JP2014101606A - カーペット用パイル糸ならびにカットパイルカーペットとその製造方法 - Google Patents

カーペット用パイル糸ならびにカットパイルカーペットとその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトな風合いと表面の滑らかさを備えるうえ優れた捲縮耐久性を備え、また質感と審美性に優れるカットパイルカーペットを提供する。
【解決手段】パイル糸を、単繊維繊度が1.5デシテックス以上、3.0デシテックス未満であるナイロンBCFから構成する。パイル糸は、80〜400T/mの撚り数の片撚り構造、またはそれぞれ80〜400T/mの撚り数の下撚りと上撚りとが施された諸撚り構造を有し、総繊度が660〜4400デシテックスである。このパイル糸は、沸騰水処理後の伸縮伸長率が5〜15%である。このパイル糸を総本数の60%以上に用いて基布にタフトし、パイル目付を600〜1400g/mとし、平均パイル高さを12〜40mmとする。
【選択図】なし

Description

本発明は、カーペット用パイル糸ならびにカットパイルカーペットとその製造方法に関し、さらに詳しくは、ソフトな風合いと表面の滑らかさを備えるうえ優れた捲縮耐久性を備え、また質感と審美性に優れるカットパイルカーペットと、これに用いるパイル糸ならびにそのカットパイルカーペットの製造方法に関する。
カーペットは、部屋の美的効果を高め、家具、壁紙、カーテンなど他のインテリア材との相乗効果により空間を美しく演出するほか、部屋のイメージを表現、雰囲気を醸し出す大きな効果がある。このため、カーペットには色合い、柄、風合い、ボリューム感など種々の特性がその空間のイメージに合わせて要求されている。特に近年のトレンドとして、居住者等の肌がカーペットに直接触れる場合があることからも、柔らかな風合いのカーペットが好まれている。
従来、柔らかな風合いのカーペットとして、綿やポリエステル短繊維など紡績糸を使用したものが流通している。これらは、少なからず遊び毛を発生させるケースがあり、この遊び毛に起因した汚れが目立ちやすくなるなどの問題があった。
そこで、連続繊維の使用により遊び毛の発生を防止し、しかも柔らかい風合いを備えたカーペットとして、極細ポリエステル繊維を使用したスエード調織編物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載のものは、単糸繊度が1.5dtex以下の共重合ポリエステル繊維を使用したスエード調織編物である。しかしこれをカーペットに用いた場合、ポリエステル繊維では捲縮糸の捲縮耐久性が劣るため、早期にその捲縮がへたってボリューム感やソフトな風合いが無くなり、カーペットとしての質感を低下させてしまう等の問題がある。
また、パイル糸として、単糸繊度が2.5〜25dtexの極細の原着ポリ乳酸捲縮糸を使用したタイルカーペットが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載のものは、植物由来の素材を用いており、エコを訴求したものであるが、バッキング層がクッション性のある不織布からなることが前提とされており、パイル糸自体の反発感は全く得られないばかりか、特許文献1に記載のものと同様に、捲縮耐久性が劣るためすぐにボリューム感やソフトな風合いが無くなる問題があった。
一方、耐久性に優れたカーペットとして、単糸繊度が3.0〜7.0デシテックスのポリアミドマルチフィラメント捲縮糸(いわゆる、ナイロンBCF(Bulked Continuous Filament)。)を200〜2000T/mで撚糸した撚り捲縮糸を用いたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。この特許文献3に記載のものは、単糸繊度が3デシテックス以上であるうえ高撚りであるため、捲縮耐久性に優れているものの、表面の滑らかさが劣るうえ、ソフトな風合いを充分に高めることが容易でない問題があった。
特開2008−169510号公報 特開2008−99805号公報 特開2002−294525号公報
本発明の技術的課題は上記の問題点を解消し、ソフトな風合いと表面の滑らかさを備えるうえ優れた捲縮耐久性を備え、また質感と審美性に優れるカットパイルカーペットと、これに用いるパイル糸ならびにそのカットパイルカーペットの製造方法を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するために、次のように構成したものである。
すなわち本発明1はカーペット用パイル糸に関し、単繊維繊度が1.5デシテックス以上、3.0デシテックス未満であるナイロンBCFから構成され、80〜400T/mの撚り数の片撚り構造、またはそれぞれ80〜400T/mの撚り数の下撚りと上撚りとが施された諸撚り構造を有し、総繊度が660〜4400デシテックスであることを特徴とする。
本発明2はカットパイルカーペットに関し、基布にタフトされたカットパイル糸が総本数の60%以上に本発明1のカーペット用パイル糸を用いてあり、パイル目付が600〜1400g/mであり、平均パイル高さが12〜40mmであることを特徴とする。
本発明3はカットパイルカーペットの製造方法に関し、パイル糸の総本数の60%以上に本発明1のカーペット用パイル糸を用い、これらのパイル糸を基布にタフトしたのち、染色処理時の加熱により上記のパイル糸に捲縮を発現させることを特徴とする。
上記の本発明1のカーペット用パイル糸は、連続繊維であるナイロンBCFで構成されており、このナイロンBCFの単繊維繊度が1.5デシテックス以上であるので単糸切れの発生が抑制されることから、これを用いたカットパイルカーペットは、遊び毛の発生が抑制され、遊び毛に起因する汚損が防止される。
しかも本発明1のカーペット用パイル糸は、ナイロンBCFで構成されているうえ、撚り数が80T/m以上であり、総繊度が600デシテックス以上であるので、捲縮性と捲縮耐久性に優れており、これを用いたカットパイルカーペットは長期に亘って適度な柔らかさと反発性を有する。
上記の本発明1のカーペット用パイル糸が捲縮発現したときの捲縮の度合いは、特定の特性値のものに限定されないが、具体的には、例えば沸騰水処理後の伸縮伸長率が5〜15%であると好ましい。
また本発明1のカーペット用パイル糸は、適度な反発性を有しながらも、ナイロンBCFの単繊維繊度が3.0デシテックス未満であり、撚り数が400T/m以下であり、総繊度が4400デシテックス以下であるので、柔らかく且つ滑らかであり、これを用いたカットパイルカーペットは、圧縮し易くソフトな風合いを備えており、しかも滑らかな表面を備えている。
本発明2のカットパイルカーペットは、ソフトで滑らかな風合いを備えるために、本発明1のカーペット用パイル糸を本数で60%以上用いて、基布にタフトされておればよいが、80%以上用いるとよりソフトで滑らかな風合いを備えることができて好ましく、全てを本発明1のカーペット用パイル糸で構成するとさらに好ましい。
本発明2のカットパイルカーペットは、特定の圧縮特性のものに限定されないが、KES風合い試験機で測定した圧縮特性が以下の値を満足すると好ましい。
(1)圧縮仕事量(WC値)が2.0〜3.0gf・cm/cmである。
(2)圧縮弾性率(RC値)が15〜25%である。
また本発明2のカットパイルカーペットは、特定の表面特性のものに限定されないが、KES風合い試験機で測定した表面特性が以下の値を満足すると好ましい。
(1)摩擦係数(MIU値)のタテ方向とヨコ方向の総和が1.50未満である。
(2)摩擦係数の変動(MMD値)のタテ方向およびヨコ方向の値が何れも0.020未満である。
上記の本発明3のカットパイルカーペットの製造方法において、上記の染色処理は特定の方法のものに限定されないが、この染色処理において、カーペット原反を染色装置内で循環させながら揉み込むように染色すると、上記のパイル糸が良好に膨らみ、ソフトな風合いと適度な反発性が発現されて好ましい。このような揉み込むように行う染色処理は、特定の染色装置を用いるものに限定されないが、例えば公知のウィンス染色機を用いることにより行うことができる。
上記のカーペット原反を染色装置内で循環させた場合、通常、カットパイルが先端側を搬送方向後方へ傾斜させた状態に癖付けされる。このため、この染色処理の後、上記の癖付けされたカットパイルが順目となる方向から熱風を吹き付けて乾燥すると、カットパイルの向きの乱れを防止できるので、表面がきれいでフラットな、優れた質感と審美性を備えるうえ、柔らかく滑らかな風合いを一層良好に備えたカットパイルカーペットを得ることができて好ましい。
(1)連続繊維であるナイロンBCFで構成されており、このナイロンBCFの単繊維繊度が1.5デシテックス以上であるので単糸切れの発生が抑制されることから、これを用いたカットパイルカーペットは、遊び毛の発生を抑制でき、遊び毛に起因する汚損を防止することができる。
(2)カーペット用パイル糸は、ナイロンBCFで構成されているうえ、撚り数が80T/m以上であり、総繊度が600デシテックス以上であるので、捲縮性と捲縮耐久性に優れており、これを用いたカットパイルカーペットは長期に亘って適度な柔らかさと反発性を備えることができる。
(3)カーペット用パイル糸は、これを構成するナイロンBCFの単繊維繊度が3.0デシテックス未満であり、撚り数が400T/m以下であり、総繊度が4400デシテックス以下であるので、柔らかく且つ表面の凹凸が抑えられている。この結果、このパイル糸を用いた本発明のカットパイルカーペットは、圧縮し易くソフトな風合いを備えることができ、しかも滑らかな表面を備えることができる。
本発明の実施形態を示す、カットパイルカーペットを連続乾燥機へ供給する際のパイルの方向を示す概略構成図である。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明のカーペット用パイル糸に用いられるナイロンBCFを構成する樹脂は特定のポリアミドに限定されないが、具体的には、例えばポリカプロアミド(ナイロン6)やポリヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)が用いられ、本発明の効果を損なわない範囲で共重合成分を含むポリアミドのコポリマーであっても良い。さらに、製糸性改善や高次加工性の改善を目的に共重合成分を添加したり、その他顔料などの粒子を添加したポリアミドであっても良い。具体的な共重合成分としては、ε−カプロアミド、テトラメチレンアジパミド、ヘキサメチレンセバカミド、テトラメチレンイソフタルアミド、テトラメチレンテレフタラミドおよびキシリレンフタラミドなどが挙げられる。顔料としては、有機物、無機物の何れでも差支えなく、一般的には、カーボンブラック、ベンガラ、フタロシアニン系の顔料が好ましく用いられる。
本発明のカーペット用パイル糸を構成するナイロンBCFは、単繊維繊度が1.5デシテックス以上、3.0デシテックス未満である。単繊維繊度が1.5デシテックス未満であると製糸性が困難であるとともにカーペットにしたとき単糸切れを発生しやすくなり、ピリングや遊び毛の問題を誘発しやすい。一方、単繊維繊度が3.0デシテックス以上であると本発明の主目的であるソフト感、滑らかな風合いを達成することが難しくなる。
本発明のカーペット用パイル糸は、撚り数が80〜400T/mの片撚り構造、またはそれぞれ80〜400T/mの撚り数の下撚りと上撚りとが施された諸撚りを有する。
片撚りの場合、撚り数が80T/m未満であるとパイルが解撚されやすく、毛割れしペンシルポイント性を欠くばかりか、毛羽立ちしやすく、パイルの立毛感および反発性を悪化させる原因となる。一方、撚り数が400T/mを超えると、糸にトルクが発生し、タフトでの工程通過性を著しく悪化させやすい。
また諸撚りの場合、80〜400T/mの撚り数で下撚りした糸を、複数本引き揃えて下撚りとは逆方向に80〜400T/mの撚り数で上撚りしたものである。複数本合わせての諸撚りとすることで、トルクバランスが整い、しっかりとした撚り構造のパイル糸となる。このため、カーペットに用いた時に、柔軟な風合いとともに耐久性、適度な反発感を両立することができる。撚り数としては、下撚り、上撚りともに80〜400T/mの範囲で適宜選定すればよい。
本発明において、カーペット用パイル糸に上記の撚りを固定させる方法として、スチームセットなどの公知の熱処理を組み合わせることが可能である。このパイル糸を用いたカットパイルカーペットの耐久性を上げるためにも、上記のカーペット用パイル糸は、撚糸後に熱処理を施すことが好ましい。
本発明のカーペット用パイル糸の総繊度は、660〜4400デシテックスである。総繊度が660デシテックス未満であると、カーペットを製造するとき打ち込み本数を多くする必要があり、工程を複雑化させるだけでなく、反発性に欠け底付感のあるカーペットとなる。一方、パイル糸の総繊度が4400デシテックスを超えると、カーペットの風合いが重厚となり、所望のソフト感を得られない。
本発明のカーペット用パイル糸は、タフトされた後、染色工程で熱を受けて捲縮発現する。捲縮発現した時の捲縮の度合いとして、沸騰水処理後の伸縮伸長率が5〜15%であると好ましい。沸騰水処理後の伸縮伸長率が5%未満であれば、パイル糸は弱捲縮で痩せたものとなり、カーペットとしたとき毛倒れしたり、地薄感が発生したりする虞がある。一方、沸騰水処理後の伸縮伸長率が15%を超えると、カーペットとしたときの風合いが硬くなり所望のソフトな風合いを得られない。
次に、本発明のカットパイルカーペットについて説明する。
本発明のカットパイルカーペットは、全パイル糸中に上記の本発明のパイル糸が本数で60%以上用いてあり、これにより、ソフトで滑らかな風合いのカットパイルカーペットにすることができるが、さらには本発明のパイル糸を80%以上用いることが好ましい。勿論、本発明のパイル糸を100%使用した場合は、そのソフトで滑らかな風合いを一層強調できる。
また、本発明のカットパイルカーペットは、パイル目付が600〜1400g/mであり、平均パイル高さが12〜40mmである。これらの範囲内でパイル目付とパイル高さを設定することにより、ソフトで滑らかな風合いのカットパイルカーペットにすることができる。
本発明のカットパイルカーペットは、KES風合い試験機で測定した圧縮特性や表面特性は、特定の値のものに限定されない。しかしKES風合い試験機で測定した圧縮特性が以下の値を満足すると、ソフトな風合いに優れるため好ましい。
(1)圧縮仕事量(WC値)が2.0〜3.0gf・cm/cmである。
(2)圧縮弾性率(RC値)が15〜25%である。
圧縮仕事量(WC値)が2.0gf・cm/cm未満であると、カーペットに対して、圧縮に対し硬いものとなる。一方、圧縮仕事量(WC値)が3.0gf・cm/cmを超えると反発感、ハリ・コシのないものとなり、所望のソフトな風合いを得ることができない。
上記の圧縮仕事量(WC値)および反発性を示す圧縮弾性率(RC値)の値は、本発明のカットパイルカーペットにおける所定範囲で目付とパイル高さを設定し、さらにケージやステッチを適宜選定することにより満たすことができる。
また本発明のカットパイルカーペットは、KES風合い試験機で測定した表面特性が以下の値を満足することが好ましい。
(1)摩擦係数(MIU値)のタテ方向とヨコ方向の総和が1.50未満である。
(2)摩擦係数の変動(MMD値)のタテ方向およびヨコ方向の値が何れも0.020未満である。
摩擦係数(MIU値)のタテ方向とヨコ方向の総和が0.036以上であるとカーペット表面に滑らか感を得ることはできない。摩擦係数(MIU値)のタテ方向とヨコ方向の総和が1.50未満であることにより柔らかさ、ヌメリ感を得ることができる。また、摩擦係数の変動(MMD値)のタテ方向およびヨコ方向の値が何れも0.020未満になることにより、カーペット表面の凸凹が小さく、フラットで滑らかな風合いを得ることができる。
次に、本発明のカーペットの製造方法について説明する。
まず、本発明で用いられるパイル糸はナイロンBCFであり、溶融紡糸、冷却、給油、延伸、捲縮加工の各工程からなる公知の方法によって製造される。本発明で用いられる溶融紡糸機として、エクストルーダー型およびプレッシャー型があり、何れのものを使用しても良いが、紡糸性を鑑み前者を使用することが好ましい。
溶融紡糸された糸条は、冷却、給油されたのち延伸、熱固定されることにより、繊維の配向が進み、結晶化される。ここで、延伸され高配向未延伸糸または延伸糸となった状態で、一旦巻き取ってから、次の捲縮加工を施しても良いが、所謂、ワン・ステップ・プロセスで巻き取らずに、ダイレクトに捲縮加工を行っても良い。
次いで、捲縮加工を施されるのであるが、高温に加熱されたスチームによる流体加工によるものであり、捲縮付与装置としては、ジェットノズルやジェットスタッファノズルが好ましく使用される。捲縮付与された糸条は、高次加工での通過性を鑑み、好ましくは交絡処理を施される。その後、ワインダに巻き取られ、ナイロンBCFとしてのパッケージが完成する。
得られたナイロンBCFは、カーペットとして、適度な反発性、耐久性を得るために、所定の撚り数で片撚りもしくは諸撚りが施されたのち、その撚りを固定するために熱セットが施されて、パイル糸が完成となる。上記の熱セットの方法としては、公知のいかなるものでもよいが、カーペットを含む産業用ナイロンBCFの熱セットは、スペルバセットが好ましく用いられる。
上述のようにして、得られた前記カーペット用パイル糸は、所定の基布にタフティングされてカットパイルカーペットの原反となる。タフティングは公知の方法で行えばよく、パイル糸の繊度、カーペットの目標目付を考慮しながら、ゲージ、ステッチ、パイル高さ等が決定される。
その後、タフトされたカットパイルカーペットの原反は、ウィンス染色機により染色される。カーペットの後染めとして一般的に使用されている連続染色機によるものに比べ、ウィンス染色機では、カーペット原反が槽内で循環されながら生地が揉み込まれ、染色時の加熱により捲縮が良好に発現してパイル糸に膨らみが生じる。この効果によりソフトな風合いと適度な反発性とを備えたカットパイルカーペットが得られる。
ウィンス染色機で染色されたカーペット原反は、染色機から取り出されたのち次の乾燥工程に入る前に、一旦、生地の始端と終端とを入れ替える反返しを行う。ウィンス染色機の槽内で循環しているカーペット原反は、カットパイルが先端側を搬送方向後方へ傾斜させた状態に癖付けされる。そこで上記の反返しすることにより、図1に示すように、カーペット原反(1)がパイル(2)の先端を搬送方向後方へ傾斜させた状態で、ピンレール(3)上をピン押えロール(4)で連続乾燥機(5)内へ案内される。これにより、パイル(2)が順目となる方向から熱風(6)を受けるので、この乾燥の際にパイル(2)の方向が乱れることなく一定となり、カーペットの外観が良くなるばかりが、逆目で乾燥機に挿入した時よりも柔らかく、なめらかな風合いとなる。
その後、上記の乾燥されたカーペット原反は、裏加工が施され、ラテックスによりジュートや不織布などに代表される裏材と接着され、再度、乾燥された後、適宜裁断、縫製されて所望のカットパイルカーペットとなる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、各物性の測定と評価は、以下による。
<総繊度(デシテックス)>
JIS L 1013:2010「化学フィラメント糸試験方法」の「8.3.1 正量繊度」に記載のB法に準じて測定し、測定回数を5回とし、その平均値を算出して、総繊度とした。
<単繊維繊度(デシテックス)>
前記総繊度をフィラメント数で除した値を算出して、単繊維繊度とした。
<沸騰水処理後の伸縮伸長率(%)>
周長1mの手回し検尺器にて、10回巻きのカセを作り、無荷重の状態で98℃の熱水中で20分間浸漬した後、1昼夜乾燥したものを試験片とする。
その試験片をJIS L 1013:2010「化学フィラメント糸試験方法」の「8.11 伸縮性」に記載のA法に準じて、伸縮伸長率を5回測定しその平均値を算出して、沸騰水処理後の伸縮伸長率とした。
<圧縮仕事量(WC値)(gf・cm/cm)>
カーペット表面(立毛面)について、KES圧縮試験機(KES−G5:カトーテック株式会社製)を用い、圧縮速度0.03mm/秒、上限荷重10gf/cmの条件で試料3点を測定し、その平均値を算出して圧縮仕事量(WC値)とした。
<圧縮弾性率(RC値)(%)>
カーペット表面(立毛面)について、KES圧縮試験機(KES−G5:カトーテック株式会社製)を用い、圧縮速度0.03mm/秒、上限荷重10gf/cmの条件で試料3点を測定し、その平均値を算出して圧縮弾性率(RC値)とした。
<平均摩擦係数(MIU値)>
カーペット表面(立毛面)について、KES圧縮試験機(KES−SE:カトーテック株式会社製)を用い、静荷重25gfで試料を圧着した状態で、試料を1.0mm/秒で水平に移動させた時の摩擦抵抗力から摩擦係数(MIU)を求める。測定はタテ方向(カーペットの長さ方向のうちの、パイルの順目方向)およびヨコ方向(カーペットの幅方向)についてそれぞれ3回ずつ行い、各々その平均値を算出して平均摩擦係数(MIU値)とした。
<平均摩擦係数の変動(MMD値)>
カーペット表面(立毛面)について、KES圧縮試験機(KES−SE:カトーテック株式会社製)を用い、静荷重25gfで試料を圧着した状態で、試料を1.0mm/秒で水平に移動させた時の摩擦抵抗力から摩擦係数の変動(MMD)を求める。測定はタテ方向(順目)およびヨコ方向についてそれぞれ3回ずつ行い、各々その平均値を算出して平均摩擦係数の変動(MMD値)とした。
<ソフト感>
カーペットの表面を手のひらで直接触れ、カーペットに対して垂直方向に圧縮するようにして、その感触を以下の基準に従って判定した。判定は5人で行い、5段階の評価を付け、その平均値をソフト感の評価点とした。
5:柔らかい。
4:やや柔らかい。
3:普通。
2:やや硬い。
1:硬い。
<反発感>
カーペットの表面を手のひらで直接触れ、カーペットに対して垂直方向に圧縮するようにして、その感触を以下の基準に従って判定した。判定は5人で行い、5段階の評価を付け、その平均値を反発感の評価点とした。
5:反発感、ハリ・コシに富む。
4:やや反発感がある。
3:普通。
2:やや反発感に欠ける。
1:反発感、ハリ・コシがなく、底付する。
<滑らか感>
カーペットの表面を手のひらで直接触れ、カーペットに対して水平方向に滑らせるようにして、その感触を以下の基準に従って判定した。判定は5人で行い、5段階の評価を付け、その平均値を滑らか感の評価点とした。
5:なめらかで肌触りが極めて良好。
4:ややなめらか。
3:普通。
2:ややざらざら。
1:ざらざらで肌触りが悪い。
<目視による外観>
カーペットの表面を目視により以下の基準で判定した。判定は5人で行い、5段階の評価を付け、その平均値を外観の評価点とした。
5:パイル方向が揃っており、見た目が美しい
4:パイル方向がほとんど揃っている。
3:パイル方向が揃ってない部分もあるが、あまり目立たない。
2:パイル方向がやや乱れ、見た目がやや悪い。
1:パイル方向がランダムで見た目が悪い
[実施例1]
<パイル糸>
940デシテックス360フィラメントのナイロンBCF糸を用い、S方向に180T/mで下撚りを施した後、これを2本引き揃えZ方向に180T/mで上撚りを施し、諸撚り糸を作成した。この諸撚り糸を連続スチームセット機(スペルバセット機)にて130℃×45秒でスチーム処理することで撚りセットを施し、実施例1のパイル糸を得た。
<タフティング>
得られたパイル糸を用い、下記条件にてタフティングを施し、カーペット原反を得た。
タフト機:5/32ゲージ カット
パイル目付:900g/m
ステッチ:9.2/インチ
パイル高さ:18mm
基布:ポリプロピレン製織基布
基布の織組織:平織
基布の目付:120g/m
基布の織密度:タテ密度22本/インチ、ヨコ密度13本/インチ
<染色および乾燥>
得られたカーペット原反を常圧型ウィンス染色機にて酸性染料で常法により染色した。染色後、原反を染色機より取り出して反返しを行ったのち、このカーペット原反をパイル順目で連続乾燥機内へ案内し、135℃×20分の乾燥処理を施した。
<バッキング>
染色、乾燥されたカーペット原反の裏面にSBR製ラテックスを800g/m塗布して裏材と接着し、実施例1のカットパイルカーペットを得た。裏材には目付が100g/mのポリエステル製不織布を用いた。
[実施例2]
<パイル糸>
940デシテックス360フィラメントのナイロンBCF糸を用い、S方向に220T/mで下撚りを施した後、これを2本引き揃えZ方向に220T/mで上撚りを施し、諸撚り糸を作成した。この諸撚り糸を実施例1と同様にスチーム処理することで撚りセットを施し、実施例2のパイル糸を得た。
<タフティング>
得られたパイル糸を用いて実施例1と同条件でタフティングを施し、カーペット原反を得た。
<染色および乾燥>
得られたカーペット原反を実施例1と同様に染色、反返し、乾燥処理を施した。
<バッキング>
染色、乾燥されたカーペット原反の裏面に、実施例1と同様にSBR製ラテックスをバッキングし、実施例2のカットパイルカーペットを得た。
[実施例3]
<パイル糸>
940デシテックス360フィラメントのナイロンBCF糸を2本引き揃えZ方向に180T/mで片撚りを施し、片撚り糸を作成した。この片撚り糸を実施例1と同様にスチーム処理することで撚りセットを施し、実施例3のパイル糸を得た。
<タフティング>
得られたパイル糸を用いて実施例1と同条件でタフティングを施し、カーペット原反を得た。
<染色および乾燥>
得られたカーペット原反を実施例1と同様に染色、反返し、乾燥処理を施した。
<バッキング>
染色、乾燥されたカーペット原反の裏面に、実施例1と同様にSBR製ラテックスをバッキングし、実施例3のカットパイルカーペットを得た。
[実施例4]
<パイル糸>
実施例1と同一のパイル糸を用いて実施例4のパイル糸とした。
<タフティング>
上記のパイル糸を用いて実施例1と同条件でタフティングを施し、カーペット原反を得た。
<染色および乾燥>
得られたカーペット原反を反返しを行わない以外は、実施例1と同様に染色、乾燥処理を施した。
<バッキング>
染色、乾燥されたカーペット原反の裏面に、実施例1と同様にSBR製ラテックスをバッキングし、実施例4のカットパイルカーペットを得た。
[比較例1]
<パイル糸>
940デシテックス68フィラメントのナイロンBCF糸を用い、S方向に180T/mで下撚りを施した後、これを2本引き揃えZ方向に180T/mで上撚りを施し、諸撚り糸を作成した。この諸撚り糸を実施例1と同様にスチーム処理することで撚りセットを施し、比較例1のパイル糸を得た。
<タフティング>
得られたパイル糸を用いて実施例1と同条件でタフティングを施し、カーペット原反を得た。
<染色および乾燥>
得られたカーペット原反を実施例1と同様に染色、反返し、乾燥処理を施した。
<バッキング>
染色、乾燥されたカーペット原反の裏面に、実施例1と同様にSBR製ラテックスをバッキングし、比較例1のカットパイルカーペットを得た。
[比較例2]
<パイル糸>
940デシテックス68フィラメントのナイロンBCF糸を用い、2本引き揃えZ方向に180T/mで片撚りを施し、片撚り糸を作成した。この片撚り糸を実施例1と同様にスチーム処理することで撚りセットを施し、比較例2のパイル糸を得た。
<タフティング>
得られたパイル糸を用いて実施例1と同条件でタフティングを施し、カーペット原反を得た。
<染色および乾燥>
得られたカーペット原反を実施例1と同様に染色、反返し、乾燥処理を施した。
<バッキング>
染色、乾燥されたカーペット原反の裏面に、実施例1と同様にSBR製ラテックスをバッキングし、比較例2のカットパイルカーペットを得た。
[比較例3]
<パイル糸>
167デシテックス72フィラメントの原着のポリエステル仮撚り糸を用い、これを6本引き揃えた後、S方向に180T/mで下撚りを施した後、前記下撚り糸を2本引き揃えZ方向に180T/mで上撚りを施し、諸撚り糸を作成した。この諸撚り糸を実施例1と同様にスチーム処理することで撚りセットを施し、比較例3のパイル糸を得た。
<タフティング>
得られたパイル糸を用いて実施例1と同条件でタフティングを施し、カーペット原反を得た。
<バッキング>
タフティングされたカーペット原反の裏面に、実施例1と同様にSBR製ラテックスをバッキングし、比較例3のカットパイルカーペットを得た。
上記の各実施例と比較例の、パイル糸とカーペットの特性や官能評価の測定結果を表1に示す。
この測定結果から明らかなように、単繊維繊度の大きい比較例1や比較例2はソフトな風合いを得ることができず、単繊維繊度が小さいポリエステル仮撚り糸を用いた比較例3は、ソフトな風合いであるものの、圧縮弾性率が小さく反発力の劣るものであり、良好な捲縮耐久性を得ることができなかった。これに対し本願発明の実施例1から4では、いずれもソフトな風合いと優れた捲縮耐久性を備えるものであった。特に、染色後の乾燥の際に順目となる方向から熱風を吹き付ける実施例1から3では、逆目となる方向から吹き付けた実施例4に比較して、外観が良好であるうえ滑らかな風合いを備えていた。
Figure 2014101606
本発明のカットパイルカーペットは、ソフトで適度な反発感を併せ持ち、肌触りが非常に良いことが特徴であり、特に一般家庭での室内カーペットとして好適であるが、他の敷物としても有用である。
1:カーペット原反
2:パイル
3:ピンレール
4:ピン抑えローラ
5:連続乾燥機
6:熱風

Claims (8)

  1. 単繊維繊度が1.5デシテックス以上、3.0デシテックス未満であるナイロンBCFから構成され、80〜400T/mの撚り数の片撚り構造、またはそれぞれ80〜400T/mの撚り数の下撚りと上撚りとが施された諸撚り構造を有し、総繊度が660〜4400デシテックスであることを特徴とする、カーペット用パイル糸。
  2. 沸騰水処理後の伸縮伸長率が5〜15%である、請求項1に記載のカーペット用パイル糸。
  3. 基布にタフトされたカットパイル糸が総本数の60%以上に請求項1または2に記載のカーペット用パイル糸を用いてあり、パイル目付が600〜1400g/mであり、平均パイル高さが12〜40mmであることを特徴とする、カットパイルカーペット。
  4. KES風合い試験機で測定した圧縮特性が以下の値を満足する、請求項3に記載のカットパイルカーペット。
    (1)圧縮仕事量(WC値)が2.0〜3.0gf・cm/cmである。
    (2)圧縮弾性率(RC値)が15〜25%である。
  5. KES風合い試験機で測定した表面特性が以下の値を満足する、請求項3または4に記載のカットパイルカーペット。
    (1)摩擦係数(MIU値)のタテ方向とヨコ方向の総和が1.50未満である。
    (2)摩擦係数の変動(MMD値)のタテ方向およびヨコ方向の値が何れも0.020未満である。
  6. パイル糸の総本数の60%以上に請求項1または2に記載のカーペット用パイル糸を用い、これらのパイル糸を基布にタフトしたのち、染色処理時の加熱により上記のパイル糸に捲縮を発現させることを特徴とする、カットパイルカーペットの製造方法。
  7. 上記の染色処理において、カーペット原反を染色装置内で循環させながら揉み込むように染色する、請求項6に記載のカットパイルカーペットの製造方法。
  8. 上記の染色処理の後、この染色処理により癖付けされたカットパイルが順目となる方向から熱風を吹き付けて乾燥する、請求項7に記載のカットパイルカーペットの製造方法。
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