JP2013203730A - 発毛促進剤 - Google Patents

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明伸 小西
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Abstract

【課題】発毛促進剤を提供する。
【解決手段】チョウジエキス及びボタンエキスからなる群から選択される少なくとも1種の植物エキスを有効成分とする発毛促進剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、発毛促進剤に関する。
毛は、毛包角化細胞の増殖、分化(角化)により形成される。そして、毛包角化細胞の増殖、分化及びアポトーシスを制御し、毛周期調節の中心的な役割を担っているのが、毛乳頭(毛乳頭細胞)である。この毛乳頭には、毛細血管が入りこみ、毛細血管は栄養供給等の役割を果している。毛乳頭細胞についての報告は多い。例えば、毛乳頭細胞は、成長期に毛乳頭内の血管内皮細胞、つまり毛細血管を構成する細胞を増殖することが報告されている(非特許文献1)。また、アスペルギルス菌から見つかった血管新生阻害剤(TNP-470)をマウスの腹腔に注射した場合、体毛の毛周期が遅れ、成長期が始まらないことが報告されている(非特許文献2)。
さて、血管内皮増殖因子(VEGF、vascular endothelial growth factor)は、下垂体星状濾胞細胞の培養液より単離された、血管内皮細胞に特異的に作用する増殖因子である。そして、VEGFの産生細胞として、下垂体星状濾胞細胞はもとより、マクロファージ、平滑筋細胞、胚線維芽細胞等の多様な正常細胞、並びに腫瘍細胞の報告がある。
そして、毛包では外毛根鞘細胞と毛乳頭細胞とがVEGFを発現することが報告されている(非特許文献3及び4)。また、VEGFの動きを阻害する特異抗体をマウス腹腔に注射すると、成長期が遅れるとともに毛包のサイズが小さくなり、毛包の発達や再生に血管新生が重要であることが報告されている(非特許文献5)。反対に、外毛根鞘でのVEGF合成量を増加させた場合、毛包のサイズが増大するとともに、作られる毛の直径も太くなることが報告されている。
また、FGF−7は、毛乳頭細胞から産生され、毛母細胞に作用し、毛母細胞の増殖、分裂を促すことで毛髪成長をさせること、そして、アデノシンが毛乳頭細胞表面の受容体に直接作用し、FGF-7(fibroblast growth factor 7、発毛因子)の産生を高めることが、報告されている。この様に、アデノシンはFGF−7の発現誘導剤として知られている。
また、チョウジエキスが5−α−リダクターゼ活性阻害剤として働き、チョウジエキスを有効成分とする頭皮頭髪用組成物(特許文献1)や、ボタンエキスの抗男性ホルモン作用に関する技術(特許文献2)が報告されている。しかしながら、特許文献1では、脱毛抑制に関する5−α−リダクターゼ活性阻害効果を見たものであり、また特許文献2では抗男性ホルモン作用に基づく体毛や髭の発毛抑制効果を見たものであり、発毛促進を評価したものではない。
以上のことから、脱毛や薄毛といった症状の予防・改善のために、優れた発毛促進剤、特にVEGF産生促進剤、VEGF遺伝子発現促進剤、FGF−7遺伝子発現促進剤の開発が期待されている。また、VEGF、FGF−7による効果を高めることで、血管新生が促され、毛細血管の生成も高められるので、育毛・発毛効果、創傷治癒効果、肌の血色改善効果、冷え改善効果、腸内の吸収促進効果等が期待できる。そして、育毛剤に対するニーズは、ストレスの増加、女性の社会進出等に伴い増加傾向にある。
また、脱毛の症例には、円形脱毛症等の成長期性(棍棒毛性)脱毛症、男性型脱毛症等の休止期性(萎縮毛性)脱毛症がある。脱毛の悩みを抱える対象者が、育毛剤を適切に用いることで、薄毛・抜け毛の進行を遅らせ、現状を維持できることから、対象者の生活の質(QOL)を向上させることができる。
Am.J.Anat.,147、243-253(1976) J.Invest.Dermatol.,114、909-916(2000) J.Invest.Dermatol.,106、17-23(1996) Arch.Dermatol.Res.,209,661-668(1998) J.Clin.Invest.,107、409-417(2001)
特開2001−288047号公報 特開2001−316234号公報
本発明は、発毛促進剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、チョウジから抽出されたエキスが、優れた発毛促進効果をもたらすこと、特にVEGF遺伝子発現促進効果、FGF−7遺伝子発現促進効果をもたらすことを見出した。また、ボタンから抽出されたエキスも、優れた発毛促進効果をもたらすこと、特にVEGF産生促進効果をもたらすことを見出した。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
項1. チョウジエキス及びボタンエキスからなる群から選択される少なくとも1種の植物エキスを有効成分とする発毛促進剤。
項2. 前記植物エキスが、チョウジ及びボタンからなる群から選択される少なくとも1種の植物体の水、エタノール及び1,3−ブチレングリコールよりなる群から選ばれる少なくとも1種の抽出溶媒で抽出されたものである、前記項1に記載の発毛促進剤。
項3.チョウジエキスを有効成分とするVEGF遺伝子発現量増加剤。
項4.チョウジエキスを有効成分とするFGF−7遺伝子発現量増加剤。
項5.ボタンエキスを有効成分とするVEGF産生促進剤。
以下、本発明について説明する。
本発明の発毛促進剤は、チョウジエキス及びボタンエキスからなる群から選択される少なくとも1種の植物エキスを有効成分とする。
(1)チョウジエキス
チョウジエキスを調製するために使用するチョウジは、特に限定されないが、医薬部外品に使用が認められているという理由から、チョウジ(学名:Syzygium aromaticum)を使用することが好ましい。
本発明の有効成分であるチョウジエキスの原料には、チョウジ植物の全体をそのまま使用しても良い。またチョウジのつぼみを使用しても良く、葉・茎を使用しても良い。効果の面から、チョウジ植物のつぼみを使用して、チョウジエキスを調製することが好ましい。
抽出対象とするチョウジは、植物体(例えば、つぼみ、葉、茎、根等)の生の状態のもの(未乾燥物)、乾燥させたもの(乾燥物)、又は凍結したもの(凍結物)を用いることができる。また、チョウジ植物体の未乾燥物、乾燥物又は凍結物を適切な大きさに細砕し粉末化したものを用いることもできる。本発明では、これらを総称して「チョウジ植物体」という。
(2)ボタンエキス
ボタンエキスを調製するために使用するボタンは、特に限定されないが、医薬部外品に使用が認められているという理由から、ボタン(学名:Paeonia suffruticosa)を使用することが好ましい。
本発明の有効成分であるボタンエキスの原料には、ボタン植物の全体をそのまま使用しても良い。またボタンの根皮を使用しても良く、葉・茎を使用しても良い。効果の面から、ボタン植物の根皮を使用して、ボタンエキスを調製することが好ましい。
抽出対象とするボタンは、植物体(例えば、葉、茎、根(根皮)等)の生の状態のもの(未乾燥物)、乾燥させたもの(乾燥物)、又は凍結したもの(凍結物)を用いることができる。また、ボタン植物体の未乾燥物、乾燥物又は凍結物を適切な大きさに細砕し粉末化したものを用いることもできる。本発明では、これらを総称して「ボタン植物体」という。
(3)エキスの調製方法
本発明に関するチョウジ、ボタンの抽出物(エキス)を作製する方法としては、抽出工程及び分離工程を組み合わせる方法、上記方法に更に分画工程を組み合わせる方法等があげられるが、これらに限定されない。
抽出工程は、チョウジ植物体、ボタン植物体から抽出溶媒を用いて、植物エキス(抽出物)として必要な成分を取り出す工程であり、抽出方法や抽出条件は特に限定されない。
抽出溶媒の種類は特に限定されないが、水、有機溶媒及びこれらを混合した混合溶媒があげられる。上記の水としては、冷水、常温水、温水、熱水及び水蒸気等の全ての温度における水の状態があげられ、また、殺菌処理、イオン交換処理、浸透圧調整又は緩衝化されていてもよい。有機溶媒としては、親水性有機溶媒が好ましく、例えば、炭素数1〜5の1価アルコール(エタノール、メタノール、プロパノール、イソプロパノール等)、炭素数2〜5の多価アルコール(グリセリン、イソプロピレングリコール、プロピレングリコール及び1,3−ブチレングリコール等)、エステル(酢酸メチル等)、ケトン(アセトン等)等を用いることができる。これらの親水性有機溶媒は、1種のみを用いても、或いは2種以上を併用してもよい。本発明では、安全性及び有効成分の抽出効率の点から、前記植物エキスが、チョウジ及びボタンからなる群から選択される少なくとも1種の植物体の水、エタノール及び1,3−ブチレングリコールよりなる群から選ばれる少なくとも1種の抽出溶媒で抽出されたものであることが好ましい。
抽出溶媒として水及び1,3−ブチレングリコールの混合液を用いる場合は、混合液中の1,3−ブチレングリコールの含有率は、0.1〜70重量%程度が好ましく、5〜60重量%程度がより好ましく、10〜50重量%程度が更に好ましい。抽出溶媒として、水及びエタノールの混合液を用いる場合は、混合液中のエタノールの含有率は、0.1〜70重量%程度が好ましく、5〜60重量%程度がより好ましく、10〜50重量%程度が更に好ましい。
チョウジ植物体から抽出溶媒を用いて、抽出物として必要な成分を取り出す場合、特に含水エタノールの抽出溶媒が好ましい。ボタン植物体から抽出溶媒を用いて、抽出物として必要な成分を取り出す場合、特に含水エタノールの抽出溶媒が好ましい。
抽出手法としては、浸漬抽出、攪拌抽出、還流抽出、振とう抽出及び超音波抽出があげられ、抽出条件としては、室温抽出、加熱抽出(加温抽出ともいう)、加圧抽出、超臨界抽出等があげられるが、好ましくは、室温抽出である。抽出時間は特に限定されない。また、pH調整してもよい。上記抽出操作は1回でもよく、抽出操作を行った後に得られる抽出残渣を再度抽出することを複数回数繰り返すことにより複数回行ってもよい。更に、抽出工程の前後に、必要に応じて濾過等の処理を行ってもよい。
分離工程は、上記で得られた抽出物から、抽出残渣である不溶物と抽出物を分離する方法であり、例えば、遠心分離、フィルタプレス、濾過(加圧、常圧)、クロマトグラフィー等の吸着剤・吸収剤を用いた抽出分離等による方法があげられる。抽出液から分取された抽出物はそのまま用いてもよく、更に分画等により精製してもよい。
分画工程は、上記で得られた分離物から必要な成分を分画して精製及び濃縮する方法である。分画工程に用いられる方法としては、担体として陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂、シリカゲル、芳香族化合物を吸着するポリスチレン系の樹脂等を用いるクロマトグラフィー、透析、分子ふるい、減圧濃縮、凍結乾燥等の方法があげられるがこれらに限定されない。更に、本工程後に、必要に応じて遠心分離等により上清を回収する工程を行ってもよい。
なお、上記各工程の前後に、必要に応じて濾過等の処理を行ってもよい。濾過には、ガーゼや濾過フィルター、市販の濾過器等を用いることができる。また、必要に応じて、滅菌処理等を施すことができる。
上記方法により、本発明の抽出物を得ることができる。得られた抽出物は、そのままの液状形態を有していてもよいが、噴霧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥等の乾燥工程により粉末化することもできる。
(4)発毛促進剤
本発明の発毛促進剤は、前記チョウジエキス及びボタンエキスからなる群から選択される少なくとも1種の植物エキスを有効成分とするものである。本発明の発毛促進剤は、特に、前記チョウジエキスを有効成分として含有することでVEGF遺伝子発現量増加効果を発揮するVEGF遺伝子発現量増加剤として用いることができる。本発明の発毛促進剤は、特に、前記チョウジエキスを有効成分として含有することでFGF−7遺伝子発現量増加効果を発揮するFGF−7遺伝子発現量増加剤として用いることができる。本発明の発毛促進剤は、特に、前記ボタンエキスを有効成分として含有することでVEGF産生促進効果を発揮するVEGF産生促進剤として用いることができる。
(4-1)VEGF遺伝子発現量増加剤
本発明のVEGF(血管内皮増殖因子、vascular endothelial growth factor)遺伝子発現量増加剤は、前記チョウジエキスを有効成分として含有するものである。
本発明のVEGF遺伝子発現量増加剤におけるチョウジエキスの配合割合は、本発明の効果が発揮されることを限度として制限されないが、例えば、VEGF遺伝子発現量増加剤中に、チョウジエキスが100重量%含まれていてもよく、好ましくは10〜90重量%程度、より好ましくは20〜80重量%程度が挙げられる。
毛包では外毛根鞘細胞と毛乳頭細胞とがVEGFを発現することが知られており、チョウジエキスにより、VEGF遺伝子発現量が増加することで、毛包の発達や再生が活性化され、毛包のサイズが増大するとともに、作られる毛の直径も太くなる。
(4-2)VEGF産生促進剤
本発明のVEGF産生促進剤は、前記ボタンエキスを有効成分として含有するものである。
本発明のVEGF産生促進剤におけるボタンエキスの配合割合は、本発明の効果が発揮されることを限度として制限されないが、例えば、VEGF産生促進剤中に、ボタンエキスが100重量%含まれていてもよく、好ましくは10〜90重量%程度、より好ましくは20〜80重量%程度が挙げられる。
毛包では外毛根鞘細胞と毛乳頭細胞とがVEGFを発現することが知られており、ボタンエキスにより、VEGF産生が促進されることで、毛包の発達や再生が活性化され、毛包のサイズが増大するとともに、作られる毛の直径も太くなる。
(4-3)FGF−7遺伝子発現量増加剤
本発明のFGF−7(発毛因子、fibroblast growth factor 7)遺伝子発現量増加剤は、前記チョウジエキスを有効成分として含有するものである。
本発明のFGF−7遺伝子発現量増加剤におけるチョウジエキスの配合割合は、本発明の効果が発揮されることを限度として制限されないが、例えば、FGF−7遺伝子発現量増加剤中に、チョウジエキスが100重量%含まれていてもよく、好ましくは10〜90重量%程度、より好ましくは20〜80重量%程度が挙げられる。
FGF−7は、毛乳頭細胞から産生され、毛母細胞に作用し、毛母細胞の増殖、分裂を促すことが知られており、チョウジエキスによりFGF−7遺伝子発現量が増加することで、毛髪成長をさせることができる。
(5)発毛促進剤の形態
本発明の発毛促進剤(医薬品の形態を含む)(VEGF遺伝子発現量増加剤、VEGF産生促進剤、FGF−7遺伝子発現量増加剤)は、その形態は特に制限されず、非経口投与形態及び経口投与形態のいずれもが含まれる。
非経口投与形態としては、注射剤、点滴剤、経皮吸収剤等が挙げられる。経皮吸収剤とする場合、軟膏剤、ゲル剤、ペースト剤、クリーム剤、噴霧剤、溶液剤、懸濁液剤等の外用製剤とすることができる。また、注射剤とする場合、局所注入、腹腔内投与、選択的静脈注入、静脈注射、皮下注射、臓器灌流液注入等の方法が選択することができる。
本発明の発毛促進剤を外用製剤として使用する場合、基剤として、低級アルコール及び水を使用することができる。低級アルコールとしては、メチルアルコール;エチルアルコール;n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール;1,3−ブチルアルコール、sec-ブチルアルコール、イソブチルアルコール、tert-ブチルアルコール;ベンジルアルコール等の炭素数1〜7のアルコールを例示することができる。
外用製剤として使用する場合、肌への刺激性軽減という理由から、そのpHが4〜8の範囲にあることが好ましい。pH調整には、塩基性物質または酸性物質を用いて行うことが行うことができる。塩基性物質としては水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの無機塩基;トリエタノールアミンやジイソプロパノールアミンなどの有機アミン類;アルギニン、リジン、オルニチンなどの塩基性アミノ酸などを挙げることができる。また、酸性物質としては、塩酸、硝酸、メタスルホン酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸などの無機酸及び有機酸を挙げることができる。
外用製剤として使用する場合、他成分として薬効補助剤を配合することも可能である。薬効補助剤としては、カンフル、テレピン油、ハッカ油、メントール及びその誘導体、ユーカリ油、乳酸メンチルなどの清涼化剤;ノナン酸バニリルアミド、カプサイシンなどの局所刺激剤;グリチルリチン酸などの抗炎症剤;ジフェニルイミダゾール、ジフェンヒドラミン及びその塩、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン剤;酢酸トコフェロール、ニコチン酸ベンジルなどの血行促進剤;アルニカチンキ、オウバクエキス、サンシシエキス、セイヨウトチノキエキス、ロートエキス、ベラドンナエキス、トウキエキス、シコンエキス、サンショウエキス、トウガラシエキスなどの生薬などが挙げられる。上記の成分の他、適当な併用可能な活性成分、防腐剤、保存剤、酸化防止剤、安定化剤等の通常の皮膚外用剤に使用される添加剤を適宜用いることができる。
本発明の発毛促進剤は、外用製剤として調製され、局所的に外用投与することができる。本発明の発毛促進剤の投与量は、対象者の年齢や性別、脱毛症状の程度等によって異なり、一律に規定することはできないが、発毛を促進できれば良い。
発毛促進剤の投与量は、VEGF遺伝子発現量増加剤として用いる場合、チョウジエキスに換算して、成人1日用量として、好ましくは0.00001〜1g、より好ましくは0.0001〜0.1g程度となる量であることが望ましい。
発毛促進剤の投与量は、VEGF産生促進剤として用いる場合、ボタンエキスに換算して、成人1日用量として、好ましくは0.00001〜1g、より好ましくは0.0001〜0.1g程度となる量であることが望ましい。
発毛促進剤の投与量は、FGF−7遺伝子発現量増加剤として用いる場合、チョウジエキスに換算して、成人1日用量として、好ましくは0.00001〜1g、より好ましくは0.0001〜0.1g程度となる量であることが望ましい。
経口投与形態としては、慣用の形態がいずれも含まれ、特に制限されない。通常、液剤(シロップ等を含む)等の液状製剤(懸濁剤含む);及び錠剤、丸剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)等の固形製剤が含まれる。
本発明の発毛促進剤は、経口投与可能な形態とする場合、製剤には薬剤的に許容できる種々の担体を加えることができる。例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着香剤、着色剤、甘味剤、矯味剤、溶解補助剤、懸濁化剤、乳化剤、コーティング剤、抗酸化剤等を含むことができる。
本発明の発毛促進剤を、経口投与形態とする場合、摂取量は、発毛を促進できる量であれば良い。
発毛促進剤の投与量は、VEGF遺伝子発現量増加剤として用いる場合、チョウジエキスに換算して、成人1日用量として、好ましくは0.0006〜6g(0.01〜100mg/kg体重)、より好ましくは0.006〜6g(0.1〜100mg/kg体重)を使用する。
発毛促進剤の投与量は、VEGF産生促進剤として用いる場合、ボタンエキスに換算して、成人1日用量として、好ましくは0.0006〜6g(0.01〜100mg/kg体重)、より好ましくは0.006〜6g(0.1〜100mg/kg体重)を使用する。
発毛促進剤の投与量は、FGF−7遺伝子発現量増加剤として用いる場合、チョウジエキスに換算して、成人1日用量として、好ましくは0.0006〜6g(0.01〜100mg/kg体重)、より好ましくは0.006〜6g(0.1〜100mg/kg体重)を使用する。
もちろん個別的に、投与されるヒトの年齢、体重、症状、投与経路、投与期間及び治療経過等に応じて変化させることもできる。1日あたりの量を数回に分けて投与することもできる。
また、本発明の発毛促進剤は、一成分として食品に配合させることもできる。その場合は、本発明の発毛促進剤を、例えば、食品添加物の形態とすることもできる。また医薬部外品の形態に調製して皮膚の発毛促進用医薬部外品として提供することもできる。
発毛促進剤を配合する食品として、好ましくは、保健機能食品(栄養機能食品及び特定保健用食品)、所謂健康食品、栄養補助食品、特別用途食品(病者用食品等)等を挙げることができる。形態としては、例えば、散剤、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、ゼリー等の形態のものが挙げられる。水を抽出溶媒として用いて得られるチョウジエキス、ボタンエキスはそのまま飲用することができるので、該抽出液自体、又はその濃縮液や希釈液を飲料形態の食品としてもよい。
本発明の発毛促進剤は、非経口投与形態又は経口投与形態である他の育毛剤と組み合わせて使用してもよく、これによって育毛効果をより顕著に発現することもある。
(6)チョウジエキスのVEGF遺伝子発現量増加及びボタンエキスのVEGF産生促進の評価方法
チョウジエキスのVEGF遺伝子発現量増加及びボタンエキスのVEGF産生促進は、ヒト頭髪毛乳頭細胞(HFDPC)を使用して、評価することができる。
1.毛乳頭細胞が産生するVEGF量の測定
以下の手順で、毛乳頭細胞によって培養液中に分泌されたVEGFをELISAにより測定する。
1-1.毛乳頭細胞を専用の毛乳頭細胞増殖培地(PCGM、東洋紡績(株)より購入)で調製し、植え継ぎを行い、37℃の条件で一晩培養する。次に細胞の生育状況を確認し、培養液全量を交換する。
1-2.培養液中に被検サンプルを添加してインキュベートを開始する。
1-3.培養液をサンプリングし、市販のHuman VEGF ELISAキット(R&D SYSTEMS;DY293B)を用いて、サンプル中のVEGF濃度を測定する。
2.VEGFの遺伝子発現解析
以下の手順で、毛乳頭細胞からtotal RNAを抽出し、VEGFの遺伝子発現解析を行う。
2-1.毛乳頭細胞を専用の毛乳頭細胞増殖培地(東洋紡績(株)より購入)で調製し、植え継ぎを行い、37℃の条件で一晩培養する。次に細胞の生育状況を確認し、培養液全量を交換する。
2-2.培養液中に被検サンプルを添加してインキュベートを開始する。
2-3.培養液を除き、細胞溶解液を調製する。次に、細胞溶解液にクロロホルムを加えて激しく転倒混和し、遠心分離し、水層を採取する。次に、水層に等量の70%エタノールを加える。次に、調製した溶液全量からtotal RNAを精製する。次に、精製したtotal RNAを鋳型とし、市販のReverse Transcriptase(Invitrogen社製)を用いてcDNAを合成する。
2-4.合成したcDNAを用いてreal-time PCRを行い、各サンプル中のVEGF遺伝子発現量を解析する。
(7)チョウジエキスのFGF−7遺伝子発現量増加の評価方法
3.毛乳頭細胞でのFGF−7の遺伝子発現の解析
以下の手順で、毛乳頭細胞からtotal RNAを抽出し、FGF−7の遺伝子発現解析を行う。
3-1.毛乳頭細胞を専用の毛乳頭細胞増殖培地(東洋紡績(株)より購入)で調製し、植え継ぎを行い、37℃の条件で一晩培養する。次に細胞の生育状況を確認し、培養液全量を交換する。
3-2.培養液中に被検サンプルを添加してインキュベートを開始する。
3-3.培養液を除き、細胞溶解液を調製する。次に、細胞溶解液にクロロホルムを加えて激しく転倒混和し、遠心分離し、水層を採取する。次に、水層に等量の70%エタノールを加える。次に、調製した溶液全量からtotal RNAを精製する。次に、精製したtotal RNAを鋳型とし、市販のReverse Transcriptase(Invitrogen社製)を用いてcDNAを合成する。
3-4.合成したcDNAを用いてreal-time PCRを行い、各サンプル中のVEGF遺伝子発現量を解析する。
本発明は、チョウジエキスを有効成分とするので、後述する実験データで示される通り、VEGF遺伝子発現量を増加することができる。本発明は、ボタンエキスを有効成分とするので、後述する実験データで示される通り、VEGF産生を促進することができる。本発明は、チョウジエキスを有効成分とするので、後述する実験データで示される通り、FGF−7遺伝子発現量を増加することができる。
チョウジエキス及びボタンエキスはいずれも発毛促進効果を有する。チョウジエキスは、VEGF遺伝子発現量及びFGF−7遺伝子発現量を増加させる作用を有する。ボタンエキスは、VEGF産生を促進させる作用を有する。
本発明の発毛促進剤は、かかるチョウジエキス及びボタンエキスのいずれか少なくとも一方の作用に基づいて発毛を促進(具体的には、VEGF遺伝子発現量を増加、VEGF産生を促進又はFGF−7遺伝子発現量を増加)することができるので、育毛を効果的に促進することが可能になる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は実施例によって限定されるものではない。
(1)チョウジエキス、ボタンエキスの調製
チョウジ(つぼみ:乾燥物の植物体として10g)を、細かく刻み、その粉砕物に、10倍量の含水エタノール(100mL)を加えて、2日間静置し、エキス(抽出液)を得た。
ボタン(根皮:乾燥物の植物体として10g)を、細かく刻み、その粉砕物に、10倍量の含水エタノール(100mL)を加えて、2日間静置し、エキス(抽出液)を得た。
チョウジ、ボタン以外の植物体のエキスも同様にして得た。
チョウジエキス、ボタンエキスを含む各エキスの詳細を表1に示した。表1中、EtOHはエタノールを示し、BGは1,3−ブチレングリコールを示す。
Figure 2013203730
(2)VEGF産生量及びVEGF遺伝子発現量の評価方法
VEGF産生量及びVEGF遺伝子発現量を、ヒト頭髪毛乳頭細胞(HFDPC)(東洋紡績株式会社製)を使用して、評価した。
専用の増殖培地(PCGM)とT−75フラスコ(collagen-coated)を用いて、37℃、COインキュベーター(5%)内で細胞を培養した。
1.毛乳頭細胞が産生したVEGF量の測定
以下の手順で、毛乳頭細胞によって培養液中に分泌されたVEGFをELISAにより測定した。
1-1.対数増殖期にある毛乳頭細胞を専用の毛乳頭細胞増殖培地(PCGM、東洋紡績(株)より購入)で3×10cells/mlに調製し、1mlを24-well plate(collagen-coated)に植え継いで、37℃の条件で一晩培養した。顕微鏡観察によって細胞の生育状況を確認した後、培養液全量を交換した。
1-2.培養液中に表1の被検サンプルを添加してインキュベートを開始した。この際、VEGFを産生促進するモデル薬剤として、ミノキシジルを30μM(最終濃度)で使用した。ミノキシジルは不安定で分解されやすいため、1日ごとに培養液中に添加した。
1-3.1日ごとに250μlの培養液をサンプリングし、4℃で保存した。
1-4.3日目のサンプリングを行った後、Human VEGF ELISAキット(R&D SYSTEMS;DY293B)を用いて各サンプル中のVEGF濃度を測定した。
対照試験は、被検サンプルを添加せずに、抽出溶媒のみを添加した反応液とした。
2.毛乳頭細胞でのVEGFの遺伝子発現の解析
以下の手順で、毛乳頭細胞からtotal RNAを抽出し、VEGFの遺伝子発現解析を行った。
2-1.毛乳頭細胞(3×10cells/ml)を24-well plate(collagen-coated)に植え継ぎ、37℃の条件で一晩培養した。
2-2.培養液全量を交換した後、表1の被検サンプルを培養液中に添加し、37℃で1〜2時間インキュベートした。この際、VEGFの発現誘導剤として、ミノキシジル(Minoxidil、血管拡張剤であり、発毛効果がある)を30μM(最終濃度)で使用した。
2-3.培養液を除き、細胞を1mlのISOGEN(株式会社ニッポンジーン製)に溶解し、5分間静置した。細胞溶解液を1.5ml tubeに採取し、0.2mlのクロロホルムを加えて激しく転倒混和した。遠心分離(12,000rpm、4℃、10分)し、水層を新しい1.5ml tubeに採取し、等量の70%エタノールを加えた。この溶液全量をRNeasy Mini Kit(株式会社キアゲン製)に付属するスピンカラムにアプライし、製造会社が推奨するプロトコルに従ってtotal RNAを精製した。100ngのtotal RNAを鋳型とし、SuperScript III Reverse Transcriptase (Invitrogen社製)を用いてcDNAを合成した。
2-4.この反応液2μl(合成したcDNA)を鋳型とし、SYBR Premix EX Taq II (タカラバイオ株式会社製)およびLightCycler 480(ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社製)を用いてreal-time PCRを行った。
対照試験は、被検サンプルを添加せずに、抽出溶媒のみを添加した反応液とした。
3.毛乳頭細胞でのFGF−7の遺伝子発現の解析
上記「2.毛乳頭細胞でのVEGFの遺伝子発現の解析」と同様に、毛乳頭細胞からtotal RNAを抽出し、FGF-7遺伝子発現解析も行った。FGF-7の発現誘導剤としてアデノシンを100μM(最終濃度)で使用した。これまで、FGF-7は、毛乳頭細胞から産生され、毛母細胞に作用し、毛母細胞の増殖、分裂を促すことで毛髪成長をさせること、そして、アデノシンが毛乳頭細胞表面の受容体に直接作用し、FGF-7(fibroblast growth factor 7、発毛因子)の産生を高めることが、報告されている。
対照試験は、被検サンプルを添加せずに、抽出溶媒のみを添加した反応液とした。
4.5-α-リダクターゼ活性測定
更に、以下の手順で、5-α-リダクターゼの活性測定を行った。
5-α-リダクターゼは、NADPHの存在下で、テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換する働きを持つ酵素である。DHTは、その後3α-HSD(3α-hydroxysteroid dehydrogenase)により、A-diol(3α-Androstanediol)に変換される。これまで、変換されたDHTは脱毛を引き起こす直接的な原因物質であり、5-α-リダクターゼ活性を抑制することで、脱毛抑制に繋がることが、報告されている。そして、DHT及びA-diolの合計量を定量することで、5-α-リダクターゼの活性を評価することができる。5-α-リダクターゼとして、ラット肝臓ホモジネートS−9(オリエンタル酵母:636-00221、Lot. 11052002、22.1 mg-protein/ml)を使用した。
4-1.2ml tube内に、下記表2に従って被検サンプルを含む反応液を調製した。ネガティブコントロールは、DHTの合成に必須であるNADPHを含まない反応液とした。ポジティブコントロールは、既存の5-α-リダクターゼ阻害剤であるフィナステリド(Finasteride)を最終濃度0.5μMで使用し、抽出溶媒(エタノール、1,3−ブチレングリコール又は水)を含む反応液とした。
Figure 2013203730
4-2.調製した反応液を37℃で1時間インキュベートした。
4-3.500μlのジクロロメタン(塩化メチレン)を加え、ボルテックスミキサーで激しく混合した。遠心分離(9,000 rpm、10分)を行い、ジクロロメタン層をガラス瓶に回収した。窒素ガスを吹き付け、溶媒を揮発させた。
4-4.試料を40μlのメタノールに溶解し、10μlをガスクロマトグラフィー(GC)で分析した。GC分析条件は、使用装置:GC-2014(株式会社島津製作所製)、カラム:TC-1(ジーエルサイエンス株式会社製)、カラム温度:240℃、気化室温度:300℃、検出器(温度):FID(300℃)、入口圧:100kPa、スプリット比:50、キャリアガス:ヘリウム、注入量:10μl、RUN time:25分である。
4-5.GC分析によって得られたDHTとA-diolの物質量を合計し、テストステロンから生成されたDHTの総量を算出した。算出したDHTの総量から、5-α-リダクターゼ活性の程度を評価した。つまり、反応液にフィナステリドを添加した場合の5-α-リダクターゼに対する阻害率を100%とし(ポジティブコントロール)、各被検サンプルの相対的な阻害率をそれぞれ算出した。
(3)発毛促進効果の試験結果
毛乳頭細胞が産生したVEGF量、VEGFの遺伝子発現量、FGF-7の遺伝子発現量及び5-α-リダクターゼ活性抑制程度について、有意差検定を行い、下記の基準に従って評価した。
◎:有意に効果有り(p<0.01)
○:有意に効果有り(p<0.05)
△:効果有り(cut off値以上、ポジティブコントロールの10%以上の効果有り)
−:効果なし
N.D.:未測定又は評価不能
試験結果を下記表3及び4に示した。
Figure 2013203730
試験結果から、チョウジエキスには、脱毛抑制作用を示す5-α-リダクターゼ活性阻害作用に加えて、発毛促進に寄与するVEGF遺伝子発現量増加及びFGF−7遺伝子発現量増加の効果が確認された。
また、5-α-リダクターゼ活性を阻害させる成分が、必ずしもFGF-7遺伝子の発現量及びVEGF遺伝子発現量を増加させるものでもないことが明らかとなった。例えば、アセンヤクエキスは、5-α-リダクターゼ活性を阻害させるが、FGF-7遺伝子の発現量及びVEGF遺伝子発現量増加の効果はなかった。
つまり、使用する植物体エキスによっては、これまで脱毛抑制に関与すると報告されていた5-α-リダクターゼ活性阻害と、発毛促進に関与するFGF-7遺伝子の発現量及びVEGFの遺伝子発現量増加効果との間には必ずしも相関関係がないことが明らかになった。
つまり、本発明によって、初めて、チョウジエキスには、VEGF及びFGF−7の遺伝子の発現量を増加させる作用に基づいて発毛を促進する効果を有することが確認された。
Figure 2013203730
試験結果から、ボタンエキスには、脱毛抑制作用を示す5-α-リダクターゼ活性阻害作用に加えて、発毛促進に寄与するVEGF産生促進の効果が確認された。
また、5-α-リダクターゼ活性を阻害させる成分が、必ずしもVEGF産生を促進させるものではないことが明らかとなった。例えば、アセンヤクエキス及びカワラヨモギエキスは、5-α-リダクターゼ活性を阻害させるが、VEGF産生促進の効果はなかった。
つまり、使用する植物体エキスによっては、これまで脱毛抑制に関与すると報告されていた5-α-リダクターゼ活性阻害と、発毛促進に関与するVEGF産生促進効果との間には必ずしも相関関係がないことが明らかになった。
つまり、本発明によって、初めて、ボタンエキスには、VEGF産生を促進させる作用に基づいて発毛を促進する効果を有することが確認された。

Claims (2)

  1. チョウジエキス及びボタンエキスからなる群から選択される少なくとも1種の植物エキスを有効成分とする発毛促進剤。
  2. 前記植物エキスが、チョウジ及びボタンからなる群から選択される少なくとも1種の植物体の水、エタノール及び1,3−ブチレングリコールよりなる群から選ばれる少なくとも1種の抽出溶媒で抽出されたものである、請求項1に記載の発毛促進剤。
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