JP2015041694A - 太陽電池用接合材組立体、太陽電池モジュール、および太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents

太陽電池用接合材組立体、太陽電池モジュール、および太陽電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池用接合材組立体において太陽電池セルの裏面と配線基板との距離を十分確保しつつ、太陽電池セルと配線とを良好に電気的に接続することができるようにする。【解決手段】接合材複合シート33は、板状またはシート状の金属で形成され、一部領域が厚さ方向の一方に突出した凸部13と凸部13の裏面側に設けられた凹部13cとを有する基板電極部10と、凸部13を挿入可能な貫通孔32aを有し、貫通孔32aに凸部13が挿入された状態で、基板電極部10の厚さ方向の一方の表面14aに密着された封止材シート32と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池用接合材組立体、太陽電池モジュール、および太陽電池モジュールの製造方法に関する。
従来、太陽電池セルにおいて発電された電気はその表面に張り巡らされたバスバーを通じて集約されている。しかし、このバスバーは太陽電池セル表面の一部を覆い隠してしまうためその発電効率が下がってしまうという問題があった。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1では、太陽電池セルのプラス電極とマイナス電極の両電極がセルの裏面に設置されたバックコンタクト方式の太陽電池セルを用いた太陽電池モジュールが提案されている。この方式の太陽電池セルはセル裏面で電気的接続をとることが可能であり、セル表面を覆い隠すことなく発電効率の低下を防止できる。
このような太陽電池モジュールでは、太陽電池セルの裏面に配線パターンを有する金属箔を被着した積層体をバスバーの代替の回路として用いており、金属箔の材料としては、導電性の面から銅が用いられるのが一般的である。
しかしながら銅は高価であるため、配線に銅よりも安価であるアルミニウムを用いることも提案されている。
ただし、太陽電池セルと配線とを接合する際、従来は銀ペーストを使用しており、アルミニウムを使用するとアルミニウム表面に生成された酸化膜によって銅よりも抵抗値が大きくなってしまうという問題や、アルミニウムと銀の電気化学列における電位差が非常に大きいことから、アルミニウムが腐食し最悪の場合、絶縁されてしまうという問題がある。また、これを解決したとしても、高価な銀を使用することによるコスト高の問題が依然として残る。
これらを解決するための方法として、太陽電池セルと配線とを、金属粒子を含む導電性材料を用いて接続する方法も提案されている(特許文献2参照)。
特開2005−011869号公報 特開2009−302327号公報
しかしながら、上記のような従来技術には、以下のような問題があった。
特許文献2に記載の技術では、バックコンタクト方式の太陽電池セルを、金属粒子を含む導電性材料を用いて接続する。このような導電性材料による接続では、金属粒子を介して回路基板と太陽電池セルとが電気的に接続されるため、両者の間の距離を狭くする必要がある。
一方、太陽電池セルは、例えば、水分等の侵入を抑制する等、経年使用での耐久性を高めるため、もしくは外力が作用した際の振動や衝撃に対する耐性を高めるため、周囲を封止材によって封止する必要がある。このため、太陽電池セルと回路基板との間の電極間距離をある程度大きくすることが求められる。
したがって、導電性材料により太陽電池セルと回路基板との接続を行う場合には、例えば良好な導電性を確保すると、太陽電池セルと回路基板との間の電極間距離を好適な距離に設定することができないなど、両者を両立させることが困難となる可能性がある。
仮に、必要な電極間距離を設定できたとしても、良好な電気的接続を行うためには、導電性材料により多くの金属粒子を含有させる必要がある。金属粒子として高価な銀(Ag)などが用いられることも多いため、電極間距離が大きくなることによって製造コストが増大する可能性がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、太陽電池セルの裏面と配線基板との距離を十分確保しつつ、太陽電池セルと配線とを良好に電気的に接続することができる太陽電池用接合材組立体を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、セルの周囲に十分な封止スペースを確保しつつ、配線とセルとが確実に電気的に接続された太陽電池モジュールおよびその製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様の太陽電池用接合材組立体は、板状またはシート状の金属で形成され、一部領域が厚さ方向の一方に突出した凸部と該凸部の裏面側に設けられた凹部とを有する基板電極部と、前記凸部を挿入可能な貫通孔を有し、該貫通孔に前記凸部が挿入された状態で、前記基板電極部の前記厚さ方向の一方の表面に密着された封止材層部と、を備える構成とする。
上記太陽電池用接合材組立体では、前記基板電極部がアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されていることが好ましい。
上記太陽電池用接合材組立体では、前記基板電極部の厚さ方向の他方の面に剥離可能に密着された剥離シートをさらに備えることが好ましい。
上記太陽電池用接合材組立体では、前記剥離シートは、前記凸部の位置を識別するための識別マークを有することが好ましい。
本発明の第2の態様の太陽電池モジュールは、発電するための光を受光する受光面と、該受光面と反対側の表面に形成された配線用の接続電極とを有する太陽電池セルと、上記太陽電池用接合材組立体とを備え、前記太陽電池用接合材組立体は、前記凸部を介して前記接続電極と電気的に接続された構成とする。
上記太陽電池モジュールにおいては、前記凸部と前記接続電極とは、超音波接合によって接続されていることが好ましい。
本発明の第3の態様の太陽電池モジュールの製造方法は、発電するための光を受光する受光面と、該受光面と反対側の表面に形成された配線用の接続電極とを有する太陽電池セルと、上記太陽電池用接合材組立体とを、前記接続電極と前記凸部とが互いに対向する位置関係に配置する配置工程と、前記接続電極と前記凸部とを電気的に接続する接続工程と、を備える方法とする。
上記太陽電池モジュールの製造方法においては、前記接続工程では、前記凹部から挿入した超音波接合用の金属部材を前記凸部の裏面に当接し、該金属部材に超音波を印加することにより、前記凸部と前記接続電極とを超音波接合することが好ましい。
本発明の太陽電池用接合材組立体によれば、太陽電池セルの裏面と配線基板との距離を十分確保しつつ、太陽電池セルと配線とを良好に電気的に接続することができる。
本発明の太陽電池モジュールおよびその製造方法によれば、セルの周囲に十分な封止スペースを確保しつつ、配線とセルとを確実に電気的に接続することができる。
本発明の実施形態の太陽電池モジュールの構成を示す模式的な断面図である。 本発明の実施形態の太陽電池モジュールの基板電極部を示す模式的な平面図である。 本発明の実施形態の太陽電池用接合材組立体の構成を示す模式的な平面図、およびそのA−A断面図である。 図3におけるB部の部分拡大図である。 本発明の実施形態の太陽電池用接合材組立体の製造工程の一例について説明する工程説明図である。 本発明の実施形態の太陽電池用接合材組立体の製造工程の他例について説明する工程説明図である。 本発明の実施形態の太陽電池モジュールの製造工程の一例について説明する工程説明図である。 本発明の実施形態の太陽電池モジュールの図7に続く製造工程について説明する工程説明図である。 本発明の実施形態の太陽電池モジュールの図8に続く製造工程について説明する工程説明図である。 本発明の実施形態の太陽電池モジュールの図9に続く製造工程について説明する工程説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図1から図10を参照して説明する。すべての図面において、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態の太陽電池モジュールの構成を示す模式的な断面図である。図2は、本発明の実施形態の太陽電池モジュールの基板電極部を示す模式的な平面図である。図3(a)は、本発明の実施形態の太陽電池用接合材組立体の構成を示す模式的な平面図である。図3(b)は、図3(a)におけるA−A断面図である。図4は、図3(b)におけるB部の部分拡大図である。
本実施形態の太陽電池モジュール50は、図1に示すように、発電のための光を受光する受光面20bと反対側の裏面20cとを有し、裏面20c上に配線用の接続電極20aが複数設けられた太陽電池セル20と、太陽電池セル20を保護するするバック基材55と、バック基材55および太陽電池セル20上に積層されて太陽電池セル20を封止する封止材30と、太陽電池セル20に電気的に接続される基板電極部10と、封止材30上に積層された透光性基板40とを備える。
太陽電池モジュール50は、本発明の太陽電池用接合材組立体を用いて製造される。詳細については後述する。
太陽電池セル20は、受光面20bから入射した光を光電変換して発電を行う半導体素子である。太陽電池セル20としては、裏面20cに接続電極20aが設けられた、いわゆるバックコンタクト方式の太陽電池セルであれば、その構造に特に制限はなく、単結晶、多結晶、アモルファスなど公知のものを適宜選択することができる。図1は模式図のため、図示を簡略化しているが、接続電極20aの個数は、2以上の適宜個数を必要に応じて設けることができる。図2には、太陽電池セル20および接続電極20aを二点鎖線で示している。
接続電極20aは、例えば、平面視において所定の直径W20aの円形に形成され、材質は、例えば、銀ペーストを焼成したものからなる。なお、接続電極20aは、大きさや形状が異なっていてもよいが、以下では一例として、各接続電極20aは同一の大きさと形状を有するものとして説明する。
太陽電池セル20の平面視における形状は、図2に二点鎖線で示すように、例えば矩形状などの適宜形状を採用することができ、特段の制限はない。
また、図2では1つの太陽電池セル20しか図示していないが、太陽電池モジュール50における太陽電池セル20は、基板電極部10の面方向に沿って複数のものが、適宜間隔をあけて2個以上配置されている。本実施形態では、図示は省略するが、図1における左右方向、および手前と奥方向に複数の太陽電池セル20が所定の間隔をあけて整列配置されており、これにより、平面視において略矩形格子状に配置されている。
バック基材55は、図1に示すように、バックシート54、基材51、および絶縁性接着剤層52がこの順に積層されたものである。
バックシート54は、バック基材55の積層方向における一方の外表面を構成して、太陽電池モジュール50の内部に水分や酸素等が侵入することを抑制するためのシート状部材である。すなわち、バックシート54は、シールド材としてのバリア機能を有している。
バックシート54の材質としては、水分や酸素に対する遮断性に優れた適宜の樹脂材料、アルミニウム箔、もしくはアルミニウム箔と適宜の樹脂との複合積層フィルム等を使用することができる。
基材51は、バックシート54上に積層して形成され、絶縁性接着剤層52を介して基板電極部10を支持する部材であり、本実施形態では、可撓性を有するシート状部材で構成される。基材51は、電気絶縁性に優れる材料からなることが好ましい。
基材51としては、例えば樹脂材料をシート状もしくはフィルム状に形成したものを採用することができる。樹脂材料としては、例えば、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ウレタン、エポキシ、メラミン、スチレンなどの樹脂材料、またはこれらを共重合した樹脂材料を用いることが可能である。
基材51の材料として、断熱性や弾力性や光学特性の制御のため、必要に応じて、有機フィラーまたは無機フィラー等を混入した材料を用いることも可能である。
また、基材51は、上記の樹脂材料を複数積層させた積層フィルムや、上記の樹脂材料の層と、例えばアルミニウム箔等の金属箔とを積層させた複合積層フィルムを採用することも可能である。
上記の複合積層フィルムを用いる場合などにより、基材51単独でも、太陽電池モジュール50の外表面として必要な強度や、水分や酸素の遮断性等を有している場合には、バックシート54を用いずに、基材51が上記バリア機能を兼ねる構成としてもよい。
絶縁性接着剤層52は、基材51の表面に基板電極部10を固定するための層状部であり、例えば、硬化性樹脂であるウレタン、アクリル、エポキシ、ポリイミド、オレフィン、またはこれらを共重合した硬化型接着剤を硬化させることで形成されている。硬化型接着剤の種類は特に限定されず、例えば、熱硬化型接着剤、UV硬化型接着剤などを好適に採用できる。また、絶縁性接着剤層52として段階硬化型でない接着剤層を用いてもよい。
基板電極部10は、太陽電池セル20に電気的に接続される配線パターンを形成するもので、本実施形態では一例として、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。基板電極部10は、図2に示すように、太陽電池セル20の接続電極20aの配置に応じて形成された複数の凸部13を有する。各凸部13は、図1に示すように、側壁部13aと上面部13bとを有しており、上面部13bは、側壁部13aにより、基板電極部10の他の部位との電気的接続が確保されている。
また、上面部13bの裏面側には、凹部13cが形成されている。
側壁部13aは、基板電極部10に対して垂直に設けられていてもよいが、本実施形態では、凸部13の基端側から先端側(上面部13bのある方)に向かって縮径するように傾斜されている。このため、凸部13の突出方向に沿う断面は略台形になっている。
基板電極部10の平面視形状、すなわち配線パターンとしては、例えば、図2に示すように、略一定の線幅を有する4つの線状部11a、11a、11a、11a(以下、線状部11a〜11aと記載する場合がある)が櫛歯状をなして配置された櫛歯状部11Aと、略一定の線幅を有する4つの線状部11b、11b、11b、11b(以下、線状部11b〜11bと記載する場合がある)が櫛歯状をなして配置された櫛歯状部11Bとを有し、これら櫛歯状部11A、11Bが、互いの線状部間の隙間に貫入するとともに互いに離間して近接配置されたパターンの例を挙げることができる。
以下では、線状部11a〜11a、11b〜11bが延びる方向(図2の上下方向)を基板電極部10の長さ方向、これと直交する線状部11a〜11a、11b〜11bの線幅方向(図2の図示左右方向)を基板電極部10の幅方向と称する場合がある。
この例の場合、櫛歯状部11A、11Bはそれぞれ発電出力のプラス電極配線、マイナス電極配線に対応している。櫛歯状部11A、11Bの上方(透光性基板40側)には、図2に二点鎖線で示すように、櫛歯状部11A、11Bを上方から覆う位置に太陽電池セル20が配置される。このような接続位置において、太陽電池セル20には、各線状部11a〜11a、11b〜11bの上方に、それぞれ3個ずつ、合計24個の接続電極20aが設けられている。
基板電極部10の各パターンの各線状部11a〜11a、11b〜11b上には、接続電極20aに対向する位置に、それぞれ凸部13が形成されている。
凸部13の上面部13bの外径は本実施形態では、接続電極20aの外径以下のW13bである。
なお、図2に示す基板電極部10のパターンの形状や凸部13の個数、配置、および太陽電池セル20の接続電極20aの個数、配置は、一例であってこれに限定されるものではない。
基板電極部10に用いられるアルミニウムの材質としては、なるべく良好な電気導電性を確保するために、例えば、1N30材などの高純度アルミニウムを使用することが好ましい。
封止材30は、バック基材55の絶縁性接着剤層52および絶縁性接着剤層52上に支持された基板電極部10上で、太陽電池セル20を封止して、接続電極20aと凸部13との接触部を除く部位を絶縁できればよく、適宜の材質から構成することができる。封止材30に好適な材質としては、熱可塑性樹脂、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・メタアクリル酸共重合体(EMAA)などからなるフィルム材を挙げることができる。
本実施形態の封止材30は、図1に示すように、上述の熱可塑性樹脂からなるフィルム材で構成される封止材シート32(封止材層部)および透明封止材シート31によって、太陽電池セル20を挟み込み、ラミネート加工により両者を一体にすることにより形成されている。
このため、太陽電池モジュール50において、封止材シート32と透明封止材シート31との境界は同材質の場合、明確ではないが、異材質の場合には、色、透過率、あるいは屈折率等が異なることによって、例えば、図1に想像線(二点鎖線)で示すような界面を認める場合もある。
封止材シート32は、太陽電池セル20を裏面20c側から封止するためのフィルム部材であり、後述する接合材複合シート33(図3(b)参照)の一部を構成する。
封止材シート32は、太陽電池セル20の受光面20bよりもバック基材55側の封止材30の領域を形成するため、光透過性を有さなくてもよい。このため、封止材シート32の材質としては、光吸収性、光散乱性、光反射性を有する種々のフィルムを採用することが可能である。例えば、適宜色を有する色材を含む色付き(白色を含む)フィルム、例えば、黒色フィルムや白色フィルム等を好適に採用することができる。
封止材シート32として、このような色付きフィルムを採用することにより、透光性基板40側から太陽電池セル20間の隙間を通してバック基材55の上面を視認できなくなるため、太陽電池モジュール50の意匠性を向上することができる。
これに対して、透明封止材シート31は、太陽電池セル20を受光面20b側から封止するためのフィルム部材である。透明封止材シート31は、太陽電池セル20の受光を妨げないよう、光透過性を有することが必須であり、無色透明であるのが最も好ましい。
本実施形態では、透明封止材シート31の厚さは、太陽電池モジュール50における太陽電池セル20の裏面20cから透光性基板40までの層厚に略相当する厚さを有する。
本実施形態では、基板電極部10と封止材シート32が、図3(a)、(b)、図4に示すような接合材複合シート33(太陽電池用接合材組立体)として一体とされた形態で供給され、太陽電池モジュール50の製造に用いられる。
本実施形態では、接合材複合シート33は、剥離シート14が貼り付けられた接合材転写シート34(太陽電池用接合材組立体)の形態で供給される。以下、接合材転写シート34の構成について説明する。
接合材転写シート34は、図3(a)、(b)に示すように、剥離シート14上に、櫛歯状部11A、11Bを有する基板電極部10を複数有する接合材複合シート33を密着させたシート状部材である。
剥離シート14は、適宜の大きさに切断されたシートや、長尺テープ状のシートを採用することができる。本実施形態では、太陽電池モジュール50の平面視の形状と略一致(一致する場合も含む)する接合材複合シート33の平面視形状よりも大きくなっている。
接合材複合シート33は、剥離シート14上に、1次元的または2次元的に適宜のピッチで配列することが可能である。
剥離シート14の一方の表面14aは少なくとも基板電極部10に対する離型性を有しており、基板電極部10と剥離可能に密着されている。
なお、本実施形態では、接合材複合シート33をフィルム部材として供給して、基板電極部と密着させているため、図3(b)に示すように、櫛歯状部11A、11Bの間には隙間S1が形成されている。ただし、この隙間S1は、後述するように熱ラミネートされる等により、最終的に太陽電池モジュール50が形成されるまでには消失する。
また、本実施形態では、各凸部13と貫通孔32aとの間に隙間S2が形成されているが、隙間S2は、隙間S1と同様、熱ラミネートされることにより、太陽電池モジュール50では消失する。
剥離シート14の他方の表面14bは、封止材シート32に対する離型性を有しており、封止材シート32と接触しても、基板電極部10からはがれないようになっている。このため、接合材転写シート34は、複数枚を積層したり、巻き取ってロールを形成したりすることが可能である。
剥離シート14の表面14a上には、1つの太陽電池モジュール50の平面視の形状と略一致する矩形状の接合材複合シート33が配置されている。そして、接合材複合シート33の互いに対向する2頂点P、Qの近傍の剥離シート14上には、剥離シート14の位置情報を表すための識別マーク14c、14dが、例えば、印刷、刻印、打ち抜き加工などによって形成されている。識別マーク14c、14dの形状や位置は、剥離シート14上の接合材複合シート33の位置、および接合材複合シート33における基板電極部10の凸部13の位置情報を特定するための座標系が設定できれば特に限定されない。
本実施形態では、一例として、接合材複合シート33の頂点P、Qから一定方向に一定距離だけ離間した位置に、それぞれの位置を特定可能な十字線状の識別マーク14c、14dが形成されている。このため、識別マーク14c、14dで決まる直角座標系によって、接合材複合シート33および基板電極部10の凸部13の配置位置を表すことができる。
なお、識別マーク14c、14dを印刷により形成する場合、必要に応じて剥離シート14の表面14a、14bのどちらか一方または両方に形成する。
このような識別マーク14c、14dによれば、例えば、カメラで撮像した画像にもとづく画像認識や、光学センサによる検知等によって、識別マーク14c、14dの位置情報を取得することにより、接合材複合シート33および基板電極部10の凸部13の位置を特定することができる。
このような接合材転写シート34は、ロール状に巻かれて形成され、必要に応じ引き出して使用されてもよい。表面14bは、封止材シート32に対する離型性が良好であるため、引き出された剥離シート14の表面14bに、その下層側の封止材シート32が貼りつくことはない。
図4に示すように、基板電極部10の凸部13の高さはt13であり、基板電極部10の基材厚みはt11である。基板電極部10の厚みを含めた全体の厚みがt33になる。
凸部13は、アルミニウム箔等の基板電極部の材料における、接続電極20aに対応した位置に、プレス加工、打ち出し加工などを施すことで形成できる。凸部13の高さは封止材シート32の厚み等に応じて適宜変えることができる。凸部13の直径は、接続電極20aの直径以下とされるのが好ましい。
櫛歯状部11A、11B等の、基板電極部10の平面視形状の加工は、エッチングにより不要部分を溶出させる加工や、パターン断裁などにより行うことができる。
本実施形態では、図4に示すように、接合材複合シート33の厚みt33は、封止材シート32の厚さt13と基板電極部10の厚さt11とを足したもので、t33=t13+t11となる。
接合材複合シート33においては、基板電極部10が一方向に連続配置されてもよいし、二次元配列されてもよい。
接合材複合シート33および接合材転写シート34の製造手順について説明する。
図5は、本発明の実施形態の太陽電池用接合材組立体の製造工程の一例について説明する工程説明図である。図6は、本発明の実施形態の太陽電池用接合材組立体の製造工程の他例について説明する工程説明図である。
まず、プレス加工、打ち出し加工等によって、基板電極部10となる金属箔シート10Aに凸部13を形成する。凸部13の形成位置は、接続電極20aの配置位置等に応じて設定する。
並行して、図5に示すように、封止材シート32上に、凸部13を配置するための貫通孔32aを、例えば打ち抜き加工によって形成する。
貫通孔32aの位置は、太陽電池モジュール50における各接続電極20aの配置位置応じて設定しておく。
凸部13を貫通孔32aに挿入して封止材シート32と金属箔シート10Aとを一体に貼り合わせる。例えば、ラミネーターで圧着することにより貼り合わせる。
ただし、貼り合わせの際には、より強固に接合するために封止材シート32を軟化温度以上に加熱しながら貼り合わせてもよい。
その後、金属箔シート10Aを、例えばハーフカットによる打ち抜きやエッチングなどにより図2に示す櫛歯状形状等の所定の形状に加工することにより、基板電極部10の平面視形状を形成する。これにより、図4に示すような接合材複合シート33が完成する。
接合材複合シート33の製造後に、封止材シート32の下面に剥離シート14を密着させると、図3(b)に示すような接合材転写シート34が完成する。
接合材複合シート33は、上記以外の方法でも製造可能である。
図6に示すように、まず上述と同様にして、金属箔シート10A(図6における二点鎖線参照)に凸部13を形成し、この金属箔シート10Aの下面に微粘着性の剥離シート14を貼り付ける。この状態で、金属箔シート10Aを、剥離シート14と反対側から、例えばハーフカットによる打ち抜きやエッチングなどにより櫛歯状部11A、11Bを有する櫛形パターンに加工する。これにより、剥離シート14上に基板電極部10(図6における実線参照)を形成する。
並行して、封止材シート32上に貫通孔32aを形成し、凸部13を貫通孔32aに挿入して、上述の手順で封止材シート32と基板電極部10とを一体に貼り合せる。
このようにしても、接合材転写シート34を製造することができる。
透光性基板40は、入射光を太陽電池セル20の受光面20bに導くとともに、太陽電池モジュール50において、バックシート54と反対側の外表面を形成する部材である。本実施形態では、ガラスパネルを封止材30の表面に接着して透光性基板40としている。
本実施形態の太陽電池モジュール50の製造方法について説明する。
図7は、本発明の実施形態の太陽電池モジュールの製造工程の一例について説明する工程説明図である。図8は、同じく図7に続く製造工程について説明する工程説明図である。図9は、同じく図8に続く製造工程について説明する工程説明図である。図10は、同じく図9に続く製造工程について説明する工程説明図である。
まず、接合材複合シート33あるいは接合材転写シート34を準備し、これと並行してバック基材55を準備する。
バック基材55を形成するには、バックシート54、基材51、絶縁性接着剤層52、をこの順に積層させる。このとき、バックシート54および基材51の間にも適宜の接着剤を配してもよい。これら各層を一体に接合させると、バック基材55が形成される。接合方法としては、ドライラミネートや、押し出しラミネートなど、公知の各種方法を適宜選択してよい。
次に、配置工程を行う。本工程は、太陽電池セル20と接合材転写シート34とを、接続電極20aと凸部13とが互いに対向する位置関係に配置する工程である。
図7に示すように、接合材転写シート34上に太陽電池セル20を移動し、剥離シート14上の識別マーク14c、14d(図3(a)参照)によって接合材転写シート34に対する太陽電池セル20の位置合わせを行って、接合材転写シート34上に載置する。
このようにして、太陽電池セル20の各接続電極20aが接合材転写シート34の各凸部13の上面部13bと対向する位置関係に配置される。この状態で剥離シート14を剥離して除去する。これにより、凸部13の各凹部13cが開放される。
以上で、配置工程が終了する。
次に、接続工程を行う。本工程は、接続電極20aと凸部13とを電気的に接続する工程である。
図8に示すように、凸部13の凹部13cに超音波接合用の金属チップ60を挿入し、適宜の圧力で、上面部13bの裏面に金属チップ60の先端部を押し当てる。図示略の超音波印加装置から、金属チップ60に超音波を印加する。この超音波振動により上面部13bのアルミニウム表面の酸化被膜が除去されるとともに、上面部13bのアルミニウムと太陽電池セル20の接続電極20aの焼結体金属との合金が形成される。これにより、接続電極20aと凸部13との金属同士が合金を形成して機械的に接合されるとともに電気的にも接続される。
また超音波接合時の加熱により凸部13の周りの封止材シート32が加熱される。このため、凸部13の近傍における封止材シート32が溶融される。なお、図8は模式図のため、封止材シート32と凸部13の側壁部13aとの間の隙間がすべて消失しているように描いていているが、本工程において、超音波接合時の加熱によって接合材複合シート33の隙間S2(図3(b)参照)が消失することは必須ではない。隙間S2の少なくとも一部が残存した状態も可能である。
このようにして太陽電池セル20と、接合材複合シート33とが仮接着される。
これにより、接合材複合シート33と太陽電池セル20とが、凸部13およびその周辺部分にて接合された接続体35が形成される。
以上で、接続工程が終了する。
次に、図9に示すように、バック基材55、接合材複合シート33と太陽電池セル20の接続体35、透明封止材シート31、および透光性基板40をこの順に重ねて配置する積層工程を行う。
これにより、図10に示すように、積層体50Aが形成される。
次に、この積層体50Aを加圧および加熱して接着する接着工程を行う。本実施形態では、ラミネーターを用いて、真空下で、積層体50Aを加熱しつつ積層方向に加圧する真空加圧ラミネートを行う。加熱温度、加圧力の加工条件は、封止材シート32と透明封止材シート31とが軟化して変形し、それぞれが隣接する部材の表面と密着して接着可能な温度である。
ラミネート加工の加熱により、封止材シート32と透明封止材シート31とが軟化して変形し一体化される。また、軟化が進んだ封止材シート32と透明封止材シート31とは流動し、部材間に隙間がある場合には、隙間が解消されて、それぞれが隣接する部材の表面と密着される。これにより、太陽電池セル20の外周部が封止され、バック基材55と透光性基板40との間に、封止材30の層が形成される。
加熱および加圧を終了すると、積層体50Aの各層間が接着された状態で固化し、図1に示すような太陽電池モジュール50が完成する。
本実施形態の太陽電池モジュール50によれば、太陽電池セル20と基板電極部10とを電気的に接続する際に、基板電極部10がアルミ製で表面に酸化膜を有していても、超音波接合を用いることで、酸化膜除去のための表面処理等を行うことなく、良好に電気的接続を行うことができる。その結果、電気的接続の工程を簡素化しつつ、確実に行うことができる。
また、基板電極部10と太陽電池セル20とは、基板電極部10に形成された凸部13において電気的に接続されているため、凸部の高さを変更することで、基板電極部10と接続電極20aとの距離を自在に変更することができる。
その結果、凸部が設けられる部位においては、基板電極部10と接続電極20aとを接触させることで、電気的接続を確実かつ簡便に行い、凸部が設けられない部位においては、基板電極部10と接続電極20aとの距離を十分に確保することで、太陽電池セル20の封止に必要な厚みの封止材30を配置することができる。
さらに、接続電極20aと基板電極部10とを超音波接合等の手法により直接接合するため、導電部材による接合を不要とし、その塗布工程や形成構成及び、その分の材料コストを低減させることができる。
また、本実施形態の接合材複合シート33によれば、バック基材55および各太陽電池セル20に位置合わせするのみで、複数の基板電極部10と接合電極との位置合わせを一括して行うことができる。このため、多数の基板電極部を移動配置する手間を省くことができるため、配置作業が容易となる。識別マークが形成された剥離シート14を備える接合材転写シート34を用いることで、この位置合わせはさらに簡便になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成要素の組合せを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。
例えば、本発明の太陽電池用接合材組立体においては、基板電極部はアルミニウムで形成されなくてもよく、例えば、銅、ニッケル、スズなどの他の金属で形成することも可能である。この場合でも、金属同士の超音波接合を用いることにより、例えば、銀ペーストなどの高価な導電接合部材を不要とすることができる。この結果、導電接合部材の塗布工程を削減したり、コストを低減したりすることが可能である。
また、上記実施形態の説明では、接続電極20aと凸部13とを超音波接合する場合の例で説明したが、接続電極20aと凸部13とを適度な加熱および加圧して、金属同士を固相接合する加工法であれば、超音波接合以外の方法も可能である。例えば、かしめ等の方法も採用することができる。
また、上記実施形態の説明では、接続工程において、剥離シート14を除去することにより、凹部13cが開放されるようにした例で説明したが、剥離シート14において、凹部13cと重なる範囲に貫通孔を設け、凹部13cを露出させることも可能である。この場合、剥離シート14に設けられた貫通孔を通して、加工具である金属チップ60を凹部13cに挿入することができるため、剥離シート14を除去することなく、接続工程を行うことが可能になる。
この場合、接続工程を行った後も、基板電極部10が剥離シート14で保護されているため、搬送や取り扱いが容易となる。
また、上記実施形態の説明では、接合材複合シート33または接合材転写シート34を形成する際、金属箔シート10Aまたは基板電極部10とフィルム材で形成された封止材シート32とを密着させる場合の例で説明した。
ただし、封止材シート32は、例えば、剥離シート14上に形成された基板電極部10上に、封止材シート32となる液状の樹脂を塗布し、この樹脂を固化することにより、形成してもよい。
また、上記実施形態の説明では、接合材転写シート34を形成してから、接続工程を行う場合の例で説明したが、配置工程において、接合材複合シート33と太陽電池セル20とを位置合わせできる場合には、接合材転写シート34を製造することは必須ではない。
すなわち、接合材複合シート33も、本発明の太陽電池用接合材組立体の一実施形態である。
また、上記実施形態の説明では、接続電極20aおよび凸部13の上面部13bが円形の場合の例で説明したが、これは一例であり、他の形状も可能である。例えば、接続電極20aおよび上面部13bの少なくともいずれかが、矩形状、多角形状、楕円状などの形状を有していてもよい。
次に、本発明の太陽電池用接合材組立体および太陽電池モジュールの実施例について、その比較例とともに説明する。
(実施例1)
封止材シート32として、厚さ300μmの白色のEVAフィルムを用い、貫通孔32aの直径は3mmとした。
基板電極部10の材料として、厚さ50μmの高純度アルミニウム(純度99%以上)からなるアルミニウム板を用いた。
このアルミニウム板を、太陽電池セルに形成される同サイズの接続電極20aに対応する位置に高さ250μmの凸部を持つ金型を用いてプレス加工で形成し、基板電極部10に直径3mm弱の凸部13を形成した。
凸部13を貫通孔32aに挿入して封止材シート32と基板電極部10とを貼り合わせ、基板電極部10をハーフカット打ち抜きにより櫛形パターンに加工した。
このように作製した接合材複合シート33と太陽電池セル20を、上面部13bと接続電極20aの位置を合わせて積層した後、基板電極部10の凸部13と太陽電池セル20の接続電極20aを超音波接合した。ここで、超音波接合は、凸部13の下面から直径2mmの超音波接合用の金属チップ60を押し当て、加圧力50N、周波数15kHz、接合時間0.3秒の条件で行った。
本実施例の太陽電池モジュール50は、バック基材55、太陽電池セル20の接続電極20aと基板電極部10の凸部13を接合済みの接合材複合シート33と太陽電池セル20、透明封止材シート31、厚さ3mmのガラス板からなる透光性基板40をこの順に積層し、モジュールラミネータによりモジュールラミネートを行うことにより作製した。
透明封止材シート31は、厚さ300μmの透明なEVAフィルムを用いた。
モジュールラミネートの条件は、真空にて150℃で3分間、続いて150℃大気圧で12分間、積層方向に加圧した。
このようにして製造した太陽電池モジュール50は、基板電極部10と太陽電池セル20とが良好に電気接続されており、導通不良などは発生しなかった。
(比較例)
比較例の太陽電池モジュールは、上記実施例の太陽電池モジュール50において、凸部13を形成しない基板電極部を用い、凸部13の代わりに銀ペーストであるペルトロン(登録商標)S−3031(商品名;ペルノックス(株)製)を用いたものである。
このような比較例の太陽電池モジュールは、バック基材55と基板電極部を貼り合わせた後、接続電極20aに銀ペーストをスクリーン印刷法により塗布してから、バック基材55、封止材シート32、太陽電池セル20、透明封止材シート31、透光性基板40をこの順に積層し、モジュールラミネータによりラミネートを行うことにより作製した。
本比較例では、ペルトロン(登録商標)S−3031の塗布に、一箇所について3秒ほどの作業時間を要したため、接続電極20aを基板電極部10に接続する際に、上記実施例の超音波接合による接続工程に比べると格段に長い作業時間を要した。
また、モジュールラミネート時の封止材シート32と銀ペーストの流動のため基板電極部と太陽電池セルとの電気接続が不良があった。
10 基板電極部
10A 金属箔シート
13 凸部
14 剥離シート
14a 表面(一方の表面)
14b 表面(他方の表面)
14c、14d 識別マーク
20 太陽電池セル
20a 接続電極
30 封止材
31 透明封止材シート
32 封止材シート(封止材層部)
33 接合材複合シート(太陽電池用接合材組立体)
34 接合材転写シート(太陽電池用接合材組立体)
32a 貫通孔
40 透光性基板
50 太陽電池モジュール
60 導電接続用チップ

Claims (8)

  1. 板状またはシート状の金属で形成され、一部領域が厚さ方向の一方に突出した凸部と該凸部の裏面側に設けられた凹部とを有する基板電極部と、
    前記凸部を挿入可能な貫通孔を有し、該貫通孔に前記凸部が挿入された状態で、前記基板電極部の前記厚さ方向の一方の表面に密着された封止材層部と、
    を備える、太陽電池用接合材組立体。
  2. 前記基板電極部がアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池用接合材組立体。
  3. 前記基板電極部の厚さ方向の他方の面に剥離可能に密着された剥離シートをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池用接合材組立体。
  4. 前記剥離シートは、前記凸部の位置を識別するための識別マークを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の太陽電池用接合材組立体。
  5. 発電するための光を受光する受光面と、該受光面と反対側の表面に形成された配線用の接続電極とを有する太陽電池セルと、
    請求項1または2に記載の太陽電池用接合材組立体とを備え、
    前記太陽電池用接合材組立体は、前記凸部を介して前記接続電極と電気的に接続された
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 前記凸部と前記接続電極とは、超音波接合によって接続されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の太陽電池モジュール。
  7. 発電するための光を受光する受光面と、該受光面と反対側の表面に形成された配線用の接続電極とを有する太陽電池セルと、請求項1〜4のいずれか1項に記載の太陽電池用接合材組立体とを、前記接続電極と前記凸部とが互いに対向する位置関係に配置する配置工程と、
    前記接続電極と前記凸部とを電気的に接続する接続工程と、
    を備える、太陽電池モジュールの製造方法。
  8. 前記接続工程では、
    前記凹部から挿入した超音波接合用の金属部材を前記凸部の裏面に当接し、該金属部材に超音波を印加することにより、前記凸部と前記接続電極とを超音波接合する
    ことを特徴とする請求項7に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220246778A1 (en) * 2019-06-14 2022-08-04 Kathryn Fisher Solar module with metal foil interconnection of back-contacted photovoltaic cells

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