JP2013205502A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バックライトを間欠点灯し1フレームの期間内に複数回の駆動走査を行う液晶表示装置において、表示画面を上下に分割して走査する際の表示品質の低下を防止する。
【解決手段】上下2つの表示領域1a,1bに分割された表示パネルと、表示パネルを照明する照明部2と、それぞれの表示領域において、映像信号の1フレーム期間よりも短い第1サブフレーム期間で映像信号を2分割した分割映像信号に対応した階調表示と、第1サブフレーム期間と異なる第2サブフレーム期間で分割映像信号に対応しない非階調表示とを制御する表示制御部16a,16bと、階調/非階調表示それぞれの周期に対応して照明部の点消灯を制御する照明制御部とを備え、表示制御部は、上表示領域に対して、上端から下端に向けて階調/非階調表示の走査動作を制御し、下表示領域に対して、下端から上端に向けて階調/非階調表示の走査動作を制御する液晶表示装置である。
【選択図】図1
【解決手段】上下2つの表示領域1a,1bに分割された表示パネルと、表示パネルを照明する照明部2と、それぞれの表示領域において、映像信号の1フレーム期間よりも短い第1サブフレーム期間で映像信号を2分割した分割映像信号に対応した階調表示と、第1サブフレーム期間と異なる第2サブフレーム期間で分割映像信号に対応しない非階調表示とを制御する表示制御部16a,16bと、階調/非階調表示それぞれの周期に対応して照明部の点消灯を制御する照明制御部とを備え、表示制御部は、上表示領域に対して、上端から下端に向けて階調/非階調表示の走査動作を制御し、下表示領域に対して、下端から上端に向けて階調/非階調表示の走査動作を制御する液晶表示装置である。
【選択図】図1
Description
本発明は液晶表示装置に関し、特に画像を2分割して表示する液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、コンピュータ、カーナビゲーションシステム、あるいはテレビ受信機等において画像を表示する表示パネルとして広く利用されている。
液晶表示装置に対しては大型化、表示画像の更なる高品質化が求められ、それと共に、高精細化が進められている。例えば、現在解像度としてXGA(1024×768)の表示パネルが広く使用されているが、より解像度の高いWXGA(1280×768)、UXGA(1600×1200)、WUXGA(1920×1200)などの規格が設けられている。
液晶表示装置に対しては大型化、表示画像の更なる高品質化が求められ、それと共に、高精細化が進められている。例えば、現在解像度としてXGA(1024×768)の表示パネルが広く使用されているが、より解像度の高いWXGA(1280×768)、UXGA(1600×1200)、WUXGA(1920×1200)などの規格が設けられている。
液晶表示装置の高精細化が進むにつれて、走査線数が増加するため所定時間内で走査することが困難となる場合がある。そこで、画面を上下2つの画面に分割して走査する方式を適用することが考えられる。
特許文献1に記載の発明では、液晶パネルの表示画面を上下等分に分割し、上画面と下画面のそれぞれを2ラインずつ同時かつ順次に選択する。または、上画面の上下それぞれを1ラインずつ同時かつ順次に選択し、下画面は奇数ラインより先に偶数ラインを選択して順次走査する。あるいは、上画面の上下それぞれを1ラインずつ同時かつ順次に選択し、下画面は奇数ラインより先に偶数ラインを選択して順次走査すると共に、各フレーム毎に上記奇数ラインと偶数ラインの選択を上下の画面で入れ換えるように構成している。
ところで、フィールドシーケンシャル方式でカラー画像を表示する場合は、1フレームをRGB画像を表示するための3つのサブフレームに分割し、それぞれのサブフレーム毎にバックライトを点灯する駆動が採用される。
また、立体表示、マルチビュー表示においても、1フレームを左右画像を表示するための2つのサブフレームに分割し、それぞれのサブフレーム毎にバックライトを点灯する駆動が採用される。
また、立体表示、マルチビュー表示においても、1フレームを左右画像を表示するための2つのサブフレームに分割し、それぞれのサブフレーム毎にバックライトを点灯する駆動が採用される。
このように複数の画像をサブフレーム毎に切り替えて表示し、それに対応してバックライトを点灯する方式では、1フレームの期間内に複数回の走査を行う必要があるため、表示期間が短くなることによる影響が顕在化する。
例えば、画面の上端に位置する画素と画面の下端に位置する画素とで表示期間が異なるため、最初に選択されるゲートラインに接続されている画素は表示期間が長いため輝度が高く、最後に選択されるゲートラインに接続されている画素は表示期間が短いため輝度が低くなる。従って、特に表示画面を上下に分割して走査する場合に、表示濃度の差が顕著となり表示品質が低下する。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、バックライトを間欠点灯し1フレームの期間内に複数回の駆動走査を行う液晶表示装置において、表示画面を上下に分割して走査する際の表示品質の低下を防止することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、複数の液晶画素をマトリクス状に配し上下2つの表示領域に分割された表示パネルと、前記表示パネルを照明する照明部と、前記それぞれの表示領域において、入力される映像信号の1フレーム期間よりも短い第1サブフレーム期間で前記映像信号を2分割した分割映像信号に対応した階調表示と、前記第1サブフレーム期間と異なる第2サブフレーム期間で前記分割映像信号に対応しない非階調表示とを制御する表示制御部と、前記階調表示及び非階調表示それぞれの周期に対応して前記照明部の点消灯を制御する照明制御部とを備え、前記表示制御部は、前記上表示領域に対しては、上端から下端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御し、前記下表示領域に対しては、下端から上端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御する液晶表示装置である。
また本発明の液晶表示装置は、複数の液晶画素をマトリクス状に配し上下2つの表示領域に分割された表示パネルと、前記表示パネルを照明する照明部と、前記それぞれの表示領域において、入力される映像信号の1フレーム期間よりも短い第1サブフレーム期間で前記映像信号を2分割した分割映像信号に対応した階調表示と、前記第1サブフレーム期間と異なる第2サブフレーム期間で前記分割映像信号に対応しない非階調表示とを制御する表示制御部と、前記階調表示及び非階調表示それぞれの周期に対応して前記照明部の点消灯を制御する照明制御部とを備え、前記表示制御部は、前記上表示領域に対しては、下端から上端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御し、前記下表示領域に対しては、上端から下端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御する液晶表示装置である。
図1は、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
液晶表示装置は、映像を表示する液晶表示パネル1、液晶表示パネル1を照明するバックライト2及び表示動作を制御するコントローラCNTで構成されている。
そして、液晶表示パネル1は、上下2画面に分割され、上画面である第1液晶表示パネル1a及び下画面である第2液晶表示パネル1bを備えている。バックライト2は、第1液晶表示パネル1a及び第2液晶表示パネル1bを同時に照明する。
液晶表示装置は、映像を表示する液晶表示パネル1、液晶表示パネル1を照明するバックライト2及び表示動作を制御するコントローラCNTで構成されている。
そして、液晶表示パネル1は、上下2画面に分割され、上画面である第1液晶表示パネル1a及び下画面である第2液晶表示パネル1bを備えている。バックライト2は、第1液晶表示パネル1a及び第2液晶表示パネル1bを同時に照明する。
液晶表示パネル1は一対の電極基板であるアレイ基板(不図示)および対向基板(不図示)間に液晶層を挟持した構造である。
OCBモードの液晶表示パネル1では、画素電極および共通電極上で互いに平行にラビングされた配向膜によって電源投入前において液晶分子はほとんど寝ているスプレイ配向になる。液晶表示パネル1は、電源投入に伴う初期化処理で印加する比較的強い電界によりこれら液晶分子をスプレイ配向からベンド配向に転移させてから表示動作を行う。
このようなOCBモードの液晶では、一旦ベンド配向に転移しても、スプレイ配向のエネルギとベンド配向のエネルギとが拮抗するレベル以下の電圧印加状態や電圧無印加状態が長期間続く場合に、再びスプレイ配向に逆転移してしまうという性質を有する。スプレイ配向では、視野角特性がベンド配向に対して大きく異なることから表示異常となる。
ベンド配向からスプレイ配向への逆転移を防止するため、例えば1フレームの画像を表示するフレーム期間の一部で逆転移を防止する程度に大きな電圧をOCB液晶に印加する駆動方式や、スプレイ配向のエネルギとベンド配向のエネルギとが拮抗するレベル以下の電圧を用いない駆動方式が知られている。ノーマリホワイトの液晶表示パネルでは、前者の駆動方式として、逆転移防止電圧として黒表示電圧を用いることで、逆転移を効果的に防止できると共に、動画の表示性能を向上することができ、黒挿入駆動と呼ばれる。
本実施の形態で使用する液晶層はOCBモードの液晶であり、ノーマリホワイトの表示動作のために予めスプレイ配向からベンド配向に転移され、周期的に黒表示となる電圧を印加する黒挿入駆動を採用することによりベンド配向からスプレイ配向への逆転移が阻止されている。
アレイ基板にはマトリクス状に配された複数の画素電極が設けられ、対向基板には光漏れを防止するブラックマトリクスと対向電極が設けられている。そして各画素電極および対向電極および液晶層とで各画素を構成する。
コントローラCNTはアレイ基板および対向基板を介して画素電極及び対向電極間の液晶層に液晶駆動電圧を印加し、発生した電界によって各画素の透過率を制御する。
コントローラCNTはアレイ基板および対向基板を介して画素電極及び対向電極間の液晶層に液晶駆動電圧を印加し、発生した電界によって各画素の透過率を制御する。
コントローラCNTは、ゲートドライバ11、ソースドライバ12、フレームメモリ13、映像信号変換部14、及び駆動制御部16を備えている。
そして、ゲートドライバ11は、第1液晶表示パネル1aに対応して設けられた第1ゲートドライバ11a、第2液晶表示パネル1bに対応して設けられた第2ゲートドライバ11bを備えている。ソースドライバ12は、第1液晶表示パネル1aに対応して設けられた第1ソースドライバ12a、第2液晶表示パネル1bに対応して設けられた第2ソースドライバ12bを備えている。
フレームメモリ13は、第1液晶表示パネル1aに対応して設けられた第1フレームメモリ13a、第2液晶表示パネル1bに対応して設けられた第2フレームメモリ13bを備えている。映像信号変換部14は、第1液晶表示パネル1aに対応して設けられた第1映像信号変換部14a、第2液晶表示パネル1bに対応して設けられた第2映像信号変換部14bを備えている。駆動制御部16は、第1液晶表示パネル1aに対応して設けられた第1駆動制御部16a、第2液晶表示パネル1bに対応して設けられた第2駆動制御部16bを備えている。
ゲートドライバ11は、行単位で複数の画素を選択するゲート線(不図示)を順次駆動する。選択された行単位の画素は、表示信号に対応する画素電圧が書込み可能な状態になる。ソースドライバ12は、選択された各行の画素に書込む画素電圧を複数のソース線(不図示)にそれぞれ出力する。
第1フレームメモリ13aは、デジタル映像信号から抽出した第1液晶表示パネル1aに表示する信号を保存する。第2フレームメモリ13bは、デジタル映像信号から抽出した第2液晶表示パネル1bに表示する信号を保存する。
第1及び第2映像信号変換部14a、14bは、それぞれ第1及び第2フレームメモリ13a、13bに格納されているデジタル映像信号から第1及び第2液晶表示パネル1a、1bに表示する信号を生成する。
第1及び第2映像信号変換部14a、14bは、それぞれ第1及び第2フレームメモリ13a、13bに格納されているデジタル映像信号から第1及び第2液晶表示パネル1a、1bに表示する信号を生成する。
第1及び第2駆動制御部16a、16bは、外部信号源(不図示)から入力される同期信号に基づいて第1及び第2映像信号変換部14a、14bの変換結果として得られた表示信号から画素電圧を生成してソース信号として順次出力する。また、第1及び第2駆動制御部16a、16bは、外部信号源から入力される同期信号に基づいてそれぞれ第1及び第2ゲートドライバ11a、11bに対する制御信号であるゲート信号を発生する。さらに第1駆動制御部16aは、外部信号源から入力される同期信号に基づいてバックライト2の点消灯を制御する信号を出力する。
続いて、液晶表示装置を従来の駆動方法で動作させたときに発生する表示品質の低下について説明する。
図2は、液晶表示パネルの解像度を示す図である。液晶表示パネル1の解像度をWUXGA(1920×1200)とし、上下2つの画面に分割する。従って、第1及び第2液晶表示パネル1a,1bのサイズはそれぞれ1920×600である。
図2は、液晶表示パネルの解像度を示す図である。液晶表示パネル1の解像度をWUXGA(1920×1200)とし、上下2つの画面に分割する。従って、第1及び第2液晶表示パネル1a,1bのサイズはそれぞれ1920×600である。
図3は、従来の駆動方法を示すタイムチャートである。この駆動方法は、OCBモード液晶を用いた高速走査型のデバイスで用いられている駆動方法でOCBIIIと呼ばれる。図1乃至図3を参照して従来の駆動方法を説明する。
図3では、1フレームは2つのサブフレームで構成されている。ここで、それぞれのサブフレームの期間を時間経過に従って第1期間、第2期間、・・・と称する。
図3では、1フレームは2つのサブフレームで構成されている。ここで、それぞれのサブフレームの期間を時間経過に従って第1期間、第2期間、・・・と称する。
第1期間において、映像信号としてデータAがコントローラCNTに入力される。データAの内、上画面に表示される映像信号が抽出されて、第1フレームメモリ13aに格納され第1映像信号変換部14aで変換される。データAの内、下画面に表示される映像信号が抽出されて、第2フレームメモリ13bに格納され第2映像信号変換部14bで変換される。
第2期間において、第1及び第2駆動制御部16a、16bは、黒書込み(黒挿入駆動)動作を実行する。即ち、第1駆動制御部16aは第1ゲートドライバ11aを制御してゲートラインを001本目から600本目まで順次選択させる。それと共に、第1ソースドライバ12aに対して黒信号を出力する。
第2駆動制御部16bも同時に、第2ゲートドライバ11bを制御してゲートラインを601本目から1200本目まで順次選択させ、それと共に、第2ソースドライバ12bに対して黒信号を出力する。
図3の「黒書込み」期間に示す黒い斜め線が、上述の黒書込みのための走査を表している。
第2駆動制御部16bも同時に、第2ゲートドライバ11bを制御してゲートラインを601本目から1200本目まで順次選択させ、それと共に、第2ソースドライバ12bに対して黒信号を出力する。
図3の「黒書込み」期間に示す黒い斜め線が、上述の黒書込みのための走査を表している。
黒書込みの終了に続いて第1及び第2駆動制御部16a、16bは、映像書込み動作を実行する。即ち、第1駆動制御部16aは第1ゲートドライバ11aを制御してゲートラインを001本目から600本目まで順次選択させる。それと共に、第1ソースドライバ12aに対して第1映像信号変換部14aが変換した上画面の映像信号を出力する。
第2駆動制御部16bも同時に、第2ゲートドライバ11bを制御してゲートラインを601本目から1200本目まで順次選択させ、それと共に、第2ソースドライバ12bに対して下画面の映像信号を出力する。
図3の「映像書込み」期間に示す黒い斜め線が、上述の映像書込みのための走査を表している。
第2駆動制御部16bも同時に、第2ゲートドライバ11bを制御してゲートラインを601本目から1200本目まで順次選択させ、それと共に、第2ソースドライバ12bに対して下画面の映像信号を出力する。
図3の「映像書込み」期間に示す黒い斜め線が、上述の映像書込みのための走査を表している。
映像書込みの終了に続いて第1駆動制御部16aは、バックライト点灯(HOLD)動作を実行する。なお、第2駆動制御部16bがバックライト2の点消灯動作を制御しても良い。
図3の「バックライト」の信号が立ち上がっている部分が、点灯を継続する状態を表している。
一方、第2期間においては、映像信号としてデータBがコントローラCNTに入力される。データBの内、上画面に表示される映像信号が抽出されて、第1フレームメモリ13aに格納され第1映像信号変換部14aで変換される。データBの内、下画面に表示される映像信号が抽出されて、第2フレームメモリ13bに格納され第2映像信号変換部14bで変換される。
このデータBの映像信号は、次の第3期間において使用される。この第3期間での動作は第2期間での動作と同様であるためその詳細の説明は省略する。
このデータBの映像信号は、次の第3期間において使用される。この第3期間での動作は第2期間での動作と同様であるためその詳細の説明は省略する。
次に、従来の駆動動作で表示品質の低下が発生する原因について説明する。
上述のように液晶表示パネル1の解像度をWUXGA(1920×1200)とし、1画面を2つに分割しているため、1つの画面のサイズは1920×600である。1つのフレームを60Hzで書き換える場合、書き換え期間は、1/60秒=16.7msである。ここで、マルチビュー表示では1フレームは2つのサブフレームで構成されているため、1サブフレームの書き換え期間は、16.7/2ms≒8.35msとなる。
一方、OCBIIIでこの表示を実現する場合は、例えば、1サブフレームの内の映像書込み期間に相当する時間で書き換える必要があるため、書き換え時間は更にこの値の1/3となり、約2.8ms以内で画面全体を走査する必要がある。
従って、ゲート線600本を走査する場合は、1本のゲート線を選択する期間は、最大2.8ms/600=約4.7μsと短くなるが、OCBモード液晶を使用することで各画素に対する書込み時間を確保することが可能である。
しかしながら、バックライトが点灯する「HOLD」期間では、分割された画面上部の画素と画面下部の画素とでは、表示期間に差が生じるために輝度が異なっている。
従って、ゲート線600本を走査する場合は、1本のゲート線を選択する期間は、最大2.8ms/600=約4.7μsと短くなるが、OCBモード液晶を使用することで各画素に対する書込み時間を確保することが可能である。
しかしながら、バックライトが点灯する「HOLD」期間では、分割された画面上部の画素と画面下部の画素とでは、表示期間に差が生じるために輝度が異なっている。
図4は、画素に電圧を印加したときの透過率の推移を模式的に示す図である。
図4(1)は、600本目のゲートラインに接続する画素の透過率の推移を示し、図4(2)は、601本目のゲートラインに接続する画素の透過率の推移を示している。即ち、図4(1)は、上画面の下端の画素の透過率の推移を示し、図4(2)は、下画面の上端の画素の透過率の推移を示している。
図4(1)は、600本目のゲートラインに接続する画素の透過率の推移を示し、図4(2)は、601本目のゲートラインに接続する画素の透過率の推移を示している。即ち、図4(1)は、上画面の下端の画素の透過率の推移を示し、図4(2)は、下画面の上端の画素の透過率の推移を示している。
現在時刻をTとすると、図4(1)では、画素に電圧が印加されてから時間ta経過しているのに対し、図4(2)では、画素に電圧が印加されてから時間taよりも短い時間tbしか経過していない。この結果、透過率に差が生じていることがわかる。
図5は、第1の実施の形態の駆動方法を示すタイムチャートである。
この駆動方法では、上画面では上端から下端に向けて走査し、下画面では下端から上端に向けて走査する。バックライトは、画面中央部の走査が完了した時点で点灯し、次のサブフレーム期間における黒書込み開始直前に消灯する。この駆動方法によれば、画面に大きな輝度変化をもつ部分が生じないため、表示品位の低下を防止することができる。
この駆動方法では、上画面では上端から下端に向けて走査し、下画面では下端から上端に向けて走査する。バックライトは、画面中央部の走査が完了した時点で点灯し、次のサブフレーム期間における黒書込み開始直前に消灯する。この駆動方法によれば、画面に大きな輝度変化をもつ部分が生じないため、表示品位の低下を防止することができる。
図6は、第1の実施の形態のバリエーションの駆動方法を示すタイムチャートである。
この駆動方法では、バックライトの点灯期間が図5に示す駆動方法と異なっている。即ち、画面中央部の走査が完了した時点から所定時間経過後にバックライトを点灯し、次のサブフレーム期間における画面中央部の黒書込みが開始する前に消灯する。
ここで、点灯タイミングは、中央部における画素の透過率が電圧印加後所定値に到達した以降の時間に設定する。消灯タイミングは、次のサブフレーム期間において黒輝度分布が悪化しない時間に設定する。なお、これらのタイミングの設定は中央部の走査が完了した時点から中央部の黒挿入が開始するまでの間で任意に設定することができる。
この駆動方法では、バックライトの点灯期間が図5に示す駆動方法と異なっている。即ち、画面中央部の走査が完了した時点から所定時間経過後にバックライトを点灯し、次のサブフレーム期間における画面中央部の黒書込みが開始する前に消灯する。
ここで、点灯タイミングは、中央部における画素の透過率が電圧印加後所定値に到達した以降の時間に設定する。消灯タイミングは、次のサブフレーム期間において黒輝度分布が悪化しない時間に設定する。なお、これらのタイミングの設定は中央部の走査が完了した時点から中央部の黒挿入が開始するまでの間で任意に設定することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、バックライトの走査方法が第1の実施の形態と異なっている。従って、第1の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明を省略する。
第2の実施の形態では、バックライトの走査方法が第1の実施の形態と異なっている。従って、第1の実施の形態と同一の部位には同一の符号を付してその詳細の説明を省略する。
図7は、第2の実施の形態の駆動方法を示すタイムチャートである。
この駆動方法では、上画面では下端から上端に向けて走査し、下画面では上端から下端に向けて走査する。バックライトは、映像書込み完了で点灯し、次のサブフレーム期間における黒書込み開始直前に消灯する。この駆動方法によれば、画面中央部分においては、画面に大きな輝度変化をもつ部分が生じず、さらに主として視認される画面中央部分において、正しいコントラスト特性が得られるため、表示品位の低下を防止することができる。
この駆動方法では、上画面では下端から上端に向けて走査し、下画面では上端から下端に向けて走査する。バックライトは、映像書込み完了で点灯し、次のサブフレーム期間における黒書込み開始直前に消灯する。この駆動方法によれば、画面中央部分においては、画面に大きな輝度変化をもつ部分が生じず、さらに主として視認される画面中央部分において、正しいコントラスト特性が得られるため、表示品位の低下を防止することができる。
図8は、第2の実施の形態のバリエーションの駆動方法を示すタイムチャートである。
この駆動方法では、バックライトの点灯期間が図7に示す駆動方法と異なっている。即ち、画面中央部における映像書込み完了から所定時間経過後にバックライトを点灯し、次のサブフレーム期間における画面中央部の黒書込み開始前に消灯する。
ここで点灯タイミングは、中央部における画素の透過率が電圧印加後所定値に到達した以降の時間で、かつ、このサブフレーム期間における黒輝度分布が悪化しない時間に設定する。消灯タイミングは、次のサブフレーム期間において黒書込みが開始されるまでの時間に設定する。なお、これらのタイミングの設定は中央部の映像書込みが完了した時点から中央部の黒挿入が開始するまでの間で任意に設定することができる。
この駆動方法では、バックライトの点灯期間が図7に示す駆動方法と異なっている。即ち、画面中央部における映像書込み完了から所定時間経過後にバックライトを点灯し、次のサブフレーム期間における画面中央部の黒書込み開始前に消灯する。
ここで点灯タイミングは、中央部における画素の透過率が電圧印加後所定値に到達した以降の時間で、かつ、このサブフレーム期間における黒輝度分布が悪化しない時間に設定する。消灯タイミングは、次のサブフレーム期間において黒書込みが開始されるまでの時間に設定する。なお、これらのタイミングの設定は中央部の映像書込みが完了した時点から中央部の黒挿入が開始するまでの間で任意に設定することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…液晶表示パネル、1a…第1液晶表示パネル、1b…第2液晶表示パネル、2…バックライト、11…ゲートドライバ、11a…第1ゲートドライバ、11b…第2ゲートドライバ、12…ソースドライバ、12a…第1ソースドライバ、12b…第2ソースドライバ、13…フレームメモリ、13a…第1フレームメモリ、13b…第2フレームメモリ、14…映像信号変換部、14a…第1映像信号変換部、14b…第2映像信号変換部、16…駆動制御部、16a…第1駆動制御部、16b…第2駆動制御部、CNT…コントローラ。
Claims (10)
- 複数の液晶画素をマトリクス状に配し上下2つの表示領域に分割された表示パネルと、
前記表示パネルを照明する照明部と、
前記それぞれの表示領域において、入力される映像信号の1フレーム期間よりも短い第1サブフレーム期間で前記映像信号を2分割した分割映像信号に対応した階調表示と、前記第1サブフレーム期間と異なる第2サブフレーム期間で前記分割映像信号に対応しない非階調表示とを制御する表示制御部と、
前記階調表示及び非階調表示それぞれの周期に対応して前記照明部の点消灯を制御する照明制御部とを備え、
前記表示制御部は、
前記上表示領域に対しては、上端から下端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御し、前記下表示領域に対しては、下端から上端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記サブフレーム期間は、1フレーム期間内に連続した期間であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶画素は、OCBモード液晶で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記照明制御部は、前記第1サブフレーム期間における前記階調表示のための走査が完了した以降、次のサブフレーム期間における前記非階調表示のための走査が開始されるまでの任意の期間に前記照明部を点灯状態に制御することを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 前記照明制御部は、前記第1サブフレーム期間における前記階調表示のための走査が完了した以降、次のサブフレーム期間における前記非階調表示のための走査が終了するまでの任意の期間に前記照明部を点灯状態に制御することを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
- 複数の液晶画素をマトリクス状に配し上下2つの表示領域に分割された表示パネルと、
前記表示パネルを照明する照明部と、
前記それぞれの表示領域において、入力される映像信号の1フレーム期間よりも短い第1サブフレーム期間で前記映像信号を2分割した分割映像信号に対応した階調表示と、前記第1サブフレーム期間と異なる第2サブフレーム期間で前記分割映像信号に対応しない非階調表示とを制御する表示制御部と、
前記階調表示及び非階調表示それぞれの周期に対応して前記照明部の点消灯を制御する照明制御部とを備え、
前記表示制御部は、
前記上表示領域に対しては、下端から上端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御し、前記下表示領域に対しては、上端から下端に向けて階調表示及び非階調表示のための走査動作を制御することを特徴とする液晶表示装置。 - 前記サブフレーム期間は、1フレーム期間内に連続した期間であることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶画素は、OCBモード液晶で構成されていることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
- 前記照明制御部は、前記第1サブフレーム期間における前記階調表示のための走査が完了した以降、次のサブフレーム期間における前記非階調表示のための走査が開始されるまでの任意の期間に前記照明部を点灯状態に制御することを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
- 前記照明制御部は、前記第1サブフレーム期間における前記階調表示のための走査が開始した以降、次のサブフレーム期間における前記非階調表示のための走査が開始されるまでの任意の期間に前記照明部を点灯状態に制御することを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
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