1回転数が入力される。
【0030】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2サンギヤS2には、第2モータ軸9がスプライン結合され、決められたモータ動作点にしたがって、複軸多層モータMのアウターロータORから第2トルクと第2回転数が入力される。
【0031】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第1リングギヤR1と、ギヤハウジング3との間には多板ブレーキ10が設けられ、発進時等において多板ブレーキ10が締結された時には、第1リングギヤR1が停止する。
【0032】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの共通キャリヤCには、ステータシャフト48に対しベアリングを介して回転可能に支持された出力ギヤ11がスプライン結合されている。
【0033】
前記駆動出力機構Dは、前記出力ギヤ11と噛み合う第1カウンターギヤ12と、この第1カウンターギヤ12のシャフト部に設けられた第2カウンターギヤ13と、第2カウンターギヤ13と噛み合うドライブギヤ14とを有する。そして、第2カウンターギヤ13とドライブギヤ14の歯数比により、終減速比が決められる。
【0034】
前記多板クラッチ7のクラッチピストン33には、フロントカバー4に形成されたクラッチ圧油路34により締結圧が供給される。また、前記多板ブレーキ10のブレーキピストン35には、フロントカバー4に形成されたブレーキ圧油路36により締結圧が供給される。前記クラッチピストン33と前記ブレーキピストン35は、フロントカバー4の内側で、内周位置にクラッチピストン33が配置され、その外周位置にブレーキピストン35が配置される。
【0035】
また、前記変速機入力軸31には、軸心油路37が形成されていて、この軸心油路37には、フロントカバー4に形成された潤滑油路38を介して潤滑油が供給される。
【0036】
[ステータ構造]
図7は第1実施例の複軸多層モータMのステータSを示す縦断面図、図8は第1実施例のステータSの冷媒分配蓋部材及び冷媒Uターン蓋部材を示す拡大断面図、図9は第1実施例のステータSの骨格構造体を示す断面図である。
【0037】
前記ステータピース積層体41は、複数のステータピース40が軸方向に積層され、その外周に、平型銅線によるコイル42が軸方向に往復するように巻かれことで構成される。このコイル42を巻き付けたステータピース積層体41は、モータ回転軸を中心とする円周に等ピッチで配列される。
【0038】
正面側ブラケット70と背面側ブラケット71は、前記コイル42が巻かれた複数のステータピース積層体41を、モータ回転軸を中心とする円周上に等間隔で配列し、その軸方向両端位置に設置される。なお、ステータピース積層体41と両ブラケット70,71とは、位置決めピン55により位置決めされる。
【0039】
正面側エンドプレート47と背面側エンドプレート49は、両ブラケット70,71の外側に配置される。なお、正面側エンドプレート47には、ステータシャフト48が溶接により固定されている。
【0040】
前記インナー側ボルト・ナット44とアウター側ボルト・ナット45は、ステータピース積層体41と、両ブラケット70,71と、両エンドプレート47,49とを挿通し、ナットを回して締め上げ、この締め上げで発生する摩擦力により全体を固定し、図9に示すように、ステータSの骨格構造体を構成する。
【0041】
前記ステータ冷却パイプ72は、周方向に隣接するコイル付きステータピース積層体41の間の位置に配置し、両端部が前記正面側ブラケット70と背面側ブラケット71に対し支持される。
【0042】
前記樹脂モールド部46は、ステータ全体形状に合致する凹型を有する型枠内に、ステータ冷却パイプ32を支持した骨格構造体を入れ、溶融樹脂を流し込み、溶融樹脂を空間部分に充填することで成形される。
【0043】
前記ステータピース積層体41のコイル発熱を冷却するステータ冷却用の冷媒路43の両端位置に、内面に仕切壁91c(冷媒路分配構造)を有する冷媒分配蓋部材91(正面側冷媒蓋部材)、及び、内面に仕切壁95b(冷媒路分配構造)を有する冷媒Uターン蓋部材95(背面側冷媒蓋部材)を、それぞれスナップリング56,56を用いて取り付けている。
【0044】
前記スナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝57,57を、前記樹脂モールド部46に埋め込んだ正面側エンドプレート47及び背面側ブラケット71の軸方向突出部47a,71a(金属製リング)に形成している。つまり、スナップリング溝57,57を形成する金属製リングを軸方向突出部47a,71aとすることで、樹脂モールドを行う前に組み立てられるステータSの骨格構造体のうち、前記複数のステータピース積層体41を両側部から挟持する正面側エンドプレート47(正面側ブラケット部材)及び背面側ブラケット71(背面側ブラケット部材)を利用したものとしている。
【0045】
前記軸方向突出部47a,71aは、円周上に断続して配列し(図14及び図15参照)、この部分にスナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝57,57を形成している。
【0046】
前記スナップリング56,56により取り付けられる冷媒分配蓋部材91及び冷媒Uターン蓋部材95には、それぞれ環状の内側シール材58と外側シール材59を設けている。そして、前記内側シール材58及び外側シール材59とが接触するシール面を、図8に示すように、軸方向突出部47a,71aに被覆された樹脂モールド面46aとしている。
【0047】
[ステータ冷却構造]
図10は第1実施例のステータ構造及び冷媒の流れを示す断面図、図11は図10A−A線による第1実施例のステータ構造の冷媒分配蓋部材を示す断面図、図12は図10B−B線による第1実施例のステータ構造の冷媒分配板部材を示す図、図13は図10C−C線による第1実施例のステータ構造の冷媒往路及び冷媒復路を示す断面図、図14は図10D−D線による第1実施例のステータ構造で冷媒Uターン蓋部材により塞がれるステータ背面端部を示す図である。
【0048】
前記冷媒路43は、冷媒導入路90と、冷媒分配蓋部材91と、冷媒分配板部材92と、冷媒往路93と、冷媒復路94と、冷媒Uターン蓋部材95と、冷媒排出路96と、を備えた構成としている。
【0049】
前記冷媒導入路90は、図10(イ)に示すように、樹脂モールド部46に形成され、冷媒を外部からステータ端部の冷媒導入口へ導く。
【0050】
前記冷媒分配蓋部材91は、図11に示すように、形状がドーナツ状であり、周方向に往路91aと復路91bの仕切壁91cを内面に設け、前記冷媒導入路90から往路91aの開始部91dに冷媒を導く。
【0051】
前記冷媒分配板部材92は、図12に示すように、前記往路91aの部分に連通する往路用分配穴92aと、前記復路91bの部分に連通する復路用分配穴92bとを、周方向に隣接する位置に開口している。
【0052】
前記冷媒往路93は、図13に示すように、前記ステータSの樹脂モールド部46に軸方向に貫通して形成され、一端が前記往路用分配穴92aに連通する。
【0053】
前記冷媒復路94は、図13に示すように、前記ステータSの樹脂モールド部46に軸方向に貫通して形成され、一端が前記復路用分配穴92bに連通する。
【0054】
前記冷媒Uターン蓋部材95は、一対の冷媒往路93と冷媒復路94に対応する連通凹部95aと、一対の冷媒往路93と冷媒復路94に対応する仕切壁95bとが内面に形成され、図14に示すステータSの背面側端部をこの冷媒Uターン蓋部材95により塞ぐことで、周方向に隣り合う設定とされた冷媒往路93と冷媒復路94の両他端を連通する。なお、図14において、46bは樹脂モールド部46に形成された連通凹部である。
【0055】
前記冷媒排出路96は、図10(ロ)に示すように、前記冷媒復路94と冷媒分配板部材92の復路用分配穴92bを経過し、冷媒分配蓋部材91の復路91bの終端部91eから冷媒を排出する。
【0056】
前記冷媒往路93と冷媒復路94は、図13に示すように、周方向に隣接する各コイル42間に配置している。なお、往復の組みとなっている冷媒路は、○の中の数字が同じで、「’」の付いていない数字は冷媒往路93に対応し、「’」の付いている数字は冷媒復路94に対応している。
【0057】
前記冷媒分配蓋部材91の仕切壁91cは、円周方向の往路断面積を冷媒導入路90に近い部分から遠い部分まで一定断面積に保ち、円周方向の復路断面積を冷媒排出路96に近い部分から遠い部分まで一定断面積に保つ環状仕切壁としている。
【0058】
次に、作用を説明する。
【0059】
[複軸多層モータの基本機能]
2ロータ・1ステータで、アウターロータ磁力線とインナーロータ磁力線との2つの磁力線が作られる複軸多層モータMを採用したことで、コイル42及び図外のコイルインバータを2つのインナーロータIRとアウターロータORに対し共用できる。そして、インナーロータIRに対する電流とアウターロータORに対する電流を重ね合わせた複合電流を1つのコイル42に印加することにより、2つのロータIR,ORをそれぞれ独立に制御することができる。つまり、外観的には、1つの複軸多層モータMであるが、モータ機能とジェネレータ機能の異種または同種の機能を組み合わせたものとして使える。
【0060】
よって、例えば、ロータとステータを持つモータと、ロータとステータを持つジェネレータの2つのものを設ける場合に比べて大幅にコンパクトになり、スペース・コスト・重量の面で有利であると共に、コイル共用化により電流による損失(銅損,スイッチングロス)を低減することができる。
【0061】
また、複合電流制御のみで(モータ+ジェネレータ)の使い方に限らず、(モータ+モータ)や(ジェネレータ+ジェネレータ)の使い方も可能であるというように、高い選択自由度を持ち、例えば、第1実施例のように、ハイブリッド車の駆動源に採用した場合、これら多数の選択肢の中から車両状態に応じて最も効果的或いは効率的な組み合わせを選択することができる。
【0062】
[ステータ冷却作用]
複軸多層モータMの駆動時、コイル42に大電流を流すと、コイル42は発熱する。この熱は電気効率や機械効率を悪化させる原因となる。また、複軸多層モータMでは、発熱体であるコイル42は、モータ回転軸を中心とする円周に等ピッチでステータS内に配列される。よって、その熱を取り除くためにステータSの周方向において偏りなく冷却する必要がある。
【0063】
第1実施例のステータ構造によるステータ冷却作用を、図10及び図15を用いて説明する。
【0064】
外部からモータケース2に形成された冷媒導入路74を経過した冷媒は、往路では、図10(イ)に示すように、冷媒導入路90→冷媒分配蓋部材91の往路91a→冷媒分配板部材92の往路用分配穴92a→冷媒往路93→冷媒Uターン蓋部材95の連通凹部95aへと流れる。
【0065】
そして、復路では、図10(ロ)に示すように、冷媒Uターン蓋部材95の連通凹部95aから、冷媒復路94→冷媒分配板部材92の復路用分配穴92b→冷媒分配蓋部材91の復路91b→冷媒排出路96へと流れ、冷媒排出路96からモータケース2に形成された冷媒排出路74’を経過して外部に排出される。
【0066】
この冷媒の流れにおいて、冷媒往路93と冷媒復路94との組みが周方向に隣り合うと共に、冷媒分配蓋部材91に往路91aと復路91bを仕切る周方向の仕切壁91cを設けた。
【0067】
このため、例えば、図15において、往路▲1▼で復路▲1▼’の組みのように、冷媒分配板部材92の往路用分配穴92aと冷媒導入路90との流路長が短ければ、冷媒分配板部材92の復路用分配穴92bと冷媒排出路96との流路長が長くなり、逆に、往路▲9▼で復路▲9▼’の組みのように、冷媒分配板部材92の往路用分配穴92aと冷媒導入路90との流路長が長ければ、冷媒分配板部材92の復路用分配穴92bと冷媒排出路96との流路長が短くなる。
【0068】
このように、冷媒分配蓋部材91の往路91aと復路91bを通過するための冷媒の合計流路長がほぼ同じ長さ(冷媒分配蓋部材91の1周弱)となるため、同一路長の往復路とUターン路を含め、分配された▲1▼,▲1▼’の組み〜▲9▼,▲9▼’の組みにより表される各冷媒路43(冷媒導入路90から冷媒排出路96まで)の路長は、ほぼ同じ長さで各冷媒路43による冷却効果がほぼ均一となり、ステータSの冷却偏りを緩和することができる。
【0069】
[蓋部材の支持作用及びシール作用]
ステータピース積層体41のコイル発熱を冷却するステータ冷却用の冷媒路43の両端位置には、冷媒分配蓋部材91及び冷媒Uターン蓋部材95が、それぞれスナップリング56,56を用いて取り付けられている。
【0070】
例えば、前記スナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝を、樹脂モールド部に形成した場合には、スナップリング溝の溝強度が低く、内側から冷媒圧を受ける両蓋部材91,95の支持強度が十分確保されないという懸念があるし、また、樹脂モールド部への溝加工時に切削抵抗により樹脂モールド部が破損することがあるという懸念がある。
【0071】
これに対し、スナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝57,57を、樹脂モールド部46に埋め込んだ正面側エンドプレート47及び背面側ブラケット71の軸方向突出部47a,71aに形成したため、スナップリング溝の溝強度が高く、内側から冷媒圧を受ける両蓋部材91,95の支持強度が十分確保されるし、また、軸方向突出部47a,71aへの溝加工時に切削抵抗等により軸方向突出部47a,71aが破損することも確実に防止できる。
【0072】
また、スナップリング56,56により取り付けられる冷媒分配蓋部材91及び冷媒Uターン蓋部材95には、それぞれ環状の内側シール材58と外側シール材59を設け、両シール材58,59により冷媒の漏れを防ぐシール性を確保するようにしている。
【0073】
そこで、例えば、内側シール材58及び外側シール材59とが接触するシール面を、軸方向突出部47a,71aによる金属面とした場合には、シール性を確保するためにシール部分の金属表面精度を上げるべく表面加工を要することになる。
【0074】
これに対し、内側シール材58及び外側シール材59とが接触するシール面を、軸方向突出部47a,71aに被覆された樹脂モールド面46aとすることで樹脂成型型により高い寸法精度が得られる為、シール性を確保するための表面加工を不要としながら、内側シール材58及び外側シール材59の弾性変形による樹脂モールド面46aとの密着性、すなわち、冷媒の漏れを防ぐ高いシール性を確保することができる。
【0075】
次に、効果を説明する。
第1実施例の複軸多層モータのステータ構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0076】
(1) ステータSを挟んで同心円状にインナーロータIRとアウターロータORとを配置し、前記ステータSは、モータ回転軸を中心とする円周に等ピッチで配列したコイル42を巻き付けたステータピース積層体41と、該ステータピース積層体41の周方向隣接空間を埋める樹脂モールド部46と、該樹脂モールド部46に設けられ、コイル発熱を冷却するステータ冷却用の冷媒路43と、を有する複軸多層モータMにおいて、冷媒路43の両端位置に、内面に仕切壁91cを有する冷媒分配蓋部材91及び内面に仕切壁95bを有する冷媒Uターン蓋部材95を、それぞれスナップリング56,56を用いて取り付け、かつ、前記スナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝57,57を、前記樹脂モールド部46に埋め込んだ正面側エンドプレート47及び背面側ブラケット71の軸方向突出部47a,71aに形成したため、ステータSの冷媒路43を簡便に形成することができると共に、スナップリング溝57,57の溝加工の容易性、並びに、スナップリング溝57,57の溝強度を確保することができる。
【0077】
(2) スナップリング溝57,57を形成する金属製リングを、樹脂モールドを行う前に組み立てられるステータSの骨格構造体のうち、複数のステータピース積層体41を両側部から挟持する正面側エンドプレート47及び背面側ブラケット71の軸方向突出部47a,71aとしたため、骨格構造体によりスナップリング溝57,57に加わる力を受けることになり、金属製リングを樹脂モールド部46に埋め込んだ別部材とする場合に比べ、高いスナップリング溝57,57の溝強度を達成することができる。
【0078】
(3) スナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝57,57を形成する軸方向突出部47a,71aを、円周上に断続して配列したため、軸方向突出部47a,71aの途切れた部分を他の目的(例えば、冷媒導入や排出等)の空間として利用することができる。
【0079】
(4) スナップリング56,56により取り付けられる冷媒分配蓋部材91及び冷媒Uターン蓋部材95には、それぞれ環状の内側シール材58と外側シール材59を設け、この内側シール材58及び外側シール材59とが接触するシール面を、軸方向突出部47a,71aに被覆された樹脂モールド面46aとすることで樹脂成型型により冷媒のシールに必要な面粗度や寸法精度が確保される為、表面加工を要することなく、冷媒の漏れを防ぐ高いシール性を確保することができる。
【0080】
(第2実施例)
この第2実施例は、図16及び図17に示すように、専用の環状金属製リング65を樹脂モールド部46に埋め込み、この環状金属製リング65に、スナップリング56,56を嵌合するスナップリング溝57,57を形成し、該スナップリング溝57,57に嵌合するスナップリング56,56により冷媒分配蓋部材91及び冷媒Uターン蓋部材95を取り付けるようにした例である。
なお、他の構成は第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0081】
よって、第2実施例の複軸多層モータのステータ構造にあっては、第1実施例の(1),(4)の効果を得ることができる。
【0082】
以上、本発明の複軸多層モータのステータ構造を第1実施例及び第2実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0083】
例えば、第1実施例では、ハイブリッド駆動ユニットに適用される複軸多層モータの例を示したが、単独で設置される複軸多層モータや他のシステムに適用される複軸多層モータに対しても本発明のステータ構造を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のステータ構造を有する複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットを示す概略全体図である。
【図2】第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す縦断側面図である。
【図3】第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す一部縦断正面図である。
【図4】第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMをステータの背面側から視た図である。
【図5】複軸多層モータのステータコイルに印加される複合電流の一例を示す説明図である。
【図6】第1実施例の複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットのラビニョウ型複合遊星歯車列Gおよび駆動出力機構Dを示す縦断側面図である。
【図7】第1実施例の複軸多層モータMにおけるステータSを示す縦断側面図である。
【図8】第1実施例の複軸多層モータMにおけるステータSの蓋部材部分を示す拡大断面図である。
【図9】第1実施例の複軸多層モータMにおけるステータSの骨格構造体を示す縦断側面図である。
【図10】第1実施例のステータ冷却構造及び冷媒の流れを示す断面図である。
【図11】図10A−A線による第1実施例のステータ冷却構造の冷媒分配蓋部材を示す断面図である。
【図12】図10B−B線による第1実施例のステータ冷却構造の冷媒分配板部材を示す図である。
【図13】図10C−C線による第1実施例のステータ冷却構造の冷媒往路及び冷媒復路を示す断面図である。
【図14】図10D−D線による第1実施例のステータ冷却構造で冷媒Uターン蓋部材が塞がれるステータ背面側端部を示す図である。
【図15】第1実施例のステータ冷却構造の冷媒分配蓋部材における冷媒の流れを示す作用説明図である。
【図16】第2実施例のステータ冷却構造で冷媒Uターン蓋部材が塞がれるステータ背面側端部を示す図である。
【図17】第2実施例のステータ冷却構造で冷媒Uターン蓋部材の部分を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
M 複軸多層モータ
S ステータ
IR インナーロータ
OR アウターロータ
41 ステータピース積層体
42 コイル(多相コイル)
43 冷媒路
44 インナー側ボルト・ナット
45 アウター側ボルト・ナット
46 樹脂モールド部
46a 樹脂モールド面
46b 連通凹部
47 正面側エンドプレート(正面側ブラケット部材)
47a 軸方向突出部(金属製リング)
48 ステータシャフト
56 スナップリング
57 スナップリング溝
58 内側シール材
59 外側シール材
65 環状金属製リング(金属製リング)
71 背面側ブラケット(背面側ブラケット部材)
71a 軸方向突出部(金属製リング)
90 冷媒導入路
91 冷媒分配蓋部材(正面側冷媒蓋部材)
91a 往路
91b 復路
91c 仕切壁(冷媒路分配構造)
91d 開始部
91e 終端部
92 冷媒分配板部材
92a 往路用分配穴
92b 復路用分配穴
93 冷媒往路
94 冷媒復路
95 冷媒Uターン蓋部材(背面側冷媒蓋部材)
95a 連通凹部
95b 仕切壁(冷媒路分配構造)
96 冷媒排出路

Claims (4)

  1. ステータを挟んで同心円状にインナーロータとアウターロータとを配置し、
    前記ステータは、モータ回転軸を中心とする円周に等ピッチで配列した多相コイルを巻き付けたステータピース積層体と、該ステータピース積層体の周方向隣接空間を埋める樹脂モールド部と、該樹脂モールド部に設けられ、コイル発熱を冷却する軸方向の冷媒路と、を有する複軸多層モータにおいて、
    前記冷媒路の両端位置に、内面に冷媒路分配構造を有する正面側冷媒蓋部材及び背面側冷媒蓋部材を、それぞれスナップリングを用いて取り付け、かつ、前記スナップリングを嵌合するスナップリング溝を、前記樹脂モールド部に埋め込んだ金属製リングに形成したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  2. 請求項1に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    前記金属製リングは、樹脂モールドを行う前に組み立てられるステータ骨格構造体のうち、前記複数のステータピース積層体を両側部から挟持する正面側ブラケット部材及び背面側ブラケット部材であることを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  3. 請求項1または2の何れか1項に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    前記金属製リングは、スナップリングを嵌合するスナップリング溝を形成する溝部分を、円周上に断続して配列したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  4. 請求項1ないし3の何れか1項に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    前記スナップリングにより取り付けられる正面側冷媒蓋部材及び背面側冷媒蓋部材に、それぞれ環状の内側シール材と外側シール材を設け、
    前記内側シール材及び外側シール材とが接触するシール面を、金属製リングに被覆された樹脂モールド面としたことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
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