JP2013205234A - 欠陥検出装置 - Google Patents

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    • G01R31/52Testing for short-circuits, leakage current or ground faults

Abstract

【課題】基板上の配線の欠陥を適切に検出する。
【解決手段】赤外線カメラ4を、マザー基板1が載置されるアライメントステージ11を跨ぐように配置されたガントリー12の梁部12cに、アライメントステージ11上に載置されるマザー基板1の基板面に垂直な方向についての上記基板面に対する相対位置が一定になるように取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板上に形成された配線等の欠陥を検出する欠陥検出装置に関するものである。
従来、液晶パネル等の製造プロセスでは、透明基板上にTFT(薄膜トランジスタ)などの半導体素子や配線等を形成した後、半導体素子や配線等の短絡の有無を検査するアレイ検査が行われている。
通常、アレイ検査では、配線の端部にプローブを接触させ、配線両端における電気抵抗、または隣接する配線間の電気抵抗および電気容量を測定する導通検査を行うことにより短絡の有無が検査される。例えば、特許文献1には、電極に電流を供給するプローブ部と、配線に供給された電流を検出して欠陥の有無を判別するセンサー部とを備えた検査装置が開示されている。
しかしながら、このような導通検査だけでは、配線等の欠陥の有無を検出できたとしても、その欠陥の位置を特定することができない場合があり、欠陥の有無だけでなく欠陥の位置を特定する技術が求められている。
配線等の欠陥の位置を特定するための技術として、例えば特許文献2には、基板をライセンサで撮像することで基板の2次元画像を取得し、その2次元画像を画像処理することによって欠陥位置を特定することが記載されている。
また、特許文献3〜5には、検査対象の配線等に電流を流して赤外線カメラで撮影し、配線等の発熱を検出することにより短絡位置を特定する技術が開示されている。
特開2007−206641号公報(2007年8月16日公開) 特開2010−66236号公報(2010年3月25日公開) 特開平4−72552号公報(1992年3月6日公開) 特開平6−207914号公報(1994年7月26日公開) 特開平2−64594号公報(1990年3月5日公開)
ところで、撮像手段を用いた検査システムでは、撮像手段と検査対象物との距離が変化すると、位置測定精度がばらついてしまう。すなわち、撮像手段と検査対象物との距離が変化すると、撮像手段によって撮像される基板上の領域面積が変化する。一方で撮像手段における撮像素子の画素数は一定である。このため、撮像手段と検査対象物との距離が変化すると、画像の分解能(一画素あたりの検査対象物上の領域面積)が変化してしまい、位置測定精度がばらついてしまう。
このため、撮像手段を用いた検査システムでは、撮像手段の分解能を検出し、その検出結果に基づいて撮像手段と検査対象物との距離を調整する必要がある。
しかしながら、特許文献3〜5に開示されているような赤外線カメラを用いて検査を行う検査装置では、赤外線カメラの分解能を正確に求めるのが困難であるという問題がある。
すなわち、赤外線カメラでは撮像対象物から放射される赤外線を検出することで撮像対象物間の温度の違いのみを観察するので、分解能を求めるための基準物は、位置および大きさが予め判明しており、かつ温度が互いに異なる複数の物体(異なる複数の温度領域)である必要がある。ところが、それら各物体の間に温度の違いがあると各物体の熱はその温度差を解消するように移動するため、温度差の境界が不明瞭になる。このため、充分な精度の基準物を常時用意しておくのは困難であり、特許文献3〜5の技術では、常に充分な分解能を得ることが困難である。また、仮に充分な精度の基準物を用意しておくことができたとしても、撮像手段と検査対象物との距離の調整に時間がかかるので検査効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板上に形成された配線の欠陥の位置を容易かつ適切に検出することのできる欠陥検出装置を提供することにある。
本発明の欠陥検出装置は、基板上に形成された配線の欠陥を検出する欠陥検出装置であって、上記基板が載置されるステージと、上記基板における検査対象配線に電圧を印加する電圧印加部と、上記ステージを跨ぐように配置されたガントリーと、上記ガントリーにおける上記ステージ上に載置される基板の基板面に対向する位置に配置され、上記電圧印加部によって電圧が印加された上記検査対象配線を撮像する赤外線カメラとを備え、上記ガントリーは、上記ステージ上に載置される基板の基板面に平行な方向であるX方向に平行移動可能であり上記赤外線カメラは、上記ステージ上に載置される基板の基板面に垂直な方向であるZ方向についての上記基板面に対する相対位置が一定になるように上記ガントリーに取り付けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、電圧を印加した状態の検査対象配線を赤外線カメラで撮像することにより、欠陥箇所を容易に検出することができる。また、赤外線カメラの基板面に垂直な方向の位置を一定にすることにより、可視光波長領域の画像を撮像するカメラに比べて分解能の検出および検査対象物との距離の調整が難しい赤外線カメラを用いる構成であるにもかかわらず、位置測定精度のばらつきを抑制することができる。また、ガントリーが基板面に平行な方向に平行移動可能なので、赤外線カメラを基板における検査対象配線に応じた位置に容易に移動させることができる。すなわち、赤外線カメラの基板面に垂直な方向の位置を一定に保ちつつ、赤外線カメラを基板面に平行な方向に沿って平行移動させ、基板における検査対象箇所に応じた位置に移動させることができる。これにより、基板における検査対象箇所の欠陥を高精度に検出することができる。
また、上記赤外線カメラは、上記ステージ上に載置される基板の基板面に平行、かつ上記X方向と交差する方向であるY方向に平行移動可能な状態で上記ガントリーに取り付けられている構成としてもよい。
上記の構成によれば、赤外線カメラの基板面に垂直な方向の位置を一定に保ちつつ、赤外線カメラを基板面に平行なX方向およびY方向に沿って平行移動させ、基板における検査対象箇所に応じた位置に移動させることができる。これにより、基板における検査対象箇所の欠陥を高精度に検出することができる。
また、上記電圧印加部は、上記基板に設けられた接続端子に接触するプローブ針を備えたプローブ部を備えており、上記プローブ部は、上記プローブ針が上記ステージ上に載置される基板の上記接続端子に接触する位置と当該接続端子に対して離間する位置とに移動可能に備えられている構成としてもよい。
上記の構成によれば、検査対象とする基板に設けられた接続端子にプローブ針を接触させることにより、検査対象の配線に検査用の電圧を容易に印加することができる。
また、上記基板上には1または複数の基板回路が形成されており、上記接続端子は上記各基板回路の外縁部に設けられており、上記プローブ部は、上記各基板回路の外縁部の形状に応じた形状の開口部を有する枠部を備え、当該プローブ部のプローブ針が上記各基板回路のうち検査対象とする基板回路の上記接続端子に接触する位置に移動したときに、当該基板回路が上記開口部を介して露出する構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記基板回路が上記開口部を介して露出するので、当該基板回路の検査対象配線に電圧を印加した状態で上記赤外線カメラにより当該検査対象配線を容易に撮像することができる。
また、上記基板回路は、表示パネルに備えられる基板回路であり、多数の画素回路が配置された画素領域と、上記各画素回路を駆動するための周辺回路を有する周辺回路領域とを有し、上記プローブ部を、当該プローブ部のプローブ針が検査対象とする基板回路の上記接続端子に接触する位置に移動させたときに、上記画素領域および上記周辺回路領域の全域が上記開口部を介して露出する構成としてもよい。
上記の構成によれば、画素領域および周辺回路領域の両方について欠陥を検出することができる。
また、上記赤外線カメラは、上記プローブ部が、当該プローブ部の上記プローブ針が検査対象とする上記基板回路の接続端子に接触する位置に移動した状態において上記開口部の全域を一度の撮像処理で撮像可能である構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記開口部を介して露出する基板回路の全域を一度の撮像処理で撮像できるので、基板回路の全域を複数回に分けて撮像する場合に比べて、欠陥検出処理に要する処理時間を短縮することができる。
以上のように、本発明の欠陥検出装置によれば、基板における検査対象箇所の欠陥を高精度に検出することができる。
本発明の一実施形態にかかる欠陥検出装置の構成を模式的に示した斜視図である。 (a)は図1に示した欠陥検出装置を用いた欠陥検出処理の検査対象とする基板の構成を示す説明図であり、(b)は図1に示した欠陥検出装置に備えられるプローブ部の構成を示す説明図である。 図1に示した欠陥検出装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した欠陥検出装置における欠陥検出処理の流れを示すフローチャートである。 (a)〜(c)は図2(a)に示した基板に生じ得る欠陥の例を示す説明図である。 (a)は図1に示した欠陥検出装置を用いた欠陥検出処理の検査対象とする基板の構成を示す説明図であり、(b)は(a)に示した基板を赤外線カメラで撮像した結果を示す説明図であり、(c)は(a)に示した基板を光学顕微鏡で拡大した結果を示す説明図である。
本発明の一実施形態について説明する。
(1−1.欠陥検出装置100のハードウェア構成)
図1は本実施形態にかかる欠陥検出装置100の構成を模式的に示した斜視図である。この図に示すように、欠陥検出装置100は、基台10、アライメントステージ11、ガントリー12、マウント部15a,15b、プローブ部(電圧印加部)3、および赤外線カメラ4を備えている。
基台10上にはアライメントステージ(ステージ)11が設置されており、このアライメントステージ11上に検査対象物であるマザー基板(基板)1が載置されるようになっている。また、基台10におけるアライメントステージ11に対してY軸方向(アライメントステージ11におけるマザー基板1の載置面に平行な方向)の両側の位置には、X軸方向(アライメントステージ11におけるマザー基板1の載置面に平行、かつY軸方向と交差する方向)に延伸するガイドレール13a,13bがそれぞれ設けられている。
アライメントステージ11には、図示しない位置調整手段が設けられており、この位置調整手段により、当該アライメントステージ11上に載置されたマザー基板1の基板面がX軸方向およびY軸方向に平行になるように位置調整されるようになっている。なお、マザー基板1上には、液晶パネルに用いられるTFT基板(基板回路)2が複数形成されている(本実施形態では、1枚のマザー基板1上にX軸方向4枚×Y軸方向2枚のマトリクス状に配置された合計8枚のTFT基板2が形成されている)。
ガントリー12は、アライメントステージ11を跨いで互いに対向するように配置された2本の脚部12a,12bと、これら各脚部12a,12bの一端側同士を接続する梁部12cとを備えた門型形状を有している。また、脚部12a,12bの他端側はそれぞれ基台10に設けられたガイドレール13a,13bに取り付けられている。これにより、ガントリー12は、ガイドレール13a,13bに沿ってX軸方向に平行移動できるようになっている。
また、ガントリー12の梁部12cには、Y軸方向に延伸するガイドレール14が設けられており、このガイドレール14には赤外線カメラ4およびマウント部15a,15bが取り付けられている。赤外線カメラ4およびマウント部15a,15bは、ガイドレール14に沿ってY軸方向に移動可能である一方、Z軸方向(X軸方向およびY軸方向に直交する方向)についてはガントリー12に対する相対位置が常に一定になるようにガイドレール14に取り付けられている。したがって、赤外線カメラ4は、ガントリー12の移動によりX軸方向に平行移動可能であり、かつガイドレール14に沿ってY軸方向に移動可能である一方、Z軸方向の位置はガントリー12およびアライメントステージ11に対して一定にガントリー12に取り付けられている。すなわち、赤外線カメラ4は、X軸方向およびY軸方向に平行移動した場合であってもアライメントステージ11に載置された検査対象物であるTFT基板2との距離が常に一定になるようにガントリー12に取り付けられている。
また、マウント部15a,15bは、Z軸方向に延伸するガイドレール16a,16bを備えており、これらガイドレール16a,16bにプローブ部3に取り付けられたプローブ支持部17a,17bが取り付けられている。これにより、プローブ部3はガイドレール16a,16bに沿ってZ軸方向に平行移動可能になっている。
図2(a)は、マザー基板1に形成されている複数のTFT基板2のうちの1つの平面図である。この図に示すように、TFT基板2には、画素部(画素領域、表示部)21、画素部21の周囲に設けられた周辺回路部(駆動回路部、周辺回路領域)22、およびTFT基板2の周縁部に設けられたそれぞれ複数の接続端子からなる端子部23a〜23dが設けられている。画素部21には、複数の走査線(ゲートライン)と複数の信号線(データライン)とが互いに交差するように設けられており、各交点にTFT(薄膜トランジスタ、図示せず)からなるスイッチング素子が形成されている。また、周辺回路部22には、液晶パネルの駆動を行うための周辺回路や、各回路を接続する配線や補助容量配線などの配線が形成されている(いずれも図示せず)。また、TFT基板2の周縁部に設けられた端子部23a〜23dの各接続端子は、周辺回路部22または画素部21に備えられる配線または回路に電気的に接続されている。
図2(b)は、TFT基板2に設置された端子部23a〜23dと接続させてTFT2上の配線や回路に電圧を印加するためのプローブ部3の平面図である。
プローブ部3は、内縁部の形状が図2(a)に示したTFT基板2の外縁部に応じた形状である枠部を有している。すなわち、プローブ部3は、内側に開口部を有する枠部を有しており、検査対象のTFT基板2がこの枠部の開口部に収容されるようになっている。
また、プローブ部3の枠部における内縁部には、内側(開口部側)に向けて突出するプローブ針を備えたプローブ針部24a〜24dが設けられている。これら各プローブ針部24a〜24dに備えられる各プローブ針は、TFT基板2に設置された端子部23a〜23dの各接続端子に対応する位置に設けられている。
これにより、枠部の開口部に検査対象のTFT基板2を収容するようにプローブ部3を移動させると、プローブ針部24a〜24dに備えられる各プローブ針とTFT基板2の端子部23a〜23dの各接続端子とを接触する。また、TFT基板2を開口部に収容して各プローブ針と各接続端子とをさせた状態では、画素部21および周辺回路部22の上方がプローブ部3で覆われることなく露出する。
プローブ針部24a〜24dに備えられる各プローブ針は、スイッチングリレー(図示せず)を介して個別に後述する抵抗測定部37および電圧印加部36に接続されている。これにより、プローブ部3は、端子部23a〜23dに接続されている複数の配線のうちの所望の配線(1または複数の配線)に選択的に電圧を印加できるようになっている。また、プローブ部3は、端子部23a〜23dに接続されているそれぞれの配線の抵抗値および隣接する配線間の抵抗値などを測定することができるようになっている。
また、赤外線カメラ4とマウント部15a,15bとは、これら各部材の相対位置が一定になるように共通のガイドレール14に取り付けられており、ガイドレール14に沿って一体的に移動するようになっている。
また、赤外線カメラ4は、プローブ針部24a〜24dに備えられる各プローブ針とTFT基板2の端子部23a〜23dの各接続端子とを接触させた状態において、当該TFT基板2の画素部21および周辺回路部22における検査対象領域の全域を1度の撮像処理によって撮像できる位置に取り付けられている。すなわち、本実施形態では、赤外線カメラ4として、1度の撮像処理による撮像範囲にTFT基板2の画素部21および周辺回路部22のうち検査対象領域の全域が含まれる赤外線カメラを用いている。
ただし、これに限らず、1度の撮像処理による撮像範囲が検査対象領域のうちの一部に相当する赤外線カメラ4を用いるとともに、赤外線カメラ4がマウント部15a,15bに対してY軸方向およびX軸方向の少なくとも一方に相対的に移動可能な構成とし、検査対象領域を複数回の撮像処理によって撮像する構成としてもよい。
また、本実施形態では、赤外線カメラ4とマウント部15a,15bとを共通のガイドレール14に取り付けているが、これに限るものではなく、赤外線カメラ4とマウント部15a,15bとを取り付けるためのガイドレールを個別に設けてもよい。また、本実施形態では、赤外線カメラ4とマウント部15a,15bとを共通のガントリー12に取り付けているが、これに限るものではなく、赤外線カメラ4とマウント部15a,15bとを取り付けるためのガントリーを個別に設けてもよい。
(1−2.欠陥検出装置100の制御系の構成)
図3は欠陥検出装置100の機能構成を概略的に示したブロック図である。この図に示すように、欠陥検出装置100は、制御部31、データ記憶部32、ガントリー移動手段33、プローブ移動手段34、カメラ移動手段35、プローブ部3、および赤外線カメラ4を備えている。また、プローブ部3は、電圧印加部36および抵抗測定部37を備えている。また、制御部31は、位置制御部41、電圧制御部42、抵抗測定制御部43、欠陥判定部44、撮像制御部45、および欠陥位置特定部46を備えている。
ガントリー移動手段28は、モータやギア等(図示せず)によって構成されており、ガントリー12をガイドレール13a,13bに沿ってX軸方向に平行移動させる。
プローブ移動手段29は、モータやギア等(図示せず)によって構成されており、マウント部15a,15bをガントリー12の梁部12cに設けられたガイドレール14に沿ってY軸方向に移動させるとともに、プローブ支持部17a,17bをマウント部15a,15bに設けられたガイドレール16a,16bに沿ってZ軸方向に移動させる。これにより、プローブ部3はY軸方向およびZ軸方向に移動する。
カメラ移動手段30は、モータやギア等(図示せず)によって構成されており、赤外線カメラ4をガントリー12の梁部12cに設けられたガイドレール14に沿ってY軸方向に移動させる。なお、赤外線カメラ4とマウント部15a,15bとがガントリー12の梁部12cに設けられたガイドレール14に沿ってY軸方向に一体的に移動する構成とする場合には、カメラ移動手段30を省略し、その機能をプローブ移動手段29に兼ねさせてもよい。
電圧印加部36はプローブ部3に備えられており、プローブ針部24a〜24dに備えられる各プローブ針に対してスイッチングリレー(図示せず)を介して個別に接続されている。これにより、電圧印加部36は、各プローブ針に接続されている配線のうちの所望の1または複数の配線に選択的に電圧を印加できるようになっている。
抵抗測定部37はプローブ部3に備えられており、プローブ針部24a〜24dに備えられる各プローブ針に対してスイッチングリレー(図示せず)を介して個別に接続されている。これにより、抵抗測定部37は、各プローブ針に接続されている配線のうちの所望の配線の抵抗値、あるいは隣接する配線間の抵抗値を測定できるようになっている。
制御部31は、CPUや専用プロセッサなどの演算処理部、および、RAM、ROM、HDDなどの記憶部(いずれも図示せず)などにより構成されるコンピュータ装置であり、上記記憶部に記憶されている各種情報および各種制御を実施するためのプログラムを読み出して実行することで位置制御部41、電圧制御部42、抵抗測定制御部43、欠陥判定部44、撮像制御部45、および欠陥位置特定部46の機能を実行し、欠陥検出装置100の各部の動作を制御する。なお、制御部31は、ソフトウェアを用いて実現されるものに限らず、ハードウェアロジックによって構成されるものであってもよい。また、制御部31は、当該制御部31の処理の一部を行うハードウェアと当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うソフトウェアを実行する演算手段とを組み合わせたものであってもよい。
位置制御部41は、ガントリー移動手段33、プローブ移動手段34、およびカメラ移動手段35の動作を制御する。すなわち、位置制御部41は、ガントリー12のX軸方向への移動、プローブ部3および赤外線カメラ4のY軸方向への移動、およびプローブ部3のZ軸方向への移動を制御する。
電圧制御部42は、プローブ部3に備えられている電圧印加部36の動作を制御し、各プローブ針に接続されている配線のうちの所望の1または複数の配線に所望の電圧を選択的に印加させる。
抵抗測定制御部43は、プローブ部3に備えられている抵抗測定部37の動作を制御し、各プローブ針に接続されている配線のうちの所望の配線の抵抗値、あるいは隣接する配線間の抵抗値を測定させる。
欠陥判定部44は、抵抗測定部37による抵抗値の測定結果に基づいて欠陥の有無を判定する。
撮像制御部45は、赤外線カメラ(サーモビューア)4の動作を制御してTFT基板2の赤外線画像(サーモビューア画像)を撮像させる。
欠陥位置特定部46は、抵抗測定部37による抵抗値の測定結果、あるいは赤外線カメラ4が撮像した赤外線画像データに基づいて欠陥の位置を特定する。
データ記憶部32は、制御部31による欠陥検出装置100の制御に用いられる各種プログラム、抵抗測定部37による配線あるいは配線間の抵抗値の測定結果、赤外線カメラ38によって撮像された赤外線画像データなどを記憶する。
(1−3.欠陥検出装置100の動作)
次に、欠陥検出装置100による欠陥検出処理時の動作について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、アライメントステージ11上の所定の位置にマザー基板1を載置し、マザー基板1がX軸方向およびY軸方向に平行になるように位置調整(アライメント)を行う(S1)。位置調整のための機構および方法は特に限定されるものではなく、従来から公知の機構および方法を用いることができる。また、位置調整は自動で行ってもよく手動で行ってもよい。
次に、位置制御部41がガントリー移動手段33、プローブ移動手段34、およびカメラ移動手段35の動作を制御し、プローブ部3を検査対象とするTFT基板2に対応する位置に移動させてプローブ部3のプローブ針部24a〜24dに備えられる各プローブ針をTFT基板2の端子部23a〜23dに備えられる各接続端子と接触させる(S2)。
次に、電圧制御部42が電圧印加部36の動作を制御して検査対象とする配線または配線間に抵抗値検査用の電圧を印加させ(S3)、抵抗測定制御部43が抵抗測定部37の動作を制御して検査対象とする配線または配線間の抵抗値(電気抵抗値)を測定させる(S4)。
次に、欠陥判定部44が、S4の抵抗値測定結果に基づいて検査対象の配線または配線間の欠陥の有無を判定する(S5)。具体的には、欠陥判定部44は、S4の抵抗値測定結果と、データ記憶部32に予め記憶させている欠陥がない場合の当該配線または当該配線間の抵抗値とを比較し、両者の差が所定値未満の場合には欠陥なしと判定し、所定値以上の場合に欠陥ありと判定する。
図5(a)〜図5(c)は、画素部21に生じる欠陥部(配線短絡部)25の例を模式的に示した説明図である。
図5(a)は、配線X(例えば走査線)と配線Y(例えば信号線)とが交差するTFT基板において、当該交差部分において配線Xと配線Yとが短絡している欠陥部25の例を示している。この種の欠陥部25の有無および位置は、導通させるプローブ針を図2に示した端子部23aと端子部23dとの組または端子部23bと端子部23cとの組に切り替え、配線X1〜X10および配線Y1〜Y10に関して配線毎に配線間の抵抗値を測定することにより特定することができる。
図5(b)は、隣接する配線Xの配線間(例えば走査線同士、あるいは走査線と補助容量配線)が短絡した欠陥部25の例を示している。この種の欠陥部25の有無および位置は、導通させるプローブ針を、端子部23bの奇数番と23dの偶数番との組に切り替えて、配線X1〜X10の隣り合う配線間の抵抗値を測定することにより特定することができる。
図5(c)は、隣接する配線Yの配線間(例えば信号線同士)が短絡した欠陥部25の例を示している。この種の欠陥部25の有無および位置は、導通させるプローブ針を、端子部23aの奇数番と23cの偶数番との組に切り替えて、配線Y1〜Y10の隣り合う配線間の抵抗値を測定することにより特定することができる。
S5において欠陥があると判定した場合、欠陥判定部44は、当該欠陥に対応する配線あるいは配線間の抵抗値をデータ記憶部32に記憶させる(S6)。また、欠陥位置特定部46は、当該欠陥の位置を特定するために赤外線検査を行う必要があるか否かを判断する(S7)。
例えば、図5(a)に示した例のように、配線Xと配線Yとが交差する箇所において欠陥部25が生じている場合、S4において配線Xと配線Yのすべての組み合わせ毎に抵抗検査するのであれば、配線間の抵抗検査により配線X4と配線Y4とに異常が検出され、欠陥部25の位置を特定できる。したがって、その場合、欠陥位置特定部46は、赤外線検査は不要であると判断する。
しかしながら、配線Xと配線Yとの組み合わせ数は膨大であるため、配線Xと配線Yのすべての組み合わせについて抵抗値測定を行うのには長時間を要する。例えば、フルハイビジョン用液晶パネルの場合、配線Xが1080本、配線Yが1920なので、全組み合わせは約207万通りとなる。このため、全ての組み合わせについて抵抗検査をするとタクトが長時間となり、検査処理能力が大幅に低くなってしまうので現実的ではない。そこで、配線Xと配線Yとをそれぞれいくつかのグループに分け、グループ毎にまとめて抵抗検査をすることで抵抗検査回数を削減することが考えられる。例えば、全ての配線Xと、全ての配線Yとの間で抵抗検査を行えば、抵抗検査回数はわずか1回となる。ところが、複数の配線Xと複数の配線Yとの間で抵抗検査を行う場合、配線間の短絡の有無を検出することはできるが、短絡が生じている位置を特定することができない。このような場合、欠陥位置特定部46は、赤外線検査が必要であると判断する。
また、図5(b)および図5(c)のように、隣接する配線間において欠陥部25が生じている場合、一対の隣接する配線間、例えば、配線X3と配線X4との間に欠陥部25が有ることは特定できる。しかしながら、欠陥部25の配線の長さ方向についての位置を特定できない。このため、欠陥位置特定部46は、欠陥部25の位置を特定するために赤外線検査が必要であると判断する。
S7において赤外線検査が必要であると判断した場合、電圧制御部42が電圧印加部36の動作を制御して検査対象の配線あるいは配線間に赤外線検査用の電圧を印加するとともに(S8)、撮像制御部45が赤外線カメラ4の動作を制御してTFT基板2を撮像させ(S9)、撮像した赤外線画像データをデータ記憶部32に記憶させる。
赤外線検査用の電圧値は特に限定されるものではなく、検査対象の配線や回路の特性等を考慮して適宜設定すればよい。なお、赤外線検査用の電圧値をS4で測定した抵抗値の平方根に比例する電圧値に設定してもよい。この場合、単位時間当たりの発熱量を一定にすることができるので、基板の種類、基板上における欠陥部25の発生場所、欠陥部25の短絡原因等により、欠陥部25を含む短絡経路の抵抗値が大きく変動する場合であっても単位時間当たりの発熱量をこれらの要因にかかわらず一定にすることができる。
次に、欠陥位置特定部46が、赤外線画像データに基づいて欠陥の位置を特定し(S10)、特定した位置をデータ記憶部32に記憶させる(S11)。
図6(a)はTFT基板2の一部に存在する欠陥の位置Aを示す説明図であり、図6(b)はこの欠陥を含む領域を赤外線カメラ4によって撮像して取得した赤外線画像の例を示す説明図であり、図6(c)は上記欠陥を光学顕微鏡によって拡大して撮影した画像を示す説明図である。配線等に欠陥がある場合、当該欠陥において抵抗値が変化するため電圧を引加した場合に発熱が生じる。このため、図6(b)に示したように、配線に欠陥が存在する場合には当該配線に電圧を印加した状態で赤外線カメラを用いて撮像することにより、欠陥部の発熱を検出し、欠陥の位置を特定することができる。
また、S7において赤外線検査が不要であると判断した場合、すなわちS4の抵抗値測定結果を用いて欠陥位置を特定可能である場合、欠陥位置特定部46は、抵抗値測定結果に基づいて特定した欠陥位置をデータ記憶部32に記憶させる(S11)。
S5において欠陥がないと判断した場合、およびS11で欠陥の位置情報を記憶した後、制御部31は検査中のTFT基板2における検査対象とする全ての配線または配線間の検査が完了したか否かを判断する(S12)。
そして、S12において未検査の検査対象があると判断した場合、制御部31は、S3の処理に戻って次の配線または配線間の検査を行う。
一方、S12において全ての検査対象について検査が完了したと判断した場合、制御部31は、検査中のマザー基板1における全てのTFT基板2について検査が完了したか否かを判断する(S13)。
そして、未検査のTFT基板2がある場合にはS2の処理に戻り、次のTFT基板2に対する検査を行う。
一方、S13において全てのTFT基板2の検査が完了したと判断した場合、制御部31はそのマザー基板1に対する検査処理を終了する。
(1−4.欠陥検出装置100の作用効果)
以上のように、本実施形態にかかる欠陥検出装置100は、アライメントステージ11上に載置されたマザー基板1の基板面に平行な方向であるX軸方向に平行移動可能なガントリー12と、上記マザー基板1の基板面に垂直な方向であるZ軸方向についての上記基板面に対する相対位置が一定になるようにガントリー12に取り付けられた赤外線カメラ4とを備えており、この赤外線カメラ4を用いて、赤外線検査用の電圧が印加された検査対象配線を撮像する。
これにより、赤外線カメラ4の基板面に垂直な方向の位置を一定に保ちつつ、赤外線カメラ4を基板面に平行な方向に沿って平行移動させ、マザー基板1における検査対象箇所(検査対象のTFT基板2)に応じた位置に移動させることができる。したがって、マザー基板1における検査対象箇所(検査対象のTFT基板2)の欠陥を容易かつ高精度に検出することができる。
また、赤外線カメラ4は、アライメントステージ11上に載置されたマザー基板1の基板面に平行、かつ上記X軸方向と交差する方向であるY軸方向に平行移動可能な状態でガントリー12に取り付けられている。
したがって、赤外線カメラ4を、マザー基板1における検査対象箇所(検査対処のTFT基板2)に応じた位置に容易かつ適切に移動させることができる。
なお、本実施形態では、欠陥検出装置100により液晶パネルに備えられるTFT基板(基板回路)2の欠陥検出処理を行う場合について説明したが、欠陥検出処理の対象とする基板はこれに限るものではなく、基板上に配線が形成された基板回路であれば適用できる。例えば、プラズマディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示パネル、あるいは太陽電池パネル等に備えられる基板回路の配線の欠陥検出処理に適用することもできる。
また、本実施形態では、プローブ部3が1つのTFT基板2に対応する形状を有しており、その1つのTFT基板2に備えられる各接続端子に当該プローブ部3の各プローブ針を接触させる構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、プローブ部3の形状をアライメントステージ11上に載置された複数のTFT基板2に対応する形状とし、それら複数のTFT基板2に備えられる各接続端子に当該プローブ部3の各プローブ針を接触させる構成としてもよい。
また、本実施形態では赤外線カメラ4を1つのみ備えた構成について説明したが、複数の赤外線カメラ4を備え、それら複数の赤外線カメラ4によって検査対象領域を撮像するようにしてもよい。
また、本実施形態では赤外線カメラ4がアライメントステージ11に対してX軸方向およびY軸方向に平行移動可能な構成について説明したが、これに限るものではなく、少なくともアライメントステージ11(アライメントステージ11上に載置される検査対象基板)に対するZ軸方向の位置が一定であればよい。
例えば、赤外線カメラ4を、アライメントステージ11に対するX軸方向およびY軸方向の相対位置が移動しない固定部材にZ軸方向の位置が一定となるように取り付けてもよい。
また、赤外線カメラ4を、X軸方向に移動可能なガントリー12に対してY軸方向およびZ軸方向の位置が一定となるように固定してもよい。
また、赤外線カメラ4を、アライメントステージ11に対するX軸方向およびY軸方向の相対位置が移動しない固定部材に、Z軸方向の位置が一定となり、かつX軸方向およびY軸方向の少なくとも一方に平行移動可能な状態で取り付けてもよい。
また、欠陥検出装置100に、欠陥箇所を修正するためのレーザ照射装置を搭載してもよい。レーザ照射装置を搭載することにより、欠陥部の位置を特定した後、欠陥部にレーザを照射することで、欠陥部の検出処理と欠陥修正処理とを連続して行うことができる。なお、上記のレーザ照射装置の搭載方法は特に限定されるものではなく、レーザ照射部を欠陥部に応じた位置に移動させることのできる構成であればよい。例えば、上記のレーザ照射装置をガントリー12に搭載してもよく、ガントリー12とは異なる他の支持部材に搭載してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、基板上に形成された配線等の欠陥を検出する欠陥検出装置に適用できる。例えば、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル等の表示パネルや太陽電池パネル等の基板に形成された配線等の欠陥を検出する欠陥検出装置に適用できる。
1 マザー基板(基板)
2 TFT基板(基板回路)
3 プローブ部(電圧印加部)
4 赤外線カメラ
10 基台
11 アライメントステージ(ステージ)
12 ガントリー
12a,12b 脚部
12c 梁部
13a,13b ガイドレール
14 ガイドレール
15a,15b マウント部
16a,16b ガイドレール
17a,17b プローブ支持部
21 画素部(画素領域)
22 周辺回路部(駆動回路部、周辺回路領域)
23a〜23d 端子部
24a〜24d プローブ針部
25 欠陥部
28 ガントリー移動手段
29 プローブ移動手段
30 カメラ移動手段
31 制御部
32 データ記憶部
33 ガントリー移動手段
34 プローブ移動手段
35 カメラ移動手段
36 電圧印加部
37 抵抗測定部
38 赤外線カメラ
41 位置制御部
42 電圧制御部
43 抵抗測定制御部
44 欠陥判定部
45 撮像制御部
46 欠陥位置特定部
100 欠陥検出装置

Claims (6)

  1. 基板上に形成された配線の欠陥を検出する欠陥検出装置であって、
    上記基板が載置されるステージと、
    上記基板における検査対象配線に電圧を印加する電圧印加部と、
    上記ステージを跨ぐように配置されたガントリーと、
    上記ガントリーにおける上記ステージ上に載置される基板の基板面に対向する位置に配置され、上記電圧印加部によって電圧が印加された上記検査対象配線を撮像する赤外線カメラとを備え、
    上記ガントリーは、上記ステージ上に載置される基板の基板面に平行な方向であるX方向に平行移動可能であり
    上記赤外線カメラは、上記ステージ上に載置される基板の基板面に垂直な方向であるZ方向についての上記基板面に対する相対位置が一定になるように上記ガントリーに取り付けられていることを特徴とする欠陥検出装置。
  2. 上記赤外線カメラは、上記ステージ上に載置される基板の基板面に平行、かつ上記X方向と交差する方向であるY方向に平行移動可能な状態で上記ガントリーに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の欠陥検出装置。
  3. 上記電圧印加部は、上記基板に設けられた接続端子に接触するプローブ針を備えたプローブ部を備えており、
    上記プローブ部は、上記プローブ針が上記ステージ上に載置される基板の上記接続端子に接触する位置と当該接続端子に対して離間する位置とに移動可能に備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の欠陥検出装置。
  4. 上記基板上には1または複数の基板回路が形成されており、上記接続端子は上記各基板回路の外縁部に設けられており、
    上記プローブ部は、上記各基板回路の外縁部の形状に応じた形状の開口部を有する枠部を備え、当該プローブ部のプローブ針が上記各基板回路のうち検査対象とする基板回路の上記接続端子に接触する位置に移動したときに、当該基板回路が上記開口部を介して露出することを特徴とする請求項3に記載の欠陥検出装置。
  5. 上記基板回路は、表示パネルに備えられる基板回路であり、多数の画素回路が配置された画素領域と、上記画素領域の周囲に配置された周辺回路領域とを有し、
    上記プローブ部を、当該プローブ部のプローブ針が検査対象とする基板回路の上記接続端子に接触する位置に移動させたときに、上記画素領域および上記周辺回路領域の全域が上記開口部を介して露出することを特徴とする請求項4に記載の欠陥検出装置。
  6. 上記赤外線カメラは、上記プローブ部が、当該プローブ部の上記プローブ針が検査対象とする上記基板回路の接続端子に接触する位置に移動した状態において上記開口部の全域を一度の撮像処理で撮像可能であることを特徴とする請求項4または5に記載の欠陥検出装置。
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