JP2013204201A - カーペットパイル用スラブヤーンとこれを用いた敷物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハリ・腰感に富みナチュラルで立体的なムラ感に優れた敷物を得るのに好適なカーペットパイル用スラブヤーンと、これを用いた敷物を提供する。
【解決手段】マルチフィラメント糸(2)からなる芯糸の周囲にマルチフィラメント糸(3)からなる少なくとも1本の鞘糸を配した、芯鞘構造のカーペットパイル用ヤーン(1)である。各鞘糸が芯糸の周囲を1重に巻き付いているグランド部(5)と、少なくともいずれかの鞘糸が芯糸の周囲を3重に巻き付いているスラブ部(6)とを、糸長手方向に交互に有している。総繊度は1400デシテックス以上である。芯糸は好ましくはBCFを含む。敷物はこのカーペットパイル用ヤーン(1)を表皮材に含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハリ・腰感に富み、ナチュラルで立体的なムラ感に優れた敷物を得るのに好適なカーペットパイル用スラブヤーンと、これを用いた敷物に関する。
近年、カーペットの意匠性を高めるためタフト機の柄だしによるものだけでなく、カーペットパイル用原糸に杢を付与することにより意匠性を高めようとする提案がされている(特許文献1、2参照)。特許文献1によると染色差のある糸を交絡させることで、染め上げたカーペットに杢調の外観が発現される。しかし、上記の原糸には凹凸(太さムラ)が無いため、この原糸による立体的な柄を表現することはできない。また、特許文献2に記載のものはS・Z交互合撚糸を応用した技術であり、パイル糸に形成される撚り方向の変化によって糸に意匠性を付与するものである。このパイル糸は、外観が長手方向に変化してはいるが、糸の太さムラが殆ど無いため、敷物に立体的な柄を表現できるものではない。
一方、衣料用加工糸に目を向けると、以前より、仮撚装置を用いて1重3重交互巻き付けを施したスラブ調加工糸が多々提案されている(特許文献3、4、5参照)。これら提案によるスラブ調加工糸は、いずれも衣料用途に限定しているため総繊度が1000デシテックス未満であることから、このままカーペットパイル用ヤーンに用いると、ハリ・腰感が劣るうえ、立体的な柄を充分に表現することは難しい。
上記同様のスラブヤーンで、一部にカーペット用途を謳ったものも提案されている(特許文献6参照)。しかしこの提案では、短繊維を供給して別の効果糸とともに巻き付けることで短繊維スラブを形成しているため、糸構造が硬くタイトなものとなり、カーペットとしたとき地薄でクッション性が劣り、ハリ・腰感に劣るものとなる問題がある。
特開平11−350281号公報 特開2009−052167号公報 特開昭61−89344号公報 特開昭61−97442号公報 特開昭61−215731号公報 特開平10−204740号公報
そこで本発明の解決すべき課題は、ハリ・腰感に富み、ナチュラルで立体的なムラ感に優れた敷物を得るのに好適なカーペットパイル用スラブヤーンと、これを用いた敷物を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明のヒートセット糸は以下のいずれかの構成を有する。すなわち、
(1)マルチフィラメント糸からなる芯糸の周囲にマルチフィラメント糸からなる少なくとも1本の鞘糸を配した芯鞘構造のカーペットパイル用ヤーンであって、上記の各鞘糸が芯糸の周囲を1重に巻き付いているグランド部と、少なくともいずれかの鞘糸が芯糸の周囲を3重に巻き付いているスラブ部とを、糸長手方向に交互に有しており、総繊度が1400デシテックス以上であることを特徴とする、カーペットパイル用スラブヤーン。
(2)上記の芯糸がBCFを含む、前記(1)に記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
(3)かさ高圧縮弾性率が70%以上である、前記(1)または(2)に記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
(4)上記の鞘糸は1本のマルチフィラメント糸からなり、この鞘糸の芯糸への巻き付けにより、上記のグランド部は鞘糸が芯糸の周囲へ1重に巻き付けてあり、上記のスラブ部は鞘糸が芯糸の周囲へ3重に巻き付けてある、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
(5)上記の鞘糸は2本のマルチフィラメント糸からなり、この両鞘糸の芯糸への巻き付けにより、上記のグランド部は鞘糸が芯糸の周囲へ2重に巻き付けてあり、上記のスラブ部は鞘糸が芯糸の周囲へ4重または6重に巻き付けてある、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
(6)鞘糸に使用されるマルチフィラメント糸全体の繊度が、芯糸に使用されるマルチフィラメント糸の繊度に対し、70%未満である、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
(7)上記のスラブ部の繊度がグランド部の繊度の1.5倍以上である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
また本発明の敷物は、以下の構成を有する。すなわち、
(8)前記(1)〜(7)のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーンを表皮材に含むことを特徴とする、敷物。
(9)上記のカーペットパイル用スラブヤーンは、表皮材を構成するパイル本数の10%以上を占める、前記(8)に記載の敷物。
本発明のカーペットパイル用スラブヤーンによれば、各鞘糸が芯糸の周りをグランド部では1重に巻き付き、スラブ部では少なくともいずれかの鞘糸が3重に巻き付いており、このグランド部とスラブ部とが糸長手方向に交互に形成されているので、太さムラを備えており、このスラブヤーンを表皮材に含む敷物はナチュラルで立体的なムラ感を備えることができる。
しかも総繊度が1400デシテックス以上であるので、ハリ・腰感に富む敷物を得ることができるうえ、スラブヤーンに形成されるグランド部とスラブ部との太さムラが明確となるため、このカーペットパイル用スラブヤーンを表皮材に用いることにより、立体的な意匠性に優れた敷物を提供することができる。
本発明の第1実施形態の、カーペットパイル用スラブヤーンを示す模式図である。 本発明の第1実施形態の、カーペットパイル用スラブヤーンの製造工程を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の、カーペットパイル用スラブヤーンを示す模式図である。 本発明の第2実施形態の、カーペットパイル用スラブヤーンの製造工程を示す概略構成図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の、カーペットパイル用スラブヤーンの形態をモデル的に示したものである。このカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、芯糸となる第1マルチフィラメント糸(2)と、鞘糸となる第2マルチフィラメント糸(3)とからなり、両フィランメント糸(2・3)を引き揃えて同時仮撚りする際に、その加撚部に第2マルチフィラメント糸(3)を直接仮撚り加工速度に対して過供給することで得られる複合仮撚り加工糸である。
即ち、上記の過供給により、上記のカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、第1マルチフィラメント糸(2)からなる芯糸の周囲に、第2マルチフィラメント糸(3)からなる鞘糸が配された芯鞘構造を有しており、且つ、第2マルチフィラメント糸(3)が1重に巻き付いたグランド部(5)と、3重に巻き付いた紡錘形のスラブ部(6)とが、糸長手方向に交互に形成されている。
上記のグランド部(5)では、鞘糸がZ方向或いはS方向の実撚りとなっており、比較的収束した状態である。これに対し、上記のスラブ部(6)では、1重目の巻き付きがZ方向或いはS方向の実撚りとなっており、2重目の巻き付きが1重目の巻き付き方向とは逆方向の実撚りとなっており、3重目の巻き付きが1重目の巻き付き方向と同じ方向の実撚りとなっている。この3重巻き付けされたスラブ部(6)は、強固に巻締まっているものの、グランド部(5)より太く形成されており、視覚的には凹凸のあるスラブムラ(太さムラ)を発現し、触覚的にはドライな風合いとなっている。
上記のカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、上記のグランド部(5)とスラブ部(6)とで太さが大きく異なるが、これらを平均した総繊度は1400デシテックス以上となっている。このカーペットパイル用スラブヤーン(1)の総繊度が1400デシテックスよりも小さければ、敷物として地薄となり、ハリ・腰感がなくクッション性が劣るうえ、太さムラの発現が弱いものとなる。
上記の第1マルチフィラメント糸(2)は、特定の構造や材質のものに限定されないが、BCF(Bulked Continuous Filament)糸であることが好ましい。本発明のカーペットパイル用スラブヤーンは、上記の複合仮撚りの工程を経て生産することができるのであるが、仮撚り由来の加工糸の捲縮、バルキー性のみでも、カーペットを製造した時の、所謂、ボリューム感である、ハリ・腰感を発現することが可能である。しかし、上記の芯糸としてBCFを採用すると、仮撚り由来の捲縮とBCF自体の捲縮の相乗効果でそのハリ・腰感を高めることができて好ましい。
ここで、上記のBCFとは、エアジェット捲縮糸やスタッフィング捲縮糸などとも称され、加熱流体(スチームや空気等)からなるエアジェットの乱流効果によって、それぞれの単繊維に不規則なループ状等の捲縮形態を形成した捲縮糸である。詳しくは日本繊維機械学会編集の「フィラメント加工技術マニュアル(下巻)」の第1章(25〜39頁)に、その形態について詳述されている。
上記のBCFの素材としては、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどが用いられる。BCF糸の繊度としては、得られるスラブヤーンのハリ・腰感を高めるため900デシテックス以上が好ましく、仮撚加工を施す限界から2500デシテックス未満であることが好ましい。その態様としては、原着糸であっても白糸であってもよく、芯糸と鞘糸のこなれ状態を鑑み、鞘糸と複合する前の時点で、撚糸されていないことが好ましい。
上記の鞘糸に用いるマルチフィラメント糸は、特定の材質や形態のものに限定されず、生糸やウーリー糸のほか、BCF糸であってもよいが、過剰に太いと仮撚り加工が容易でないため、BCF糸以外のマルチフィラメント糸を用いるとより好ましい。なお鞘糸に用いるマルチフィラメント糸は、芯糸と鞘糸のこなれ状態を鑑み、芯糸と複合する前の時点で、撚糸されていないことが好ましい。
上記の鞘糸に使用されるマルチフィラメント糸全体の繊度としては、糸のハリコシを強調する観点から、芯糸に使用されるマルチフィラメント糸の繊度の70%未満であるのが好ましい。
また上記の芯糸と鞘糸に使用されるそれぞれのマルチフィラメント糸は、原着糸であっても白糸であっても良いが、ムラ感を強調する観点から、芯糸と鞘糸とが互いに異なる色相や明度、彩度を備えるように、いずれか一方または両者が原着もしくは染色されていると好ましい。
上記のカーペットパイル用スラブヤーン(1)のかさ高圧縮弾性率は、芯糸と鞘糸の材質や、仮撚り加工の加工条件などによっても異なるが、芯糸の捲縮率が高いほど高くなり、また仮撚り加工の仮撚り数を大きくするほど高くなるので、これらを調整することにより所定の値に設定することができる。具体的には、このかさ高圧縮弾性率は、70%以上であることが好ましく、これにより、これを用いて形成した敷物の底付感を抑え、ハリ・腰感に富む効果を大きくできる。ここで上記の「ハリ・腰感」とは、ボリューム感とも言うが、パイル糸が圧縮、座屈、毛倒れしても元の立毛状態に戻ろうとする特性を言い、敷物を踏んだ時に、敷物から足裏に伝わる反発感や、底付感がない状態等を示す。
上記のカーペットパイル用スラブヤーン(1)は糸長手方向に太さムラを有しているが、グランド部(5)に対するスラブ部(6)の太さの比率は、特定の値に限定されない。しかしこのスラブ部(6)の繊度がグランド部(5)の繊度の1.5倍以上であると、視覚的に太さムラを良好に表現できるうえ、触感としての凹凸のムラ感を訴求できて好ましい。
上記のカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、例えば図2に示す製造工程で製造される。
即ちこの製造工程は、第1マルチフィラメント糸(2)と第2マルチフィラメント糸(3)の供給部(7)と、製造されたスラブヤーン(1)の巻取り部(8)との間に、各マルチフィラメント糸(2・3)の給糸ローラー(9・10)と、第1ヒーター(12)と、旋撚手段(13)と、デリベリーローラー(14)と、第2ヒーター(15)とを順に備えており、巻取り部(8)にスラブヤーン(1)をパッケージ(16)へ巻き取るワインダー(17)を備えている。そして、上記の両給糸ローラー(9・10)と旋撚手段(13)との間が加撚部(18)とされ、この旋撚手段(13)とデリベリーローラー(14)との間が解撚部(19)とされている。
上記の第1ヒーター(12)と第2ヒーター(15)とは、それらの近傍を通過する両マルチフィラメント糸(2・3)を熱セットするため所定温度で加熱できるものであればよく、特定の加熱手段に限定されない。
また上記の旋撚手段(13)は、ピン、フリクションディスク、ベルトのいずれの形式のものであってもよいが、確実に撚りを付与できる点から、ピン形式であるのが好ましい。
上記の供給部(7)から、上記の第1マルチフィラメント糸(2)と第2マルチフィラメント糸(3)がそれぞれ給糸ローラー(9・10)により給糸され、両糸(2・3)は一緒にされて上記の旋撚手段(13)により加撚部(18)で所定方向に同時仮撚りされ、第1ヒーター(12)で加熱されて熱セットされる。そしてこの熱セットされた仮撚り糸は、上記の旋撚手段(13)を通過したのち上記のデリベリーローラー(14)に引き取られる際、解撚部(19)で上記の仮撚りが解撚される。これにより得られたカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、第1マルチフィラメント糸(2)を芯糸として、その周囲で第2マルチフィラメント糸(3)が所定方向への捲回と反転方向への捲回とを交互に繰り返した芯鞘構造となる。そして上記のデリベリーローラー(14)を通過したスラブヤーン(1)が、上記のワインダー(17)によりパッケージ(16)へ巻き取られる。
上記の製造工程において、第2マルチフィラメント糸(3)は振り支点ガイド(20)を経て加撚部(18)へ供給されるが、第1マルチフィラメント糸(2)の供給速度(仮撚り加工速度)に対して過供給にされている。この結果、第2マルチフィラメント糸(3)は、振り支点ガイド(20)から第1マルチフィラメント糸(2)までの距離(L)に応じた振幅で、第1マルチフィラメント糸(2)の長手方向へ往復するように振れる。これにより、第2マルチフィラメント糸(3)が第1マルチフィラメント糸(2)の周囲に1重に巻き付いたグランド部(5)と、3重に巻き付いた紡錘形のスラブ部(6)とが、糸長手方向に交互に形成される。
上記の第1実施形態では、芯糸の周囲に1本の鞘糸を巻き付けてスラブヤーンを形成した。しかし本発明では芯糸の周囲に複数の鞘糸を巻き付けたものであってもよい。
例えば図3に示す本発明の第2実施形態では、2本の鞘糸を使用してカーペットパイル用スラブヤーンを形成してある。
即ち、このカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、例えばBCF等の、芯糸となる第1マルチフィラメント糸(2)と、2本の鞘糸となる第2マルチフィラメント糸(3)及び第3マルチフィラメント糸(4)とからなる。
これらのマルチフィラメント糸(2・3・4)は、例えば図4に示す製造工程により引き揃えられ、同時仮撚りすることで、上記のスラブヤーン(1)にされる。
上記の製造工程では、第2マルチフィラメント糸(3)と第3マルチフィラメント糸(4)が、それぞれ給糸ローラ(10・11)により給糸され、振り支点ガイド(21・22)を経て加撚部(18)へ、仮撚り加工速度に対して過供給される。なお、各振り支点ガイド(21・22)から第1マルチフィラメント糸(2)までの距離(L1・L2)は、同じ寸法に設定してもよく、或いは互いに異なる寸法に設定してもよい。その他の構成は上記の第1実施形態と同様であり、同様に作用するので説明を省略する。
上記の製造工程で得られるカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、図3に示すように、第1マルチフィラメント糸(2)からなる芯糸の周りに、それぞれマルチフィラメント糸(3・4)からなる2本の鞘糸が配された、芯鞘構造を有している。そして、第2マルチフィラメント糸(3)と第3マルチフィラメント糸(4)が各々1重に巻き付くことで、併せて鞘糸が2重に巻き付いているグランド部(5)と、少なくとも一方のマルチフィラメント糸(3・4)が3重に巻き付くことで、併せて鞘糸が4重または6重に巻き付いている紡錘形のスラブ部(6)とが、糸長手方向に交互に存在している。
即ちこのカーペットパイル用スラブヤーン(1)は、芯糸に対し2本の鞘糸の巻き付けが複合したものであり、各鞘糸の1重巻き付け部と1重巻き付け部との組み合わせは2重巻き付け部となり、1重巻き付け部と3重巻き付け部との組み合わせは4重巻き付け部となり、3重巻き付け部と3重巻き付け部との組み合わせは6重巻き付け部となるのである。この結果、カーペットパイル用スラブヤーン(1)には、2重巻き付け部と4重巻き付け部と6重巻き付け部の3種の太さを有するムラが形成され、4重巻き付け部と6重巻き付け部からなるスラブ部(6)はより紡錘形となる。しかも総繊度が1400デシテックス以上であるので、その太さムラはより明確となっている。
次に、本発明の敷物について説明する。本発明の敷物とは、例えば、屋内外、車両内に敷くカーペットやマット、床材等を指す。
本発明の敷物は、上記のカーペットパイル用スラブヤーン(1)を表皮材に用いた敷物である。この場合、表皮材の全てが本発明のカーペットパイル用スラブヤーンであってもよい。意図的にカーペット表面のムラ感を抑えるため、本発明のカーペットパイル用スラブヤーンを通常のBCFなどと組み合わせて、例えば、1本交互などにしてタフティングしても構わない。ただし、上記のカーペットパイル用スラブヤーンが、表皮材を構成するパイル本数の10%以上を占めると、ナチュラルで立体的なムラ感をより確実に得ることができるので好ましく、20%以上を占めるとより好ましく、40%以上を占めるとさらに好ましい。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
なお各実施例と比較例の物性や特性等は、次の測定方法により測定した。
<総繊度(デシテックス)>
JIS L 1013:2010「化学フィラメント糸試験方法」の「8.3.1 正量繊度」に記載のB法に準じる。測定回数を2回とし、その平均値を算出した。
<かさ高圧縮弾性率(%)>
JIS L 1013:2010「化学フィラメント糸試験方法」の「8.16 かさ高性」に記載のA法(並行法)に準じる。測定回数を5回とし、その平均値を算出した。
<グランド部およびスラブ部の長さ>
カーペットパイル用スラブヤーンを0.0883cN/デシテックス張力下で、各ムラごとのグランド部およびスラブ部の長さを求め、この測定を10回繰り返し、その平均値を求めた。
<グランド部およびスラブ部の繊度>
カーペットパイル用スラブヤーンを0.0883cN/デシテックス張力下で、グランド部およびスラブ部それぞれ連続で3cm以上の部分で、3cmにカットし、重量を測定して、デシテックスに換算した。この測定をそれぞれ20回繰り返し、その平均値を求めた。
<ハリ・腰感>
敷物(タフテッドカーペット)をサンプルとし、サンプルを手で触り、ボリューム感を次のように評価した。
◎:ハリ・腰感に優れている。
○:ハリ・腰感が良い。
△:ハリ・腰感があまりない。
×:ハリ・腰感がない。
<立体的なムラ感>
敷物(タフテッドカーペット)をサンプルとし、サンプルを目視で観察することにより、立体的なムラ感を次のように評価した。
○:立体的なムラ感に優れている。
△:立体的なムラ感が目立たない。
×:立体的なムラ感が全くない。
[実施例1]
下記の第1マルチフィラメント糸を芯糸用に用い、第2マルチフィラメント糸を鞘糸用に用い、下記の仮撚り加工条件で、図2に示す仮撚り工程により仮撚り加工を施した。
[使用糸]
第1マルチフィラメント糸:940デシテックス68フィラメントのナイロンBCF糸
第2マルチフィラメント糸:330デシテックス68フィラメントのポリエステルウーリー糸
[仮撚り加工条件]
仮撚り機:TFT−6M(ピン仮撚り機)
スピンドル回転数:45,000rpm
加工速度:50m/min
仮撚りドラフト:1.02
第2マルチフィラメント糸のオーバーフィード率:+70%
施撚手段:ピン形式
仮撚り数:900T/m
第1ヒーター温度:160℃
第2ヒーター温度:200℃
第2ヒーターでのオーバーフィード率:+20%
振り支点ガイドから第1マルチフィラメント糸までの距離(L):25cm
上記の仮撚り加工により、糸長手方向に1重巻き付け部と3重巻き付け部を交互に有する、実施例1のカーペットパイル用スラブヤーンを得た。このカーペットパイル用スラブヤーンの総繊度、かさ高圧縮弾性率、グランド部およびスラブ部の長さと繊度を表1に示す。
次に、この実施例1のカーペットパイル用スラブヤーンを1/10ゲージタフト機で、目付け100g/mのPET基布に、パイル高さ5.0mm、ステッチ8.7個/mmでタフトし、パイル目付1100g/mの、レベルループのタフテッドパイル原反を得た。そしてこのタフテッドパイル原反の裏面にSBRラテックスにてプレコーティングを行い、ポリエチレン樹脂シートをバッキング剤として用い、実施例1のタフテッドカーペットを得た。得られたカーペットのハリ・腰感と立体的なムラ感を表1に示す。
[実施例2]
振り支点ガイドから仮撚り加撚部までの距離(L)を40cmに設定する以外は、実施例1と同条件でピン仮撚り加工を実施して、実施例2のカーペットパイル用スラブヤーンを得た。得られたカーペットパイル用スラブヤーンの総繊度、かさ高圧縮弾性率、グランド部およびスラブ部の長さと繊度を表1に示す。
この実施例2のカーペットパイル用スラブヤーンを実施例1と同条件にて、タフト、プレコーティング、バッキングを行い、実施例2のタフテッドカーペットを得た。得られたカーペットのハリ・腰感と立体的なムラ感を表1に示す。
[実施例3]
下記の第1マルチフィラメント糸を芯糸用に用い、第2マルチフィラメント糸と第3マルチフィラメントとを鞘糸用に用い、下記の仮撚り加工条件で、図4に示す仮撚り工程により仮撚り加工を施した。
[使用繊維]
第1マルチフィラメント糸:940デシテックス68フィラメントのナイロンBCF糸
第2マルチフィラメント糸:140デシテックス68フィラメントのナイロン延伸糸
第3マルチフィラメント糸:140デシテックス68フィラメントのナイロン延伸糸
[仮撚り加工条件]
仮撚り機:TFT−6M(ピン仮撚り機)
スピンドル回転数:45,000rpm
加工速度:50m/min
仮撚りドラフト:1.02
第2マルチフィラメント糸のオーバーフィード率:+75%
第3マルチフィラメント糸のオーバーフィード率:+70%
施撚手段:ピン形式
仮撚り数:900T/m
第1ヒーター温度:160℃
第2ヒーター温度:200℃
第2ヒーターでのオーバーフィード率:+20%
第2マルチフィラメント糸の振り支点ガイドから第1マルチフィラメント糸までの距離(L1):25cm
第3マルチフィラメント糸の振り支点ガイドから第1マルチフィラメント糸までの距離(L2):25cm
上記の仮撚り加工により、糸長手方向に4重巻き付け部と6重巻き付け部を交互に有する、実施例3のカーペットパイル用スラブヤーンとなった。得られたカーペットパイル用スラブヤーンの総繊度、かさ高圧縮弾性率、グランド部およびスラブ部の長さと繊度を表1に示す。なお、スラブ部については、4重巻き付け部、6重巻き付け部のそれぞれについて、その長さおよび繊度を測定した。
この実施例3のカーペットパイル用スラブヤーンを実施例1と同条件にて、タフト、プレコーティング、バッキングを行い、実施例3のタフテッドカーペットを得た。得られたカーペットのハリ・腰感と立体的なムラ感を表1に示す。
[実施例4]
第2ヒーターを使用せず、デリベリーローラーを通過した加工糸を直接ワインダーで巻き上げる点以外は、実施例1と全く同一条件でピン仮撚り加工を実施して、実施例4のカーペットパイル用スラブヤーンを得た。得られたカーペットパイル用スラブヤーンの総繊度、グランド部およびスラブ部の長さと繊度を表1に示す。
この実施例4のカーペットパイル用スラブヤーンを実施例1と同条件にて、タフト、プレコーティング、バッキングを行い、実施例4のタフテッドカーペットを得た。得られたカーペットのハリ・腰感と立体的なムラ感を表1に示す。
[実施例5]
以下の糸使いで構成する以外は、実施例1と同条件でピン仮撚り加工を実施して、実施例5のスラブヤーンを得た。
[使用繊維]
第1マルチフィラメント糸:330デシテックス68フィラメントのウーリーナイロン糸を3本引き揃えたもの
第2マルチフィラメント糸:330デシテックス68フィラメントのウーリーナイロン糸
得られた実施例5のスラブヤーンの総繊度、かさ高圧縮弾性率、グランド部およびスラブ部の長さと繊度を表1に示す。
そしてこの実施例5のカーペットパイル用スラブヤーンを実施例1と同条件にて、タフト、プレコーティング、バッキングを行い、実施例4のタフテッドカーペットを得た。得られたカーペットのハリ・腰感と立体的なムラ感を表1に示す。
[比較例1]
下記の第1マルチフィラメント糸を芯糸用に用い、第2マルチフィラメント糸を鞘糸用に用いる以外は、実施例1と同条件でピン仮撚り加工を実施して、比較例1のカーペットパイル用スラブヤーンを得た。
[使用繊維]
第1マルチフィラメント糸:940デシテックス68フィラメントのナイロンBCF
第2マルチフィラメント糸:110デシテックス48フィラメントのウーリーナイロン糸
得られた比較例1のスラブヤーンの総繊度、かさ高圧縮弾性率、グランド部およびスラブ部の長さと繊度を表1に示す。
そしてこの比較例1のカーペットパイル用スラブヤーンを実施例1と同条件にて、タフト、プレコーティング、バッキングを行い、比較例1のタフテッドカーペットを得た。得られたカーペットのハリ・腰感と立体的なムラ感を表1に示す。
[比較例2]
下記の第1マルチフィラメント糸を芯糸用に用い、第2マルチフィラメント糸を鞘糸用に用い、下記の仮撚り加工条件で、図2に示す仮撚り工程により仮撚り加工を施した。
[使用繊維]
第1マルチフィラメント糸:1240デシテックス68フィラメントのナイロンBCF糸
第2マルチフィラメント糸:330デシテックス68フィラメントのポリエステルウーリー糸
[仮撚り加工条件]
仮撚り機:TFT−6M(ピン仮撚り機)
スピンドル回転数:45,000rpm
加工速度:50m/min
仮撚りドラフト:1.02
第2マルチフィラメント糸のオーバーフィード率:+10%
施撚手段:ピン形式
仮撚り数:900T/m
第1ヒーター温度:160℃
第2ヒーター温度:200℃
第2ヒーターでのオーバーフィード率:+20%
振り支点ガイドから第1マルチフィラメント糸までの距離L:25cm
上記の仮撚り加工により、比較例2のカーペットパイル用ヤーンを得たが、このカーペットパイル用ヤーンは、第2マルチフィラメント糸のオーバーフィード率が小さいためスラブ部を形成することができず、太さムラのないものであった。得られたカーペットパイル用ヤーンの総繊度とかさ高圧縮弾性率を表1に示す。
この比較例2の加工糸を実施例1と同条件にて、タフト、プレコーティング、バッキングを行い、比較例2のタフテッドカーペットを得た。得られたカーペットのハリ・腰感と立体的なムラ感を表1に示す。
Figure 2013204201
上記の測定結果から明らかなように、比較例1のカーペットはハリ・腰感がないうえ、立体的なムラ感も劣るものであり、比較例2のカーペットにあっては、ハリ・腰感に優れるものの、立体的なムラ感が全くないものであった。これに対し本願発明の実施例1〜5にあっては、いずれも立体的なムラ感に優れており、特に芯糸にBCF糸を用いた実施例1〜4にあっては、優れたハリ・腰感を有するものであった。
上記の各実施形態や実施例で説明したカーペットパイル用スラブヤーンやこれを用いた敷物は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものであり、各フィラメント糸の材質や繊度、仮撚り加工条件などを、上記の実施形態や実施例のものに限定するものではなく、本発明の特許請求の範囲内において種々の変更を加え得るものである。
例えば上記の実施例では、いずれもピン形式の施撚手段を用いた。しかし本発明では、他の形式の旋撚手段を用いてもよい。
また上記の実施例1〜4では、いずれも芯糸にナイロンBCF糸を用いた。しかし本発明では芯糸にポリエステルBCF糸やポリプロピレンBCF糸など、他の材質のBCF糸を用いてもよいことは、言うまでもない。
本発明のカーペットパイル用スラブヤーンとこれを用いた敷物は、ハリ・腰感に富むうえ、ナチュラルで立体的なムラ感を有しているので、一般家庭のみならず、学校、病院、ホテル、老人ホーム、保養所などにおいて使用される高級敷物として特に好適であるが、他の敷物としても有用である。
1…カーペットパイル用スラブヤーン
2…第1マルチフィラメント糸
3…第2マルチフィラメント糸
4…第3マルチフィラメント糸
5…グランド部
6…スラブ部
7…供給部
8…巻取り部
9・10・11…給糸ローラー
12…第1ヒーター
13…旋撚手段
14…デリベリーローラー
15…第2ヒーター
16…パッケージ
17…ワインダー
18…加撚部
19…解撚部
20・21・22…振り支点ガイド
L・L1・L2…振り支点ガイドから第1マルチフィラメント糸までの距離

Claims (9)

  1. マルチフィラメント糸からなる芯糸の周囲にマルチフィラメント糸からなる少なくとも1本の鞘糸を配した芯鞘構造のカーペットパイル用ヤーンであって、
    上記の各鞘糸が芯糸の周囲を1重に巻き付いているグランド部と、少なくともいずれかの鞘糸が芯糸の周囲を3重に巻き付いているスラブ部とを、糸長手方向に交互に有しており、
    総繊度が1400デシテックス以上であることを特徴とする、カーペットパイル用スラブヤーン。
  2. 上記の芯糸がBCFを含む、請求項1に記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
  3. かさ高圧縮弾性率が70%以上である、請求項1または2に記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
  4. 上記の鞘糸は1本のマルチフィラメント糸からなり、この鞘糸の芯糸への巻き付けにより、上記のグランド部は鞘糸が芯糸の周囲へ1重に巻き付けてあり、上記のスラブ部は鞘糸が芯糸の周囲へ3重に巻き付けてある、請求項1〜3のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
  5. 上記の鞘糸は2本のマルチフィラメント糸からなり、この両鞘糸の芯糸への巻き付けにより、上記のグランド部は鞘糸が芯糸の周囲へ2重に巻き付けてあり、上記のスラブ部は鞘糸が芯糸の周囲へ4重または6重に巻き付けてある、請求項1〜3のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
  6. 鞘糸に使用されるマルチフィラメント糸全体の繊度が、芯糸に使用されるマルチフィラメント糸の繊度に対し、70%未満である、請求項1〜5のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
  7. 上記のスラブ部の繊度がグランド部の繊度の1.5倍以上である、請求項1〜6のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーン。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のカーペットパイル用スラブヤーンを表皮材に含むことを特徴とする、敷物。
  9. 上記のカーペットパイル用スラブヤーンは、表皮材を構成するパイル本数の10%以上を占める、請求項8に記載の敷物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106079621A (zh) * 2016-08-08 2016-11-09 苏州维杰纺织有限公司 一种复纺断层式包芯纱
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CN109629063A (zh) * 2018-12-21 2019-04-16 张家港市科达化纤有限公司 一种阻燃锦纶6bcf花色地毯纱及制备方法

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