JP2013204404A - 鋼管杭の構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の強度を安定的に得られる鋼管杭の構築方法を提供する。
【解決手段】鋼管8の先端部が地盤の支持層115に到達するまで鋼管8の地盤への圧入を行い、鋼管8の地盤への圧入時に鋼管8内の土砂を地盤の支持層115まで掘削し、鋼管8内の土砂の掘削時に鋼管8内に泥水を供給し、鋼管8内で生じた掘削土砂を泥水と共に鋼管8外に排出する。鋼管8内の土砂の掘削は、リバースロッド51とこの下端に設けられるリバースビット52とからなる回転掘削装置5により行う。鋼管8内の土砂の掘削時に鋼管8内の泥水はリバースロッド51の下端51aの開口部にて吸引され、リバースロッド51内を上昇して鋼管8外に排出される。地盤の支持層115に到達した鋼管8の先端部内にはリバースロッド51を介して根固め材が充填される。この根固め材の充填後に、鋼管8内に残留する泥水を鋼管8外に排出して、鋼管8内に掘削土砂を埋め戻す。
【選択図】図10

Description

本発明は、鋼管杭の構築方法に関する。
特許文献1は、円筒状の鋼管を鉛直方向に地盤に圧入して鋼管杭を構築する方法の一例を開示している。
特許文献1では、鋼管の先端部(下端部)に掘削ビットが設けられている。この掘削ビットには掘削液及びセメントミルク用の注入口が設けられている。鋼管の地盤への圧入時には、鋼管を回転させつつ掘削ビットを介して地盤を回転掘削すると共に、掘削ビットの注入口より掘削液を掘削孔底に吐出させる。一方、鋼管杭の根固め時には、鋼管を回転させつつ鋼管の上昇・下降を繰り返すと共に、掘削ビットの注入口よりセメントミルクを吐出させることで、杭先端部付近の掘削土砂とセメントミルクとを撹拌・混合する。そして、この混合物の一部を鋼管杭内に取り込んだ状態でこの混合物を固化させることにより、鋼管杭の根固めを行っている。
特開2007−239239号公報
しかしながら、特許文献1では、鋼管杭の先端部付近の掘削土砂とセメントミルクとを地中で撹拌・混合している。このため、鋼管杭の施工毎に、掘削土砂の性状のばらつきやセメントミルクの吐出の不均一性などを把握することが難しい。それゆえ、鋼管杭の施工毎に前述の混合物の性状にばらつきが生じかねず、従って、鋼管杭の強度(特に根固め部位の強度)が施工毎にばらつく虞があった。
本発明は、このような実状に鑑み、所望の強度を安定的に得られる鋼管杭の構築方法を提供することを目的とする。
そのため本発明では、円筒状の鋼管を鉛直方向に地盤に圧入して鋼管杭を構築する方法として、鋼管の先端部が地盤の所定の第1深さに到達するまで鋼管の地盤への圧入を行い、鋼管の地盤への圧入時に鋼管内の土砂を所定の第1深さまで掘削し、鋼管内の土砂の掘削時に鋼管内に泥水を供給し、鋼管内で生じた掘削土砂を泥水と共に鋼管外に排出し、所定の第1深さまで掘削した後、鋼管の先端部内に根固め材を充填する。
本発明によれば、鋼管内に供給された泥水が掘削土砂と共に鋼管外へ排出されることにより、鋼管内の土塊が泥水により洗い流され得るので、鋼管内の土塊の残留量を低減することができる。また、鋼管の先端部内には根固め材が充填されることにより、鋼管の先端部内の泥水が根固め材に置き換えられるので、予め設定した性状を有する根固め材を用いて鋼管杭の根固めを行うことができる。従って、鋼管杭の施工毎に、性状の安定した根固め材を用いて鋼管杭の根固めを行うことができるので、鋼管杭の施工において、所望の強度を安定して得ることができる。
本発明の第1実施形態における杭施工装置の概略構成を示す図 泥水処理設備の概略構成を示す図 鋼管圧入装置及びその移動装置の概略構成を示す図 鋼管圧入装置の設置方法を示す図 鋼管圧入装置の設置方法を示す図 鋼管圧入装置の移動方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 鋼管杭の施工方法を示す図 本発明の第2実施形態における鋼管杭の施工方法を示す図
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における杭施工装置の概略構成を示す。図2は、泥水処理設備の概略構成を示す。図3(a)は鋼管圧入装置及びその移動装置の側面図である。図3(b)は、鋼管圧入装置及びその移動装置の平面図である。
尚、以下の実施形態では、図1に示すように、空頭制限Lがある場所での鋼管杭の施工を例にとって説明するが、鋼管杭の施工場所はこれに限らない。
杭施工装置1は、ベースマシン2と、ベースマシン2に支持されて直立する柱状のリーダ3と、リーダ3に沿って昇降するスイベルヘッド(回転ヘッド)4と、スイベルヘッド4を駆動源とする回転掘削装置5と、スイベルヘッド4の下方に配置されて移動装置6により移動・設置される鋼管圧入装置(パワーケーシングジャッキ)7と、により構成されている。ここで、鋼管圧入装置7は、鋼管杭を構成する円筒状の鋼管(ケーシング)8をその外方から挟持して鉛直方向に地盤に圧入するものである。
ベースマシン2は、その下部に装備された走行手段である履帯21と、ベースマシン本体22と、ベースマシン本体22を履帯21に対してその上方にて水平旋回させる旋回装置23とにより構成される。すなわち、ベースマシン2は、その下部に履帯21を装備した全旋回式ベースマシンである。ベースマシン2は、その履帯21により、地盤上を任意の方向に走行可能である。
リーダ3の下端部の背面にはブラケット30が設けられており、このブラケット30がベースマシン本体22の前側下部に枢支されている。
リーダ3の上部の背面にはブラケット31が設けられており、このブラケット31は、ベースマシン本体22の前側中央部に設けられた油圧シリンダ32のロッド33に連結されている。
スイベルヘッド4は、その背面がスライドブロック41に取り付けられており、このスライドブロック41を介して、リーダ3に摺動自在に支持されている。従って、スイベルヘッド4は、スライドブロック41と共に、リーダ3の前方を、リーダ3に沿って昇降する。
スイベルヘッド4は、図示しないモータを駆動源として、鉛直方向を回転軸とする回転駆動力を出力する。
スイベルヘッド4を駆動源とする回転掘削装置5は、鉛直方向に直列に連結される複数の円筒状のリバースロッド(掘削ロッド)51と、リバースロッド51の下端(最先端)51aに設けられるリバースビット(掘削ビット)52と、により構成される。ここで、リバースビット52の外径は鋼管8の内径よりも小さい。
リバースロッド51は、その上端部51bがスイベルヘッド4に連結されて、スイベルヘッド4からの回転駆動力により鉛直方向を回転軸として回転する。この回転により、リバースロッド51の下端51aに位置するリバースビット52が、鋼管8内の土砂を回転掘削する。
この回転掘削により発生する掘削土砂は、鋼管8内(掘削孔9)に予め供給された泥水と共に、リバースロッド51の下端51aの開口部(図示せず)にて吸引され、リバースロッド51内を上昇して、鋼管8外の泥水処理設備10(図2参照)に送られる。
泥水処理設備10は、泥水を貯留する泥水タンク101と、泥水タンク101内の泥水を掘削孔9に送るサンドポンプ102と、掘削孔9内の泥水及び土砂をリバースロッド51を介して吸引するサクションポンプ103と、サクションポンプ103から吐出される泥水と土砂とを互いに分離させる1次スクリーン104、2次スクリーン105、及びサイクロンスクリーン106と、分離された土砂を収容する残土タンク107と、により構成される。尚、本実施形態では泥水のみを泥水タンク101に貯留しているが、これに代えて、泥水及びベントナイト溶液等を含む安定液を泥水タンク101に貯留してもよく、この場合には、泥水タンク101内の安定液がサンドポンプ102を介して掘削孔9に送られる。
ここで、鋼管8内の掘削孔9の形成方法(換言すれば、鋼管8の中堀り方法)について、図1及び図2を用いて更に説明する。
一般に、ボーリングマシン等の掘削機を用いて掘削孔を形成する場合には、掘削孔内を泥水で満たして泥水循環により掘削土砂を掘削孔外に排出させる工法が採用され得る。この種の工法のうち、本実施形態では、TBH工法(トップドライブリバース工法)を採用している。
本実施形態のTBH工法では、図1及び図2に示すように、杭施工装置1の直立したリーダ3に沿って昇降可能なスイベルヘッド4が、直列に連結された複数のリバースロッド51を回転させつつ下降させる。また、このリバースロッド51の回転に応じて、リバースビット52にて鋼管8内の土砂の回転掘削が行われる。この掘削に並行して、泥水タンク101内の泥水が、サンドポンプ102を介して掘削孔9に送られる。掘削孔9内の泥水及び掘削土砂は、リバースロッド51の下端51aの開口部(図示せず)よりリバースロッド51内を上昇してサクションポンプ103に吸引される。サクションポンプ103から吐出される泥水及び土砂は、1次スクリーン104、2次スクリーン105、サイクロンスクリーン106に導かれて、ここで泥水と土砂とが分離される。分離された泥水は、泥水タンク101及びサンドポンプ102を介して掘削孔9に再び供給される。一方、分離された土砂は、残土タンク107に送られる。
図1に戻り、リーダ3の頂部には、補助クレーン34のブーム35が、リーダ3からベースマシン2の左前方に向けて張り出すように水平に取り付けられている。
また、ベースマシン本体22の後端上部には補助クレーン34の揚重用ウインチ36が設置されている。
ウインチ36より引き出されたワイヤロープ37は、ブーム35の複数のガイドプーリ(図示せず)に掛け渡されて、ブーム35の先端部の下方に位置する吊具38に接続されている。従って、補助クレーン34は、ウインチ36によりワイヤロープ37を巻き上げることで、吊具38を介して、重量物を吊り上げることができる。
ベースマシン2(履帯21)の前方の地盤上には、鋼管圧入装置7が配置されている。
図3に示すように、鋼管圧入装置7は、その下側に位置する矩形状のベースフレーム71と、ベースフレーム71の四隅にそれぞれ設けられた鋼管圧入用油圧ジャッキ72と、鋼管圧入用油圧ジャッキ72の伸縮に応じて昇降する昇降フレーム73と、昇降フレーム73に回転自在に支持される回転筒74と、回転筒74の上部に取り付けられたチャック装置75(図3(b)では省略)と、昇降フレーム73上に設置されて回転筒74を回転させる複数(図では2つ)の鋼管回転用油圧モータ76と、を含んで構成されている。
鋼管8の地盤への圧入時に、鋼管圧入装置7では、回転筒74に鋼管8が挿入された状態で、チャック装置75により鋼管8がその外方から把持される。また、鋼管8がチャック装置75により把持された状態で回転筒74を鋼管回転用油圧モータ76で回転させながら、昇降フレーム73を鋼管圧入用油圧ジャッキ72により下降させることで、鋼管8を地盤に圧入する。
鋼管圧入装置7を移動させる移動装置6は、左右一対の走行レール61と、ベースフレーム71の左右両側の前部及び後部にそれぞれ着脱可能に取り付けられる走行ユニット62と、ベースフレーム71の前後左右(詳しくは、前後端部の左右両側)に取り付けられた脚部である昇降ジャッキ63と、により構成されている。尚、本実施形態では、便宜上、鋼管圧入装置7の移動方向を前進方向として、鋼管圧入装置7及びその移動装置6の前後左右を規定している。
図1に示すように、地面より所定深さ分だけ床堀りされて形成された凹部64は、矩形状の底面65と側壁66とにより構成されている。ここで、床掘りの所定深さについては、鋼管圧入装置7の全高、重量、空頭制限Lの度合いなどを考慮して、予め設定される。
走行レール61は、凹部64の底面65の両側端部にそれぞれ敷設されている。
走行レール61と凹部64の底面65との間には、走行レール61より幅広な鋼板65aが介装されている(図6参照)。
また、図3に示すように、左右一対の走行レール61は、互いに平行に延在しており、互いの間隔がベースフレーム71(鋼管圧入装置7)の全幅より広くなるように敷設されている。
走行レール61は、ウェブ61aの両側にそれぞれフランジ61b、61cが設けられたH形鋼材からなる。ここで、フランジ61bは、走行レール61のうち凹部64の側壁66に対向する側のフランジ(外フランジ)であり、フランジ61cは、凹部64の側壁66に対向する側と反対の側のフランジ(内フランジ)である(図6参照)。
走行レール61の外フランジ61bは、凹部64の側壁66に面接触している。
走行レール61間には、レール間隔保持用の複数のパイプサポート67が適宜設けられている。
走行ユニット62は、走行レール61の内フランジ61c上を転動可能な両フランジ付の車輪を有する。
走行ユニット62は、ベースフレーム71の左右両側縁より側方に張り出すように、ベースフレーム71に着脱可能に固定(例えばボルト締結)される。
昇降ジャッキ63は鋼管圧入装置7を凹部64の底面65上に支持可能であり、伸縮自在である。昇降ジャッキ63は例えば油圧ジャッキであり、その伸縮によって鋼管圧入装置7を昇降させ得る。
移動装置6は、鋼管圧入装置7を牽引する牽引装置80を備える。
牽引装置80は、鋼管圧入装置7の牽引用のワイヤロープ81と、このワイヤロープ81を巻き上げる巻上げウインチ82と、により構成される。
ワイヤロープ81は、その一端が鋼管圧入装置7のベースフレーム71の前端部に着脱可能に固定されている。
巻上げウインチ82は電動ウインチであり、左右一対の走行レール61の各々の前端に両端が固定されたH形鋼材83の上部中央に設けられており、ワイヤロープ81をその他端より巻き上げることができる。
次に、移動装置6を用いて鋼管圧入装置7を設置する方法について、図1及び図3に加えて図4及び図5を用いて説明する。
図4(ア)〜図5(エ)は、空頭制限Lがある場所での鋼管圧入装置7の設置方法を示す。
まず、図4(ア)に示すように、空頭制限がない鋼管圧入装置7の走行開始位置101と、空頭制限Lがある施工位置102及び巻上げウインチ設置位置103とを含む地面を所定深さで床堀りして、凹部64を形成する。
次に、凹部64の底面65に走行レール61を敷設し、また、ウインチ設置位置103にH形鋼材83及び巻上げウインチ82を設置する。
次に、走行ユニット62を装着した状態の鋼管圧入装置7をクレーン110で吊上げて、走行開始位置101の走行レール61に載置する。また、巻上げウインチ82よりワイヤロープ81を引き出して、その一端を鋼管圧入装置7(ベースフレーム71)の前端部に固定する。
次に、図4(イ)に示すように、巻上げウインチ82によりワイヤロープ81を巻き上げることで、鋼管圧入装置7を、走行開始位置101から施工位置102まで、走行レール61上を走行させる。
次に、ワイヤロープ81及び巻上げウインチ82を取り外して、施工位置102にて、昇降ジャッキ63を伸長させて鋼管圧入装置7を上昇させることにより、走行ユニット62の車輪と走行レール61とを離間させる。
次に、鋼管圧入装置7より走行ユニット62を離脱する。
次に、図5(ウ)に示すように、昇降ジャッキ63を短縮させて鋼管圧入装置7を下降させることにより、鋼管圧入装置7を走行レール61間の凹部64の底面65に載置する。
次に、図5(エ)に示すように、施工位置102に、上述の図1と同様に、杭施工装置1を配置する。ここで、図5(エ)は、図1に示す杭施工装置1の正面図に対応する。また、図1に示すように、鋼管圧入装置7のベースフレーム71と走行レール61との間にスペーサ部材67を介装させる。このスペーサ部材67は、詳しくは、後述する図6(a)に示すように、鋼管圧入装置7のベースフレーム71と走行レール61の内フランジ61cとの間の間隙に介装される。
このようにして、鋼管圧入装置7は、施工場所102における走行レール61間の凹部64の底面65に設置される。
次に、施工位置102に設置された鋼管圧入装置7を移動させる方法を、図6を用いて説明する。
図6(a)は施工位置102で凹部64の底面65に載置されている鋼管圧入装置7を示す。図6(b)は走行レール61上に走行ユニット62を介して載置されている鋼管圧入装置7を示す。尚、図6(a)では、走行レール61、鋼管圧入装置7のベースフレーム71の両側部及び昇降ジャッキ63と、凹部64の底面65との間に鋼板65aが介装されているが、凹部64の底面65が比較的硬い場合には、この鋼板65aを省略してもよい。
施工位置102に設置された鋼管圧入装置7を他の位置に移動させる場合には、まず、図6(a)に示す状態から、昇降ジャッキ63を伸長させて、鋼管圧入装置7を走行レール61より高位で保持する。
次に、鋼管圧入装置7に走行ユニット62を装着する。
次に、昇降ジャッキ63を短縮させて鋼管圧入装置7を下降させることにより、鋼管圧入装置7を走行ユニット62を介して走行レール61に載置する。
次に、図6(b)に示すように、昇降ジャッキ63を更に短縮させて、昇降ジャッキ63を凹部64の底面65より離間させる。この後に、ワイヤロープ81及び巻上げウインチ82を用いて、鋼管圧入装置7を走行レール61上で走行させる。
このようにして、施工位置102に設置された鋼管圧入装置7を他の施工場所等に移動させることができる。
次に、杭施工装置1を用いた鋼管杭の構築方法について、図7〜図15を用いて説明する。
図7(ア)〜図15(シ)は、鋼管杭の施工フローを示す。
まず、図7(ア)に示すように、杭施工装置1のベースマシン本体22を側方(図では左方)に90°旋回させることにより、スイベルヘッド4及びリーダ3をベースマシン2の側方(図では左方)に位置させて、この状態で、クレーン111を用いて鋼管8を鋼管圧入装置7にセットする。尚、本実施形態では、鋼管8の鋼管圧入装置7へのセット時にクレーン111を用いて鋼管8を揚重しているが、鋼管8を揚重する手段はこれに限らず、例えば、補助クレーン34を用いて鋼管8を揚重してもよい。また、フォークリフトに鋼管把持用のクランプを設けて、このクランプ付のフォークリフトを用いて、鋼管8を鋼管圧入装置7にセットしてもよい。
次に、図7(イ)に示すように、鋼管圧入装置7によって鋼管8を回転させつつ地盤に所定の深さ分(例えば鋼管8の全長の半分程度の深さまで)圧入する。また、杭施工装置1のベースマシン本体22を旋回させることにより、スイベルヘッド4及びリーダ3をベースマシン2の前方位置に戻して、杭施工装置1のスイベルヘッド4に回転掘削装置5(リバースロッド51及びリバースビット52)をセットする。ここで、リバースビット52は、その外径が、鋼管8の内径よりも小さいので、回転掘削装置5を、鋼管8の内部に配置することができる。また、回転掘削装置5のセット時には、スイベルヘッド4の回転軸と、回転掘削装置5の回転軸と、鋼管8の中央軸(回転軸)とが略一致するように、それぞれが配置される。以上の配置によって、回転掘削装置5は、鋼管圧入装置7に挟持された鋼管8内の土砂を回転掘削することができる(すなわち、鋼管8の中堀りを行うことができる)。
次に、図8(ウ)に示すように、杭施工装置1のスイベルヘッド4を下降させつつ、スイベルヘッド4からの回転駆動力により、回転掘削装置5(リバースロッド51及びリバースビット52)を回転させて、鋼管8内を削孔する。これにより、鋼管8内に掘削孔9が形成される。また、この削孔に並行して、鋼管圧入装置7は、鋼管8を回転させつつ地盤に圧入することができる。
スイベルヘッド4がその昇降可能範囲の下限に達すると、次に、杭施工装置1のスイベルヘッド4をリバースロッド51から分離させて上昇させる。
次に、図8(エ)に示すように、杭施工装置1のベースマシン本体22を側方(図では左方)に90°旋回させることにより、スイベルヘッド4及びリーダ3をベースマシン2の側方(図では左方)に位置させて、この状態で、クレーン111を用いて、鋼管8を継ぎ足す。鋼管8の継ぎ足し時には、例えば、鋼管8の継手部同士を溶接することで、鋼管8同士を連結固定する。尚、鋼管8の両端に雄ねじ部と雌ねじ部とを予め形成して、一方の鋼管8の雄ねじ部と他方の鋼管8の雌ねじ部とを互いに螺合させることで、鋼管8同士を連結固定してもよい。また、いわゆるピン止めにより鋼管8同士を連結固定してもよい。
次に、図9(オ)に示すように、鋼管圧入装置7によって鋼管8を回転させつつ地盤に所定の深さ分(例えば、リバースロッド51が鋼管8の上端部から突出する程度まで)圧入する。
次に、杭施工装置1のベースマシン本体22を旋回させることにより、スイベルヘッド4及びリーダ3をベースマシン2の前方位置に戻して、新たなリバースロッド51を継ぎ足して、スイベルヘッド4に回転掘削装置5(リバースロッド51及びリバースビット52)をセットする。
次に、図9(カ)に示すように、前述の図8(ウ)と同様に、杭施工装置1のスイベルヘッド4を下降させつつ、スイベルヘッド4からの回転駆動力により、回転掘削装置5を回転させて、鋼管8内を削孔する(すなわち、鋼管8の中堀りを行う)。
このようにして、鋼管8及びリバースロッド51の継ぎ足しと鋼管8内の削孔(中堀り)とを繰り返して、図10(キ)に示すように、鋼管8の先端部(最下端部)が地盤の支持層115に達するまで、鋼管8の圧入と掘削孔9の形成とを行う。
従って、前述の図7(ア)〜図10(キ)では、鋼管8の先端部が地盤の支持層115に到達するまで、鋼管圧入装置7により、鋼管8の地盤への圧入が行われる。ここで、地面から地盤の支持層115までの深さが、本発明の「所定の第1深さ」に対応する。また、鋼管8の地盤への圧入時に、回転掘削装置5により、鋼管8内の土砂の掘削が行われる。また、鋼管8内の土砂の掘削時に、泥水処理設備10により、鋼管8内の掘削孔9に泥水が供給され、また、鋼管8内で生じた掘削土砂が泥水と共に鋼管8外に排出される。
尚、図10(キ)に示すように、鋼管8の先端部が地盤の支持層115に達するまで鋼管8の圧入が行われた状態では、鋼管8の最上端に、仮鋼管(ヤットコ)116の下端が着脱可能に固定されている。この仮鋼管116は、鋼管8と同様に、鋼管圧入装置7により地盤に圧入されたものである。
鋼管8の先端部が地盤の支持層115に達するまで、鋼管8の圧入とその内部の削孔(中掘り)とを行った後、図11(ク)に示すように、鋼管圧入装置7と移動装置6と回転掘削装置5(リバースロッド51及びリバースビット52)とを残して杭施工装置1を退避させ、リバースロッド51の上端51bに漏斗状のホッパー120を取り付ける。そして、ホッパー120に根固め材であるコンクリートを供給しつつ、ホッパー120をクレーン111により徐々に吊上げる。これにより、ホッパー120(リバースロッド51の上端51bの開口部)に供給されたコンクリートは、リバースロッド51内を下降してリバースロッド51の下端51aの開口部より鋼管8の先端部内に排出・充填される。
鋼管8の先端部でのコンクリートの充填が完了すると、回転掘削装置5(リバースロッド51及びリバースビット52)を撤去し、鋼管8の先端部でコンクリートが固化して鋼管8の先端部に根固め部121が形成される。
次に、図12(ケ)に示すように、鋼管8内に泥水排出ポンプ122と泥水排出配管123とを設ける。そして、鋼管8内に残留している泥水を、泥水排出ポンプ122により吸引し、泥水排出配管123を介して、鋼管8外に排出する。
鋼管8内の泥水の排出が完了すると、鋼管8内の泥水排出ポンプ122と泥水排出配管123とを撤去して、次に、図13(コ)に示すように、鋼管8内及び仮鋼管116内に残土を埋め戻す。この残土は、泥水処理設備10の残土タンク107に溜まった土砂である。このように鋼管8の中掘り時に発生する掘削土砂を鋼管8内に埋め戻すことにより、鋼管杭施工時の残土の減容化を実現することができる。尚、鋼管8内に掘削土砂を埋め戻す工程については省略可能である。
鋼管8及び仮鋼管116内への残土の埋め戻しが完了すると、図14(サ)に示すように、クレーン111と鋼管圧入装置7とを用いて、地盤より仮鋼管116を引き抜く。
次に、鋼管圧入装置7及び移動装置6を撤去する。
このようにして、図15(シ)に示すように、鋼管8により構成され、根固め部121を有し、鋼管8内に残土が埋め戻された鋼管杭130を構築することができる。
本実施形態によれば、鋼管8の先端部が地盤の所定の第1深さ(地盤の支持層115までの深さ)に到達するまで鋼管8の地盤への圧入を行い、鋼管8の地盤への圧入時に鋼管8内の土砂を所定の第1深さ(地盤の支持層115までの深さ)まで掘削し、鋼管8内の土砂の掘削時に鋼管8内に泥水を供給し、鋼管8内で生じた掘削土砂を泥水と共に鋼管8外に排出する。これにより、鋼管8内の土塊が泥水により洗い流され得るので、鋼管8内の土塊の残留量を低減することができる。
また本実施形態によれば、所定の第1深さ(地盤の支持層115までの深さ)まで掘削した後、鋼管8の先端部内に根固め材を充填する。これにより、残留土塊が比較的少ない鋼管8の先端部内において、泥水が根固め材に置き換えられるので、予め設定した性状を有する根固め材を用いて鋼管杭130の根固めを行うことができる。従って、鋼管杭の施工毎に、性状の安定した根固め材を用いて鋼管杭の根固めを行うことができるので、鋼管杭の施工において、所望の強度を安定して得ることができる。
また本実施形態によれば、鋼管8内にて鉛直方向に延びる円筒状のリバースロッド(掘削ロッド)51と、このリバースロッド51の下端に設けられるリバースビット(掘削ビット)52と、を含んで構成される回転掘削装置5により、鋼管8内の土砂を掘削する。これにより、比較的簡素な構成で、鋼管8内の土砂を掘削することができる。
また本実施形態によれば、鋼管8内の泥水は、リバースロッド(掘削ロッド)51の下端51aの開口部にて吸引され、リバースロッド51内を上昇して鋼管8外に排出される。これにより、リバースロッド51の下端51aの開口部より鋼管8の先端部の掘削土砂を泥水と共にダイレクトに吸い上げて鋼管8外に排出することができるので、根固め部121が形成される鋼管8の先端部を確実に土塊を残さない状態に仕上ることができる。
また本実施形態によれば、鋼管8の先端部内に根固め材を充填した後に、鋼管8内に残留する泥水を鋼管8外に排出し、この鋼管8内に、掘削土砂を埋め戻すことにより、鋼管杭施工時の残土の減容化を実現することができる。
また本実施形態によれば、根固め材は、コンクリートを含むことにより、十分な強度を有する根固め部121を形成することができる。
尚、本実施形態では、根固め部121を構成する根固め材としてコンクリートを用いて説明したが、根固め材はこれに限らず、例えば、モルタルであってもよい。また、残土タンク107に溜まった土砂とセメントとを所定割合で配合して撹拌混合し、この土砂及びセメントを含むモルタル又はコンクリートを根固め材とする場合には、土砂の性状を予め把握・調整した上で土砂とセメントとの配合割合を決定することができるので、根固め部121の品質を安定化させることができる。また、この場合には、鋼管杭施工時の残土を根固め部121の形成に利用するので、残土の減容化を実現することができる。
また、鋼管杭130の先端根固め範囲(根固め部121)に設置される鋼管8については、その内面に凹凸加工を施すことにより(例えば、複数の補強リングを互いに間隔を空けて設けることにより)根固め材と鋼管8との確実な一体化を図ることができる。また、根固め材と鋼管8との一体性が向上することにより、根固め範囲(根固め部121の高さ)を低減することができるので、根固め材の使用量を低減することができる。
図16は、本発明の第2実施形態における鋼管杭の施工方法を示す。ここで、図16(a)〜(c)は、それぞれ、支持層115に到達した鋼管8の先端部の拡大図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、リバースビット52の代わりとして、拡縮径可能なビットを備えた拡径ビット52’を用いる。
この拡径ビット52’を縮径させた状態で(すなわち、拡径ビット52’の外径を鋼管8の内径よりも小さくした状態で)、前述の図7(ア)〜図10(キ)に示した鋼管杭の施工工程を経て、鋼管8の先端部(最下端部)が地盤の支持層115に達するまで、鋼管8の圧入と掘削孔9の形成(中掘り)とを行う。
鋼管8の先端部が地盤の支持層115に達すると、図16(a)に示すように、拡径ビット52’を拡径させて、拡径ビット52’の外径を鋼管8の外径よりも大きくする。そして、この拡径状態で、回転掘削装置5(リバースロッド51及び拡径ビット52’)を回転させつつ下降させて、支持層115内に拡底部125を掘削形成する。ここで、拡底部125の上端から下端までの距離が、本発明の「所定の第2深さ」に対応する。この「所定の第2深さ」は、鋼管杭130が要求される強度などに基づいて、予め設定される。
次に、この拡径ビット52’を縮径させて(すなわち、拡径ビット52’の外径を鋼管8の内径よりも小さくして)、前述の図11(ク)と同様に、拡底部125内及び鋼管8の先端部内にコンクリートなどの根固め材を充填する(図16(b)参照)。
次に、鋼管圧入装置7を用いて、鋼管8の根入れ圧入を行う。この根入れ圧入の深さ(図16(c)に示す深さN)は、本発明の「所定の第3深さ」に対応するものであり、鋼管杭130が要求される強度などに基づいて、予め設定される。
このようにして、拡底部125及び鋼管8の先端部を含む根固め部126が形成される。
根固め部126が形成された後は、前述の図12(ケ)〜図15(シ)と同様の施工を行って鋼管杭130を構築するので、その説明を省略する。
特に本実施形態によれば、所定の第1深さ(地盤の支持層115までの深さ)に到達した鋼管8の先端部内に根固め材を充填するに先立って、鋼管8の先端部の下方の地盤(支持層115)にて鋼管8の外径より大径の掘削を行って所定の第2深さを有する拡底部125を形成し、この拡底部125内及び鋼管8の先端部内に根固め材を充填する。これにより、鋼管8の先端部の根固めが拡大されるので、高耐力杭を施工することができる。
また本実施形態によれば、拡底部125内及び鋼管8の先端部内に根固め材を充填した後に、鋼管8の先端部を拡底部125に所定の第3深さN分だけ根入れ圧入する。これにより、鋼管8の先端が拡底部125内に位置するので、根固め部126での両者の一体性を向上させることができる。
尚、鋼管杭130の先端根固め範囲(根固め部126)に設置される鋼管8については、その内面及び/又は外面に凹凸加工を施すことにより(例えば、複数の補強リングを互いに間隔を空けて設けることにより)根固め材と鋼管8との確実な一体化を図ることができる。また、根固め材と鋼管8との一体性が向上することにより、根固め範囲(根固め部126の高さ)を低減することができるので、根固め材の使用量を低減することができる。
1 杭施工装置
2 ベースマシン
3 リーダ
4 スイベルヘッド
5 回転掘削装置
6 移動装置
7 鋼管圧入装置
8 鋼管
9 掘削孔
10 泥水処理設備
21 履帯
22 ベースマシン本体
23 旋回装置
30、31 ブラケット
32 油圧シリンダ
33 ロッド
34 補助クレーン
35 ブーム
36 揚重用ウインチ
37 ワイヤロープ
38 吊具
41 スライドブロック
51 リバースロッド(掘削ロッド)
51a 下端
51b 上端
52 リバースビット(掘削ビット)
52’ 拡径ビット
61 走行レール
61a ウェブ
61b フランジ(外フランジ)
61c フランジ(内フランジ)
62 走行ユニット
63 昇降ジャッキ(脚部)
64 凹部
65 底面
65a 鋼板
66 側壁
67 スペーサ部材
71 ベースフレーム
72 鋼管圧入用油圧ジャッキ
73 昇降フレーム
74 回転筒
75 チャック装置
76 鋼管回転用油圧モータ
80 牽引装置
81 ワイヤロープ
82 巻上げウインチ
83 H形鋼材
101 泥水タンク
102 サンドポンプ
103 サクションポンプ
104 1次スクリーン
105 2次スクリーン
106 サイクロンスクリーン
107 残土タンク
110、111 クレーン
115 支持層
116 仮鋼管
120 ホッパー
121 根固め部
122 泥水排出ポンプ
123 泥水排出配管
125 拡底部
126 根固め部
130 鋼管杭

Claims (9)

  1. 円筒状の鋼管を鉛直方向に地盤に圧入して鋼管杭を構築する方法であって、
    前記鋼管の先端部が地盤の所定の第1深さに到達するまで前記鋼管の地盤への圧入を行い、
    前記鋼管の地盤への圧入時に前記鋼管内の土砂を前記所定の第1深さまで掘削し、
    前記鋼管内の土砂の掘削時に前記鋼管内に泥水を供給し、前記鋼管内で生じた掘削土砂を泥水と共に前記鋼管外に排出し、
    前記所定の第1深さまで掘削した後、前記鋼管の先端部内に根固め材を充填することを特徴とする鋼管杭の構築方法。
  2. 前記鋼管内にて鉛直方向に延びる円筒状の掘削ロッドと、この掘削ロッドの下端に設けられる掘削ビットと、を含んで構成される回転掘削装置により、前記鋼管内の土砂を掘削することを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭の構築方法。
  3. 前記鋼管内の泥水は、前記掘削ロッドの下端開口部にて吸引され、前記掘削ロッド内を上昇して前記鋼管外に排出されることを特徴とする請求項2に記載の鋼管杭の構築方法。
  4. 前記根固め材は、前記掘削ロッドの上端開口部に供給され、前記掘削ロッド内を下降して前記掘削ロッドの下端開口部より前記鋼管の先端部内に排出・充填されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の鋼管杭の構築方法。
  5. 前記鋼管の先端部内に根固め材を充填した後に、前記鋼管内に残留する泥水を前記鋼管外に排出し、この鋼管内に、前記掘削土砂を埋め戻すことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の鋼管杭の構築方法。
  6. 前記根固め材は、コンクリート又はモルタルを含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の鋼管杭の構築方法。
  7. 前記根固め材は、前記鋼管外に排出された掘削土砂を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の鋼管杭の構築方法。
  8. 前記所定の第1深さに到達した前記鋼管の先端部内に根固め材を充填するに先立って、前記鋼管の先端部の下方の地盤にて前記鋼管の外径より大径の掘削を行って所定の第2深さを有する拡底部を形成し、この拡底部内及び前記鋼管の先端部内に根固め材を充填することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の鋼管杭の構築方法。
  9. 前記拡底部内及び前記鋼管の先端部内に根固め材を充填した後に、前記鋼管の先端部を前記拡底部に所定の第3深さ分だけ圧入することを特徴とする請求項8に記載の鋼管杭の構築方法。
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