JP2010157530A - 配線シート、配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁性基材の表面上のp型用配線とn型用配線との間の短絡を抑制することができるとともに太陽電池モジュールの受光面の大面積化が可能な配線シートならびにその配線シートを用いた配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】太陽電池セルが電気的に接続される配線シートであって、絶縁性基材と、絶縁性基材に設置された配線材と、配線材に電気的に接続された接続部とを備え、接続部は他の配線シートと電気的に接続可能である配線シート、その配線シートを用いた配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールである。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線シート、配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールに関する。
近年、エネルギ資源の枯渇の問題や大気中のCO2の増加のような地球環境問題などからクリーンなエネルギの開発が望まれており、特に太陽電池モジュールを用いた太陽光発電が新しいエネルギ源として開発、実用化され、発展の道を歩んでいる。
このような太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルとしては、従来から、例えば単結晶または多結晶のシリコン基板の受光面にシリコン基板とは反対の導電型の不純物を拡散することによってpn接合を形成し、シリコン基板の受光面とその反対側の裏面にそれぞれ電極を形成した両面電極型太陽電池セルが主流となっている。また、近年では、シリコン基板の裏面にp型用電極とn型用電極とが所定の間隔をあけて形成されたいわゆる裏面電極型太陽電池セルの開発も進められている。
たとえば、米国特許第5951786号明細書(特許文献1)には、電気的絶縁性を有する絶縁性基材の表面上に電気的導電性を有する配線材がパターニングされた配線シートを用いて、配線シートの配線材上に裏面電極型太陽電池セルの電極を電気的に接続してなる太陽電池モジュールが開示されている。
米国特許第5951786号明細書
上記の特許文献1に記載されている構成の太陽電池モジュールは、たとえば以下のようにして作製することができる。
まず、たとえばポリマー材料などからなる絶縁性基材の表面上に、銅箔やアルミニウム箔などの金属箔を貼り合わせた後に、金属箔の一部をエッチングすることによって、絶縁性基材の表面上にパターニングされた配線材を形成する。
次に、絶縁性基材の表面上でパターニングされた配線材に裏面電極型太陽電池セルの電極を導電性接着剤を用いて接合することによって、裏面電極型太陽電池セルを絶縁性基材の表面上の配線材に電気的に接続する。
そして、絶縁性基材の表面上の配線材に電気的に接続された裏面電極型太陽電池セルを透明基板と裏面電極型太陽電池セルとの間および裏面保護シートと裏面電極型太陽電池セルとの間にそれぞれ設置された封止材に圧着しながら加熱処理することによって、裏面電極型太陽電池セルを封止材中に封止する。これにより、太陽電池モジュールが作製される。
ここで、裏面電極型太陽電池セルの電極としては、裏面電極型太陽電池セルの裏面のn型不純物拡散領域に電気的に接続されるn型用電極と、p型不純物拡散領域に電気的に接続されるp型用電極とが所定の間隔をあけて形成される。そして、裏面電極型太陽電池セルの裏面に、n型用電極およびp型用電極をそれぞれ数多く形成した方が外部に取り出すことができる電流量が多くなることから、n型用電極とp型用電極との間の間隔はできるだけ微細にすることが好ましい。
さらに、裏面電極型太陽電池セルのn型用電極とp型用電極との間の間隔を微細とした場合には、裏面電極型太陽電池セルのn型用電極に電気的に接続される配線シートの配線材であるn型用配線と、裏面電極型太陽電池セルのp型用電極に電気的に接続される配線シートの配線材であるp型用配線との間の間隔もそれぞれ微細にする必要がある。
しかしながら、樹脂からなる絶縁性基材は、封止材中への裏面電極型太陽電池セルの封止時における加熱処理や太陽電池モジュールが高温環境下に設置されることなどにより熱収縮などの変形が発生する。また、配線材は、封止材中への裏面電極型太陽電池セルの封止時における加熱処理により伸張(膨張)して元の寸法に戻らないなどの熱による変形が発生することもある。これらの原因から、配線シートは熱の影響による伸縮が発生する。
近年の太陽電池モジュールの受光面の大面積化の要請から、配線シートを大面積化した場合には、その面積が大きくなるほど加熱による伸縮量も大きくなることから、絶縁性基材の表面上に形成されたp型用配線とn型用配線との間の間隔の寸法公差も大きくなる。
それゆえ、配線シートを大面積化した場合には、p型用配線とn型用配線との短絡を防止するために、p型用配線とn型用配線との間の間隔を微細に形成することができないという問題があった。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、絶縁性基材の表面上のp型用配線とn型用配線との間の短絡を抑制することができるとともに太陽電池モジュールの受光面の大面積化が可能な配線シートならびにその配線シートを用いた配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールを提供することにある。
本発明は、太陽電池セルが電気的に接続される配線シートであって、絶縁性基材と、絶縁性基材に設置された配線材と、配線材に電気的に接続された接続部とを備え、接続部は他の配線シートと電気的に接続可能である配線シートである。
ここで、本発明の配線シートにおいて、接続部は、配線シートの太陽電池セルの設置側から他の配線シートと電気的に接続可能となっていてもよい。
また、本発明の配線シートにおいて、接続部は、配線シートの太陽電池セルの設置側とは反対側から他の配線シートと電気的に接続可能となっていてもよい。
また、本発明の配線シートは、太陽電池セルが設置されるセル設置部を備え、セル設置部の少なくとも三つは、中央に位置するセル設置部が両側に他のセル設置部と隣り合うように一方向に配列されており、中央に位置するセル設置部の配線材は、隣り合う両側の他のセル設置部のうちの一方の配線材と接続され、他方のセル設置部の配線材と接続されていなくてもよい。
また、本発明の配線シートは、太陽電池セルが設置されるセル設置部を備え、セル設置部の複数がマトリクス状に配列されており、マトリクス状に配列されたセル設置部として、行において隣に位置する一方の太陽電池セルと直列接続されると共に列において隣に位置する一方の太陽電池セルと直列接続されるように配線されたセル設置部を含んでいてもよい。
また、本発明の配線シートは、上記の配線シートと接続部を介して電気的に接続される配線シートであって、太陽電池セルが設置されるセル設置部を備え、セル設置部として、太陽電池セルが一方向に直列接続されるように配線されたセル設置部を含んでいてもよい。
また、本発明は、上記の配線シートが、互いの接続部を介して電気的に接続されてなる配線シートである。
また、本発明の配線シートにおいては、配線シートに太陽電池セルが複数設置されて複数の太陽電池セルが配線シートの配線材に電気的に接続されてなる配線シート付き太陽電池セルである。
また、本発明は、上記の配線シート付き太陽電池セルの複数が電気的に接続されてなる配線シート付き太陽電池セルである。
また、本発明は、上記の配線シートに太陽電池セルが設置されて太陽電池セルの少なくとも一部が電気的に接続されてなる配線シート付き太陽電池セルである。
さらに、本発明は、上記の配線シート付き太陽電池セルを用いた太陽電池モジュールであって、太陽電池セルが封止材により封止されてなる太陽電池モジュールである。
本発明によれば、絶縁性基材の表面上のp型用配線とn型用配線との間の短絡を抑制することができるとともに太陽電池モジュールの受光面の大面積化が可能な配線シートならびにその配線シートを用いた配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は同一部分または相当部分を表すものとする。また、以下では、太陽電池セルを設置するためのセル設置部(太陽電池セルが設置される配線シート上の領域)が複数配列された構成を配線シート、配線シートに太陽電池セルを設置した配線シート付き太陽電池セルを太陽電池ブロック、複数の太陽電池ブロックを縦方向および横方向にマトリクス状に配列した構成の配線シート付き太陽電池セルを太陽電池マトリクスとして説明する。
<太陽電池マトリクス>
図1に、本発明の太陽電池マトリクスの一例を受光面側から見た模式的な平面図を示す。ここで、太陽電池マトリクス100は、絶縁性基板11の表面上の配線材16によって裏面電極型太陽電池セル20の複数が電気的に接続された、太陽電池ブロック30a、太陽電池ブロック30bおよび太陽電池ブロック30cの3種類の太陽電池ブロックが組み合わされることにより構成されている。
すなわち、図2の模式的平面図に示すように、太陽電池マトリクス100の左上段部と左下段部にはそれぞれ太陽電池ブロック30aが配置され、太陽電池マトリクス100の右上段部と右下段部にはそれぞれ太陽電池ブロック30bが配置されており、太陽電池マトリクス100の左中段部と右中段部にはそれぞれ太陽電池ブロック30cが配置されている。
そして、太陽電池マトリクス100の左上段部の太陽電池ブロック30aは左中段部の太陽電池ブロック30cと電気的に接続され、左中段部の太陽電池ブロック30cは左下段部の太陽電池ブロック30aと電気的に接続されている。
また、太陽電池マトリクス100の左下段部の太陽電池ブロック30aは右下段部の太陽電池ブロック30bと電気的に接続され、右下段部の太陽電池ブロック30bは右中段部の太陽電池ブロック30cと電気的に接続されている。
さらに、太陽電池マトリクス100の右中段部の太陽電池ブロック30cは右上段部の太陽電池ブロック30bと電気的に接続されている。
そして、図1および図2に示すように、太陽電池マトリクス100の左下段部の太陽電池ブロック30aと右下段部の太陽電池ブロック30bとは接続部材18を介して電気的に接続されている。
以上のような構成の図1および図2に示される太陽電池マトリクス100においては、複数の裏面電極型太陽電池セル20は、絶縁性基板11の表面上において、蛇行するようにして電気的に直列に接続されることになる。
ここで、図2に示すように、太陽電池ブロック30a,30b,30cのいずれにも、配線シートに裏面電極型太陽電池セル20を設置するセル設置部が、縦方向および横方向のそれぞれに3つずつの合計9つ設けられている。
図2の左上の図面を用いて説明すれば、太陽電池ブロック30aにおいて、一番上の行(横方向)では、中央に位置するセル設置部の配線材が、右側のセル設置部の配線材と接続されており、左側のセル設置部の配線材と接続されていない。また、太陽電池ブロック30aにおいて、右上に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が行(横方向)の左側の隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。さらに、太陽電池ブロック30aにおいて、右上に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が列(縦方向)の下側の隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。また、太陽電池ブロック30aにおいて、一番上の行で横方向中央に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が行(横方向)の右側で隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。さらに、太陽電池ブロック30aにおいて、一番上の行で横方向中央に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が列(縦方向)の下側で隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。なお、太陽電池ブロック30aでは、セル設置部の3つの列(縦方向)が、それぞれの列内において、いずれもそこに設置される裏面電極型太陽電池セル20が直列接続されるように、配線されている。
図2の左側中央の図面を用いて説明すれば、太陽電池ブロック30bにおいて、一番上の行(横方向)では、中央に位置するセル設置部の配線材が、左側のセル設置部の配線材と接続されており、右側のセル設置部の配線材と接続されていない。また、太陽電池ブロック30bにおいて、左上に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が行(横方向)の右側の隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。さらに、太陽電池ブロック30bにおいて、左上に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が列(縦方向)の下側の隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。また、太陽電池ブロック30bにおいて、一番上の行で横方向中央に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が行(横方向)の右側の隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。さらに、太陽電池ブロック30bにおいて、一番上の行で横方向中央に位置するセル設置部は、そこに設置される裏面電極型太陽セル20が列(縦方向)の下側の隣に位置する裏面電極型太陽電池セル20と直列接続されるように、配線されている。なお、太陽電池ブロック30bでは、セル設置部の3つの列(縦方向)が、それぞれの列内において、いずれもそこに設置される裏面電極型太陽電池セル20が直列接続されるように、配線されている。
図2の左下の図面を用いて説明すれば、太陽電池ブロック30cでは、セル設置部の3つの列(縦方向)が、それぞれの列内において、いずれもそこに設置される裏面電極型太陽電池セル20が直列接続されるように、配線されている。
なお、縦方向に3つで横方向に2つのマトリクス配列の構成は後述するが、たとえば、縦方向に3つで横方向に4つのマトリクス配列の場合、図2の左側の図面を参照して、太陽電池ブロック30aにおいて右側に左側の列と同様の列を増やして4列構成とし、太陽電池ブロック30bにおいて他の3列と同様の1列を増やして4列構成とし、太陽電池ブロック30cにおいて右側の1列をその左側2列の組と同様の2列の組と代えて4列構成とし、4列構成とした太陽電池ブロック30aの隣り合うものを接続部材18により電気的に接続すればよい。このように、セル設置部または裏面電極型太陽セルの配列数は図2および図3に示された数に限られるものではなく、同様の考え方を適用して、これ以外の配列数であっても、折り返すようにして裏面電極型太陽電池セルを電気的に直列に接続することができる。
すなわち、セル設置部の少なくとも三つが中央に位置するセル設置部が両側に他のセル設置部と隣り合うように一方向に配列されており、中央に位置するセル設置部の配線材が、隣り合う両側の前記他のセル設置部のうちの一方の配線材と接続され、他方のセル設置部の配線材と接続されていない構成の配線シートを用いればよい。なお、上記少なくとも三つのセル設置部は縦横等どのような方向に配列されていてもよく、この構成が適用される配線シートはセル設置部が一列(又は1行)のみ配列された配線シートであってもよい。このような構成とすることによって、折り返すようにして、セル設置部に設置される太陽電池セルを直列接続することができる。
また、別の観点では、セル設置部の複数がマトリクス状に配列されており、そのマトリクス状に配列されたセル設置部として、行(横方向)において隣に位置する一方の太陽電池セルと直列接続されるとともに、列(縦方向)において隣に位置する一方の太陽電池セルと直列接続されるように配線されたセル設置部を含む構成の配線シートを用いればよい。このような構成とすることによって、折り返すようにして、セル設置部に設置される太陽電池セルを直列接続することができる。
図3に、図1および図2に示す太陽電池ブロック30aの配線シート10aの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10aは、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、絶縁性基材11の表面上において、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、それぞれの複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている他の複合体19と電気的に接続されている。
また、3つの複合体列15は、絶縁性基材11の表面の横方向に順次並べられており、左側の複合体列15と左側の複合体列15に隣り合う中央の複合体列15とは複合体列15の一方の端部同士が電気的に接続されているが、中央の複合体列15と中央の複合体列15に隣り合う右側の複合体列15とは電気的に絶縁されている。それゆえ、中央の複合体列15を挟んで配置されている左側の複合体列15と右側の複合体列15とは電気的に絶縁されることになる。
ここで、絶縁性基材11の材質としては、電気絶縁性の材質であれば特に限定なく用いることができ、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene terephthalate)、ポリエチレンナフタレート(PEN:Polyethylene naphthalate)、ポリフェニレンサルファイド(PPS:Polyphenylene sulfide)、ポリビニルフルオライド(PVF:Polyvinyl fluoride)およびポリイミド(Polyimide)からなる群から選択された少なくとも1種の樹脂を含む材質を用いることができる。
また、絶縁性基材11の厚さは特に限定されず、たとえば25μm以上200μm以下とすることができる。
なお、絶縁性基材11は、1層のみからなる単層構造であってもよく、2層以上からなる複数層構造であってもよい。
また、n型用配線12およびp型用配線13の材質としては、電気導電性の材質のものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、銅、アルミニウムおよび銀からなる群から選択された少なくとも1種を含む金属などを用いることができる。
また、n型用配線12およびp型用配線13の厚さもそれぞれ特に限定されず、たとえば10μm以上35μm以下とすることができる。
また、n型用配線12およびp型用配線13の形状もそれぞれ上述した形状に限定されず、適宜設定することができるものであることは言うまでもない。
また、n型用配線12の少なくとも一部の表面および/またはp型用配線13の少なくとも一部の表面には、たとえば、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、錫(Sn)、SnPbはんだ、およびITO(Indium Tin Oxide)からなる群から選択された少なくとも1種を含む電気導電性物質を設置してもよい。この場合には、n型用配線12およびp型用配線13と後述する裏面電極型太陽電池セル20の電極との電気的接続を良好なものとし、n型用配線12および/またはp型用配線13の耐候性を向上させることができる傾向にある。
また、n型用配線12の少なくとも一部の表面および/またはp型用配線13の少なくとも一部の表面には、たとえば黒化処理などの表面処理を施してもよい。
なお、n型用配線12およびp型用配線13もそれぞれ、1層のみからなる単層構造であってもよく、2層以上からなる複数層構造であってもよい。
以下に、図3に示される構成の配線シート10aの製造方法の一例について説明する。まず、たとえばPETフィルムなどの絶縁性基材11を用意し、その絶縁性基材11の一方の表面の全面にたとえば金属箔または金属プレートなどの電気導電性物質を貼り合わせる。
次に、絶縁性基材11の表面に貼り合わされた電気導電性物質の一部をフォトエッチングなどにより除去して電気導電性物質をパターニングすることによって、絶縁性基材11の表面上にパターニングされた電気導電性物質からなるn型用配線12およびp型用配線13から構成された配線材16を形成する。以上により、図3に示される構成の配線シート10aを作製することができる。
図4に、図1および図2に示す太陽電池ブロック30aの製造方法の一例を図解する模式的な斜視図を示す。ここで、図1および図2に示す太陽電池ブロック30aは、図4に示すように、図3に示される構成の配線シート10aの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって作製することができる。
図5(a)に、図4に示される裏面電極型太陽電池セル20の一例の模式的な断面図を示す。図5(a)に示される裏面電極型太陽電池セル20は、たとえばn型またはp型の導電型を有するシリコン基板などの半導体基板21と、裏面電極型太陽電池セル20の受光面となる半導体基板21の凹凸表面上に形成された反射防止膜27と、裏面電極型太陽電池セル20の裏面となる半導体基板21の裏面に形成されたパッシベーション膜26とを有している。
また、半導体基板21の裏面には、たとえばリンなどのn型不純物が拡散して形成されたn型不純物拡散領域22とたとえばボロンなどのp型不純物が拡散して形成されたp型不純物拡散領域23とが所定の間隔を空けて交互に形成されているとともに、半導体基板21の裏面のパッシベーション膜26に設けられたコンタクトホールを通してn型不純物拡散領域22に接するn型用電極24およびp型不純物拡散領域23に接するp型用電極25がそれぞれ設けられている。
ここで、n型またはp型の導電型を有する半導体基板21の裏面には、n型不純物拡散領域22またはp型不純物拡散領域23と半導体基板21内部との界面において複数のpn接合が形成されることになる。半導体基板21がn型またはp型のいずれの導電型を有していても、n型不純物拡散領域22およびp型不純物拡散領域23はそれぞれ半導体基板21内部と接合していることから、n型用電極24およびp型用電極25はそれぞれ半導体基板21の裏面に形成された複数のpn接合にそれぞれ対応する電極となる。なお、半導体基板21の導電型を問わず、近接するn型不純物拡散領域22とp型不純物拡散領域23との接触によりpn接合が形成されてもよい。
図5(b)に、図5(a)に示される裏面電極型太陽電池セル20の半導体基板21の裏面の一例の模式的な平面図を示す。ここで、図5(b)に示すように、n型用電極24およびp型用電極25はそれぞれ櫛形状に形成されており、櫛形状のn型用電極24の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用電極25の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用電極24およびp型用電極25が配置されている。その結果、櫛形状のn型用電極24の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用電極25の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されることになる。
ここで、裏面電極型太陽電池セル20の裏面のn型用電極24およびp型用電極25のそれぞれの形状および配置は、図5(b)に示す構成に限定されず、配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13にそれぞれ電気的に接続可能な形状および配置であればよい。
図6に、図5(a)に示される裏面電極型太陽電池セル20の半導体基板21の裏面の他の一例の模式的な平面図を示す。ここで、図6に示すように、n型用電極24およびp型用電極25はそれぞれ同一方向に伸長する帯状に形成されており、半導体基板21の裏面において上記の伸長方向と直交する方向にそれぞれ1本ずつ交互に配置されている。
図7に、図5(a)に示される裏面電極型太陽電池セル20の半導体基板21の裏面のさらに他の一例の模式的な平面図を示す。ここで、図7に示すように、n型用電極24およびp型用電極25はそれぞれ点状に形成されており、点状のn型用電極24の列(図7の上下方向に伸長)および点状のp型用電極25の列(図7の上下方向に伸長)がそれぞれ半導体基板21の裏面において上記の伸長方向と直交する方向に1列ずつ交互に配置されている。
また、裏面電極型太陽電池セル20のn型用電極24の少なくとも一部の表面および/またはp型用電極25の少なくとも一部の表面には、たとえば、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、錫(Sn)、SnPbはんだ、およびITO(Indium Tin Oxide)からなる群から選択された少なくとも1種を含む電気導電性物質を設置してもよい。この場合には、配線シート10の配線材16と裏面電極型太陽電池セル20の電極(n型用電極24、p型用電極25)との電気的接続を良好なものとし、裏面電極型太陽電池セル20の電極(n型用電極24、p型用電極25)の耐候性を向上させることができる傾向にある。
また、裏面電極型太陽電池セル20のn型用電極24の少なくとも一部の表面および/またはp型用電極25の少なくとも一部の表面には、たとえば黒化処理などの表面処理を施してもよい。
また、半導体基板21としては、たとえば、n型またはp型の導電型を有する多結晶シリコンまたは単結晶シリコンなどからなるシリコン基板などを用いることができる。
また、n型用電極24およびp型用電極25としてはそれぞれ、たとえば、銀などの金属からなる電極を用いることができる。
また、パッシベーション膜26としては、たとえば、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、または酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層体などを用いることができる。
また、反射防止膜27としては、たとえば、窒化シリコン膜などを用いることができる。
なお、本発明における裏面電極型太陽電池セルの概念には、上述した半導体基板21の一方の表面(裏面)のみにn型用電極24およびp型用電極25の双方が形成された構成のものだけでなく、MWT(Metal Wrap Through)セル(半導体基板に設けられた貫通孔に電極の一部を配置した構成の太陽電池セル)などのいわゆるバックコンタクト型太陽電池セル(太陽電池セルの受光面と反対側の裏面から電流を取り出す構造の太陽電池セル)のすべてが含まれる。
また、本発明の太陽電池セルの概念は、裏面電極型太陽電池セルのみに限定されず、上述した半導体基板21の受光面と裏面のそれぞれに電極を有する両面電極型太陽電池セルをも含む概念である。
上述した裏面電極型太陽電池セル20のn型用電極24およびp型用電極25はそれぞれ、配線シート10の1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19と、たとえば図8の模式的平面図および図9の模式的断面図に示すように電気的に接続されることになる。なお、図9は、配線シート10と裏面電極型太陽電池セル20とを電気的に接続した状態を図8のIX−IXに沿った方向の断面により模式的に示した図である。
すなわち、図8および図9に示すように、裏面電極型太陽電池セル20の櫛形状のn型用電極24の櫛歯に相当する部分と配線シート10の櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分とが重ね合わされて接続されるとともに、裏面電極型太陽電池セル20の櫛形状のp型用電極25の櫛歯に相当する部分と配線シート10の櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが重ね合わされて接続されることによって、図1および図2に示す太陽電池ブロック30aが作製されることになる。
図10に、図1および図2に示す太陽電池ブロック30bの配線シート10bの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10bは、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10bにおいても、配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、配線シート10bの絶縁性基材11の表面上において、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、それぞれの複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている他の複合体19と電気的に接続されている。
また、配線シート10bの絶縁性基材11の表面上においては、3つの複合体列15が、絶縁性基材11の表面の横方向に順次並べられており、右側の複合体列15と右側の複合体列15に隣り合う中央の複合体列15とは複合体列15の一方の端部同士が電気的に接続されているが、中央の複合体列15と中央の複合体列15に隣り合う左側の複合体列15とは電気的に絶縁されている。それゆえ、左側の複合体列15と右側の複合体列15とが電気的に絶縁されることになる。
そして、上述した太陽電池ブロック30aと同様にして、図10に示される構成の配線シート10bの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって図1および図2に示す太陽電池ブロック30bを作製することができる。
図11に、図1および図2に示す太陽電池ブロック30cの配線シート10cの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10cは、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10cにおいては、配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13と帯状の接続部14とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、配線シート10cの絶縁性基材11の表面上においても、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、それぞれの複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている他の複合体19と電気的に接続されている。
また、配線シート10cの絶縁性基材11の表面上においては、3つの複合体列15が、絶縁性基材11の表面の横方向に順次並べられており、左側の複合体列15と左側の複合体列15に隣り合う中央の複合体列15とが電気的に絶縁されるとともに、中央の複合体列15と中央の複合体列15に隣り合う右側の複合体列15とが電気的に絶縁されている。それゆえ、左側の複合体列15と中央の複合体列15と右側の複合体列15とが電気的に絶縁されることになる。
さらに、配線シート10cにおいては、3つの複合体列15のそれぞれの絶縁性基材11の表面の縦方向の両端部にそれぞれ矩形の平板状の接続部14が電気的に接続されており、接続部14はそれぞれ絶縁性基材11の表面の縦方向の端部から絶縁性基材11の外側に突出するようにして構成されている。
そして、上述した太陽電池ブロック30aと同様にして、図11に示される構成の配線シート10cの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって図1および図2に示す太陽電池ブロック30cを作製することができる。
ここで、接続部14の材質としては、電気導電性の材質のものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、銅、アルミニウムおよび銀からなる群から選択された少なくとも1種を含む金属などを用いることができる。
また、接続部14の厚さも特に限定されず、たとえば10μm以上35μm以下とすることができる。
また、接続部14の形状も上述した形状に限定されず、適宜設定することができるものであることは言うまでもない。
また、接続部14の少なくとも一部の表面にも、たとえば、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、錫(Sn)、SnPbはんだ、およびITO(Indium Tin Oxide)からなる群から選択された少なくとも1種を含む電気導電性物質を設置してもよい。この場合には、接続部14の電気的接続を良好なものとし、接続部14の耐候性を向上させることができる傾向にある。
また、接続部14の少なくとも一部の表面にも、たとえば黒化処理などの表面処理を施してもよい。
また、接続部14も、1層のみからなる単層構造であってもよく、2層以上からなる複数層構造であってもよい。
なお、接続部14の形成方法は、接続部14がn型用配線12およびp型用配線13の少なくとも一方に電気的に接続されるように形成することができるものであれば特に限定されず、たとえば、n型用配線12およびp型用配線13の少なくとも一方への貼り合わせなどの方法により形成することができる。また、接続部14は、n型用配線12およびp型用配線13などの配線材16と別々に分けて形成されてもよく、配線材16と一体化されて形成されてもよい。
以下、図12〜図18を参照して、図1および図2に示される構成の太陽電池マトリクスの製造方法の一例について説明する。
まず、図12の模式的斜視図に示すように、太陽電池ブロック30aに隣接するように太陽電池ブロック30cを設置して、太陽電池ブロック30aと太陽電池ブロック30cとを接続部分35において電気的に接続する。
図13に、図12に示す太陽電池ブロック30aと太陽電池ブロック30cとの接続部分35の模式的な断面図を示す。図13に示すように、接続部分35においては、太陽電池ブロック30aの絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16の端部に太陽電池ブロック30cの接続部14が接合されている。これにより、太陽電池ブロック30aの配線材16と太陽電池ブロック30cの接続部14とが電気的に接続される。
ここで、太陽電池ブロック30aの配線材16と太陽電池ブロック30cの接続部14との接合方法は特には限定されないが、たとえば、はんだ、導電性接着材、異方導電性フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)および異方導電性ペースト(ACP:Anisotropic Conductive Paste)からなる群から選択された少なくとも1種の接着材を用いて接合することができる。
また、図13に示す接続部分35においては、太陽電池ブロック30cの裏面電極型太陽電池セル20の設置面とは反対側の接続部14の表面が太陽電池ブロック30aの配線材16の裏面電極型太陽電池セル20の設置面と接合されることによって、太陽電池ブロック30aの配線材16と太陽電池ブロック30cの接続部14との電気的な接続が行なわれている。
次に、図14の模式的斜視図に示すように、太陽電池ブロック30cに隣接するように太陽電池ブロック30aを設置して、太陽電池ブロック30cと太陽電池ブロック30aとを電気的に接続する。なお、太陽電池ブロック30cと太陽電池ブロック30aとの電気的な接続は、太陽電池ブロック30aの絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16の端部に太陽電池ブロック30cの上記とは異なる側の接続部14を図13に示す接続部分35と同様に接合することによって行なうことができる。
次に、図15の模式的斜視図に示すように、太陽電池ブロック30aに隣接するように太陽電池ブロック30bを設置して、太陽電池ブロック30aと太陽電池ブロック30bとを接続部分37において電気的に接続する。
図16に、図15に示す太陽電池ブロック30aと太陽電池ブロック30bとの接続部分37の模式的な断面図を示す。図16に示すように、接続部分37においては、太陽電池ブロック30aの絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16の端部と、太陽電池ブロック30bの絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16の端部とがそれぞれ矩形の平板状の接続部材18に接合されている。これにより、太陽電池ブロック30aの配線材16と太陽電池ブロック30bの配線材16とが接続部材18を介して電気的に接続される。
ここで、接続部材18の材質としては、電気導電性の材質のものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、銅、アルミニウムおよび銀からなる群から選択された少なくとも1種を含む金属などを用いることができる。
また、接続部材18の厚さも特に限定されず、たとえば10μm以上35μm以下とすることができる。
また、接続部材18の形状も上述した形状に限定されず、適宜設定することができるものであることは言うまでもない。
また、接続部材18の少なくとも一部の表面にも、たとえば、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、錫(Sn)、SnPbはんだ、およびITO(Indium Tin Oxide)からなる群から選択された少なくとも1種を含む電気導電性物質を設置してもよい。この場合には、接続部材18の電気的接続を良好なものとし、接続部材18の耐候性を向上させることができる傾向にある。
また、接続部材18の少なくとも一部の表面にも、たとえば黒化処理などの表面処理を施してもよい。
また、接続部材18も、1層のみからなる単層構造であってもよく、2層以上からなる複数層構造であってもよい。
また、太陽電池ブロック30aの配線材16と接続部材18との接合方法および太陽電池ブロック30bの配線材16と接続部材18との接合方法はそれぞれ特に限定されないが、たとえば、はんだ、導電性接着材、異方導電性フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)および異方導電性ペースト(ACP:Anisotropic Conductive Paste)からなる群から選択された少なくとも1種の接着材を用いて接合することができる。
このように、接続部14または接続部材18により、裏面電極型太陽電池セル20の設置側で配線シート同士を接続するようにすれば、裏面電極型太陽電池セル20の設置側を上にした状態で接続作業を行うことができ、また配線シートの反対側に配線シートの面よりも突出した部分を形成しないようにすることができる。
次に、図17の模式的斜視図に示すように、太陽電池ブロック30bに隣接するように太陽電池ブロック30cを設置して、太陽電池ブロック30bと太陽電池ブロック30cとを電気的に接続する。なお、太陽電池ブロック30bと太陽電池ブロック30cとの電気的な接続は、太陽電池ブロック30bの絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16の端部に太陽電池ブロック30cの接続部14を図13に示す接続部分35と同様に接合することによって行なうことができる。
次に、図18の模式的斜視図に示すように、太陽電池ブロック30cに隣接するように太陽電池ブロック30bを設置して、太陽電池ブロック30cと太陽電池ブロック30bとを電気的に接続する。なお、太陽電池ブロック30cと太陽電池ブロック30bとの電気的な接続は、太陽電池ブロック30bの絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16の端部に太陽電池ブロック30cの上記と異なる側の接続部14を図13に示す接続部分35と同様に接合することによって行なうことができる。
以上のように、太陽電池ブロック30a、太陽電池ブロック30bおよび太陽電池ブロック30cを電気的に接続することによって、図1および図2に示される構成の太陽電池マトリクスが作製される。
図19に、本発明の太陽電池マトリクスの他の一例を受光面側から見た模式的な平面図を示す。ここで、太陽電池マトリクス200は、絶縁性基板11の表面上の配線材16によって裏面電極型太陽電池セル20の複数が電気的に接続された、太陽電池ブロック40aおよび太陽電池ブロック40bの2種類の太陽電池ブロックが組み合わされることにより構成されている。
すなわち、図19に示すように、太陽電池マトリクス200の左上段部、中央上段部、右上段部、左中段部、中央中段部および右中段部にそれぞれ太陽電池ブロック40aが配置され、太陽電池マトリクス200の左下段部、中央下段部および右下段部にそれぞれ太陽電池ブロック40bが配置されている。
そして、太陽電池マトリクス200の左上段部の太陽電池ブロック40aは左中段部の太陽電池ブロック40aと電気的に接続されており、左中段部の太陽電池ブロック40aは左下段部の太陽電池ブロック40bと電気的に接続されている。
また、太陽電池マトリクス200の左上段部の太陽電池ブロック40aは中央上段部の太陽電池ブロック40aと接続部材18を介して電気的に接続されており、中央上段部の太陽電池ブロック40aは中央中段部の太陽電池ブロック40aと電気的に接続されている。
また、太陽電池マトリクス200の中央中段部の太陽電池ブロック40aは中央下段部の太陽電池ブロック40bと電気的に接続されている。
また、太陽電池マトリクス200の中央上段部の太陽電池ブロック40aは右上段部の太陽電池ブロック40aとも接続部材18を介して電気的に接続されている。
さらに、太陽電池マトリクス200の右上段部の太陽電池ブロック40aは右中段部の太陽電池ブロック40aと電気的に接続されており、右中段部の太陽電池ブロック40aは右下段部の太陽電池ブロック40bと電気的に接続されている。
以上のような構成の図19に示される太陽電池マトリクス100においても、複数の裏面電極型太陽電池セル20が、絶縁性基板11の表面上において、蛇行するようにして電気的に直列に接続されることになる。
図20に、図19に示す太陽電池ブロック40aの配線シート10dの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10dは、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10dの配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13と帯状の接続部14とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、配線シート10dの絶縁性基材11の表面上においては、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、それぞれの複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている複合体19と電気的に接続されている。さらに、複合体列15の絶縁性基材11の表面の縦方向の一方の端部には接続部14が電気的に接続されている。
また、2つの複合体列15は、絶縁性基材11の表面の横方向に順次並べられており、左側の複合体列15と左側の複合体列15に隣り合う右側の複合体列15とは電気的に絶縁されている。
そして、上述した太陽電池ブロック30aと同様にして、図20に示される構成の配線シート10dの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって図19に示す太陽電池ブロック40aを作製することができる。
図21に、図19に示す太陽電池ブロック40bの配線シート10eの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10eも、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10eの配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、配線シート10eの絶縁性基材11の表面上においても、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、それぞれの複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている複合体19と電気的に接続されている。
また、配線シート10eの絶縁性基材11の表面上においては、2つの複合体列15が絶縁性基材11の表面の横方向に順次並べられており、左側の複合体列15と左側の複合体列15に隣り合う右側の複合体列15とは複合体列15の一方の端部同士が電気的に接続されている。
そして、上述した太陽電池ブロック30aと同様にして、図21に示される構成の配線シート10eの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって太陽電池ブロック40bを作製することができる。
図22に、本発明の太陽電池マトリクスの他の一例を受光面側から見た模式的な平面図を示す。ここで、太陽電池マトリクス300は、絶縁性基板11の表面上の配線材16によって裏面電極型太陽電池セル20の複数が電気的に接続された、太陽電池ブロック50a、太陽電池ブロック50bおよび太陽電池ブロック50cの3種類の太陽電池ブロックが組み合わされることにより構成されている。
すなわち、図22の模式的平面図に示すように、太陽電池マトリクス300の上段部においては、左側から右側にかけて、太陽電池ブロック50a、太陽電池ブロック50c、太陽電池ブロック50cおよび太陽電池ブロック50aがこの順序で配置されている。
また、図22の模式的平面図に示すように、太陽電池マトリクス300の中段部においては太陽電池ブロック50bが3列に配置されており、太陽電池マトリクス300の下段部においては太陽電池ブロック50cが3列に配置されている。
そして、太陽電池マトリクス300の上段部の左側の太陽電池ブロック50aは中段部左側の太陽電池ブロック50bと電気的に接続され、中段部左側の太陽電池ブロック50bは下段部左側の太陽電池ブロック50cと電気的に接続されている。
また、太陽電池マトリクス300の中段部左側の太陽電池ブロック50bは上段部左側の太陽電池ブロック50cとも電気的に接続されており、上段部左側の太陽電池ブロック50cは中段部中央の太陽電池ブロック50bと電気的に接続され、中段部中央の太陽電池ブロック50bは下段部中央の太陽電池ブロック50cと電気的に接続されている。
また、太陽電池マトリクス300の中段部中央の太陽電池ブロック50bは上段部右側の太陽電池ブロック50cと電気的に接続されており、上段部右側の太陽電池ブロック50cは中段部右側の太陽電池ブロック50bと電気的に接続されている。
さらに、太陽電池マトリクス100の中段部右側の太陽電池ブロック50bは上段部右側の太陽電池ブロック50aおよび下段部右側の太陽電池ブロック50cともそれぞれ電気的に接続されている。
以上のような構成の図22に示される太陽電池マトリクス100においても、複数の裏面電極型太陽電池セル20が、絶縁性基板11の表面上において、蛇行するようにして電気的に直列に接続されることになる。
図23に、図22に示す太陽電池ブロック50aの配線シート10fの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10fは、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10fの配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、配線シート10fの絶縁性基材11の表面上においては、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている他の複合体19と電気的に接続されている。
そして、上述した太陽電池ブロック30aと同様にして、図23に示される構成の配線シート10fの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって図22に示す太陽電池ブロック50aを作製することができる。
図24に、図22に示す太陽電池ブロック50bの配線シート10gの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10gは、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10gの配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13と帯状の接続部14とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、配線シート10gの絶縁性基材11の表面上において、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている他の複合体19と電気的に接続されている。
また、配線シート10gの絶縁性基材11の表面上においては、2つの複合体列15が、絶縁性基材11の表面の横方向に順次並べられており、右側の複合体列15と右側の複合体列15に隣り合う左側の複合体列15とは電気的に絶縁されている。さらに、それぞれの複合体列15の絶縁性基材11の表面の縦方向の両端部には接続部14がそれぞれ電気的に接続されている。
そして、上述した太陽電池ブロック30aと同様にして、図24に示される構成の配線シート10gの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって図22に示す太陽電池ブロック50bを作製することができる。
図25に、図22に示す太陽電池ブロック50cの配線シート10hの模式的な平面図を示す。ここで、配線シート10hは、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10hの配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12およびp型用配線13がそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とはそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されている。
そして、配線シート10hの絶縁性基材11の表面上においても、櫛歯に相当する部分が噛み合わさるように所定の間隔をあけて配置された1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13との組み合わせである複合体19が絶縁性基材11の表面の縦方向に3つ並べられて複合体列15が構成されている。ここで、それぞれの複合体列15を構成する複合体19は、絶縁性基材11の表面の縦方向に隣接して配置されている他の複合体19と電気的に接続されている。
また、配線シート10hの絶縁性基材11の表面上においては、2つの複合体列15が、絶縁性基材11の表面の横方向に順次並べられており、左側の複合体列15と左側の複合体列15に隣り合う右側の複合体列15とは複合体列15の一方の端部同士が電気的に接続されている。
そして、上述した太陽電池ブロック30aと同様にして、図25に示される構成の配線シート10hの表面上に裏面電極型太陽電池セル20を設置することによって図22に示す太陽電池ブロック50cを作製することができる。
なお、上記において、太陽電池ブロック同士の電気的な接続は、上記の図13に示す接続部分35および図15に示す接続部分37における接続方法に限定されるものではないことは言うまでもない。
図32に、本発明の太陽電池マトリクスの他の一例を受光面側から見た模式的な平面図を示す。ここで、太陽電池マトリクス400は、絶縁性基板11の表面上の配線材16によって裏面電極型太陽電池セル20の複数が電気的に接続された太陽電池ブロック90aの1種類の太陽電池ブロックが組み合わされることにより構成されている。
すなわち、図32に示すように、太陽電池マトリクス200においては、太陽電池ブロック90aが並列に3つ配置され、隣り合う太陽電池ブロック90aが接続部材18によって電気的に接続されている。
図32に示す太陽電池マトリクスの構成とすることによって、太陽電池ブロックの配線シートの配線パターンは1種類のパターンであればよい。すなわち、上記の太陽電池ブロック90aの2つを配列したパターン、4つを配列したパターンおよび8つを配列したパターンなどの上記の太陽電池ブロック90a3つを配列したパターン以外を採用する場合でも太陽電池ブロックの配線シートの配線パターンは1種類のパターンであればよい。
また、図32に示す太陽電池マトリクスの構成とすることによって、製造設備が小規模なものでも製造が可能である。
また、図32に示す太陽電池マトリクスの構成とすることによって、配線シートをより容易に製造できることから、配線シートの製造コストを低減することができる。
図26に、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の他の一例の模式的な断面図を示す。図26に示す接続部分において、太陽電池ブロック60aおよび太陽電池ブロック60bはいずれも絶縁性基材11の端部から外側に突出する接続部14を備えた構成とされており、太陽電池ブロック60aの接続部14と太陽電池ブロック60bの接続部14とが凸状の接続部材18を介して電気的に接続されている。
ここで、接続部材18は、太陽電池ブロック60aおよび太陽電池ブロック60bのそれぞれの裏面電極型太陽電池セル20の設置側と反対側において、太陽電池ブロック60aの接続部14と太陽電池ブロック60bの接続部14とを電気的に接続している。
図27に、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の他の一例の模式的な断面図を示す。図27に示す接続部分において、太陽電池ブロック70aの絶縁性基材11の配線材16の端部には接続部14が設けられていないが、太陽電池ブロック70bの絶縁性基材11の配線材16の端部には接続部14が設けられている。ここで、太陽電池ブロック70bの接続部14は、太陽電池ブロック70bの裏面電極型太陽電池セル20の設置側の表面から裏面電極型太陽電池セル20の設置側とは反対側の表面にかけて絶縁性基材11の側面を通って連続して設けられている。そして、太陽電池ブロック70bの接続部14は、太陽電池ブロック70bの裏面電極型太陽電池セル20の設置側と反対側において太陽電池ブロック70aの配線材16の端部と電気的に接続している。
図28に、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の他の一例の模式的な断面図を示す。図28に示す接続部分において、太陽電池ブロック80aの絶縁性基材11の配線材16の端部には接続部14が設けられていないが、太陽電池ブロック80bの絶縁性基材11の配線材16の端部には接続部14が電気的に接続されている。ここで、太陽電池ブロック80bの接続部14は、絶縁性基材11の表面上に設置されているが、絶縁性基材11とともに裏面電極型太陽電池セル20の設置側とは反対側に折り曲げられている。
そして、太陽電池ブロック80bの接続部14は、上記のように折り曲げられた状態で太陽電池ブロック80bの裏面電極型太陽電池セル20の設置側とは反対側で、太陽電池ブロック80aの裏面電極型太陽電池セル20の設置側を向いている配線材16の表面に電気的に接続されている。
なお、配線シートの裏面電極型太陽電池セル20の設置側と反対側から接続部材を用いて接続する場合には、その反対側(配線シートの裏面側)のスペースを有効活用することができる。
上記においては、図26〜図28を参照して、太陽電池ブロック同士の電気的な接続方法の他の形態を例示したが、太陽電池ブロック同士の電気的な接続方法は図26〜図28に示す形態にも限定されないことは言うまでもない。
<配線シート付き太陽電池セル>
図29(a)〜図29(d)に、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例の製造方法の一例を図解する。以下、図29(a)〜図29(d)を参照して、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例の製造方法の一例について説明する。
なお、以下においては、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例として、図29(a)に示す構成の配線シート10に、図5(a)および図5(b)に示す構成の裏面電極型太陽電池セル20の1つを電気的に接続した構成の配線シート付き太陽電池セルについて説明するが、本発明の配線シート付き太陽電池セルは、この構成に限定されないことは言うまでもない。たとえば、配線シート10の1つに対して裏面電極型太陽電池セル20を1つ接続する構成を一例として挙げて説明するが、図1、図19および図22などを用いて説明した上述の構成においても同様に製造することができる。
まず、図29(a)の模式的平面図に示すように、裏面電極型太陽電池セル1個分の配線シート10を用意する。ここで、図29(a)に示す構成の配線シート10は、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線材16とを有している。
配線シート10の配線材16は、櫛形状のn型用配線12と櫛形状のp型用配線13と帯状の接続部14とから構成されており、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とが1本ずつ交互に噛み合わさるようにn型用配線12とp型用配線13とがそれぞれ配置されている。その結果、櫛形状のn型用配線12の櫛歯に相当する部分と櫛形状のp型用配線13の櫛歯に相当する部分とがそれぞれ1本ずつ交互に所定の間隔を空けて配置されており、1つの櫛形状のn型用配線12と1つの櫛形状のp型用配線13とから複合体19が構成される。
さらに、配線シート10においては、複合体19の絶縁性基材11の表面の縦方向の両端部にそれぞれ矩形の平板状の接続部14が電気的に接続されており、接続部14はそれぞれ絶縁性基材11の表面の縦方向の端部から絶縁性基材11の外側に突出するようにして構成されている。
次に、図29(b)の模式的斜視図に示すように、配線シート10の配線材16の設置側の表面上方に裏面電極型太陽電池セル20を移動させる。そして、裏面電極型太陽電池セル20の裏面側と配線シート10の配線材16の設置側とを向かい合わせるとともに、裏面電極型太陽電池セル20のn型用電極24が配線シート10のn型用配線12と電気的に接続するとともに、裏面電極型太陽電池セル20のp型用電極25が配線シート10のp型用配線13と電気的に接続するように裏面電極型太陽電池セル20の位置を調整する。
次に、図29(c)の模式的斜視図に示すように、配線シート10上に裏面電極型太陽電池セル20を設置し、裏面電極型太陽電池セル20の裏面のn型用電極24と配線シート10のn型用配線12とを接合するとともに、裏面電極型太陽電池セル20の裏面のp型用電極25と配線シート10のp型用配線13とを接合することによって、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例が作製される。
すなわち、図29(d)の模式的断面図に示すように、裏面電極型太陽電池セル20の裏面のn型用電極24は配線シート10の絶縁性基材11の表面上に設置されたn型用配線12と接合されるとともに、裏面電極型太陽電池セル20の裏面のp型用電極25は配線シート10の絶縁性基材11の表面上に設置されたp型用配線13と接合される。これにより、裏面電極型太陽電池セル20のn型用電極24は配線シート10のn型用配線12と電気的に接続され、裏面電極型太陽電池セル20のp型用電極25は配線シート10のp型用配線13と電気的に接続されることになる。
なお、裏面電極型太陽電池セル20のn型用電極24と配線シート10のn型用配線12との接合方法および裏面電極型太陽電池セル20のp型用電極25と配線シート10のp型用配線13との接合方法はそれぞれ特に限定されず、上記の太陽電池ブロックの作製に用いられる方法として説明した方法と同様の方法を用いることができる。
ここで、図29(c)に示すように、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例においては、裏面電極型太陽電池セル20と配線シート10との間の隙間から、接続部14が絶縁性基材11の外側に向けて突出する構成となっている。
したがって、本発明の配線シート付き太陽電池セルの裏面電極型太陽電池セル20と配線シート10との間の隙間から外側に飛び出している接続部14同士を電気的に接続することによって、本発明の配線シート付き太陽電池セルの複数が電気的に接続された構成の太陽電池マトリクスを作製することができる。
また、本発明の配線シート付き太陽電池セルの接続部14と、上記の太陽電池ブロックの少なくとも1つとを電気的に接続することによっても太陽電池マトリクスを作製することができる。
また、本発明の配線シート付き太陽電池セルは単体のみで、後述する太陽電池モジュールのように封止材中に封止されていてもよい。この場合には、本発明の配線シート付き太陽電池セルをたとえば携帯電話の電源などに用いることができると考えられる。
<太陽電池モジュール>
図30(a)および図30(b)に、本発明の太陽電池モジュールの一例の製造方法の一例を図解する模式的な断面図を示す。以下、図30(a)および図30(b)を参照して、上述のようにして作製された太陽電池マトリクスを用いた本発明の太陽電池モジュールの一例の製造方法の一例について説明する。なお、以下では、図29(a)〜図29(c)を用いて説明した配線シート付き太陽電池セルの構成に適用した場合を、図30および図31に示して説明するが、この構成に限定されないことは言うまでもない。
まず、図30(a)に示すように、太陽電池マトリクスの裏面電極型太陽電池セル側に第1の透明樹脂31aを備えた透明基板33を設置するとともに、太陽電池マトリクスの配線シート側に第2の透明樹脂31bを備えた裏面保護シート32を設置する。ここで、太陽電池マトリクスとしては、上述のようにして複数の太陽電池ブロックを電気的に接続して作製された太陽電池マトリクス、上述のようにして複数の配線シート付き太陽電池セルを電気的に接続して作製された太陽電池マトリクス、または上記の太陽電池ブロックの少なくとも1つと上記の配線シート付き太陽電池セルの少なくとも1つとを電気的に接続して作製された太陽電池マトリクスが用いられる。
次に、第1の透明樹脂31aを太陽電池マトリクスの裏面電極型太陽電池セルに圧着させるとともに、第2の透明樹脂31bを太陽電池マトリクスの配線シートに圧着させた状態で加熱処理することによって、第1の透明樹脂31aと第2の透明樹脂31bとを一体化させて硬化させる。これにより、図30(b)に示すように、第1の透明樹脂31aと第2の透明樹脂31bとが一体化してなる封止材31中に上記の太陽電池マトリクスが封止されてなる本発明の太陽電池モジュールの一例が作製される。
図30(b)に示す太陽電池モジュールにおいては、封止材31の伸縮力によって裏面電極型太陽電池セルが配線シートに強く圧着され、裏面電極型太陽電池セルのn型用電極24と配線シートのn型用配線12との圧着および裏面電極型太陽電池セルのp型用電極25と配線シートのp型用配線13との圧着がそれぞれ強化されて、裏面電極型太陽電池セルの電極と配線シートの配線との間に良好な電気的接続が得られることになる。
ここで、太陽電池マトリクスを封止材31中に封止するための圧着および加熱処理は、たとえばラミネータと呼ばれる真空圧着および加熱処理を行なう装置などを用いて行なうことができる。たとえばラミネータにより第1の透明樹脂31aおよび第2の透明樹脂31bを熱変形させ、第1の透明樹脂31aおよび第2の透明樹脂31bを熱硬化させることにより、これらの透明樹脂が一体化されて封止材31が形成され、封止材31中に上記の太陽電池マトリクスが包み込まれるようにして封止されることになる。
なお、真空圧着とは、大気圧よりも減圧した雰囲気下で圧着させる処理のことである。ここで、圧着方法として真空圧着を用いた場合には、第1の透明樹脂31aと第2の透明樹脂31bとの間に空隙が形成されにくくなり、第1の透明樹脂31aと第2の透明樹脂31bとを一体化して形成された封止材31中に気泡が残留しにくくなる傾向にある点で好ましい。また、真空圧着を用いた場合には、裏面電極型太陽電池セルと配線シートとの間の均一な圧着力の確保に有利となる傾向にもある。
ここで、透明基板33としては、太陽光に対して透明な基板であれば特に限定なく用いることができ、たとえば、ガラス基板などを用いることができる。
また、第1の透明樹脂31aおよび第2の透明樹脂31bとしては、太陽光に対して透明な樹脂を特に限定なく用いることができ、なかでも、エチレンビニルアセテート樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂およびゴム系樹脂からなる群から選択された少なくとも1種の透明樹脂を用いることが好ましい。この場合には、封止材31が耐候性に優れるとともに、太陽光の透過性が高くなるため、太陽電池モジュールの出力(特に、短絡電流または動作時電流)を大きく損なうことなく十分な強度で透明基板33に固着させることができる。これにより、太陽電池モジュールの長期信頼性を確保することができる傾向にある。
なお、第1の透明樹脂31aと第2の透明樹脂31bとはそれぞれ同一種類の透明樹脂を用いてもよく、異なる種類の透明樹脂を用いてもよい。
また、上記の太陽電池マトリクスを封止材31中に封止する際の加熱処理は、たとえば、第1の透明樹脂31aおよび第2の透明樹脂31bがそれぞれエチレンビニルアセテート樹脂からなる場合には、たとえば100℃以上200℃以下の温度に第1の透明樹脂31aおよび第2の透明樹脂31bをそれぞれ加熱することにより行なうことができる。
また、裏面保護シート32としては、封止材31の裏面を保護することができるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば従来から用いられているPETなどの耐候性フィルムを用いることができる。
また、封止材31中への水蒸気や酸素の透過を十分に抑制して長期的な信頼性を確保する観点から、裏面保護シート32は、たとえばアルミニウムなどの金属フィルムを含んでいても良い。
また、太陽電池モジュールの端面などの裏面保護シート32を密着させることが難しい部分にはたとえばブチルゴムテープなどの水分透過防止テープを用いて完全に密着させることもできる。
図31(a)および図31(b)に、本発明の太陽電池モジュールの一例の製造方法の他の一例を図解する模式的な断面図を示す。以下、図31(a)および図31(b)を参照して、上述のようにして作製された太陽電池マトリクスを用いた本発明の太陽電池モジュールの一例の製造方法の一例について説明する。
まず、図31(a)に示すように、太陽電池マトリクスの配線シート側に裏面保護シート32のみを設置するとともに、太陽電池マトリクスの裏面電極型太陽電池セル側に第1の透明樹脂31aを備えた透明基板33を設置する。
次に、第1の透明樹脂31aを太陽電池マトリクスの裏面電極型太陽電池セルに圧着させた状態で加熱処理することによって、図31(b)に示すように、第1の透明樹脂31a中に太陽電池マトリクスが包み込まれて封止されることになる。これにより、第1の透明樹脂31a中に上記の太陽電池マトリクスが封止されてなる本発明の太陽電池モジュールの一例が作製される。
図31(b)に示す構成の太陽電池モジュールにおいても、硬化した第1の透明樹脂31aの収縮力によって裏面電極型太陽電池セルが配線シートに強く圧着され、裏面電極型太陽電池セルのn型用電極24と配線シートのn型用配線12との圧着および裏面電極型太陽電池セルのp型用電極25と配線シートのp型用配線13との圧着がそれぞれ強化されて、裏面電極型太陽電池セルの電極と配線シートの配線との間に良好な電気的接続が得られることになる。
また、上記のようにして作製された本発明の太陽電池モジュールの一例においては、たとえばアルミニウム合金などからなるフレームが太陽電池モジュールの外周を取り囲むようにして取り付けられていてもよい。
なお、本発明の配線シート、太陽電池ブロック、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池マトリクスおよび太陽電池モジュールはそれぞれ上記の構成に限定されず、様々な構成にすることができることは言うまでもない。たとえば、太陽電池ブロック同士を接続した後に封止材により封止して太陽電池モジュールの形態としてもよいし、先に太陽電池ブロックを封止材により封止して太陽電池モジュールの形態とした後に、その封止された太陽電池モジュール同士を接続してもよい。
また、本発明の太陽電池マトリクスおよび太陽電池モジュールにおいて、太陽電池セルおよび/または配線シート付き太陽電池セルの電気的接続はそれぞれ、直列、並列、または直列と並列とを組み合わせた電気的接続のいずれであってもよい。
また、本発明の太陽電池ブロックにおいても、太陽電池セルの電気的接続はそれぞれ、直列、並列、または直列と並列とを組み合わせた電気的接続のいずれであってもよい。
<作用>
以上のように、本発明においては、絶縁性基板の表面において互いに異なる形状にパターンニングされた配線材を有する配線シート上に複数の裏面電極型太陽電池セルを設置して電気的に接続してなる太陽電池ブロックを複数作製し、太陽電池ブロックの複数を電気的に接続して太陽電池マトリクスとすることができる。
また、本発明においては、絶縁性基板の表面においてパターンニングされた配線材を有する配線シート上に複数の裏面電極型太陽電池セルを設置して電気的に接続してなる配線シート付き太陽電池セルを複数作製し、これらの配線シート付き太陽電池セルの複数を電気的に接続して太陽電池マトリクスとすることができる。
さらに、本発明においては、上記の太陽電池ブロックの少なくとも1つと上記の配線シート付き太陽電池セルの少なくとも1つとを電気的に接続して太陽電池マトリクスとすることができる。
したがって、本発明においては、大面積の受光面を有する太陽電池モジュールを作製する場合であっても、配線シートは大面積のものを用いる必要がないことから、絶縁性基材の熱伸縮量を抑えることができる。
それゆえ、本発明においては、各配線シートの絶縁性基材の表面上に形成されたp型用配線とn型用配線との間の間隔の寸法公差を小さくすることができるため、各配線シートのp型用配線とn型用配線との間の間隔を微細に形成しつつ、p型用配線とn型用配線との間の短絡を抑制して、大面積の受光面を有する太陽電池モジュールを作製することができる。
また、本発明においては、太陽電池ブロックまたは配線シート付き太陽電池セルを組み合わせることにより、使用者の要望に合わせて、様々な大きさおよび様々な形状の太陽電池モジュールを作製することができる。
さらに、本発明においては、大面積の配線シートを用いる必要がなく、大規模な設備を用いる必要がないことから、設備コストの上昇も抑えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明によれば、配線シート、配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の太陽電池マトリクスの一例を受光面側から見た模式的な平面図である。 図1に示される太陽電池マトリクスの一例の構成を図解する模式的な平面図である。 図1および図2に示される太陽電池ブロックの一例の配線シートの模式的な平面図である。 図1および図2に示される太陽電池ブロックの一例の製造方法の一例を図解する模式的な斜視図である。 (a)は図4に示される裏面電極型太陽電池セルの一例の模式的な断面図であり、(b)は(a)に示される裏面電極型太陽電池セルの半導体基板の裏面の一例の模式的な平面図である。 図5(a)に示される裏面電極型太陽電池セルの半導体基板の裏面の他の一例の模式的な平面図である。 図5(a)に示される裏面電極型太陽電池セルの半導体基板の裏面のさらに他の一例の模式的な平面図である。 本発明において、裏面電極型太陽電池セルの電極と配線シートの複合体との電気的な接続方法を図解する模式的な平面図である。 本発明において、配線シートと裏面電極型太陽電池セルとを電気的に接続した状態を図8のIX−IXに沿った方向の断面により模式的に示した図である。 図1および図2に示される太陽電池ブロックの他の一例の配線シートの模式的な平面図である。 図1および図2に示される太陽電池ブロックの他の一例の配線シートの模式的な平面図である。 図1および図2に示される構成の太陽電池マトリクスの製造方法の一例の製造工程の一部を図解する模式的な斜視図である。 本発明において、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の一例の模式的な断面図である。 図1および図2に示される構成の太陽電池マトリクスの製造方法の一例の製造工程の他の一部を図解する模式的な斜視図である。 図1および図2に示される構成の太陽電池マトリクスの製造方法の一例の製造工程の他の一部を図解する模式的な斜視図である。 本発明において、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の他の一例の模式的な断面図である。 図1および図2に示される構成の太陽電池マトリクスの製造方法の一例の製造工程の他の一部を図解する模式的な斜視図である。 図1および図2に示される構成の太陽電池マトリクスの製造方法の一例の製造工程の他の一部を図解する模式的な斜視図である。 本発明の太陽電池マトリクスの他の一例の構成を図解する模式的な平面図である。 図19に示される太陽電池ブロックの一例の配線シートの模式的な平面図である。 図19に示される太陽電池ブロックの他の一例の配線シートの模式的な平面図である。 本発明の太陽電池マトリクスのさらに他の一例の構成を図解する模式的な平面図である。 図22に示される太陽電池ブロックの一例の配線シートの模式的な平面図である。 図22に示される太陽電池ブロックの他の一例の配線シートの模式的な平面図である。 図22に示される太陽電池ブロックの他の一例の配線シートの模式的な平面図である。 本発明において、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の他の一例の模式的な断面図である。 本発明において、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の他の一例の模式的な断面図である。 本発明において、太陽電池ブロック同士が電気的に接続された接続部分の他の一例の模式的な断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例の製造方法の一例を図解する模式図である。 (a)および(b)は、本発明の太陽電池モジュールの一例の製造方法の一例を図解する模式的な断面図である。 (a)および(b)は、本発明の太陽電池モジュールの一例の製造方法の他の一例を図解する模式的な断面図である。 本発明の太陽電池マトリクスのさらに他の一例の構成を図解する模式的な平面図である。
符号の説明
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h 配線シート、11 絶縁性基板、12 n型用配線、13 p型用配線、14 接続部、15 複合体列、16 配線材、18 接続部材、19 複合体、20 裏面電極型太陽電池セル、21 半導体基板、22 n型不純物拡散領域、23 p型不純物拡散領域、24 n型用電極、25 p型用電極、26 パッシベーション膜、27 反射防止膜、30a,30b,30c,40a,40b,50a,50b,50c,60a,60b,70a,70b,80a,80b,90a 太陽電池ブロック、31 封止材、31a 第1の透明樹脂、31b 第2の透明樹脂、32 裏面保護シート、33 透明基板、35,37 接続部分、100,200,300,400 太陽電池マトリクス。

Claims (11)

  1. 太陽電池セルが電気的に接続される配線シートであって、
    絶縁性基材と、
    前記絶縁性基材に設置された配線材と、
    前記配線材に電気的に接続された接続部とを備え、
    前記接続部は他の配線シートと電気的に接続可能である、配線シート。
  2. 前記接続部は、前記配線シートの太陽電池セルの設置側から他の配線シートと電気的に接続可能となっていることを特徴とする、請求項1に記載の配線シート。
  3. 前記接続部は、前記配線シートの太陽電池セルの設置側とは反対側から他の配線シートと電気的に接続可能となっていることを特徴とする、請求項1に記載の配線シート。
  4. 太陽電池セルが設置されるセル設置部を備え、
    前記セル設置部の少なくとも三つは、中央に位置するセル設置部が両側に他のセル設置部と隣り合うように一方向に配列されており、
    前記中央に位置するセル設置部の配線材は、隣り合う両側の前記他のセル設置部のうちの一方の配線材と接続され、他方のセル設置部の配線材と接続されていないことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の配線シート。
  5. 太陽電池セルが設置されるセル設置部を備え、
    前記セル設置部の複数がマトリクス状に配列されており、
    前記マトリクス状に配列されたセル設置部として、行において隣に位置する一方の太陽電池セルと直列接続されると共に列において隣に位置する一方の太陽電池セルと直列接続されるように配線されたセル設置部を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の配線シート。
  6. 請求項4または5に記載の配線シートと前記接続部を介して電気的に接続される配線シートであって、
    太陽電池セルが設置されるセル設置部を備え、
    前記セル設置部として、太陽電池セルが一方向に直列接続されるように配線されたセル設置部を含む、配線シート。
  7. 請求項4または5に記載の配線シートと請求項6に記載の配線シートとが、互いの接続部を介して電気的に接続されてなる、配線シート。
  8. 前記配線シートに前記太陽電池セルが複数設置されて前記複数の太陽電池セルが前記配線シートの前記配線材に電気的に接続されてなる、請求項7に記載の配線シート付き太陽電池セル。
  9. 請求項7または8に記載の配線シート付き太陽電池セルの複数が電気的に接続されてなる、配線シート付き太陽電池セル。
  10. 請求項1から7のいずれか1項に記載の配線シートに太陽電池セルが設置されて前記太陽電池セルの少なくとも一部が電気的に接続されてなる、配線シート付き太陽電池セル。
  11. 請求項7から10のいずれかに記載の配線シート付き太陽電池セルを用いた太陽電池モジュールであって、前記太陽電池セルが封止材により封止されてなる、太陽電池モジュール。
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