JP2013207160A - 描画装置および描画方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の表面状態に異常がある場合に、それを描画処理の段階でオペレータに適切に知得させることができる技術を提供する。
【解決手段】描画装置1は、基板9に向けて描画光を照射する描画ヘッド50と、基板9の面内の各位置の表面高さを計測する計測部60と、計測部60により取得された表面高さの計測値に基づいて、描画対象位置の表面と描画光の合焦位置とを合致させる合焦位置調整部70と、計測部60によって取得された一群の表面高さの計測値を蓄積する記憶部と、記憶部に蓄積された一群の計測値に基づいて、基板9の表面状態の異常を検出する異常検出部401と、異常が検出された場合に、当該異常を報知する報知部402と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、表面に感光材料が形成された基板に対して光を照射して、基板にパターンを描画する技術に関する。ただし、ここでいう「基板」には、半導体基板、プリント基板、液晶表示装置等に具備されるカラーフィルタ用基板、液晶表示装置やプラズマ表示装置等に具備されるフラットパネルディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、太陽電池用パネルなどの各種基板等を含む。
基板上に塗布された感光材料に回路などのパターンを描画するにあたって、近年では、例えば、CADデータ等に応じて変調した光ビーム(描画光)によって基板上の感光材料を走査することにより、当該感光材料に直接パターンを露光する描画装置が注目されている。この描画装置は、例えば、光ビームを画素単位でオン/オフ変調するための空間光変調器(例えば、光源から供給される光ビームを反射して基板上に与えるオン状態と、光ビームをオン状態とは異なる方向に向けて反射させるオフ状態とを、露光パターンを表現した制御信号によって画素単位で切り換える反射型の空間変調器)を備える描画ヘッドから、描画ヘッドに対して相対的に移動される基板に対して描画光を照射して、基板にパターンを描画する。
描画装置において、パターンを精度よく描画するには、光ビームの焦点位置を基板の表面に一致させる必要がある。そこで、多くの描画装置においては、光ビームの照射の際に、照射対象位置の高さ位置を計測し、その計測結果に基づいて対物レンズを光軸方向に移動させて光ビームの焦点を基板の表面に一致させる、いわゆるオートフォーカスを行いながら、パターンを描画する(例えば、特許文献1参照)。
ここで、例えば、基板の表面内に大きな凹凸があると、対物レンズの追従移動が間に合わず、オートフォーカスによって焦点を適切に合わせきれない可能性がある。このような焦点調整不良は、描画不良につながる恐れがある。そこで、特許文献1には、パターン描画中に焦点調整の良否判定を行って、焦点調整不良が生じた場合に、これを検出する技術が記載されている。
特開2011−049409号公報
ところで、処理対象となる基板の表面状態に異常(例えば、異物の付着や傷、等)がある場合、それをなるべく早い段階で検知してオペレータに知得させる必要がある。例えば、製造工程の最終段階の検査工程ではじめて異常が検知されたとすると、それまでの処理が無駄になってしまうからである。
ここで、特許文献1の技術を適用すれば、例えば、基板の表面内に異物が付着している場合に、それが比較的大きな異物で、オートフォーカスによって焦点を適切に合わせきれないような大きな凸部を形成していたとすると、装置が焦点調整不良を検出することによって、オペレータが当該異物の存在に気付くことができる。すなわち、オペレータは、描画処理の段階で異常の存在に気付くことが出来る。ところが、例えば、基板の表面内に異物が付着している場合に、それが比較的小さな異物で、オートフォーカスによって焦点を適切に合わせきれないほどの大きな凸部は形成していないとすると、焦点調整不良とはならない。この場合、オペレータは異常の存在に気付くことはできない。
基板の表面状態に異常がある場合、たとえそれが微小な異物、微小な傷等であったとしても、製品不良につながる恐れがあり、なるべく早い段階で、その存在をオペレータに知得させることが好ましいところ、従来の技術では、早い段階で、このような微小な異物等の存在までをもオペレータに適切に知得させることが難しかった。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、基板の表面状態に異常がある場合に、それを描画処理の段階でオペレータに適切に知得させることができる技術を提供することを目的とする。
第1の態様は、描画装置であって、基板に向けて描画光を照射する描画ヘッドと、基板の面内の各位置の表面高さを計測する計測部と、前記計測部により取得された前記表面高さの計測値に基づいて、描画対象位置の表面と前記描画光の合焦位置とを合致させる合焦位置調整部と、前記計測部によって取得された一群の表面高さの計測値を蓄積する記憶部と、前記記憶部に蓄積された一群の計測値に基づいて、基板の表面状態の異常を検出する異常検出部と、前記異常検出部が検出した前記異常を報知する報知部と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係る描画装置であって、前記異常検出部が、基板の面内において局所的に存在している局所異常を検出し、前記局所異常が検出された場合に、基板の面内における前記局所異常の存在位置を特定し、前記報知部が、前記局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する。
第3の態様は、第2の態様に係る描画装置であって、前記異常検出部が、基板の面内において、表面高さが変則的に変動している部分を、前記局所異常として検出する。
第4の態様は、第2または第3の態様に係る描画装置であって、前記報知部が、前記異常検出部が前記局所異常を検出した場合に、当該局所異常の存在位置を報知する報知画面を、表示装置に表示させる。
第5の態様は、第4の態様に係る描画装置であって、前記報知画面に、基板を模した基板画像と、前記基板画像内における前記局所異常の存在位置を示すマーク画像とが含まれる。
第6の態様は、第5の態様に係る描画装置であって、基板の面内に複数の描画単位領域が設定されている場合に、前記報知画面に、前記基板画像内における前記複数の描画単位領域の境界位置を表す境界線画像が含まれる。
第7の態様は、描画方法であって、a)基板の面内の各位置の表面高さを計測する工程と、b)基板に向けて描画光を照射する工程と、c)前記b)工程と並行して、前記a)工程にて取得された前記表面高さの計測値に基づいて、描画対象位置の表面と前記描画光の合焦位置とを合致させる工程と、d)前記a)工程において取得された一群の表面高さの計測値を、記憶部に蓄積する工程と、e)前記記憶部に蓄積された一群の計測値に基づいて、基板の表面状態の異常を検出する工程と、f)前記e)工程で検出された前記異常をオペレータに報知する工程と、を備える。
第8の態様は、第7の態様に係る描画方法であって、前記a)工程と前記b)工程とが並行して実行される。
第9の態様は、第7の態様に係る描画方法であって、前記a)工程が、前記b)工程の実行に先立って行われ、g)前記e)工程における検出結果に基づいて、前記b)工程を実行するか否かを判断する工程、を備える。
第10の態様は、第7から第9のいずれかの態様に係る描画方法であって、前記e)工程において、基板の面内において局所的に存在している局所異常を検出し、前記局所異常が検出された場合に、基板の面内における前記局所異常の存在位置を特定し、前記f)工程において、前記e)工程で前記局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する。
第11の態様は、第10の態様に係る描画方法であって、前記e)工程において、基板の面内において、表面高さが変則的に変動している部分を、前記局所異常として検出する。
第12の態様は、第10または第11の態様に係る描画方法であって、前記f)工程が、前記e)工程で前記局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する報知画面を表示装置に表示させる。
第13の態様は、第12の態様に係る描画方法であって、前記報知画面に、基板を模した基板画像と、前記基板画像内における前記局所異常の存在位置を示すマーク画像とが含まれる。
第14の態様は、第13の態様に係る描画方法であって、基板の面内に複数の描画単位領域が設定されている場合に、前記報知画面に、前記基板画像内における前記複数の描画単位領域の境界位置を表す境界線画像が含まれる。
第1、第7の態様によると、描画光の合焦位置の調整に用いられる、基板の面内の各位置の表面高さの計測値を利用して、基板の表面状態の異常を検出する。そして、異常が検出された場合に、当該異常をオペレータに報知する。したがって、基板の表面状態に異常がある場合に、それを描画処理の段階でオペレータに適切に知得させることができる。
第2、第10の態様によると、基板の面内において局所的に存在している局所異常が検出された場合に、その存在位置が報知される。したがって、基板に局所異常が存在している場合に、その位置をオペレータに知得させることができる。局所異常の存在位置がわかれば、オペレータは、適切な措置をスムースに講じることができる。
第3、第11の態様によると、基板の面内において、表面高さが変則的に変動している部分を、局所異常として検出する。この構成によると、局所異常を適切に検出することができる。
第4、第12の態様によると、局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する報知画面が表示装置に表示される。したがって、基板の表面状態に異常がある場合に、それをオペレータに確実に知得させることができる。
第5、第13の態様によると、報知画面に、基板を模した基板画像と、基板画像内における局所異常の存在位置を示すマーク画像とが含まれる。この構成によると、オペレータは、基板の表面状態に局所異常がある場合に、その位置を直感的に知得することができる。
第6、第14の態様によると、報知画面に、複数の描画単位領域の境界位置を表す境界線画像が含まれる。この構成によると、オペレータは、基板の表面状態に局所異常がある場合に、当該局所異常が含まれる描画単位領域の位置および個数を直感的に知得することができる。
第8の態様によると、基板の面内の各位置の表面高さを計測する工程と、基板に向けて描画光を照射する工程とが並行して行われる。この構成によると、スループットの低下を抑制することができる。
第9の態様によると、基板の表面状態の異常を検出する工程における検出結果に基づいて、基板に向けて描画光を照射する工程を実行するか否かを判断する。この構成によると、異常が存在する基板に対して無駄な描画処理が実行されてしまうという事態が生じにくい。
描画装置の構成を示す模式図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 描画装置において実行される処理の流れを示す図である。 描画処理を説明するための図である。 計測部が表面高さの計測値を取得する態様を説明するための図である。 計測値をグラフ上にプロットした図の一例である。 計測値をグラフ上にプロットした図の一例である。 計測値をグラフ上にプロットした図の一例である。 計測値をグラフ上にプロットした図の一例である。 異常検出処理の流れを示す図である。 報知画面の構成例を示す図である。 報知画面の構成例を示す図である。 描画装置において実行される処理の流れを示す図である。 第2の実施の形態に係る描画装置において実行される処理の流れを示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照される各図には、各部材の位置関係や動作方向を明確化するために、共通のXYZ直交座標系が適宜付されている。
<I.第1の実施の形態>
<1.描画装置1の構成>
描画装置1の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、描画装置1の概略構成を模式的に示す図である。描画装置1は、レジスト等の感光材料の層が形成された基板9の上面に光を照射して、所定のパターン(例えば、回路パターン)を描画する装置(所謂「直接描画装置」)である。
描画装置1は、基板9が載置されるステージ10と、ステージ10を移動させるステージ駆動機構20と、ステージ10およびステージ駆動機構20を跨ぐようにして基台101上に架設された支持フレーム(図示省略)に支持されたヘッドユニット30と、これら各部を制御する制御部40とを備える。
<i.ステージ10>
ステージ10は、平板状の外形を有し、その上面に基板9を水平姿勢に載置して保持する保持部である。ステージ10の上面には複数の吸引孔(図示省略)が形成されており、この吸引孔に負圧(吸引圧)を形成することによって、ステージ10上に載置された基板9をステージ10の上面に固定保持することができるようになっている。
<ii.ステージ駆動機構20>
ステージ駆動機構20は、ステージ10を基台101に対して移動させる機構であり、ステージ10を主走査方向(Y軸方向)、副走査方向(X軸方向)、および回転方向(Z軸周りの回転方向(θ軸方向))の各方向にそれぞれ移動させる。
<iii.ヘッドユニット30>
ヘッドユニット30は、ステージ10上に載置された基板9の上面に描画光を照射する描画ヘッド50と、基板9の面内の各位置の表面高さを計測する計測部60と、基板9の表面と描画光の合焦位置とを合致させる合焦位置調整部70とを主として備える。
<描画ヘッド50>
描画ヘッド50は、ステージ10に載置された基板9の上面に描画光(露光用光)を照射して、基板9にパターンを描画する機構である。描画ヘッド50は、光源51と、変調部52と、投影光学系53とを主として備える。
光源51は、例えばレーザ光を出射する。光源51から出射された光は、照明光学系(図示省略)を介して強度分布が均一な線状の光(光束断面が線状の光であるラインビーム)とされた上で、変調部52に入射する。なお、ここで使用されるレーザ光の種類は、基板9に配置された基板9の種類などに応じて適宜に定められる。
変調部52は、光源51から出射された光に空間変調を施す機能部である。ただし、光を空間変調させるとは、具体的には、光の空間分布(振幅、位相、および偏光等)を変化させることを意味する。変調部52は、例えば、回折格子型の空間光変調器であるGLV(Grating Light Valve:グレーチング・ライト・バルブ)(「GLV」は登録商標)を含む構成することができる。また例えば、DMD(Digital Micromirror Device:デジタルマイクロミラーデバイス)のような変調単位であるマイクロミラーが二次元的に配列された空間光変調器を含む構成としてもよい。また例えば、ミラーのような変調単位が一次元に配列されている空間光変調器を含む構成としてもよい。
変調部52は、例えば副走査方向に沿って配列された複数個の空間変調素子を備え、各空間変調素子が、制御部40の制御に応じて、レーザ光の照射のオン/オフ設定を行う。これによって、変調部52からは、副走査方向に沿う複数画素分の空間変調された光が出射されることになる。ただし、制御部40は、後に説明するように、パターンデータD(図2)の記述内容に従って変調部52を駆動する。したがって、変調部52からは、パターンデータDに基づく変調を受けた複数画素分の空間変調された光(描画光)が出射されることになる。
投影光学系53は、変調部52から出射される描画光を基板9の表面に導いて、当該表面に結像させる。投影光学系53は、例えば、入射した描画光の収差を補正しつつ入射光を平行光にする1以上のレンズと、入射光の幅を広げる(あるいは狭める)ズーム部としての機能を実現する複数のレンズと、平行光とされた描画光を定められた倍率として基板9の表面に結像させる対物レンズ530とを含んで構成される。
描画ヘッド50に、描画動作を実行させる場合、制御部40は、光源51から光を出射させる。出射された光は照明光学系(図示省略)にてラインビームとされた上で、変調部52に入射する。変調部52においては、複数の空間光変調素子が、副走査方向(X軸方向)に沿って並んで配置されており、入射光はその線状の光束断面を空間光変調素子の配列方向に沿わせるようにして、一列に配列された複数の空間光変調素子に入射する。制御部40は、パターンデータDに基づいて、各空間光変調素子に個々に空間変調された光を形成させる。変調部52が備える空間光変調素子の個数を「N個」とすると、変調部52からは、副走査方向に沿うN画素分の空間変調された光が、基板9に向けて出射されることになる。変調部52にて空間変調された光は、投影光学系53に入射し、ここで、不要光が遮断されるとともに必要光のみが基板9の表面に導かれ、定められた倍率とされて基板9の表面に結像される。
後に明らかになるように、描画ヘッド50は、副走査方向に沿うN画素分の空間変調された光を断続的に照射し続けながら(すなわち、基板9の表面にパルス光を繰り返して投影し続けながら)、主走査方向(Y軸方向)に沿って基板9に対して相対的に移動される。したがって、描画ヘッド50が主走査方向に沿って基板9を1回横断すると、基板9の表面に、副走査方向に沿ってN画素分の幅をもつ一本のパターン群が描画されることになる。この、N画素分の幅をもつ1本のパターン描画領域を、以下の説明では「1ストライプ分の領域」ともいう。
<計測部60>
計測部60は、基板9の面内の各位置の表面高さ(Z位置)を、当該位置に描画ヘッド50から描画光が照射されるのに先立って計測する。
計測部60は、例えば、基板9の面内の各位置に対して光を照射し、その反射光を検出することによって当該位置の表面高さを検出することができる。この場合、計測部60は、例えば、レーザ光源等により構成される検出用光源61と、ラインセンサ(例えば、CMOSラインセンサ、あるいは、CCDラインセンサ)等により構成される受光部62とを含んで構成される。この構成において、検出用光源61から出射された光(例えば、レーザ光)は、基板9の表面に、その法線方向に対して所定の角度だけ傾斜した軸に沿って入射し、その反射光が受光部62にて受光される。いま、検出光が反射された位置の表面高さが所定の基準位置である場合の、受光部62における反射光の受光位置が、基準位置として予め記憶されている。したがって、受光部62における反射光の受光位置が、当該基準位置よりもどれだけずれているかを測定することによって、検出光が反射された位置の表面高さの、基準位置からズレ量が特定される。すなわち、検出光が反射された位置の表面高さが特定される。このように、計測部60は、検出用光源61から基板9に向けて光を出射させるとともに、基板9の表面での反射光を受光部62にて受光させ、受光部62における反射光の受光位置に基づいて、基板9の表面内における検出光が反射された位置の表面高さの計測値を取得する。
<合焦位置調整部70>
合焦位置調整部70は、描画ヘッド50から出射される描画光の合焦位置を基板9の表面と合致させる、合焦位置調整(オートフォーカス)を行う。
合焦位置調整部70は、具体的には、描画ヘッド50の対物レンズ530を、これに入射する描画光の光軸(Z軸)に沿って移動させることによってオートフォーカスを行う。合焦位置調整部70は、具体的には、例えば、Z軸方向に平行に延在し、対物レンズ530の支持台に螺合されるボールネジと、これを回転させる回転モータとを含む直動機構を含んで構成することができる。
合焦位置調整部70は、計測部60が取得する基板9の各位置の表面高さの計測値に基づいて、合焦位置調整を行う。すなわち、合焦位置調整部70は、描画ヘッド50から基板9の表面内における対象位置に描画光が照射される際に、当該対象位置の表面高さを、計測部60が取得している計測値に基づいて特定し、当該表面高さと、描画光の合焦位置とが合致するように、対物レンズ530を描画光の光軸方向に移動させる。これによって、描画光が基板9の表面に合焦状態で結像されることになる。
<iv.制御部40>
制御部40は、描画装置1が備える各部と電気的に接続されており、各種の演算処理を実行しつつ描画装置1の各部の動作を制御する。
図2は、制御部40のハードウエア構成を示すブロック図である。制御部40は、例えば、CPU41、ROM42、RAM43、記憶装置44等がバスライン45を介して相互接続された一般的なコンピュータによって構成されている。ROM42は基本プログラム等を格納しており、RAM43はCPU41が所定の処理を行う際の作業領域として供される。記憶装置44は、フラッシュメモリ、あるいは、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置によって構成されている。記憶装置44にはプログラムPが格納されており、このプログラムPに記述された手順に従って、主制御部としてのCPU41が演算処理を行うことにより、各種機能(例えば、後に明らかになる異常検出部401としての機能、および、後に明らかになる報知部402としての機能)が実現されるように構成されている。プログラムPは、通常、予め記憶装置44等のメモリに格納されて使用されるものであるが、CD−ROMあるいはDVD−ROM、外部のフラッシュメモリ等の記録媒体に記録された形態(プログラムプロダクト)で提供され(あるいは、ネットワークを介した外部サーバからのダウンロードなどにより提供され)、追加的または交換的に記憶装置44等のメモリに格納されるものであってもよい。なお、制御部40において実現される一部あるいは全部の機能は、専用の論理回路等でハードウエア的に実現されてもよい。
また、制御部40では、入力部46、表示部47、通信部48もバスライン45に接続されている。入力部46は、各種スイッチ、タッチパネル等により構成されており、オペレータから各種の入力設定指示を受け付ける。表示部47は、液晶表示装置、ランプ等により構成されており、CPU41による制御の下、各種の情報を表示する。通信部48は、LAN等を介したデータ通信機能を有する。
制御部40においては、プログラムPに記述された手順に従って主制御部としてのCPU41が演算処理を行うことにより描画装置1が備える各部に基板9に対する描画処理を実行させる。制御部40は、後に明らかになるように、ステージ駆動機構20を駆動してステージ10に保持された基板9を搬送させるとともに、搬送される基板9に対して、描画ヘッド50から、パターンデータDに応じた空間変調を施された光(描画光)を照射させる。ただし、「パターンデータD」は、基板9に描画すべき回路パターン等を記述したデータである。具体的には、パターンデータDは、例えば、CAD(computer aided design)を用いて生成されたCADデータをラスタライズしたデータであり、光を照射すべき基板9上の位置情報が画素単位で記録される。制御部40は、基板9に対する一連の処理に先立って、あるいは、当該処理と並行して、パターンデータDを取得して、記憶装置44に格納している。なお、パターンデータDの取得は、例えばネットワーク等を介して接続された外部端末装置から受信することにより行われてもよいし、記録媒体から読み取ることにより行われてもよい。
また、制御部40においては、プログラムPに記述された手順に従って主制御部としてのCPU41が演算処理を行うことにより、各種の機能部(異常検出部401、報知部402等)が実現される。異常検出部401、報知部402の具体的な態様は、後に明らかになる。
<2.全体の処理の流れ>
描画装置1において実行される処理の全体の流れについて、図3を参照しながら説明する。図3は、当該処理の流れを示す図である。
処理対象となる基板9が図示しない搬送装置により描画装置1に搬入されると、制御部40は、ステージ10に当該基板9を保持させる(ステップS1)。
続いて、ステージ10に保持された基板9に対する描画処理が開始される(ステップS2)。描画処理については、後に具体的に説明する。基板9に対する描画処理が完了するまでステップS2の描画処理を繰り返し、描画処理が完了すると(ステップS3でYES)、制御部40は、図示しない搬送装置に、当該処理済みの基板9を搬出させる(ステップS4)。
一方、基板9に対する描画処理が開始されると、制御部40は、異常検出処理を開始する(ステップS5)。異常検出処理は、描画処理において取得される基板9の各位置の表面高さの計測値に基づいて、当該基板9の表面状態の異常を検出する処理である。異常検出処理の具体的な態様は、後に説明する。
異常検出処理は描画処理と並行して行われ、描画処理が完了した後に完了する。異常検出処理が完了するまでステップS5の異常検出処理を繰り返し、異常検出処理が完了すると(ステップS6でYES)、制御部40は、異常検出処理で検出された異常をオペレータに報知する報知処理を行う(ステップS7)。報知処理についても、後に具体的に説明する。
描画処理済みの基板9が搬出された後、新たな未処理の基板9が描画装置1に搬入されると(ステップS8でYES)、再びステップS1〜ステップS7の処理が行われる。
<3.描画処理>
基板9に対する描画処理(図3のステップS2の処理)について、図4を参照しながら説明する。図4は、描画処理を説明するための図である。描画処理は、制御部40の制御に応じて描画装置1の各部が動作することによって行われる。
基板9がステージ10に保持されると、ステージ駆動機構20は、まず、ステージ10を主走査軸(Y軸)に沿って往路方向(ここでは、例えば、+Y方向であるとする)に移動させることによって、基板9をヘッドユニット30に対して主走査軸に沿って相対的に移動させる(往路主走査)。これを基板9からみると、ヘッドユニット30は基板9上を主走査軸に沿って−Y方向に移動することになる(矢印AR11)。
往路主走査が開始されると、計測部60が、基板9の面内の各位置の表面高さを計測開始する。往路主走査において、計測部60は基板9に対してY軸に沿って−Y方向に相対的に移動しながら、描画ヘッド50からの描画光が照射される位置(描画対象位置)の表面高さを次々と計測する。これによって、基板9の面内における、主走査ライン上の一群の位置それぞれの表面高さの計測値が、次々と取得されることになる。取得された表面高さの計測値は、記憶装置44内の表面情報データファイルF(図2)に次々と書き込まれることによって、記憶装置44に蓄積されていく。
一方で、往路主走査が開始されると、描画ヘッド50が、所定のタイミングで、描画光の照射を開始する。具体的には、制御部40は、光源51から光を出射させるとともに、パターンデータD(図2)のうち、対象となるストライプ領域Kに描画すべきデータを記述した部分を読み出して、変調部52に、当該読み出されたパターンデータDに応じた変調が施された光(描画光)を形成させる。変調部52にて形成された描画光は、投影光学系53を介して、基板9に照射される。ただし、描画ヘッド50からの描画光の照射と並行して、合焦位置調整部70が、焦点調整(オートフォーカス)を行う。すなわち、合焦位置調整部70が、描画ヘッド50から基板9の表面内における対象位置に描画光が照射される際に、当該対象位置の表面高さを、計測部60が取得している計測値に基づいて特定し、当該表面高さと、描画光の合焦位置とが合致するように、対物レンズ530を描画光の光軸方向に移動させる。これによって、描画ヘッド50から出射された描画光が、基板9の表面に合焦状態で結像されることになる。このようにして、描画ヘッド50が、パターンデータDに応じた空間変調が形成された光(具体的には、副走査軸に沿うN画素分の空間変調された光)(描画光)を基板9に向けて断続的に照射しつつ(すなわち、基板9の表面にパルス光を繰り返して投影しつつ)、基板9に対して主走査軸に沿って相対的に移動することによって、1個のストライプ領域Kに対する描画が実行されることになる。
ヘッドユニット30が基板9を主走査軸に沿って一回横断すると、基板9の面内における1個のストライプ領域Kに対する描画が完了するとともに、当該走査ライン上の一群の位置それぞれの表面高さの計測値(以下「ライン上データ群」ともいう)が取得されて記憶装置44に格納されることになる。
1回の往路主走査が終了すると、ステージ駆動機構20は、ステージ10を副走査軸(X軸)に沿って所定方向(例えば、−X方向)に、描画幅(すなわち、ストライプ領域Kの幅)に相当する距離だけ移動させることによって、基板9をヘッドユニット30に対して副査軸に沿って相対的に移動させる(副走査)。これを基板9からみると、ヘッドユニット30は副走査軸に沿って+X方向に、ストライプ領域Kの幅分だけ移動することになる(矢印AR12)。
1回の副走査が終了すると、ステージ駆動機構20は、ステージ10を主走査軸(Y軸)に沿って復路方向(ここでは、−Y方向)に移動させることによって、基板9をヘッドユニット30に対して主走査軸に沿って相対的に移動させる(復路主走査)。これを基板9からみると、ヘッドユニット30は、基板9の面内における、先の主走査で描画されたストライプ領域Kの隣を、主走査軸に沿って+Y方向に移動して横断することになる(矢印AR13)。
復路主走査の際にも、往路主走査と同様、制御部40は、計測部60に、基板9の面内の各位置の表面高さを計測させるとともに、描画ヘッド50に、パターンデータDに応じた空間変調が形成された光(描画光)を、基板9に向けて断続的に照射させる。ただし、この際も、描画ヘッド50からの描画光の照射と並行して、合焦位置調整部70が、焦点調整(オートフォーカス)を行う。したがって、往路主走査においても、ヘッドユニット30が基板9を主走査軸に沿って一回横断すると、基板9の面内における1個のストライプ領域K(先の主走査で描画されたストライプ領域Kの隣のストライプ領域K)に対する描画が完了するとともに、当該走査ライン上の一群の位置それぞれの表面高さの計測値(ライン上データ群)が取得されて記憶装置44に格納されることになる。
1回の復路主走査が終了すると、副走査が行われた上で、往路主走査が行われる。以後も同様に、副走査を挟みつつ、描画光の照射を伴う主走査が繰り返して行われ、基板9の描画対象領域の全域にパターンが描画されると、当該基板9に対する描画処理が終了する。基板9に対する描画処理が完了すると、当該基板9の全域の各位置についての表面高さの計測値が、記憶装置44に格納されることになる。
<4.表面高さの計測値>
次に、計測部60により取得されるデータについて、図5〜図9を参照しながら説明する。図5は、計測部60が表面高さの計測値を取得する態様を説明するための図である。図6〜図9のそれぞれは、各ライン上データ群に含まれる各計測値をグラフ(横軸が検出時刻、縦軸が計測値のグラフ)上にプロットした図の一例である。ただし、副走査が行われている間は計測部60の動作が停止しているので、図6〜図9においては、副走査が行われている間の時間は進行されていない。
上述したとおり、基板9に対する描画処理においては、各主走査(往路主走査、あるいは、復路主走査)が行われる間、当該主走査ライン上の一群の位置それぞれの表面高さの計測値(ライン上データ群)が取得される。例えば、描画処理において、n回(図5の例では、n=10)の主走査が行われたとすると、n個の主走査ラインL(1),L(2),・・,L(n)のそれぞれについてのライン上データ群f(1),f(2),・・,f(n)が取得され、これによって、基板9の全域の各位置についての表面高さの計測値が取得されることになる。ある主走査にて取得されたライン上データ群f(i)(i=1,2,・・,n)の変移は、基板9の面内における、当該主走査における走査ラインL(i)に沿う、表面高さの変移(すなわち、当該走査ラインに沿う凹凸形状)を示している。
例えば、基板9の表面が滑らかな状態であり、これが水平面に保持されている場合、図6に例示されるように、全てのライン上データ群f(i),f(2),・・,f(n)のそれぞれにおいて、表面高さはほぼ一定となる。また例えば、表面が滑らかな基板9が、傾斜した面に保持されている場合、図7に例示されるように、各ライン上データ群f(i)において、表面高さはほぼ一定の割合で変化する。一方、例えば、表面に既設パターン(下地パターン)が形成されている基板9の場合、図8に例示されるように、各ライン上データ群f(i)において、表面高さは周期的に変移する。これは、既設パターンが、基板9の表面に周期的な凹凸を形成しているためである。
ここで、基板9の表面に、局所的に存在している異常(局所異常)がある場合、図9に例示されるように、異常に由来する凹凸(例えば、異物の付着による凸部、傷による凹部等)のために、ライン上データ群f(i)において、表面高さが変則的に変移する部分Q1,Q2が現れる。後述するように、描画装置1においては、ライン上データ群f(i)における変則的な変動を示している部分を、当該基板9の面内における局所異常に由来する異常変動として抽出する。
<5.異常検出処理>
異常検出処理について(図3のステップS5)、図10を参照しながら説明する。図10は、当該処理の流れを示す図である。異常検出処理は、上述したとおり、描画処理において取得される基板9の各位置の表面高さの計測値に基づいて、当該基板9の表面状態の異常(ここでは、局所異常)を検出する処理である。
基板(以下「対象基板」という)9に対する描画処理が開始されると、上述したとおり、各主走査ライン上の一群の位置それぞれの表面高さの計測値が次々と取得されて、記憶装置44に格納される。1回の主走査が完了して新たなライン上データ群が表面情報データファイルFに蓄積されると、制御部40は、当該ライン上データ群を記憶装置44から読み出す(ステップS11)。
ライン上データ群(以下、対象ライン上データ群f(i)と示す)が読み出されると、制御部40は、対象ライン上データ群f(i)において、表面高さが変則的に変移する部分を、異常変動として抽出する(ステップS12)。制御部40が、異常変動を抽出する態様は、どのようなものであってもよい。例えば、制御部40は、対象ライン上データ群f(i)について、各検出時刻における表面高さの変化率(ただし、「表面高さの変化率」とは、各検出時刻(すなわち、各検出位置)における、表面高さの変化量(すなわち、図6〜図9の各図に示されるグラフにおいて、接線の傾きで表される量)を指す)を算出し、変化率が一定の許容範囲を越えている変動部分を、異常変動として抽出することができる。また、例えば、制御部40は、表面高さの変動に周期性がある場合、隣り合うピーク間の時間(振動の周期)が他の部分よりも極端に小さく(あるいは、極端に大きく)なっている変動部分を、異常変動として抽出することができる。また、例えば、制御部40は、表面高さの変動に周期性がある場合、谷からピークまでの幅(振幅)が他の部分よりも極端に小さく(あるいは、極端に大きく)なっている変動部分を、異常変動として抽出することができる。
いま、ステップS12で1以上の異常変動が抽出されたとする。この場合、制御部40は、続いて、ステップS12で抽出された1以上の異常変動のそれぞれについて、当該異常変動が検出された基板9の面内位置(異常位置)を特定する(ステップS13)。ステップS13の処理は、具体的には、例えば、次のように行われる。まず、制御部40は、異常変動が、何個目のライン上データ群から検出されたか(すなわち、何回目の主走査にて検出されているか)を特定する。これによって、異常変動が、何回目の走査ライン上に存在するか(すなわち、異常位置のX位置)が判明する。さらに、制御部40は、異常変動が検出された時刻t1と、対象主走査(当該異常変動が検出された主走査)が開始された時刻t0とを特定し、これらの差分Δt(Δt=t1−t0)を算出する。得られた値Δtに、計測部60の基板9に対する相対移動速度を乗じれば、対象主走査の開始位置と異常位置とのY軸に沿う離間距離が取得される。制御部40は、対象主走査の開始位置と算出された離間距離に基づいて、異常位置のY位置を特定する。
例えば、5個目のライン上データ群f(5)から1個の異常変動Q1が抽出されたとする(図9参照)。この場合、制御部40は、異常位置R1は、5回目の主走査の走査ラインL(5)上にあると判断する(図5参照)。さらに、異常変動Q1が検出された時刻と、5回目の主走査が開始された時刻との差分Δt1を算出し、得られた値Δt1に基づいて、5回目の主走査の開始位置と異常位置R1とのY軸に沿う離間距離d1を算出する(図5参照)。各主走査の開始位置は既知であるので、制御部40は、算出された離間距離d1に基づいて、異常位置R1のY位置を特定する。これによって、異常変動Q1の存在位置(異常位置R1)が特定される。
また、例えば、8個目のライン上データ群f(8)から1個の異常変動Q2が抽出されたとする(図9参照)。この場合、制御部40は、異常位置R2は、8回目の主走査の走査ラインL(8)上にあると判断する(図5参照)。さらに、異常変動Q2が検出された時刻と、8回目の主走査が開始された時刻との差分Δt2を算出し、得られた値Δt2に基づいて、8回目の主走査の開始位置と異常位置R2とのY軸に沿う離間距離d2を算出する(図5参照)。さらに、制御部40は、算出された離間距離d2に基づいて、異常位置R2のY位置を特定する。これによって、異常変動Q2の存在位置(異常位置R2)が特定される。
表面情報データファイルFに含まれる全てのライン上データ群に対して、ステップS11〜ステップS13の処理が行われると(ステップS14でYES)、制御部40は、異常検出処理を終了する。
このように、制御部40は、記憶装置44に蓄積された一群の計測値に基づいて、基板9の表面状態の異常を検出する。すなわち、制御部40においては、異常検出処理を行う異常検出部401としての機能が実現されている(図1)。
<6.報知処理>
異常検出処理に引き続いて行われる報知処理(図3のステップS7)について、説明する。
報知処理は、上述したとおり、異常検出処理で検出された異常をオペレータに報知する処理であり、具体的には、制御部40が、異常検出処理で検出された1以上の局所異常のそれぞれの存在位置(異常位置)をオペレータに報知するための報知画面Gを表示部47に表示させることによって行われる。以下において、報知画面Gの構成例を、3つ例示する。
図11に例示される報知画面G(第1の構成例に係る報知画面G(G1))には、基板を模した画像(基板画像81)が表示されるとともに、基板画像81内の、異常位置に相当する各位置を示すマーク画像(例えば、「×」印のマーク画像、「○」印のマーク画像、矢印のマーク画像、等)82が表示される。
図12に例示される報知画面G(第2の構成例に係る報知画面G(G2))には、第1の構成例に係る報知画面G1と同様、基板画像81が表示されるとともに、基板画像81内の、異常位置に相当する各位置に、マーク画像82が表示される。さらに、基板9の面内に複数の描画単位領域(例えば、1個のチップに相当するチップ領域)が設定されている場合に、報知画面G2には、基板画像81内における、各描画単位領域の境界位置を表す境界線画像83が表示される。さらに、基板画像81における異常位置が含まれる描画単位領域に相当する部分が、例えば色つきで表示されることも好ましい。
図13に例示される報知画面G(第3の構成例に係る報知画面G(G3))には、基板9の面内に規定される座標系(例えば中心を原点に置く直交2軸座標系(図5参照))に対する、異常位置の座標値が一覧表示される。
制御部40は、上記に例示された報知画面Gの少なくとも一つを、表示部47に表示させる。オペレータは、この報知画面Gを見て、基板9の面内における局所異常の有無と、局所異常が存在する場合はその位置とを知得することができる。特に、第1の構成例に係る報知画面G1、第2の構成例に係る報知画面G2のそれぞれによると、オペレータは、基板9の表面状態に局所異常がある場合に、その位置を直感的に知得することができる。また、特に、第2の構成例に係る報知画面G2によると、オペレータは、局所異常が含まれる描画単位領域(上記の例では、チップ領域)の位置および個数を直感的に知得することができる。また、特に、第3の構成例に係る報知画面G3によると、オペレータは、基板9の表面状態に局所異常がある場合に、その位置を数値的に把握することができる。
このように、制御部40は、基板9に異常が検出された場合に、当該異常をオペレータに報知する。すなわち、制御部40においては、報知処理を行う報知部402としての機能が実現されている(図1)。
<7.効果>
上記の実施の形態によると、オートフォーカス(描画光の合焦位置の調整)に用いられる、基板9の面内の各位置の表面高さの計測値を利用して、基板9の表面状態の異常を検出する。そして、異常が検出された場合に、当該異常をオペレータに報知する。したがって、基板9の表面状態に異常がある場合に、それを描画処理の段階でオペレータに適切に知得させることができる。
また、上記の実施の形態によると、描画処理と異常検出処理とが並行して行われるので、描画処理が完了してから報知処理が行われるまでの時間が短くなる。したがって、オペレータは、描画処理が完了した後、速やかに、当該処理された基板9の異常の有無等を知得することができる。したがって、オペレータは、基板9の面内に局所異常が存在している場合に、当該基板9を描画処理以後の工程に流すか否かの判断を、即座に行うことができ、描画処理以後工程にて無駄な処理が行われる可能性が低くなる。
また、上記の実施の形態によると、基板9の面内において局所的に存在している局所異常が検出された場合に、その存在位置が報知される。したがって、基板9に局所異常が存在している場合に、その位置をオペレータに知得させることができる。局所異常の存在位置がわかれば、オペレータは、適切な措置(例えば、異常位置を重点的に検査する、異常位置を重点的に洗浄する、等の措置)を、スムースに講じることができる。
また、上記の実施の形態によると、基板9の面内において、表面高さが変則的に変動している部分を、局所異常として検出する。この構成によると、例えば、基板9上に、異常ではない凹凸(例えば、基板に存在している既設パターンに由来する凹凸)が存在している場合に、これが局所異常として誤って検出されるといった事態が生じにくい。したがって、局所異常を適切に検出することができる。
また、上記の実施の形態によると、異常検出処理において局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する報知画面Gが表示部47に表示される。したがって、基板9の表面状態に異常がある場合に、それをオペレータに確実に知得させることができる。
また、上記の実施の形態によると、描画処理において、基板9の面内の各位置の表面高さを計測する処理と基板9に向けて描画光を照射する処理とが並行して行われる。この構成によると、スループットの低下を抑制することができる。
<II.第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係る描画装置について説明する。第2の実施の形態に係る描画装置1aは、第1の実施の形態に係る描画装置1と同じ構成を備えている(図1参照)。以下の説明においては、第1の実施の形態に係る描画装置1と相違する点について説明し、第1の実施の形態と同じ点についてはその説明を省略するとともに、同じ符号で示す。
<1.全体の処理の流れ>
描画装置1において実行される処理の全体の流れについて、図14を参照しながら説明する。図14は、当該処理の流れを示す図である。
処理対象となる基板9が図示しない搬送装置により描画装置1に搬入されると、制御部40は、ステージ10に当該基板9を保持させる(ステップS101)。
続いて、ステージ10に保持された基板9の表面高さの計測処理が開始される(ステップS102)。表面高さの計測処理は、具体的には、制御部40が、ステージ駆動機構20に主走査と副走査とを繰り返して行わせる一方で、各主走査が行われている間、計測部60が、基板9の面内の各位置の表面高さを計測することによって行われる。計測部60が、基板9を走査しつつ基板9の面内の各位置の表面高さを計測する態様は、上述したとおりであり、1回の主走査が完了する毎に、当該主走査ライン上の一群の位置それぞれの表面高さの計測値(ライン上データ群)が取得されて記憶装置44に格納される。計測部60が基板9の全域を走査すると、当該基板9の全域の各位置についての表面高さの計測値が、記憶装置44に格納されることになる。
表面高さの計測処理が開始されると、制御部40は、異常検出処理を開始する(ステップS103)。異常検出処理の具体的な態様は、上述したとおりである。ただし、この異常検出処理においては、ステップS102の表面高さの計測処理において取得される基板9の各位置の表面高さの計測値に基づいて、当該基板9の表面状態の異常が検出される。
異常検出処理は、表面高さの計測処理と並行して行われ、表面高さの計測処理が完了した後に完了する。異常検出処理が完了するまでステップS103の異常検出処理を繰り返し、異常検出処理が完了すると(ステップS104でYES)、制御部40は、異常検出処理で検出された異常をオペレータに報知する報知処理を行う(ステップS105)。報知処理の具体的な態様は、上述したとおりである。
一方、表面高さの計測処理が完了するまでステップS102の表面高さの計測処理を繰り返し、表面高さの計測処理が完了すると(ステップS106でYES)、制御部40は、基板9に対して描画処理を行うか否かを判断する(ステップS107)。具体的には、制御部40は、ステップS103の異常検出処理における検出結果に基づいて、基板9が異常基板であるか否かを判定し、基板9が異常基板であると判定した場合には、描画処理を行わないと判断する。基板9が異常基板であるか否かの判定は、例えば、ステップS103の異常検出処理にて検出された局所異常の個数に基づいて行うことができる。この場合、制御部40は、例えば、検出された局所異常の個数を計数し、局所異常の個数が所定値以上である場合、当該基板9を異常基板と判定する。異常基板であるか否かの判定に用いられる閾値は、オペレータが予め指定できるものとすることが好ましい。
基板9に対して描画処理を行うと判断された場合(ステップS107でYES)、当該基板9に対する描画処理が実行される(ステップS108)。描画処理の具体的な態様は、上述したとおりである。ただし、この描画処理においては、計測部60による表面高さの計測は並行して行われず、合焦位置調整部70は、ステップS102で既に取得されている表面高さの計測値を用いて、焦点調整を行う。基板9に対する描画処理が完了するまでステップS108の描画処理を繰り返し、描画処理が完了すると(ステップS109でYES)、制御部40は、図示しない搬送装置に、当該処理済みの基板9を搬出させる(ステップS110)。
一方、基板9に対して描画処理を行わないと判断された場合(ステップS107でNO)、当該基板9に対する描画処理は実行されない。この場合、制御部40は、当該基板9に対する描画処理を行うことなく、図示しない搬送装置に、当該未処理の基板9を搬出させる(ステップS110)。
描画処理済みの基板9あるいは、未処理状態の異常基板9が搬出された後、続いて、新たな未処理の基板9が描画装置1に搬入されると(ステップS111でYES)、再びステップS101〜ステップS110の処理が行われる。
<2.効果>
上記の実施の形態によると、異常検出処理における検出結果に基づいて、描画処理を実行するか否かを判断する。この構成によると、異常が存在する基板9に対して無駄な描画処理が実行されてしまうという事態が生じにくい。
<III.変形例>
上記の実施の形態においては、制御部40は、異常検出処理において、基板9の面内において局所的に存在している局所異常を検出していたが、異常検出処理においては、局所異常以外の類の異常をさらに検出してもよい。例えば、各基板9が傾斜した面に保持されている場合(図7参照)、ライン上データ群f(i)における表面高さの平均変化率から、基板9の表面の傾斜方向と傾斜角度とを特定することができる。そこで、異常検出処理において、制御部40が、ライン上データ群f(i)における表面高さの平均変化率を算出して、これに基づいて基板9の傾斜角度を算出し、当該傾斜角度が許容範囲内にない場合に、異常として検出する構成としてもよい。
また、上記の実施の形態において、報知画面Gの構成例を3つ示したが、報知画面Gは上述した各構成のいずれかに限られるものではない。例えば、報知画面G3において、異常位置の座標値とともに(あるいは、当該座標値に代えて)、局所異常が含まれる描画単位領域を特定するための情報(例えば、チップ領域の番号)を一覧表示してもよい。
また、上記の実施の形態においては、報知画面Gは、描画装置1の表示部47に表示される構成としたが、報知画面Gは、描画装置1と通信回線等を介して接続された外部装置の表示装置に表示されてもよい。この場合、制御部40が、報知画面Gの画像データを生成し、当該生成した画像データを通信回線を介して外部装置に送信し、当該外部装置の制御部が、自装置が備える表示画面に当該画像データを表示させる構成とすればよい。また、制御部40が、記憶装置44に格納された表面情報データファイルFを外部装置に送信し、外部装置において、異常検出処理と報知処理とが実行される構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、制御部40は、報知画面Gを表示部47に表示させることによって、異常検出処理で検出された異常の存在をオペレータに報知していたが、報知処理の態様はこれに限らない。例えば、報知ランプの点灯による報知、音声による報知、紙などの出力媒体にプリント出力することによる報知、等の各種の手法を用いて、異常の存在をオペレータに報知してもよい。
また、第1の実施の形態においては、描画処理と異常検出処理とが並行して行われる構成であったが、描画処理と異常検出処理とは必ずしも並行して行われる必要はなく、描画処理が完了してから異常検出処理が行われてもよい。
また、第2の実施の形態においては、基板9が異常基板であるか否かの判定は、検出された局所異常の個数に基づいて行うものとしたが、当該判定は、別の態様で行われてもよい。例えば、局所異常が存在する異常位置において、基板9の表面高さが所定の許容範囲内にない場合に、当該基板9を異常基板と判定してもよい。この場合も、異常基板であるか否かの判定に用いられる閾値は、オペレータが予め指定できるものとすることが好ましい。また、基板9が異常基板であるか否かの判定は、オペレータからの入力を受け付けることによって行われてもよい。この場合、制御部40は、オペレータから、当該基板9が異常基板であると判定する旨の指示入力を受け付けた場合に、当該基板9が異常基板であると判定する。オペレータは、ステップS105(図14)の報知処理において表示部47に表示された報知画面Gをみて、基板9に存在する局所異常の個数、および、局所異常が存在する場合はその位置を知得することができるので、オペレータは、容易かつ適切に、当該基板9が異常基板であるか否かを判断することができる。
また、上記の実施の形態においては、処理対象となる基板9は、半導体基板であってもよいし、その他の各種の基板(例えば、プリント基板、液晶表示装置に具備されるカラーフィルタ用基板、液晶表示装置やプラズマ表示装置などのフラットパネルディスプレイ(FPD)用ガラス基板、光ディスク用基板、太陽電池用パネル等)であってもよい。
また、上記の実施の形態において、描画装置1は複数個のヘッドユニット30を備え、基板9に対する描画処理を複数のヘッドユニット30で並行して実行可能な構成としてもよい。
また、上記の実施形態では、基板9を保持したステージ10がステージ駆動機構20によって移動されることで、ヘッドユニット30が基板9に対して相対的に移動される構成であったが、ヘッドユニット30を移動させることによって、ヘッドユニット30が基板9に対して相対的に移動される構成であってもよい。あるいは、ヘッドユニット30と、ステージ10とをともに移動させることによって)、ヘッドユニット30と基板9とが相対的に移動されてもよい。
1 描画装置
10 ステージ
20 ステージ駆動機構
30 ヘッドユニット
40 制御部
401 異常検出部
402 報知部
50 描画ヘッド
60 計測部
70 合焦位置調整部
9 基板

Claims (14)

  1. 基板に向けて描画光を照射する描画ヘッドと、
    基板の面内の各位置の表面高さを計測する計測部と、
    前記計測部により取得された前記表面高さの計測値に基づいて、描画対象位置の表面と前記描画光の合焦位置とを合致させる合焦位置調整部と、
    前記計測部によって取得された一群の表面高さの計測値を蓄積する記憶部と、
    前記記憶部に蓄積された一群の計測値に基づいて、基板の表面状態の異常を検出する異常検出部と、
    前記異常検出部が検出した前記異常を報知する報知部と、
    を備える、描画装置。
  2. 請求項1に記載の描画装置であって、
    前記異常検出部が、
    基板の面内において局所的に存在している局所異常を検出し、前記局所異常が検出された場合に、基板の面内における前記局所異常の存在位置を特定し、
    前記報知部が、
    前記局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する、描画装置。
  3. 請求項2に記載の描画装置であって、
    前記異常検出部が、
    基板の面内において、表面高さが変則的に変動している部分を、前記局所異常として検出する、描画装置。
  4. 請求項2または3に記載の描画装置であって、
    前記報知部が、
    前記異常検出部が前記局所異常を検出した場合に、当該局所異常の存在位置を報知する報知画面を、表示装置に表示させる、描画装置。
  5. 請求項4に記載の描画装置であって、
    前記報知画面に、
    基板を模した基板画像と、前記基板画像内における前記局所異常の存在位置を示すマーク画像とが含まれる、描画装置。
  6. 請求項5に記載の描画装置であって、
    基板の面内に複数の描画単位領域が設定されている場合に、
    前記報知画面に、
    前記基板画像内における前記複数の描画単位領域の境界位置を表す境界線画像が含まれる、描画装置。
  7. a)基板の面内の各位置の表面高さを計測する工程と、
    b)基板に向けて描画光を照射する工程と、
    c)前記b)工程と並行して、前記a)工程にて取得された前記表面高さの計測値に基づいて、描画対象位置の表面と前記描画光の合焦位置とを合致させる工程と、
    d)前記a)工程において取得された一群の表面高さの計測値を、記憶部に蓄積する工程と、
    e)前記記憶部に蓄積された一群の計測値に基づいて、基板の表面状態の異常を検出する工程と、
    f)前記e)工程で検出された前記異常をオペレータに報知する工程と、
    を備える、描画方法。
  8. 請求項7に記載の描画方法であって、
    前記a)工程と前記b)工程とが並行して実行される、描画方法。
  9. 請求項7に記載の描画方法であって、
    前記a)工程が、前記b)工程の実行に先立って行われ、
    g)前記e)工程における検出結果に基づいて、前記b)工程を実行するか否かを判断する工程、
    を備える、描画方法。
  10. 請求項7から9のいずれかに記載の描画方法であって、
    前記e)工程において、
    基板の面内において局所的に存在している局所異常を検出し、前記局所異常が検出された場合に、基板の面内における前記局所異常の存在位置を特定し、
    前記f)工程において、
    前記e)工程で前記局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する、描画方法。
  11. 請求項10に記載の描画方法であって、
    前記e)工程において、
    基板の面内において、表面高さが変則的に変動している部分を、前記局所異常として検出する、描画方法。
  12. 請求項10または11に記載の描画方法であって、
    前記f)工程が、
    前記e)工程で前記局所異常が検出された場合に、当該局所異常の存在位置を報知する報知画面を表示装置に表示させる、描画方法。
  13. 請求項12に記載の描画方法であって、
    前記報知画面に、
    基板を模した基板画像と、前記基板画像内における前記局所異常の存在位置を示すマーク画像とが含まれる、描画方法。
  14. 請求項13に記載の描画方法であって、
    基板の面内に複数の描画単位領域が設定されている場合に、
    前記報知画面に、
    前記基板画像内における前記複数の描画単位領域の境界位置を表す境界線画像が含まれる、描画方法。
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