JP2013207273A - 配線基板、半導体装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

配線基板、半導体装置、及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで、且つ容易にアルミニウム箔に接合部材を接合させることができる配線基板、半導体装置、及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】シート状の基材1と、この基材1の一面上に配線パターンを形成するアルミニウム箔3と、このアルミニウム箔3に、太陽電池セルの接続電極を接合するための溶解可能な導電接続材7が接合される配線基板10であって、アルミニウム箔3の導電接続材7が接触している接触面13に、はんだごて30を用いて擦ることによって擦り跡40を形成した。
【選択図】図3

Description

この発明は、配線基板、半導体装置、及び半導体装置の製造方法に関するものである。
従来から、例えば、基板上に形成される電気回路の配線パターンに、銅、金、銀等の金属が用いられることが知られている。そして近年、これらの金属に代えて、より安価なアルミニウムまたはアルミニウム合金(以下、単に、アルミニウム)の薄膜を代替することが検討されている。
アルミニウム箔は、空気中に放置されると表面が酸化膜で覆われる。この酸化膜が存在すると、配線パターンと電子部品とを接続するための接合部材としてのはんだを配線パターンに接合させる、所謂はんだ付けを行うことが困難になる。このため、アルミニウムにはんだ付けするための種々の技術が検討されている。
例えば、アルミニウム箔の表面改質を行いはんだ付けを行い易くすることが考えられる。しかしながら、この場合、アルミニウム箔の表面改質にコストがかかってしまう。
また、超音波を用いたはんだ付けも考えられる。しかしながら、この場合、はんだ付けの面積が大きいとはんだ付け作業が困難になる。
そこで、アルミニウム箔の表面に形成された酸化膜を除去するはんだ付け用フラックスの成分をフッ素化金属塩類3.0〜5.0質量%、有機酸の金属塩類10.0〜30.0質量%、アミノアルコールのフッ化水素酸塩類残部を混合する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−59293号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、フッ素化金属等を使用するので、排気処理を検討する必要があり、アルミニウム箔の酸化膜を除去してはんだ付けを行う作業が煩わしいものになるという課題がある。
そこで、この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、低コストで、且つ容易にアルミニウム箔に接合部材を接合させることができる配線基板、半導体装置、太陽電池モジュール、及び半導体装置の製造方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る配線基板は、シート状の基材と、この基材の一面上に配線パターンを形成するアルミニウム箔と、このアルミニウム箔に、電子部品を接合するための溶解可能な接合部材が接合される配線基板であって、前記アルミニウム箔の前記接合部材が接触している接触面に、酸化膜除去部材を用いて擦ることによって擦り跡を形成したことを特徴とする。
本発明に係る配線基板は、前記酸化膜除去部材は、金属製の針体、及び金属製の棒体の少なくとも何れか一方を有し、これら針体、又は棒体を前記接触面に擦りつけることにより、前記擦り跡を形成することを特徴とする。
本発明に係る半導体装置は、配線基板の前記アルミニウム箔に、前記接合部材を介して前記電子部品の電極が接続されていることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置は、前記電子部品は、太陽電池セルであることを特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、シート状の基材と、この基材の一面上に配線パターンを形成するアルミニウム箔と、このアルミニウム箔に、溶解可能な電極接合部材を接合する半導体装置の製造方法であって、前記アルミニウム箔上に、前記電極接合部材を配置する接合部材配置工程と、前記接合部材配置工程後に、電極接合部材を溶解する溶解工程と、前記溶解工程後に、前記アルミニウム箔の前記電極接合部材が接触している接触面を、酸化膜除去部材で擦り付ける擦り付け工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、アルミニウム箔の接合部材が接触している接触面に、酸化膜除去部材を用いて擦ることによって擦り跡を形成することにより、この擦り跡が形成された箇所の酸化膜を除去することができる。このため、低コストで容易にアルミニウム箔と接合部材とを接合させることができる。
本発明の実施形態における太陽電池モジュールの概略構成を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態における配線基板の概略構成を示す模式的な平面図である。 本発明の実施形態における配線基板、及び太陽電池モジュールの製造工程説明図である。 本発明の実施形態の第1変形例における酸化膜除去部材の概略構成図である。 本発明の実施形態の第2変形例における酸化膜除去部材の概略構成図である。 本発明の実施形態の第3変形例における配線基板の概略構成を示す模式的な断面図である。
(太陽電池モジュール)
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る配線基板、及び半導体装置としての太陽電池モジュールの概略構成を示す模式的な断面図、図2は、配線基板の概略構成を示す模式的な平面図である。
図1、図2に示すように、太陽電池モジュール50は、発電のための光を受光する受光面20bと反対側の裏面20c側に配線用の接続電極20aが複数設けられた太陽電池セル20と、太陽電池セル20を配線する配線基板10とを備えている。
(太陽電池セル)
太陽電池セル20は、受光面20bから入射した光を光電変換して発電を行うもので、裏面20cに接続電極20aが設けられた、所謂バックコンタクト方式の太陽電池セルであれば、適宜の方式のものを採用することができる。尚、図1は模式図のため、図示を簡略化しているが、接続電極20aの個数は、2以上の適宜個数を必要に応じて設けることができる。
また、太陽電池セル20の平面視形状は、図2に2点鎖線で示すように、例えば平面視矩形状などの適宜形状を採用することができる。また、図1、図2では図示を省略しているが、太陽電池モジュール50における太陽電池セル20は、配線基板10の面方向に沿って複数のものが隙間をあけて隣り合わせに配置されている。
(配線基板)
配線基板10は、基材1と、この基材1上に積層された絶縁性接着剤層2と、絶縁性接着剤層2上に積層されたアルミニウム箔3と、絶縁性接着剤層2に形成され、アルミニウム箔3を保護するソルダーレジスト層4とを有している。
基材1は、絶縁性接着剤層2を介してアルミニウム箔3を支持する部材であり、例えば、可撓性を有するシート状部材で構成される。また、基材1は、電気絶縁性に優れる材料からなることが好ましい。例えば、基材1は、樹脂材料を、シート状もしくはフィルム状に形成したものを採用することができる。
基材1の材料としては、例えば、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ウレタン、エポキシ、メラミン、スチレンなどの樹脂材料、またはこれらを共重合した樹脂材料を用いることが可能である。
また、基材1の材料は、断熱性や弾力性や光学特性の制御のため、必要に応じて、有機フィラー、又は無機フィラー等を混入した材料を用いることも可能である。さらに、基材1は、上記の樹脂材料を複数積層させた積層フィルムや、上記の樹脂材料の層と、例えばアルミニウム箔等の金属箔とを積層させた複合積層フィルムを採用することも可能である。
絶縁性接着剤層2は、基材1の表面に、アルミニウム箔3を固定するための層状部であり、例えば、硬化性樹脂であるウレタン、アクリル、エポキシ、ポリイミド、オレフィン、又はこれらを共重合した硬化型接着剤を硬化させることで形成されている。硬化型接着剤の種類は特に限定されず、例えば、熱硬化型接着剤、UV硬化型接着剤などを好適に採用できる。また、絶縁性接着剤層2として段階硬化型でない接着剤層を用いても良い。
アルミニウム箔3は、太陽電池セル20を配線する配線パターンを形成するもので、太陽電池セル20の接続電極20aの配置に応じて、適宜の平面視形状を備え、絶縁性接着剤層2を介して、基材1に積層され、基材1と一体に接合されている。アルミニウム箔3の材質としては、なるべく良好な電気導電性を確保するために、例えば、1N30材などの高純度アルミニウムを使用することが望ましい。
アルミニウム箔3の配線パターンとしては、例えば、図2に示すように、略一定の線幅を有する4つの線状部3a、3a、3a、3a(以下、線状部3a〜3aと記載する場合がある)が櫛歯状をなして配置された櫛歯状部3Aと、略一定の線幅を有する4つの線状部3b、3b、3b、3b(以下、線状部3b〜3bと記載する場合がある)が櫛歯状をなして配置された櫛歯状部3Bとを有し、これら櫛歯状部3A、3Bが、互いの線状部間の隙間に貫入するとともに互いに離間して近接配置されたパターンの例を挙げることができる。
この例の場合、櫛歯状部3A、3Bはそれぞれ発電出力のプラス電極配線、マイナス電極配線に対応している。また、櫛歯状部3A、3Bの上方(太陽電池セル20側)には、図2の二点鎖線で示すように、櫛歯状部3A、3Bを上方から覆う位置に太陽電池セル20が配置される。このような接続位置において、太陽電池セル20には、各線状部3a〜3a、3b〜3bの上方に、それぞれ3個ずつ、合計24個の接続電極20a(図2の二点鎖線参照)が設けられている。
尚、図2に示すアルミニウム箔3のパターンの形状、及び太陽電池セル20の接続電極20aの個数、配置は、一例であってこれに限定されるものではない。
また、ソルダーレジスト層4は、絶縁性接着剤層2上のアルミニウム箔3が形成されている箇所を除く全体に形成され、これによってアルミニウム箔3が保護される。ソルダーレジスト層4は、例えば、スクリーン印刷法、フォトリソグラフィー法等の公知の方法でソルダーレジストを塗布することで形成される。
ここで、アルミニウム箔3の各パターンの各線状部3a〜3a、3b〜3b上には、接続電極20aに対向可能な位置に導電接続材7が配置され、この導電接続材7を介してアルミニウム箔3と太陽電池セル20の接続電極20aとが接続されるようになっている。すなわち、アルミニウム箔3の接続電極20aに対応する面は、導電接続材7が接触する接触面13として構成される。
導電接続材7としては、アルミニウム箔3と接続電極20aとの電気的な接続が可能であれば、特に限定されない。導電接続材7の好ましい例としては、はんだを挙げることができる。はんだとしては、錫、銀、銅、ビスマス、鉛、フラックス成分等を含有したはんだを使用する事ができる。
はんだの溶解方法は、周知の手法を用いることができる。例えば、熱風リフロー、IRリフロー、オーブン加熱、ホットプレート加熱、および真空加圧ラミネートなどの手法を用いる事ができる。
尚、絶縁性接着剤層2と太陽電池セル20との間の空隙には、不図示の封止材が充填、つまり、その空隙が封止材により封止されているが、図1においては封止材の記載を省略している。但し、本願発明の構成を太陽電池以外の半導体素子に適用する場合はこの限りではない。
(製造方法)
次に、図1〜図3に基づいて、配線基板10、及び太陽電池モジュール50の製造方法について説明する。図3は、配線基板、及び太陽電池モジュールの製造工程説明図である。
図1〜図3に示すように、まず、基材1上に絶縁性接着剤層2を介して、配線パターンが未形成のアルミニウム箔3をラミネート接着する。
次に、アルミニウム箔3の表面に、配線パターンに対応するレジストをパターニング形成し、薬液エッチングにより、レジストに被覆されていないアルミニウム箔3をエッチングすることで除去して、アルミニウム箔3の配線パターンを形成する。アルミニウム箔3の膜厚T1は、例えば、約50μm程度に設定される。その後、配線パターン上のレジストを除去し、アルミニウム箔3を除去した箇所にソルダーレジスト層4を形成する。
ここで、薬液エッチングの際、アルミニウムのエッチング液残渣が絶縁性接着剤層2上に残存していた場合、電気マイグレーションの原因となるため、残渣除去の工程を入れることが望ましい。
このようにして、絶縁性接着剤層2上に、配線パターンを形成するアルミニウム箔3が積層された状態となり、配線基板10が製造される。このとき、アルミニウム箔3の表面が大気に触れると、アルミニウム箔3上には、酸化膜層が形成される。
次に、配線基板10上に導電接続材7を配置する。
ここで、以下の説明においては、導電接続材7としてはんだを用いる場合について説明する。
まず、はんだを加熱溶解させるためのはんだごて30を準備する。はんだごて30としては、例えば、針先30aの角度θ1が30°で、且つ針先30aの直径E1が約1mmのものを準備する。
そして、予めアルミニウム箔3の酸化膜層を除去するための薬液処理を行う。具体的には、50℃に加熱した3.0質量%の水酸化ナトリウム水溶液に1分間浸漬してアルミニウム箔3の酸化膜層を除去し、水洗の後、高圧空気で水切りを行う。この作業を行うことにより、後述の擦り付け工程後におけるアルミニウム箔3と導電接続材7との密着性を高めることができる。
続いて、アルミニウム箔3の接触面13に、導電接続材7としてのはんだを滴下する(接合部材配置工程)。ここで、アルミニウム箔3にはんだを滴下する時点で、アルミニウム箔3にはごく薄い酸化膜層が形成されてしまう。
アルミニウム箔3に導電接続材7を滴下した後、はんだごて30を用いて導電接続材7を加熱し、この導電接続材7を溶解する(溶解工程)。
このとき、はんだごて30を水平方向から角度θ2=45°傾け、はんだごて30の針先30aを、アルミニウム箔3に向けて約10Nの荷重をかけて押し付ける。そして、アルミニウム箔3に、はんだごて30の針先30aを擦り付ける(擦り付け工程)。
すると、アルミニウム箔3に擦り跡40が形成され、この擦り跡40が形成された箇所の酸化膜層が除去される。すなわち、はんだごて30は、導電接続材7を溶解する役割を有していると共に、アルミニウム箔3に形成された酸化膜層を、擦り跡40を形成して除去するための酸化膜除去部材31としての役割を有している。
ここで、配線基板10には、アルミニウム箔3を保護するソルダーレジスト層4が設けられているが、このソルダーレジスト層4は、アルミニウム箔3を保護するだけでなく、アルミニウム箔3から導電接続材7が漏れ出てしまうのを防止する防護壁としても機能する。
続いて、導電接続材7が溶解している状態のまま、この導電接続材7上に太陽電池セル20の裏面の接続電極20aを載置し、この後、導電接続材7を冷却する。これにより、アルミニウム箔3の配線パターンと太陽電池セル20の接続電極20aとが導電接続材7を介して導通状態で固定される。これにより、太陽電池モジュール50が製造される。
したがって、上述の実施形態では、アルミニウム箔3上に導電接続材7を接合させる溶解工程において、アルミニウム箔3に、はんだごて30の針先30aを擦り付けることにより(擦り付け工程)、アルミニウム箔3に擦り跡40を形成するので、この擦り跡40が形成された箇所の酸化膜層を除去することができる。このため、従来と比較して低コスト、且つ容易にアルミニウム箔3と導電接続材7とを接合させることができる。
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、予め配線基板10を製造してから、太陽電池モジュール50を形成する場合の例で説明したが、配線基板10単体を製造する必要がない場合には、配線基板10の製造工程の一部を、太陽電池モジュール50の他の製造工程と同時に行うようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、アルミニウム箔3に擦り跡40を形成するにあたって、はんだごて30を水平方向から角度θ2=45°傾け、はんだごて30の針先30aを、アルミニウム箔3に向けて約10Nの荷重をかけて押し付ける場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、はんだごて30によってアルミニウム箔3に擦り跡40が形成される条件で、はんだごて30を擦ればよい。
さらに、上述の実施形態では、アルミニウム箔3に形成された酸化膜層を、擦り跡40を形成して除去するための酸化膜除去部材31としてはんだごて30を利用する場合について説明した。また、はんだごて30として、例えば、針先30aの角度θ1が30°で、且つ針先30aの直径E1が約1mmのものを用いた場合に説明した。
しかしながら、これに限られるものではなく、アルミニウム箔3に擦り跡40が形成可能なものであればよい。例えば、針先30aはある程度鋭利である必要があるが、鋭利すぎるとアルミニウム箔3の表面に穴をあけてしまうおそれがあるため、針先30aは基材の種類によって選択する必要がある。例えば、本実施形態のように薄膜状であれば針先30aは鈍く、逆に板状で剛性のある基材であれば、本実施形態の針先30aよりも鋭利な針を選択することが可能である。
また、はんだごて30に代わって、アルミニウム箔3に擦り跡40を形成可能な棒状のものを別途用意してもよい。例えば、以下のようなものを用いてもよい。
(第1変形例)
図4は、本実施形態の第1変形例における酸化膜除去部材の概略構成図である。尚、以下の図面において、上述の実施形態と同一態様には、同一符号を付して説明する。
同図に示すように、はんだごて30とは別途に、複数の金属製の針体231aからなる酸化膜除去部材231を準備し、はんだごて30により導電接続材7を溶解後、酸化膜除去部材231を用いてアルミニウム箔3に擦り跡40を形成してもよい。
(第2変形例)
図5は、本実施形態の第2変形例における酸化膜除去部材の概略構成図である。
同図に示すように、はんだごて30とは別途に、複数の金属製の棒体331aからなる酸化膜除去部材331を準備し、はんだごて30により導電接続材7を溶解後、酸化膜除去部材331を用いてアルミニウム箔3に擦り跡40を形成してもよい。
(第3変形例)
また、上述の実施形態では、配線基板10は、絶縁性接着剤層2に形成され、アルミニウム箔3を保護するソルダーレジスト層4を有しており、このソルダーレジスト層4が、アルミニウム箔3を保護するだけでなく、アルミニウム箔3から導電接続材7が漏れ出てしまうのを防止する防護壁としても機能している場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、アルミニウム箔3を以下のように形成し、このアルミニウム箔3から導電接続材7が漏れ出てしまうのを防止するように構成してもよい。
図6は、本実施形態の第3変形例における配線基板の概略構成を示す模式的な断面図である。
すなわち、同図に示すように、アルミニウム箔3の接触面13に対応する位置に、凹部15を形成し、この凹部15によってアルミニウム箔3から導電接続材7が漏れ出てしまうのを防止するように構成してもよい。このように凹部15に導電接続材7を配置することにより、上述の実施形態と同様の効果を奏することができるのに加え、導電接続材7を配置した状態でアルミニウム箔3の表面を平坦にすることができ、太陽電池セル20の実装精度を高めることが可能になる。
1 基材
3 アルミニウム箔
7 導電接続材(接合部材)
10 配線基板
13 接触面
20 太陽電池セル
20a 接続電極(電極)
30 はんだごて
30a 針先
31,231,331 酸化膜除去部材
40 擦り跡
50 太陽電池モジュール
231a 針体
331a 棒体

Claims (5)

  1. シート状の基材と、
    この基材の一面上に配線パターンを形成するアルミニウム箔と、
    このアルミニウム箔に、電子部品を接合するための溶解可能な接合部材が接合される配線基板であって、
    前記アルミニウム箔の前記接合部材が接触している接触面に、酸化膜除去部材を用いて擦ることによって擦り跡を形成したことを特徴とする配線基板。
  2. 前記酸化膜除去部材は、金属製の針体、及び金属製の棒体の少なくとも何れか一方を有し、これら針体、又は棒体を前記接触面に擦りつけることにより、前記擦り跡を形成することを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線基板の前記アルミニウム箔に、前記接合部材を介して前記電子部品の電極が接続されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記電子部品は、太陽電池セルであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. シート状の基材と、
    この基材の一面上に配線パターンを形成するアルミニウム箔と、
    このアルミニウム箔に、溶解可能な電極接合部材を接合する半導体装置の製造方法であって、
    前記アルミニウム箔上に、前記電極接合部材を配置する接合部材配置工程と、
    前記接合部材配置工程後に、電極接合部材を溶解する溶解工程と、
    前記溶解工程後に、前記アルミニウム箔の前記電極接合部材が接触している接触面を、酸化膜除去部材で擦り付ける擦り付け工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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