JP2013204989A - 機器制御装置、空調設備およびプログラム - Google Patents

機器制御装置、空調設備およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】パッシブ系空調機器の動作をアクティブ系空調機器の動作と連携させることにより省エネルギー化を図ることができる。
【解決手段】機器制御システム1は、アクティブ系空調機器2と、パッシブ系空調機器3と、機器制御装置5とを備える。機器制御装置5は、記憶部と、通信部と、機器制御部とを備える。記憶部に記憶されている制御内容決定表では、アクティブ系空調機器2の動作に関する第1の動作情報およびパッシブ系空調機器3の動作に関する第2の動作情報の組み合わせとパッシブ系空調機器3の制御内容とが対応付けられている。通信部は、アクティブ系空調機器2の現在の動作に関する第1の動作情報が入力される。機器制御部は、通信部に入力された第1の動作情報およびパッシブ系空調機器3の現在の動作に関する第2の動作状態の組み合わせに対応付けられている制御内容に従ってパッシブ系空調機器3を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクティブ系空調機器およびパッシブ系空調機器とともに用いられて上記パッシブ系空調機器を制御する機器制御装置、空調設備およびプログラムに関する。
従来から、床下や屋根裏の空気を利用した空調が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されたシステムは、床下や屋根裏の空気をファンによって部屋に吹き出している。夏には床下から居室へ冷気を吹き出し、冬には屋根裏から部屋へ暖気を吹き出している。
特開2003−185207号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来のシステムは、部屋にエアコンが設置されている場合、エアコンの動作とは無関係に床下または屋根裏から部屋へ空気を吹き出すことになる。例えば、エアコンによって部屋の空気が冷やされているのに、部屋の空気よりも暖かい空気が床下から部屋へ取り入れられてしまう。このため、エアコンの動作効率が悪くなり、その結果、エアコンの消費エネルギーが大きくなることがあった。
本発明は上記の点に鑑みて為された発明であり、本発明の目的は、パッシブ系空調機器の動作をアクティブ系空調機器の動作と連携させることにより省エネルギー化を図ることができる機器制御装置、空調設備およびプログラムを提供することにある。
本発明の機器制御装置は、アクティブ系空調機器およびパッシブ系空調機器とともに用いられる機器制御装置であって、前記アクティブ系空調機器の動作に関する第1の動作情報および前記パッシブ系空調機器の動作に関する第2の動作情報の組み合わせと前記パッシブ系空調機器の制御内容とを対応付けて記憶する記憶部と、前記アクティブ系空調機器の現在の動作に関する前記第1の動作情報が入力される入力部と、前記入力部に入力された前記第1の動作情報および前記パッシブ系空調機器の現在の動作に関する前記第2の動作情報の組み合わせに対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記制御内容に従って前記パッシブ系空調機器を制御する機器制御部とを備えることを特徴とする。
この機器制御装置において、前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作開始であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作中である場合に、前記制御内容として、前記パッシブ系空調機器の運転を停止させる制御を記憶していることが好ましい。
この機器制御装置において、前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作開始であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作中である場合に、前記制御内容として、空調対象空間の室温と当該空調対象空間外の外気温との温度差の絶対値が第1のしきい値以下であるときに、前記パッシブ系空調機器の動作を停止させる制御を記憶していることが好ましい。
この機器制御装置において、前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作中であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作停止中である場合に、前記制御内容として、前記パッシブ系空調機器の動作開始要求が行われた際、前記アクティブ系空調機器が動作を停止した後に、前記パッシブ系空調機器の動作を開始させる制御を記憶していることが好ましい。
この機器制御装置において、前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作停止であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作停止中である場合に、前記制御内容として、空調対象空間の室温と当該空調対象空間外の外気温との温度差の絶対値が第2のしきい値以上であるときに、前記パッシブ系空調機器の動作を開始させる制御を記憶していることが好ましい。
本発明の空調設備は、前記機器制御装置と、前記機器制御装置に従って動作するパッシブ系空調機器とを備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータを、アクティブ系空調機器の動作に関する第1の動作情報およびパッシブ系空調機器の動作に関する第2の動作情報の組み合わせと前記パッシブ系空調機器の制御内容とを対応付けて記憶する記憶部、前記アクティブ系空調機器の現在の動作に関する前記第1の動作情報が入力される入力部、および、前記入力部に入力された前記第1の動作情報および前記パッシブ系空調機器の現在の動作に関する前記第2の動作状態の組み合わせに対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記制御内容に従って前記パッシブ系空調機器を制御する機器制御部として機能させるためのプログラムである。
本発明の機器制御装置、空調設備およびプログラムによれば、パッシブ系空調機器の動作をアクティブ系空調機器の動作と連携させることができるので、空調制御において電力消費の無駄を低減させることができ、省エネルギー化を図ることができる。
実施形態に係る機器制御システムの構成を示すシステム構成図である。 実施形態に係る機器制御装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る制御内容決定表を示す図である。 実施形態に係るコントローラの動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る機器制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る機器制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る機器制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る機器制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る機器制御装置の動作を示すフローチャートである。
本実施形態に係る機器制御システム1は、図1に示すように、アクティブ系空調機器2と、パッシブ系空調機器3と、コントローラ4と、機器制御装置5とを備えている。機器制御装置5とパッシブ系空調機器3とでパッシブ系の空調設備6を構成する。
アクティブ系空調機器2およびパッシブ系空調機器3は、いずれも空調対象空間(図示せず)の空気を冷やしたり、暖めたりすることを主目的とする機器であるが、機能について以下の点で異なっている。
まず、アクティブ系空調機器2は、例えばヒートポンプを利用したエアコンなどであり、エネルギーを消費して低温の空気から高温の空気へ熱を移動させる機能によって空調対象空間の温熱環境を変動させる機器である。アクティブ系空調機器2は、目標温度を設定する機能を有し、空調対象空間の温度が目標温度(設定温度)になるように空調対象空間の空気を冷やしたり、暖めたりすることができる。
一方、パッシブ系空調機器3は、例えば外気取り入れファン(床下ファン)などであり、異なる空間の温度差を利用して熱を移動させることによって空調対象空間の温熱環境を変動させる機器である。パッシブ系空調機器3は、目標温度を設定する機能を有しておらず、空調対象空間外から空調対象空間へ冷気を取り入れたり、暖気を取り入れたりする。これにより、空調対象空間の空気を冷やしたり、暖めたりすることができる。
本実施形態の機器制御システム1は、機器制御装置5において、後述の制御内容決定表7(図3参照)を参照し、アクティブ系空調機器2の現在の動作状態とパッシブ系空調機器3の現在の動作状態との組み合わせからパッシブ系空調機器3の制御内容を決定する。以下、機器制御システム1が戸建住宅(図示せず)に用いられる場合について説明するが、機器制御システム1は、戸建住宅に用いられる場合に限らず、集合住宅やオフィスなど他の建物に用いられてもよい。
まず、機器制御システム1が設置される戸建住宅について説明する。この戸建住宅には、屋外から床下へ給気するための給気口と、床下から居住空間(空調対象空間)へ給気するための給気口とが形成されている。居住空間は、例えば部屋・通路・階段などである。なお、戸建住宅には、居住空間から屋外へ排気するための排気口がさらに形成されていてもよい。
アクティブ系空調機器2は、戸建住宅の居住空間に設置されており、コントローラ4の指示またはリモコン21の操作によって、居住空間の空気を冷やしたり、暖めたりする。このアクティブ系空調機器2は、自己の動作状態の変化が発生するごとに、自己の動作状態の変化情報をコントローラ4に送信する。動作状態の変化としては、オフからオンへの状態変化やオンからオフへの状態変化、または、設定温度の変化などがある。なお、リモコン21は、アクティブ系空調機器2の付属機器として設けられている。このリモコン21は、例えば複数の操作ボタンなどの操作手段を有し、ユーザの操作によってアクティブ系空調機器2の設定温度が入力され、ユーザの操作に応じた設定内容を含む制御信号を赤外線信号でアクティブ系空調機器2へ送信する。
パッシブ系空調機器3は、戸建住宅の床下などに設置されており、機器制御装置5の制御(ユーザの操作、自動運転)に従って動作を開始したり停止したりする。パッシブ系空調機器3により、屋外の空気を床下に取り込み、さらに床下の空気を居住空間に取り入れることができる。夏には、屋外から床下に取り込まれた暖気が床下で冷やされ、冷気が居住空間に取り入れられる。例えば外気温が32℃、床下が23℃である場合、屋外で32℃の空気が床下で27℃程度に冷やされた状態で居住空間に取り入れられる。一方、冬には、屋外から床下に取り込まれた冷気が床下で暖められ、暖気が居住空間に取り入れられる。例えば外気温が0℃、床下が12℃である場合、屋外で0℃の空気が床下で14℃程度に暖められた状態で居住空間に取り入れられる。
コントローラ4は、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)およびメモリが搭載されたコンピュータ(マイクロコンピュータを含む)を主構成要素とし、アクティブ系空調機器2と、機器制御装置5とが接続されている。さらに、コントローラ4には、戸建住宅で使用される複数の電気機器(図示せず)が接続されている。電気機器としては、例えば、太陽光発電設備や蓄電装置などの電源設備、テレビや冷蔵庫などの家電機器がある。
コントローラ4は、アクティブ系空調機器2と空調設備6(パッシブ系空調機器3、機器制御装置5)と複数の電気機器とでHEMS(Home Energy Management System)ネットワークを構築し、アクティブ系空調機器2・空調設備6・複数の電気機器のそれぞれとの間で種々の情報を授受することができる。例えば、コントローラ4は、アクティブ系空調機器2の動作状態を表わす状態信号をアクティブ系空調機器2から受け取り、この状態信号を機器制御装置5に送信する。
機器制御装置5は、アクティブ系空調機器2およびパッシブ系空調機器3とともに用いられている状態で、パッシブ系空調機器3を制御する装置である。機器制御装置5は、コントローラ4が取得したアクティブ系空調機器2の状態を、状態そのもの、もしくは状態変化として受け止めて、後述の制御内容決定表7(図3参照)に従い、動作を決定する。この機器制御装置5は、図2に示すように、記憶部51と、通信部52と、機器制御部53と、床下温度センサ54と、室内温度センサ55と、センサインタフェース部56と、表示操作部57と、主制御部58とを備えている。機器制御装置5は、CPUおよびメモリが搭載されたコンピュータを主構成要素とする。
主制御部58は、コンピュータのCPUを主構成要素とし、機器制御装置5の各種の機能を実行する。特に、主制御部58は、機器制御部53に指示を与えてパッシブ系空調機器3の動作を制御させる。
床下温度センサ54は、床下に設置されており、外気温として床下温度を計測する。室内温度センサ55は、空調対象空間に設置されており、空調対象空間の室内温度(室温)を計測する。センサインタフェース部56には、床下温度センサ54と室内温度センサ55とが接続されている。センサインタフェース部56は、床下温度センサ54で計測された床下温度(外気温)を床下温度信号として床下温度センサ54から取得し、室内温度センサ55で計測された室内温度を室温信号として室内温度センサ55から取得する。
表示操作部57は、表示手段と操作手段とを備え、主制御部58の指示に従って、種々の情報を表示する。図1に示すように、表示操作部57は、センサインタフェース部56で取得された床下温度を表示する表示部571と、センサインタフェース部56で取得された室内温度を表示する表示部572とを備えている。また、表示操作部57は、パッシブ系空調機器3が自動運転であるか否かを表示する表示部573と、パッシブ系空調機器3の現在の運転状況を表示する表示部574とを備えている。
記憶部51は、種々のメモリで構成されており、各種の情報を記憶している。例えば、記憶部51は、図3に示す制御内容決定表7を記憶している。
制御内容決定表7では、第1の動作情報(図3の「アクティブ系空調機器の状態」)および第2の動作情報(図3の「パッシブ系空調機器の状態」)の組み合わせとパッシブ系空調機器3の制御内容(図3の「動作1」〜「動作8」)とが対応付けられている。第1の動作情報は、アクティブ系空調機器2の動作に関する情報である。アクティブ系空調機器2の動作状態としては、オフ状態と、オフからオンへの状態変化と、オン状態と、オンからオフへの状態変化とがある。第2の動作情報は、パッシブ系空調機器3の動作に関する情報である。パッシブ系空調機器3の動作状態としては、オフ状態と、オン状態とがある。
図3に示す制御内容決定表7の「動作1」〜「動作8」は、パッシブ系空調機器3の制御内容を示す。「動作1」〜「動作8」は、すべて異なる制御内容であってもよいし、一部同じ制御内容であってもよい。「動作1」〜「動作8」を設定することによって、システム全体として所望の動作を行うことができる。なお、必要に応じて「動作1」〜「動作8」のそれぞれを書き換えることができる。
通信部52は、コントローラ4と通信する機能を有しており、アクティブ系空調機器2の現在の動作に関する第1の動作情報がコントローラ4から入力される。
機器制御部53は、記憶部51に記憶されている制御内容決定表7を参照し、通信部52に入力された第1の動作情報およびパッシブ系空調機器3の現在の動作に関する第2の動作状態の組み合わせに対応付けられている制御内容を抽出する。制御内容を抽出した機器制御部53は、抽出した制御内容に従ってパッシブ系空調機器3を制御する。
次に、本実施形態に係る機器制御システム1におけるコントローラ4の動作について図4を用いて説明する。コントローラ4は、アクティブ系空調機器2の運転状態を監視している(S1)。アクティブ系空調機器2の運転状態を表わす状態信号を機器制御装置5に出力する(S2)。
続いて、機器制御装置5の動作について図5を用いて説明する。まず、機器制御装置5は、アクティブ系空調機器2の状態信号をコントローラ4から受信する(S11)。パッシブ系空調機器3がオン状態であるかオフ状態であるかを判断する(S12)。パッシブ系空調機器3がオン状態である場合、機器制御装置5は、制御内容決定表7を参照し、パッシブ系空調機器3がオン状態であってアクティブ系空調機器2の動作状態から、パッシブ系空調機器3の制御内容を決定する(S13)。パッシブ系空調機器3がオフ状態である場合、機器制御装置5は、制御内容決定表7を参照し、パッシブ系空調機器3がオフ状態であってアクティブ系空調機器2の動作状態から、パッシブ系空調機器3の制御内容を決定する(S14)。
ところで、パッシブ系空調機器3が動作しているときにアクティブ系空調機器2が動作を開始した場合、機器制御部53は、パッシブ系空調機器3の運転を停止させることが好ましい。すなわち、機器制御部53は、アクティブ系空調機器2が動作を開始した際にパッシブ系空調機器3がオン状態であると判断した場合、パッシブ系空調機器3をオンからオフにする。図3に示す制御内容決定表7では、「動作2」が「オフ」となる。
また、上記の場合、機器制御部53は、直ちにパッシブ系空調機器3の運転を停止させるのではなく、空調対象空間の室温と空調対象空間外の外気温との温度差の絶対値が第1のしきい値以下であるときに、パッシブ系空調機器3の動作を停止させてもよい。以下、このときの動作について、図6,7を用いて説明する。
まず、図6において、アクティブ系空調機器2がオフからオンに切り替わった際に、機器制御部53は、制御内容決定表7の「動作2」において、自動停止温度パラメータを初期値T1(例えば1℃)からT2(例えば2℃)へ変更する(S21)。
これ以降、機器制御部53は、制御内容決定表7の「動作3」(アクティブ系空調機器2がオン、パッシブ系空調機器3がオン)の制御内容に従ってパッシブ系空調機器3を制御する。自動停止温度パラメータがT1からT2へ変更されているので(図6参照)、図7に示すように、アクティブ系空調機器2がオフからオンになった時点の室内温度(室温)と床下温度(外気温)との温度差の絶対値が自動停止温度パラメータT2以上(例えば3℃)であれば(S31の「YES」)、機器制御部53はパッシブ系空調機器3の動作(オン状態)を継続させる(S32)。一方、上記温度差の絶対値が自動停止温度パラメータT2未満(例えば1.5℃)である場合(S31の「NO」)、機器制御部53はパッシブ系空調機器3を動作停止(オフ)にする(S33)。通常、温度差が1℃以上あれば、パッシブ系空調機器3は動作を継続するのに対して、温度差が2℃以下になったら、パッシブ系空調機器3は動作を停止する。
さらに、図2に示す機器制御部53は、アクティブ系空調機器2が動作中であるときにパッシブ系空調機器3の動作開始を決定した場合、アクティブ系空調機器2が動作を停止した後に、パッシブ系空調機器3の動作を開始させることが好ましい。すなわち、アクティブ系空調機器2が動作している間に手動あるいは自動運転によりパッシブ系空調機器3の動作開始を決定した場合、機器制御部53は、パッシブ系空調機器3のオン動作を規制し、パッシブ系空調機器3の運転を停止させたままにする。
なお、上記の場合に、アクティブ系空調機器2が動作を停止する前に、パッシブ系空調機器3の動作を開始させると、室内温度(室温)と床下温度(外気温)との温度差の絶対値が自動停止温度パラメータT2未満になるまで、パッシブ系空調機器3は動作(オン状態)を維持することになる。したがって、このことをユーザに通知するために、例えば「エアコンがオンしていますので、ファン運転をやめませんか?」というような音声ガイダンスを流す。この場合、音声ガイダンスを報知した後、ユーザは、再度、パッシブ系空調機器3の運転釦を押下することで音声ガイダンスの報知を実施し、何も操作しないか停止釦を押下することで動作を開始しないようにすることができる。
また、アクティブ系空調機器2が動作を停止した場合、機器制御部53は、空調対象空間の室温と空調対象空間外の外気温との温度差の絶対値が第2のしきい値以上になった後に、パッシブ系空調機器3の動作を開始させることが好ましい。
まず、図8において、アクティブ系空調機器2がオンからオフに切り替わった際に、機器制御部53は、制御内容決定表7の「動作8」において、自動停止温度パラメータをT2からT1へ変更する(S41)。この場合、制御内容決定表7の「動作5」の制御内容は、室内温度(室温)と床下温度(外気温)との温度差の絶対値に応じてパッシブ系空調機器3の運転を自動的に開始させることになる。温度差を考慮して運転を開始することができる。したがって、室内温度と床下温度との温度差の絶対値が自動停止温度パラメータT1以上であれば(S51の「YES」)、機器制御部53はパッシブ系空調機器3をオンにする(S52)。一方、上記温度差の絶対値が自動停止温度パラメータT1未満である場合(S51の「NO」)、パッシブ系空調機器3はオフ状態のままである(S53)。
なお、制御内容決定表7の「動作6」の制御内容としては、自動停止温度パラメータをT1からT2にし、「動作7」の制御内容としては、パッシブ系空調機器3の動作停止中(オフ)を継続させることが好ましい。
ところで、記憶部51は、機器制御装置(コンピュータ)5が各種の機能を実行するためのプログラムを格納している。すなわち、記憶部51は、機器制御装置5を記憶部51、通信部52、機器制御部53、床下温度センサ54、室内温度センサ55、センサインタフェース部56、表示操作部57および主制御部58として機能させるためのプログラムを格納している。上記プログラムは、機器制御装置5の出荷時に記憶部51に予め格納されている。ただし、機器制御装置5が上記プログラムを出荷後に取得する場合、機器制御装置5が上記プログラムを取得する手法の一例としては、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いる手法がある。記録媒体を用いる手法の場合、機器制御装置5は、記録媒体のデータを読み取るための読取装置(図示せず)を備えていればよい。記録媒体としては、例えば光ディスク(CD−ROM、DVD−ROM)やメモリカードなどがある。読取装置としては、光ディスクの情報を読み出すドライブ装置や、メモリカードの情報を読み出すメモリカードリーダなどがある。また、機器制御装置5が上記プログラムを取得する他の手法としては、ネットワークを用いて上記プログラムを他の装置(例えばサーバ)からダウンロードする手法がある。上記プログラムをダウンロードする手法の場合、機器制御装置5は、ネットワークを用いて他の装置と通信するための通信機能(図示せず)を有していればよい。
以上説明した本実施形態の機器制御システム1では、機器制御装置5の機器制御部53において、アクティブ系空調機器2の現在の動作情報およびパッシブ系空調機器3の現在の動作情報に対応付けられた制御内容に従ってパッシブ系空調機器3の動作を制御する。これにより、パッシブ系空調機器3の動作をアクティブ系空調機器2の動作に連携させることができるので、空調制御において電力消費の無駄を低減させることができ、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態の機器制御システム1では、パッシブ系空調機器3が動作しているときにアクティブ系空調機器2が動作を開始した場合、機器制御部53がパッシブ系空調機器3を停止させる。これにより、アクティブ系空調機器2の動作の無駄をなくすことができる。
一方、パッシブ系空調機器3が動作しているときにアクティブ系空調機器2が動作を開始した場合、空調対象空間の室温と空調対象空間外の外気温との温度差が第1のしきい値以下であると、機器制御部53がパッシブ系空調機器3の動作を停止させることもできる。これにより、パッシブ系空調機器3とアクティブ系空調機器2との併用が有効であるまで、パッシブ系空調機器3の動作停止のタイミングを延ばすことによって、アクティブ系空調機器2の運転効率を高めることができる。
また、本実施形態の機器制御システム1は、機器制御部53において、アクティブ系空調機器2が動作中であるときにパッシブ系空調機器3の動作開始を決定した場合、アクティブ系空調機器2が動作を停止した後に、パッシブ系空調機器3の動作を開始させる。これにより、パッシブ系空調機器3の動作開始によるアクティブ系空調機器2の動作の無駄を省くことができる。
さらに、本実施形態の機器制御システム1では、アクティブ系空調機器2が動作を停止した際に、室温と外気温との温度差が第2のしきい値以上であると、機器制御部53がパッシブ系空調機器3の動作を開始させる。これにより、宅内環境の著しい悪化を緩和することができる。特にデマンド制御等による使用電力削減によって強制的に消費電力の高いアクティブ系空調機器2の動作を余儀なく停止された場合に有効である。
なお、本実施形態においてコントローラ4を介してアクティブ系空調機器2の動作状態を機器制御装置5へ伝える形にしているのは、コントローラ4への他の電気機器の接続を配慮したためである。アクティブ系空調機器2と機器制御装置5とが直接接続されていても問題はない。
また、本実施形態では、屋外からの空気を床下に取り込む場合について説明したが、屋外からの空気を天井裏に取り込み、天井裏から居住空間に取り入れるようにしてもよい。特に暖房運転の場合に効果的である。
さらに、機器制御装置5は、パッシブ系空調機器3と別体に設けられていてもよいし、一体に設けられていてもよい。
1 機器制御システム
2 アクティブ系空調機器
3 パッシブ系空調機器
5 機器制御装置
51 記憶部
52 通信部(入力部)
53 機器制御部
6 空調設備
7 制御内容決定表

Claims (7)

  1. アクティブ系空調機器およびパッシブ系空調機器とともに用いられる機器制御装置であって、
    前記アクティブ系空調機器の動作に関する第1の動作情報および前記パッシブ系空調機器の動作に関する第2の動作情報の組み合わせと前記パッシブ系空調機器の制御内容とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記アクティブ系空調機器の現在の動作に関する前記第1の動作情報が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された前記第1の動作情報および前記パッシブ系空調機器の現在の動作に関する前記第2の動作情報の組み合わせに対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記制御内容に従って前記パッシブ系空調機器を制御する機器制御部と
    を備えることを特徴とする機器制御装置。
  2. 前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作開始であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作中である場合に、前記制御内容として、前記パッシブ系空調機器の運転を停止させる制御を記憶していることを特徴とする請求項1記載の機器制御装置。
  3. 前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作開始であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作中である場合に、前記制御内容として、空調対象空間の室温と当該空調対象空間外の外気温との温度差の絶対値が第1のしきい値以下であるときに、前記パッシブ系空調機器の動作を停止させる制御を記憶していることを特徴とする請求項1記載の機器制御装置。
  4. 前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作中であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作停止中である場合に、前記制御内容として、前記パッシブ系空調機器の動作開始要求が行われた際、前記アクティブ系空調機器が動作を停止した後に、前記パッシブ系空調機器の動作を開始させる制御を記憶していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器制御装置。
  5. 前記記憶部は、前記第1の動作情報が前記アクティブ系空調機器の動作停止であり、前記第2の動作情報が前記パッシブ系空調機器の動作停止中である場合に、前記制御内容として、空調対象空間の室温と当該空調対象空間外の外気温との温度差の絶対値が第2のしきい値以上であるときに、前記パッシブ系空調機器の動作を開始させる制御を記憶していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機器制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の機器制御装置と、
    前記機器制御装置に従って動作するパッシブ系空調機器と
    を備えることを特徴とする空調設備。
  7. コンピュータを、
    アクティブ系空調機器の動作に関する第1の動作情報およびパッシブ系空調機器の動作に関する第2の動作情報の組み合わせと前記パッシブ系空調機器の制御内容とを対応付けて記憶する記憶部、
    前記アクティブ系空調機器の現在の動作に関する前記第1の動作情報が入力される入力部、および、
    前記入力部に入力された前記第1の動作情報および前記パッシブ系空調機器の現在の動作に関する前記第2の動作状態の組み合わせに対応付けられて前記記憶部に記憶されている前記制御内容に従って前記パッシブ系空調機器を制御する機器制御部
    として機能させるためのプログラム。
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