JP2013204517A - 可変流量オイルポンプを備えたエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに吐出量が異なるメインポンプ部及びサブポンプ部を具備する可変流量オイルポンプを備えたエンジンにおいて、各ポンプ部の吐出オイルをリリーフ可能とする油圧調整回路の設計の容易化を図る。
【解決手段】油路切り替えバルブ51からサブオイルポンプ37へ延びるサブリリーフ通路74と、サブリリーフ通路74とは別に油路切り替えバルブ51からメインオイルポンプ36へ延びるメインリリーフ通路73と、サブ吐出通路72に設けられてメイン吐出通路71側から油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75とを備え、油路切り替えバルブ51が、メインオイルポンプ36用のメイン調圧室53fと、サブオイルポンプ37用のサブ調圧室53dと、メイン調圧室53f及びサブ調圧室53d間を仕切るスプールバルブ53とを有する。
【選択図】図15

Description

本発明は、自動二輪車等の小型車両に好適な可変流量オイルポンプを備えたエンジンに関する。
従来、互いに吐出量が異なるメインポンプ部及びサブポンプ部を有する可変流量オイルポンプと、前記メインポンプ部及びサブポンプ部から油圧供給先への供給油圧を調整する油圧調整弁とを具備する可変流量オイルポンプを備えたエンジンがある(例えば、特許文献1参照)。
これは、エンジンの低回転時には、メインポンプ部の吐出量がメイン吐出通路を介して油圧供給先に供給されると共に、サブポンプ部の吐出量が油圧調整弁を有するサブ吐出通路を介してメイン吐出通路の油圧に合流して油圧供給先に供給される。油圧調整弁は、メイン吐出通路(メインポンプ部)の油圧の上昇に伴い作動し、エンジンの高回転時(メイン吐出通路の油圧上昇時)には、サブ吐出通路(サブポンプ部)の油圧が油圧調整弁からリリーフ通路に導かれてポンプ吸入側に戻されると共に、メイン吐出通路の油圧の一部がサブ吐出通路の合流部からサブ吐出通路における油圧調整弁よりも下流側の部位を逆流し、油圧調整弁からリリーフ通路に導かれてポンプ吸入側に戻される。
登録実用新案第2598994号公報
上記従来技術のように、吐出量が油圧調整弁の作動により調整される状態においては、設計に基づく必要なオイル量に見合った吐出量を維持するべく、メイン吐出通路及びサブ吐出通路から油圧を良好にリリーフできるようにしなければならない。
しかし、メインポンプ部及びサブポンプ部における高低差のある二種類の吐出量を油圧調整弁内にて合流させ、これを単一のリリーフ通路からリリーフする構成においては、油圧調整弁に流入するメインポンプ部及びサブポンプ部の高低吐出量のバランスを考慮しなければならず、油圧調整回路の設計が複雑になるという課題がある。
そこで本発明は、互いに吐出量が異なるメインポンプ部及びサブポンプ部を具備する可変流量オイルポンプを備えたエンジンにおいて、各ポンプ部の吐出オイルをリリーフ可能とする油圧調整回路の設計の容易化を図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、互いに吐出量が異なるメインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)と、前記メインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)から油圧供給先への供給油圧を調整する油圧調整弁(51)とを具備する可変流量オイルポンプ(31,131)を備えたエンジン(13)において、前記メインポンプ部(36)から延びるメイン吐出通路(71)と、前記サブポンプ部(37)から延びて前記油圧調整弁(51)を介して前記メイン吐出通路(71)に合流するサブ吐出通路(72)と、前記油圧調整弁(51)から前記サブポンプ部(37)の吸入側へ延びるサブリリーフ通路(74)と、前記サブリリーフ通路(74)とは別に前記油圧調整弁(51)から前記メインポンプ部(36)の吸入側へ延びるメインリリーフ通路(73)と、前記サブ吐出通路(72)における前記油圧調整弁(51)よりも下流側に設けられて前記メイン吐出通路(71)側から前記油圧調整弁(51)側へのオイルの流れを遮断する逆止弁(75)とを備え、前記油圧調整弁(51)が、前記メインポンプ部(36)の吐出量調整用のメイン調圧室(53f)と、前記サブポンプ部(37)の吐出量調整用のサブ調圧室(53d)と、前記メイン調圧室(53f)及びサブ調圧室(53d)の間を油密に仕切る弁体(53)とを有することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記メインポンプ部(36)の吐出量に対して前記サブポンプ部(37)の吐出量が大きいことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、当該エンジンが内燃機関であって、前記メインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)が当該エンジンの動力により駆動することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記メインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)が、共通の駆動軸(32)で駆動されると共に、該駆動軸(32)上に個別に並んで配置されて、一体のポンプ組立体(49,149)を構成することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記逆止弁(75)が、前記ポンプ組立体(49,149)に形成された前記サブ吐出通路(72)に設けられることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記逆止弁(75)が、前記ポンプ組立体(49,149)を構成する複数の部材(38b,38d,138,138b)の間にて挟持されることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記逆止弁(75)の作動軸方向が、前記油圧調整弁(51)の作動軸方向と平行に配置されることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記油圧調整弁(51)の作動軸方向と前記可変流量オイルポンプ(131)の駆動軸方向とが互いに直交するように配置されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、メインポンプ部及びサブポンプ部における高低差のある二種類の吐出圧を油圧調整弁からリリーフする際、これら各吐出圧が油圧調整弁内で合流することなく、それぞれ専用のリリーフ通路からポンプ吸入側へリリーフされる。また、サブ吐出通路にはメイン吐出通路側から油圧調整弁側へのオイルの流れを遮断する逆止弁を有することで、サブポンプ部の全油圧をリリーフする際にもメインポンプ部の油圧がサブ吐出通路を逆流することもない。これにより、メイン吐出通路の油圧をサブリリーフ通路から独立してリリーフ可能となり、油圧調整弁内の油圧計算が容易になり、ひいては油圧調整回路の設計の容易化を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、各ポンプ部の運転状態によって両ポンプ部から吐出されたオイルがともにメイン吐出通路に供給される状態があるが、この場合にメイン吐出通路への供給を行うサブポンプ部の吐出量をメインポンプ部の吐出量よりも大きくしたので、サブポンプ部から吐出されたオイルにより逆止弁が開弁されて該オイルを良好にメイン吐出通路側に流通させることができる。また、メインポンプ部の吐出量が増加してメイン吐出通路への供給量が満たされた場合には、サブポンプ部の運転を停止しても逆止弁によってメイン吐出通路からのオイルの逆流を防止できる。このように、吐出量が大きい方のサブポンプ部からの吐出オイルの流通、およびメイン吐出通路からの逆流防止を可能にして、所定運転状況下でサブポンプ部の停止を可能としたので、所定運転におけるポンプ駆動力の低減効果を大きくすることができる。
請求項3に記載した発明によれば、特定運転下でのポンプ駆動力の低減により内燃機関の燃費向上に寄与できる。
請求項4に記載した発明によれば、両ポンプ部の駆動機構を共通にして簡素化を図ると共に、一体のポンプ組立体とすることでその小型化を図ることができる。
請求項5に記載した発明によれば、逆止弁をポンプ組立体に設けることで、逆止弁を追加する場合でもエンジン側の大きな設計変更を伴わず、ポンプ組立体のみの小変更で対応できる。
請求項6に記載した発明によれば、逆止弁をポンプ組立体の複数の部材間に挟持することで、特別な取り付け部材を不要としながらポンプ構成部材を利用して逆止弁を設けることができる。
請求項7に記載した発明によれば、逆止弁及び調整弁の軸方向を合わせることで、可変流量オイルポンプの小型化を図ることができる。
請求項8に記載した発明によれば、油圧調整弁の作動軸方向と可変流量オイルポンプの駆動軸方向とが直交するように配置される場合に、逆止弁の作動軸方向を可変流量オイルポンプの駆動軸方向と平行にすることで、可変流量オイルポンプの小型化を図ることができる。
本発明の第一実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のエンジンの左側面図である。 上記エンジンの要部の前後方向と直交する断面図である。 上記エンジンの要部の右側面図である。 上記エンジンのオイルポンプユニットの右側面図である。 図5のA−A断面図である。 図6のC−C断面図である。 図6のD−D断面図である。 図7のE−E断面図である。 図7のF矢視図である。 図5のB矢視図である。 図11のG−G断面図である。 図12に示す油路切り替えバルブの第一の作用を示す図12に相当する断面図である。 上記油路切り替えバルブの第二の作用を示す図12に相当する断面図である。 上記オイルポンプユニットの概略を示す構成図である。 本発明の第二実施形態におけるオイルポンプユニットの後面図である。 図16のH−H断面図である。 図16のI矢視図である。 図17のJ−J断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また、以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
<第一実施形態>
図1に示す自動二輪車(鞍乗り型車両)1において、その前輪2はフロントフォーク3の下端部に軸支される。フロントフォーク3の上部はステアリングステム4を介して車体フレーム5前端のヘッドパイプ6に操向可能に枢支される。ステアリングステム4(又はフロントフォーク3)の上部には操向ハンドル4aが取り付けられる。ヘッドパイプ6からはメインフレーム7が後方に延びてピボットフレーム8に連なる。ピボットフレーム8にはスイングアーム9の前端部が上下揺動可能に枢支される。スイングアーム9の後端部には後輪11が軸支される。スイングアーム9と車体フレーム5との間にはクッションユニット12が介設される。車体フレーム5の内側には自動二輪車1の原動機であるエンジン(内燃機関)13が搭載される。
スイングアーム9の左アームは中空とされ、その内部にエンジン13から導出したドライブシャフトが挿通される。このドライブシャフトを介して、エンジン13と後輪11との間の動力伝達がなされる。
自動二輪車1の車体前部はフロントカウル15により覆われ、車体後部はリヤカウル16により覆われる。リヤカウル16の後部両側には左右パニアケース17がビルトインされる。メインフレーム7の上方には燃料タンク18が配設され、燃料タンク18の後方にはシート19が配設される。
図2を併せて参照し、エンジン13は、クランクシャフト21の回転中心軸線C0を車幅方向(左右方向)に沿わせたV型エンジンであり、そのクランクケース22上には前後シリンダ23a,23bが立設される。前後シリンダ23a,23b内にはそれぞれピストン24が往復動可能に嵌装され、これら各ピストン24がコンロッド24aを介してクランクシャフト21のクランクピンに連結される。
前後シリンダ23a,23b間には、これらの吸気ポートに接続されるスロットルボディ25が配置される。前シリンダ23aの前方及び後シリンダ23bの後方には、これらの排気ポートから延びる排気管26が配置される。
図中符号27はクランクケース22の後部内に収容されるトランスミッションを、符号27aはトランスミッション27の入力軸たるメインシャフトを、符号27bはトランスミッション27の出力軸たるカウンタシャフトを、符号28はトランスミッション27の変速段を切り替えるチェンジ機構を、符号29はクランクケース22下方に取り付けられるオイルパンを、符号31はオイルパン29内のエンジンオイル(以下、単にオイルという)をエンジン13各部に圧送するオイルポンプユニットをそれぞれ示す。メインシャフト27a及びカウンタシャフト27bは、それぞれクランクシャフト21の軸線C0と平行な回転中心軸線C3,C4を有している。
図2〜4を参照し、オイルポンプユニット31は、クランクケース22の下部内側に取り付けられ、エンジン13運転時に常時回転する回転部材(クランクシャフト21又はその回転動力が常時伝達される多板クラッチのクラッチアウタ等)の回転に伴い駆動する。オイルポンプユニット31は、クランクシャフト21と平行なポンプ駆動軸(以下、単に駆動軸という)32を有する。駆動軸32の右端部には、前記回転部材との連動用の従動部材(例えばドリブンスプロケット)32aが一体回転可能に取り付けられる。図中符号C1は駆動軸32の回転中心軸線を示す。
図3を参照し、オイルポンプユニット31は、複数のトロコイド歯形の内接歯車ポンプであるオイルポンプを左右方向に沿って並べた構成を有する。オイルポンプユニット31は、左側から右側の順に、スカベンジポンプ33及びフィードポンプ34、並びにトランスミッション27や動弁装置等の機器制御用の油圧を発生する制御用ポンプ35を同軸に並べた構成を有する。
オイルポンプユニット31は、単一のポンプボディ38及び駆動軸32を有し、これらを各ポンプ33,34,35が共用する。ポンプボディ38の右端からは駆動軸32の右端部が突出し、この右端部に従動部材32aが一体回転可能に取り付けられる。ポンプボディ38の左端からは駆動軸32の左端部が突出し、この左端部にウォータポンプ39の駆動軸39aの右端部が一体回転可能に係合する。ウォータポンプ39の駆動軸39aは左右方向に沿って配置され、この駆動軸39aがオイルポンプユニット31の駆動軸32と同軸に配置されている。
図6に示すように、ポンプボディ38は、フィードポンプ34及びスカベンジポンプ33のロータ収容部33a,34a、吸入ポート33b,34b及び吐出ポート33c,34cを形成する左分割体38aと、制御用ポンプ35における後述するメインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37のロータ収容部36a,37a、吸入ポート36b,37b及び吐出ポート36c,37cを形成する右分割体38bと、左分割体38aの左端を閉塞する左蓋体38cと、右分割体38bの右端を閉塞する右蓋体38dと、左右分割体38a,38b間に挟まれる隔壁板38eとに分割構成される。
左蓋体38cは、左分割体38aの左端に複数のボルト38fにより締結固定され、右蓋体38dは、右分割体38b及び隔壁板38eを貫通する長尺の複数のボルト38gにより左分割体38aの右端に締結固定される。これにより、各分割体38a,38b、各蓋体38c,38d及び隔壁板38eが一体に結合される。
フィードポンプ34のポンプロータ34dはロータ収容部34aに収容され、スカベンジポンプ33のポンプロータ33dはロータ収容部33aに収容される。各ポンプロータ33d,34dは、アウタロータ及びインナロータからなる周知の構成を有する。各ポンプロータ33d,34dのインナロータは、ポンプボディ38の中心部に保持された駆動軸32と一体回転可能とされる。
駆動軸32は、その右側では右蓋体38dに右端部が軸支されると共に、左側では左蓋体38cではなく左分割体38aのハブ部に左側部が軸支される。これにより、軸支部間の距離を縮めて軸中間部のたわみを抑えて振動を低減している。なお、図中符号jはポンプボディ38における駆動軸32の軸支部を示す。
図5を併せて参照し、ポンプボディ38の左上部には、オイルポンプユニット31のクランクケース22への取り付け状態で前下がりに傾斜するエンジン取り付け面41が形成される。エンジン取り付け面41は左右方向に沿う平坦状をなし、このエンジン取り付け面41に対向するポンプ取り付け面42が、クランクケース22におけるクランク室22aの底壁22bの下部に形成される。
図2,3を参照し、ポンプボディ38(オイルポンプユニット31)は、エンジン取り付け面41をポンプ取り付け面42に油密に当接させた状態で、クランク室22aの底壁22bに複数のボルト38hにより締結固定される。
以下、オイルポンプユニット31におけるエンジン取り付け面41及びポンプ取り付け面42と平行な前後方向をポンプ前後方向、エンジン取り付け面41及びポンプ取り付け面42と直交する上下方向をポンプ上下方向ということがある。
後に参照する図7,8において、矢印FR’はポンプ前後方向における前方(ポンプ前方)を、図中矢印UP’はポンプ上下方向における上方(ポンプ上方)をそれぞれ示す。
図6を参照し、左分割体38aの上部左側には、スカベンジポンプ33の吸入ポート33bが形成される。吸入ポート33bは、その上方のエンジン取り付け面41上で吸入口33eを開口させる。この吸入口33eに対向するように、クランク室22aの底壁22bのポンプ取り付け面42に開口22cが形成される。吸入口33e及び開口22cは、オイルポンプユニット31のクランクケース22への取り付け状態で互いに連通する。
左分割体38aの下部右側には、スカベンジポンプ33におけるオイルパン室29aに開口する吐出ポート33cが形成される。スカベンジポンプ33は、オイルポンプユニット31の駆動時にはクランク室22a内のオイルを吸入ポート33bより吸入し、このオイルを吐出ポート33cより吐出してオイルパン室29aへ戻す。
左分割体38aの上部右側には、フィードポンプ34におけるエンジン13各部への給油通路に連通する吐出ポート34cが形成される。オイルポンプユニット31の駆動時には、フィードポンプ34がストレーナ43を介してオイルパン室29a内のオイルを吸入ポート34bより吸入し、このオイルを吐出ポート34cより吐出してエンジン13各部に圧送する。
図3,4を参照し、フィードポンプ34が吐出したオイルは、例えばオイルフィルタ44及びオイルクーラ45を経てメインオイルギャラリー46に至った後、エンジン13各部の給油箇所に送給される。フィードポンプ34の吸入ポート34bの下方には、ストレーナ43を接続する吸入口34eが開口する。
図6を参照し、ポンプボディ38の下部内には、フィードポンプ34の吸入ポート34b、並びに制御用ポンプ35のメインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の各吸入ポート36b,37bを含んで左右に延びる連通空間部47が形成される。連通空間部47はオイルパン29内のオイルに浸る。フィードポンプ34並びにメインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37は、ストレーナ43を介して連通空間部47内に導入したオイルを各吸入ポート34b,36b,37bより吸入する。ストレーナ43はポンプボディ38の左右中間部から下方に突出するように配置され、このストレーナ43を受け入れるようにオイルパン29の左右中間部が下方に突出して形成される(図3参照)。
メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37は、駆動軸32に沿う方向(左右方向、以下、ポンプ軸方向という)で並ぶように配置される。メインオイルポンプ36は、油圧供給先(前記機器)に向かう給油通路と常時連通する。サブオイルポンプ37は、後述する油路切り替えバルブ51の作動により給油通路との連通状態を切り替える。
メインオイルポンプ36は、右分割体38b右側のロータ収容部36aにポンプロータ36dを収容し、サブオイルポンプ37は、右分割体38b左側のロータ収容部37aにポンプロータ37dを収容する。メインオイルポンプ36は、サブオイルポンプ37よりもポンプ軸方向でポンプボディ38の外側に配置される。メインオイルポンプ36よりもポンプ軸方向外側には従動部材32aが配置される。
メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の各吸入ポート36b,37bは、共に連通空間部47に開放する。メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の各吐出ポート36c,37cは、ポンプボディ38の上部で個別に開放する。メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37は、オイルポンプユニット31の一部をなすポンプ組立体49を構成する。
メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37のポンプロータ36d,37dは、それぞれアウタロータ及びインナロータからなる周知の構成を有する。各ポンプロータ36d,37dのインナロータは駆動軸32と一体回転可能とされる。サブオイルポンプ37のポンプロータ37dのポンプ軸方向の幅(厚さ)は、メインオイルポンプ36のポンプロータ36dのそれよりも厚くされる。
ポンプロータ36d,37dは互いに略同一径とされる。メインオイルポンプ36のポンプロータ36dのインナロータの歯数は八つ、サブオイルポンプ37のポンプロータ37dのインナロータの歯数は四つとされる。サブオイルポンプ37の一回転当たりの理論吐出量(ポンプ容量)は、メインオイルポンプ36のそれの約1.25〜1.8倍とされる。
メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37は、互いに吐出量の周期が異なると共に位相差をもって駆動することで、潤滑系の脈動の発生を抑えている。
図15を参照し、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37(ポンプ組立体49)並びに油路切り替えバルブ51を含むオイルポンプユニット31(可変流量オイルポンプ)について説明する。
オイルポンプユニット31は、メインオイルポンプ36の吐出ポート36cから延びるメイン吐出通路71と、サブオイルポンプ37の吐出ポート37cから延びて油路切り替えバルブ51を介してメイン吐出通路71に合流するサブ吐出通路72と、油路切り替えバルブ51からサブオイルポンプ37の吸入側へ延びるサブリリーフ通路74と、サブリリーフ通路74とは別に油路切り替えバルブ51からメインオイルポンプ36の吸入側へ延びるメインリリーフ通路73と、サブ吐出通路72における油路切り替えバルブ51よりも下流側に設けられてメイン吐出通路71側から油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75とを有する。
サブ吐出通路72は、サブオイルポンプ37と油路切り替えバルブ51との間に渡る上流側サブ吐出通路72aと、油路切り替えバルブ51とサブ吐出通路72及びメイン吐出通路71の合流部72dとの間に渡る下流側サブ吐出通路72bとに分割される。
油路切り替えバルブ51は、メインオイルポンプ36の吐出量調整用にバルブボディ52内に形成されるメイン調圧室53fと、サブオイルポンプ37の吐出量調整用にバルブボディ52内に形成されるサブ調圧室53dと、バルブボディ52内に軸方向で摺動可能に挿通されてメイン調圧室53f及びサブ調圧室53dの間を油密に仕切るスプールバルブ53とを有する。メイン調圧室53fはスプールバルブ53の軸方向一側方に形成され、サブ調圧室53dはスプールバルブ53の軸方向中間部の周囲に形成される。
メイン吐出通路71におけるサブ吐出通路72との合流部72dよりも上流側からは上流側メインリリーフ通路73aが分岐し、この上流側メインリリーフ通路73aが油路切り替えバルブ51のメイン調圧室53fに接続される。
メイン調圧室53fにはメインリリーフ通路73及び上流側メインリリーフ通路73aが適宜連通し、サブ調圧室53dにはサブ吐出通路72及びサブリリーフ通路74が適宜連通する。
油路切り替えバルブ51は、スプールバルブ53をストロークさせることで、メイン吐出通路71及びサブ吐出通路72の両方から油圧供給先へ油圧を供給可能とする第一の態様(図12参照)と、メイン吐出通路71のみから油圧供給先へ油圧を供給可能とし、サブ吐出通路72の油圧はサブリリーフ通路74からサブオイルポンプ37の吸入側へリリーフ可能とする第二の態様(図13参照)と、第二の態様からさらにメイン吐出通路71の油圧の一部をメインリリーフ通路73からメインオイルポンプ36の吸入側へリリーフ可能とする第三の態様(図14参照)とに変化する。
前記第三の態様において、メイン吐出通路71の油圧の一部は、メイン調圧室53fからメインリリーフ通路73に導かれることで、サブリリーフ通路74から独立してリリーフされる。各リリーフ通路73,74からポンプ吸入側に戻されたリリーフオイルは、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37に再度吸入、吐出される。
以下、図7,8を参照する説明中の前後及び上下は、それぞれポンプ前後方向及びポンプ上下方向に対応するものとする。
図7,8を参照し、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の各吸入ポート36b,37bは、右分割体38bの下部に形成された連通空間部47の上方に一体的に連なる。各吸入ポート36b,37bは、右分割体38bにおける駆動軸32を挿通する円筒状のハブ部76の下部外周に沿うように、図7,8の断面視で円弧状に形成される。各吸入ポート36b,37bの前端部には、エンジン取り付け面41から延びるメインリリーフ通路73及びサブリリーフ通路74が個別に接続される。各ポンプロータ36d,37dのインナロータは駆動軸32の中心軸線C1を共有する。図中符号C1’は各ポンプロータ36d,37dのアウタロータの中心軸線を示す。
メインオイルポンプ36の吐出ポート36cは、右分割体38bの右側面で右方へ開放するように凹設され、サブオイルポンプ37の吐出ポート37cは、右分割体38bの左側面で左方へ開放するように凹設される。各吐出ポート36c,37cは、ハブ部76の上部外周に沿うように、図7,8の断面視で円弧状に形成される。
メインオイルポンプ36の吐出ポート36cの上部後側には、図7,8の断面視で上方に突出する吐出空間部71aが形成される。吐出空間部71aには、右分割体38bの右側面の上部で吐出口71cを開口させる吐出通路部71bが連なる。
図3を併せて参照し、吐出口71cは駆動軸32の後方かつ上方で右方に向けて開放し、この吐出口71cに左右方向に沿う第一配管71dの基端部(左端部)が接続される。第一配管71dの先端部(右端部)は、右エンジンカバー22dに配置された第二オイルフィルタ71fの流入口に接続される。第二オイルフィルタ71fを経たオイルは、第二オイルフィルタ71fの流出口から上方へ延びる第二配管71e等を経て、油圧供給先(前記機器)に供給される。図中符号C5は吐出口71cにおける左右方向に沿う中心軸線を示す。
吐出空間部71aからは上流側メインリリーフ通路73aが分岐し、この上流側メインリリーフ通路73aがバルブ取り付け面55に至る。上流側メインリリーフ通路73aは、メインリリーフ通路73の一部をなすものでもあり、油路切り替えバルブ51にスプールバルブ53作動用の油圧を供給するものでもある。油路切り替えバルブ51は、上流側メインリリーフ通路73aから供給された油圧に応じてスプールバルブ53を変位させ、上流側サブ吐出通路72a、下流側サブ吐出通路72b及びサブリリーフ通路74の連通状態を切り替えると共に、各メインリリーフ通路73,73aの連通状態を切り替える。
サブオイルポンプ37の吐出ポート37cの上部後側には、図7,8の断面視で後上方に張り出す張り出し空間部72cが形成される。張り出し空間部72cからは上流側サブ吐出通路72aが延び、この上流側サブ吐出通路72aがバルブ取り付け面55に至る。サブオイルポンプ37の油圧は、上流側サブ吐出通路72aを経て油路切り替えバルブ51に至った後、油路切り替えバルブ51の作動に応じて、下流側サブ吐出通路72bを経てメイン吐出通路71の油圧に合流するか、サブリリーフ通路74を経てサブオイルポンプ37の吸入側に戻される。
図9を参照し、下流側サブ吐出通路72bの逆止弁75は、その上流側(油路切り替えバルブ51側)から下流側(合流部72d側)へのオイルの流れを許容する一方で、逆向きのオイルの流れは遮断する。逆止弁75は、下流側サブ吐出通路72bの一部をなす弁収容部75aと、弁収容部75a内に収容される弁体としての鋼球75bと、下流側サブ吐出通路72bを遮断するべく鋼球75bを付勢する圧縮コイルスプリング(以下、コイルバネという)75cとを有する。コイルバネ75cの鋼球75bと反対側の端部は、スプリングシート75dを介して右蓋体38dに保持される。換言すれば、逆止弁75は右分割体38bと右蓋体38dとの間に挟持される。
弁収容部75aは、その上流側よりも下流側が大径となる段付きの円筒状をなし、この弁収容部75aの段部に鋼球75bが下流側からコイルバネ75cの付勢力によって押し付けられる。これにより、鋼球75bに対する上流側の油圧による押圧力が、下流側の油圧による押圧力及びコイルバネ75cの付勢力の合計を上回ると、鋼球75bと段部との間に隙間が生じて上流側のオイルが下流側へ流れる。一方、上流側よりも下流側の油圧が高い場合には、鋼球75bが段部に押し付けられて下流側から上流側へのオイルの流れが遮断される。図中符号C6は逆止弁75(弁収容部75a)における左右方向に沿う中心軸線を示す。
図5,11,12を参照し、油路切り替えバルブ51は、その長手方向を左右方向に沿わせた状態で、ポンプボディ38の前部下側に取り付けられる。図中符号C2は油路切り替えバルブ51の中心軸線を示す。油路切り替えバルブ51は、軸線C2に沿う円筒状のスリーブ(バルブ挿通孔)を形成するバルブボディ52と、バルブボディ52のスリーブ内に挿通されるスプールバルブ53とを有する。
バルブボディ52の右側部(後述する油路形成部52a)の後部上側には、エンジン13への取り付け状態で後下がりに傾斜するボディ取り付け面54が形成される。ボディ取り付け面54は左右方向に沿う平坦状をなし、このボディ取り付け面54がバルブボディ52の前部下側に形成されたバルブ取り付け面55に油密に当接する。この状態で、バルブボディ52がポンプボディ38に複数のボルト52cにより締結固定される。
バルブボディ52の左端は開口57とされ、この開口57よりスプールバルブ53及びこれを右方に付勢する圧縮コイルスプリング(以下、コイルバネという)56がバルブボディ52内に挿入される。バルブボディ52の左端部には、これを径方向で貫通する固定ピン58が取り付けられる。固定ピン58の右側(バルブボディ52内側)には、右方に開放する有底円筒状のスプリングガイド59の左端(底面)が当接する。スプリングガイド59内にはコイルバネ56の左側部が挿入され、このコイルバネ56の反力を受けたスプリングガイド59が左方へ付勢されて固定ピン58に当接する。この状態で、コイルバネ56が所定量圧縮される。
ここで、図5を参照し、バルブボディ52をポンプボディ38に取り付けた状態で、バルブボディ52の左端部はポンプボディ38の壁部に近接し、かつ固定ピン58の抜け方向はバルブボディ52側を向くように配置され、さらにバルブボディ52の左端の左方にはポンプボディ38の締結ボス等の壁部が近接する。これにより、簡易な構成でコイルバネ56等の飛び出しが確実に規制される。
また、図2を参照し、油路切り替えバルブ51は、クランクケース22下部内のオイルレベル(符号OHは上限レベル、符号OLは下限レベルをそれぞれ示す。)よりも下方に位置するように配置される。このように、油路切り替えバルブ51をオイル内に浸すことで、スプールバルブ53の挙動を緩和するダンパー効果が得られる。
図11,12を参照し、バルブボディ52の右側部は、スプールバルブ53の移動により油路を切り替える直方体状の油路形成部52aとされる。バルブボディ52の左側部は、主にコイルバネ56を収納する円筒状の収納部52bとされる。バルブボディ52内のバルブ挿通孔は、油路形成部52a及び収納部52bの内部に跨って形成される。収納部52bの内部には、コイルバネ56及びスプリングガイド59が挿通される。スプリングガイド59は、スプールバルブ53の左方への移動停止位置を規定するストッパとしても機能する。スプリングガイド59をスプールバルブ53と別体に設けることで、これらを一体化した場合と比べてスプールバルブ53の軽量化によるバルブ追従性が向上する。
油路形成部52a内のバルブ挿通孔の内周面には、右側から左側の順に、第一導入口61、第一戻し口63、第二導出口64、第二導入口65及び第二戻し口66がそれぞれ円環溝状に形成される。
第一導入口61は、メインオイルポンプ36の吐出ポート36cに上流側メインリリーフ通路73aを介して連通する。第一戻し口63は、メインオイルポンプ36の吸入ポート36bにメインリリーフ通路73を介して連通する。第二導出口64は、メイン吐出通路71に下流側サブ吐出通路72bを介して連通する。第二導入口65は、サブオイルポンプ37の吐出ポート37cに上流側サブ吐出通路72aを介して連通する。第二戻し口66は、サブオイルポンプ37の吸入ポート37bにサブリリーフ通路74を介して連通する。
第一導入口61、第一戻し口63、第二導出口64、第二導入口65及び第二戻し口66は、それぞれボディ取り付け面54上でポンプ軸方向と直交するように上下に延びるスリット状に開口する。第一導入口61、第二導出口64及び第二導入口65は、ボティ取り付け面54上で図11上側のボルト52c間で左右に並ぶ第一導入溝61a、第二導出溝64a及び第二導入溝65aに連なるように延びる。第一戻し口63及び第二戻し口66は、ボティ取り付け面54上で図11下側のボルト52c間で左右に延びる連通溝63aの左右両端部に連なるように延びる。
図10を参照し、ポンプボディ38の前部下側に形成されたバルブ取り付け面55上には、右側から左側の順に、上流側メインリリーフ通路73a、メインリリーフ通路73、下流側サブ吐出通路72b、上流側サブ吐出通路72a及びサブリリーフ通路74が、それぞれポンプ軸方向と直交するように上下に延びるスリット状に開口する。上流側メインリリーフ通路73a、下流側サブ吐出通路72b及び上流側サブ吐出通路72aは、バルブ取り付け面55上で図11上側のボルト52c間で左右に並ぶ第一導入溝61b、第二導出溝64b及び第二導入溝65bに連なるように延びる。メインリリーフ通路73及びサブリリーフ通路74は、バルブ取り付け面55上で図11下側のボルト52c間で左右に延びる連通溝63bの左右両端部に連なるように延びる。
バルブ取り付け面55上の上流側メインリリーフ通路73a、メインリリーフ通路73、下流側サブ吐出通路72b、上流側サブ吐出通路72a及びサブリリーフ通路74、並びに第一導入溝61a、第二導出溝64a及び第二導入溝65a及び連通溝63aは、それぞれボディ取り付け面54上の第一導入口61、第一戻し口63、第二導出口64、第二導入口65及び第二戻し口66、並びに第一導入溝61b、第二導出溝64b及び第二導入溝65b及び連通溝63bにそれぞれ対応し、これらがバルブボディ52のポンプボディ38への取り付け時に個別に対向して連通する。
図11,12を参照し、スプールバルブ53の右側部は、右方に開放する有底円筒状の第一バルブ部53aとされ、スプールバルブ53の左側部は、左方に開放する有底円筒状をなす第二バルブ部53bとされ、スプールバルブ53の左右中間部は、各バルブ部53a,53bに対して小径の絞り部53cとされる。絞り部53cの外周には環状のサブ調圧室53dが形成される。
スプールバルブ53が右側に移動しきった状態(図12参照)において、第一バルブ部53aの右端部とバルブボディ52の右底部との間はオイルが流通可能であり、この流通部分にバルブボディ52の右端部に形成された第一導入口61が連通する。
これにより、第一バルブ部53aの内部には、上流側メインリリーフ通路73aを介してメインオイルポンプ36の吐出圧が常時付与される。第一バルブ部53aの内部は、メインオイルポンプ36からの油圧を常時受ける油圧受け部53eとされる。この油圧受け部53eが受ける油圧の大きさに応じて、スプールバルブ53がコイルバネ56の付勢力に抗して左方へ移動する。油圧受け部53eを含んでスプールバルブ53の右方に開放する空間がメイン調圧室53fとなる。
図12を参照し、スプールバルブ53が右方に移動しきったときには、第一導入口61と第一戻し口63との連通は第一バルブ部53aにより遮断され、かつ第一戻し口63は第一バルブ部53aにより閉塞される。第二導出口64と第二導入口65とはサブ調圧室53dを介して連通する。第二戻し口66は第二バルブ部53bにより閉塞される。これが前記第一の態様となる。
図13を参照し、スプールバルブ53が左方に所定量(左方に移動しきらない程度)移動すると、第一の態様に対し、第二導出口64が第一バルブ部53aにより閉塞されると共に、第二バルブ部53bが第二戻し口66を開き、第二導入口65と第二戻し口66とがサブ調圧室53dを介して連通する。これが前記第二の態様となる。
図14を参照し、スプールバルブ53が左方に移動しきったときには、第二の態様に対し、第一バルブ部53aが第一戻し口63を開く。これが前記第三の態様となる。
いま、エンジン13及びオイルポンプユニット31の回転数が低く、メインオイルポンプ36の吐出量が低い状態では、スプールバルブ53は左方に移動せず右方に移動しきった状態となる(図12参照)。このとき、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の油圧は、ポンプ吸入側に戻されることなく全て配管71d,71e等を通じて機器に供給される。
上記状態から、エンジン13及びオイルポンプユニット31の回転数が上昇してメインオイルポンプ36の吐出量が上昇すると、この油圧を受けてスプールバルブ53が左方に所定量移動する(図13参照)。このとき、メインオイルポンプ36の油圧は全て機器に供給される状態のまま、サブオイルポンプ37からの油圧は全てポンプ吸入側に戻される。
その後、さらにエンジン13及びオイルポンプユニット31の回転数が上昇すると、メインオイルポンプ36の吐出圧を受けるスプールバルブ53が左方に移動しきる(図14参照)。このとき、サブオイルポンプ37からの油圧は全て吸入ポート37bに還流される状態のまま、さらにメインオイルポンプ36からの油圧の一部が余剰油圧としてポンプ吸入側に戻される。
ここで、スプールバルブ53が左方に移動する際、第二導出口64(下流側サブ吐出通路72b)と第二戻し口66(サブリリーフ通路74)とが同時にサブ調圧室53dに連通するタイミングがある。このとき、メイン吐出通路71の油圧が下流側サブ吐出通路72b及び油路切り替えバルブ51を経てサブリリーフ通路74に流入すると、高低差のある二種類の油圧が単一のサブリリーフ通路74から排出されることとなり、油路切り替えバルブ51を含む油圧調整回路の設計が複雑になってしまう。
これに対し、本実施形態では、下流側サブ吐出通路72bにメイン吐出通路71側から油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75を設けることで、第二導出口64と第二戻し口66とがサブ調圧室53dを介して連通したとしても、メイン吐出通路71の油圧が油路切り替えバルブ51内に流入することはない。また、メインリリーフ通路73とサブリリーフ通路74とを別個に設けることで、高低二種類の油圧が単一のリリーフ通路から排出されることもない。
以上説明したように、上記実施形態における可変流量オイルポンプたるオイルポンプユニット31を備えたエンジン13は、互いに吐出量が異なるメインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37と、前記メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37から油圧供給先への供給油圧を調整する油路切り替えバルブ51とを具備するものにおいて、前記メインオイルポンプ36から延びるメイン吐出通路71と、前記サブオイルポンプ37から延びて前記油路切り替えバルブ51を介して前記メイン吐出通路71に合流するサブ吐出通路72と、前記油路切り替えバルブ51から前記サブオイルポンプ37の吸入側へ延びるサブリリーフ通路74と、前記サブリリーフ通路74とは別に前記油路切り替えバルブ51から前記メインオイルポンプ36の吸入側へ延びるメインリリーフ通路73と、前記サブ吐出通路72における前記油路切り替えバルブ51よりも下流側に設けられて前記メイン吐出通路71側から前記油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75とを備え、前記油路切り替えバルブ51が、前記メインオイルポンプ36の吐出量調整用のメイン調圧室53fと、前記サブオイルポンプ37の吐出量調整用のサブ調圧室53dと、前記メイン調圧室53f及びサブ調圧室53dの間を油密に仕切るスプールバルブ53とを有するものである。
この構成によれば、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37における高低差のある二種類の吐出圧を油路切り替えバルブ51からリリーフする際、これら各吐出圧が油路切り替えバルブ51内で合流することなく、それぞれ専用のリリーフ通路からポンプ吸入側へリリーフされる。また、サブ吐出通路72にはメイン吐出通路71側から油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75を有することで、サブ吐出通路72内のサブオイルポンプ37の油圧が低下するリリーフ時にも、メインオイルポンプ36の油圧がサブ吐出通路72を逆流することがない。これにより、メイン吐出通路71の油圧をサブリリーフ通路74から独立してリリーフ可能となり、油路切り替えバルブ51内の油圧計算が容易になり、ひいては油圧調整回路の設計の容易化を図ることができる。
また、上記実施形態では、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37が、共通の駆動軸32で駆動するべく同軸上に並ぶ別個のオイルポンプとされることで、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の駆動を容易にし、かつメインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の吐出量の設定自由度を高めることができる。
さらに、油路切り替えバルブ51がスプールバルブ53を有し、駆動軸32と油路切り替えバルブ51との軸方向が互いに平行に配置されることで、油路切り替えバルブ51を含むオイルポンプユニット31の、駆動軸32の径方向での張り出しを抑えることができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について図16〜19を参照して説明する。
この実施形態は、第一実施形態に対して、スカベンジポンプ33及びフィードポンプ34を含まず制御用ポンプ35(メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37)のみを含むオイルポンプユニット131を備え、かつオイルポンプユニット131の駆動軸32と軸方向を直交させるように油路切り替えバルブ51を配置する点で特に異なる。その他の、第一実施形態と同一構成には同一符号を付して詳細説明は省略する。
図16,17を参照し、オイルポンプユニット131(可変流量オイルポンプ)は、左右方向と平行な駆動軸32を有し、この駆動軸32にエンジン13の回転部品の駆動力が付与されて駆動する。オイルポンプユニット131のポンプボディ138は、左右方向と直交する左右側面を有するブロック状をなし、その左右側面に左右蓋体138a,138bがそれぞれ締結固定される。ポンプボディ138内には、駆動軸32と軸方向を直交させるように例えば前後方向と平行に延びるバルブ挿通孔が形成され、このバルブ挿通孔内にスプールバルブ53が挿通されて油路切り替えバルブ51が構成される。
メインオイルポンプ36は、ポンプボディ138の右側面にロータ収容部36aを凹設し、サブオイルポンプ37は、ポンプボディ138の左側面にロータ収容部37aを凹設する。メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の各吸入ポート36b,37bは、その下方の連通空間部47に開放する。連通空間部47はオイルパン29内のオイルに浸る。メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の各吐出ポート36c,37cは、ポンプボディ138の上部で個別に開放する。メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37は、オイルポンプユニット131の一部をなすポンプ組立体149を構成する。
図18を併せて参照し、メインオイルポンプ36の吐出ポート36cからはメイン吐出通路71が延び、サブオイルポンプ37の吐出ポート37cからは油路切り替えバルブ51を介してメイン吐出通路71に合流するサブ吐出通路72が延びる。
油路切り替えバルブ51のバルブ挿通孔には、メインオイルポンプ36の吸入側に連通する第一戻し口63と、サブオイルポンプ37の吸入側に連通する第二戻し口66とが個別に設けられる。第一戻し口63から延びるメインリリーフ通路73と、第二戻し口66から延びるサブリリーフ通路74とは、これらの下流側で合流して連通空間部47に至る。
図19を併せて参照し、サブ吐出通路72における油路切り替えバルブ51よりも下流側(下流側サブ吐出通路72b)には、メイン吐出通路71側から油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75が設けられる。逆止弁75は軸線C6を左右方向に沿わせて配置される。コイルバネ75cの鋼球75bと反対側の端部は右蓋体138bに保持される。逆止弁75はポンプボディ138と右蓋体138bとの間に挟持される。
メイン吐出通路71におけるサブ吐出通路72との合流部72dからは上流側メインリリーフ通路73aが分岐し、この上流側メインリリーフ通路73aが油路切り替えバルブ51のメイン調圧室53fに接続される。メイン調圧室53fにはメインリリーフ通路73及び上流側メインリリーフ通路73aが適宜連通し、サブ調圧室53dにはサブ吐出通路72及びサブリリーフ通路74が適宜連通する。
油路切り替えバルブ51は、その後端部を除き、ポンプボディ138によりバルブボディが形成される。油路切り替えバルブ51の後端部は、ポンプボディ138に取り付けられた後部カップ157により形成される。
スプールバルブ53の第二バルブ部53bは、後方に延長することでスプリングガイド及びストッパを兼ねる。なお、第一実施形態のスプリングガイド59と同様の部品を設けた構成としてもよい。
油路切り替えバルブ51のバルブ挿通孔の内周面には、右側から左側の順に、第一導入口61、第一戻し口63、第二導出口64、第二導入口65及び第二戻し口66がそれぞれ円環溝状に形成される。
第一導入口61は、メインオイルポンプ36の吐出ポート36cに上流側メインリリーフ通路73aを介して連通する。第一戻し口63は、メインオイルポンプ36の吸入ポート36bにメインリリーフ通路73を介して連通する。第二導出口64は、メイン吐出通路71に下流側サブ吐出通路72bを介して連通する。第二導入口65は、サブオイルポンプ37の吐出ポート37cに上流側サブ吐出通路72aを介して連通する。第二戻し口66は、サブオイルポンプ37の吸入ポート37bにサブリリーフ通路74を介して連通する。
本実施形態でも、油路切り替えバルブ51が取り得る態様は第一実施形態と同様である。すなわち、下流側サブ吐出通路72bにメイン吐出通路71側から油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75を設けることで、第二導出口64と第二戻し口66とがサブ調圧室53dを介して連通したとしても、メイン吐出通路71の油圧が油路切り替えバルブ51内に流入することはない。また、メインリリーフ通路73に連通する第一戻し口63とサブリリーフ通路74に連通する第二戻し口66とを別個に設けることで、高低二種類の油圧が良好に排出される。
以上説明したように、上記実施形態におけるオイルポンプユニット131を備えたエンジンにおいても、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37における高低差のある二種類の吐出圧を油路切り替えバルブ51からリリーフする際の圧力干渉が抑制され、オイルがポンプ吸入側へ良好にリリーフされる。また、サブ吐出通路72にはメイン吐出通路71側から油路切り替えバルブ51側へのオイルの流れを遮断する逆止弁75を有することで、サブ吐出通路72内のサブオイルポンプ37の油圧が低下するリリーフ時にも、メインオイルポンプ36の油圧がサブ吐出通路72を逆流することがない。これにより、メイン吐出通路71の油圧をサブリリーフ通路74から独立してリリーフ可能となり、油路切り替えバルブ51内の油圧計算が容易になり、ひいては油圧調整回路の設計の容易化を図ることができる。
また、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37が共通の駆動軸32を有することで、メインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37を容易に駆動でき、かつメインオイルポンプ36及びサブオイルポンプ37の吐出量の設定自由度が高まる。
さらに、駆動軸32と油路切り替えバルブ51との軸方向が互いに直交して配置されることで、油路切り替えバルブ51を含むオイルポンプユニット31の、駆動軸32の軸方向でのコンパクト化を図ることができる。
13 エンジン
31,131 オイルポンプユニット(可変流量オイルポンプ)
32 駆動軸
36 メインオイルポンプ(メインポンプ部)
37 サブオイルポンプ(サブポンプ部)
38b 右分割体(部材)
38d 右蓋体(部材)
49,149 ポンプ組立体
51 油路切り替えバルブ(油圧調整弁)
53 スプールバルブ(弁体)
53d サブ調圧室
53f メイン調圧室
71 メイン吐出通路
72 サブ吐出通路
73 メインリリーフ通路
74 サブリリーフ通路
75 逆止弁
138 ポンプボディ(部材)
138b 右蓋体(部材)

Claims (8)

  1. 互いに吐出量が異なるメインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)と、
    前記メインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)から油圧供給先への供給油圧を調整する油圧調整弁(51)とを具備する可変流量オイルポンプ(31,131)を備えたエンジン(13)において、
    前記メインポンプ部(36)から延びるメイン吐出通路(71)と、
    前記サブポンプ部(37)から延びて前記油圧調整弁(51)を介して前記メイン吐出通路(71)に合流するサブ吐出通路(72)と、
    前記油圧調整弁(51)から前記サブポンプ部(37)の吸入側へ延びるサブリリーフ通路(74)と、
    前記サブリリーフ通路(74)とは別に前記油圧調整弁(51)から前記メインポンプ部(36)の吸入側へ延びるメインリリーフ通路(73)と、
    前記サブ吐出通路(72)における前記油圧調整弁(51)よりも下流側に設けられて前記メイン吐出通路(71)側から前記油圧調整弁(51)側へのオイルの流れを遮断する逆止弁(75)とを備え、
    前記油圧調整弁(51)が、
    前記メインポンプ部(36)の吐出量調整用のメイン調圧室(53f)と、
    前記サブポンプ部(37)の吐出量調整用のサブ調圧室(53d)と、
    前記メイン調圧室(53f)及びサブ調圧室(53d)の間を油密に仕切る弁体(53)とを有することを特徴とする可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
  2. 前記メインポンプ部(36)の吐出量に対して前記サブポンプ部(37)の吐出量が大きいことを特徴とする請求項1に記載の可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
  3. 当該エンジンが内燃機関であって、前記メインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)が当該エンジンの動力により駆動することを特徴とする請求項1又は2に記載の可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
  4. 前記メインポンプ部(36)及びサブポンプ部(37)が、共通の駆動軸(32)で駆動されると共に、該駆動軸(32)上に個別に並んで配置されて、一体のポンプ組立体(49,149)を構成することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
  5. 前記逆止弁(75)が、前記ポンプ組立体(49,149)に形成された前記サブ吐出通路(72)に設けられることを特徴とする請求項4に記載の可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
  6. 前記逆止弁(75)が、前記ポンプ組立体(49,149)を構成する複数の部材(38b,38d,138,138b)の間にて挟持されることを特徴とする請求項4,5に記載の可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
  7. 前記逆止弁(75)の作動軸方向が、前記油圧調整弁(51)の作動軸方向と平行に配置されることを特徴とする請求項1から6に記載の可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
  8. 前記油圧調整弁(51)の作動軸方向と前記可変流量オイルポンプ(131)の駆動軸方向とが互いに直交するように配置されることを特徴とする請求項1から7に記載の可変流量オイルポンプを備えたエンジン。
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