JP2013204100A - 成膜方法 - Google Patents

成膜方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013204100A
JP2013204100A JP2012075268A JP2012075268A JP2013204100A JP 2013204100 A JP2013204100 A JP 2013204100A JP 2012075268 A JP2012075268 A JP 2012075268A JP 2012075268 A JP2012075268 A JP 2012075268A JP 2013204100 A JP2013204100 A JP 2013204100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
film
film formation
magnet
film forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012075268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5958690B2 (ja
Inventor
Daisuke Furuta
大輔 古田
Yoshiyasu Honma
義康 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012075268A priority Critical patent/JP5958690B2/ja
Publication of JP2013204100A publication Critical patent/JP2013204100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5958690B2 publication Critical patent/JP5958690B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】複数種類の形状の開口を持つマスクを用いる場合であっても、高精細なパターンの成膜を可能にする成膜方法を提供する。
【解決手段】本発明の成膜方法は、成膜対象物13の被成膜面にマスク101の複数の開口部を介して成膜材料を堆積させることで、成膜対象物13上に成膜する成膜方法であって、マスク101の開口部を形成するマスク梁部101a、101bに対応してマスク101のマスク外周部101cに配置されたマスク加張機構102a、102cによりマスク梁部101a、101bを加張する加張工程と、マスク梁部101a、101bに対応して配置された複数個のマグネットピン201a、201bによりマスク101を磁力吸着する吸着工程と、を繰り返し行った後に、マスク101の複数の開口部を介して成膜対象物13の被成膜面に成膜するように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、対象物に所望のパターンを成膜する成膜方法に関する。
成膜用マスク装置は、例えば有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイの製造工程に用いられる。有機ELディスプレイを構成する有機EL素子は、2つの電極間に有機発光層が挟持された構造を有し、それらの電極間に電流を流すことにより有機発光層を発光させるものである。
例えば、トップエミッション型の有機ELディスプレイの製造工程では、駆動素子としてTFT(Thin Film Transistor)が形成されたガラスやフィルム等からなる基板を用い、その基板上に陽極層(下部電極)が形成され、その上に有機発光層が形成され、さらにその上に透明導電膜からなる陰極層(上部電極)が形成される。これらの層は厚みが数十nm〜数μmの薄い膜であり、一般的に、その膜の形成には、真空蒸着法、プラズマやイオンビームによるアシスト蒸着法、スパッタリング法等が用いられる。膜が形成される際には、1つあるいは複数の開口部が設けられた成膜用のマスクが使用される。膜を形成する材料(成膜材料)が、成膜用のマスクの開口を通過して成膜対象物上に堆積することで、所望の位置に、所望の形状のパターンが得られる。
高精細なパターンを成膜するには、極力薄いマスクを用いることにより成膜時にマスクの陰が発生しないようにする必要がある。さらに、マスクに撓みやシワを生じさせずに、成膜対象物にマスクを密着させることが必要である。
そこで、高精細なパターンの成膜を実現するため、マスクに撓みやシワが生じないように、マスクが加張された状態で維持されるマスク装置が開発されている。また、マスクと成膜対象物とが密着するように、磁性体からなるマスクを用いて、成膜対象物の被成膜面と反対側の面から、成膜対象物の被成膜面上に配置されたマスクを磁石で磁力吸着するマスク装置が開発されている。
特許文献1には、マスクに撓みやシワが生じないように、加張された状態のマスクが、外枠であるマスクフレームに溶接固定されたマスク装置が提案されている。特許文献2には、マスクフレームに備えられた加張機構によって機械的にマスクを加張できるように構成されたマスク装置が提案されている。
また、特許文献3には、成膜対象物の被成膜面と反対側の面に対向して複数の磁石が配置され、これらの個別に駆動可能な複数の磁石によって、マスクの撓みやシワが伸びるようにマスクの中央部から成膜対象物の端部に向かって順次マスクを磁力吸着するように構成されたマスク装置が提案されている。
成膜対象物とマスクとを密着させて、パターンを成膜するまでの工程を、図6のフローチャートに示す。図6(a)は、加張された状態のマスクがマスクフレームに溶接固定されたマスク装置を用いた場合のフローを示している。
図6(a)のフローでは、まず、加張された状態で溶接固定されたマスクと、成膜対象物である基板と、磁石とが、この順に重ねられて近接配置される(ステップS21)。このとき、後の工程(マスクと基板の位置決め工程)において、マスクと基板が互いに擦れないようにするために、マスクと基板との間には隙間が設けられる。また同時に、磁石がマスクを磁力吸着しないように、磁石とマスクとの間にも十分な距離が確保される。
次に、マスクと基板の位置決めが行われる(ステップS22)。位置決めは、例えば、マスクおよび基板にそれぞれ設けた位置決め用マークを認識することにより行われる。または、機械的な位置規正により位置決めが行われる。
その後、マスクに対して磁石が接近して、磁石がマスクを磁力吸着し(ステップS23)、マスクと基板と磁石とが一体化している状態において、成膜が行われる(ステップS24)。
図6(b)は、マスクを加張する加張機構を備えたマスク装置を用いた場合のフローを示している。図6(b)のフローは、マスクを加張する工程が加わる以外は、前述の溶接固定されたマスクを用いた場合の図6(a)のフローと同じである。すなわち、図6(b)のフローでは、まず、加張機構によってマスクが加張され(ステップS31)、その後に、マスクと、基板と、磁石とが、この順に重ねられて近接配置される(ステップS21)。以降は、マスクと基板の位置決め(ステップS22)と、マスクの磁力吸着(ステップS23)と、成膜(ステップS24)が順次行われる。
このように、加張された状態のマスクが溶接固定されたマスク装置を用いた場合(図6(a)参照)と、加張機構を備えたマスク装置を用いた場合(図6(b)参照)のいずれの場合においても、マスクが加張された後に、磁石がマスクを磁力吸着するフローとなる。
ところで、一般に、有機ELディスプレイの製造工程においては、生産効率の観点から、1枚の基板に一括して成膜が行われた後に、基板が切断されて、複数の製品が同時に製造されることが多い。ここで、例えば、1枚の基板から同一品種の製品を6枚製造する場合、マスク101の形状は、図7(a)に示すような形状となる。すなわち、図7(a)に示すマスク101は、同一形状の開口が規則的に面内に配置され、マスク101の内側の梁の形状が格子状となる。
しかし、実際の製造工程においては、1枚の基板から得る製品は同一品種に限るものではなく、1枚の基板から、サイズや形状の異なる複数の品種を製造する場合もある。この場合、成膜に用いられるマスクは、例えば図7(b)に示すように、複数種類の形状の開口を持つ。そのため、図7(b)に示すマスク101は、マスク101の内側の梁の形状が格子状とはならず、T字交差部やL字交差部、Y字交差部などを含んだ形状となる。
特開平10−41069号公報 特開2003−332056公報 国際公開第2009/084623号
例えば有機ELディスプレイの製造工程において、図7(b)に示す複数種類の形状の開口を持つ多品種取りマスクが使用されることがある。このような多品種取りマスクを用いる場合も、高精細なパターンの成膜を実現するためには、マスクに撓みやシワが生じないように、マスクが加張された状態で維持される必要がある。
しかしながら、従来のマスク装置を用いて図7(b)に示すマスクに張力を加える場合、磁石がマスクを磁力吸着する前に、図8において矢印で示される方向の張力がマスクに加えられる。このため、従来のマスク装置の構成では、多品種取りマスクの内側の梁のT字交差部に、図8に破線で示すようにいびつな変形が生じ、高精細なパターン成膜ができない場合がある。
本発明は、上記した従来の問題を解決するもので、複数種類の形状の開口を持つ成膜用マスクを用いる場合であっても、成膜用マスクの変形を生じさせることなく、高精細なパターンの成膜を可能にする成膜方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の成膜方法は、成膜対象物の被成膜面にマスクの複数の開口部を介して成膜材料を堆積させることで、前記成膜対象物上に成膜する成膜方法であって、前記マスクの開口部を形成する梁部に対応して前記マスクの外周部に配置された加張機構により前記梁部を加張する加張工程と、前記梁部に対応して配置された複数個の磁石部により前記マスクを磁力吸着する吸着工程と、を繰り返し行った後に、前記マスクの複数の開口部を介して前記成膜対象物の被成膜面に成膜することを特徴とする。
本発明によれば、複数種類の形状の開口部を持つ多品種取りマスクを用いる場合であっても、そのマスクの内側の梁部のT字交差部やL字交差部、Y字交差部にいびつな変形を生じさせることなく、高精細なパターンの成膜が可能となる。
本発明の実施の形態における成膜装置の一例の概略構成を示す図 本発明の実施の形態における成膜用マスク装置の一例の概略構成を示す図 本発明の実施の形態における加張動作および磁力吸着動作の一例を説明するための図 本発明の実施の形態における成膜方法の一例のフローチャート (a)本発明の実施の形態における、加張動作および磁力吸着動作が行われる前の状態の成膜用マスク装置の一構成例の要部を示す概略断面図、(b)本発明の実施の形態における、加張動作および磁力吸着動作が完了した状態の成膜用マスク装置の一構成例の要部を示す概略断面図 (a)加張された状態のマスクがマスクフレームに溶接固定された従来のマスク装置を用いた場合の成膜方法のフローチャート、(b)マスクを加張する加張機構を備えた従来のマスク装置を用いた場合の成膜方法のフローチャート (a)同一品種の製品を複数個製造する製造工程において用いられるマスクを例示する概略平面図、(b)複数の品種の製品を製造する製造工程において用いられるマスクを例示する概略平面図 従来のマスク装置によるマスクの変形を例示する概略平面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、同じ構成要素には同じ符号を付して、重複する説明を省略する場合もある。また、図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示す。また図示された各構成要素の厚み、長さ等は、図面作成の都合上から、実際とは異なる。なお、以下の実施の形態で示す各構成要素の材質や寸法等は、一例であって特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
また、以下の実施の形態では、成膜方法としてスパッタリング法を例に挙げて説明するが、本発明において成膜の方法はこれに限るものではなく、蒸着法等、別の成膜方法であってもよい。
図1は、本発明の実施の形態における成膜装置10の構成の概略を示す図である。成膜装置10は、通過成膜方式のスパッタリング装置である。この成膜装置10は、真空チャンバー11を備える。真空チャンバー11は、その内側に、不図示の搬送機構を備える。その搬送機構が、真空チャンバー11内で、成膜用マスク装置12および成膜対象物13を水平方向に搬送する。
また、成膜装置10は、膜を形成する材料(成膜材料)からなるスパッタリングターゲット14を備える。スパッタリングターゲット14は、真空チャンバー11内に配置されている。スパッタリングターゲット14は、成膜対象物13の被成膜面に対向している限り、成膜対象物13の上方に配置しても下方に配置してもよい。なお、スパッタリングターゲット14は、好適には、図1に示すように、成膜対象物13の下方に配置される。成膜対象物13の下方に配置する理由は、成膜対象物13に対して成膜が行われているときや、成膜対象物13が搬送されているときなどに、成膜によるパーティクルが成膜対象物13上に落下することを防ぐためである。
さらに、成膜装置10は、真空チャンバー11内を排気する真空排気手段15、および真空チャンバー11内へプロセスガスを供給するプロセスガス供給手段16を備える。真空排気手段15には、クライオポンプやターボ分子ポンプ等が広く用いられている。クライオポンプやターボ分子ポンプ等は、真空チャンバー11内を、10−6Pa〜10−5Pa程度の高真空雰囲気にすることが可能である。また、プロセスガス供給手段16は、成膜する材料によって異なるが、アルゴンや酸素等をプロセスガスとして真空チャンバー11内へ供給する。プロセスガス供給手段16は、プロセスガスの流量を制御できるように、マスフローコントローラ等の機器を含む。
続いて、成膜装置10の動作を説明する。まず、真空チャンバー11内が所定の圧力になるまで、真空排気手段15によって真空チャンバー11内が排気される。次に、プロセスガス供給手段16によって、所定の流量となるように制御されたプロセスガスが、真空チャンバー11内に供給される。その後、スパッタリングターゲット14に電圧が印加されて、真空チャンバー11内にプラズマが発生する。このとき発生したアルゴンイオンがスパッタリングターゲット14をスパッタすることにより、成膜対象物13上に成膜材料が堆積して、成膜が行われる。この成膜の際には、成膜対象物13とスパッタリングターゲット14とが相対的に移動しており、この移動によって均一な膜厚の膜が形成される。
図2は本発明の実施の形態における成膜用マスク装置12の構成の概略を示す図である。成膜用マスク装置12は、大きく分けて、マスク部100、マグネットプレート部200、および保持部300から構成される。なお、図2は、説明のために、これらを分離して示しているが、実際にはこれらが重なり合って密着した状態で成膜対象物13を保持している。
マスク部100は、マスク101、マスク加張機構102およびマスク枠103から構成される。マスク101は、50μm〜200μmの厚さの薄板状磁性体金属からなる。マスク101の材料には、成膜時にマスク101が熱膨張してパターン精度が悪化することを防ぐために、42アロイ(42Ni−Fe)や36インバー(36Ni−Fe)などの低熱膨張材を用いることが望ましい。また、マスク101は、複数品種の製品の成膜を行うために、各品種の成膜パターンに対応した各種形状の開口部を有している。開口部は、望ましくは、レーザ加工やエッチング等によって高精度に形成される。
マスク枠103は、マスク101の外周部に位置し、成膜用マスク装置12全体の剛性を担保している。また、マスク枠103は、複数個のマスク加張機構102を備える。マスク101は、マスク枠103に設けられた複数個のマスク加張機構102に固定されている。詳しくは、マスク加張機構102は、そのマスク加張機構102に固定されているマスク101の外周部の一部分を、マスク枠103の外側方向へ引っ張る張力を発生させる加張動作を行うように構成されている。また、複数個のマスク加張機構102の配置は、マスク101の形状に応じて決定される。詳しくは、複数個のマスク加張機構102は、マスク101の各隅部、およびマスク101の各梁部のマスク枠103側(マスク101の外周部側)の端部に対応して、マスク101の外周部の周囲に配置される。そして、複数個のマスク加張機構102は、マスク101の外周部およびマスク101の各梁部をそれぞれマスク枠103(マスク101の外周部)の外方向へ加張する。また、この成膜用マスク装置12は、複数個のマスク加張機構102が各々独立して加張動作を行うことができるように構成されている。
ここで、マスク枠103は、マスク加張機構102の加張動作によって、そのマスク枠103の内側方向へ働く力を受ける。そのため、所望の成膜パターン精度を確保できるように、マスク枠103には、相応の剛性が必要となる。マスク枠103の構造や材質等は、一般的には、有限要素法を用いた解析等により、決定される。
マグネットプレート部200は、マスク101を磁力吸着する複数のマグネットピン201を備える。マグネットピン201は、磁石部の一例である。成膜対象物13は、これらのマグネットピン201のマスク101側に突出するそれぞれの先端と、マスク101とによって、挟持される。複数のマグネットピン201の配置は、マスク101と成膜対象物13とが十分に密着できるように、マスク101の形状に応じて決定される。つまり、複数のマグネットピン201は、マスク101の外周部およびマスク101の各梁部に対応して配置されている。また、この成膜用マスク装置12は、複数のマグネットピン201が各々独立して磁力吸着動作できるように構成されている。
保持部300は、不図示の成膜対象物保持機構を備える。その成膜対象物保持機構は、例えば、成膜対象物13のうちの成膜を行わない外周部を、機械的に保持する。保持部300に設ける成膜対象物保持機構には、例えば、成膜対象物13の外周部を挟持するクランプが使用される。また、成膜対象物保持機構が成膜対象物13の外周部を保持するだけでは、保持部300が成膜対象物13の全重量を保持しきれない場合、あるいは、成膜対象物13の被成膜面の平面度が確保できない場合は、静電チャックや粘着材などの保持補助手段、あるいは、静電チャックや粘着材などを複数併用した保持補助手段を、保持部300に設けてもよい。
次に、マスク101を加張する加張動作およびマスク101を磁力吸着する磁気吸着動作について、図3を参照しながら詳細に説明する。なお、図3は、加張動作および磁力吸着動作の説明のために、マスク101、マスク加張機構102(102a、102b、102c)およびマグネットピン201(201a、201b、201c)のみを簡略的に図示している。また、成膜対象物13や保持部300等、動作には関与しない構成要素については図示を省略している。
マスク101は、図3に示すように、2種類の形状の開口部を持つ。マスク101の開口形状は、マスク外周部101c、およびマスク101の内側のマスク梁部101a、101bによって決まる。マスク梁部101aとマスク梁部101bとが交差する部分は、T字形状となっている。
マスク加張機構102a、102bおよび102cは、マスク外周部101cの周囲に配置されている。マスク加張機構102aはマスク梁部101aを加張するように配置され、マスク加張機構102bはマスク梁部101bを加張するように配置され、マスク加張機構102cはマスク外周部101cを加張するように配置されている。また、マスク加張機構102a、102bおよび102cは、一度、加張動作を行った後は、成膜が完了するまでマスク101を加張し続けるように構成されている。マスク加張機構102cは、マスク外周部101cを加張するように配置された第2加張機構の一例である。
マグネットピン201a、201bおよび201cは、それぞれ、マスク101に近接する先端に永久磁石を備えている。ここで、マグネットピン201aは、成膜対象物13に接近することにより、マスク梁部101aを磁力吸着する。マグネットピン201bは、成膜対象物13に接近することにより、マスク梁部102bを磁力吸着する。マグネットピン201cは、成膜対象物13に接近することにより、マスク外周部101cを磁力吸着する。また、マグネットピン201a、201bおよび201cは、一度、磁力吸着動作を行った後は、成膜が完了するまでマスク101を磁力吸着し続けるように構成されている。
なお、複数のマグネットピン201(201a、201b、201c)は、少なくとも、各マスク梁部の中央部、マスク梁部同士の交差部分、マスク外周部の4辺の各中央部を磁力吸着できるように配置されていればよい。すなわち、複数のマグネットピン201の配置は、図3に示す例に限定されるものではない。
ここで、発明が解決しようとする課題で説明したように、マスク101が磁力吸着される前にマスク全体に張力が加わると、マスクのT字交差部に変形が生じる場合がある。
そのため、この実施の形態では、まず、マスク外周部101cの一辺から、その一辺に対向するマスク外周部101cの他の一辺まで一直線に伸びるマスク梁部101aの両端を固定している一対のマスク加張機構102aのみを動作させる。この動作により、マスク梁部101aのみが加張された状態となる。マスク梁部101aは、マスク加張機構102aによってその両端が強固に保持されているため、変形を生じることがない。
次に、マスク梁部101aの中央部において、マスク梁部101aとマスク梁部101bとのT字交差部に対応して配置されているマグネットピン201aのみを、マスク101に接近させて、マグネットピン201aにマスク梁部101aを磁力吸着させる。なお、マスク梁部101aに撓みを生じさせないためには、T字交差部に対応する3本のマグネットピン201aのうち中心のマグネットピン201aから順にマスク101に接近させて、中心のマグネットピン201aから順にマスク梁部101aを磁力吸着させることが望ましい。マスク梁部101aには、マスク加張機構102aによる加張後も、マスク梁部101aの自重によって微小な撓みが中央部付近に残存している。この撓みは、成膜対象物13とマスク101との間に隙間を発生させるが、マグネットピン201aがマスク梁部101aの中央部を磁力吸着することで、この隙間は無くなる。さらに、マグネットピン201aがマスク梁部101aとマスク梁部101bとのT字交差部を磁力吸着することにより、マスク梁部101bの一端が固定されて、マスク梁部101bを加張するための基点が生まれる。
次に、マスク加張機構102bが動作して、マスク梁部101bが加張される。なお、マスク101に撓みを生じさせないためには、3つのマスク加張機構102bを同時に動作させて、その3つのマスク加張機構102bによって3本のマスク梁部101bを同時に加張することが望ましい。このとき、マスク梁部101bは、マスク梁部101aとマスク梁部101bとのT字交差部が、磁石によって強固に保持されている。マスク梁部101aとマスク梁部101bとのT字交差部は、マスク加張機構102bによって保持されていないマスク101の内側の端部である。このため、マスク加張機構102bは、マスク梁部101a、101bに変形を生じさせることなく、マスク梁部101bを加張することができる。
次に、マスク梁部101bの中央部に対応して配置されているマグネットピン201bが、マスク101に接近して、マスク梁部101bの中央部を磁力吸着する。これにより、マスク梁部101bの中央部付近に残存する微小な撓みが無くなり、マスク梁部101bと成膜対象物13が密着する。なお、マスク101に撓みを生じさせないためには、マスク梁部101bにそれぞれ配置された3本のマグネットピン201bを同時にマスク101に接近させて、その3本のマグネットピン201bに同時にマスク梁部101bを磁力吸着させることが望ましい。
次に、マスク外周部101cの各隅を挟んで配置されているマスク加張機構102cが動作して、マスク外周部101cが加張される。なお、マスク101に撓みを生じさせないためには、4隅のマスク加張機構102cを同時に動作させて、その4隅のマスク加張機構102cによってマスク外周部101cの4辺を同時に加張することが望ましい。マスク外周部101cの4辺はいずれも両端がマスク加張機構102cによって強固に保持されているため、マスク外周部101cには、加張による変形は生じない。また、この実施の形態では、先に、マスク加張機構102a、102bにマスク梁部101a、101bを加張させて、最後に、マスク加張機構102cにマスク外周部101cを加張させている。この順に加張させることにより、マスク101の中央部から、マスク101の端部に向けて、加張される範囲が移動することになる。そのため、この順に加張させることで、撓みをマスク梁部101a、101bに残さずに、マスク101の外側へ逃がすことができる。
最後に、マグネットピン201cをマスク101に接近させて、そのマグネットピン201cによってマスク外周部101cを磁力吸着して成膜対象物13に密着させることで、マスクの加張動作およびマスクの磁力吸着動作が完了する。なお、マスク101に撓みを生じさせないためには、複数のマグネットピン201cを同時にマスク101に接近させて、その複数のマグネットピン201cに同時にマスク外周部101cを磁力吸着させることが望ましい。
なお、マスク梁部の数や配置が図3と異なるマスク形状の場合は、マスク梁部の一端が磁力吸着された後に、そのマスク梁部のもう一端が加張される順序となるように、加張動作と磁力吸着動作を繰り返せばよい。
図4は、本実施の形態における成膜用マスク装置を用いた成膜方法のフローチャートである。図4は、成膜対象物とマスクとを密着させて、パターンを成膜するまでのフローを示している。
まず、マスク部100と、成膜対象物13を保持する保持部300と、マグネットプレート部200とが、この順に重ねられて近接配置される(ステップS11)。次いで、マスク101と成膜対象物13とが位置決めされる(ステップS12)。その後、マスク101の梁部のうち、その両端をマスク加張機構102aによって固定されているマスク梁部101aがまず加張される(ステップS13)。
次いで、その加張されたマスク梁部101aと他のマスク梁部101bとの交差部がマグネットピン201aによって磁力吸着される(ステップS14)。これにより、先に加張されたマスク梁部101aと他のマスク梁部101bとの交差部が保持される。その後、その一端をマグネットピン201aによって固定されているマスク梁部101bが、マスク加張機構102bによって加張される(ステップS15)。
次いで、その加張されたマスク梁部101bがマグネットピン201bによって磁力吸着される(ステップS16)。なお、マスク梁部101bが複数本存在する場合は、複数のマグネットピン201bによって、その複数本のマスク梁部101bが同時に磁力吸着される。
次いで、マスク加張機構102cがマスク外周部101cを加張し(ステップS17)、最後に、マグネットピン201cによってマスク外周部101cが磁力吸着される(ステップS18)。これにより、マスク101と成膜対象物13とが密着して、マスク101を加張する加張動作と、マスク101を磁力吸着する磁力吸着動作が完了する。その後、成膜対象物13に対して成膜が行われる(ステップS19)。
以上のような順序で、マスク101の中央部からマスク101の外周部に向けて、順次、加張動作と磁力吸着動作を繰り返し行うことにより、マスク101の全域にわたって変形を生じさせずに、成膜対象物13にマスク101を密着させることが可能な成膜用マスク装置12となる。
続いて、マスク加張機構102について、図5を参照しながら詳細に説明する。図5(a)は、加張動作および磁力吸着動作が行われる前の、マスク101と成膜対象物13とマグネットプレート部200とが近接配置された状態を示す。図5(b)は、加張動作および磁力吸着動作が完了した状態を示す。
この成膜用マスク装置12のマスク加張機構102は、図5(a)および図5(b)に示すように、マスク枠103の外壁に固着された固定部104と、マスク枠103の外方へと伸びる軸105と、軸105に支持された第1移動体106と、軸105に支持された第2移動体107と、第1移動体106と第2移動体107との間に介在するバネ108と、を備える。軸105は、その一端が固定部104に固着されてマスク枠103の外方へと伸びる。第1移動体106は、軸105に沿って移動可能なように軸105に支持される。第2移動体107は、軸105に沿って移動可能なように軸105に支持され、第1移動体106に対向配置されている。バネ108は、弾性体の一例である。一方、マグネットプレート部200は、マスク加張機構102を動作させるためのピン202を備える。ピン202は、マスク加張機102を動作させる加張動作機構の一例である。
マグネットプレート部200を、図5(a)に示す状態から成膜対象物13に対して接近させることで、まず、マグネットプレート部200に設けられたピン202のうちマグネットピン201aに対応するものが、軸105を避けてマスク加張機構102(102a)に嵌る。これにより、軸105により支持されている第1移動体106が、マスク枠103の外方向へ移動する。この第1移動体106の移動により、第1移動体106と第2移動体107との間に介在するバネ108が押し縮められて、そのバネ108の付勢力により第2移動体107がマスク枠103の外方向へ移動する。この第2移動体107にはマスク101の端部の一部が固着されているので、バネ108の付勢力によって、マスク101が部分的に加張される。ここでは、マグネットピン201aに対応するピン202がマスク加張機構102aに挿入されているので、マスク加張機構102aがマスク梁部101aを加張する。なお、ピン202を嵌め易くするために、第1移動体106と固定部104とが密着している状態において、第1移動体106と固定部104の少なくとも一方の形状をテーパ形状とするのが好適である。マグネットプレート部200を成膜対象物13に対して更に接近させることで、マグネットピン201aがマスク101(マスク梁部101a)を磁力吸着する。
続いて、同様に、マグネットプレート部200を成膜対象物13に対して更に接近させることで、マグネットピン201bに対応するピン202によりマスク梁部101bを加張した後、マグネットピン201bでマスク101(マスク梁部101b)を磁力吸着する。
そして、同様に、マグネットプレート部200を成膜対象物13に対して更に接近させることで、マグネットピン201cに対応するピン202によりマスク外周部101cを加張した後、マグネットピン201cでマスク101(マスク外周部101c)を磁力吸着する。
図5(b)は、マグネットピン201a、201b、201cにそれぞれ対応するピン202及びマスク加張機構102a、102b、102cによる加張動作およびマグネットピン201a、201b、201cによる磁力吸着動作が完了した状態である。
ここで、ピン202は、図5に示すように、マスク加張機構102に嵌ってから縮むことでマグネットプレート部200が成膜対象物13に対して接近できるように、その一部がバネなどの弾性体で構成されている。また、ピン202は、対応するマグネットピン201の種類により、その長さを変えている。本実施の形態では、マグネットプレート部200からマスク101に向かって突出する長さが、マグネットピン201aに対応するピン202が一番長く、マグネットピン201a、マグネットピン201bに対応するピン202、マグネットピン201b、マグネットピン201cに対応するピン202、マグネットピン201cの順に短くなるように構成している。このような長さで構成することで、加張動作と磁力吸着とを繰り返し、図4に示すフローを実現することができる。なお、ピン202の弾性力および長さは、マスク101の形状や剛性などにより、最適化されることが望ましい。
続いて、マグネットピン201について、図5を参照しながら詳細に説明する。マグネットプレート部200は、マグネットピン201が通過可能な孔を有している。マグネットピン201は、そのマグネットプレート部200に設けられた孔に挿入されている。これにより、マグネットピン201のそれぞれが成膜対象物13に対して垂直方向に動作可能となる。また、マグネットピン201は、その上部に、自重による落下を防ぐためのストッパ203を備えている。マグネットピン201の軸方向におけるストッパ203の位置は、マグネットピン201ごとに個別に変更可能である。したがって、各マグネットピン201と成膜対象物13との距離はそれぞれ任意に選択可能である。
マグネットプレート部200が、図5(a)に示す状態から成膜対象物13に対して接近すると、成膜対象物13に近い順に、マグネットピン201が保持部300に形成されている孔を介して成膜対象物13に当接して、マスク101を磁力吸着していく。このとき、各マグネットピン201による磁力吸着の前に、各マグネットピン201に対応するマスク加張機構102によって、それぞれの方向にマスク101を加張する加張動作が行われる。マグネットプレート部200が成膜対象物13に対して最も接近したときに、成膜用マスク装置12は図5(b)に示す状態となり、加張動作および磁力吸着動作が完了する。なお、保持部300も、マグネットピン201が通過可能な孔を有している。
なお、磁力吸着を妨げない範囲で、成膜対象物13とマグネットピン201との間に、粘着剤シート等の保持補助手段が設けられる場合がある。
以上説明した成膜用マスク装置12によれば、マグネットプレート部200の上下動のみによって、マスク101を加張する加張動作およびマスク101を磁力吸着する磁力吸着動作を行うことができる。さらに、この成膜用マスク装置12は、各マグネットピン201による磁力吸着動作の順序を、各マグネットピン201のストッパ203の位置を設定するのみで任意に選択可能な構成となっている。したがって、この実施の形態によれば、成膜用マスク装置12の装置構成を簡易にすることができる。
なお、本実施の形態では、マグネットピン201の先端に設けられた永久磁石をマスク101に対して接近および離脱させて、マスク101の磁力吸着および磁力吸着解除を行うように構成された成膜用マスク装置12について説明した。だが、成膜用マスク装置12の構成はこれに限定されるものではなく、例えば永久磁石の代わりに電磁石が用いられてもよい。電磁石が用いられる場合、成膜用マスク装置12は、マスク101において磁力吸着される位置の順序、およびその位置において磁力吸着が行われるタイミングが、前述した順序とタイミングになるように、各電磁石の通電を個別に切り替えるように構成されることが望ましい。
また、本実施の形態では、マグネットプレート部200に設けたピン202によってマスク101の加張および加張解除が行われるように構成された成膜用マスク装置12について説明した。だが、成膜用マスク装置12の構成はこれに限定されるものではなく、例えばマスク加張機構にシリンダまたはモータを組み合わせて用いてもよい。シリンダまたはモータが用いられる場合、成膜用マスク装置12は、マスク101において張力が加えられる位置の順序、およびその位置において加張動作が行われるタイミングが、前述した順序とタイミングになるように、マグネットプレート部200の下降に合せて、各シリンダまたは各モータを個別に駆動させるように構成されることが望ましい。
以上のように、本実施の形態によれば、成膜対象物13の被成膜面にマスク101の複数の開口部を介して成膜材料を堆積させることで、成膜対象物13上に成膜する成膜方法であって、マスク101の開口部を形成する梁部(マスク梁部101a、101b)に対応してマスク101の外周部(マスク外周部101c)に配置された加張機構(マスク加張機構102a、102c)により梁部(マスク梁部101a、101b)を加張する加張工程と、梁部(マスク梁部101a、101b)に対応して配置された複数個の磁石部(マグネットピン201a、201b)によりマスク101を磁力吸着する吸着工程と、を繰り返し行った後に、マスク101の複数の開口部を介して成膜対象物13の被成膜面に成膜する成膜方法を得ることができる。
そして、本実施の形態によれば、1個のマグネットピンによってマスク梁部の一部が吸着された後に、そのマスク梁部を加張することができるので、複数種類の形状の開口部を持つ多品種取りマスクを用いる場合であっても、そのマスクの内側の梁部のT字交差部やL字交差部、Y字交差部にいびつな変形を生じさせることなく、マスクを基板等の成膜対象物に密着させることができ、高精細なパターンの成膜が可能となる。
本発明にかかる成膜方法は、有機ELディスプレイの製造工程のみならず、成膜工程を含む太陽電池等の製造工程においても適用可能である。
10 成膜装置
11 真空チャンバー
12 成膜用マスク装置
13 成膜対象物
14 スパッタリングターゲット
15 真空排気手段
16 プロセスガス供給手段
100 マスク部
101 マスク
101a、101b マスク梁部
101c マスク外周部
102、102a、102b、102c マスク加張機構
103 マスク枠
104 固定部
105 軸
106 第1移動体
107 第2移動体
108 バネ
200 マグネットプレート部
201、201a、201b、201c マグネットピン
202 ピン
203 ストッパ
300 保持部

Claims (4)

  1. 成膜対象物の被成膜面にマスクの複数の開口部を介して成膜材料を堆積させることで、前記成膜対象物上に成膜する成膜方法であって、
    前記マスクの開口部を形成する梁部に対応して前記マスクの外周部に配置された加張機構により前記梁部を加張する加張工程と、前記梁部に対応して配置された複数個の磁石部により前記マスクを磁力吸着する吸着工程と、を繰り返し行った後に、
    前記マスクの複数の開口部を介して前記成膜対象物の被成膜面に成膜する、
    ことを特徴とする成膜方法。
  2. 前記加張工程と前記吸着工程とを、前記マスクの中央部から前記マスクの外周部に向けて繰り返し行った後に、
    前記マスクの複数の開口部を介して前記成膜対象物の被成膜面に成膜する、
    ことを特徴とする請求項1記載の成膜方法。
  3. 前記加張工程と前記吸着工程とを、繰り返し行った後に、
    前記マスクの外周部に対応して前記マスクの外周部に配置された第2加張機構により前記マスクの外周部を加張する工程と、前記マスクの外周部に対応して配置された複数個の磁石部により前記マスクを磁力吸着する工程とを行い、
    前記マスクの複数の開口部を介して前記成膜対象物の被成膜面に成膜する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の成膜方法。
  4. 前記マスクが複数種類の形状の開口部を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の成膜方法。
JP2012075268A 2012-03-29 2012-03-29 成膜方法 Expired - Fee Related JP5958690B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075268A JP5958690B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 成膜方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012075268A JP5958690B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 成膜方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013204100A true JP2013204100A (ja) 2013-10-07
JP5958690B2 JP5958690B2 (ja) 2016-08-02

Family

ID=49523526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012075268A Expired - Fee Related JP5958690B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 成膜方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5958690B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101322A (ja) * 2015-11-25 2017-06-08 キヤノントッキ株式会社 成膜システム、磁性体部及び膜の製造方法
CN110777332A (zh) * 2018-07-31 2020-02-11 佳能特机株式会社 静电吸盘系统、成膜装置和方法、吸附方法及电子器件的制造方法
CN111850462A (zh) * 2019-04-26 2020-10-30 佳能特机株式会社 掩模、掩模的制造方法及电子器件的制造方法
CN112176281A (zh) * 2019-07-05 2021-01-05 佳能特机株式会社 掩模保持机构、蒸镀装置以及电子器件的制造装置
JP2021075782A (ja) * 2019-11-04 2021-05-20 キヤノントッキ株式会社 成膜装置及び成膜装置の制御方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000160323A (ja) * 1998-11-26 2000-06-13 Toyota Motor Corp 薄膜形成方法
JP2002212704A (ja) * 2000-10-31 2002-07-31 Boc Group Inc:The シャドーマスク拘束方法及び装置
JP2005174843A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Sony Corp 蒸着用マスクおよびその製造方法
JP2005519187A (ja) * 2002-02-14 2005-06-30 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 回路製作用アパーチャマスク
JP2006193802A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Dainippon Printing Co Ltd ガラススケール保持移動装置及びメタルマスク位置アラインメント装置
WO2009084623A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Canon Anelva Corporation 処理装置、並びに電子放出素子及び有機elディスプレイの生産方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000160323A (ja) * 1998-11-26 2000-06-13 Toyota Motor Corp 薄膜形成方法
JP2002212704A (ja) * 2000-10-31 2002-07-31 Boc Group Inc:The シャドーマスク拘束方法及び装置
JP2005519187A (ja) * 2002-02-14 2005-06-30 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 回路製作用アパーチャマスク
JP2005174843A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Sony Corp 蒸着用マスクおよびその製造方法
JP2006193802A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Dainippon Printing Co Ltd ガラススケール保持移動装置及びメタルマスク位置アラインメント装置
WO2009084623A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Canon Anelva Corporation 処理装置、並びに電子放出素子及び有機elディスプレイの生産方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017101322A (ja) * 2015-11-25 2017-06-08 キヤノントッキ株式会社 成膜システム、磁性体部及び膜の製造方法
TWI661061B (zh) * 2015-11-25 2019-06-01 日商佳能特機股份有限公司 成膜系統、磁性體部及膜的製造方法
CN110777332A (zh) * 2018-07-31 2020-02-11 佳能特机株式会社 静电吸盘系统、成膜装置和方法、吸附方法及电子器件的制造方法
JP7249863B2 (ja) 2019-04-26 2023-03-31 キヤノントッキ株式会社 マスク、マスクの製造方法および電子デバイスの製造方法
JP2020183547A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 キヤノントッキ株式会社 マスク、マスクの製造方法および電子デバイスの製造方法
CN111850462A (zh) * 2019-04-26 2020-10-30 佳能特机株式会社 掩模、掩模的制造方法及电子器件的制造方法
CN111850462B (zh) * 2019-04-26 2023-10-13 佳能特机株式会社 掩模、掩模的制造方法及电子器件的制造方法
CN112176281A (zh) * 2019-07-05 2021-01-05 佳能特机株式会社 掩模保持机构、蒸镀装置以及电子器件的制造装置
JP2021011607A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 キヤノントッキ株式会社 マスク保持機構、蒸着装置、および電子デバイスの製造装置
CN112176281B (zh) * 2019-07-05 2023-09-19 佳能特机株式会社 掩模保持机构、蒸镀装置以及电子器件的制造装置
JP7420496B2 (ja) 2019-07-05 2024-01-23 キヤノントッキ株式会社 マスク保持機構、蒸着装置、および電子デバイスの製造装置
JP2021075782A (ja) * 2019-11-04 2021-05-20 キヤノントッキ株式会社 成膜装置及び成膜装置の制御方法
JP7021318B2 (ja) 2019-11-04 2022-02-16 キヤノントッキ株式会社 成膜装置及び成膜装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5958690B2 (ja) 2016-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5958690B2 (ja) 成膜方法
US20100112194A1 (en) Mask fixing device in vacuum processing apparatus
JP6168944B2 (ja) 成膜マスク
CN109072401B (zh) 蒸镀掩膜、蒸镀装置、蒸镀方法及有机el显示装置的制造方法
WO2009084623A1 (ja) 処理装置、並びに電子放出素子及び有機elディスプレイの生産方法
US20060148114A1 (en) Method of forming mask and mask
JP4969932B2 (ja) アライメント装置及びアライメント方法
CN106906441B (zh) 成膜系统、磁性体部以及膜的制造方法
JP2013204129A (ja) 真空蒸着装置及び真空蒸着方法
JP2020015946A (ja) マスクユニットの製造装置
JP6028926B2 (ja) 成膜マスクおよび成膜装置
JP2015089959A (ja) 成膜装置のマスク吸着方法
JP2008198500A (ja) 有機elディスプレイの製造方法および製造装置
JP4828959B2 (ja) 基板ホルダ及び基板ホルダの取扱方法
JP2008108596A (ja) マスク蒸着法、およびマスク蒸着装置
JP7021318B2 (ja) 成膜装置及び成膜装置の制御方法
JP2020090721A (ja) 静電チャック、静電チャックシステム、成膜装置、吸着方法、成膜方法及び電子デバイスの製造方法
JP2020021927A (ja) 静電チャックシステム、成膜装置、吸着方法、成膜方法及び電子デバイスの製造方法
JP6956244B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法
JP2013077541A5 (ja) 薄膜パターン形成方法、それに使用するマスク、マスクの製造方法及び有機el表示装置の製造方法
WO2020065861A1 (ja) 蒸着マスクの製造方法
JPWO2006003779A1 (ja) フィルム保持装置
TWI440730B (zh) 一種使用靜電板承載一金屬網板而進行蒸鍍的方法及其裝置
JP2011153330A (ja) 真空成膜用マスク及び成膜装置
JP2001348664A (ja) マスク組立体の組立方法及び組立装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160607

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5958690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees