JP2013206136A - 火災報知設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
複数の感知器回線と、複数の感知器回線に接続されて、各感知器回線単位の火災を検出するP型火災受信機と、各感知器回線を介して、火災受信機と接続されて、スイッチング動作による火災信号を出力する複数の火災感知器とを具備する火災報知設備において、火災感知器は、受信機と信号伝送を行う通信手段と、製造に関わる製造情報を記憶する記憶部とを有し、火災受信機は、複数の感知器回線に接続された火災感知器と信号伝送を行う送受信手段と、送受信手段を介して、各火災感知器に対して製造情報収集信号を送信し、また、製造情報収集信号に対応して、各火災感知器から送信される製造情報を受信して、各火災感知器の製造情報を収集する製造情報収集手段とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
[火災報知設備]
100は複数の感知器回線L1と、P型火災受信機1と、火災感知器2を具備する火災報知設備100である。
1はP型火災受信機1で、複数の感知器回線L1が接続されて、各回線単位の火災検出及び所定周期での断線検出をする。このP型火災受信機1には、一対の信号線からなる複数の感知器回線L1を介して、スイッチング動作による火災信号を出力する複数の火災感知器2が接続されている。また、P型火災受信機1は、感知器回線L1毎に信号伝送を行う送受信手段としての送受信回路3が複数備えられている。各感知器回線L1は、各送受信回路3の受信機通信部8に個別に接続され、建物内の各防護領域へ向けて敷設されている。なお、感知器回線L1と火災感知器2の接続数は、P型火災受信機1の内部に設けられた電源トランス及び内蔵電源の容量によってあらかじめ決められるが、例えば感知器回線L1は一つの送受信回路3に対して20回線が接続され、各感知器回線L1には、最大で60個の火災感知器2が接続されるものとなっている。
火災感知器2は、火災を検出する検出部10と、各種情報を記憶する感知器記憶部12と、感知器回線L1が接続される感知器通信部11と、感知器全体を制御する感知器制御部13とを有している。
また、感知器通信部11が、送受信回路3の受信機通信部8から送信された後述する状態確認信号を受信すると、感知器記憶部12に記憶された自己のアドレス情報に対応して、所定のタイミングで状態応答信号を送信する。より詳しく述べると受信機制御部4は、火災感知器2の接続数に拘わらず、各送受信回路3を介して、感知器回線L1毎に、最大アドレス(60番)までの火災感知器2に対して状態確認信号を所定周期で送信する。このとき状態確認信号は、確認したい火災感知器2のアドレスが十五個ずつ関連づけられて、伝送パルス信号として信号伝送される。
P型火災受信機1は、複数の感知器回線L1を介して各火災感知器2と接続される送受信回路3と、受信機全体の動作を制御する受信機制御部4と、火災警報や火災が発生した地区の状態情報等を表示する表示部5と、各種操作を行う操作部6と、送受信回路3に接続された感知器回線L1の接続情報を記憶する受信機記憶部7とからなる。
続いて、本実施形態における火災報知設備100の設置時に関する説明をする。
P型火災受信機1は、設置される物件の規模に応じて、あらかじめ対応する回線数を設定して出荷される。その後、施工者によって火災感知器2や図示しない被制御装置と共に設置される。このとき、火災感知器2の感知器記憶部12には、工場出荷時に記憶された製造情報の他に、アドレス設定器によって個別のアドレス情報が設定される。このアドレス情報は、P型火災受信機1に近い方を基準とし、通常1から順に連番が設定され、火災受信機2の電源トランス又は内部電源の容量に応じて例えば最大60台が接続される。ただし、感知器回線L1が敷設される防護領域の広さによっては、60台接続する必要が無い場合もあるが、その場合においても接続される末端の感知器には、最大アドレスである60番目のアドレスが設定される。
その後火災報知設備100は、火災監視状態へと移行する。
続いて、本実施形態における火災報知設備100の火災検出動作に関する説明をする。
火災報知設備100が火災監視状態の際、防護領域で火災が発生すると、火災感知器2の検出部10が火災を検出し、感知器制御部13が感知器通信部11をスイッチング動作させて感知器回線L1間を略短絡させる。受信機通信部9が、感知器回線L1間の電圧低下を検出すると、判別部9はその電圧値を検出して火災判別処理によって火災かどうかを判別する。所定時間、検出された電圧値が所定の電圧値より低い場合、判別部9は火災が発生したと判別し、受信機制御部4に火災信号を出力する。火災信号を受信した受信機制御部4は、対応する表示部5のLEDを点滅表示すると共に、図示しない被制御装置等に起動信号を送信する。
続いて、本実施形態における火災報知設備100の断線監視に関する説明をする。
火災報知設備100が設置されたのち、受信機制御部4は、各送受信回路3に所定周期で断線監視としての状態確認命令を送信し、状態確認命令を受信した各送受信回路3は、各判別部9によって各受信機通信部8から状態確認信号を伝送パルス信号として送信する。各感知器通信部11が状態確認信号を受信すると、各火災感知器2の各感知器制御部13は、自己の感知器記憶部12に記憶されたアドレス情報に対応して、自己の状態応答信号を乗せた伝送パルス信号を各送受信回路3送信する。このとき、各感知器回線L1に断線が発生していなければ、各受信機通信部11は最大アドレスの状態応答信号を受信し、各受信機通信部11が最大アドレスの状態応答信号を受信すると、各判別部9は断線判別処理によって各感知器回線L1が正常であると判別し、引き続き火災監視状態となる。
続いて、本実施形態における火災報知設備100における製造情報の取得動作に関する説明をする。
防護領域に設置された火災感知器2に使用された部品に不具合が発見された場合、点検作業者が火災受信機1の操作部6を操作することで各感知器の製造情報を取得する。
点検作業者が火災受信機1の操作部6を操作すると、受信機制御部4から各判別部9に製造情報収集命令を出力する。製造情報収集命令を受信した各判別部9は、各受信機通信部8から各火災感知器2へ向けて製造情報収集信号を送信する。
また、火災報知設備100に送受信回路3が複数設けられる場合、各送受信回路3に設けられる各判別部9は、それぞれ独立して制御可能なものとなっている。そのため、受信機制御部4は、各判別部9に対して同時に製造情報収集命令を送信する。
なお、製造情報は部品に不具合が発見された場合など、必要に応じて収集されるため、常時収集する必要は無いが、収集する際は、製造情報の他に、火災感知器2に実装された部品の製造に関わる情報であるロット番号や、製造ライン等の各種情報が含まれているため、時間が掛かる場合がある。
Claims (3)
- 複数の感知器回線と、
上記複数の感知器回線に接続されて、各感知器回線単位の火災を検出するP型火災受信機と、
上記各感知器回線を介して、上記火災受信機と接続されて、スイッチング動作による火災信号を出力する複数の火災感知器と
を具備する火災報知設備において、
上記火災感知器は、上記火災受信機と信号伝送を行う通信手段と、
製造に関わる製造情報を記憶する記憶部とを有し、
上記火災受信機は、上記複数の感知器回線に接続された上記火災感知器と信号伝送を行う送受信手段と、
上記送受信手段を介して、上記各火災感知器に対して製造情報収集信号を送信し、また、上記製造情報収集信号に対応して、上記各火災感知器から送信される製造情報を受信して、上記各火災感知器の製造情報を収集する製造情報収集手段とを備えたことを特徴とする火災報知設備。 - 上記火災受信機は、上記送受信手段を複数備え、
上記製造情報収集手段は、上記各送受信手段に対して、同時に製造情報確認命令を送信し、上記製造情報確認命令を受信した各送受信手段は、接続された上記感知器回線一つずつ順番に上記製造情報収集信号を送信することを特徴とする請求項1記載の火災報知設備。 - 上記火災受信機は、所定周期で各感知器回線単位の断線を確認し、上記製造情報収集信号を上記送受信手段から送信させる操作手段を備え、上記操作手段が操作されると、上記所定周期で行われている断線監視を一時的に停止した後、上記製造情報収集信号を送信することを特徴とする請求項1又は2記載の火災報知設備。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020071648A (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | ホーチキ株式会社 | 火災報知設備 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003223686A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 火災報知システム、そのシステムを構成する火災感知器および火災受信機 |
JP2005122496A (ja) * | 2003-10-16 | 2005-05-12 | Nohmi Bosai Ltd | 火災報知設備および火災感知器 |
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2012
- 2012-03-28 JP JP2012074648A patent/JP5873746B2/ja active Active
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